JP2018004532A - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018004532A
JP2018004532A JP2016134097A JP2016134097A JP2018004532A JP 2018004532 A JP2018004532 A JP 2018004532A JP 2016134097 A JP2016134097 A JP 2016134097A JP 2016134097 A JP2016134097 A JP 2016134097A JP 2018004532 A JP2018004532 A JP 2018004532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
light
reflected light
pixel group
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016134097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6752643B2 (ja
Inventor
秀明 横山
Hideaki Yokoyama
秀明 横山
教郎 板木
Norio Itaki
教郎 板木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Edec Linsey System Co Ltd
Original Assignee
Edec Linsey System Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Edec Linsey System Co Ltd filed Critical Edec Linsey System Co Ltd
Priority to JP2016134097A priority Critical patent/JP6752643B2/ja
Publication of JP2018004532A publication Critical patent/JP2018004532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6752643B2 publication Critical patent/JP6752643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】装置構成を複雑化せずワーク表面の意匠的及び形状的な欠陥の有無を判定する。【解決手段】外観検査装置1は、エリアセンサカメラ10による撮像範囲内において回転装置20により回転される円筒状ワークW1の表面に、同軸落射照明装置31と拡散光照明装置32とにより平行光を照射し、コンピュータ40にて、エリアセンサカメラ10から入力される撮像範囲AREA01の全体の画素群の内で、正反射光を捉える第1の関心領域ROI01と拡散反射光を捉える第2の関心領域ROI02に対応する画素群をそれぞれ別々の記憶領域MEM01,MEM02へとステッピングモータのエンコーダ信号に基づいて連続的に蓄積し、正反射光に基づく第1の画像データDAT01と拡散反射光に基づく第2の画像データDAT02とを生成し、ディスプレイ42に表示する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークの外観を検査するための装置に係り、特に、光学的に外観検査を行うための装置に関する。
従来、缶などの円筒体の外面に正しく文字・記号などが表記されているか否かの外観検査を行うための装置が提案されている(特許文献1)。この特許文献1に記載の装置は、円筒体をモータにより高速回転させる間にラインセンサカメラにより撮影して得られた画像データから円筒体の検査対象領域の先頭位置を検出し、次に、解像度を確保することのできる回転速度で円筒体を回転させて先頭位置からラインセンサカメラにより再度撮影して得た画像データに基づいて外観検査を行うというものである。
また、円筒状ワークの凹凸欠陥を検査するための装置の提案もある(特許文献2)。この特許文献2に記載の装置は、円筒状ワークの中心軸を含む平面内において中心軸に対して直角な方向から所定角度傾かせた平行光を照射する半導体レーザと、配列方向及び受光面が円筒状ワークの中心軸の方向と平行になるように配置され、半導体レーザにより照射された平行光の円筒状ワーク表面からの正反射光を受光して電気信号に変換するラインセンサとを備え、ラインセンサにより得られる電気信号を処理して円筒状ワーク表面の凹凸欠陥部を検出するというものである。
さらに、缶の外観、内面、及び皺を検出する検査装置の提案もある(特許文献3)。この特許文献3の装置は、缶の周方向を分割して撮像する5台の外観検査用カメラと、缶に印刷された基準点マークを検出するマーク検出センサーと、缶の内面を検査すべく設けられた内面検査用カメラと、缶の全周を撮像する光沢度計よりなる皺検出用センサーとを備え、回転台を高速回転させる間に、マーク検出センサーによるマーク検出をトリガ信号として、5台の外観検査用カメラにより得た周方向5分割の画像から外観検査を行い、内面検査用カメラで内面検査を行い、皺検出用センサーで皺の検出を行う様にしたものである。
特開2002−39948(0015〜0030、図1〜図4) 特開2006−242828(0022〜0030、図1〜図3) 特開平6−174649(0012〜0014,0018,0030、図1)
特許文献1の技術では、円筒体の表面の印刷の良否判定は可能であるが表面の凹凸欠陥の有無判定はできず、特許文献2の技術では、逆に、表面の凹凸欠陥の有無判定はできるが、印刷の良否判定はできない。特許文献3の技術によれば、表面の印刷の良否判定、表面の凹凸欠陥の有無判定判定を共に実行することができるが、そのために多数のカメラやセンサを備えなければならないという問題がある。
そこで、本発明は、装置構成を複雑にすることなく、ワーク表面の意匠的及び形状的な欠陥の有無を判定し得る外観検査装置の提供を目的とする。
円筒状ワークについて上記目的を達成するためになされた本発明の外観検査装置は、エリアセンサカメラによる撮像範囲内において円筒状ワークを当該ワークの円筒中心のまわりに回転させる回転装置と、前記撮像範囲内に位置する円筒状ワークの表面に光を照射する照明装置と、前記回転装置が前記円筒状ワークを前記撮像範囲内において1回転以上させる間に前記エリアセンサカメラから入力した画像データに基づいて外観検査用の画像データを生成する画像データ生成手段とを備えると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記照明装置として、前記円筒状ワークの表面から前記円筒の長さ方向に伸びる正反射光を生じさせる様に光を照射する同軸落射照明装置と、前記円筒状ワークの表面から前記正反射光から所定距離離れた位置において前記正反射光と平行な拡散反射光を生じさせる様に光を照射する拡散光照明装置と、を備えていること。
