JP3461136B2 - 錠剤の外観検査装置およびptp包装機 - Google Patents

錠剤の外観検査装置およびptp包装機

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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9508Capsules; Tablets

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤の異物を検査
する外観検査装置、および錠剤の異物を検査する機能を
有するPTP包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、錠剤表面の異物を検査する錠剤の
外観検査装置では、錠剤を撮像装置により撮像して得た
映像信号を、一定の閾値をもって二値化し、異物を表す
一方の値の画素を計数し、一定値以下のものを良品、一
定値以上のものを表面に汚れや毛髪などの異物が付着し
た不良品と判断することにより錠剤の外観検査が行われ
ていた。図10のフローチャートを参照して説明する
と、ステップ(以下Sと表記する。)31では、錠剤を
撮像した撮像装置から出力され画像メモリに記憶されて
いる多値データである映像信号を二値化する。つぎに、
S32では検査エリアを設定する。検査エリアは錠剤の
位置があらかじめ定まっていれば、あらかじめ設定して
おいても良いが、錠剤の位置が都度ばらつくようであれ
ばS31の二値化により得た二値画像により、都度設定
しても良い。つぎに、S33では検査エリア内の一方の
値の画素の数を計数し異物の総面積を求める。そして、
S34では異物の総面積が一定値を越えた錠剤について
は、異物が付着しているとして不良と判断する。
【0003】しかし、一般に錠剤の周縁部は斜面である
ことが多く、撮像装置の受光面と平行に近い中心部に比
べ、周縁部は光量が不足し映像信号が不安定になりやす
い。特に、断面が楕円形である糖衣錠、あるいは大きく
かつ角度のついた面取りがされた分割錠は、この影響が
大きい。たとえば、分割錠の場合、面取り部が平面部に
比べて均一に暗くなるのみでなく、面取り部のエッジの
外側に三日月状の暗部が発生することがある。撮像装置
による撮像は光源から出た光が被検査面から乱反射され
る光を撮像装置の受光面に捉えることにより撮像され
る。ここで、撮像装置が錠剤の被検査面の法線方向に近
ければ、光量が十分ありかつ直接反射する成分と乱反射
する成分の比率も安定しているが、一方、接線方向に近
づくと光量が不足するのみでなく、直接反射する成分と
乱反射する成分の比率も不安定になり、乱反射する成分
が極端に減少する部位が生じることに起因する。この場
合は、そのまま二値化したのでは、三日月状の暗部が異
物と判定され、異物が無いにも関わらず不良品になる。
【0004】三日月状の暗部は黒色の異物と比較すれば
明るいので、閾値を低い(暗い)値にすることにより、
検出しないようにすることも考えられるが、50μm程
度の太さの毛髪は、光が回り込むため三日月状の暗部よ
りも明るい映像信号のレベルになることもあり、異物を
見逃すおそれがある。また、毛髪は常に真っ黒であると
は限らず、三日月状の暗部よりも明るい色の毛髪も存在
する。そこで、、錠剤の周縁部を除いた平面部に検査領
域を限定して、映像の不安定な周縁部の領域を検査領域
から外すことにより、誤判定を防いでいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ほとん
どが周縁部にありほんの一部が検査エリア内に掛かって
いるような異物については、検査エリア内の画素のみを
異物と見なすので、異物と見なされる画素が微少であり
ノイズとの区別ができないため、このような異物を検出
することは困難であった。そこで本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、錠剤の周縁
部の不安定な映像を異物と誤判定することなく、また、
ほとんどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛かって
いるような異物についても、確実に異物と判断すること
ができる錠剤の外観検査装置およびPTP包装機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
になされた請求項1に係る錠剤の外観検査装置は、錠剤
を照射する照明装置と、前記錠剤の前記照明装置により
照射された面を撮像する撮像装置と、前記撮像装置から
出力される映像信号を処理する画像処理装置を有する錠
剤の外観検査装置において、前記画像処理装置に、前記
映像信号を二値化する二値化手段を設け、前記二値化手
段により前記映像信号を第一の閾値をもって二値化して
得られた 一方の値の連結成分が、前記錠剤の領域であ
る錠剤領域の、前記錠剤の中心部を含む第一の領域と、
前記第一の領域の外側の第二の領域のうち、前記第一の
領域に一部でも含まれる前記錠剤領域内の連結成分は、
前記錠剤上の異物と判断する第一異物判別手段を設けた
ことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る錠剤の外観検査装置
は、請求項1に記載する錠剤の外観検査装置であって、
