JP2003207456A - 異物検査装置 - Google Patents
異物検査装置Info
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Abstract
であっても、検査対象物に混入した異物を確実に検出す
ることのできる異物検査装置を提供する。 【解決手段】 検査対象物のカラー画像における各色成
分の出現頻度に基づいて該検査対象物の正常色の色成分
領域を求め、この正常色の色成分領域から外れた領域の
色成分を第1の検査色情報として設定し、更に各色成分
の出現頻度に基づいて所定の出現頻度範囲に含まれる色
成分をまとめて異物としての可能性のある色成分の第2
の検査色情報として設定する(検査色情報設定手段)。
そして撮像手段により求められた検査対象物のカラー画
像を色選別して各検査色情報に該当する色成分の画像領
域を求め(色判別手段)、上記特定の色成分の画像領域
の大きさを判定して前記検査対象物に含まれる異物を検
出する(異物検出手段)。
Description
ガム等に混入する虞のある異物を確実に検査するに好適
な異物検査装置に関する。
混入を検査し、その異物の排除に用いられる異物検査装
置は、専ら、その検査対象物の色に着目して異物検出を
行っている。具体的には検査対象物を撮像して求められ
るカラー画像の色成分を求め、その色成分が検査対象物
が持つ正常な色成分(第1の検査色情報)であるか、或
いは検査対象物に混入する虞のある異物が持つ異常な色
成分(第2の検査色情報)であるかをそれぞれ判定する
ことで異物検出を行っている。
物を含むことのない正常な検査対象物のカラー画像を目
視検査することにより、出現頻度の高い色成分を正常色
としてできるだけ多く指定し、前記検査対象物が持つ正
常色の色成分領域を設定することによってなされる。こ
の際、出現頻度が高い正常色としての色成分であっても
異物が持つ虞のある色成分については、その設定対象か
ら除外することが必要である。また第2の検査色情報
は、予め異物のカラー画像を目視検査することにより、
出現頻度の高い色成分を異常色としてできるだけ多く指
定して前記異物が持つ異常色の色成分領域を設定するこ
とによってなされる。この際、出現頻度の高い異常色と
しての色成分であっても前記検査対象物が持つ正常色に
ついては、その設定対象から除外することが必要であ
る。
第1および第2の検査色情報を設定するには、異物を含
むことのない正常な検査対象物だけのカラー画像を準備
したり、異物のカラー画像を準備する必要がある上、そ
の設定作業に多大な労力と手間が掛かることが否めな
い。しかも検査対象物が有する色成分(正常色)のバラ
ツキの範囲(分布傾向)と、異物が有する色成分(異常
色)のバラツキの範囲との関係を正確に把握した上で、
その設定作業を行うことが必要である。
更にはたばこ葉等は農産物であり、品種や産地、生産時
期等に依存して多様な色成分を持つ。また板ガム等の練
り製品においても、砂糖等の添加物が固まりのまま残る
ことがあり、その色成分は一様ではない。そして検査対
象物に混入する虞のある異物の中には、検査対象物と似
た色成分を持つものや、検査対象物としての正常な色成
分の範囲に含まれる色成分を持つものもある。これ故、
検査対象物に応じて第1および第2の検査色情報を精度
良く設定することが非常に困難であり、ひいては高精度
な異物検査を妨げる要因となっている。
たもので、その目的は、正常な検査対象物の色成分と異
物の色成分とが似ている場合であっても、検査対象物が
持つ正常な色成分(色成分領域)と、その検査対象物に
混入する虞のある異物が持つ色成分(色成分領域)とを
検査色情報として的確に定義し、この検査色情報を用い
て、例えばたばこの刻葉や板ガム等の検査対象物に混入
した異物を確実に検出することのできる異物検査装置を
提供することにある。
べく本発明に係る異物検査装置は、例えばたばこの刻
葉、食品原料やその半製品等からなる検査対象物のカラ
ー画像を取り込む撮像手段を備え、上記カラー画像に対
する画像処理によって検査対象物に混入した異物を確実
に検出するものであって、予め上記検査対象物のカラー
画像における各色成分の出現頻度に基づいて該検査対象
物の正常色の色成分領域を求め(正常色領域検出手
段)、この正常色の色成分領域から外れた領域の色成分