(1B)前記画像データ生成手段は、前記エリアセンサカメラが撮像した画像データの内で、前記正反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された正反射光画素群と、前記拡散反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された拡散反射光画素群とをそれぞれ別々に記憶する正反射画素群記憶領域と拡散反射画素群記憶領域とを備え、前記回転装置から取得した回転角度情報に基づいて、前記各画素群記憶領域において連続的に画素群を蓄積することにより、正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成する手段として構成されていること。
上記構成を備えた本発明の外観検査装置によれば、エリアセンサカメラによる撮像範囲内において、回転装置が円筒状ワークを当該ワークの円筒中心のまわりに1回転以上させる。このとき、同軸落射照明装置が、円筒状ワークの表面から円筒の長さ方向に伸びる正反射光を生じさせる様に光を照射すると共に、拡散光照明装置が、円筒状ワークの表面から正反射光から所定距離離れた位置において正反射光と平行な拡散反射光を生じさせる様に光を照射する。この結果、エリアセンサカメラは、ある瞬間において、同軸落射照明装置の照明によって円筒状ワーク表面から生じたライン状の正反射光と、拡散光照明装置によって円筒状ワーク表面から生じたライン状の拡散反射光の双方を含む撮像データを取得する。ここで、エリアセンサカメラは、撮像範囲をカバーする様に多数のセンサ素子をマトリクス状に備えている。これら多数のセンサ素子の内、ライン状の正反射光に反応するセンサ素子と、ライン状の拡散反射光に反応するセンサ素子は、同軸落射照明装置及び拡散光照明装置の配置と、円筒状ワークの直径との関係から幾何学的に定まる。画像データ生成手段は、こうして幾何学的に定まるセンサ素子が取得した画素群を、正反射光画素群、及び拡散反射光画素群として、それぞれ別々に正反射画素群記憶領域と拡散反射画素群記憶領域とに記憶する。この際、画像データ生成手段は、回転装置から取得した回転角度情報に基づいて、各画素群記憶領域において連続的に画素群を蓄積することにより、正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成する。この結果、回転装置によって1回転以上される間に、円筒状ワーク表面全体の正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成することができる。そして、第1の画像データから円筒状ワーク表面の凹凸等の形状的な欠陥の有無を、第2の画像データから円筒状ワーク表面の印刷状態等の意匠的な結果の有無をそれぞれ判別することができる。
ウェブ状ワークについて上記目的を達成するためになされた本発明の外観検査装置は、エリアセンサカメラによる撮像範囲内においてウェブ状ワークを所定方向に移動させる移動装置と、前記撮像範囲内に位置するウェブ状ワークの表面に光を照射する照明装置と、前記移動装置が前記ウェブ状ワークを前記撮像範囲内を通過させる間に前記エリアセンサカメラから入力した画像データに基づいて外観検査用の画像データを生成する画像データ生成手段とを備えると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(2A)前記照明装置として、前記ウェブ状ワークの表面から前記移動方向を横切る様に直交する方向に伸びる正反射光を生じさせる様に光を照射する同軸落射照明装置と、前記ウェブ状ワークの表面から前記正反射光から所定距離離れた位置において前記正反射光と平行な拡散反射光を生じさせる様に光を照射する拡散光照明装置と、を備えていること。
(2B)前記画像データ生成手段は、前記エリアセンサカメラが撮像した画像データの内で、前記正反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された正反射光画素群と、前記拡散反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された拡散反射光画素群とをそれぞれ別々に記憶する正反射画素群記憶領域と拡散反射画素群記憶領域とを備え、前記移動装置から取得した移動量情報に基づいて、前記各画素群記憶領域において連続的に画素群を蓄積することにより、正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成する手段として構成されていること。
上記構成を備えた本発明の外観検査装置によれば、エリアセンサカメラによる撮像範囲内において、移動装置がウェブ状ワークを所定方向に移動させる。このとき、同軸落射照明装置が、ウェブ状ワークの表面から移動方向を横切る様に直交する方向に伸びる正反射光を生じさせる様に光を照射すると共に、拡散光照明装置が、ウェブ状ワークの表面から正反射光から所定距離離れた位置において正反射光と平行な拡散反射光を生じさせる様に光を照射する。この結果、エリアセンサカメラは、ある瞬間において、同軸落射照明装置の照明によってウェブ状ワーク表面から生じたライン状の正反射光と、拡散光照明装置によって円筒状ワーク表面から生じたライン状の拡散反射光の双方を含む撮像データを取得する。ここで、エリアセンサカメラは、撮像範囲をカバーする様に多数のセンサ素子をマトリクス状に備えている。これら多数のセンサ素子の内、ライン状の正反射光に反応するセンサ素子と、ライン状の拡散反射光に反応するセンサ素子は、同軸落射照明装置及び拡散光照明装置の配置と、ウェブ状ワークの厚さとの関係から幾何学的に定まる。画像データ生成手段は、こうして幾何学的に定まるセンサ素子が取得した画素群を、正反射光画素群、及び拡散反射光画素群として、それぞれ別々に正反射画素群記憶領域と拡散反射画素群記憶領域とに記憶する。この際、画像データ生成手段は、移動装置から取得した移動量情報に基づいて、各画素群記憶領域において連続的に画素群を蓄積することにより、正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成する。この結果、移動装置によってエリアセンサカメラによる撮像範囲内を所定方向に移動される間に、ウェブ状ワーク表面全体の正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成することができる。そして、第1の画像データから円筒状ワーク表面の凹凸等の形状的な欠陥の有無を、第2の画像データから円筒状ワーク表面の印刷状態等の意匠的な結果の有無をそれぞれ判別することができる。
ここで、これら本発明の外観検査装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3)前記同軸落射照明装置及び前記拡散光照明装置は、所定幅の平行光を前記ワークの表面に向かって照射する装置として構成されていること。
