JP2018017547A - ガラス物品の検査方法、ガラス物品の製造方法、及びガラス物品の検査装置 - Google Patents

ガラス物品の検査方法、ガラス物品の製造方法、及びガラス物品の検査装置 Download PDF

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雅登 井上
昌弘 古田
Masahiro Furuta
昌弘 古田
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Abstract

【課題】ガラス物品の端縁形状の検査を好適に行うことのできるガラス物品の検査方法、ガラス物品の製造方法、及びガラス物品の検査装置を提供する。【解決手段】両端部を有するガラス物品の一種であるガラス管Gの検査方法は、ガラス管Gの端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像として取得する画像取得段階と、複数の画像に基づいてガラス管Gの端縁形状の良否判定を行う判定段階とを含む。画像取得段階では、ガラス管Gを管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向にガラス管Gを搬送する搬送ライン13と、搬送ライン13に沿って配置された撮像装置14とを用いる。画像取得段階では、搬送ライン13で搬送中のガラス管Gを撮像装置14で撮像することで複数の画像を取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス物品の検査方法、ガラス物品の製造方法、及びガラス物品の検査装置に関する。
ガラス管を検査する検査方法として撮像装置を用いる方法が知られている。例えば、特許文献1には、ガラス管の端部における端縁形状を検査する検査方法が開示されている。この検査方法では、まずガラス管を検査位置に搬入した後、ガラス管を検査位置において管軸回りに回転させる。次に、ガラス管の端縁形状を撮像装置で撮像した後、その撮像した画像に基づいてガラス管の良否を判定している。
特開平05−052530号公報
上記従来のガラス管の検査方法では、ガラス管を検査位置に搬入する工程と、ガラス管を検査位置で管軸回りに回転させる工程と、ガラス管を検査位置から搬出する工程が必要となる。この場合、例えば、ガラス管を検査位置に搬入及び搬出するタイミングの制御が煩雑となったり、ガラス管に過剰な負荷がかかったりするおそれがあった。そこで、ガラス管を搬送しながら、ガラス管を検査することで上述した制御の煩雑さやガラス管に対する負荷は低減することができるものの、ガラス管の全周にわたる端縁形状の検査が困難となり、検査精度を低下させるおそれがあった。なお、このような課題は、ガラス管の検査に限らず、両端部を有する中実のガラス物品の検査においても共通する課題である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガラス物品の端縁形状の検査を好適に行うことのできるガラス物品の検査方法、ガラス物品の製造方法、及びガラス物品の検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するガラス物品の検査方法は、両端部を有するガラス物品の少なくとも一方の端部における端縁形状を検査するガラス物品の検査方法であって、前記ガラス物品の端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得段階と、前記複数の画像に基づいて前記ガラス物品の端縁形状の良否判定を行う判定段階とを含み、前記画像取得段階では、前記ガラス物品を管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向に前記ガラス物品を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに沿って配置された撮像装置とを用いるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記撮像装置で撮像することにより前記複数の画像を取得する。
この方法によれば、上述した搬送ラインでガラス物品を搬送中であっても、撮像装置によってガラス物品の端部の全周にわたる端縁形状の画像をより確実に取得することができる。
上記ガラス物品の検査方法において、前記搬送ラインは、前記ガラス物品を支持しながら、各々円弧軌道で移動しつつ自転する複数のローラ群を備え、前記ガラス物品は円弧軌道で搬送されることが好ましい。
この方法によれば、搬送ラインの設置スペースを確保することが容易となる。
上記ガラス物品の検査方法において、前記画像取得段階では、前記搬送ラインに沿って配置された複数の撮像装置を用いるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記複数の撮像装置で前記複数の画像を各々撮像することが好ましい。
この方法によれば、搬送ラインに沿って配置された複数の撮像装置で上述した複数の画像を容易に取得することができる。
上記ガラス物品の検査方法において、前記判定段階では、前記複数の画像に含まれる前記ガラス物品の端縁部分を直線状に展開した展開画像を形成し、前記展開画像に基づいて前記良否判定を行うことが好ましい。
この方法によれば、ガラス物品の端縁部分における正常な形状と、端縁部分の欠陥との識別性が高まることで、ガラス物品の端縁形状の検査精度を高めることが可能となる。
