JP2015064301A - 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法 - Google Patents

表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015064301A
JP2015064301A JP2013198863A JP2013198863A JP2015064301A JP 2015064301 A JP2015064301 A JP 2015064301A JP 2013198863 A JP2013198863 A JP 2013198863A JP 2013198863 A JP2013198863 A JP 2013198863A JP 2015064301 A JP2015064301 A JP 2015064301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
inspection object
surface defect
steel pipe
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013198863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5954284B2 (ja
Inventor
児玉 俊文
Toshibumi Kodama
俊文 児玉
瑛一 浦畑
Eiichi Urahata
瑛一 浦畑
泰宏 原田
Yasuhiro Harada
泰宏 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2013198863A priority Critical patent/JP5954284B2/ja
Publication of JP2015064301A publication Critical patent/JP2015064301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5954284B2 publication Critical patent/JP5954284B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】円筒体または円柱体の検査対象の表面欠陥を検査する際、検査対象の搬送効率の低下を抑えつつ、簡易な構成で精度高く表面欠陥検査を行うことができる表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法を提供すること。
【解決手段】鋼管2の軸に垂直な方向に転動させつつ鋼管2を搬送する斜面が形成された斜路10と、少なくとも鋼管2の周長を有する鋼管2の転動方向長さと鋼管2の軸方向長さとを有した斜路10上の撮像領域Eを撮像する撮像部13と、撮像領域Eを転動する鋼管2に光を照射する線状光源11,12と、鋼管2が撮像領域Eに進入したか否かを検出する近接センサS1と、鋼管2の撮像領域Eへの進入から退出までの間、撮像部13による撮像領域E内の撮像を連続して行う撮像制御部14と、撮像制御部14の制御のもとに撮像された連続画像をもとに鋼管2の表面欠陥を検出する画像処理部15と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、円筒体または円柱体の検査対象の表面欠陥を検査する際、検査対象の搬送効率の低下を抑えつつ、簡易な構成で精度高く表面欠陥検査を行うことができる表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法に関する。
鋼管の製造工程では、鋼管表面にカキ疵、割れ、異物付着、汚れなどの欠陥が発生することがある。これらの表面欠陥を全長全周に亘って自動的に検査することは、品質保証上、あるいは品質管理上、極めて重要である。例えば、表面にめっきを施す鋼管にめっき付着不良があると、この露出した部分が錆びて孔食し、搬送流体の漏洩といったトラブルが発生するおそれがある。
このため、鋼管表面の検査は、従来から、各種非破壊検査(NDI:Non Destructive Inspection)法による検査のほか、目視やカメラ等を用いた光学的検査が行われていた。この光学的検査は、鋼管表面をカメラで撮像し、得られた画像内の輝度変化部分を欠陥部分として抽出することによって、表面欠陥を検出するものである。
例えば、特許文献1には、鋼管正面を照射する明視野照明と、明視野照明と直行する真横方向から鋼管両側面を照射する一対の暗視野照明とを設け、明視野照明と同じ方向からカメラで鋼管表面を撮像し、この撮像画像の輝度変化部を欠陥として抽出するものが記載されている。特に、この特許文献1では、直径300mm以下の小径の鋼管あるいは棒鋼の場合、明視野照明だけでは、鋼管表面の明るい領域が狭くなるので、両側面からの暗視野照明を併用することによって明るい領域を増やし、鋼管表面のほぼ上半分全体を照明できるようにしている。
また、特許文献2には、鋼管の軸心方向に沿って長く延びる一対の長尺集光照明を鋼管両側の斜め上から鋼管側縁部に照射することによって、鋼管表面の上部と側縁部との輝度をほぼ均等にし、両照明の中央位置からテレビカメラで鋼管表面を撮影し、この撮影した画像の輝度変化部を欠陥として抽出するものが記載されている。この特許文献2では、鋼管をその軸心を中心として回転しながら、表面の傷痕、汚れ、及び形状不良などの表面欠陥を検出するようにしている。
さらに、特許文献3には、軸心方向に搬送される鋼管の搬送パス上部に、2次元カメラと1次元カメラと複数のハロゲンランプとを軸心方向に沿って配設し、2次元カメラで計測した鋼管表面からの反射光量をもとに輝度補正を行った1次元カメラによる鋼管表面検査データを用いて検査を行うものが記載されている。この特許文献3では、鋼管を回転させながら搬送することによって、鋼管の全長全周の検査も可能である。
特開2006−292580号公報 特許第2962125号公報 特許第4023295号公報
