JP4915798B2 - 波状コードの検査方法及び検査装置 - Google Patents
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Description
請求項2の発明は、請求項1に記載された波状コードの検査方法において、前記画像を取得する工程は、前記明暗が形成されたゴム被覆部材表面を撮像する工程と、該撮像した画像から前記明暗の明部を抽出する工程と、からなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された波状コードの検査方法において、前記画素の平均濃度を順次算出する工程は、前記画像内で、前記単位領域を前記波状コードの長手方向に沿って所定の画素数ずつ移動させつつ前記平均濃度を算出し、前記差分を算出する工程は、前記単位領域の移動方向に互いに一部重複又は隣接する複数の前記単位領域内における前記差分を算出することを特徴とする。
請求項4の発明は、長手方向に沿って波状に延びる波状コードをゴムで被覆し、表面に前記波状コードに対応する凹凸が形成されたゴム被覆部材内の前記波状コードの波長を検査する波状コードの検査装置であって、前記ゴム被覆部材の表面に光を照射して該ゴム被覆部材表面に前記凹凸に応じた明暗を形成する光源と、前記明暗が形成されたゴム被覆部材表面を撮像する撮像手段と、該撮像した画像から濃度情報を取得し、該濃度情報に基づいて、前記波状コードの波長が所定の規格内であるか否かを判定する解析手段と、を備え、前記解析手段は、前記画像から該画像の互いに一部重複又は隣接する所定の単位領域毎に、該単位領域に含まれる画素の平均濃度を順次算出する平均濃度算出手段と、互いに一部重複又は隣接する複数の前記単位領域内における前記画素の平均濃度の最大値と最小値の差分を前記画像又は所定の検査範囲の全体に亘って順次算出する差分算出手段と、該差分の各算出値と予め設定された該差分のしきい値とを比較して、前記しきい値を超える前記差分の算出値の数をカウントするカウント手段と、該カウント手段によるカウント数の実測値と前記所定の規格に対応して予め設定された前記カウント数の最小値及び/又は最大値とを比較し、該比較結果に基づいて前記判定を行う判定手段と、を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載された波状コードの検査装置において、前記撮像手段及び前記光源を移動させて、撮像する前記ゴム被覆部材表面との間の距離を所定距離に維持する移動手段を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載された波状コードの検査装置において、前記解析手段は、前記撮像した画像から前記明暗の明部を抽出する抽出手段を有し、前記濃度情報は前記明部を抽出した画像に基づく濃度情報であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載された波状コードの検査装置において、前記平均濃度算出手段は、前記画像内で、前記単位領域を前記波状コードの長手方向に沿って所定の画素数ずつ移動させつつ前記平均濃度を算出し、前記差分算出手段は、前記単位領域の移動方向に互いに一部重複又は隣接する複数の前記単位領域内における前記差分を算出することを特徴とする。
本実施形態の波状コードの検査装置は、例えば上記したタイヤの波状ベルト層等に使用される、1本又は複数本の波状コードを配列させてゴムで被覆したゴム被覆部材を検査する装置であり、その内部に埋設された波状コードの波長が所定の規格内であるか否か等を検査する。また、この検査装置は、例えばゴム被覆部材の搬送経路や生タイヤの成型装置等に隣接して設置され、搬送中の又は生タイヤに巻き付け等されたゴム被覆部材を自動で検査する。
図示のように、両光源10共に、ゴム被覆部材70の表面に、波状コードによる凹凸に応じた波状の明暗(明部71と暗部72)を形成できるものの、蛍光灯による白色光(図2A参照)では、明部71と暗部72の差が不明瞭であり、凹凸に応じた明暗が不鮮明になっている。これに対し、本実施形態の青色発光ダイオードによる青色光(図2B参照)では、明部71と暗部72の差が明瞭であり、凹凸に応じた明暗がより鮮明に識別できる。
制御解析装置30は、図示のように、外部機器が接続される入出力部31、表示部32、記憶部33、制御部34、及び画像解析部35から構成され、これら各部(手段)31〜35を互いにバス36を介して接続している。
撮像手段20によるゴム被覆部材70の撮像画像80には、図示のように、各波状コードの形状及び波長に対応した明部71及び暗部72が撮像される。この撮像画像80に対し、抽出部35Aにより抽出処理を施した所定の検査範囲の明部抽出画像81(各図内の下段に示す矩形状の画像)では、明部71の所定の濃度以上の部分(画素)が抽出され、画面全体が、線状等をなす抽出明部82(図の白色部)と、その他の部分(図の黒色部)と、により表示される。
本実施形態の平均濃度算出部35Bは、図示のように、予め設定された大きさの所定数の画素からなる単位領域Tを、予め設定された移動量(ここでは単位領域Tの1/3に相当する画素数)ずつ、波状コードの長手方向(図では左右方向)に沿って一方側(図の矢印)にずらせながら各単位領域Tの画素の平均濃度を算出する。このようにして、順次、単位領域T1(平均濃度95)(図5A参照)、単位領域T2(平均濃度80)(図5B参照)、単位領域T3(平均濃度100)(図5C参照)、単位領域T4(平均濃度120)(図5D参照)、と4つの単位領域T1〜T4の平均濃度を算出する。