上記ガラス物品の検査方法において、前記撮像装置は、前記ガラス物品の管軸方向及び管軸と直交する垂直方向のいずれの方向に対しても傾斜する方向から前記端縁形状を撮像するように設置され、前記画像取得段階では、前記撮像装置と向かい合う位置に設置された照明装置を用いて前記ガラス物品に向けて光を照射しながら前記端縁形状を撮像することが好ましい。
この方法によれば、より鮮明なガラス物品の端縁形状の画像を取得することが可能となる。
上記課題を解決するガラス物品の製造方法は、両端部を有するガラス物品の少なくとも一方の端部における端縁形状を検査する検査工程を備えるガラス物品の製造方法であって、前記検査工程は、前記ガラス物品の端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得段階と、前記複数の画像に基づいて前記ガラス物品の端縁形状の良否判定を行う判定段階とを含み、前記画像取得段階では、前記ガラス物品を管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向に前記ガラス物品を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに沿って配置された撮像装置とを用いるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記撮像装置で撮像することにより前記複数の画像を取得する。
上記課題を解決するガラス物品の検査装置は、両端部を有するガラス物品の少なくとも一方の端部における端縁形状を検査するガラス物品の検査装置であって、前記ガラス物品の端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得部と、前記複数の画像に基づいて前記ガラス物品の端縁形状の良否判定を行う判定部とを含み、前記画像取得部は、前記ガラス物品を管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向に前記ガラス物品を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに沿って配置された撮像装置とを備えるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記撮像装置で撮像することにより前記複数の画像を取得する。
本発明によれば、ガラス物品の端縁形状の検査を好適に行うことができる。
実施形態におけるガラス管の検査装置を示す概略図である。 ガラス管の検査装置の一部を示す概略図である。 (a)〜(c)は、画像取得部を説明する概略図である。 (a)〜(d)は、判定部を説明する概略図である。
以下、ガラス管の検査方法、ガラス管の製造方法、及びガラス管の検査装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示すように、ガラス管Gの検査装置10は、両端部を有するガラス管Gの少なくとも一方の端部における端縁形状を検査する装置である。ガラス管Gの検査装置10は、ガラス管Gの端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得部11と、複数の画像に基づいてガラス管Gの端縁形状の良否判定を行う判定部12とを備えている。
ガラス管Gの検査装置10における画像取得部11は、ガラス管Gの端部の全周にわたる端縁形状の画像をガラス管Gの周方向において複数に区分した複数の画像として取得する。画像取得部11は、ガラス管Gを管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向にガラス管Gを搬送する搬送ライン13と、搬送ライン13で搬送されるガラス管Gを撮像する撮像装置14とを備えている。
本実施形態の画像取得部11における搬送ライン13は、円弧状の搬送経路を有している。搬送ライン13は、ガラス管Gを管軸回りに回転可能に支持するローラ15を複数備えている。ガラス管Gは、隣り合うローラ15,15の間を跨ぐように載置されている。図1に示す一例では、各ローラ15は時計回り方向に自転しながら、ローラ15群の全体は反時計回り方向に円弧軌道で周回する。すなわち、搬送ライン13は、複数のガラス管Gを管軸回りで反時計回り方向に回転させながら、反時計回り方向に円弧軌道で順次搬送する。
搬送ライン13について詳述すると、各ローラ15は、搬送ライン13の側方視で略円形に構成されるベース機構部16の外周部に回転可能に設けられている。搬送ライン13のベース機構部16を駆動部17にて等速度で回転することで、ローラ15群を等速度で周回することができる。各ローラ15は、伝達スプロケット、ギヤ等の動力伝達部18を備え、回転駆動されるサブ機構部19から伝達される動力により回転する。なお、サブ機構部19は、ベース機構部16と同軸的に配置され、ベース機構部16の駆動部17とは異なる駆動部20によって回転する。このように構成された搬送ライン13は、上方に凸となる円弧状の搬送経路(円弧軌道)を有している。搬送ライン13は、ガラス管Gへの負荷を低減するために、ガラス管Gを一定の速度で回転しながら、一定の速度で搬送することが好ましい。
