JP2004020254A - 透明電極膜基板の検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】薄膜太陽電池用の透明電極膜基板Wは、搬送コンベア1により搬送される。透明電極膜基板Wの表面は、ライン照明器3により照明され、カラーラインセンサカメラ2にて撮影され、カラー画像信号Cが画像処理装置7に送られる。画像処理装置7は、カラー画像信号Cから二次元画像を得て、この二次元画像を画像処理して、欠陥に対応する欠陥画像を求める。欠陥画像の面積が設定面積以上であるときには、欠陥(異物付着やピンホール発生)があると判定する。しかも、カラー画像信号CのR,G,B信号の強度の全てが規定値以上減少する場合には、異物付着であると判定し、そうでないときには、ピンホールが発生したと判定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明電極膜基板の検査装置に関するものであり、薄膜太陽電池用の透明電極膜基板の欠陥(ピンホールの存在や異物付着)を、オンラインで自動的に検出することができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】
薄膜太陽電池は、透明基板の上に透明電極膜、半導体膜、裏面電極膜を順に積層する工程を経て製造される。この薄膜太陽電池の表面の寸法は、例えば1.1×1.4mと大きい。
【0003】
ところで、透明基板の上に透明電極膜を積層した透明電極膜基板に、ある大きさ以上のピンホールや異物が存在している場合には、この透明電極膜基板の上に半導体膜、裏面電極膜を順に積層して薄膜太陽電池を製造しても、最終的に出来上がった薄膜太陽電池の光電変換率が悪く、所定の発電効率が得られない欠陥品となってしまう。
【0004】
このため、透明電極膜基板の上に半導体膜、裏面電極膜を積層する前に、透明電極膜基板の欠陥検査をすることは不可欠である。
【0005】
大面積基板である透明電極膜基板のような面を対象とした検査方法としては、ラインセンサを用いた方法があるが、カラー画像処理によるオンライン大面積評価技術は存在しない。
また、大面積基板に対してエリアセンサを用いて検査しようとしても、1台のエリアセンサを用いた場合には、検出画像の分解能が不足して、現実には検査が不可能であり、また、複数台のエリアセンサを用いた場合には、分解能は足りるが、装置が大がかりとなりコストが高くなってしまう。
【0006】
したがって、従来では、透明電極膜基板に発生したピンホールや付着した異物などの欠陥の評価は目視に頼っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、目視によって欠陥検査をしていたのでは、検査に時間がかかると共に、疲労が激しかった。また、熟練者でなければ正確な検査ができなかった。
【0008】
本発明は、上記従来技術に鑑み、薄膜太陽電池の透明電極膜基板を、オンラインにて自動的に正確に検査することができる、透明電極膜基板の検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の構成は、薄膜太陽電池用の透明電極膜基板を移動させる移動装置と、
移動していく前記透明電極膜基板の表面を撮影するカラーラインセンサカメラと、
前記透明電極膜基板の移動位置を検出する位置検出手段と、
前記カラーラインセンサカメラにより透明電極膜基板を撮影したカラー画像信号の赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度の状態を検査すると共に、前記カラー画像信号と前記位置検出手段にて検出した移動位置を基に、透明電極膜基板の表面の状態を表す二次元画像を形成し、形成した二次元画像を画像処理することにより、前記透明電極膜基板に存在する欠陥を示す欠陥画像を求める画像処理装置とを有し、
前記画像処理装置は、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも小さいときには欠陥が無いと判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をした場合には、異物が付着していると判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をしない場合には、ピンホールが発生していると判定することを特徴とする。
【0010】