ところで、特許文献1,2に記載されたものは、鋼管の全表面を検査するために鋼管を軸方向に移動させずに鋼管を周方向に回転させるようにしているが、通常の製造ラインでは、鋼管を周方向に回転させる検査専用の鋼管回転機構が設けられていない。このため、検査専用の鋼管回転機構を設けることによって鋼管製造のコストアップになるとともに、この鋼管回転機構を用いた検査工程が追加されることによって鋼管の搬送効率が低下し、製造ラインの生産性低下を招来し、さらに、この鋼管回転機構を用いた検査では、鋼管の撓みや扁平によって撮像部と鋼管表面との距離が変動するなどの外乱が大きく精度の高い表面検査を阻害する可能性が大きいという問題があった。
また、特許文献3に記載されたものでは、鋼管を螺旋状に搬送しながら検査するものであり、超音波検査などで広く用いられているが、周方向の1箇所のみの測定であるため、検査視野、回転速度、搬送速度などの調整を精度高く制御しないと検査抜けが発生する場合がある。また、この螺旋状に搬送しながら検査するものでは、鋼管回転機構を設ける場合と同様に、鋼管の撓みや扁平などが螺旋搬送の精度に影響を及ぼし、精度の高い表面検査を行うことができない場合がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、円筒体または円柱体の検査対象の表面欠陥を検査する際、検査対象の搬送効率の低下を抑えつつ、簡易な構成で精度高く表面欠陥検査を行うことができる表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、円筒体または円柱体の検査対象の表面欠陥を検査する表面欠陥検査装置であって、前記検査対象の軸に垂直な方向に転動させつつ該検査対象を搬送する斜面が形成された斜路と、少なくとも前記検査対象の周長を有する該検査対象の転動方向長さと該検査対象の軸方向長さとを有した前記斜路上の撮像領域を撮像する撮像部と、前記撮像領域を転動する前記検査対象に光を照射する線状光源と、前記検査対象が前記撮像領域に進入したか否かを検出する進入検出部と、前記進入検出部が、前記検査対象が前記撮像領域に進入した場合、該検査対象の前記撮像領域の進入から退出までの間、前記撮像部による前記撮像領域の撮像を連続して行う撮像制御部と、前記撮像制御部の制御のもとに撮像された連続画像をもとに前記検査対象の表面欠陥を検出する画像処理部と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、上記の発明において、前記撮像制御部は、前記検査対象が前記撮像領域に進入した後、前記線状光源による前記検査対象の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅未満の所定幅の転動毎に連続して撮像を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、上記の発明において、前記検査対象が前記撮像領域への進入時における前記検査対象の前記転動方向の移動速度を検出する移動速度検出部を備え、前記撮像制御部は、前記移動速度および前記検査対象の直径をもとに前記検査対象の撮像タイミングを調整することを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、上記の発明において、前記進入検出部は、近接センサであることを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、上記の発明において、前記撮像領域は、前記撮像領域よりも前記検査対象の転動上流側に拡幅された上流領域を有し、前記進入検出部は、前記上流領域で前記検査対象を画像検出することによって前記検査対象の進入を検出することを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、上記の発明において、前記移動速度検出部は、前記検査対象の転動方向に沿って配置された2以上の近接センサを用いて前記検査対象の移動速度を検出することを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、上記の発明において、前記撮像領域は、前記撮像領域よりも前記検査対象の転動上流側に拡幅された上流領域を有し、前記移動速度検出部は、前記上流領域で前記検査対象の転動方向に沿った2地点以上で前記検査対象を画像検出することによって前記検査対象の移動速度を検出することを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査装置は、上記の発明において、前記撮像領域の搬送方向に沿った視野を持ち、前記撮像領域の搬送方向に沿ったライン画像を取得するライン画像撮像部と、前記ライン画像撮像部が撮像したライン画像の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅の搬送方向移動位置を算出するライン画像処理部と、を備え、前記撮像制御部は、前記検査対象の転動に伴って前記撮像領域内において搬送下流側に前記転動方向撮像幅分ずらしたタイミングで隣接する撮像画像を順次撮像することを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査方法は、円筒体または円柱体の検査対象の表面欠陥を検査する表面欠陥検査方法であって、少なくとも前記検査対象の周長を有する該検査対象の転動方向長さと該検査対象の軸方向長さとを有した撮像領域が設けられた斜面上を、前記検査対象の軸に垂直な方向に転動させつつ該検査対象を搬送させる搬送ステップと、前記検査対象が前記撮像領域に進入したか否かを検出する進入検出ステップと、前記検査対象が前記撮像領域に進入した場合、該検査対象の前記撮像領域の進入から退出までの間、前記撮像部による前記撮像領域の撮像を連続して行う撮像ステップと、撮像された連続画像をもとに前記検査対象の表面欠陥を検出する表面欠陥検出ステップと、を含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査方法は、上記の発明において、前記撮像ステップは、前記検査対象が前記撮像領域に進入した後、前記検査対象の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅未満の所定幅の転動毎に連続して撮像を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査方法は、上記の発明において、前記検査対象が前記撮像領域への進入時における前記検査対象の前記転動方向の移動速度を検出する移動速度検出ステップを含み、前記撮像ステップは、前記移動速度および前記検査対象の直径をもとに前記検査対象の撮像タイミングを調整することを特徴とする。
