JP5387319B2 - シート状の連続体の検査方法 - Google Patents
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Description
記憶手段に記憶した連続した画像を読み出し、該連続した画像を長手方向に特定長で切り出し、切り出した画像P(n−1)から、長手方向に一定の間隔をあけて、又は連続して、幅手方向に並んだ画素データの列を複数取得する第1のステップと、
第1のステップで取得した複数の幅手方向に並んだ画素データ列について、該幅手方向で構成される長手方向の画素データ列での画素の輝度値を比較し、各長手方向の画素データ列の最小値を抽出する第2のステップと、
第2のステップで抽出した、各列の最小値で構成された幅手方向のデータ列に平滑化処理を行う第3のステップと、
第3のステップで平滑化されたデータ列を、長手方向に並べることで、シェーディング補正用画像Q(n−1)を作成する第4のステップと、
第1のステップで切り出した画像P(n−1)の次に切り出した検査画像P(n)を第4のステップで作成したシェーディング補正用画像Q(n−1)で差分することにより、検査画像P(n)のシェーディング補正画像Z(n)を作成する第5のステップ
を有することを特徴とする。
本発明の検査方法が適応できる連続体の幅は、データの処理という観点からは特に限定されるものではない。すなわち、検査対象である連続体の幅が広いものである場合、幅に合わせてラインセンサを追加すれば対応できるからである。なお、本発明の本質とは外れるが、シートの扱いの観点から、0.3m〜3m以下の幅であることが、シートが安定して走行するため、データ取得時の外乱が減るため好ましい。
プリプレグとは炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の補強用繊維の編物、織物、または一方向に並べた繊維群を予めマトリックス樹脂を塗布した離型フィルムにより挟み込んで加圧し、マトリックス樹脂を繊維群上に転写、含浸させたシート状の中間基材である。プリプレグの特徴として、繊維の粗密に基づく厚みムラがある。これは、プリプレグ作製時に引き揃え得られた繊維の拡がりのムラに起因して樹脂含浸時の圧力が幅方向に不均一となり、これが圧力が開放されて緩和するに伴い凸凹が生じるものである。また、樹脂含浸工程の直後では、このような緩和が起こることから、樹脂の地合ムラが経時的に変化するものと思われる。このようにしてプリプレグの表面には、地合ムラが生じ、また地合ムラの大きさや形状は含浸時の圧力が開放されて以降経時的に変化するものである。このような理由により樹脂含浸直後のシート表面の状態は不安定であり、たとえ正常部であってもその輝度値は、経時的に変化するものである。このような理由により、従来の方法ではシェーディング補正して欠陥検出を行うことが非常に困難であり、かかる困難を克服することを鋭意検討して、本発明に至ったものである。
図1を用いて、第1のステップについて説明する。
本発明の一実施形態について説明する。幅1000m、5m/minで走行するプリプレグの生産ラインを検査対象とした。ライン状照明は高輝度LEDライン照明(CCS社製HLND型)を1台使用し、前記プリプレグの表面に光が入射するように配置した。撮像手段として、素子数7450、駆動周波数40MHz、最高検査周期192μmの性能を有するラインセンサ(NED社製 e7450)を1台使用し、前記照明の中心位置とラインセンサの中心位置が重なるように設置した。このとき、撮像される画像のプリプレグの幅手方向の分解能が80μm/画素、長手方向の分解能が80μmとなるように位置を調整した。照明の入射角度はプリプレグ表面の法線方向から10度傾けた角度で設置し、プリプレグ表面の照度が8000lxとなるよう照明の光量を調整した。ラインセンサはその光軸がプリプレグ表面の法線方向となるように設置し、また、センサ撮像範囲のプリプレグ面に直接外光が当たらないよう、上面及び側面に遮光板を取り付けた。
(実施例2)
実施例1の検査対象についてP(100)からP(110)の画像に対し同様の処理を行なった(左記の例のP(0)に当たる画像としてP(99)を用いた)。検査対象の画像以外は、実施例1と同じ条件で欠陥検査を行った。この例ではP(107)に目視で毛羽があることが確認されていたが、実施例1と同様のステップで検査を行うことにより、P(107)の画像に最小外接円径が16mmの毛羽があることを、検出することができた。なお、実施例1同様、正常部を誤検知することもなかった。
(実施例3)
実施例1の検査対象についてP(200)からP(210)の画像に対し同様の処理を行なった(左記の例のP(0)に当たる画像としてP(199)を用いた)。検査対象の画像以外は、実施例1と同じ条件で欠陥検査を行った。この例ではP(205)に目視で転写不良があることが確認されていたが、実施例1と同様のステップで検査を行うことにより、P(205)の画像に最小外接円径が3.7mmの転写不良があることを、検出することができた。なお、実施例1同様、正常部を誤検知することもなかった。
2a〜2e 切り出した画像から長手方向に連続して抽出する幅手方向の画素列
A 1a〜1eの集合画像、又は、2a〜2eの集合画像
3 各長手方向列の最小値で構成された幅手方向画素列
4 最小値で構成した画素列を、切り出した画像と同サイズに構成し直した画像の輝度値
Claims (5)
- 移動しているシート状の連続体の表面にライン状照明によって光を照射し、該シート状の連続体の表面の幅手方向に設置したラインセンサにより、該シート状の連続体の幅手方向の画素データで構成される連続した画像を経時的に取得して記憶手段に記憶し、該記憶手段に記憶した連続した画像を加工して欠陥を検出及び識別する検査方法であって、
記憶手段に記憶した連続した画像を読み出し、該連続した画像を長手方向に特定長で切り出し、切り出した画像P(n−1)から、長手方向に一定の間隔をあけて、又は連続して、幅手方向に並んだ画素データの列を複数取得する第1のステップと、
第1のステップで取得した複数の幅手方向に並んだ画素データ列について、該幅手方向で構成される長手方向の画素データ列での画素の輝度値を比較し、各長手方向の画素データ列の最小値を抽出する第2のステップと、
第2のステップで抽出した、各列の最小値で構成された幅手方向のデータ列に平滑化処理を行う第3のステップと、
第3のステップで平滑化されたデータ列を、長手方向に並べることで、シェーディング補正用画像Q(n−1)を作成する第4のステップと、
第1のステップで切り出した画像P(n−1)の次に切り出した検査画像P(n)を第4のステップで作成したシェーディング補正用画像Q(n−1)で差分することにより、検査画像P(n)のシェーディング補正画像Z(n)を作成する第5のステップ
により切り出した画像からシェーディング補正画像を順次得ることを特徴とする、シート状の連続体の検査方法。 - 第5のステップで作成したシェーディング補正画像Z(n)に、欠陥を検出するために閾値処理を行い、欠陥候補の特徴量と、予め設定した良否判定の基準値とを比較することで欠陥を特定し、識別する、請求項1に記載のシート状の連続体の検査方法。
- 予め設定した良否判定の基準値として、欠陥のサイズや形状に対応する値を使用する、請求項2に記載のシート状の連続体の検査方法。
- シート状の連続体が、強化繊維に樹脂を含浸させた樹脂含浸シートである、請求項1〜3のいずれかに記載のシート状の連続体の検査方法。
- ラインセンサが、シート状の連続体の表面の法線方向に設置されている、請求項1〜4のいずれかに記載のシート状の連続体の検査方法。
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