所定幅の平行光として光を照射することにより、第1,第2の画像データを精度良く生成することができる。なお、拡散光照明装置は、赤色、青色、黄色の単色光を拡散光反射位置をずらす様に照射する様に構成し、第2の画像データを照射光別に複数生成する様に構成することもできる。
また、これら本発明の外観検査装置は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(4)前記画像データ生成手段は、前記正反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ素子群の位置と、前記拡散反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ素子群の位置とのオフセット量に基づいて、前記第1の画像データと、前記第2の画像データと、検査対象となっているワークとの位置的な対応関係を設定する位置的対応関係設定手段を備えていること。
かかる構成をも備えることにより、例えば、円筒状ワークの表面に印刷の不具合といった意匠的な結果があるか否かや凹凸といった形状的な欠陥があるか否かを判別するための画像データを1回転させるだけで生成することができ、例えば長尺のウェブ状ワークにおいて、意匠的又は形状的な不良の生じている範囲を特定して、不良部分を切り捨てるといった後工程に対する的確な情報を与えることができる。
本発明によれば、装置構成を複雑にすることなく、ワーク表面の意匠的及び形状的な欠陥の有無を判定し得る外観検査装置を提供することができる。
実施例1の外観検査装置を示し、(A)は全体の斜視図、(B)は要部説明図である。 実施例2の外観検査装置の構成を示す模式図である。 実施例2の外観検査装置において実行する外観検査の処理手順を示すフローチャートである。 実施例3の外観検査装置の構成を示す模式図である。 実施例3の外観検査装置において実行する外観検査の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明する。
実施例1は円筒状ワークの外観検査装置である。実施例1の外観検査装置1は、図1(A)に示す様に、エリアセンサカメラ10と、エリアセンサカメラ10による撮像範囲内において円筒状ワークW1をワークの円筒中心のまわりに回転させる回転装置20と、撮像範囲内に位置する円筒状ワークW1の表面に光を照射する照明装置30と、回転装置20が円筒状ワークW1を撮像範囲内において1回転以上させる間にエリアセンサカメラ10から入力した画像データに基づいて外観検査用の画像データを生成するコンピュータ40とを備えている。
エリアセンサカメラ10は、ベース板11の図示右端部に立設された支柱12に対して固定ブロック13を介して、円筒状ワークW1の高さ全体を撮像範囲に捉えることができる様に取り付けられている。エリアセンサカメラ10は、撮像範囲をカバーする様に多数の固体撮像素子(CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなど。以下、同じ。)をマトリクス状に備えたものであって、撮像した画素群をコンピュータ40に入力する様に接続されている。
回転装置20は、ステッピングモータMT1を内蔵した本体の上部にターンテーブル21を備えている。回転装置20は、ステッピングモータMT1の回転角度に対応するエンコーダ信号をコンピュータ40に入力する様に接続されている。
照明装置30は、円筒状ワークW1の真正面から円筒の長さ方向に伸びる正反射光を生じさせる様に所定幅のライン状の平行光を照射する同軸落射照明装置31と、円筒状ワークW1に対して正反射光から所定距離離れた位置において正反射光と平行な拡散反射光を生じさせる様に斜め方向から所定幅のライン状の平行光を照射する拡散光照明装置32とを備え、ベース板11の図示左端部に設置されている。同軸落射照明装置31及び拡散光照明装置32は、それぞれ所定幅の平行光を照射する様に構成され、外観検査の際には同時に点灯される様に構成されている。同軸落射照明装置31は、ハーフミラーで反射させた光を円筒状ワークW1の回転中心に向かって真正面から照射し、その正反射光をハーフミラーを通して真後ろへと導く様に設置されている。
コンピュータ40には、キーボード41とディスプレイ42が接続されると共に、前述の様に、エリアセンサカメラ10の撮像した画素群を入力すると共に、ステッピングモータMTのエンコーダ信号を入力する様に、エリアセンサカメラ10及びステッピングモータMT1にも接続されている。また、コンピュータ40は、エリアセンサカメラ10、ステッピングモータMT1、及び照明装置30に対して制御信号を出力する様にも接続されている。
コンピュータ40は、照明装置30に対して点灯を指令すると共に、エリアセンサカメラ10に画像の取得・送信を指令し、ステッピングモータMT1に対してターンテーブル21を1回転させる指令を出力する。これらの指令を受けて、照明装置30が同軸落射照明装置31及び拡散光照明装置32を同時に点灯させ、ステッピングモータMT1がターンテーブル21を1回転させる間にエリアセンサカメラ10が撮像した画素群を連続的にコンピュータ40へと出力する。
コンピュータ40には、同軸落射照明装置31及び拡散光照明装置32の配置と、円筒状ワークW1の直径とが予め入力されている。そして、コンピュータ40は、エリアセンサカメラ10から入力される撮像範囲全体の画素群の内で、正反射光に対応する画素群を捉える第1の関心領域ROI01と、拡散反射光に対応する画素群を捉える第2の関心領域ROI02とを、同軸落射照明装置31及び拡散光照明装置32の配置と、円筒状ワークW1の直径とから幾何学的に算出し、設定している。なお、この設定に必要な情報は、キーボード41から入力しておく。
コンピュータ40は、図1(B)に示す様に、エリアセンサカメラ10から入力される撮像範囲AREA01の全体の画素群の内で、第1の関心領域ROI01に対応する画素群を記憶する正反射画素群記憶領域MEM01と、第2の関心領域ROI02に対応する画素群を記憶する拡散反射画素群記憶領域MEM02とを記憶装置45内に確保している。そして、それぞれの記憶領域MEM01,MEM02へとステッピングモータMT1からのエンコーダ信号に基づいて正反射光画素群及び拡散反射光画素群を連続的に蓄積することにより、正反射光に基づく第1の画像データDAT01と拡散反射光に基づく第2の画像データDAT02とを生成し、図1(A)に示す様に、ディスプレイ42に表示する。
正反射光に基づく第1の画像データDAT01は、円筒状ワークW1の表面の凹凸を示すものとなり、へこみが存在する場合は影となって観察される。一方、拡散反射光に基づく第2の画像データDAT02は、円筒状ワークW1の表面に印刷された文字や図形に対応する画像となり、バーコードや賞味期限などといった情報が正しく印刷されているか否かを観察することができる。