また、この発明にかかる表面欠陥検査方法は、上記の発明において、前記撮像領域の搬送方向に沿った視野を持ち、前記撮像領域の搬送方向に沿ったライン画像を取得するライン画像撮像ステップと、前記ライン画像撮像ステップで撮像したライン画像の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅の搬送方向移動位置を算出するライン画像処理ステップと、を含み、前記撮像ステップは、前記検査対象の転動に伴って前記撮像領域内において搬送下流側に前記転動方向撮像幅分ずらしたタイミングで隣接する撮像画像を順次撮像することを特徴とする。
この発明によれば、少なくとも検査対象の周長を有する該検査対象の転動方向長さと該検査対象の軸方向長さとを有した撮像領域が設けられた斜面上を、前記検査対象の軸に垂直な方向に転動させつつ該検査対象を搬送させ、前記検査対象が前記撮像領域に進入した場合、該検査対象の前記撮像領域の進入から退出までの間、前記撮像領域の撮像を連続して行い、この連続画像をもとに前記検査対象の表面欠陥を検出するようにしているので、検査対象の搬送効率の低下を抑えつつ、簡易な構成で精度高く表面欠陥検査を行うことができる。
図1は、この発明の実施の形態にかかる表面欠陥検査装置の構成を示す模式図である。 図2は、この発明の実施の形態にかかる表面欠陥検査装置の平面図である。 図3は、均一照射部位を説明する説明図である。 図4は、撮像制御部の制御のもとに撮像部が撮像した撮像画像の一例を示す図である。 図5は、この発明の実施の形態にかかる表面欠陥検査装置による表面欠陥検査処理手順を示すフローチャートである。 図6は、この発明の実施の形態の変形例1にかかる表面欠陥検査装置の構成を示す模式図である。 図7は、この発明の実施の形態の変形例1にかかる表面欠陥検査装置による表面欠陥検査処理手順を示すフローチャートである。 図8は、この発明の実施の形態の変形例2にかかる表面欠陥検査装置の撮像領域及び拡張領域を示す模式図である。 図9は、この発明の実施の形態の変形例3にかかる表面欠陥検査装置の構成を示す模式図である。 図10は、ライン画像処理部による鋼管の搬送方向移動位置の検出概念を説明する説明図である。 図11は、この発明の実施の形態の変形例3における撮像画像取得処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる表面欠陥検査装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、この表面欠陥検査装置1は、円筒体または円柱体の一例として円筒体の鋼管2を検査対象としている。表面欠陥検査装置1は、鋼管2の軸に垂直な方向に滑らずに転動させつつ鋼管2を搬送する斜面が形成された斜路10と、斜路10の撮像領域E上の鋼管2に光を照射する線状光源11,12と、撮像領域E上の鋼管2を連続撮像する撮像部13と、鋼管2が撮像領域Eに進入したか否かを検出する進入検出部としての近接センサS1と、鋼管2が撮像領域Eに進入した後、鋼管2の進入から退出までの間、撮像部13による鋼管2の連続撮像を制御する撮像制御部14と、撮像制御部14が撮像した連続画像をもとに鋼管2の表面欠陥を検出する画像処理を行う画像処理部15と、画像処理部15による検査結果を表示出力する表示部16とを有する。
斜路10の表面は、撮像画像上において鋼管2との識別を容易にするため、鋼管2の表面と色調が異なり、かつ反射を抑えた材質が好ましい。例えば、艶消しの白色、または黒色に塗装し、あるいは黒いゴム板で覆うことが好ましい。
図2は、表面欠陥検査装置の平面図である。図1及び図2に示すように、一対の線状光源11,12は、斜路10の上方に設けられ、斜路10上を転動する鋼管2に光を照射する。特に、線状光源11,12は、斜路10上の撮像領域Eに均一な光を照射する。線状光源11,12は、蛍光灯やライトガイド、あるいは配列されたLED素子によって実現される。
また、撮像部13は、斜路10の上方で、線状光源11,12間に設けられ、一対の線状光源11,12によって照射された撮像領域Eを転動する鋼管2の表面の画像を連続撮像する。撮像部13は、たとえばCCDあるいはCMOSのエリアセンサカメラによって実現され、鋼管2の軸方向に沿って4つの撮像部13−1〜13−4が配列される。
ここで、撮像部13の画素数及び画角は、検出すべき欠陥部の大きさと検査視野(撮像領域E)とによって決定する必要がある。一般に、カメラなどの撮像部13にはアスペクト比が設けられ、撮像部13の画素数は、水平方向の画素数(Nx)が垂直方向の画素数(Ny)に比して大きく、Nx;Ny=4:3程度に設定されている。そして、鋼管2は軸方向に長いため、撮像部13の画素数が大きい撮像視野の水平方向を鋼管2の軸方向に合わせ、鋼管2の軸方向の長さをカバーすることが好ましい。一方、撮像部13の撮像視野の垂直方向は、鋼管2の周長よりも少し長い距離をカバーする必要がある。すなわち、撮像部13の撮像視野は、図2に示すように、鋼管2の軸方向の長さ及び鋼管2の周長よりも少し長い搬送方向周長距離LCによって決定される撮像領域Eをカバーする必要がある。
一方、1画素あたりの視野は、検出すべき欠陥部の大きさの1/2〜1/5程度の細かさにすることが欠陥検査上、好ましい。例えば、鋼管2の外径が100mmであり、直径2mmの欠陥部を検出する場合、搬送方向周長距離LC=π×100mm=314mmとなり、1画素あたりの解像度=2mm×(1/5)=0.4mmとなる。したがって、撮像部13の垂直方向の撮像視野は320mm、垂直方向の画素数は320mm/0.4mm=800画素あればよい。
この場合、1つの撮像部13−1〜13−4の水平方向の撮像視野は、アスペクト比から320mm/3×4=430mm程度となり、鋼管2が数mにわたる長尺体である場合、解像度を維持する必要から、図2に示すように鋼管2の軸方向に複数配置する。例えば、鋼管2の軸方向長さが5mであって、4つの撮像部13−1〜13−4で検査する場合、各撮像部13−1〜13−4の水平方向の撮像視野=5m/4=1250mmとなる。また、1画素あたりの解像度を0.4mmとして、撮像部13−1〜13−4の水平方向の画素数Nx=1250mm/0.4mm=3125画素となり、これに近い市販の撮像部13−1〜13−4の解像度は3200画素となる。この場合、撮像部13−1〜13−4の垂直方向の画素数Ny=Nx×(3/4)=2400画素となり、上述した鋼管2の外径が100mmの場合における垂直方向の画素数=800画素を満足する。