前記第一の閾値は、第一の領域の錠剤の映像信号のレベ
ルと、第一の領域の異物の映像信号のレベルとの間のレ
ベルに選択されていることを特徴とする。また、請求項
3に係る錠剤の外観検査装置は、請求項1または請求項
2に記載する錠剤の外観検査装置であって、前記錠剤領
域は、前記二値化手段により前記映像信号を前記第一の
閾値をもって二値化して、得られた他方の値の連結成分
の外周により囲まれた領域であることを特徴とする。
【0008】また、請求項4に係る錠剤の外観検査装置
は、請求項1または請求項2に記載する錠剤の外観検査
装置であって、前記錠剤領域は、前記二値化手段により
前記映像信号を第二の閾値をもって二値化して得られ
た、他方の値の連結成分の外周により囲まれた領域であ
ることを特徴とする。また、請求項5に係る錠剤の外観
検査装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記
載する錠剤の外観検査装置であって、前記二値化手段に
より前記映像信号を第二の閾値をもって二値化して得ら
れた一方の値の連結成分のうち、前記第二の領域に全て
含まれる前記錠剤領域内の連結成分は、前記錠剤上の異
物と判断する第二異物判別手段を設けたことを特徴とす
る。
【0009】また、請求項6に係る錠剤の外観検査装置
は、請求項4または請求項5に記載する錠剤の外観検査
装置であって、前記第二の閾値は、第二の領域の錠剤の
映像信号と、第二の領域の異物の映像信号との間のレベ
ルに選択されていることを特徴とする。また、請求項7
に係る錠剤の外観検査装置は、請求項1乃至請求項6の
いずれか一つに記載する錠剤の外観検査装置であって、
前記錠剤は、円形であり、前記第一の領域は、前記錠剤
領域の中心に中心を一致させて設けた円の内側の領域で
あることを特徴とする。
【0010】また、請求項8に係る錠剤の外観検査装置
は、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載する錠
剤の外観検査装置であって、前記錠剤は、分割錠または
糖衣錠であることを特徴とする。また、請求項9に係る
錠剤の外観検査装置は、請求項1乃至請求項8のいずれ
か一つに記載する錠剤の外観検査装置であって、前記錠
剤は、PTPシートのポケットに充填された錠剤である
ことを特徴とする。また、請求項10に係るPTP包装
機は、請求項9に記載する錠剤の外観検査装置を設けた
ことを特徴とする。
【0011】このような構成を有する本発明の錠剤の外
観検査装置では、前記画像処理装置に、前記映像信号を
二値化する二値化手段を設け、前記二値化手段により前
記映像信号を第一の閾値をもって二値化して得られた一
方の値の連結成分が、前記錠剤の領域である錠剤領域
の、前記錠剤の中心部を含む第一の領域と、前記第一の
領域の外側の第二の領域のうち、前記第一の領域に一部
でも含まれる前記錠剤領域内の連結成分は、前記錠剤上
の異物と判断する第一異物判別手段を設けたので、周縁
部に発生する暗部を異物と誤判定することなく、また、
ほとんどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛かって
いるような異物についても、確実に異物と判断すること
ができる。
【0012】また、前記第一の閾値を、第一の領域の錠
剤の映像信号と、第一の領域の異物の映像信号との間の
レベルに選択すれば、第一の領域の異物を二値化手段に
より安定して異物と判別することができる。また、前記
二値化手段により前記映像信号を前記第一の閾値をもっ
て二値化し、得られた他方の値の連結成分の外周により
囲まれた領域を前記錠剤領域とすれば、異物の連結成分
を得るための二値化処理と錠剤領域を得るための二値化
処理を、一つの閾値による一回の二値化処理により行う
ことができ、簡単な処理でほとんどが周縁部にありほん
の一部が平面部に掛かっているような異物についても、
確実に異物と判断することができる。
【0013】また、前記二値化手段により前記映像信号
を第二の閾値をもって二値化し、得られた他方の値の連
結成分の外周により囲まれた領域を前記錠剤領域とすれ
ば、錠剤領域を特定するに当たり、異物の映像信号のレ
ベルにとらわれることなく、錠剤領域を最も安定して検
出することができる閾値のレベルを選択することができ
る。
【0014】また、前記二値化手段により前記映像信号
を第二の閾値をもって二値化して得られた一方の値の連
結成分のうち、前記第二の領域に全て含まれる前記錠剤
領域内の連結成分は、前記錠剤上の異物と判断する第二
異物判別手段を設ければ、第二の領域に全て含まれる錠
剤領域内の異物も、安定して判別することができる。
【0015】また前記第二の閾値は、第二の領域の錠剤
の映像信号と、第二の領域の異物の映像信号との間のレ
ベルに選択すれば、第二の領域の異物の検出または錠剤
領域を特定する上で、錠剤周縁部の映像が不安定な領域
の影響を受けない安定した検出または特定が可能とな
る。
【0016】また、前記錠剤が、円形であり、前記第一
の領域が、前記錠剤領域の中心に中心を一致させて設け
た円の内側の領域とすれば、複雑な処理をすることな
く、第一の領域と第二の領域を容易に区分することがで
きる。
【0017】また、分割錠または糖衣錠についても、周
縁部に生じる暗部を異物と誤判定することなく、また、
ほとんどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛かって
いるような異物についても、確実に異物と判断すること
ができるまた、複雑な処理を要しないので多くの錠剤を
同時に撮像し同時に処理することを要する、PTPシー
トのポケットに充填された錠剤の外観検査に適用するこ
とができる。また、PTP包装機に設ければ、錠剤の周
縁部に発生する暗部を異物と誤判定することなく、ま
た、ほとんどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛か
っているような異物についても、確実に異物と判断する
ことができるPTP包装機を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態] 本発明の実施の形態を図と共に以下に説明する。第1の
実施形態では図2に示すように、PTPシートに包装さ
れた錠剤の外観検査装置をPTP包装機30に装備する
ことによって、PTP包装機30内で錠剤の外観検査を
実施している。
【0019】まず、錠剤の外観検査が実施されるPTP
包装機30について、簡単に説明する。PTP包装機3
0は、錠剤等をPTPシートに自動的に包装するもので
ある。具体的には、まず、ポリプロピレン、PVC、な
どの容器フィルム40を、フィルム送りロール33とテ
ンションロール31、32で、加熱板50と成形板51
に送り込み、錠剤などが充填されるポケット部44(図
3参照)を容器フィルム40に成形する。そして、容器
フィルム40にポケット部44(図3参照)が成形され
たもの41が、錠剤投入シャッター52の下にまで送ら
れてくると、錠剤投入シャッター52が各ポケット部4
4(図3参照)に錠剤などを自動的に充填する。ここで
は、錠剤1が各ポケット部44(図3参照)に充填され
る。
【0020】さらに、各ポケット部44(図3参照)に
錠剤1が充填された容器フィルム41の上に、アルミ製
の密封用フィルム42をテンションロール34、35を
介して送り込み、一対のシールロール36で固着させ
る。これによって、錠剤1が各ポケット部44(図3参
照)に充填されたフィルム状のPTPシート43が製造
される。かかるフィルム状のPTPシート43はシート
状に裁断された後に、図示しない不良シート排出機構や
PTPシート集積機構などへ順に送られる。
【0021】次に、錠剤の外観検査装置について、図4
のブロック図を用いて説明する。外観検査装置は、撮像
装置であるCCDカメラ11、表示装置であるモニタ2
5、図4のブロック図には記載されていないが照明装置
である照明12、画像処理装置10などから構成され
る。なお、CCDカメラ11と照明12は、図2と図3
ではPTP包装機30内に描かれているが、外観検査装
置を構成するものの一つである。照明12は、ハロゲン
ランプあるいは高周波点灯装置を有する蛍光灯等であ
る。ランプ等の温度や電源電流等を制御して、一定の輝
度が維持できるような、輝度制御部を有する照明で有れ
ば、照明12の輝度のばらつきを考慮しなくても、高精
度な錠剤の外観検査が可能となる。
【0022】画像処理装置10は、A/D変換器3、シ
ェーディング補正手段14、画像メモリ16、シェーデ
ィング補正テーブル18、CPU20、判定用メモリ2
2、入出力インターフェース23、外観検査結果及び統
計データメモリ24、カメラタイミング制御手段26な
どから構成される。A/D変換器3は、CCDカメラ1
1で撮像した一次元イメージデータを、アナログ信号か
らデジタル信号に変換するものである。ここで、CCD
カメラ11について説明すると、図3に示すように、照
明12の光13でPTPシート43を照らし、PTPシ
ート43をその幅方向に一次元撮像するものである。従
って、PTPシート43の幅方向に一列に成形された複
数のポケット部44及び、各ポケット部44に充填され
た錠剤1を同時に撮像することができる。このとき、固
定ロール37に密着した状態のPTPシート43を撮像
しているので、フィルム状のPTPシート43が揺れて
撮像に悪影響が及ぶことはない。
【0023】図4に戻り、画像メモリ16は、A/D変
換された一次元イメージデータを順次記憶して、PTP
シートの二次元イメージデータとして記憶するものであ
る。なお、一次元イメージデータを画像メモリ16に記
憶する前に、シェーディング補正テーブル18のデータ
に従って、シェーディング補正手段14によりシェーデ
ィング補正している。尚、シェーディング補正はPTP
シート43全体を照明12の光13で一様に照らすこと
は技術的に限界があることから、かかる位置の違いによ
る照明の明暗により生じる映像データの明度のばらつき
を補正している。また画像メモリ16には、シェーディ
ング補正手段14から出力される多値データのみでな
く、画像処理された、または画像処理される過程におけ
るデータ、例えば二値化したデータ、も記憶される。
【0024】CPU20は、色々の画像処理プログラム
を実行するためのものであり、判定用メモリ22などを
使用して実行する。入出力インターフェース23は、P
TP包装機30に制御信号を送信又は受信するためのも
のである。これによって、例えば、PTP包装機30の
不良シート排出機構などを制御することができる。ま
た、モニタ25に表示データを送信するためのものでも