また本発明の構成は、薄膜太陽電池用の透明電極膜基板を移動させる移動装置と、
移動していく前記透明電極膜基板の表面を撮影するカラーラインセンサカメラと、
前記透明電極膜基板の移動位置を検出する位置検出手段と、
前記カラーラインセンサカメラにより透明電極膜基板を撮影したカラー画像信号の赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度の状態を検査すると共に、前記カラー画像信号と前記位置検出手段にて検出した移動位置を基に、透明電極膜基板の表面の状態を表す二次元画像を形成し、形成した二次元画像を画像処理することにより、前記透明電極膜基板に存在する欠陥を示す欠陥画像を求める画像処理装置とを有し、
前記画像処理装置は、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも小さいときには欠陥が無いと判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をした場合には、異物が付着していると判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をせず、更に、欠陥画像の縦/横比が設定した設定比以内で且つ欠陥画像の面積占有率が設定占有率以上である場合には、ピンホールが発生していると判定することを特徴とする。
【0011】
また本発明の構成は、前記透明電極膜基板の表面に対して斜めに照明光を入射するライン照明器を備えると共に、
前記カラーラインセンサカメラは、前記照明光が前記表面にて反射した反射光が入射する位置に配置されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態にかかる、透明電極膜基板の検査装置を示す。同図に示すように、この検査装置の搬送コンベア1は、検査対象である透明電極膜基板Wを水平状態に保ったまま搬送方向(Y方向)に搬送する。搬送コンベア1の上方には、カラーラインセンサカメラ2と、ライン照明器3が配置されている。ライン照明器3は、例えば蛍光灯により構成されており、調光器4により明るさが調整される。
【0014】
カラーラインセンサカメラ2とライン照明器3は、図2に示すように、正反射式検査装置を構成するように配置されている。即ち、ライン照明器3は、出射したライン照明光L1が、透明電極膜基板Wの表面(上面)に対して斜めに入射するように斜め配置されている。ライン照明光L1は透明電極膜基板Wの表面(上面)にて反射してライン反射光L2となる。一方、カラーラインセンサカメラ2は、ライン反射光L2が入射してくる位置に斜め配置されており、透明電極膜基板Wの表面のうちライン照明光L1が当たっている部分(ライン状の部分)を撮影するようになっている。つまり、透明電極膜基板Wに入射するライン照明光L1の入射角θ1と、透明電極膜基板Wにて反射したライン反射光L2の反射角θ2が等しくなるように、カラーラインセンサカメラ2とライン照明器3の配置位置が設定されている。なお、この検査装置では、θ1,θ2を、それぞれ17〜18°の間の角度に設定している。
【0015】
図1に戻り説明を続けると、搬送コンベア1には、光電スイッチ5とロータリーエンコーダ6が配置されている。光電スイッチ5は、搬送されてきた透明電極膜基板Wの先端部分が、ライン照明光L1の入射位置、即ち、カラーラインセンサカメラ2にて撮影するライン状の撮影位置に到達したことを検出したら、検査スタート信号Sを発生して画像処理装置7に送る。ロータリーエンコーダ6は、設定回転角毎、即ち、透明電極膜基板Wが設定距離移動する毎に、パルス信号Pを発生して画像処理装置7に送る。
【0016】
画像処理装置7は、検査スタート信号Sを受信した後に、パルス信号Pを受信する毎に、トリガ信号Tをカラーラインセンサカメラ2に送る。カラーラインセンサカメラ2は、トリガ信号Tを受ける毎に、透明電極膜基板Wを撮影して、1ライン分の画像情報を持つカラー画像信号Cを画像処理装置7に送る。このカラー画像信号Cは、赤成分画像信号Rと、緑成分画像信号Gと、青成分画像信号Bを含んでいる。
【0017】
画像処理装置7は、次々と送られてくるカラー画像信号Cの赤成分画像信号Rと緑成分画像信号Gと青成分画像信号Bの信号レベルを検出すると共に、次々と送られてくるカラー画像信号Cをメモリ上で二次元的に配列することにより、透明電極膜基板Wの表面画像を示す二次元画像を形成する。
【0018】