したがって、鋼管2の外径が100mm、軸方向長さが5mである場合、市販の3200×2400画素のエリアセンサによって実現される4つの撮像部13−1〜13−4を図2に示すように鋼管2の軸方向に沿って配列することによって撮像領域E全体を一度に撮像することができる。すなわち、4つの撮像部13−1〜13−4の各撮像視野が撮像領域Eを形成する各撮像領域E1〜E4をそれぞれカバーするようにしている。
ところで、撮像領域Eを転動する鋼管2を撮像部13によって撮像する場合、図3に示すように、線状光源11,12が鋼管2を均一に照射できる部位(均一照射部位2a)は、鋼管2の平面視全体よりも狭く、撮像画面上、鋼管2の軸方向中央部分の帯状となる。この帯状の均一照射部位2aの転動方向撮像幅は、均一照射幅Wである。この均一照射幅Wは、鋼管2の曲率や線状光源11,12の配置間隔などによって予め求められる既知の値である。この均一照射幅Wは、例えば図3に示すように、反射光強度Lが最大値Lmaxから所定の閾値Lthとなるまでの幅である。
撮像制御部14は、近接センサS1が鋼管2を検出することによって鋼管2の撮像領域Eへの進入を検出すると、撮像部13による撮像領域Eの撮像を開始し、鋼管2がこの均一照射幅W未満で均一照射幅Wよりも微小値小さい所定幅W´分、移動する毎に連続撮像する。例えば、外径が100mmの鋼管2の所定幅W´が15mmである場合、撮像制御部14は、撮像領域E内で鋼管2が所定幅W´=15mm移動する毎に連続撮像する。この場合、撮像領域Eの搬送方向周長距離LC=314mm(320画素)であるので、連続撮像回数=320/15=21.3→22回となる。
図4は、撮像制御部14の制御のもとに撮像部13が撮像した撮像画像の一例を示す図である。図4に示すように、撮像部13は、撮像領域E内で、鋼管2が所定幅W´分、移動する毎に撮像し、n個(例えば22個)の撮像画像I1〜Inを取得する。撮像領域Eの搬送方向周長距離LCは、周長に相当するため、鋼管2の欠陥部21は、撮像画像I3上の均一照射部位2aのみで撮像され、重複撮像されない。また、欠陥部21の画像は、撮像部13に対して傾いた画像でないため、欠陥部21の大きさを過小評価することがない。撮像制御部14は、この取得された撮像画像I1〜Inを画像処理部15に出力する。なお、近接センサS1が鋼管2を検出する搬送方向位置は、撮像画像I1で検出される鋼管2の位置であることが好ましい。この場合、近接センサS1による鋼管2の検出が、撮像部13による撮像開始タイミングのトリガとなる。なお、近接センサS1は、非接触で鋼管2が接近したことを検出するものであるが、この実施の形態での近接センサS1は、LED透過光方式のメタル検出器である。
画像処理部15は、各撮像画像I1〜Inに対してシェーディング補正や2値化処理などの周知の欠陥抽出処理を行い、画像内の輝度変化部分を欠陥部21として抽出する。また、画像処理部15は、抽出された欠陥部21の種類や発生位置を算出する。この欠陥部21の種類は、例えば、予め求められる欠陥特徴量をもとに判定することができる。また、欠陥部21の軸方向位置は、撮像画像内の欠陥部21の水平方向位置によって求めることができる。また、欠陥部21の周方向位置は、連続撮影されたn個の撮像画像のうちのどの撮像画像で検出されたかという搬送方向の順序位置と、欠陥部21が検出された撮像画像内の垂直方向位置とをもとに求めることができる。なお、欠陥部21の周方向位置は、シーム位置等を撮像画像によって検出できる場合、このシーム位置からの相対周方向位置として求めることができる。
表示部16は、画像処理部15によって検出された欠陥部21の種類と位置を、数値あるいは図表化して表示出力する。
ここで、図5に示したフローチャートを参照して、表面欠陥検査装置1による表面欠陥検査処理手順について説明する。図5に示すように、まず、撮像制御部14は、近接センサS1が鋼管2を検出したか否かを判断する(ステップS101)。近接センサS1が鋼管2を検出した場合(ステップS101,Yes)、所定幅W´に相当する時間間隔で周長に達するまで、n回、連続撮像する(ステップS102)。その後、画像処理部15は、n個の撮像画像I1〜Inをもとに欠陥部21の検出処理を行う(ステップS103)。その後、表示部16は、画像処理部15によって検出された欠陥部21の種類及び位置の情報を表示出力し(ステップS104)、ステップS101に移行する。
この実施の形態では、鋼管2の製造ライン上に上述した表面欠陥検査装置1を設け、上述した鋼管2の表面欠陥検査を行いつつ、鋼管2を搬送するようにしているので、鋼管2の搬送効率の低下を抑えることができる。この結果、鋼管2の製造ラインの生産性低下を防ぐことができる。
また、この実施の形態では、鋼管2を搬送ラインとしての斜路10上を転動させるのみでよく、表面欠陥検査のための鋼管回転機構を設ける必要がないため、簡易な構成で鋼管2の表面欠陥検査を行うことができる。また、鋼管2が斜路10上を転動するので、鋼管2の撓みや扁平によって鋼管表面と撮像部との距離変化などによって撮像精度が劣化することがないので、精度の高い表面欠陥検査を行うことができる。
なお、上述した実施の形態では、斜路10の傾斜が緩やかであり、鋼管2の搬送速度が一定であることを前提とし、上述した近接センサS1による鋼管2の検出によって鋼管2が撮像領域Eに進入したことを検出し、撮像制御部14がこの検出をトリガとして、撮像領域E内で鋼管2が所定幅W´分、移動することに相当する時間間隔で、n回の撮像画像を連続取得するようにしている。
(変形例1)
次に、表面欠陥検査装置の変形例1について説明する。図6に示すように、この変形例1では、近接センサS1の搬送上流側にさらに近接センサS2を設けている。この変形例1では、撮像制御部14が、近接センサS2と近接センサS1との間の距離と鋼管2の検出時間差とをもとに鋼管2の移動速度を求め、この移動速度をもとに撮像領域Eにおける鋼管2の連続撮像タイミングを調整するようにしている。