図1及び図2に示すように、画像取得部11における撮像装置14は、ガラス管Gの搬送ライン13に沿って上流側から順に配置された第1撮像装置21、第2撮像装置22、及び第3撮像装置23から構成されている。撮像装置14としては、例えば、CCDやCMOS等の撮像素子を備えたカメラを用いることができる。図2に示すように、撮像装置14は、例えば、ガラス管Gの管軸方向及び管軸と直交する垂直方向のいずれの方向に対しても傾斜する方向から端縁形状を撮像するように設置される。
図1及び図2に示すように、画像取得部11は、撮像装置14と向かい合う位置に設置された照明装置24を備えている。照明装置24を用いてガラス管Gに向けて光を照射しながらガラス管Gの端縁形状を撮像することで、ガラス管Gの端縁形状をより鮮明にした画像を取得することが可能となる。照明装置24としては、例えば、LED照明を用いることができる。
次に、図3を参照して画像取得部11で取得する画像の詳細について説明する。
図3(a)に示すように、画像取得部11の第1撮像装置21で撮像される第1の画像P1は、二点鎖線で囲まれる第1の範囲R1を含む。図3(b)に示すように、第2撮像装置22で撮像される第2の画像P2は、第1撮像装置21で撮像したガラス管Gを管軸回りに角度θ1となるように回転させた位置のガラス管Gを撮像したものであり、二点鎖線で囲まれる第2の範囲R2を含む。図3(c)に示すように、第3撮像装置23で撮像される第3の画像P3は、第2撮像装置22で撮像したガラス管Gを管軸回りに角度θ2となるように回転させた位置のガラス管Gを撮像したものであり、二点鎖線で囲まれる第3の範囲R3を含む。画像取得部11において画像を取得する際にガラス管Gを回転させる上記角度θ1,θ2は、例えば、110°以上、130°以下の範囲とされることが好ましく、本実施形態の角度θ1,θ2は、いずれも120°に設定されている。なお、画像取得部11は、図示を省略したロータリーエンコーダによりガラス管Gの角度位置(ローラ15の角度位置)を検出した検出結果や、搬送ライン13の搬送速度に応じた時間の設定によって第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3を取得するように構成することができる。
ガラス管Gの検査装置10における判定部12は、第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3に基づいてガラス管Gの端縁形状の良否判定を行う。詳述すると、判定部12は、第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3に基づいてガラス管Gの端縁形状における欠陥の有無を予め設定した閾値に基づいて識別する。本実施形態の判定部12は、第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3の少なくとも一つの画像から上記端縁形状に欠陥が識別された場合、ガラス管Gの端縁形状について不良と判定する。判定部12は、ガラス管Gの選別装置25に判定結果を送信するように構成されている。ガラス管Gの端縁形状の欠陥としては、例えば、欠け、斜め切り、段差等が挙げられる。
ここで、図4を参照して判定部12におけるガラス管Gの端縁形状の良否判定の具体例を説明する。判定部12は、第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3に含まれるガラス管Gの端縁部分を直線状に展開した展開画像を形成し、展開画像に基づいて良否判定を行うように構成することができる。
図4(a)には、画像取得部11において第1の画像P1として取り込まれたガラス管Gの端縁形状に、欠陥部分Ga(欠け)が存在する場合を示している。このような欠陥部分Gaを識別するには、まず、ガラス管Gの端縁部分から所定の間隔をおいて3つのエッジ点E1,E2,E3を抽出する。次に、図4(b)に二点鎖線で示すように抽出した3つのエッジ点を通る近似円Cを算出する。続いて、図4(c)に二点鎖線で示すように近似円Cの中心角及び半径に基づいて第1の画像P1を部分的に切り出すための切り出し範囲R4を決定する。次に、図4(d)に示すように、切り出し範囲R4に含まれるガラス管Gの端縁部分(円弧形状)を直線状に展開した展開画像Paを得る。展開画像Paは、メモリに記憶された極座標変換用のプログラムに従ってCPUが画像処理を行うことで得られる。なお、第1の画像P1から展開画像Paを形成する際には、必要に応じてノイズ除去等を行ってもよい。このように得られた展開画像Paに基づいて、判定部12は欠陥部分Gaを有することを識別し、このガラス管Gについては不良と判定する。具体的には、展開画像Paの形状範囲を表す閾値を予め設定し、その閾値内か否かを判定する。第2の画像P2及び第3の画像P3からも第1の画像P1と同様にして展開画像Paを形成することができる。
図1に示すように、ガラス管Gの検査装置10で検査が完了したガラス管Gは、選別装置25に搬送され、検査装置10の判定部12による判定結果に基づき良品のガラス管G1と不良品のガラス管G2とを選別する。選別装置25の選別機構としては、不良品のガラス管G2を良品のガラス管G1の搬送経路から脱離させる周知の機構を用いることができる。
次に、ガラス管Gの検査方法、ガラス管Gの製造方法について説明する。
ガラス管Gの検査方法は、上述した搬送ライン13と、第1撮像装置21、第2撮像装置22、及び第3撮像装置23とを用いて、第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3を取得する画像取得段階と、第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3に基づいてガラス管Gの端縁形状の良否判定を行う判定段階とを含む。