そして、画像処理装置7は、後述する画像処理による欠陥判定処理をすることにより、透明電極膜基板Wに発生しているピンホールや、付着した異物の検出をする。また、カラー画像信号Cの波形や、画像処理した二次元画像が、表示装置(CRT)8に表示されるようになっている。
【0019】
なお、ピンホールとは、透明電極膜基板Wの中で異物が剥がれた跡や、透明電極膜が薄くなっている部分や、透明電極膜が存在しない部分のことである。このピンホールは、観察すると円形状に見える。このようなピンホールは、カラーラインセンサカメラ2とライン照明器3を用いて、正反射式検査装置を構成することにより、視覚的に観察することができる。
また、透明電極膜基板Wに付着した異物は、黒っぽく見え、その形状は限定されない。
【0020】
ここで、ピンホールを意図的に発生させた実験用の透明電極膜基板Wや、異物を意図的に付着した実験用の透明電極膜基板Wを、図1に示す検査装置により検査したときの、カラー画像信号Cの状況や、透明電極膜基板Wの表面画像を示す二次元画像(原画像)の状況や、この原画像を画像処理した処理画像の状況を示しておく。
【0021】
図3(a)〜(h)は、各種のピンホールを意図的に発生させた実験用の透明電極膜基板Wを、カラーラインセンサカメラ2にて撮影したときに得た、ピンホールが存在しているラインのカラー画像信号Cの状況を示している。
つまり、図3は、ピンホールを中心としたRGB信号の強度の分布図を示したものであり、横軸はX座標(カラーラインセンサの並び方向の座標)、縦軸はRGB信号の強度のレベルを表している。なお、R信号とは赤成分画像信号を、G信号とは緑成分画像信号を、B信号とは青成分画像信号を意味する。
【0022】
図3に示すように、
図3(a)(b)の例では、ピンホールが存在する位置で、R信号,G信号,B信号の全てが変化(上昇)しており、
図3(c)(d)の例では、ピンホールが存在する位置で、R信号及びG信号が変化(上昇)しており、
図3(e)(f)の例では、ピンホールが存在する位置で、R信号のみが変化(上昇または下降)しており、
図3(g)(h)の例では、ピンホールが存在する位置で、G信号のみが変化(下降)している。
【0023】
図3に示す、実験により得たカラー画像信号Cの挙動からみると、ピンホールが発生しているときにおける、RGB信号の特性やデータの動向(上昇/下降)は一定ではないことが判った。そこで、ピンホールの検出をするためには、RGB信号の全ての情報について画像処理装置7にて検出を行い、RGB信号(原画)のそれぞれに対して空間フィルタによるエッジ検出、2値化、膨張・穴埋・収縮処理を行い規定値以上の面積を有するピンホール画像があれば、ピンホールが発生していると判定することができることが判明した。
【0024】
したがって、製品として使用する透明電極膜基板Wを、図1に示す検査装置にて検査したときに、例えば図4(e)に示すようなカラー画像信号(RGB信号)が得られたときには、このカラー画像信号(RGB信号)を空間フィルタによるエッジ検出をすることにより、図4(f)に示す信号が得られる。
【0025】
また、図4(e)に示すようなカラー画像信号(RGB信号)を含むカラー画像信号Cを二次元配列することにより、図4(a)に示す二次元画像(原画像)が得られる。
【0026】
この原画像を空間フィルタによるエッジ検出処理をすることにより、図4(b)に示すエッジ検出処理画像が得られ、
このエッジ検出処理画像を2値化処理することにより、図4(c)に示す2値化処理画像が得られ、
この2値化処理画像を膨張・穴埋・収縮処理をすることにより、図4(d)に示すピンホールを示す画像(白抜き部分の画像)を含む判定画像が得られる。
【0027】
画像処理装置7では、判定画像に存在するピンホールを示すピンホール画像(白抜き部分の画像)の大きさから、ピンホールの大きさを判定する。そして、ピンホールの直径φが、例えば、1mm以上であれば、検査した透明電極膜基板Wが不良であると判定する。
【0028】
図5は、異物を意図的に付着させた実験用の透明電極膜基板Wを、カラーラインセンサカメラ2にて撮影したときに得た、異物が存在しているラインのカラー画像信号Cの状況を示している。
図5は、RGB信号の強度の分布図を示したものであり、横軸はX座標(カラーラインセンサの並び方向の座標)、縦軸はRGB信号の強度のレベルを表している。
【0029】