さらに、この変形例1では、鋼管2の外径が変化する場合、撮像制御部14は、搬送される鋼管2の管径情報D1と、上述した移動速度とをもとに、撮像領域Eにおける鋼管2の連続撮像タイミングを調整するようにしている。管径情報D1を用いるのは、鋼管2の管径が変化すると所定幅W´も変化するからである。
ここで、図7に示したフローチャートを参照して、変形例1による表面欠陥検査処理手順について説明する。図7に示すように、まず、撮像制御部14は、近接センサS2が鋼管2を検出したか否かを判断する(ステップS201)。近接センサS2が鋼管2を検出した場合(ステップS201,Yes)には、さらに近接センサS1が鋼管2を検出したか否かを判断する(ステップS202)。近接センサS1が鋼管2を検出した場合(ステップS202,Yes)、既知の近接センサS1,S2間の距離と近接センサS1,S2による検出時間差とをもとに、鋼管2の移動速度を算出する(ステップS203)。
その後、撮像制御部14は、ステップS203で算出された移動速度と、取得される鋼管2の管径情報D1に対応して予め求められた所定幅W´とをもとに、所定幅W´に相当する時間間隔で、周長に達するまで、連続撮像する(ステップS204)。その後、画像処理部15は、取得した複数の撮像画像をもとに欠陥部21の検出処理を行う(ステップS205)。その後、表示部16は、画像処理部15によって検出された欠陥部21の種類及び位置の情報を表示出力し(ステップS206)、ステップS201に移行する。
なお、上述したように、鋼管2の外径が変化しない場合、所定幅W´は変化せず、移動速度のみを求めて所定幅W´分の移動に相当する時間間隔となるように連続撮像タイミングを調整する。この移動速度のみを求める例は、鋼管2の外径が変化しなくても、鋼管2の材質や肉厚等によって重量が異なる場合、移動速度が変化するため、有用である。
また、上述した変形例1では、鋼管2の外径が変化する場合も変化しない場合も、鋼管2の移動速度が撮像領域E内で変化しないことを前提としている。
しかし、撮像領域E内で鋼管2の移動速度を測定して、撮像領域E内で、リアルタイムで連続撮像タイミングを調整するようにしてもよい。この撮像領域E内における鋼管2の移動速度の検出は、例えば、鋼管2の搬送方向からレーザ距離計を用いて直接、鋼管2の移動速度を求めればよい。
なお、鋼管2の管径が異なる場合、撮像領域Eの搬送方向周長距離LCも変化するため、最大の搬送方向周長距離LCをカバーするように、撮像部13の撮像視野及び線状光源11,12の照射領域を設定しておく必要がある。
(変形例2)
次に、表面欠陥検査装置の変形例2について説明する。上述した変形例1では、鋼管2の移動速度を近接センサS1,S2あるいはレーザ距離計を用いて求めるようにしていたが、この変形例2では、撮像部13が撮像する撮像画像をもとに鋼管2の移動速度を求めるようにしている。その他の構成は、変形例1と同じである。
すなわち、図8に示すように、撮像画像による鋼管2の移動速度検出は、予め撮像領域Eの搬送上流側に拡幅領域EAを設定しておき、この拡幅領域EAで撮像した鋼管2の2地点間の距離と検出時間差とをもとに求める。撮像画像内における鋼管2の位置検出は、例えば、撮像画像内の、ある水平ラインの輝度が明るい部分の重心演算などを行うことによって実現できる。
なお、変形例1と同様に、撮像領域E内で撮像した鋼管2の撮像画像をもとにリアルタイムで鋼管2の位置検出を行って所定幅W´分の移動を検出することによって連続撮像タイミングを調整するようにしてもよい。
(変形例3)
次に、表面欠陥検査装置の変形例3について説明する。図9は、この発明の実施の形態の変形例3にかかる表面欠陥検査装置の構成を示す模式図である。図9に示すように、この変形例3では、近接センサやレーザ距離計を用いず、エリアセンサカメラとしての撮像部13の撮像範囲の搬送方向を視野に持つラインセンサカメラとしてのライン画像撮像部23を設けている。ライン画像処理部25は、ライン画像撮像部23が撮像したライン画像をもとに、鋼管2の搬送方向における撮像波形を求めて鋼管2の搬送方向移動位置を算出する。撮像制御部24は、ライン画像処理部25が算出した鋼管2の搬送方向移動位置をもとに、鋼管2が検査領域である撮像領域Eに入ってくる時点や、鋼管2が所定幅W´分だけ移動したタイミングを判定し、撮像部13に撮像指令を出力するようにしている。この変形例3では、鋼管2の搬送速度が一定であるという仮定は不要であり、また、撮像領域E内における鋼管2の搬送速度に応じて所定幅W´が変化する場合でも対応できる。その他の構成は、変形例1と同じである。
ライン画像処理部25による鋼管2の搬送方向移動位置は、図10に示すように、ライン画像撮像部23が撮像したライン画像の反射光強度(輝度)Lの分布と、撮像部13の搬送方向視野中心位置Cと、撮像領域Eにおける搬送方向位置Xとから求めることができる。たとえば、ライン画像の輝度分布において輝度Lが所定の閾値Lthを超える搬送方向移動位置をxl,xm(xl<xm)とし、撮像領域Eの搬送方向位置XをX0<X<X1であるとすると、搬送方向移動位置x1が搬送方向位置X0を越えた場合に撮像部13による撮像を開始し、搬送方向移動位置x1が前回、撮像部13が撮像したときの搬送方向移動位置xmを越えたタイミングで次の撮像部13による撮像を行うという撮像処理を繰り返し、搬送方向移動位置xmが搬送方向位置X1を越えた場合に鋼管2に対する撮像を終了する。これにより、鋼管2の搬送速度が変化しても、図4に示したような撮像画像を順次得ることができる。
図11は、この発明の実施の形態の変形例3における撮像画像取得処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、ライン画像の搬送方向移動位置xl,xmをリセットし、それぞれxl、xm=0にする(ステップS301)。その後、ライン画像撮像部23によって1つのライン画像を取得する(ステップS302)。さらに、ライン画像の反射光強度(輝度)Lの最大値Lmaxが所定値を越えたか否かを判断する(ステップS303)。この判断を行うのは、線状光源11,12の照射によって鋼管2の反射光強度が大きくなれば、鋼管2が撮像領域Eに近づいたと判断することができるからである。