ガラス管Gの製造方法は、上述した画像取得段階と判定段階とを含む検査工程を備えている。なお、検査の対象となるガラス管Gは、例えば、ダンナー法又はダウンドロー法(ベロー法)を用いて溶融ガラスから成形し、所定の長さに切断されたものである。ガラス管Gの端面は、切断用の傷を利用して折り割った端面であってもよいし、切断用の傷に熱衝撃を加えることで割断した端面であってもよい。上述した検査後のガラス管G1は、必要に応じて端部を加熱して丸める周知の口焼き工程が行われる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
(1)ガラス管Gの検査方法は、両端部を有するガラス管Gの少なくとも一方の端部における端縁形状を検査する方法である。ガラス管Gの検査方法は、ガラス管Gの端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得段階と、複数の画像に基づいてガラス管Gの端縁形状の良否判定を行う判定段階とを含む。ガラス管Gの検査方法における画像取得段階では、ガラス管Gを管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向にガラス管Gを搬送する搬送ライン13と、搬送ライン13に沿って配置された撮像装置14とを用いる。また、この画像取得段階では、搬送ライン13で搬送中のガラス管Gを撮像装置14で撮像することで複数の画像を取得する。
この方法によれば、上述した搬送ライン13でガラス管Gを搬送中であっても、撮像装置14によってガラス管Gの端部の全周にわたる端縁形状の画像をより確実に取得することができる。従って、ガラス管Gの端縁形状の検査を好適に行うことができる。
(2)ガラス管Gの検査方法において用いる搬送ライン13は、ガラス管Gを支持しながら、各々円弧軌道で移動しつつ自転する複数のローラ15群を備え、ガラス管Gは円弧軌道で搬送される。この場合、搬送ラインの設置スペースを確保することが容易となる。
(3)ガラス物品の検査方法における画像取得段階では、搬送ライン13に沿って配置された複数の撮像装置14を用いるとともに、搬送ライン13で搬送中のガラス管Gを複数の撮像装置14で複数の画像を各々撮像している。この場合、搬送ライン13に沿って配置された複数の撮像装置14で上述した複数の画像を容易に取得することができる。
(4)ガラス管Gの検査方法における判定段階では、複数の画像の各端縁部分における円弧形状を直線状に展開した展開画像Paを形成し、展開画像Paに基づいてガラス管Gの端縁形状の良否判定を行うことが好ましい。
この場合、ガラス管Gの端縁部分における正常な形状と、端縁部分の欠陥との識別性が高まることで、ガラス管Gの端縁形状の検査精度を高めることが可能となる。従って、より高精度なガラス管Gの検査に好適となる。
(5)ガラス管Gの検査方法において、撮像装置14は、ガラス管Gの管軸方向及び管軸と直交する垂直方向のいずれの方向に対しても傾斜する方向からガラス管Gの端縁形状を撮像するように設置されている。ガラス管Gの検査方法における画像取得段階では、撮像装置14と向かい合う位置に設置された照明装置24を用いてガラス管Gに向けて光を照射しながら端縁形状を撮像している。
この方法によれば、より鮮明なガラス管Gの端縁形状の画像を取得することが可能となる。従って、より高精度なガラス管Gの検査に好適となる。
(変更例)
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・ガラス管Gの検査装置10における照明装置24を省略することもできる。
・ガラス管Gの検査装置10における照明装置24の数は単数であってもよいし、複数であってもよい。
・ガラス管Gの検査装置10における照明装置24は、撮像装置14でガラス管Gを撮像するタイミングに合わせて間欠的に点灯するように構成してもよい。
・ガラス管Gの検査装置10における搬送ライン13は、円弧状の搬送経路を有するものに限定されず、例えば、水平(直線状)の搬送経路を有するものに変更することもできる。
・ガラス管Gの検査装置10における撮像装置14の数は、3台に限定されず、2台であってもよいし、4台以上であってもよい。
・ガラス管Gの検査装置10において、第1撮像装置21、第2撮像装置22、及び第3撮像装置23の高さ位置は、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。撮像装置14には、ガラス管Gの検査装置10における搬送ライン13、又は搬送ライン13上のガラス管Gとの距離を調整可能となる昇降機構を設けることもできる。
・ガラス管Gの検査装置10における判定部12は、複数の画像に含まれるガラス管Gの端縁部分を直線状に展開した展開画像Paを形成しているが、展開画像Paの形成を省略することもできる。
・ガラス管Gの検査装置10における判定部12は、例えば、第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3のいずれかの画像から上記端縁形状に欠陥が識別された場合、ガラス管Gの端縁形状について不良と判定する構成であってもよい。
・ガラス管Gの検査装置10における撮像装置14は、ガラス管Gの中央側からガラス管Gの端縁形状を撮像するように配置されているが、ガラス管Gの管軸方向において端部よりも外方からガラス管Gの端縁形状を撮像するように配置してもよい。