(異常色)を第1の検査色情報として求めて設定し(第
1の検査色情報設定手段)、更に前記検査対象物のカラ
ー画像における各色成分の出現頻度に基づいて所定の出
現頻度範囲に含まれる色成分をまとめ、その色成分領域
を異物としての可能性のある色成分を示す第2の検査色
情報として設定する(第2の検査色情報設定手段)。
対象物のカラー画像を色選別して上記第1および第2の
検査色情報設定手段によりそれぞれ登録された第1およ
び第2の検査色情報に該当する特定の色成分の画像領域
を求め(色判別手段)、上記特定の色成分の画像領域の
大きさを判定して前記検査対象物に含まれる異物を検出
する(異物検出手段)ことを特徴としている。
検出手段は、検査対象物のカラー画像における各色成分
の出現頻度分布を求め、この出現頻度分布から所定の頻
度閾値以上の1つのまとまりをなす色成分領域を前記検
査対象物の正常色領域として求めるものとして実現され
る(請求項2)。また前記第2の検査色情報設定手段
は、異物を含む検査対象物のカラー画像における各色成
分の出現頻度分布から、前記正常色領域を含む所定の頻
度閾値範囲内にある色成分領域を異物が持つ色成分を含
む色成分領域として求めるものとして実現される(請求
項3)。
頻度閾値範囲を異ならせることで、1つまたは複数の色
成分領域として求められる(請求項4)。更には前記カ
ラー画像は、例えばR(赤)G(緑)B(青)からなる
三原色成分に色分解して求められ、このカラー画像の各
色成分の出現頻度分布は、RGB3次元テーブルへの各
色成分の登録回数をそれぞれ計数することにより求めら
れる(請求項5)。
いては、例えば近赤外領域における波長成分として求め
ることも勿論可能である(請求項6)。
実施形態に係る異物検査装置について説明する。図1は
この実施形態に係る異物検査装置の要部概略構成を示す
図で、1は検査対象物Sを撮像してそのカラー画像を求
めるカメラであり、2は検査対象物Sを照明する照明光
源(蛍光灯)である。尚、検査対象物Sとしての、例え
ばたばこの刻葉は、予めたばこ葉を所定幅の葉片として
裁刻した複数種のたばこ刻を、シガレットの銘柄に応じ
て葉組み(ブレンド)したものからなる。
た異物を検査する異物検査装置は、上記刻葉(検査対象
物)Sを搬送するベルトコンベア3からなる搬送ライン
に組み込まれる。そしてベルトコンベア3上に載置され
て搬送されるたばこの刻葉を該ベルトコンベア3の上方
から前記カメラ1を用いて撮像し、そのカラー画像をコ
ンピュータ(PC)からなる画像処理装置4に取り込
み、後述する色成分に基づく画像処理を施すことで、上
記たばこ刻葉中に混入した異物を検出するように構成さ
れる。ちなみにカメラ1によるたばこの刻葉の撮像は、
図1に斜線部5として示すようにベルトコンベア3の全
幅に亘る帯状の領域を1枚のカラー画像として順次取り
込むことにより行われる。そしてそのカラー画像は、例
えばR(赤),G(緑),B(青)からなる3原色に分解
された色信号として画像処理装置4に与えられる。
は、例えば図2に示すようにカラー画像を構成する複数
の画素(絵素)毎にその色成分を求める色選別機能11
を備える。特に上記色選別機能10により選別した色成
分を、RGBの各色成分をそれぞれ軸(パラメータ)と
する3次元テーブル11に順次登録し、各色成分の登録
回数を前記カラー画像を構成する全画素に亘ってそれぞ
れ計数してその出現頻度を求め、頻度分布テーブル12
に登録してその出現頻度分布を求める頻度計数機能13
を備える。
うに前記頻度分布テーブル12に登録した各色成分の出
現頻度分布に基づいて検査対象物Sに混入した異物を検
出する為の検査色を求め、検査対象物Sが持つことのな
い色成分(異色成分)を示す検査色情報を第1の検査色
デーブル15に、また検査対象物Sに混入する異物が持
つ色成分を示す検査色情報(近似色成分)を第2の検査
色テーブル16a,〜16nにそれぞれ登録する役割を
担う。
検査対象物Sのカラー画像から求められる色成分の出現
頻度の高い色成分のまとまりを、該検査対象物Sが持つ
正常色の色成分領域として求める正常色領域検出手段
と、この正常色の色成分領域から外れた領域(補領域)
の色成分を該検査対象物Sが持つことのない色成分(異
常色)を示す第1の検査色情報Aとして求め、この検査
色情報Aを第1の検査色テーブル15に登録する第1の
検査色情報設定手段を備える。
