JP2001033390A - 錠剤の外観検査装置及びptp包装機 - Google Patents

錠剤の外観検査装置及びptp包装機

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JP2001033390A
JP2001033390A JP20314399A JP20314399A JP2001033390A JP 2001033390 A JP2001033390 A JP 2001033390A JP 20314399 A JP20314399 A JP 20314399A JP 20314399 A JP20314399 A JP 20314399A JP 2001033390 A JP2001033390 A JP 2001033390A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9508Capsules; Tablets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糖衣錠の如き錠剤における剥離欠陥を検出す
ることができる錠剤の外観検査装置を提供する。 【解決手段】 検査対象の錠剤を撮像した多値データを
所定の閾値で二値化することにより、二値画像を得る
(S1)。その後、錠剤の中心部と周縁部とに区画し
て、前記二値化によって特定された錠剤の剥離部に相当
すると思われる連結成分を特定する(S5)。その後、
特定された連結成分が所定の判定値X1に満たない場合
は良品判定する(S6,S7)。一方、判定値X1以上
の場合は錠剤中心部で所定の判定値X2(>X1)に満
たないものを除いて不良品判定する(S8〜S10)。
以上により、剥離検査を高精度かつ安定して実行し得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤の外観を検査
する検査装置及び該検査装置を備えたPTP包装機を含
む技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】錠剤の外観検査装置として、錠剤の表面
に汚れや毛髪などの異物が付着した不良品の有無を検査
することができるものが知られている。
【0003】即ち、この種の外観検査装置では、照明装
置によって錠剤に光を照射し、その反射光を撮像装置に
より撮像する。この撮像装置から出力される映像信号
は、画像処理装置によって、一定の閾値をもって二値化
される。ここで、錠剤からの反射光は比較的明るく映
り、異物からの反射光は比較的暗く映るため、これらの
明度の相違を考慮して、前記閾値を設定することで、比
較的暗い部分である異物の存在を前記画像処理装置によ
って判断することができる。
【0004】また、以上の外観検査装置を備えたPTP
包装機によれば、包装時或いは包装前に上記異物が付着
した錠剤を排除することが可能となる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、錠剤の
中でも例えば糖衣錠では、その表面の糖衣部分が剥離す
るという不良が発生する場合があるが、このような剥離
欠陥は、上記従来の錠剤の外観検査装置では検知するこ
とができなかった。その理由は、糖衣錠の場合には、照
射による反射光が、糖衣表面では比較的暗いのに対し、
剥離欠陥がある部分では比較的明るく映るためであり、
前記閾値では剥離欠陥を異物として同様に取り扱うこと
ができなかったためである。
【0006】そこで、本発明は、糖衣錠の如き錠剤にお
ける剥離欠陥を検出することができる錠剤の外観検査装
置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0007】また、糖衣錠に関して次のような現象が生
じることが見出された。即ち、特に錠剤外周部で剥離欠
陥が生じ易い。また、糖衣錠は、断面が略楕円形状をな
しており、平錠のように検査表面が平坦ではないことか
ら、錠剤外周部の映像信号のレベルが小さくなるため、
錠剤中心部と同様には取り扱い難いという事情もある。
更に、糖衣錠の中央部は錠剤搬送供給工程等を経ること
で、摩耗され易く、糖衣表面の色が中心付近で薄くなる
という特徴もある。
【0008】そこで、本発明は、上記目的を達成しつ
つ、糖衣錠の諸々の事情を考慮して、糖衣錠の剥離欠陥
の検査に最適な錠剤の外観検査装置を提供することを更
なる目的の一つとしている。なお、その他の目的として
は、異物検査と剥離検査とを共に行い得るようにするこ
と等が挙げられる。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。ま
た、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じ
て記載する。
【0010】手段1.糖衣錠へ照明をあてた際、錠剤表
面の反射光よりも糖衣部分が剥離した剥離部の反射光の
方が明るく撮像されるものについて、前記反射光から得
られた映像信号を処理することにより、前記剥離部を検
出する画像処理装置を備えたことを特徴とする錠剤の外
観検査装置。
【0011】この手段1によれば、一般的な色付きの糖
衣錠へ照明をあてると、もし剥離部が存在する場合に
は、錠剤表面の反射光よりも剥離部の反射光の方が明る
く、即ち高いレベルとして撮像される。この性質を利用
して、画像処理装置によって前記反射光から得られた画
像信号を処理することで、前記剥離部の有無等を検出す
ることができる。
【0012】手段2.上記手段1において、前記映像信
号を第1の閾値で二値化する二値化手段を備え、前記第
1の閾値を、錠剤表面からの反射光の映像信号のレベル
と、剥離部からの反射光の映像信号のレベルとの間に設
定したことを特徴とする錠剤の外観検査装置。
【0013】この手段2によれば、上記手段1における
作用効果に加え、二値化手段によって、錠剤表面からの
反射光の映像信号のレベルと、剥離部からの反射光の映
像信号のレベルとの間に設定された第1の閾値で二値化
することで、錠剤表面とは独立して剥離部の連結成分を
判定することができる。
【0014】手段3.糖衣錠へ照明をあてた際、錠剤表
面の反射光よりも糖衣部分が剥離した剥離部の反射光の
方が明るく撮像されるものについて、前記反射光から得
られた映像信号を処理することにより、前記剥離部を検
出する画像処理装置を備え、前記画像処理装置は、錠剤
領域を中央部と周縁部とに仮想的に区画する区画処理手
段を備え、この手段によって区画された中央部と周縁部
とで、互いに異なった判定条件により前記剥離部を検出