あり、2次元化したイメージデータや外観検査結果など
を、モニタ25に表示させることができる。
【0025】外観検査結果及び統計データメモリ24
は、連結成分に関する座標等のデータ、外観検査結果デ
ータや外観検査結果データを確率統計的に処理した統計
データ等を記憶するものである。これらの外観検査結果
データや統計データは、モニタ25に表示させることが
できる。また、これらの外観検査結果データや統計デー
タに基づいて、PTP包装機30に制御信号を送信する
こともできる。カメラタイミング制御手段26は、CC
Dカメラ11が撮像する一次元イメージデータを、A/
D変換器3に取り込むタイミングを制御するものであ
る。かかるタイミングは、PTP包装機30に設けられ
たエンコーダ(図示せず)からの信号に基づいて行われ
る。
【0026】次に、錠剤の外観検査の処理の手順を図1
のフローチャート図に基づいて説明する。まず、S1に
より、画像メモリ16に記憶された多値データである映
像信号を、第1の閾値δcにより二値化して、連結成分
に対しラベル付け処理をする。便宜上、錠剤の表面の映
像信号のレベルを高い(明るい)レベル、背景や異物等
を低い(暗い)レベルである場合を仮定し、以下に説明
する。従って、二値化して得た異物の連結成分である一
方の値は0であり、錠剤の表面である他方の値は1であ
る。第1の閾値δcについて図を参照して説明する。図
7は被検査対象である錠剤を図示したものであり、錠剤
100の表面には異物101、102、103が存在し
暗部104が生じている。想像線Bは第1の領域と第2
の領域の境界を示す。第1の閾値δcは錠剤の平面部の
異物103を検出するために、異物103の映像信号の
レベルよりも高く設定する。また、当然錠剤表面の映像
レベルよりも低く選択する。このように選択した第1の
閾値δcにより、多値データである映像信号を二値化す
ると、図に示すように異物101、102、103お
よび暗部104が一方の値の連結成分となる。ラベル付
け処理は、これら一方の値(0)の連結成分について行
う。
【0027】つぎに、S2により、画像メモリ16に記
憶された多値データである映像信号を、第2の閾値δに
より二値化して、連結成分に対しラベル付け処理をす
る。ラベル付け処理は、異物を表す一方の値(0)の連
結成分のみでなく、錠剤の表面を表す他方の値(1)の
連結成分についても行う。第2の閾値δは、図7に示す
異物102のような錠剤の周縁部の異物を区別するため
には、周縁部の異物102に相当する映像信号よりも高
い(明るい)レベルに設定し、一方、図7に示す暗部1
04を含む周縁部の不安定な領域の影響を避けるために
は、暗部104に相当する錠剤の暗部の映像信号よりも
低い(暗い)レベルに設定するとよい。また、錠剤領域
を特定するために、背景の映像信号のレベルよりも高い
(明るい)レベルに設定するとよい。この場合も、暗部
映像信号よりも低い(暗い)レベルに設定すると周縁
部の不安定な領域の影響が無い。従って、第2の閾値δ
は通常第1の閾値δcよりも低い(暗い)レベルに選択
される。本実施形態においては、周縁部の異物を区別す
るための閾値と錠剤領域を特定するための閾値を一つの
閾値により処理しているが、当然、個々に異なる閾値、
たとえば周縁部の異物を区別するための閾値を第2の閾
値とし錠剤領域を特定するための閾値を第3の閾値とし
ても良い。その場合は、処理が多少複雑になるので、錠
剤一つ当たりの処理時間は長くなる。映像信号を第2の
閾値δにより二値化すると、図に示すように異物10
1、102のみが一方の値の連結成分となる。ラベル付
け処理は、これら一方の値の連結成分および錠剤である
他方の値の連結成分について行う。
【0028】そして、S3において第2の閾値δにより
二値化して得られた他方の値(1)の連結成分から、錠
剤の連結成分を特定し錠剤領域とする。図においては
錠剤100が錠剤領域となる。錠剤の連結成分の特定
は、あらかじめ設定された座標を含み、あらかじめ設定
された範囲内の面積の連結成分を、錠剤の連結成分と特
定する。プログラムを簡略化するために、例えば座標の
み、あるいは面積の大きさのみから特定してもよい。ま
た、錠剤の位置がそれほどばらつかない場合は、前もっ
て錠剤領域を設定しておくこともできる。しかし、PT
Pシートに包装した錠剤の検査においては、PTPシー
トの容器フィルムのポケットは、錠剤よりも十分大きく
成形されているので錠剤の位置が定まらないことが多
く、精密な外観検査をする上では、映像信号から都度特
定することが望ましい。
【0029】つぎに、S4において錠剤領域を、第1の
領域と第2の領域に区分する。第1の領域は、撮像装置
の受光面と平行に近い被検査面を有し、安定して映像信
号を取得することができる領域であり、通常は中心部を
含む領域である。第2の領域は、撮像装置の受光面と被
検査面との角度が大きく、安定して映像信号を取得する
ことができない領域であり、通常は周縁部の領域であ
る。その区分は、S3において特定した錠剤領域の中心
を求め、あらかじめ用意した第1の領域に相当する形状
を、錠剤領域の中心と中心を一致させて設定し、その内
側を第1の領域、外側を第2の領域とする。図7、図
8、図9においては、想像線Bの内側が第1の領域であ
り、外側が第2の領域である。これらの図に示すよう
に、第1の領域に相当する形状が円形であれば、中心の