を含む検査対象物Sのカラー画像前記頻度分布テーブル
12に登録した各色成分の出現頻度分布に基づいて、検
査対象物Sが持つ色成分でもあり、また異物が持つ色成
分でもあるような曖昧な色成分(近似色)の領域を第2
の検査色情報Bとして求めて第2の検査色テーブル16
(16a,〜16n)に登録する第2の検査色情報設定
手段を備える。尚、第2の検査色情報Bについては、そ
の色成分領域を互いに異ならせて複数設定することも可
能である。この場合には各第2の検査色情報Ba,〜B
nを、予め準備した複数の第2の検査色テーブル16
a,〜16nにそれぞれ登録するようにすれば良い。
16nへの第1および第2の検査色情報A,Ba,〜Bn
の設定(登録)は、例えば異物検査装置を立ち上げたと
きの準備処理(初期設定処理)として実行される。尚、
複数種の検査対象物毎に異物検査をバッチ処理する場合
には、各バッチ開始時に自動的に上記検査色情報A,B
a,〜Bnの設定を行うようにすれば良い。
a,〜16nには、各検査色情報A,Ba,〜Bnが異物
として存在するときの大きさ、つまり同じ色のまとまり
として上記各検査色情報A,Ba,〜Bnを持つ画素が、
それぞれ或る面積を持つ画素領域として存在するときの
大きさの情報が、異物判定の為の閾値として同時に登録
される。この大きさの情報(閾値)は、異物に対する目
視検査結果やその後の学習処理により最適設定される。
テーブル15,16a,〜16nにそれぞれ検査色情報
A,Ba,〜Bnを設定したならば、異物検査装置は前記
カメラ1にて順次撮像される検査対象物Sのカラー画像
を用いて該検査対象物Sに異物が含まれているか否かの
検査を実行する。この検査の実行は色比較機能17を用
いて、前記色選別機能10にて求められる上記検査対象
物Sのカラー画像の各色成分が前述した如く第1および
第2の検査色テーブル15,16a,〜16nにそれぞれ
登録した検査色情報A,Ba,〜Bnに該当するか否かを
比較照合することによってなされる。そして第1および
第2の検査色情報A,Ba,〜Bnに該当する色成分の画
素(絵素)が検出されたとき、画素統合機能18を用い
て同じ検査色情報(色成分領域)のグループに含まれる
画素の互いに隣接する画素を1つのまとまりとして統合
し、更に大きさ判定機能19を用いてその大きさ(面
積)を判定することで、検査対象物Sに混入した異物を
検出している。
て統合された画素の固まりの大きさ(面積)が、前記検
査色テーブル15,16a,〜16nに予め設定された所
定の大きさ(閾値)を越えるか否かを判定することで、
その大きさが異常であるか否か、即ち、正常な検査対象
物Sが取り得る大きさの範囲からずれているか否かを判
定することによりなされる。このような判定により、前
記第1の検査色情報Aに含まれる検査対象物Sの正常色
領域以外の色成分を持つものを異物として検出すること
のみならず、検査対象物Sの正常色領域に含まれる曖昧
な色成分を持つような異物についても、これを確実に検
出することが可能となる。
報A,Ba,〜Bnの設定と、これらの検査色情報A,B
a,〜Bnを用いた異物検出について今少し詳しく説明
する。例えば検査対象物Sとしてのたばこの刻葉は農産
物の加工品であり、概略的には同じような色成分を有す
るが一様ではなく、或る色成分範囲に亘って分布する。
しかし何処までがたばこの刻葉が持つ正常な色であるか
を特定する境界、つまり色成分の範囲を正確に規定する
ことは甚だ困難である。またたばこの刻葉に混入する虞
のある異物の中には、例えば刻み漏れのたばこ葉片やた
ばこの刻葉の輸送に用いた容器に付着していたゴミのよ
うに、たばこの刻葉と同じような色成分を持つものもあ
る。
ける色成分の出現頻度は、例えば図3に模式的に示すよ
うに或る色成分を中心とした裾拡がりの分布を有する。
また検査対象物Sに異物が混入している場合であって
も、上記色成分の出現頻度分布が大きく変わることはな
い。そこで前述した検査色設定機能14においては、各
色成分の出現頻度に対して、例えばその出現頻度が[5
0画素]以上である等の閾値C1を設定し、この閾値C
1を越える出現頻度の色成分の領域を正常な検査対象物
(たばこの刻葉)Sが持つ正常色領域として設定してい
る。つまり検査対象物(たばこの刻葉)Sを撮像したカ
ラー画像における各色成分の出現頻度に基づいて、正常
な検査対象物(たばこの刻葉)Sが確実に取り得る正常
色の領域Tとして定義している。そしてこの正常色領域
T以外の色成分領域を、異物としての可能性のある異常
色領域Fとして設定し、この異常色領域の情報を第1の
検査色情報Aとしてテーブル15に登録している。
領域Tおよび異常色領域Fは、例えばRB成分だけに着
目した2次元テーブル上においては、例えば図4(a)に
示すように、或るまとまりをなす1つの領域Tと、その
補領域Fとしてそれぞれ表される。また特に図示しない
がRGBの3次元テーブル上においては、上記正常色領
域Tは或るまとまりをなす立体的な1つの色成分領域と
して表される。
成分の中には、上記正常色領域Tに含まれるものもあ
り、また正常な検査対象物(たばこの刻葉)であって
も、その色成分が上記異常色領域Fに含まれるものもあ
る。そこで前記検査色設定機能14においては前述した
色成分の出現頻度分布に着目し、2つの異なる出現頻度
閾値C2,C3を設定し、その出現頻度閾値C2,C3範
囲内に或る色成分を1つのグループとしてまとめて異物
としての可能性のある色成分(近似色)として定義し、
この情報を第2の検査色情報Bとして前記テーブル16
に登録している。
頻度閾値C1を[50画素]とした場合、上記出現頻度
閾値C2,C3を[40画素],[60画素]としてそれ
ぞれ設定し、これらの出現頻度範囲に含まれる色成分の
全てを図4(b)に示すように異物としての可能性のある
色成分(近似色)の領域Gとして定義している。尚、こ
のようにして設定される色成分(近似色)領域Gに含ま
れる色成分の中には、その色相(色成分間の距離)が大
きく離れ、似た色であるとは言い難いものもある。しか
し上記領域Gは、一般的な色相間の近似の概念を離れて
上述した如く求められる色成分の全てを1つのまとまり
(グループ)をなす近似色成分(領域)として定義され
る。
つ色成分に応じて上述した出現頻度閾値C2,C3を変
えることで、例えば出現頻度が[500画素]以上で
[1000画素]以下の範囲の色成分領域としても設定
することも可能である。従って検査対象物Sに混入する
虞のある異物の色成分に応じて複数の近似色領域Gを定
義すれば、異物の色成分が正常な検査対象物(たばこの
刻葉)Sの正常色範囲Tに含まれる場合であっても、そ
の色成分を異物の可能性のある情報として捉えることが
可能となる。
査装置によれば、正常な検査対象物Sが持つ正常色の範
囲(色成分領域)を簡易に設定すると共に、異物が持つ
色の範囲(色成分領域)を簡易に設定することができ
る。特にこれらの色の範囲が互いに重なるような場合で
あっても、各色成分の出現頻度に基づいて異常色領域F
と近似色領域Gとをそれぞれ設定するので、これらの領
域F,Gに含まれる色成分が検出されたとき、これを異
物の可能性ありとして判断(検出)することが可能とな
る。
れる色成分を持つ画素を隣接する画素間で統合して同じ
近似色の画素のまとまりを形成し、検出した各検査色情
報A,Ba,〜Bn毎にそのまとまり(画像領域)の大き
さを判定するので、検査対象物Sに混入する或る程度の
大きさを持つ異物を確実に検出することが可能となる。
しかもその異物の色が検査対象物Sの正常色の範囲に含
まれる場合であっても、その色成分を検査対象物Sの色
であるか、或いは異物の色であるかを定義することな
く、その異物の存在を確実に検出することが可能とな
る。即ち、異物として可能性のある色成分を有する画素
が、所定の大きさの画像領域のまとまり(面積)をなし
ているか否かに応じて、その色成分が異物のものである
か否かを判定するので、検査対象物Sに混入した異物を
確実に検出することが可能となる。
るものではない。例えば検査対象物Sとしては穀類等の
農産物やその加工品であっても良く、また板ガム等の錬
成食品類であっても良い。ちなみに板ガム等の錬成食品
類の場合には、砂糖等の食品添加物が固まりとして残っ
ているような場合、これを異物として検出することがで
きる。また検査対象物Sのカラー画像を得る際、ベルト
コンベア3の表面がその背景画像として撮像されるよう
な場合には、その背景画像の色成分を求め、その色成分
を異物検出の画像処理対象から除去するようにしておけ
ば良い。
例えばRGBの各色成分をそれぞれ256階調に分解し
て、その色成分を求めるようにすれば良い。また色成分
の出現頻度に対する閾値C1,C2,C3については、1
枚のカラー画像の総画素数等や、異物の含有率等に応じ
て設定すれば良いものである。更にここではカラー画像
のRGB成分に着目して色成分の判別を行う例について
説明したが、例えば近赤外線領域における波長成分λ
1,λ2,〜λmに着目し、これらの波長成分からその色
情報を識別することも勿論可能である。この場合には、
前記カメラ1として赤外線カメラを用いるようにすれば
良い。また各画素のスペクトルに着目して色判別を行う
ことも可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施することができる。
査対象物に混入した異物の色が正常な検査対象物の色と
似ている場合であっても、検査対象物を撮像したカラー
画像における各色成分の出現頻度分布に基づいて異物検
出の為の検査色情報を簡易に設定して異物検査を行うこ
とができる。従って異物検査の為の検査色の設定処理の
大幅な簡素化を図り得ることのみならず、検査対象物に
混入した異物を信頼性良く確実に検出することができる
等の実用上多大なる効果が奏せられる。
概略構成図。
の概略的な機能構成図。
おける各色成分の出現頻度分布と、出現頻度に基づいて
定められる色成分領域との関係を示す図。
色領域、および近似色領域の関係を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 検査対象物のカラー画像を取り込む撮像
手段と、 予め上記検査対象物のカラー画像における各色成分の出
現頻度に基づいて該検査対象物の正常色の色成分領域を
求める正常色領域検出手段と、 この正常色領域検出手段により検出された上記正常色の
色成分領域以外の色成分領域を第1の検査色情報として
設定する第1の検査色情報設定手段と、 前記検査対象物のカラー画像における各色成分の出現頻
度に基づいて所定の出現頻度範囲に含まれる色成分をま
とめて、その色成分領域を第2の検査色情報として設定
する第2の検査色情報設定手段と、 前記撮像手段により求められた検査対象物のカラー画像
を色選別して上記第1および第2の検査色情報設定手段
によりそれぞれ登録された第1および第2の検査色情報
に該当する特定の色成分の画像領域を求める色判別手段
と、 この色判別手段により求められた上記特定の色成分の画
像領域の大きさを判定して前記検査対象物に含まれる異
物を検出する異物検出手段とを具備したことを特徴とす
る異物検査装置。 - 【請求項2】 前記正常色領域検出手段は、検査対象物
のカラー画像における各色成分の出現頻度分布を求め、
この出現頻度分布から所定の頻度閾値以上の1つのまと
まりをなす色成分領域を前記検査対象物の正常色領域と
して求めるものである請求項1に記載の異物検査装置。 - 【請求項3】 前記第2の検査色情報設定手段は、検査
対象物のカラー画像における各色成分の出現頻度分布か
ら、前記正常色領域を含む所定の頻度閾値範囲内にある
色成分領域を異物が持つ色成分を含む色成分領域として
設定するものである請求項1に記載の異物検査装置。 - 【請求項4】 前記第2の検査色情報は、1つまたは複
数の色成分領域として求められるものである請求項3に
記載の異物検査装置。 - 【請求項5】 前記カラー画像は、RGBの三原色成分
に色分解して求められるものであって、各色成分の出現
頻度分布は、RGB3次元テーブルへの各色成分の登録
回数をそれぞれ計数して求められるものである請求項1
に記載の異物検査装置。 - 【請求項6】 前記カラー画像の色成分は、その波長成
分として求められるものである請求項1に記載の異物検
査装置。 - 【請求項7】 検査対象物は、たばこの刻葉、食品原料
やその半製品からなる請求項1に記載の異物検査装置。
Priority Applications (1)
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JP2002003532A JP3985946B2 (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 異物検査装置 |
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ID=27643096
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