ライン画像の反射光強度(輝度)Lの最大値Lmaxが所定値を越えた場合(ステップS303,Yes)には、ライン画像の反射光強度(輝度)Lをもとに、ライン画像の搬送方向移動位置xl,xmを算出する(ステップS304)。その後、搬送方向移動位置xlが搬送方向位置X0を越えたか否かを判断する(ステップS305)。すなわち、鋼管2が撮像領域Eに到達したか否かを判断する。搬送方向移動位置xlが搬送方向位置X0を越えた場合(ステップS305,Yes)には、さらに、搬送方向移動位置xmが搬送方向位置X1を越えたか否かを判断する(ステップS306)。すなわち、鋼管2が撮像領域Eを通過したか否かを判断する。
搬送方向移動位置xmが搬送方向位置X1を越えない場合(ステップS306,No)には、さらに、搬送方向移動位置xlが、撮像部13による前回の撮像時における搬送方向位置xm0を越えたか否かを判断する(ステップS307)。搬送方向移動位置xlが、撮像部13による前回の撮像時における搬送方向位置xm0を越えた場合(ステップS307,Yes)には、そのタイミングで撮像部13による撮像を行う(ステップS308)。これにより、鋼管2が所定幅W´分の画像を連続して得ることができる。その後、ステップS304で算出されたライン画像の搬送方向移動位置xl,xmを搬送方向移動位置xl0,xm0として記憶して(ステップS309)、少なくとも、次回のステップS307における前回の撮像時における搬送方向位置xm0として用いる。その後、ステップS302に移行して次のライン画像を取得し、上述した処理を繰り返す。
なお、ライン画像の反射光強度(輝度)Lの最大値Lmaxが所定値を越えない場合(ステップS303,No)、搬送方向移動位置xlが搬送方向位置X0を越えない場合(ステップS305,No)、及び、搬送方向移動位置xlが、撮像部13による前回の撮像時における搬送方向位置xm0を越えない場合(ステップS307,No)には、ステップS302に移行して、次のライン画像を取得して、上述した処理を繰り返す。
一方、搬送方向移動位置xmが搬送方向位置X1を越えた場合(ステップS306,Yes)には、ステップS103,S104、あるいはステップS205,S206と同様に、画像処理部15が、取得した複数の撮像画像をもとに欠陥部21の検出処理を行い(ステップS310)、その後、表示部16は、画像処理部15によって検出された欠陥部21の種類及び位置の情報を表示出力し(ステップS311)、ステップS301に移行する。
なお、変形例3に示したように、斜路10は面状でなくてもよく、鋼管2が斜路10上を転動できればよい。
上述した実施の形態及び変形例では、複数の撮像部13−1〜13−4を設けていたが、鋼管2の軸方向長さが短く、1つの撮像部13−1の撮像視野のみで撮像領域Eをカバーできる場合には、1つの撮像部13−1を設けるのみでよい。また、この場合、線状光源11,12の軸方向長さも短くすることができる。
1 表面欠陥検査装置
2 鋼管
2a 均一照射部位
10 斜路
11,12 線状光源
13 撮像部
14,24 撮像制御部
15 画像処理部
16 表示部
21 欠陥部
23 ライン画像撮像部
25 ライン画像処理部
E 撮像領域
EA 拡幅領域
D1 管径情報
I1〜In 撮像画像
LC 搬送方向周長距離
S1,S2 近接センサ
W 均一照射幅
W´ 所定幅

Claims (12)

  1. 円筒体または円柱体の検査対象の表面欠陥を検査する表面欠陥検査装置であって、
    前記検査対象の軸に垂直な方向に転動させつつ該検査対象を搬送する斜面が形成された斜路と、
    少なくとも前記検査対象の周長を有する該検査対象の転動方向長さと該検査対象の軸方向長さとを有した前記斜路上の撮像領域を撮像する撮像部と、
    前記撮像領域を転動する前記検査対象に光を照射する線状光源と、
    前記検査対象が前記撮像領域に進入したか否かを検出する進入検出部と、
    前記進入検出部が、前記検査対象が前記撮像領域に進入した場合、該検査対象の前記撮像領域の進入から退出までの間、前記撮像部による前記撮像領域の撮像を連続して行う撮像制御部と、
    前記撮像制御部の制御のもとに撮像された連続画像をもとに前記検査対象の表面欠陥を検出する画像処理部と、
    を備えたことを特徴とする表面欠陥検査装置。
  2. 前記撮像制御部は、前記検査対象が前記撮像領域に進入した後、前記線状光源による前記検査対象の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅未満の所定幅の転動毎に連続して撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の表面欠陥検査装置。
  3. 前記検査対象が前記撮像領域への進入時における前記検査対象の前記転動方向の移動速度を検出する移動速度検出部を備え、
    前記撮像制御部は、前記移動速度および前記検査対象の直径をもとに前記検査対象の撮像タイミングを調整することを特徴とする請求項2に記載の表面欠陥検査装置。
  4. 前記進入検出部は、近接センサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の表面欠陥検査装置。
  5. 前記撮像領域は、前記撮像領域よりも前記検査対象の転動上流側に拡幅された上流領域を有し、
    前記進入検出部は、前記上流領域で前記検査対象を画像検出することによって前記検査対象の進入を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の表面欠陥検査装置。
  6. 前記移動速度検出部は、前記検査対象の転動方向に沿って配置された2以上の近接センサを用いて前記検査対象の移動速度を検出することを特徴とする請求項3に記載の表面欠陥検査装置。
  7. 前記撮像領域は、前記撮像領域よりも前記検査対象の転動上流側に拡幅された上流領域を有し、
    前記移動速度検出部は、前記上流領域で前記検査対象の転動方向に沿った2地点以上で前記検査対象を画像検出することによって前記検査対象の移動速度を検出することを特徴とする請求項3に記載の表面欠陥検査装置。
  8. 前記撮像領域の搬送方向に沿った視野を持ち、前記撮像領域の搬送方向に沿ったライン画像を取得するライン画像撮像部と、
    前記ライン画像撮像部が撮像したライン画像の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅の搬送方向移動位置を算出するライン画像処理部と、
    を備え、