実施例2も円筒状ワークの外観検査装置である。実施例2の外観検査装置2は、図2に示す様に、エリアセンサカメラ50と、エリアセンサカメラ50による撮像範囲AREA02内において円筒状ワークW2をワークの円筒中心のまわりに回転させる回転装置60と、撮像範囲AREA02内に位置する円筒状ワークW2の表面に光を照射する照明装置70と、回転装置60が円筒状ワークW2を撮像範囲内において1回転以上させる間にエリアセンサカメラ50から入力した画像データに基づいて外観検査用の画像データを生成するコンピュータ80とを備えている。
エリアセンサカメラ50は、実施例1と同様に、撮像範囲AREA02をカバーする様に多数の固体撮像素子をマトリクス状に備えたものであって、撮像した画素群をコンピュータ80に入力する様に接続されている。
エリアセンサカメラ50は、回転装置60の真上に所定高さをあけてレンズを真下に向け、円筒状ワークW2の全体を撮像範囲AREA02内に捉えることができる様に取り付けられている。
回転装置60は、ワーク搬送装置90の途中に設置されている。ワーク搬送装置90は、回転装置60を挟んで上流側コンベア91と下流側コンベア92とからなり、それぞれ、コンベアモータMT91,MT92を備えている。これらコンベアモータMT91,MT92は、コンピュータ80からの指令に基づいて、搬送・停止を行う。
回転装置60は、ステッピングモータMT60によって回転駆動される駆動ローラ61と、従動ローラ62とを備えている。駆動ローラ61及び従動ローラ62は、円筒状ワークW2の下側面に当接し、長さ全体を支持することができる構造となっている。そして、ステッピングモータMT60を駆動することで、当接支持した円筒状ワークW2を円筒の中心のまわりに1回転以上回転させることができる。なお、回転装置60には、円筒状ワークW2が、駆動ローラ61及び従動ローラ62に支持されたことを検知するセンサSE60を備えている。そして、このセンサSE60の検知信号及びステッピングモータMT60の回転角度に対応するエンコーダ信号が、コンピュータ80に入力する様に接続されている。回転装置60には、さらに、検査の結果が「良品」の場合には上流側を持ち上げて下流側コンベア92へと円筒状ワークW2を排出し、「不良品」の場合には上流側を引き下げて不良品を除去するためのソレノイドSOL60も設置されている。このソレノイドSOL60及びステッピングモータMT60は、コンピュータ80からの駆動指令に基づいて動作する様にコンピュータ80と接続されている。
照明装置70は、円筒状ワークW2の真正面から円筒の長さ方向に伸びる正反射光LGHT50を生じさせる様に所定幅のライン状の平行光を照射する同軸落射照明装置71と、円筒状ワークW2に対して正反射光から所定距離離れた位置において正反射光と平行な拡散反射光LGHT51を生じさせる様に斜め方向から所定幅のライン状の平行光を照射する拡散光照明装置72とを備えている。また、本実施例においては、同軸落射照明装置71は、ハーフミラーで反射させた光を円筒状ワークW2の回転中心に向かって真正面から照射し、その正反射光をハーフミラーを通して真後ろへと導く様に設置されると共に、この正反射光とは別に、拡散反射光照明装置72とは反対側から斜め方向に円筒状ワークW2に向かって所定幅のライン状の平行光を照射することもできる様に構成されている。この結果、本実施例においては、照明装置70を点灯することにより、図示の様に、円筒状ワークW2の表面からは、正反射光LGHT50、第1の拡散反射光LGHT51、及び第2の拡散反射光LGHT52が生じることとなる。そして、エリアセンサカメラ50のセンサ素子群の内で、正反射光LGHT50、第1の拡散反射光LGHT51、及び第2の拡散反射光LGHT52を捉える関心領域ROI50,ROI51,ROI52は、照明装置70の配置、及び円筒状ワークW2の直径から幾何学的に定まる。
コンピュータ80には、図示省略したキーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ等の周辺機器が接続されている。また、コンピュータ80は、前述の様に、エリアセンサカメラ50の撮像した画素群を入力すると共に、センサSE60の検知信号、ステッピングモータMT60のエンコーダ信号を入力する様に、エリアセンサカメラ50及び、センサSE60、及びステッピングモータMT60に接続されている。また、コンピュータ80は、エリアセンサカメラ50、コンベアモータMT91,MT92、ステッピングモータMT60、ソレノイドSOL60及び照明装置70に対して制御信号を出力する様にも接続されている。
コンピュータ80は、図3に示す演算処理プログラムを実行することにより外観検査を行う。外観検査ルーチンでは、図3(A)に示す様に、コンピュータ80は、コンベアモータMT91,MT92に対してコンベア送りを指令する(S110)。センサSE60からワーク検知信号が入力されたら(S120:YES)、コンピュータ80は、コンベアモータMT91,MT92に対してコンベア停止を指令する(S130)。
続いて、コンピュータ80は、照明装置70に点灯を指令すると共に回転装置60のステッピングモータMT60に回転開始を指令し(S140)、エリアセンサカメラ50からの撮像データの取り込みと、ステッピングモータMT60からのエンコーダ信号の入力を開始する(S150)。
コンピュータ80は、こうしてエリアセンサカメラ50からの撮像データの取り込みと、ステッピングモータMT60からのエンコーダ信号の入力を開始すると、図3(B)に示す様な画像データ生成ルーチンを起動する(S160)。画像データ生成ルーチンにおいては、エリアセンサカメラ50から入力される撮像データの内で、関心領域ROI50,ROI51,ROI52の3つのライン上に位置するセンサ素子群をの検出している画素群を、それぞれ、正反射画素群記憶領域MEM50、第1の拡散反射画素群記憶領域MEM51、及び第2の拡散反射画素群記憶領域MEM52へと蓄積する(S161)。この蓄積処理はステッピングモータMT60から入力されるエンコーダ信号に基づいて、ワークが1回転したと判定されるまで連続的に実行する(S162:NO→S161)。
そして、ワークが1回転したと判定されたら(S162:YES)、正反射画素群記憶領域MEM50、第1の拡散反射画素群記憶領域MEM51、及び第2の拡散反射画素群記憶領域MEM52に連続的に蓄積された画素群により、正反射光LGHT50に基づく正反射光画像データDAT50、第1の拡散反射光LGHT51に基づく第1の拡散反射光画像データDAT51、及び第2の拡散反射光LGHT52に基づく第2の拡散反射光画像データDAT52を生成して本ルーチンを抜ける(S163)。
コンピュータ80は、図3(C)に示す様な良否判定ルーチンを起動する(S170)。良否判定ルーチンにおいては、正反射光画像データDAT50に基づき、影の有無を判定する(S171)。影がない場合は(S171:NO)、第1の拡散反射光画像データDAT51及び第2の拡散反射光LGHT52から賞味期限の印刷部分を抽出する(S172)。そして、賞味期限が正しく印刷されているか否かを判定する(S173)。賞味期限の印刷が正しくなされているときは(S173:YES)、判定結果を「良」とし(S174)、賞味期限の印刷が正しくなされていないときは(S173:NO)、判定結果を「不良」とする(S175)。なお、S171で影があると判定されたときは、S172以下の処理を経ることなく直ちに「不良」と判定する(S171:NO→S175)。
こうして外観検査が完了すると、コンピュータ80は、ソレノイドSOL60に対してワーク排出処理を指令する(S180)。このステップでは、外観検査の結果が「良品」の場合には上流側を持ち上げて下流側コンベア92へと円筒状ワークW2を排出し、「不良品」の場合には上流側を引き下げて不良品を除去する様に、ソレノイドSOL60への指令がなされる。
S110〜S180の処理は、検査終了となるまで繰り返し実行される(S190:NO)。作業者による終了の入力、または設定された稼働時間の経過、あるいは設定された良品個数を満足するといった具合に、検査終了と判定できる条件が成立したら(S190:YES)、外観検査ルーチンを終了する。
実施例3はウェブ状ワークの外観検査装置である。実施例3の外観検査装置3は、図4に示す様に、エリアセンサカメラ110と、エリアセンサカメラ110による撮像範囲AREA03内を通過する様にウェブ状ワークW3を所定方向へと移動させる移動装置120と、撮像範囲AREA03内に位置するウェブ状ワークW3の表面に光を照射する照明装置130と、移動装置120がウェブ状ワークW3を撮像範囲AREA03内を通過させる間にエリアセンサカメラ110から入力した画像データに基づいて外観検査用の画像データを生成するコンピュータ140とを備えている。
エリアセンサカメラ110は、実施例2と同様に、撮像範囲AREA03をカバーする様に多数の固体撮像素子をマトリクス状に備えたものであって、撮像した画素群をコンピュータ140に入力する様に接続されている。
エリアセンサカメラ110は、移動装置120の真上に所定高さをあけてレンズを真下に向け、ウェブ状ワークW3の幅全体を撮像範囲AREA03内に捉えることができる様に取り付けられている。
移動装置120は、コンベアモータMT120を備え、コンピュータ140からの指令に基づいてワークの搬送・停止を行い、コンベアモータMT120で計測されるエンコーダ信号をコンピュータ140へと入力する様に、コンピュータ140と接続されている。
照明装置130は、真上から撮像範囲AREA03の中心にワークの幅方向に伸びる正反射光を生じさせる様に所定幅のライン状の平行光を照射する同軸落射照明装置131と、撮像範囲AREA03に対してワーク移動方向下流側から斜めに所定幅のライン状の平行光を照射する拡散光照明装置132とを備えている。同軸落射照明装置131は、ハーフミラーで反射させた光を撮像範囲AREA03に向かって真上から照射し、その正反射光をハーフミラーを通して真後ろへと導く様に設置されると共に、この正反射光とは別に、正反射光を生じ得る位置よりもワーク移動方向上流側にずれた位置に対して撮像範囲AREA03に向かって所定幅のライン状の平行光を斜めに照射することもできる様に構成されている。この結果、本実施例においては、照明装置130を点灯することにより、図示の様に、ウェブ状ワークW3の表面からは、撮像範囲AREA03の中央から真上に向かう正反射光LGHT110と、撮像範囲AREA03のワーク移動方向上流側の所定位置から斜め後方に向かう第1の拡散反射光LGHT111と、撮像範囲AREA03のワーク移動方向下流側の所定位置から斜め前方に向かう第2の拡散反射光LGHT112とが生じることとなる。本実施例の場合、エリアセンサカメラ110のセンサ素子群の内で、中央に位置するセンサ素子群が正反射光LGHT110に対応する関心領域ROI110となり、第1の拡散反射光LGHT111を捉える関心領域ROI111はワーク移動方向上流側に、第2の拡散反射光LGHT112を捉える関心領域ROI12はワーク移動方向下流側に設定される。関心領域ROI110,ROI111,ROI112は、照明装置130の配置、及びウェブ状ワークW3の厚さから幾何学的に定まる。
コンピュータ140には、プリンタ150が接続され、検査結果を出力できる様に構成されている。コンピュータ140には、この他に、図示省略したキーボード、マウス、ディスプレイ等の周辺機器も接続されている。また、コンピュータ140は、前述の様に、エリアセンサカメラ110の撮像した画素群を入力すると共に、コンベアモータMT120のエンコーダ信号を入力する様に、エリアセンサカメラ110及びコンベアモータMT120に接続されている。また、コンピュータ140は、エリアセンサカメラ110、コンベアモータMT120、及び照明装置130に対して制御信号を出力する様にも接続されている。
コンピュータ140は、図5に示す演算処理プログラムを実行することにより外観検査を行う。外観検査ルーチンでは、図5(A)に示す様に、コンピュータ140は、照明装置130に対して点灯を指令すると共にコンベアモータMT120に対してコンベア送りを指令する(S210)。続いて、エリアセンサカメラ110からの撮像データの取り込みと、コンベアモータMT120からのエンコーダ信号の入力を開始する(S220)。
コンピュータ140は、エリアセンサカメラ110から取り込んだ撮像データの内、第2の拡散反射光LGHT112を捉えた関心領域ROI112の信号に変化があったか否かを判定する(S230)。ウェブ状ワークW3の先端が第2の拡散反射光LGHT112を生じさせることにより関心領域ROI112の信号に変化が生じるタイミングを判定しているのである。
関心領域ROI112の信号に変化があったら(S230:YES)、図5(B)に示す様な画素群蓄積ルーチンを起動する(S240)。画素群蓄積ルーチンにおいては、関心領域ROI112の信号を第2の拡散反射画素群記憶領域MEM112へと蓄積する(S241)。続いて、エンコーダ信号SIGが所定値SIG1以上になったか否かを判定する(S242)。SIG<SIG1ならば本ルーチンを抜ける(S242:NO→リターン)。
一方、SIG≧SIG1となったら(S242:YES)、関心領域ROI110の信号を正反射画素群記憶領域MEM110へと蓄積する(S243)。続いて、エンコーダ信号SIGが所定値SIG2(>SIG1)以上になったか否かを判定する(S244)。SIG<SIG2ならば本ルーチンを抜ける(S244:NO→リターン)。
SIG≧SIG2となったら(S244:YES)、関心領域ROI111の信号を第1の拡散反射画素群記憶領域MEM111へと蓄積する(S245)。
ここで、SIG1としては図4に示した移動距離L1、SIG2としては図4に示した移動距離L2、にそれぞれ対応したエンコーダ信号の値が設定されている。この様にして、本実施例では、記憶領域MEM112、記憶領域MEM110、及び記憶領域MEM111に対する画素群の蓄積開始時点を異ならせてある。
画素群蓄積ルーチンは、第1の拡散反射光LGHT111を捉えた関心領域ROI111の信号に変化が生じるまで継続する(S250:NO→S240)。なお、この関心領域ROI111の信号の変化は、ウェブ状ワークW3の後端が第1の拡散反射光LGHT111を生じさせなくなるタイミングを判定する様に設定されている。
こうして、撮像可能範囲AREA03に対してウェブ状ワークW3が侵入し、通過し終えるまで画素群蓄積ルーチンを実行したら(S250:YES)、コンピュータ140は、照明装置130に対して消灯を指令すると共にコンベアモータMT120に対してコンベア停止を指令する(S260)。
次に、コンピュータ140は、図5(C)に示す様な画像データ生成ルーチンを起動する(S270)。画像データ生成ルーチンにおいては、画素群蓄積ルーチンを繰り返し実行することにより、正反射画素群記憶領域MEM110、第1の拡散反射画素群記憶領域MEM51、及び第2の拡散反射画素群記憶領域MEM52へと蓄積開始時点をずらしてそれぞれ連続的に蓄積された画素群により、正反射光LGHT110に基づく正反射光画像データDAT110、第1の拡散反射光LGHT111に基づく第1の拡散反射光画像データDAT111、及び第2の拡散反射光LGHT112に基づく第2の拡散反射光画像データDAT112を生成する(S271)。
続いて、コンピュータ140は、図5(D)に示す様な良否判定ルーチンを起動する(S280)。良否判定ルーチンにおいては、まず、単位長さ分の画像データDATを読み込む(S281)。蓄積開始タイミングをずらすことにより、各記憶領域MEM110,MEM1111,MEM112の先頭から所定長さ分の画素データは、ワークの先端からの単位長さに一致している。
こうして単位長さ分の画像データDATを読み出したら、まず、正反射光画像データDAT110に基づき、影の有無を判定する(S282)。影がない場合は(S282:NO)、第1の拡散反射光画像データDAT111及び第2の拡散反射光LGHT112からバーコード印刷部分を抽出する(S283)。そして、バーコードが正しく印刷されているか否かを判定する(S284)。バーコードの印刷が正しくなされているときは(S284:YES)、判定結果を「良」とし(S285)、バーコードの印刷が正しくなされていないときは(S284:NO)、判定結果を「不良」とする(S286)。なお、S282で影があると判定されたときは、S283以下の処理を経ることなく直ちに「不良」と判定する(S282:NO→S286)。
次に、全長分の良否判定が終了しているか否かを判定する(S287)。全長分が終了していない場合は(S287:NO)、S281へ戻って次の単位長さについて画像データDATを読み込み、S282以下の処理を実行する。なお、S285,S286の判定結果は、対象となる単位長さ部分を特定する形で記録する。
こうして全長分の良否判定が終了したら(S287:YES)、メインルーチンへ戻り、良否判定の結果をプリンタ150から出力する(S290)。
S210〜S290の処理は、検査終了となるまで繰り返し実行される(S300:NO)。作業者による入力、または設定された稼働時間の経過、あるいは設定された良品個数を満足するといった具合に検査終了と判定したら(S300:YES)、外観検査ルーチンを終了する。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々に実施することができる。
例えば、実施例で説明する処理プログラムをソフトウェアとしてコンピュータにインストールする代わりに、プログラマブルコロジックコントローラによる構成、またはカメラ自体に機能を持たせても構わない。また、良否判定ルーチン等の各処理は並列処理としても構わない。
本発明は、各種ワークの外観検査に用いることができる。
1・・・実施例1の外観検査装置、10・・・エリアセンサカメラ、11・・・ベース板、12・・・支柱、13・・・固定ブロック、20・・・回転装置、21・・・ターンテーブル、30・・・照明装置、31・・・同軸落射照明装置、32・・・拡散光照明装置、40・・・コンピュータ、41・・・キーボード、42・・・ディスプレイ、AREA01・・・撮像範囲、DAT01・・・正反射光に基づく第1の画像データ、DAT02・・・拡散反射光に基づく第2の画像データ、MEM01・・・正反射画素群記憶領域、MEM02・・・拡散反射画素群記憶領域、MT1・・・ステッピングモータ、ROI01・・・第1の関心領域、ROI02・・・第2の関心領域、W1・・・円筒状ワーク。
2・・・実施例2の外観検査装置、50・・・エリアセンサカメラ、60・・・回転装置、61・・・駆動ローラ、62・・・従動ローラ、70・・・照明装置、71・・・同軸落射照明装置、72・・・拡散光照明装置、80・・・コンピュータ、90・・・ワーク搬送装置、91・・・上流側コンベア、92・・・下流側コンベア、AREA02・・・撮像範囲、DAT50・・・正反射光画像データ、DAT51・・・第1の拡散反射光画像データ、DAT52・・・第2の拡散反射光画像データ、LGHT50・・・正反射光、LGHT51・・・第1の拡散反射光、LGHT52・・・第2の拡散反射光、MEM50・・・正反射画素群記憶領域、MEM51・・・第1の拡散反射画素群記憶領域、MEM52・・・第2の拡散反射画素群記憶領域、MT60・・・ステッピングモータ、MT91,MT92・・・コンベアモータ、ROI50,ROI51,ROI52・・・関心領域、SE60・・・センサ、SOL60・・・ソレノイド、W2・・・円筒状ワーク。
3・・・実施例3の外観検査装置、110・・・エリアセンサカメラ、120・・・移動装置、130・・・照明装置、131・・・同軸落射照明装置、132・・・拡散光照明装置、140・・・コンピュータ、150・・・プリンタ、AREA03・・・撮像範囲、DAT110・・・正反射光画像データ、DAT111・・・第1の拡散反射光画像データ、DAT112・・・第2の拡散反射光画像データ、LGHT110・・・正反射光、LGHT111・・・第1の拡散反射光、LGHT112・・・第2の拡散反射光、MEM110・・・正反射画素群記憶領域、MEM111・・・第1の拡散反射画素群記憶領域、MEM112・・・第2の拡散反射画素群記憶領域、MT120・・・コンベアモータ、ROI110,ROI111,ROI112・・・関心領域、W3・・・ウェブ状ワーク。

Claims (4)

  1. エリアセンサカメラによる撮像範囲内において円筒状ワークを当該ワークの円筒中心のまわりに回転させる回転装置と、前記撮像範囲内に位置する円筒状ワークの表面に光を照射する照明装置と、前記回転装置が前記円筒状ワークを前記撮像範囲内において1回転以上させる間に前記エリアセンサカメラから入力した画像データに基づいて外観検査用の画像データを生成する画像データ生成手段とを備えると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする外観検査装置。
    (1A)前記照明装置として、前記円筒状ワークの表面から前記円筒の長さ方向に伸びる正反射光を生じさせる様に光を照射する同軸落射照明装置と、前記円筒状ワークの表面から前記正反射光から所定距離離れた位置において前記正反射光と平行な拡散反射光を生じさせる様に光を照射する拡散光照明装置と、を備えていること。
    (1B)前記画像データ生成手段は、前記エリアセンサカメラが撮像した画像データの内で、前記正反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された正反射光画素群と、前記拡散反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された拡散反射光画素群とをそれぞれ別々に記憶する正反射画素群記憶領域と拡散反射画素群記憶領域とを備え、前記回転装置から取得した回転角度情報に基づいて、前記各画素群記憶領域において連続的に画素群を蓄積することにより、正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成する手段として構成されていること。
  2. エリアセンサカメラによる撮像範囲内においてウェブ状ワークを所定方向に移動させる移動装置と、前記撮像範囲内に位置するウェブ状ワークの表面に光を照射する照明装置と、前記移動装置が前記ウェブ状ワークを前記撮像範囲内を通過させる間に前記エリアセンサカメラから入力した画像データに基づいて外観検査用の画像データを生成する画像データ生成手段とを備えると共に、さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする外観検査装置。
    (2A)前記照明装置として、前記ウェブ状ワークの表面から前記移動方向を横切る様に直交する方向に伸びる正反射光を生じさせる様に光を照射する同軸落射照明装置と、前記ウェブ状ワークの表面から前記正反射光から所定距離離れた位置において前記正反射光と平行な拡散反射光を生じさせる様に光を照射する拡散光照明装置と、を備えていること。
    (2B)前記画像データ生成手段は、前記エリアセンサカメラが撮像した画像データの内で、前記正反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された正反射光画素群と、前記拡散反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ群から入力された拡散反射光画素群とをそれぞれ別々に記憶する正反射画素群記憶領域と拡散反射画素群記憶領域とを備え、前記移動装置から取得した移動量情報に基づいて、前記各画素群記憶領域において連続的に画素群を蓄積することにより、正反射光に基づく第1の画像データと拡散反射光に基づく第2の画像データとを生成する手段として構成されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1又は2に外観検査装置。
    (3)前記同軸落射照明装置及び前記拡散光照明装置は、所定幅の平行光を前記ワークの表面に向かって照射する装置として構成されていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに外観検査装置。
    (4)前記画像データ生成手段は、前記正反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ素子群の位置と、前記拡散反射光を受光し得る所定幅のライン上のセンサ素子群の位置とのオフセット量に基づいて、前記第1の画像データと、前記第2の画像データと、検査対象となっているワークとの位置的な対応関係を設定する位置的対応関係設定手段を備えていること。
JP2016134097A 2016-07-06 2016-07-06 外観検査装置 Active JP6752643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016134097A JP6752643B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 外観検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016134097A JP6752643B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 外観検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018004532A true JP2018004532A (ja) 2018-01-11
JP6752643B2 JP6752643B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=60948992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016134097A Active JP6752643B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 外観検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6752643B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108891843A (zh) * 2018-07-17 2018-11-27 浙江盛达机器人科技有限公司 一种涤纶丝套筒旋转装置
CN108896571A (zh) * 2018-07-17 2018-11-27 浙江盛达机器人科技有限公司 一种涤纶丝套筒视检装置及视检方法
CN111693547A (zh) * 2020-06-19 2020-09-22 广东先导先进材料股份有限公司 一种晶片切割工具检测系统及方法
WO2024049195A1 (ko) * 2022-08-31 2024-03-07 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리의 외관 검사를 위한 데이터 처리 장치 및 방법

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56160645A (en) * 1980-05-16 1981-12-10 Hitachi Ltd Detecting method for surface defect of body
JP2006292580A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Nippon Steel Corp 表面疵検査方法、表面疵検査装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
US20090015823A1 (en) * 2007-07-12 2009-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Inspection apparatus and method
JP2010014670A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 外観検査装置、外観検査方法、画像処理方法及びこれを利用した外観検査装置
JP2010025652A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Nippon Steel Corp 表面疵検査装置
JP2013185831A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Jfe Steel Corp 表面欠陥検査装置
JP2015064301A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 Jfeスチール株式会社 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法
US20150247798A1 (en) * 2014-02-28 2015-09-03 Canon Kabushiki Kaisha Optical system and optical quality measuring apparatus
JP2016065782A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 富士フイルム株式会社 検査装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56160645A (en) * 1980-05-16 1981-12-10 Hitachi Ltd Detecting method for surface defect of body
JP2006292580A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Nippon Steel Corp 表面疵検査方法、表面疵検査装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
US20090015823A1 (en) * 2007-07-12 2009-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Inspection apparatus and method
JP2010014670A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 外観検査装置、外観検査方法、画像処理方法及びこれを利用した外観検査装置
JP2010025652A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Nippon Steel Corp 表面疵検査装置
JP2013185831A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Jfe Steel Corp 表面欠陥検査装置
JP2015064301A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 Jfeスチール株式会社 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法
US20150247798A1 (en) * 2014-02-28 2015-09-03 Canon Kabushiki Kaisha Optical system and optical quality measuring apparatus
JP2016065782A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 富士フイルム株式会社 検査装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108891843A (zh) * 2018-07-17 2018-11-27 浙江盛达机器人科技有限公司 一种涤纶丝套筒旋转装置
CN108896571A (zh) * 2018-07-17 2018-11-27 浙江盛达机器人科技有限公司 一种涤纶丝套筒视检装置及视检方法
CN111693547A (zh) * 2020-06-19 2020-09-22 广东先导先进材料股份有限公司 一种晶片切割工具检测系统及方法
WO2024049195A1 (ko) * 2022-08-31 2024-03-07 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리의 외관 검사를 위한 데이터 처리 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6752643B2 (ja) 2020-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6752643B2 (ja) 外観検査装置
JPH10132537A (ja) U字溝形状を有する部品表面の検査方法
JP3914500B2 (ja) 欠陥検査装置
JP2006194626A (ja) 偏心測定装置
JP2855851B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP2007198761A (ja) 欠陥検出方法および装置
JP2006242828A (ja) 表面欠陥検出装置
JP5425387B2 (ja) ガラス容器を検査するための機械
JP5507970B2 (ja) 管の外観検査装置
JP2008032487A (ja) 外観検査装置
JPH0593694A (ja) 円筒面検査方法及びその装置
JP2010107220A (ja) 非円筒体の外周面検査方法及びその装置
CN114641684A (zh) 用于蜂窝体检查的系统和方法
WO2020121784A1 (ja) ワーク検査装置及びワーク検査方法
JP2006145503A (ja) 円筒状ワークの外観検査装置
JP6402082B2 (ja) 表面撮像装置、表面検査装置、及び表面撮像方法
JP2008080358A (ja) 電縫管のシーム位置検出方法及び装置
JPH01227910A (ja) 光学検査装置
JP2010091410A (ja) 欠陥検査装置
JP2009222629A (ja) 被検物端面検査装置
JP3599932B2 (ja) 外観検査装置
JP2002214155A (ja) 被検査物の欠陥検査装置
JPH08101131A (ja) 表面欠陥検査装置
JP2003240729A (ja) 表面検査方法及び装置
JP2017003415A (ja) 検査装置、検査方法、及び検査プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20160711

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6752643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250