図5に示すように、異物が付着した場合には、異物が付着した位置で、RGB信号が全て減少する傾向にあり、RGB信号の評価により、上記ピンホールとの識別が可能であることが判明した。
【0030】
また、図5に示すようなカラー画像信号(RGB信号)を含むカラー画像信号Cを二次元配列することにより、二次元画像(原画像)が得られ、この原画像を空間フィルタによるエッジ検出処理をすることにより、エッジ検出処理画像が得られ、このエッジ検出処理画像を2値化処理することにより、2値化処理画像が得られ、この2値化処理画像を膨張・穴埋・収縮処理をすることにより、異物を示す画像(白抜き部分として画像が示される)を含む判定画像が得られる。
【0031】
画像処理装置7では、RGB信号が全て減少する傾向にある場合には異物が付着していると判定し、更に、判定画像に存在する異物を示す異物画像(白抜き部分の画像)の大きさから、異物の大きさを判定する。そして、異物の直径φが、例えば、1mm以上であれば、検査した透明電極膜基板Wが不良であると判定する。
【0032】
なお、基板検査をすることにより、異物が付着しているのみで、ピンホールが発生していないことが検出された場合は、その透明電極膜基板Wを水洗浄などすれば異物を除いて再生可能である。このため、異物付着とピンホールの発生とを識別する必要がある。
【0033】
画像処理装置7は、判定画像(例えば図4(d)に示すような画像)を求め、このような判定画像中において白抜き部分の画像として示されるピンホール画像または異物画像に対して、次のパラメータ(i)(ii)(iii)を用いて欠陥判定を行う(図6参照)。
(i) 欠陥面積
(ii) 縦/横長比
(iii) 外接面積に対する欠陥面積の占有率。なお欠陥面積とは、ピンホール画像または異物画像の面積のことをいう。
【0034】
図1に示す検査装置により、検査対象となる透明電極膜基板Wを実際に検査する場合には、透明電極膜基板Wを搬送コンベア1にて搬送しつつ、カラーラインセンサカメラ2にて、透明電極膜基板Wの表面を撮影する。そして、画像処理装置7は、カラー画像信号Cを取り込む。画像処理装置7では、カラー画像信号Cの赤成分画像信号Rと、緑成分画像信号Gと、青成分画像信号Bの信号レベルを検出すると共に、多数ラインのカラー画像信号Cを二次元配列することにより、原画像(例えば図4(a)に示すような画像)を形成し、更に、原画像を空間フィルタによるエッジ処理,2値化処理,膨張・穴埋・収縮処理をすることにより判定画像(例えば図4(d)に示すような画像)を形成する。
【0035】
そして、画像処理装置7は、次に示す(A)〜(D)の判定処理をする。
つまり、
(A)欠陥面積が規定値以上である場合には、欠陥があると判定する。例えば、直径φが1mm相当以上の欠陥面積である場合に、欠陥があると判定する。
(B)縦/横比が規定値内であるかどうか判定する。これは、縦/横比による欠陥形状の絞り込みのために行う。ここでは、例えば1±0.2を規定値としている。
(C)欠陥面積占有率が規定値以上であるかどうか判定する。これは、欠陥面積の外接面積に占める割合から円形度合を判断するものである。例えば、真円であれば占有度が約78.5%であるので、78.5±10%を規定値とする。
(D)RGB信号の全ての強度の減少が規定値以上であるかどうか判定する。これは、欠陥部周辺部における色信号の強度に対して、欠陥部における色信号の強度の増減を調べることにより判定する。そして、RGB信号の全てが規定値以上減少したときには、異物が付着していると判定する。
なお、上記判定における規定値は、実験的に最適値を予め求めておき、その値を設定している。
【0036】
ここで、上記(B)(C)の判定について更に説明をする。例えば、図7に示すように、縦/横比が同じであるが異なる形状のパターン1,2を判定する場合には、縦/横比では形状は区別できないが、占有率により欠陥形状の絞り込みが可能となる。
【0037】
画像処理装置7は、更に、図8に示すような判定ロジックを持っており、この判定ロジックに基づき欠陥の有無や、欠陥の種類を判定する。なお、この判定ロジックはソフトウエアにより形成されている。
【0038】
判定(A)が不成立のとき、即ち、欠陥面積が規定値未満であるときには、欠陥が無いと判定する。
【0039】
判定(A)が成立し、即ち、欠陥面積が規定値以上であり、且つ、判定(D)が成立し、即ち、RGB信号の全ての強度の減少が規定値以上であるときには、異物が付着していると判定する。
【0040】
判定(B)が成立し、即ち、縦/横比が規定値内であり、且つ、判定(C)が成立し、即ち、欠陥面積占有率が規定値以上であり、更に、判定(A)が成立し、判定(D)が不成立である場合には、ピンホールが発生していると判定する。
【0041】
判定(B)(C)のいずれかが不成立のときには、定義はしていないが、その他の欠陥と判定する。
【0042】
このようにして、検査対象となる透明電極膜基板Wにおける、ピンホールの存在や異物の付着という欠陥を、実際にオンラインにて正確・迅速に検査することができる。
【0043】
なお、図9はこの透明電極膜基板の検査装置の、全体の処理手順を示している。即ち、検査スタート信号Sが入力され、パルス信号Pが入力される度にトリガ信号Tを出力するようになっている(ステップS1〜S7)
そして、カラー画像信号を取り込んで多数ライン(Nライン)のカラー画像信号を二次元配列して(S8,S9)、欠陥検出処理(S10)、判定(S11)を行う。更にデータ管理(S12)をして結果を出力する(S13)。
【0044】
【発明の効果】
以上実施の形態と共に具体的に説明したように本発明では、薄膜太陽電池用の透明電極膜基板を移動させる移動装置と、移動していく前記透明電極膜基板の表面を撮影するカラーラインセンサカメラと、前記透明電極膜基板の移動位置を検出する位置検出手段と、前記カラーラインセンサカメラにより透明電極膜基板を撮影したカラー画像信号の赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度の状態を検査すると共に、前記カラー画像信号と前記位置検出手段にて検出した移動位置を基に、透明電極膜基板の表面の状態を表す二次元画像を形成し、形成した二次元画像を画像処理することにより、前記透明電極膜基板に存在する欠陥を示す欠陥画像を求める画像処理装置とを有し、
前記画像処理装置は、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも小さいときには欠陥が無いと判定し、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をした場合には、異物が付着していると判定し、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をしない場合には、ピンホールが発生していると判定するようにした。
このため、異物付着とピンホール発生とを区別しつつ透明電極膜基板の欠陥の検出を、自動的かつ正確に検出することができる。この結果、安定した欠陥検出が可能となり光電変換効率の良い薄膜太陽電池を製造できると共に、製造ラインでの大面積パネルである透明電極膜基板のオンライン検査が可能となり薄膜太陽電池製造の効率化を図ることができる。
【0045】
また本発明では、薄膜太陽電池用の透明電極膜基板を移動させる移動装置と、移動していく前記透明電極膜基板の表面を撮影するカラーラインセンサカメラと、前記透明電極膜基板の移動位置を検出する位置検出手段と、前記カラーラインセンサカメラにより透明電極膜基板を撮影したカラー画像信号の赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度の状態を検査すると共に、前記カラー画像信号と前記位置検出手段にて検出した移動位置を基に、透明電極膜基板の表面の状態を表す二次元画像を形成し、形成した二次元画像を画像処理することにより、前記透明電極膜基板に存在する欠陥を示す欠陥画像を求める画像処理装置とを有し、
前記画像処理装置は、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも小さいときには欠陥が無いと判定し、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をした場合には、異物が付着していると判定し、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をせず、更に、欠陥画像の縦/横比が設定した設定比以内で且つ欠陥画像の面積占有率が設定占有率以上である場合には、ピンホールが発生していると判定するようにした。
このため、ピンホールの発生をより正確に行うことができる。
【0046】
また本発明では、前記透明電極膜基板の表面に対して斜めに照明光を入射するライン照明器を備えると共に、前記カラーラインセンサカメラは、前記照明光が前記表面にて反射した反射光が入射する位置に配置されている構成とした。