座標のみを考慮すればよく、傾きを考慮する必要がない
ので、処理が容易になる。特に、円形の錠剤において有
効である。
【0030】そして、S5において第1の閾値δcによ
り二値化して得られた一方の値(0)の連結成分のう
ち、第1の領域に一部でも含まれる一定値以上の面積を
有する連結成分を第1異物とする。例えば図に示すよ
う異物101は第1の領域に一部が含まれているので、
第1異物となる。一方、異物102および暗部104は
第1の領域に全く入っていないので、第1異物にはなら
ない。ここで、一定値以上の面積を有する連結成分のみ
を第1異物としているのは、ノイズ除去のためである。
【0031】つぎに、S6において第2の閾値δにより
二値化して得られた一方の値(0)の連結成分のうち、
第2の領域に全て含まれる一定値以上の面積を有する連
結成分を第2異物とする。例えば図に示すよう異物1
02は第2の領域に全体が含まれているので、第2異物
である。一方、異物101は第2の領域の外にはみ出し
ているので、第2異物にはならない。また、図7に示す
暗部104は第2の閾値δよりも映像信号のレベルが高
いので、S2の二値化により消されて第2異物にはなら
ない。ここで、一定値以上の面積を有する連結成分のみ
を第2異物としているのは、第1異物の時と同様にノイ
ズ除去のためである。そしてS7では、S5において第
1異物がまたはS6において第2異物が存在すると判断
された錠剤は、異物が存在する錠剤であり不良と判断す
る。不良と判断された錠剤を含むシートは、後の不良シ
ート排出機構により排出される。ここでは一つの錠剤の
処理について説明したが、複数の錠剤を同時に撮像し、
複数の錠剤について同時または順次上記処理を行っても
良い。
【0032】さて、以下に本実施形態の錠剤の外観検査
装置において特徴的な作用効果を列挙する。 (イ)上記構成を有する本実施形態の錠剤の外観検査装
置によれば、第一の領域に一部でも含まれる錠剤領域内
の連結成分は、錠剤上の異物と判断するので、周縁部に
発生する暗部を異物と誤判定することなく、また、ほと
んどが周縁部に位置しほんの一部が平面部に掛かってい
るような異物についても、確実に異物と判断することが
できる。 (ロ)第2の閾値を別途設けたので、錠剤中心部の異物
である第1異物の映像レベルに影響されることなく、周
縁部の異物あるいは錠剤領域を得るのに適した閾値を選
択することができる。 (ハ)第2の閾値は、第2の領域の錠剤の映像信号のレ
ベルよりも低く、つまり錠剤周縁部の不安定領域の錠剤
の映像信号のレベルよりも低く、かつ第二の領域の異物
の映像信号よりも高いレベルに設定したので、第2の領
域の異物の検出または錠剤領域を特定する上で、錠剤周
縁部の映像が不安定な領域の影響を受けない安定した検
出または特定が可能となる。 (二)第1の閾値を、錠剤の平面部である第1の領域の
錠剤の映像信号のレベルよりも低く、かつ第1の領域の
異物の映像信号よりも高いレベルに設定したので、第1
の領域の異物を二値化手段により安定して異物と判別す
ることができる。
【0033】(ホ)第二の閾値をもって二値化して得ら
れた一方の値の連結成分のうち、第二の領域に全て含ま
れる前記錠剤領域内の連結成分は、前記錠剤上の異物と
判断するので、第二の領域に全て含まれる錠剤領域内の
異物も判別することができる。
【0034】(へ)錠剤が、円形であり、前記第一の領
域が、前記錠剤領域の中心に中心を一致させて設けた円
の内側の領域とするので、複雑な処理をすることなく、
第一の領域と第二の領域を容易に区分することができ
る。
【0035】(ト)分割錠または糖衣錠等のように、周
縁部の面に角度がついている事により映像が不安定にな
る錠剤についても、周縁部に発生する暗部を異物と誤判
定することなく、また、ほとんどが周縁部にありほんの
一部が平面部に掛かっているような異物についても、確
実に異物と判断することができる。 (チ)複雑な処理を要しないので多くの錠剤を同時に撮
像し同時に処理することを要する、PTPシートのポケ
ットに充填された錠剤の外観検査に適用することができ
る。 (リ)PTP包装機に設ければ、錠剤の周縁部に発生す
る暗部を異物と誤判定することなく、また、ほとんどが
周縁部にありほんの一部が平面部に掛かっているような
異物についても、確実に異物と判断することができるP
TP包装機を提供することができる。
【0036】[第2の実施形態] 次に、本発明の第2の実施形態について、図面と共に説
明する。上記実施形態1では、第1の領域と第2の領域
に区分するにあたり、錠剤領域の中心を求め、あらかじ
め用意した第1の領域に相当する形状を、錠剤領域の中
心と中心を一致させて設定し、その内側を第1の領域、
外側を第2の領域としていた。これに対し、本実施形態
では、第1の閾値δcにより二値化して得られた一方の
値の連結成分と、錠剤領域の中心座標との距離の最小値
が、基準値である異物基準距離HRd以下であるか否か
により、錠剤領域内の連結成分を、第1の領域に一部で
も含まれる異物である第1異物あるいは、第2の領域に
全てが含まれる異物である第2異物と判断している。し
かし、PTP包装機の構成および錠剤の外観検査装置の
ブロック図は、上記実施形態1と同様であるので、同様
な部分の説明は省略し、上記した相違点を中心に図5の
フローチャートを参照して説明する。