・ガラス管Gの検査装置10における画像取得部11は、複数の撮像装置14(第1撮像装置21、第2撮像装置22、及び第3撮像装置23)を備えているが、単一の撮像装置に変更することもできる。すなわち、画像取得部11は、複数の画像(第1の画像P1、第2の画像P2、及び第3の画像P3)を取得可能な撮像範囲を有する単一の撮像装置により、複数回撮像することによって、複数の画像を取得する構成であってもよい。
・ガラス管Gの検査装置10は、ガラス管Gの両端部の端縁形状を検査するように構成することもできる。
・ガラス管Gの検査装置10は、両端部を有する中実のガラス物品の検査に用いることもできる。
10…検査装置、11…画像取得部、12…判定部、13…搬送ライン、14…撮像装置、15…ローラ、21…第1撮像装置、22…第2撮像装置、23…第3撮像装置、24…照明装置、G…ガラス管、P1…第1の画像、P2…第2の画像、P3…第3の画像、Pa…展開画像。

Claims (7)

  1. 両端部を有するガラス物品の少なくとも一方の端部における端縁形状を検査するガラス物品の検査方法であって、
    前記ガラス物品の端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得段階と、
    前記複数の画像に基づいて前記ガラス物品の端縁形状の良否判定を行う判定段階とを含み、
    前記画像取得段階では、前記ガラス物品を管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向に前記ガラス物品を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに沿って配置された撮像装置とを用いるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記撮像装置で撮像することにより前記複数の画像を取得することを特徴とするガラス物品の検査方法。
  2. 前記搬送ラインは、前記ガラス物品を支持しながら、各々円弧軌道で移動しつつ自転する複数のローラ群を備え、前記ガラス物品は円弧軌道で搬送されることを特徴とする請求項1に記載のガラス物品の検査方法。
  3. 前記画像取得段階では、前記搬送ラインに沿って配置された複数の撮像装置を用いるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記複数の撮像装置で前記複数の画像を各々撮像することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラス物品の検査方法。
  4. 前記判定段階では、前記複数の画像に含まれる前記ガラス物品の端縁部分を直線状に展開した展開画像を形成し、
    前記展開画像に基づいて前記良否判定を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガラス物品の検査方法。
  5. 前記撮像装置は、前記ガラス物品の管軸方向及び管軸と直交する垂直方向のいずれの方向に対しても傾斜する方向から前記端縁形状を撮像するように設置され、
    前記画像取得段階では、前記撮像装置と向かい合う位置に設置された照明装置を用いて前記ガラス物品に向けて光を照射しながら前記端縁形状を撮像することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス物品の検査方法。
  6. 両端部を有するガラス物品の少なくとも一方の端部における端縁形状を検査する検査工程を備えるガラス物品の製造方法であって、
    前記検査工程は、前記ガラス物品の端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得段階と、
    前記複数の画像に基づいて前記ガラス物品の端縁形状の良否判定を行う判定段階とを含み、
    前記画像取得段階では、前記ガラス物品を管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向に前記ガラス物品を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに沿って配置された撮像装置とを用いるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記撮像装置で撮像することにより前記複数の画像を取得することを特徴とするガラス物品の製造方法。
  7. 両端部を有するガラス物品の少なくとも一方の端部における端縁形状を検査するガラス物品の検査装置であって、
    前記ガラス物品の端部の全周を周方向に相対的に異なる位置から撮像して複数の画像を取得する画像取得部と、
    前記複数の画像に基づいて前記ガラス物品の端縁形状の良否判定を行う判定部とを含み、
    前記画像取得部は、前記ガラス物品を管軸回りで回転させながら管軸と直交する方向に前記ガラス物品を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに沿って配置された撮像装置とを備えるとともに、前記搬送ラインで搬送中の前記ガラス物品を前記撮像装置で撮像することにより前記複数の画像を取得することを特徴とするガラス物品の検査装置。
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