このようにしたため、カラーラインセンサカメラとライン照明器とで正反射式検査装置が構成され、発見しにくいピンホールであっても、確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る透明電極膜基板の検査装置を示す構成図である。
【図2】カラーラインセンサカメラとライン照明器との配置関係を示す構成図である。
【図3】ピンホール発生時のカラー画像信号の状況を示す信号波形図である。
【図4】原画像及び処理画像ならびにカラー画像信号の状況を示す説明図である。
【図5】異物付着時のカラー画像信号の状況を示す信号波形図である。
【図6】検査パラメータを示す説明図である。
【図7】異なるタイプの欠陥を示す説明図である。
【図8】
判定ロジックを示す論理図である。
【図9】
本検査装置の動作状態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 搬送コンベア
2 カラーラインセンサカメラ
3 ライン照明器
4 調光器
5 光電スイッチ
6 ロータリエンコーダ
7 画像処理装置
8 表示装置
W 透明電極膜基板
Claims (3)
- 薄膜太陽電池用の透明電極膜基板を移動させる移動装置と、移動していく前記透明電極膜基板の表面を撮影するカラーラインセンサカメラと、
前記透明電極膜基板の移動位置を検出する位置検出手段と、
前記カラーラインセンサカメラにより透明電極膜基板を撮影したカラー画像信号の赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度の状態を検査すると共に、前記カラー画像信号と前記位置検出手段にて検出した移動位置を基に、透明電極膜基板の表面の状態を表す二次元画像を形成し、形成した二次元画像を画像処理することにより、前記透明電極膜基板に存在する欠陥を示す欠陥画像を求める画像処理装置とを有し、
前記画像処理装置は、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも小さいときには欠陥が無いと判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をした場合には、異物が付着していると判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をしない場合には、ピンホールが発生していると判定することを特徴とする透明電極膜基板の検査装置。 - 薄膜太陽電池用の透明電極膜基板を移動させる移動装置と、移動していく前記透明電極膜基板の表面を撮影するカラーラインセンサカメラと、
前記透明電極膜基板の移動位置を検出する位置検出手段と、
前記カラーラインセンサカメラにより透明電極膜基板を撮影したカラー画像信号の赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度の状態を検査すると共に、前記カラー画像信号と前記位置検出手段にて検出した移動位置を基に、透明電極膜基板の表面の状態を表す二次元画像を形成し、形成した二次元画像を画像処理することにより、前記透明電極膜基板に存在する欠陥を示す欠陥画像を求める画像処理装置とを有し、
前記画像処理装置は、欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも小さいときには欠陥が無いと判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をした場合には、異物が付着していると判定し、
欠陥画像の面積が予め設定した規定面積よりも大きく、且つ、赤成分画像信号と緑成分画像信号と青成分画像信号の強度が全て規定値以上減少する挙動をせず、更に、欠陥画像の縦/横比が設定した設定比以内で且つ欠陥画像の面積占有率が設定占有率以上である場合には、ピンホールが発生していると判定することを特徴とする透明電極膜基板の検査装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記透明電極膜基板の表面に対して斜めに照明光を入射するライン照明器を備えると共に、
前記カラーラインセンサカメラは、前記照明光が前記表面にて反射した反射光が入射する位置に配置されていることを特徴とする透明電極膜基板の検査装置。
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