【0037】まず、S11において画像メモリ16に記
憶されたPTPシートに充填された錠剤の多値データで
ある映像信号を、第1の閾値δcにより二値化して、一
方の値の連結成分に対しラベル付け処理をする。S11
は上記実施形態1のS1と同様であり、第1の閾値δc
およびラベル付け処理についても同様である。つぎに、
S12において画像メモリ16に記憶されたPTPシー
トに充填された錠剤の多値データである映像信号を、第
2の閾値δにより二値化して、一方の値および他方の値
の連結成分についてラベル付け処理をする。S12は上
記実施形態1のS2と同様であり、第2の閾値δおよび
ラベル付け処理についても同様である。そして、S13
において第2の閾値δにより二値化して得られた他方の
値の連結成分から、錠剤の連結成分を特定し錠剤領域と
する。S13は上記実施形態1のS3と同様である。
【0038】次に、S14において錠剤の中心座標を求
める。中心は錠剤領域のX座標の最大値と最小値を加え
て2で割ったものを中心のX座標、錠剤領域のY座標の
最大値と最小値を加えて2で割ったものを中心のY座標
とする。もっとも、中心の代わりに重心を用いても良い
し、他の求め方で中心を求めても良い。また、錠剤の位
置があらかじめ定まっている場合は、あらかじめ設定し
た固定値を中心としても良いが、PTPシートに包装さ
れた錠剤に応用する場合は、錠剤に対しPTPシートの
ポケットは十分大きく成形されており、錠剤の位置が定
まらないので都度錠剤領域から中心を求める方がより精
度の高い検査が可能となる。
【0039】そして、S15において第1の閾値δcに
より二値化して得られた一方の値の連結成分のうち、S
14で求めた錠剤領域の中心座標からの距離の最小値
が、基準値としての異物基準距離HRd以下である錠剤
領域内の一定値以上の面積を有する連結成分を、第1異
物と判断する。ここで、一定値以上の面積を有する連結
成分のみを第1異物としているのは、ノイズ除去のため
である。異物基準距離HRdは、撮像装置の受光面と平
行に近い安定して映像信号を取得することができる領域
のみが含まれるように選択する。
【0040】そして、S16において第2の閾値δによ
り二値化して得られた一方の値の連結成分のうち、S1
4で求めた錠剤領域の中心座標からの距離の最小値が、
異物基準距離HRdを越える錠剤領域内の一定値以上の
面積を有する連結成分を、第2異物と判断する。ここ
で、一定値以上の面積を有する連結成分のみを第2異物
としているのは、第1異物の時と同様にノイズ除去のた
めである。そしてS17では、S15において第1異物
が存在する錠剤またはS16において第2異物が存在す
ると判断された錠剤は、異物が存在する錠剤であり不良
と判断する。不良と判断された錠剤を含むシートは、後
に不良シート排出機構により排出される。S17は上記
実施形態1のS7と同様である。
【0041】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態の錠剤の外観検査装置も、実施形態1
の錠剤の外観検査装置と基本構成が共通しているため、
実施形態1にて挙げたイ、ロ、ハ、二、ホ、ト、チ、リ
の作用効果を奏することはいうまでもない。 (ロ)異物基準距離HRdの設定のみにより第1の領域
に一部でも含まれる第1異物と、第2の領域に全て含ま
れる第2異物を判断することができるので、設定が容易
である。特に円形の錠剤においては、第1の領域と第2
の領域の境界は、通常錠剤の中心と中心を一致して設け
た円が最も適しているので、本実施の形態でも、前記実
施形態1と全く同様の効果を得ることができる。
【0042】[第3の実施形態] 次に、本発明の第3の実施形態について、図面と共に説
明する。上記実施形態1では、錠剤領域を特定するにあ
たり、錠剤中心部の異物を特定する第1の閾値δcとは
別に第2の閾値δにより二値化していた。これに対し、
本実施形態では、第1の閾値δcにより二値化して得ら
れた他方の値の連結成分から錠剤領域を特定している。
しかし、PTP包装機の構成および錠剤の外観検査装置
のブロック図は、上記実施形態1と同様であるので、同
様な部分の説明は省略し、上記した相違点を中心に図6
のフローチャートを参照して説明する。
【0043】まず、S21において画像メモリ16に記
憶されたPTPシートに充填された錠剤の多値データで
ある映像信号を、第1の閾値δcにより二値化して、連
結成分に対しラベル付け処理をする。ラベル付け処理
は、一方の値のみでなく他方の値の連結成分に対しても
行う。第1の閾値δcについては上記実施形態1のS1
と同様である。つぎに、S22において第1の閾値δc
により二値化して得られた他方の値の連結成分から、錠
剤の連結成分を特定し錠剤領域とする。錠剤の連結成分
の特定は前記実施形態1のS3と同様である。そして、
S23において中心を含む第1の領域と、第2の領域に
区分する。区分は上記実施形態1のS4と同様である。
【0044】そして、S24において第1の閾値δcに
より二値化して得られた一方の値(0)の連結成分のう
ち、第1の領域に一部でも含まれる一定値以上の面積を
有する連結成分を第1異物とする。上記実施形態1のS
5と同様である。そしてS25では、S24において第
1異物が存在する錠剤は、不良と判断する。不良と判断
された錠剤を含むシートは、上記実施形態1のS7と同
様に、後の不良シート排出機構により排出される。
【0045】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態の錠剤の外観検査装置も、実施形態1
の錠剤の外観検査装置と基本構成が共通しているため、
実施形態1にて挙げたイ、ニ、へ、ト、チ、リの作用効
果を奏することはいうまでもない。 (ロ)一つの閾値による一回の二値化処理により、ほと
んどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛かっている
ような異物についても、確実に異物と判断することがで
きる。処理がより簡単になることにより、より高速の処
理が可能となり、多くの錠剤を同時に検査しなくてはな
らないPTP包装機上での外観検査にも適している。
【0046】
【発明の効果】このような構成を有する本発明の錠剤の
外観検査装置では、前記画像処理装置に、前記映像信号
を二値化する二値化手段を設け、前記二値化手段により
前記映像信号を第一の閾値をもって二値化して得られた
一方の値の連結成分が、前記錠剤の領域である錠剤領域
の、前記錠剤の中心部を含む第一の領域と、前記第一の
領域の外側の第二の領域のうち、前記第一の領域に一部
でも含まれる前記錠剤領域内の連結成分は、前記錠剤上
の異物と判断する第一異物判別手段を設けたので、周縁
部に発生する暗部を異物と誤判定することなく、また、
ほとんどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛かって
いるような異物についても、確実に異物と判断すること
ができる。
【0047】また、前記第一の閾値を、第一の領域の錠
剤の映像信号と、第一の領域の異物の映像信号との間の
レベルに選択すれば、第一の領域の異物を二値化手段に
より安定して異物と判別することができる。また、前記
二値化手段により前記映像信号を前記第一の閾値をもっ
て二値化し、得られた他方の値の連結成分の外周により
囲まれた領域を前記錠剤領域とすれば、異物の連結成分
を得るための二値化処理と錠剤領域を得るための二値化
処理を、一つの閾値による一回の二値化処理により行う
ことができ、簡単な処理でほとんどが周縁部にありほん
の一部が平面部に掛かっているような異物についても、
確実に異物と判断することができる。
【0048】また、前記二値化手段により前記映像信号
を第二の閾値をもって二値化し、得られた他方の値の連
結成分の外周により囲まれた領域を前記錠剤領域とすれ
ば、錠剤領域を特定するに当たり、異物の映像信号のレ
ベルにとらわれることなく、錠剤領域を最も安定して検
出することができる閾値のレベルを選択することができ
る。
【0049】また、前記二値化手段により前記映像信号
を第二の閾値をもって二値化して得られた一方の値の連
結成分のうち、前記第二の領域に全て含まれる前記錠剤
領域内の連結成分は、前記錠剤上の異物と判断する第二
異物判別手段を設ければ、第二の領域に全て含まれる錠
剤領域内の異物も、安定して判別することができる。
【0050】また前記第二の閾値は、第二の領域の錠剤
の映像信号と、第二の領域の異物の映像信号との間のレ
ベルに選択すれば、第二の領域の異物の検出または錠剤
領域を特定する上で、錠剤周縁部の映像が不安定な領域
の影響を受けない安定した検出または特定が可能とな
る。
【0051】また、前記錠剤が、円形であり、前記第一
の領域が、前記錠剤領域の中心に中心を一致させて設け
た円の内側の領域とすれば、複雑な処理をすることな
く、第一の領域と第二の領域を容易に区分することがで
きる。
【0052】また、分割錠または糖衣錠についても、周
縁部に生じる暗部を異物と誤判定することなく、また、
ほとんどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛かって
いるような異物についても、確実に異物と判断すること
ができるまた、複雑な処理を要しないので多くの錠剤を
同時に撮像し同時に処理することを要する、PTPシー
トのポケットに充填された錠剤の外観検査に適用するこ
とができる。また、PTP包装機に設ければ、錠剤の周
縁部に発生する暗部を異物と誤判定することなく、ま
た、ほとんどが周縁部にありほんの一部が平面部に掛か
っているような異物についても、確実に異物と判断する
ことができるPTP包装機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の錠剤の外観検査装置の第1の実施の形
態の動作を示すフローチャート図である。
【図2】本発明の錠剤の外観検査装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図3】PTP包装機の一部を示した斜視図であり、搬
送中のPTPシートのポケット部に充填された錠剤また
はカプセルの外観を撮像する部分を示した図である。
【図4】本発明の錠剤の外観検査装置の機能構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の錠剤の外観検査装置の第2の実施の形
態の動作を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の錠剤の外観検査装置の第3の実施の形
態の動作を示すフローチャート図である。
【図7】錠剤の外観を示す図である。
【図8】第1の閾値により二値化した映像データを示す
図である。
【図9】第2の閾値により二値化した映像データを示す
図である。
【図10】従来の錠剤の外観検査装置の動作を示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1 錠剤 3 A/D変換器 10 画像処理装置 11 CCDカメラ 12 照明 13 光 14 シェーディング補正手段 16 画像メモリ 18 シェーディング補正テーブル 20 CPU 22 判定用メモリ 23 入出力インターフェース 24 統計データメモリ 25 モニタ 26 カメラタイミング制御手段 30 PTP包装機 31、32、34、35 テンションロール 33 フィルム送りロール 36 シールロール 37 固定ロール 40 容器フィルム 42 密封用フィルム 43 ブリスタシート 44 ポケット部 50 加熱板 51 成形板 52 錠剤投入シャッター 100 錠剤 101、102、103 異物 104 暗部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−36643(JP,A) 特開 平7−209195(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 B65B 57/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠剤を照射する照明装置と、 前記錠剤の前記照明装置により照射された面を撮像する
    撮像装置と、 前記撮像装置から出力される映像信号を処理する画像処
    理装置を有する錠剤の外観検査装置において、 前記画像処理装置に、前記映像信号を二値化する二値化
    手段を設け、前記二値化手段により前記映像信号を第一
    の閾値をもって二値化して得られた一方の値の連結成分
    が、前記錠剤の領域である錠剤領域の、前記錠剤の中心
    部を含む第一の領域と、前記第一の領域の外側の第二の
    領域のうち、前記第一の領域に一部でも含まれる前記錠
    剤領域内の連結成分は、前記錠剤上の異物と判断する第
    一異物判別手段を設けたことを特徴とする錠剤の外観検
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の閾値は、第一の領域の錠剤の
    映像信号のレベルと、第一の領域の異物の映像信号のレ
    ベルとの間のレベルに選択されていることを特徴とする
    請求項1に記載する錠剤の外観検査装置。
  3. 【請求項3】 前記錠剤領域は、前記二値化手段により
    前記映像信号を前記第一の閾値をもって二値化して、得
    られた他方の値の連結成分の外周により囲まれた領域で
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載す
    る錠剤の外観検査装置。
  4. 【請求項4】 前記錠剤領域は、前記二値化手段により
    前記映像信号を第二の閾値をもって二値化して得られ
    た、他方の値の連結成分の外周により囲まれた領域であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する
    錠剤の外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記二値化手段により前記映像信号を第
    二の閾値をもって二値化して得られた一方の値の連結成
    分のうち、前記第二の領域に全て含まれる前記錠剤領域
    内の連結成分は、前記錠剤上の異物と判断する第二異物
    判別手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか一つに記載する錠剤の外観検査装置。
  6. 【請求項6】 前記第二の閾値は、第二の領域の錠剤の
    映像信号と、第二の領域の異物の映像信号との間のレベ
    ルに選択されていることを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載する錠剤の外観検査装置。
  7. 【請求項7】 前記錠剤は、円形であり、前記第一の領
    域は、前記錠剤領域の中心に中心を一致させて設けた円
    の内側の領域であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項6のいずれか一つに記載する錠剤の外観検査装置。
  8. 【請求項8】 前記錠剤は、分割錠または糖衣錠である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一つ
    に記載する錠剤の外観検査装置。
  9. 【請求項9】 前記錠剤は、PTPシートのポケットに
    充填された錠剤であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項8のいずれか一つに記載する錠剤の外観検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載する錠剤の外観検査装
    置を設けたことを特徴とするPTP包装機。
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