    前記撮像制御部は、前記検査対象の転動に伴って前記撮像領域内において搬送下流側に前記転動方向撮像幅分ずらしたタイミングで隣接する撮像画像を順次撮像することを特徴とする請求項1に記載の表面欠陥検査装置。
  9. 円筒体または円柱体の検査対象の表面欠陥を検査する表面欠陥検査方法であって、
    少なくとも前記検査対象の周長を有する該検査対象の転動方向長さと該検査対象の軸方向長さとを有した撮像領域が設けられた斜面上を、前記検査対象の軸に垂直な方向に転動させつつ該検査対象を搬送させる搬送ステップと、
    前記検査対象が前記撮像領域に進入したか否かを検出する進入検出ステップと、
    前記検査対象が前記撮像領域に進入した場合、該検査対象の前記撮像領域の進入から退出までの間、前記撮像部による前記撮像領域の撮像を連続して行う撮像ステップと、
    撮像された連続画像をもとに前記検査対象の表面欠陥を検出する表面欠陥検出ステップと、
    を含むことを特徴とする表面欠陥検査方法。
  10. 前記撮像ステップは、前記検査対象が前記撮像領域に進入した後、前記検査対象の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅未満の所定幅の転動毎に連続して撮像を行うことを特徴とする請求項9に記載の表面欠陥検査方法。
  11. 前記検査対象が前記撮像領域への進入時における前記検査対象の前記転動方向の移動速度を検出する移動速度検出ステップを含み、
    前記撮像ステップは、前記移動速度および前記検査対象の直径をもとに前記検査対象の撮像タイミングを調整することを特徴とする請求項10に記載の表面欠陥検査方法。
  12. 前記撮像領域の搬送方向に沿った視野を持ち、前記撮像領域の搬送方向に沿ったライン画像を取得するライン画像撮像ステップと、
    前記ライン画像撮像ステップで撮像したライン画像の反射光強度が、最大値から所定の反射光強度値となるまでの転動方向撮像幅の搬送方向移動位置を算出するライン画像処理ステップと、
    を含み、
    前記撮像ステップは、前記検査対象の転動に伴って前記撮像領域内において搬送下流側に前記転動方向撮像幅分ずらしたタイミングで隣接する撮像画像を順次撮像することを特徴とする請求項9に記載の表面欠陥検査方法。
JP2013198863A 2013-09-25 2013-09-25 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法 Expired - Fee Related JP5954284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198863A JP5954284B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198863A JP5954284B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015064301A true JP2015064301A (ja) 2015-04-09
JP5954284B2 JP5954284B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=52832291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013198863A Expired - Fee Related JP5954284B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5954284B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106442555A (zh) * 2016-10-13 2017-02-22 广东理工学院 用于检测圆柱形工件表面缺陷的成像装置及成像方法
CN106645184A (zh) * 2016-10-13 2017-05-10 广东理工学院 用于检测圆柱体工件表面缺陷的机器视觉装置及检测方法
JP2017146302A (ja) * 2016-02-12 2017-08-24 Jfeスチール株式会社 表面欠陥検査装置および表面欠陥検査方法
JP2018004532A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社エデックリンセイシステム 外観検査装置
CN107806895A (zh) * 2017-12-13 2018-03-16 张家港市沙源检测技术有限公司 一种与金属检测仪器配套的斜坡机构
CN112469992A (zh) * 2018-08-01 2021-03-09 株式会社视上 利用图像传感器的表面缺陷检查装置及检查方法
CN113207286A (zh) * 2018-12-19 2021-08-03 松下知识产权经营株式会社 外观检查装置及使用该外观检查装置判定焊接部位有无形状不良及形状不良的种类的判定精度的提高方法、焊接系统及使用该焊接系统的工件的焊接方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239746A (ja) * 1985-08-16 1987-02-20 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 円筒体外観検査装置
US5565980A (en) * 1993-05-05 1996-10-15 British Nuclear Fuels Plc Apparatus for the detection of surface defects
JP2002350358A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Mitsubishi Materials Corp 円筒状ワークの外観検査装置、外観検査方法、外観検査プログラム、および記録媒体
JP2003075351A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Mitsubishi Chemicals Corp 照明装置
JP2006145503A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Ricoh Co Ltd 円筒状ワークの外観検査装置