図7は、本実施形態の検査装置1を生タイヤの成型工程に適用した例を模式的に示す側面図であり、図8は、図7に示す検査装置1付近を抜き出して示す模式図である。
図9は、検査装置1をゴム被覆部材70の搬送経路中に設置した例を示す模式図である。
本発明の効果を確認するため、以上説明した検査装置1によりゴム被覆部材70内の波状コードの波長検査を行い、正しく検査が行えるか否かを試験した。試験では、複数の波状コードが配列されたゴム被覆部材70を検査し、その波状コードの4波長長さの規格を112mm以下として良否を判定した。即ち、カウント部35Dよるカウント数の実測値が2000(図6参照)よりも大きいものは規格内であり、2000以下のものは規格外であると判定した。
Claims (7)
- 長手方向に沿って波状に延びる波状コードをゴムで被覆し、表面に前記波状コードに対応する凹凸が形成されたゴム被覆部材内の前記波状コードの波長を検査する波状コードの検査方法であって、
前記ゴム被覆部材の表面に光を照射して該ゴム被覆部材表面に前記凹凸に応じた明暗を形成する工程と、
前記明暗が形成されたゴム被覆部材表面の画像を取得する工程と、
該取得した画像から濃度情報を取得する工程と、
該濃度情報に基づいて、前記波状コードの波長が所定の規格内であるか否かを判定する工程と、を有し、
前記濃度情報を取得する工程は、前記画像から該画像の互いに一部重複又は隣接する所定の単位領域毎に、該単位領域に含まれる画素の平均濃度を順次算出する工程と、互いに一部重複又は隣接する複数の前記単位領域内における前記画素の平均濃度の最大値と最小値の差分を前記画像又は所定の検査範囲の全体に亘って順次算出する工程と、該差分の各算出値と予め設定された該差分のしきい値とを比較して、該しきい値を超える前記差分の算出値の数をカウントする工程と、からなり、
前記判定する工程は、前記カウント数の実測値と前記所定の規格に対応して予め設定された前記カウント数の最小値及び/又は最大値とを比較し、該比較結果に基づいて前記判定を行うことを特徴とする波状コードの検査方法。 - 請求項1に記載された波状コードの検査方法において、
前記画像を取得する工程は、前記明暗が形成されたゴム被覆部材表面を撮像する工程と、該撮像した画像から前記明暗の明部を抽出する工程と、からなることを特徴とする波状コードの検査方法。 - 請求項1又は2に記載された波状コードの検査方法において、
前記画素の平均濃度を順次算出する工程は、前記画像内で、前記単位領域を前記波状コードの長手方向に沿って所定の画素数ずつ移動させつつ前記平均濃度を算出し、
前記差分を算出する工程は、前記単位領域の移動方向に互いに一部重複又は隣接する複数の前記単位領域内における前記差分を算出することを特徴とする波状コードの検査方法。 - 長手方向に沿って波状に延びる波状コードをゴムで被覆し、表面に前記波状コードに対応する凹凸が形成されたゴム被覆部材内の前記波状コードの波長を検査する波状コードの検査装置であって、
前記ゴム被覆部材の表面に光を照射して該ゴム被覆部材表面に前記凹凸に応じた明暗を形成する光源と、
前記明暗が形成されたゴム被覆部材表面を撮像する撮像手段と、
該撮像した画像から濃度情報を取得し、該濃度情報に基づいて、前記波状コードの波長が所定の規格内であるか否かを判定する解析手段と、を備え、
前記解析手段は、前記画像から該画像の互いに一部重複又は隣接する所定の単位領域毎に、該単位領域に含まれる画素の平均濃度を順次算出する平均濃度算出手段と、互いに一部重複又は隣接する複数の前記単位領域内における前記画素の平均濃度の最大値と最小値の差分を前記画像又は所定の検査範囲の全体に亘って順次算出する差分算出手段と、該差分の各算出値と予め設定された該差分のしきい値とを比較して、前記しきい値を超える前記差分の算出値の数をカウントするカウント手段と、該カウント手段によるカウント数の実測値と前記所定の規格に対応して予め設定された前記カウント数の最小値及び/又は最大値とを比較し、該比較結果に基づいて前記判定を行う判定手段と、を有することを特徴とする波状コードの検査装置。 - 請求項4に記載された波状コードの検査装置において、
前記撮像手段及び前記光源を移動させて、撮像する前記ゴム被覆部材表面との間の距離を所定距離に維持する移動手段を備えたことを特徴とする波状コードの検査装置。 - 請求項4又は5に記載された波状コードの検査装置において、
前記解析手段は、前記撮像した画像から前記明暗の明部を抽出する抽出手段を有し、前記濃度情報は前記明部を抽出した画像に基づく濃度情報であることを特徴とする波状コードの検査装置。 - 請求項4ないし6のいずれかに記載された波状コードの検査装置において、
前記平均濃度算出手段は、前記画像内で、前記単位領域を前記波状コードの長手方向に沿って所定の画素数ずつ移動させつつ前記平均濃度を算出し、
前記差分算出手段は、前記単位領域の移動方向に互いに一部重複又は隣接する複数の前記単位領域内における前記差分を算出することを特徴とする波状コードの検査装置。
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