することを特徴とする錠剤の外観検査装置。
【0015】この手段3によれば、一般的な色付きの糖
衣錠へ照明をあてると、もし剥離部が存在する場合に
は、錠剤表面の反射光よりも剥離部の反射光の方が明る
く、即ち高いレベルとして撮像される。この性質を利用
して、画像処理装置によって前記反射光から得られた画
像信号を処理することで、前記剥離部の有無等を検出す
ることができる。
【0016】ここで、糖衣錠は、断面が略楕円形状等を
なしていて周縁部が曲面なっている。そのため、錠剤周
縁部の映像信号のレベルが小さくなるため、錠剤中央部
と同様には取り扱い難い。また、糖衣錠の中央部は錠剤
搬送供給工程等を経ることで、摩耗され易く、糖衣表面
の色が中心付近で薄くなる。従って、錠剤中央部と周縁
部とでは、得られる映像信号の処理に関して、以上のよ
うな事情を考慮することが、検出安定性及び検出精度を
保つ上で重要となる。
【0017】そこで、上述のように、区画処理手段によ
って錠剤領域を中央部と周縁部とに検査上区画すること
で、錠剤中央部と周縁部とにおける異なる事情に応じた
適切な判定条件により剥離部を安定して精度よく検出す
ることができる。
【0018】手段4.上記手段3において、前記映像信
号を第1の閾値で二値化する二値化手段を備え、前記第
1の閾値を、錠剤表面からの反射光の映像信号のレベル
と、剥離部からの反射光の映像信号のレベルとの間に設
定することにより、剥離部の可能性のある連結成分を検
出し、前記中央部と周縁部とで、剥離部の可能性のある
連結成分の判定面積値を異ならせることにより、前記剥
離部を検出するようにしたことを特徴とする錠剤の外観
検査装置。
【0019】この手段4によれば、上記手段3における
作用効果に加え、二値化手段によって、錠剤表面からの
反射光の映像信号のレベルと、剥離部からの反射光の映
像信号のレベルとの間に設定された第1の閾値で二値化
することで、錠剤表面とは独立して剥離部の可能性のあ
る連結成分を検出することができる。
【0020】ここでは、同一の第1の閾値で二値化する
ことにより剥離部の可能性のある連結成分を特定したの
で、別の条件で錠剤中央部と周縁部とのそれぞれの特徴
を加味した剥離部の判定が必要となる。そこで、錠剤中
央部と周縁部とで異なる判定面積値を用いることによ
り、錠剤中央部と周縁部とのそれぞれの特徴を加味した
剥離部の検出が可能となる。
【0021】手段5.上記手段4において、前記判定面
積値を、中心部よりも周縁部を小さい値に設定した錠剤
の外観検査装置。
【0022】錠剤中央部は、錠剤搬送供給工程等を経る
ことで、摩耗され易く、糖衣表面の色が中心付近で薄く
なる。そのため、錠剤中央部に関しては、上記摩耗によ
るノイズを考慮する必要がある。一方、錠剤周縁部は、
中央部に比べて上記摩耗によるノイズは少ないが、錠剤
周縁部の曲面形状に起因して反射光の映像信号のレベル
が低くなる。そこで、この手段5では、判定面積値を、
錠剤中心部よりも周縁部を小さい値と設定することで、
上記要因にかかわらず剥離部を安定した状態でかつ精度
よく検出することができる。
【0023】手段6.上記手段3において、前記映像信
号を第1の閾値と第2の閾値とでそれぞれ二値化する二
値化手段を備え、前記中心部用閾値及び周縁部用閾値
を、錠剤表面からの反射光の映像信号のレベルと、剥離
部からの反射光の映像信号のレベルとの間に設定し、か
つ、中心部用閾値を周縁部用閾値よりも高いレベルに設
定し、前記中央部にて中心部用閾値を越える連結成分
と、前記周縁部にて周縁部用閾値を越える連結成分とを
剥離部の可能性のある連結成分とし、これら検出された
連結成分について同一の判定面積値を用いることによ
り、前記剥離部を検出するようにしたことを特徴とする
錠剤の外観検査装置。
【0024】この手段6によれば、上記手段3における
作用効果に加え、二値化手段によって、錠剤表面からの
反射光の映像信号のレベルと、剥離部からの反射光の映
像信号のレベルとの間に設定された中心部用閾値及び周
縁部用閾値で二値化することで、錠剤表面とは独立して
剥離部の可能性のある連結成分を検出することができ
る。
【0025】しかも、中心部用閾値を周縁部用閾値より
も高いレベルに設定しておくことで、上記手段4,5の
ように錠剤中央部と周縁部とで判定面積値を変更するこ
となく、同一の判定面積値を用いることが可能となる。
【0026】勿論、この手段6においても、上記2つの
閾値を用いることで、錠剤中央部と周縁部とのそれぞれ
の特徴を加味した剥離部の検出が可能となる。即ち、錠
剤中央部は、錠剤搬送供給工程等を経ることで、摩耗さ
れ易く、糖衣表面の色が中心付近で薄くなる。そのた
め、錠剤中央部に関しては、上記摩耗によるノイズを考
慮する必要がある。一方、錠剤周縁部は、中央部に比べ
て上記摩耗によるノイズは少ないが、錠剤周縁部の曲面
形状に起因して反射光の映像信号のレベルが低くなる。
このような錠剤中央部と周縁部との相違を上記閾値の相
違によって埋め合わせることができ、上記要因にかかわ
らず剥離部を安定した状態でかつ精度よく検出すること
ができる。
【0027】手段7.上記手段3乃至6において、前記
中央部と周縁部との区画は、錠剤中心又は重心を検出
し、その検出された錠剤中心又は重心を中心とする円に
よって行うことを特徴とする錠剤の外観検査装置。
【0028】この手段7によれば、錠剤の中央部と周縁
部とを区画するに際して、錠剤領域から錠剤中心又は重
心を求めて、その中心又は重心を中心とする円によって
区画することができる。従って、錠剤中央部と周縁部と
を区画するために、専用の閾値を必要としないことか
ら、高速処理が可能となる。
【0029】手段8.上記手段8において、前記錠剤中
心又は重心は錠剤領域から求められるものであり、その
錠剤領域は、錠剤表面からの反射光の映像信号のレベル
よりも低く設定した第2の閾値をもって前記映像信号を
二値化することにより求められるものである錠剤の外観
検査装置。
【0030】この手段8によれば、第2の閾値によって
錠剤領域を特定することができる。なお、予め予定され
ている位置を錠剤領域としてしまう方法もあるが、この
ように映像信号から錠剤領域を特定することで、錠剤の
位置ずれに起因する検出精度低下を防止することができ
る。
【0031】手段9.上記手段8において、前記第2の
閾値は、錠剤に付着した異物からの反射光のレベルより
も高く設定されており、第2の閾値による二値化処理に
よって、前記錠剤領域の特定とともに、錠剤に付着した
異物の有無を判定できるようにした錠剤の外観検査装
置。
【0032】この手段9によれば、錠剤領域を特定する
ための第2の閾値の二値化処理結果を利用して異物の有
無を判定できるようにしたので、最小で二つの閾値を用
いれば、異物検査と剥離検査とを一斉に処理してしまう
ことができる。この結果、高速処理を可能としつつ、異
物検査と剥離検査とを処理することができる。
【0033】手段10.上記手段1乃至9のいずれかに
おいて、錠剤の表裏両面の検査が可能となるように、照
明装置と撮像装置とを複数対用意して、所定の対を錠剤
の一方の表面側検査用とし、他の対を錠剤の他方の表面
側の検査用とした錠剤の外観検査装置。
【0034】この手段10によれば、錠剤の表裏両面を
検査することができる。なお、複数対といっても、2セ
ット分あれば十分である。但し、一方の表面側を検査す
るだけでも、例えばPTPシートのポケット部に投入さ
れている錠剤の検査の場合、該シートが幅広であると、
照明装置や撮像装置を複数並設するようなことも考えら
れるので、必ずしも2セット分に限定する必要はない。
【0035】手段11.糖衣錠に照射する照明装置と、
前記糖衣錠の前記照明装置により照射された面を撮像す
る撮像装置と、前記撮像装置から出力される映像信号を
処理する画像処理装置とを備えた錠剤の外観検査装置に
おいて、前記画像処理装置には、前記映像信号を、錠剤
表面からの反射光の映像信号のレベルと、剥離部からの
反射光の映像信号のレベルとの間に設定された第1の閾
値で二値化する二値化手段と、前記二値化手段により第
1の閾値を越えた部分の連結成分を、剥離部の可能性が
ある連結成分と判定する剥離判定手段を設けたことを特
徴とする錠剤の外観検査装置。
【0036】この手段11は、上記手段2を構成的に示
したものである。このようにして以上説明した他の各手
段も、構成的に示すことは何ら差し支えない。
【0037】手段12.上記手段1乃至12に記載の錠
剤の外観検査装置を備えたPTP包装機。
【0038】この手段12のようにPTP包装機に上記
各手段にて特定された外観検査装置を設ければ、PTP
包装機による包装過程において錠剤の剥離欠陥を判定す
ることができる。これにより、包装途中或いは包装後に
剥離欠陥が発見されたPTPシートを排除することがで
きる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態について、図
1乃至図5を参照しつつ説明する。
【0040】この実施の形態では、図2に示すように、
PTPシートに包装される錠剤の外観検査装置をPTP
包装機30に装備することによって、PTP包装機30
内で錠剤の外観検査を実施している。
【0041】まず、錠剤の外観検査が実施されるPTP
包装機30について簡単に説明する。PTP包装機30
は、錠剤をPTPシートに自動的に包装するものであ
る。具体的には、ポリプロピレン、PVCなどのフィル
ム40をフィルム送りロール33とテンションロール3
1,32で、加熱板50と成形板51に送り込み、錠剤
などが充填されるポケット部44(図3参照)をフィル
ム40に成形する。そして、フィルム40にポケット部
44が成形された容器フィルム41が、錠剤投入シャッ
ター52の下にまで送られてくると、錠剤投入シャッタ
ー52が各ポケット部44に錠剤などを自動的に充填す
る。
【0042】ここでは、錠剤1(図3参照)が各ポケッ
ト部44に充填される。また、この実施の形態では、錠
剤1として色付きの糖衣錠を使用した場合について説明
する。一般的な色付き糖衣錠の場合、光を照射するとそ
の反射光が、糖衣錠表面からのものよりも、糖衣部分が
剥離した剥離部からのものの方が明るく映し出されると
いう現象があるため、従来の異物検査では剥離部を検査
することができなかった。そこで、この実施の形態で
は、後述するように当該剥離部を検査できるように工夫
されている。
【0043】さらに、各ポケット部44に錠剤1が充填
された容器フィルム41の上に、アルミ製の密封用フィ
ルム42をテンションロール34,35を介して送り込
み、一対のシールロール36,36で固着させる。これ
によって、錠剤1が各ポケット部44に充填されたフィ
ルム状のPTPシート43が製造される。かかるフィル
ム状のPTPシート43はシート状に裁断された後に、
図示しない不良シート排出機構やPTPシート集積機構
などへ順に送られる。
【0044】次に、錠剤の外観検査装置について、図4
のブロック図を中心に説明する。外観検査装置は、撮像
装置であるCCDカメラ11a,11b、表示装置であ
るモニタ25、照明装置である照明12a,12b(図
3参照)、画像処理装置10などから構成される。な
お、CCDカメラ11a,11bと照明12a,12b
は、図2及び図3ではPTP包装機30内に記載されて
いるが、外観検査装置を構成するものの一つである。
【0045】照明12a,12bは、ハロゲンランプあ
るいは高周波点灯装置を有する蛍光灯等である。特に、
ランプ等の温度や電源電流等を制御して、一定の輝度が
維持されるような輝度制御部を有する照明とすれば、照
明12a,12bの輝度のばらつきを考慮しなくても、
高精度な錠剤の外観検査が可能となる。
【0046】画像処理装置10は、A/D変換器3、シ
ェーディング補正手段14、画像メモリ16、シェーデ
ィング補正テーブル18、CPU20、判定用メモリ2
2、入出力インターフェース23、外観検査結果及び統
計データメモリ24、カメラタイミング制御手段26な
どから構成される。
【0047】A/D変換器3は、CCDカメラ11a,
11bで撮像した一次元イメージデータを、アナログ信
号からデジタル信号に変換するものである。ここで、C
CDカメラ11a,11bについて説明すると、図3に
示すように、CCDカメラ11aは、照明12aの光1
3aで錠剤1が充填された容器フィルム41を照らし、
容器フィルム41をその幅方向に一次元撮像するもので
ある。また、CCDカメラ11bは、照明12bの光1
3bでPTPシート43を照らし、PTPシート43を
その幅方向に一次元撮像するものである。
【0048】従って、容器フィルム41又はPTPシー
ト43の幅方向に一列に成形された複数のポケット部4
4、及び、各ポケット部44に充填された錠剤1を同時
に撮像することができる。また、一つのCCDカメラ1
1aが錠剤1の一方の表面側を撮像するのに対し、別の
CCDカメラ11bは錠剤1の他方の表面側を撮像する
ものであり、これによって錠剤1の表裏両面の検査を行
うことができる。
【0049】なお、これら両CCDカメラ11a,11
bによって撮像された結果を利用して錠剤1の検査を行
うための手段及び処理過程は全く同一であるので、以下
においては、特に両者を区別する場合を除いて、CCD
カメラ11a,11bを符号11として説明する。ま
た、照明12a,12b及び光13a,13bについて
も同様とする。更に、符号を付さずに単にPTPシート
と記載したときは、容器フィルム41及びPTPシート
43の両方を意味するものとする。
【0050】画像メモリ16は、A/D変換された一次
元イメージデータを順次記憶して、PTPシートの二次
元イメージデータとして記憶するものである。ここで、
一次元イメージデータを画像メモリ16に記憶する前
に、シェーディング補正テーブル18のデータに従っ
て、シェーディング補正手段14によりシェーディング
補正している。なお、シェーディング補正は、PTPシ
ートの幅全体を照明12の光13で一様に照らすことは
技術的に限界があることから、かかる位置の相違による
光13の明暗により生じる映像データの明度のばらつき
を補正するために行われるものである。
【0051】また、画像メモリ16には、シェーディン
グ補正手段14から出力される多値データのみでなく、
CPU20によって画像処理された又は画像処理される
過程におけるデータ、例えば二値化したデータも記憶さ
れる。
【0052】CPU20は、各種の画像処理プログラ
ム、その他のプログラムを、判定用メモリ22の記憶内
容等を使用しつつ実行するものである。入出力インター
フェース23は、PTP包装機30に制御信号を送信し
又はPTP包装機30から動作信号等の各種信号を受信
するためのものである。これによって、例えば、PTP
包装機30の不良シート排出機構などを制御することが
できる。また、モニタ25に表示データを送信するため
のものであり、二次元化したイメージデータや外観検査
結果などを、モニタ25に表示させることができる。
【0053】外観検査結果及び統計データメモリ24
は、連結成分に関する座標等のデータ、外観検査結果デ
ータ、該外観検査結果データを確率統計的に処理した統
計データ等を記憶するものである。これらの外観検査結
果データや統計データは、CPU20の制御に基づき、
モニタ25に表示させることができる。また、これらの
外観検査結果データや統計データに基づいて、CPU2
0がPTP包装機30に制御信号を送信することもでき
る。
【0054】カメラタイミング制御手段26は、CCD
カメラ11が撮像する一次元イメージデータを、A/D
変換器3に取り込むタイミングを制御するものである。
かかるタイミングは、PTP包装機30に設けられた図
示しないエンコーダからの信号に基づいて行われる。
【0055】次に、錠剤の外観検査の処理の手順のう
ち、この実施の形態における主要な処理である剥離検出
処理について、図1のフローチャート図に基づいて以下
に説明する。以下の処理はCPU20によって実行され
る。
【0056】まず、ステップS1では、二値化処理が実
行される。このステップS1における処理機能はCPU
20による二値化手段に相当する機能である。即ち、画
像メモリ16に記憶された多値データである映像信号
を、第1の閾値δcにより二値化するとともに、第2の
閾値δにより二値化し、これらの二値画像を得る。
【0057】前記第1の閾値δcは、錠剤1、即ち糖衣
錠の糖衣部分が剥離した欠陥(剥離欠陥)を検査するた
めに用いられるものである。第2の閾値δは、錠剤1の
領域及び中心の特定並びに異物の有無を検査するために
用いられるものである。
【0058】ここで、錠剤1の表面の映像信号のレベル
と剥離部分の映像信号のレベルとを比較すると、錠剤1
の表面の方が低い(暗い)レベルとなるのに対し、剥離
部分は高い(明るい)レベルとなる。
【0059】そこで、第1の閾値δcについて図を参照
して説明する。図5(b),(c)は被検査対象である
錠剤1の平面図及び正面図をそれぞれ示したものであ
る。錠剤1の表面には剥離部101、102が存在して
いるとする。図5(a)は、図5(b)の想像線Aに該
当するラインの輝度階調を示す図である。図5(a)の
映像信号A1は剥離部101に相当する映像信号であ
り、映像信号A2は剥離部102に相当する映像信号で
ある。
【0060】第1の閾値δcは、錠剤1の剥離部10
1,102を検出するために、剥離部101,102の
映像信号A1,A2のレベルよりも低く設定しておく。
また、当然に錠剤1の表面の映像レベルよりも高く設定
しておく。このように設定した第1の閾値δcにより、
多値データである映像信号を二値化すると、剥離部10
1,102が1の値となり、その他の部分は0の値とな
る。
【0061】また、錠剤1の表面の映像信号のレベルと
異物の映像信号のレベルとを比較すると、錠剤表面の方
が高い(明るい)レベルとなるのに対し、異物は低い
(暗い)レベルとなる。
【0062】そこで、第2の閾値δについて図を参照し
て説明する。図5(b),(c)は上述のとおり錠剤1
の平面図及び正面図を示したものであり、錠剤1の表面
には異物110が存在しているとする。図5(a)の映
像信号A3は異物110に相当する映像信号である。
【0063】第2の閾値δは、異物110を検出するた
めに、異物110の映像信号A3のレベルよりも高く設
定しておく。また、錠剤1の領域を検出するために、背
景の映像信号のレベルよりも高く、かつ錠剤1の表面の
映像信号のレベルよりも低く設定しておく。従って、第
2の閾値δは第1の閾値δcよりも低い(暗い)レベル
に設定される。このように設定した第2の閾値δによ
り、多値データである映像信号を二値化すると、異物1
10及び背景の値は0となり、錠剤1の表面の値は1と
なる。
【0064】この実施の形態においては、異物110を
区別するための閾値と錠剤1を特定するための閾値を第
2の閾値δの一つで処理しているが、当然、個々に異な
る閾値、例えば異物110を区別するための閾値を第2
の閾値とし錠剤1を特定するための閾値を第3の閾値と
しても良い。但し、別々の閾値を設定した場合には、処
理の複雑化に伴って錠剤1一つ当たりの処理時間が長く
なる。従って、処理時間を優先させる場合は上述のよう
に一つの閾値(第2の閾値δ)のみで処理することが好
ましい。
【0065】以上のように、ステップS1の二値化処理
により、多値データである画像信号を、第1の閾値δc
と第2の閾値δとでそれぞれ二値化した二値画像データ
が得られる。
【0066】次に、ステップS2において、塊処理が実
行される。塊処理としては、ステップS1にて得られた
二値化データに基づき、剥離部101,102の連結成
分、錠剤1の連結成分、異物110の連結成分を特定す
る処理と、夫々の連結成分についてラベル付け処理を行
うラベル付け処理とがある。
【0067】ここで、錠剤1の連結成分の特定は、予め
設定された座標を含む連結成分を、錠剤1の連結成分と
して特定する。なお、予め設定された面積から錠剤1の
連結成分を特定してもよい。また、錠剤1の位置がそれ
ほどばらつかない場合は、前もって錠剤領域を設定して
おくこともできる。しかし、PTPシート43の容器フ
ィルム41のポケット部44は錠剤1よりも十分大きく
成形されていることから、錠剤1の位置が正確に定まら
ないことが多いので、精密な外観検査をする上では、二
値化データから毎回特定することが望ましい。ここで、
それぞれ特定される各連結成分の占有面積はCCDカメ
ラ11の画素に応じたドット数で表される。
【0068】次に、ステップS3では、中心割出し処理
が実行される。即ち、ステップS2で特定された錠剤1
の連結成分から、同錠剤1の連結成分の中心を求める。
なお、錠剤1の連結成分の中心を求めることに代えて、
錠剤1の連結成分の重心を求めるようにしてもよい。
【0069】次に、ステップS4において、領域区画処
理が実行される。このステップS4における処理機能
は、CPU20による区画処理手段に相当する機能であ
る。即ち、図5(a),(b)に示すように、ステップ
S3にて求められた錠剤1の連結成分の中心より半径F
rの円C1及び半径Qrの円C2を仮想的に描く。
【0070】半径Frの円C1は、錠剤1の連結成分が
完全に含まれる領域として設定されるものである。これ
は、この領域外の他の連結成分、例えばポケット部44
の屈曲部位等の連結成分等を除外するために設定される
ものである。なお、錠剤1の予定された大きさは予め知
ることができるので、半径Frを、錠剤1の連結成分が
完全に含まれる大きさのものとして予め設定しておく。
【0071】半径Qrの円C2は、錠剤1の中心部と周
縁部とを区画するために設定されるものである。その理
由の一つは、錠剤1の周縁部は撮像装置たるCCDカメ
ラ11の受光面との角度が大きく、安定して映像信号を
取得できない領域であるため、中心部のような安定して
映像信号を取得できる領域とは別の検査が必要となるこ
とにある。また、もう一つの理由としては、錠剤1の中
心部は錠剤搬送供給工程を経ていることで、摩耗され易
く、色が薄くなるという特徴があり、そのような摩耗の
おそれの少ない周縁部とは別の検査が必要となることに
ある。
【0072】以上のようにして、半径Frの円C1によ
って錠剤1の連結成分全てが含まれる領域が決定される
とともに、半径Qrの円C2によって錠剤1の中央部と
周縁部とが区画される。
【0073】次に、ステップS5において、塊割出し処
理が実行される。即ち、第1の閾値δcに基づく処理に
よって検出された連結成分のうち、ステップS4にて設
定された円C1に全体或いは一部が含まれる連結成分を
検出する。図5の例では、映像信号A1,A2に相当す
る連結成分が存在するので、これら映像信号A1,A2
に相当する連結成分が検出されることとなる。なお、錠
剤1に相当する連結成分や映像信号A3に相当する連結
成分は、第1の閾値δcよりも低いレベルのものである
からステップS5では検出されず、また、円C1の外周
側に位置する他の連結成分が存在しているとしても上記
円C1内にない理由からステップS5では検出されな
い。
【0074】次に、ステップS6において、ステップS
5にて検出された連結成分毎に、連結成分の検出面積値
(ドット数)が判定値X1ドット以上か否かが判定され
る。ここでは具体的にはX1=5としている。この判定
の結果、判定値X1ドットに満たない面積値を有する連
結成分については、ステップS7にて良品判定がなされ
る。従って、映像信号A1,A2に相当する連結成分が
それぞれX1ドットに満たない場合は、良品判定がなさ
れる。ここで、第1の閾値δc以上でかつ円C1に含ま
れる連結成分のうち、判定値X1ドット未満のものを良
品とみなすようにしたのは、ノイズ除去のためである。
即ち、ここでは判定値X1に満たないものはノイズによ
る影響であるとみなしている。
【0075】一方、判定値X1ドット以上と判定された
連結成分については、更にステップS8に移行し、円C
2に含まれる連結成分であるか否かが判定される。即
ち、連結成分が錠剤1の中心部のものであるか周縁部の
ものであるかが判定されるのである。
【0076】このステップS8における判定の結果、円
C2に含まれていない場合には、ステップS9にて不良
品判定がなされる。即ち、円C2に含まれない連結成分
とは、図5の例では映像信号A2に相当する連結成分を
指すが、この場合は、ステップS6にて既にX1ドット
以上であることが判定されていること、周縁部は上述の
ようにCCDカメラ11の受光面との角度が大きくてあ
まり顕著に剥離状態が映し出されない筈であること、周
縁部は中心部のように搬送供給工程を経てもあまり摩耗
されないこと、といった理由により、錠剤1の周縁部で
X1ドット以上の連結成分があるとすれば、その連結成
分は剥離部を示しているものと判断して差し支えないか
らである。従って、ここでは映像信号A2に相当する連
結成分が剥離部102であり、以上の条件を満たすた
め、不良品判定がなされる。
【0077】一方、ステップS8による判定の結果、連
結成分が円C2に含まれている場合には、更にステップ
S10で判定値X2ドット以上か否かが判定される。判
定値X2ドットは前記判定値X1ドットよりも数値が大
きく設定(X2>X1)されている。具体的にはX2=
20としている。
【0078】このステップS10における判定の結果、
判定値X2ドットに満たない連結成分については、ステ
ップS7にて良品判定がなされる。従って、映像信号A
1に相当する連結成分がX2ドットに満たない場合は良
品判定がなされる。ここで、円C2に含まれる連結成分
の全てを剥離不良品とせずにX2ドット以上であること
を条件としたのは、ノイズ除去のためである。
【0079】一方、ステップS10における判定の結
果、判定値X2ドット以上と判定された連結成分につい
ては、ステップS9において不良品判定がなされる。即
ち、円C2に含まれる連結成分とは、図5の例では映像
信号A1に相当する連結成分を指すが、この場合は、中
心部は周縁部に比べてCCDカメラ11の受光面との角
度が小さくて顕著に剥離状態が映し出される筈であるこ
と、中心部は周縁部と比べ搬送供給工程を経ていること
で摩耗されていること、といった理由により、中心部で
はX1ドットよりも大きなX2ドット以上の連結成分が
ある場合に限って、その連結成分は剥離部を示している
ものと判断すべきだからである。従って、ここでは映像
信号A1に相当する連結成分が剥離部101であり、以
上の条件を満たすため、不良品判定がなされる。
【0080】以上のステップS6〜ステップS10に係
る処理機能は、CPU20による剥離判定手段に相当す
る機能である。
【0081】なお、異物110の混入の有無については
詳述しないが、図5(b),(c)に示すような異物1
10については、図5(a)に示すように錠剤領域内に
おいて第2の閾値δより小さい映像信号A3となる。従
って、これを第2の閾値δで二値化した0の値の連結成
分をラベル付けし、その後、当該連結成分が所定ドット
以上か否かによって異物110の有無を判断すればよ
い。
【0082】勿論、前記剥離検査の場合と同様、錠剤1
の中心部と周縁部とで区画検査するようにしてもよく、
この場合、前記剥離検査の場合の半径Qrによる円C2
の区画処理結果をそのまま利用することも可能となる。
このように、異物110の検査に際しても錠剤1の中心
部と周縁部とを区画して検査することで、錠剤1が断面
略楕円形をなすようなものについての誤検出を低減する
ことができる。
【0083】そして、以上の剥離検査及び異物検査を同
時並行的に処理し、不良品判定がなされた錠剤1を含む
シートは、図示しない不良シート排出機構により排出さ
れることとなる。なお、以上の説明では、一つの錠剤1
の処理に着目して説明したが、実際には複数の錠剤が同
時に撮影されており、複数の錠剤について同時または順
次上記処理が行われるものである。また、一方のCCD
カメラ11aが錠剤1の一方の表面側の画像を取り入れ
ており、もう一方のCCDカメラ11bが錠剤1のもう
一方の表面側の画像を取り入れていることで、錠剤1の
表裏両面について以上の検査が同時進行的に実行される
こととなる。
【0084】以上説明したことから明らかなように、こ
の実施の形態における錠剤の外観検査装置によれば、第
1の閾値δcを錠剤1の表面の映像レベルよりも高く、
剥離部101,102の映像レベルよりも低く設定した
上で検査を行うことから、糖衣錠のような錠剤1の糖衣
部分の剥離欠陥を検査することができる。
【0085】また、錠剤1の中心部と周縁部とで剥離部
101,102の判定面積(ドット数)の基準を変え
た、即ち、中心部では判定面積(ドット数)を大きく、
周縁部では判定面積(ドット数)を小さくした。これに
より次の効果が得られる。
【0086】即ち、錠剤1自身の色ムラに加え、錠剤1
の中心部は擦れやすいので色がはげ易く、これによりノ
イズが多くなる、そのため、錠剤1の中心部では比較的
小さな連結成分はノイズと見なすことが必要であるが、
このようなノイズの除去が可能となる。従って、錠剤1
の中心部における剥離欠陥を確実に検出することができ
るとともに、剥離欠陥のない錠剤1を剥離欠陥と判断す
るような誤検出も防止することができる。
【0087】一方、錠剤1の周縁部は得られる画像が暗
くなるので、小さな面積の連結成分でも剥離とみなすこ
とが必要であるが、上記のように中心部よりも判定面積
(ドット数)を小さくしていることから、錠剤1の周縁
部の剥離欠陥を確実に検出することができる。
【0088】また、一つの閾値(第1の閾値δc)によ
る一回の二値化により、錠剤1の中心部と周縁部の剥離
を検査することができる。即ち、錠剤1の中心部と周縁
部とを区画するための閾値を別途設ける必要がない。そ
の結果、判定処理が高速となる。
【0089】剥離部101,102の連結成分とポケッ
ト部44からの反射の連結成分の区別を、錠剤1の連結
成分の中心からの距離(半径Fr)により判断している
ので、第1の閾値δcにより二値化して得た映像のラベ
ル付け処理と、第2の閾値δにより二値化して得た映像
のラベル付け処理を同時に処理することができる。
【0090】第2の閾値δは、錠剤1の周縁部の錠剤表
面の映像レベルよりも低く選択しているので、錠剤1の
連結成分を特定することができる。この連結成分は錠剤
1の位置をその都度特定する場合等に利用できる。
【0091】錠剤1の連結成分を特定するために用いら
れる第2の閾値δを利用して、異物110の検査も同時
に行うことができるので、高速処理を維持したまま上記
剥離検査に加えて異物検査も行うことができる。
【0092】一方のCCDカメラ11aが錠剤1の一方
の表面側の画像を取り入れており、もう一方のCCDカ
メラ11bが錠剤1のもう一方の表面側の画像を取り入
れていることで、錠剤1の表裏両面について以上の検査
を同時進行的に実行することができる。
【0093】なお、この実施の形態では、錠剤1の中心
部と周縁部との剥離検査について、同一の第1の閾値δ
cのみ用いて連結成分を特定し、面積判定値(ドット
数)を異ならせることで剥離部の有無を判定したが、こ
れに代えて、中心部と周縁部とで異なった2値化閾値、
即ち中心部用閾値及び周縁部用閾値(中心部用閾値>周
縁部用閾値)を用いて連結成分を特定し、同一の判定値
(ドット数)で剥離部の有無を判定してもよい。この場
合でも、高精度にかつ安定して剥離部を検出することが
できるが、閾値数の増大によって処理速度が遅くなる。
【0094】また、この実施の形態では、錠剤1として
色付き糖衣錠を用いたものについて説明したが、錠剤1
表面からの反射光よりも剥離部101,102からの反
射光が明るい(高い)レベルとなるようなものであれ
ば、その色や種類を問わないことはいうまでもない。
【0095】[他の発明の説明]以下、他の発明につい
て項分け記載する。
【0096】(発明の属する技術分野)この発明、即ち
他の発明は、正規の錠剤に色の異なる異種錠剤が混入し
たことを容易に検出することができるよう工夫されたP
TPシート、及びPTPシートに色の異なる異種錠剤が
混入したことを検出することができる錠剤の外観検査装
置に関するものである。
【0097】(従来の技術及び発明が解決しようとする
課題)隣接する生産ラインにおいて異なる種類の錠剤の
生産あるいは包装を行う場合には、正規の錠剤に異種の
錠剤が混入するおそれがある。それを判別するために
は、錠剤に印刷されている品番を、PTPシートに封入
された後に、画像処理装置により読み込み判断すること
が考えられる。
【0098】しかしながら、PTPシートに包装される
錠剤は毎分数千錠にも達し、更に、PTPシートのポケ
ット部の中での錠剤は向きが必ずしも一定していない。
そのため、読み込んだ品番の映像を回転等の処理により
向きを揃えた上で、パターンマッチングなどの手法によ
り品番を確認する作業を一錠毎に行うことが必要にな
り、高速処理の要請の観点からして採用に値しない。
【0099】また、隣接する生産ラインにおいては錠剤
の品種毎に色を変えることにより、錠剤の色の違いによ
って異種錠剤の混入を判別することも考えられる。この
色の識別による異種錠剤の混入の判別は、目視検査にお
いては有効である。
【0100】しかしながら、通常、異物等を検査するた
めに設けられている錠剤の外観検査装置は、解像度およ
び処理速度の問題から、二値画像処理(白黒処理)を採
用している。従って、上記錠剤を画像処理装置に読み込
んで色の判別を自動化しようとした場合には、蓋フィル
ムと正規の錠剤および混入した異種錠剤を、映像レベル
の差、すなわち明るさの差として明確に区別することが
困難である。
【0101】例えば、黄色の錠剤が包装されたPTPシ
ートに、錠剤として最も一般的且つ多い白色の錠剤が混
入した場合について、単純化したモデルとして、光を三
原色に単純化し、黄色の錠剤は、緑色と赤色の光の波長
を100%反射し、青を100%吸収するものとして、
また、白色の錠剤は、青色、緑色及び赤色の光の波長を
100%反射するものとして、以下に説明する。
【0102】即ち、この例示されたものの場合、黄色と
白色の錠剤の映像レベルの差として表れるのは、青色の
成分の差のみである。ここで、青の成分が全体の33%
であるとしたら、映像レベルの差は33%である。しか
し、現実には錠剤の表面状態や、色合い、色彩あるいは
光源の光の成分などの影響により、この差はもっと小さ
くなる。更に、映像信号にはノイズも含まれるので、一
層判別がし難くなるという問題が生じ得る。
【0103】そこで、この発明は、異物等を検査するた
めの二値画像(白黒画像)による画像処理装置により、
PTPシートに包装された錠剤に異種錠剤が混入したこ
とを、容易に判別することができるPTPシートを提供
することを目的とする。
【0104】併せて、PTPシートに異種錠剤が混入し
たことを容易に判別することができるPTPシートの外
観検査装置を提供することにある。
【0105】(課題を解決するための手段及び効果)以
下、上記した目的を達成するために好適な手段及び特記
すべき効果について説明する。
【0106】手段a.PTPシートの密封用フィルムの
内側すなわち容器フィルム側を、正規の色付き錠剤の色
の成分のうちの一部の色または黒色にしたことを特徴と
するPTPシート。
【0107】この手段aによれば、錠剤として最も一般
的かつ多くの存在する白色の錠剤が、異種錠剤として混
入した場合に、それを二値画像(白黒画像)で処理する
画像処理装置によって自動的にかつ容易に判別し得る。
【0108】手段b.PTPシートの密封用フィルムの
内側すなわち容器フィルム側を、正規の錠剤と、色の異
なる異種の錠剤の色の成分のうち、一致する成分の一部
または黒色にしたことを特徴とするPTPシート。
【0109】この手段bによれば、正規の錠剤と、色の
異なる異種の錠剤とを、二値画像(白黒画像)で処理す
る画像処理装置によって自動的にかつ容易に判別し得
る。
【0110】手段c.正規の錠剤が黄色、異種の錠剤が
白色で、PTPシートの密封用フィルムの内側が、赤
色、緑色又は黒色であることを特徴とするPTPシー
ト。
【0111】この手段cによれば、正規の黄色の錠剤の
生産工程において、白色の錠剤が混入した場合にも、そ
れを二値画像(白黒画像)で処理する画像処理装置によ
って自動的にかつ容易に判別し得る。
【0112】手段d.撮像装置には、正規の錠剤と、色
の異なる異種の錠剤の色の成分のうち一致する成分の一
部の色の波長を減衰させるフィルタを装着し、PTPシ
ートのポケット部に充填された錠剤が正規の錠剤か異種
の錠剤かを判別する判別手段を有することを特徴とする
PTPシートの外観検査装置。
【0113】この手段dによれば、錠剤の色の違いが、
映像信号のレベルの差としてより明確に表れるので、正
規の錠剤と、色の異なる異種の錠剤とを、二値画像(白
黒画像)で処理する画像処理装置によって自動的にかつ
容易に判別し得る。
【0114】手段e.フィルタにより減衰される色の波
長が密封用フィルムの内側の色の波長を含むことを特徴
とするPTPシートの外観検査装置。
【0115】この手段eによれば、正規の錠剤と、混入
した錠剤と背景である蓋シートの内側を、二値画像(白
黒画像)で処理する画像処理装置によって自動的にかつ
容易に判別し得る。
【0116】(発明の実施の形態)具体的な構成は、上
記実施の形態と同様であるが、CCDカメラ11bに特
定の波長の光をカットする光学フィルタを設けている点
と、画像処理装置10(CPU20)による処理ステッ
プが異なる点でのみ相違する。また、ここでの異種錠剤
混入の有無の検査処理は、図2における下流側のCCD
カメラ11bにより取り込まれた映像信号によって行わ
れる。
【0117】ここで、光学フィルタは、正規の錠剤(例
えば黄色)と、色の異なる異種の錠剤の色(例えば白
色)の成分のうち、一致する成分(例えば緑および赤)
の一部の色(例えば緑または赤)の波長を減衰させるフ
ィルタを装着している。
【0118】PTPシートの密封用フィルムの内側に
は、フィルタにより減衰される波長と同じ波長の色また
は黒色を付する。
【0119】理想状態の単純化したモデル(光源の光
量、カメラの感度が三原色において等しく、白色の錠剤
は青、緑、赤を100%反射し、黄色の錠剤は緑、赤を
100%反射し青を100%吸収し、赤の密封用フィル
ムは赤を100%反射し青、緑を100%吸収し、CC
Dカメラ11bに装着された赤色をカットするフィルタ
は赤色を100%吸収し青と緑の光は100%透過させ
る場合)を例にして、以下に説明する。
【0120】即ち、密封用フィルムは赤を100%反射
するが、前記フィルタにより吸収され、CCDカメラ1
1bの撮像素子に届く光は0%になる。
【0121】黄色の錠剤は緑と赤を100%反射する
が、赤の成分が前記フィルタにより吸収され、撮像素子
に届く光は緑のみ100%(全体の33%)になる。
【0122】白色の錠剤は青、緑と赤を100%反射す
るが、赤の成分が前記フィルタにより吸収され、撮像素
子に届く光は青および緑が100%(全体の67%)に
なる。従って、黄色に対し白の錠剤の映像レベルは2倍
になり、密封用フィルム、白色および黄色の錠剤の判別
が容易になる。
【0123】なお、以上説明したものの他、密封用フィ
ルムの色を黒にした場合、あるいは、密封用フィルムに
よりシールされる前の工程において、正規の錠剤と、色
の異なる異種の錠剤の色の成分のうち、一致する成分の
一部の色の波長を減衰させるフィルタを撮像装置に装着
することによっても同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態に係る錠剤の外観検査装置の剥
離検出処理を示すフローチャート図である。
【図2】 錠剤の外観検査装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 PTP包装機の一部を示し、搬送中のPTP
シートのポケット部に充填された錠剤の外観を撮像する
部分を示した斜視図である。
【図4】 錠剤の外観検査装置の機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】 (a)は(b)の想像線Aに該当するライン
の映像信号を示す図、(b)は錠剤の外観を示す平面
図、(c)は錠剤の外観を示す正面図である。
【符号の説明】
1…錠剤、3…A/D変換器、10…画像処理装置、1
1a,11b…撮像装置としてのCCDカメラ、12
a,12b…照明、13a,13b…光、14…シェー
ディング補正手段、16…画像メモリ、18…シェーデ
ィング補正テーブル、20…CPU、22…判定用メモ
リ、23…入出力インターフェース、24…外観検査結
果及び統計データメモリ、25…モニタ、26…カメラ
タイミング制御手段、30…PTP包装機、41…容器
フィルム、43…PTPシート、44…ポケット部、1
01,102…剥離部、110…異物、A1,A2,A
3…映像信号、C1,C2…円、Fr,Qr…半径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 成昭 愛知県小牧市大字北外山字早崎3005番地 シーケーディ 株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA02 AB01 AB03 AB07 AC01 BA01 CA04 CA07 CB01 CC07 CC15 DA06 DA13 EA11 EA14 EB01 EC02 EC03 ED09 ED23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糖衣錠へ照明をあてた際、錠剤表面の反
    射光よりも糖衣部分が剥離した剥離部の反射光の方が明
    るく撮像されるものについて、前記反射光から得られた
    映像信号を処理することにより、前記剥離部を検出する
    画像処理装置を備えたことを特徴とする錠剤の外観検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記映像信号を第1の閾値で二値化する
    二値化手段を備え、前記第1の閾値を、錠剤表面からの
    反射光の映像信号のレベルと、剥離部からの反射光の映
    像信号のレベルとの間に設定したことを特徴とする請求
    項1記載の錠剤の外観検査装置。
  3. 【請求項3】 糖衣錠へ照明をあてた際、錠剤表面の反
    射光よりも糖衣部分が剥離した剥離部の反射光の方が明
    るく撮像されるものについて、前記反射光から得られた
    映像信号を処理することにより、前記剥離部を検出する
    画像処理装置を備え、 前記画像処理装置は、錠剤領域を中央部と周縁部とに仮
    想的に区画する区画処理手段を備え、この手段によって
    区画された中央部と周縁部とで、互いに異なった判定条
    件により前記剥離部を検出することを特徴とする錠剤の
    外観検査装置。
  4. 【請求項4】 前記映像信号を第1の閾値で二値化する
    二値化手段を備え、前記第1の閾値を、錠剤表面からの
    反射光の映像信号のレベルと、剥離部からの反射光の映
    像信号のレベルとの間に設定することにより、剥離部の
    可能性のある連結成分を検出し、 前記中央部と周縁部とで、剥離部の可能性のある連結成
    分の判定面積値を異ならせることにより、前記剥離部を
    検出するようにしたことを特徴とする請求項3記載の錠
    剤の外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記判定面積値を、中心部よりも周縁部
    を小さい値に設定した請求項4記載の錠剤の外観検査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記映像信号を第1の閾値と第2の閾値
    とでそれぞれ二値化する二値化手段を備え、前記中心部
    用閾値及び周縁部用閾値を、錠剤表面からの反射光の映
    像信号のレベルと、剥離部からの反射光の映像信号のレ
    ベルとの間に設定し、かつ、中心部用閾値を周縁部用閾
    値よりも高いレベルに設定し、前記中央部にて中心部用
    閾値を越える連結成分と、前記周縁部にて周縁部用閾値
    を越える連結成分とを剥離部の可能性のある連結成分と
    し、これら検出された連結成分について同一の判定面積
    値を用いることにより、前記剥離部を検出するようにし
    たことを特徴とする請求項3記載の錠剤の外観検査装
    置。
  7. 【請求項7】 前記中央部と周縁部との区画は、錠剤中
    心又は重心を検出し、その検出された錠剤中心又は重心
    を中心とする円によって行うことを特徴とする請求項3
    乃至6に記載の錠剤の外観検査装置。
  8. 【請求項8】 前記錠剤中心又は重心は錠剤領域から求
    められるものであり、その錠剤領域は、錠剤表面からの
    反射光の映像信号のレベルよりも低く設定した第2の閾
    値をもって前記映像信号を二値化することにより求めら
    れるものである請求項7記載の錠剤の外観検査装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の閾値は、錠剤に付着した異物
    からの反射光のレベルよりも高く設定されており、第2
    の閾値による二値化処理によって、前記錠剤領域の特定
    とともに、錠剤に付着した異物の有無を判定できるよう
    にした請求項8記載の錠剤の外観検査装置。
  10. 【請求項10】 錠剤の表裏両面の検査が可能となるよ
    うに、照明装置と撮像装置とを複数対用意して、所定の
    対を錠剤の一方の表面側検査用とし、他の対を錠剤の他
    方の表面側の検査用とした請求項1乃至請求項9のいず
    れかに記載の錠剤の外観検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載の錠剤の外観検査装置を備えたPTP包装機。
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