JP2008292345A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Kobe Steel Ltd 圧延材の表面疵検査方法及び表面疵検査装置
JP2010135872A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Univ Of Tokyo 撮像装置及び撮像方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239746A (ja) * 1985-08-16 1987-02-20 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 円筒体外観検査装置
US5565980A (en) * 1993-05-05 1996-10-15 British Nuclear Fuels Plc Apparatus for the detection of surface defects
JP2002350358A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Mitsubishi Materials Corp 円筒状ワークの外観検査装置、外観検査方法、外観検査プログラム、および記録媒体
JP2003075351A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Mitsubishi Chemicals Corp 照明装置
JP2006145503A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Ricoh Co Ltd 円筒状ワークの外観検査装置
JP2008292345A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Kobe Steel Ltd 圧延材の表面疵検査方法及び表面疵検査装置
JP2010135872A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Univ Of Tokyo 撮像装置及び撮像方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017146302A (ja) * 2016-02-12 2017-08-24 Jfeスチール株式会社 表面欠陥検査装置および表面欠陥検査方法
JP2018004532A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社エデックリンセイシステム 外観検査装置
CN106442555A (zh) * 2016-10-13 2017-02-22 广东理工学院 用于检测圆柱形工件表面缺陷的成像装置及成像方法
CN106645184A (zh) * 2016-10-13 2017-05-10 广东理工学院 用于检测圆柱体工件表面缺陷的机器视觉装置及检测方法
CN107806895A (zh) * 2017-12-13 2018-03-16 张家港市沙源检测技术有限公司 一种与金属检测仪器配套的斜坡机构
CN112469992A (zh) * 2018-08-01 2021-03-09 株式会社视上 利用图像传感器的表面缺陷检查装置及检查方法
CN113207286A (zh) * 2018-12-19 2021-08-03 松下知识产权经营株式会社 外观检查装置及使用该外观检查装置判定焊接部位有无形状不良及形状不良的种类的判定精度的提高方法、焊接系统及使用该焊接系统的工件的焊接方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5954284B2 (ja) 2016-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5954284B2 (ja) 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法
KR101832081B1 (ko) 표면 결함 검출 방법 및 표면 결함 검출 장치
JP5888035B2 (ja) 円筒体又は円柱体材料の表面欠陥検査方法及び装置
JP6772084B2 (ja) 表面欠陥検査装置および表面欠陥検査方法
JP4739044B2 (ja) 外観検査装置
JP3156764U (ja) 表面疵検査装置
WO2016208622A1 (ja) 表面欠陥検出装置および表面欠陥検出方法
JP5842373B2 (ja) 表面欠陥検出方法、および表面欠陥検出装置
CN110402386B (zh) 圆筒体表面检查装置及圆筒体表面检查方法
JP2012251983A (ja) ラップフィルム皺検査方法及び装置
JP2008286646A (ja) 表面疵検査装置
JP6387909B2 (ja) 表面欠陥検出方法、表面欠陥検出装置、及び鋼材の製造方法
JP2008286791A (ja) 表面欠陥検査方法及び装置
JPWO2020111247A1 (ja) 丸鋼材のマーキング検出装置及び検出方法及び鋼材の製造方法
JP4023295B2 (ja) 表面検査方法及び表面検査装置
JP2010002232A (ja) 鍛造品の検査方法
JP2018040792A (ja) 検査システム、検査方法、及びフィルムの製造方法
JP5948974B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP2015059854A (ja) 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
JP2012141322A (ja) 表面欠陥検査装置
JP5765040B2 (ja) 疵検出方法及び疵検出装置
JP2012122877A (ja) 液中異物検査方法
JP2004132800A (ja) 帯状体の表面欠陥検査装置
JP5358743B2 (ja) 表面検査装置
JP2010237157A (ja) 表面検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5954284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees