JP3153476B2 - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置

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JP3153476B2
JP3153476B2 JP21886696A JP21886696A JP3153476B2 JP 3153476 B2 JP3153476 B2 JP 3153476B2 JP 21886696 A JP21886696 A JP 21886696A JP 21886696 A JP21886696 A JP 21886696A JP 3153476 B2 JP3153476 B2 JP 3153476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】検査対象物の画像を取り込ん
で、その対象物の表面に存在する欠陥等を検査する外観
検査装置に関し、特に、一の検査対象物の分割した画像
データを一度に取り込んでその外観を検査する外観検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外観検査装置とは、検査対象物の表面の
画像を取り込んで、その表面に表された色彩や模様の状
態を認識するものであり、例えば、円筒形状の電解コン
デンサーの表面を検査するために、その外観検査装置が
使用されている。電解コンデンサー本体はアルミ製の円
筒形状であり、その表面には絶縁のためのビニールで被
覆されている。そして、このビニール被覆に0.5mm
程度の穴が存在するだけで絶縁性が低下して問題となる
ため、キズ等の有無を確認する外観検査が行われてい
る。そこで、円筒形状の製品の全周を瞬間的に効率よく
検査するための外観検査装置として、特公平6−793
27号公報に紙巻タバコ検査装置が提案されている。図
16は、その装置の外観側面図である。
【0003】この紙巻タバコ検査装置は、紙巻タバコ1
10が挿入される孔101を頂点として形成された円錐
ミラー102と、円錐ミラー102の鏡面102aに映
し出される紙巻タバコ110のリング状の像を撮像する
サーキュラカメラ103とが、基台104上に配設され
ている。その円錐ミラー102は、基台104上に固定
されたミラー台105によって支持される一方、サーキ
ュラカメラ103は、マイクロメータヘッドや粗動ハン
ドルの回転操作によってxyz軸方向の移動が可能な基
台104に固定されたカメラ台106上に設けられてい
る。そして、その円錐ミラー102とサーキュラカメラ
103の中心が一致するように位置決めされている。ま
た、複数の電球からなる円形光源107が外部への光漏
れを防ぐ外フード108によって覆われ、撮像の邪魔に
ならないようサーキュラカメラ103の前面に取り付け
られている。更に、円錐ミラー102とサーキュラカメ
ラ103との間には、そのサーキュラカメラ103へ外
光が入るのを防止するためのカバー109が配設されて
いる。
【0004】また、外観検査装置には、検査対象である
紙巻タバコ110を孔101へ挿入するための試料台1
11が基台104上に固定されている。この試料台11
1は、検査対象である紙巻タバコ110を円錐ミラー1
02及びサーキュラカメラ103との中心を一致させる
ように持つ載置部111aを有し、この試料台111を
xyz軸方向への移動を可能とするマイクロメータヘッ
ドや粗動ハンドルを有する。更に、基台104上には、
試料台111の載置部111aに載置された紙巻タバコ
110を、円錐ミラー102内の撮像位置へ移動させる
移動機構112が構成されている。この移動機構112
は、レールシャフト113上を移動ステージ114が移
動するものであり、その移動ステージ114上に紙巻タ
バコ110を吸引する片持ち支持された吸引パイプ11
5が設けられ、また、移動ステージ114には、パルス
モータ116に連結された不図示の送りネジが螺合され
ている。
【0005】次に、このような構成の外観検査装置は、
その内部回路の構成の説明は省略するが、紙巻タバコ1
10の全長を512個の輪切り像に分割して画像データ
を取り込むことによって表面の検査が行われる。先ず、
サーキュラカメラ103は、720個のホトダイオード
を配列したダイオードアレーや該ダイオードアレーの各
ホトダイオードの走査を行う走査回路等からなる不図示
の電気回路が構成され、円錐ミラー102に写し出され
る紙巻タバコ110の像がダイオードアレーに入力され
る。即ち、サーキュラカメラ103のレンズの焦点を円
錐ミラー102の鏡面102aに合わせることにより、
円錐ミラー102上の孔101と同心円のリング状部分
で反射された光がダイオードアレーに入射される。その
ため、円錐ミラー102に写し出されている紙巻タバコ
110の円筒表面の像が入力されることとなる。
【0006】ダイオードアレーは、各ダイオードに入射
している光の強さに応じたレベルの信号からなるアナロ
グビデオ信号をシリアルに出力するが、クロックパルス
に基づき走査を行う走査回路によってダイオードアレー
の各ダイオードが1本のビデオ出力線に順次接続され
る。つまり、このようにして取り込まれた紙巻タバコ1
10の画像データは、サーキュラカメラ103から出力
されアナログビデオ信号は画像メモリに入力されること
となる。ここで、図17は、画像メモリの回路構成を示
すブロック図である。
【0007】画像メモリ131内では、A/D変換回路
132に入力されたアナログビデオ信号が8ビットのデ
ジタルデータに変換され1ラインメモリ133に印加さ
れる。1ラインメモリ133に記憶されたデータは、ア
ドレスクロックの印加に応じて画像メモリ部134中の
記憶位置を順次512回指定するアドレスの出力によ
り、その画像メモリ部134に順次記憶される。そのた
め、サーキュラカメラ103のダイオードアレーについ
ての走査が終了したとき、1ラインメモリ133にはサ
ーキュラカメラ103により撮像している紙巻タバコ1
10の輪切り像のデータが全て画像メモリ部134の所
定位置に順次記憶されている。
【0008】更に、画像メモリ部134から読み出され
るデジタルビデオ信号は、D/A変換回路135によっ
てアナログビデオ信号に変換され、このアナログビデオ
信号が、同期発生回路136によって発生される同期信
号とアンプ137において重畳されてモニタに出力され
る。モニタは、3次元像である紙巻タバコの円筒表面の
全周を2次元像として出力する。そして、D/A変換回
路135の出力は画像処理回路にも接続され、その画像
処理回路では、D/A変換されたアナログビデオ信号に
基づいて紙巻タバコの円筒表面の外観品質が検査され、
良否を判定するための画像処理が行われる。
【0009】従って、この画像処理装置では、移動ステ
ージ114を移動させ、紙巻タバコ110を円錐ミラー
102内を所定量づつ移動させることにより、その鏡面
102aに写し出される円筒表面の輪切り像を順次記憶
手段に記憶させることで、3次元像である円筒状物品の
円筒表面を表す2次元像の画像データを得ることができ
るため、該画像データに基づいて円筒表面の状態を自動
的に判断することができ、外観品質の検査を行うことが
できるという効果を奏するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような効
果を奏する従来の外観検査装置についても次のような問
題があった。先ず、上記従来の外観検査装置では、円錐
ミラー102の鏡面102aに写し出された紙巻タバコ
110のリング状像の撮像終了毎に、移動機構112を
駆動させ移動ステージ114を移動させることによって
紙巻タバコ110を所定量づつ円錐ミラー102内を移
動させるようにしたので、検査対象物品の外観検査が非
常に時間のかかるものであった。即ち、上記外観検査装
置は、操作者が検査対象物である紙巻タバコ110の長
さを入力すると、不図示のコントローラによって紙巻タ
バコ110の全長を512個の輪切りに分割するように
1回の移動ステージ114の移動時の移動量と速度が計
測される。そして、移動ステージ114の移動量と速度
に基づいて紙巻タバコ110が円錐ミラー102内に挿
入され上記の如く画像が取り込まれる。従って、1本の
紙巻タバコ110の外観検査をする場合に、その画像を
取り込む時間がかかるものであった。
【0011】また、上記外観検査装置では、検査対象物
に電解コンデンサーを選択した場合、その電解コンデン
サーに形成された凹部に発生したピンホールが検出でき
ないといった問題点があった。すなわち、図18に示す
ように、円形光源107を出た光は、45゜の角度をな
す円錐ミラー102の鏡面102aにより、電解コンデ
ンサー121の全周に直角な入射光Nとして照射され
る。そして、凹部121c以外の直線部にピンホールP
が存在する場合には、ピンホールPを通過してアルミ面
で反射された反射光Rは入射光Nとほぼ同じルートを辿
ってサーキュラカメラ103に入射する。しかし、凹部
121cに照射されその表面で正反射した反射光は、入
射光とは異なった角度で反射してしまう。そのため、凹
部121cに存在するピンホールを正反射した光によっ
て当該部分の像は鏡面120aには映し出されず、鏡面
102aに写る暗い像からはサーキュラカメラ103で
検出することができなかった。このようなことは、電解
コンデンサー121のように検査対象物表面に形成され
た凹部の場合だけではなく、凸部を有する検査対象物で
あっても同様な問題があった。
【0012】そこで、本発明では上記問題点を解消すべ
く、処理速度の速い外観検査装置を提供すること、ま
た、検査対象物表面に凹部又は凸部が存在する場合に
も、当該表面を正確に検査可能な外観検査装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、検査対象物を
中心線上に挿入可能な孔を有する円錐形状の光路変更ミ
ラーと、検査対象物を照射する照明手段と、光路変更ミ
ラーに写し出された検査対象物の像を取り込む画像取込
手段と、画像取込手段によって取り込まれた検査対象物
の画像データに基づいて所定の検査処理を行う検査処理
手段とを有する外観検査装置であって、前記光路変更ミ
ラー、前記照明手段及び前記画像取込手段とを備えた複
数の検査ポジションを構成し、当該検査ポジションの各
光路変更ミラーを昇降させる昇降手段と、当該各検査ポ
ジションへ検査対象物を搬送する搬送手段とを有し、当
該各検査ポジション毎に検査対象物の異なった部分の像
を取り込むことを特徴とする。
【0014】また、本発明の外観検査装置は、前記一の
検査ポジションに備えられた光路変更ミラーが、前記照
明手段から照射された光が前記検査対象物の凹部又は凸
部を正反射して前記画像取込手段に入射する異なる角度
の鏡面から形成されたものであることが望ましい。ま
た、本発明の外観検査装置は、前記検査ポジションが、
円筒形状の検査対象物に形成された凹部又は凸部の像を
取り込む高さに前記光路変更ミラーが配設された第1検
査ポジションと、円筒形状の検査対象物の下部の像を取
り込む高さに光路変更ミラーが配設された第2検査ポジ
ションと、円筒形状の検査対象物の上部の像を取り込む
高さに光路変更ミラーが配設された第3検査ポジション
とであることが望ましい。
【0015】また、本発明の外観検査装置は、前記検査
処理手段が、前記検査台の画像取込手段によって取り込
まれた画像データに対し、検査領域をあらかじめ決定し
たマスクエリアを有するものであることが望ましい。ま
た、本発明の外観検査装置は、前記検査処理手段が、前
記画像取込手段によって取り込まれた画像データのうち
検査対象物を示す領域が、前記マスクエリアで示す検査
領域より狭いと判断した場合、当該検査領域を示すマス
クエリアを、前記画像取込手段によって取り込まれた検
査対象物に対応する領域を変更マスクエリアとするもの
であることが望ましい。
【0016】また、本発明の外観検査装置は、前記検査
処理手段が、前記画像取込手段によって取り込まれた画
像データのうち検査対象物を示す領域が、前記マスクエ
リアで示す検査領域より狭いと判断した場合、前記画像
データの画像上を、その中心を通るX軸及びY軸上を中
心に向けて少なくとも四方サーチして明部から暗部へ変
化する最初の暗部データの座標点を求め、その座標点を
通ってX軸及びY軸に平行な辺の四角形に内接する円又
は楕円を決定し、その円又は楕円の周囲を一定画素縮小
した領域を変更マスクエリアとするものであることが望
ましい。
【0017】このような構成からなる本発明の外観検査
装置は、次のように作用する。即ち、本発明の外観検査
装置は、先ず、昇降手段によって光路変更ミラーが上げ
られた各検査ポジションへ検査対象物が搬送手段によっ
て搬送され、その後光路変更ミラーが降ろされて円錐形
状をなす光路変更ミラーの中心線上に検査対象物がセッ
トされる。上方から各検査対象物へ照射する照明手段か
らの光は、光路変更ミラーを反射して検査対象物表面へ
照射され、その正反射した光が再び入射光とほぼ同じル
ートを辿り画像取込手段に入射される。各画像取込手段
では、検査ポジション毎に検査対象物の異なった部分の
画像データが取り込まれる。そして、画像取込手段によ
って取り込まれた各画像データは、検査処理手段によっ
て検査処理が行なわれる。その後、昇降手段によって再
び光路変更ミラーが昇降され、搬送手段によって搬送さ
れた次の検査対象物について同様の検査が実行される。
【0018】従って、本発明の画像処理装置では、各検
査台毎に検査対象物の各部分の画像が分割して一度に取
り込んで検査するので検査処理速度が速い。また、光路
変更ミラーを上下させる昇降手段と、検査対象物を各検
査台へ搬送する搬送手段との動きにのみよるため、検査
毎の移動時間が短くてすみ検査処理速度の向上が図られ
ている。
【0019】また、本発明の外観検査装置は、円筒形状
の検査対象物に凹部又は凸部を有するものであっても、
第1検査ポジションにおいて、前記照明手段から照射さ
れた光が検査対象物の凹部又は凸部を正反射して光路変
更ミラーに写し出された像の画像データを取り込み、第
2検査ポジション及び第3検査ポジションにおいて検査
対象物の他の部分をそれぞれ上部及び下部に分割して各
光路変更ミラーに写し出された像の画像データを取り込
み、検査処理手段によって検査処理を行うので、検査対
象物表面に凹部又は凸部が存在する場合にも、当該表面
を正確に検査することが可能となった。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の外観検査装置にか
かる一実施の形態について図面を参照して具体的に説明
する。図1は、本実施の形態の外観検査装置の画像取り
込み部の構成を示した概念図である。本実施の形態にお
いては検査対象物を電解コンデンサー5とした場合につ
いて説明する。この電解コンデンサー5は、2本の電極
5a,5bが支持台4に支持され、その形状は図に示す
ように円筒形状表面に凹部5cが形成されている。図1
に示すように、本実施の形態の外観検査装置は、電解コ
ンデンサー5の凹部5cの画像を取り込む第1検査ポジ
ション1と、その凹部5cを除いた直線部5dのうち特
に下部の画像を取り込む第2検査ポジション2と、直線
部5dのうち上部の画像を取り込む第3検査ポジション
3とが設けられている。
【0021】そこで、第1乃至第3検査ポジション1,
2,3について説明する。第1乃至第3検査ポジション
1,2,3は、それぞれ中心に孔11a,12a,13
aの形成された光路変更ミラー11,12,13がホル
ダ14,14,14に保持されている。各ホルダ14,
14,14は、後述する昇降機に係設され上下に移動可
能な構成となっている。そして、このような光路変更ミ
ラー11,12,13上には、少し離れた位置にリング
ライト15a,15b,15cとレンズ17a,17
b,17cの装着されたCCDカメラ16a,16b,
16cが固設されている。このCCDカメラ16a,1
6b,16cは、後述する画像処理手段に接続されてい
る。また、リングライト15a,15b,15cには、
サークライン蛍光灯が使用されている。
【0022】ここで、図2は、外観検査装置の画像取り
込み部の正面図であり、図3は、昇降機の構成を示した
外観検査装置の画像取り込み部の側面図である。画像取
り込み部を構成するCCDカメラ16a,16b,16
cは、支柱61に固定された一の支持板62に固定さ
れ、リングライト15a,15b,15cは、支柱61
に固定された支持板63に固定されている。一方、光路
変更ミラー11,12,13を上下させる昇降機は、支
柱61に固設されたレール64をスライダ65が摺動す
るリニアレールが形成されている。そのスライダ65に
は固定板66が固定され、その固定板66上端にはホル
ダ14,14,14を配設する支持部66aが両側に張
り出すように設けられている。そして、その支持部66
a上面に各ホルダ14,14,14を固定するが、各検
査ポジション毎に異なる高さのずれに合わせるよう所定
厚さのスペーサ67a,67bを介して固定されてい
る。また、固定板66の下端には連結棒68を介してレ
バー69の一端に軸支されている。このレバー69の他
端は、回転体70及び下方に付勢するスプリング71に
引かれ、回転体70が偏心カム72に当接されている。
【0023】このような構成の第1乃至第3検査ポジシ
ョン1,2,3は、それぞれ検査対象物である電解コン
デンサー5の異なる部分の画像を取り込むため、図示す
るようにそれぞれ高さ方向にずれが生じている。一方、
電解コンデンサー5を支持した支持台4,4…は、不図
示の搬送手段によって上下することなく水平方向に搬送
され、その支持台4,4…に支持される電解コンデンサ
ー5も筒部下端がコンデンサ下端基準位置Lにセットさ
れ、同一高さで移動することとなる。
【0024】ところで、第1検査ポジション1の光路変
更ミラー11と第2検査ポジション2及び第3検査ポジ
ション3の光路変更ミラー12,13は、検査対象物の
検査部分の形状が異なることから種類の異なったものが
使用されている。そこで、第1検査ポジション1の光路
変更ミラー11について以下に説明するが、第2第3検
査ポジション2,3の光路変更ミラー12,13は、上
記した従来の円錐ミラーと同様なものなので省略する。
図4は光路変更ミラーの拡大断面図である。光路変更ミ
ラー11は、2つの鏡面11m,11nから構成されて
いる。この光路変更ミラー11は、中心下部に挿入孔1
1a有し、その挿入孔11aに向けて上端部から段差面
11pを介して2つの円錐形の鏡面11m,11nが固
着されている。このとき、下方の鏡面11nが30゜
で、上方の鏡面11mが60゜の角度をなすよう構成さ
れている。
【0025】このように光路変更ミラー11の鏡面を上
下に分割したのは、電解コンデンサー5の凹部5cをそ
の中心で上下に分けた場合に、その上部が下方に面して
いる一方、下部が上方に面しているためである。従っ
て、凹部5cを正反射した光の画像を映し出すために
は、凹部5cの上部に対しては下方から光を照射し、下
部に対しては上方から光を照射する必要があるためであ
る。具体的には、図5に示すように、電解コンデンサー
5の凹部5cにピンホールP1,P2が生じていたとす
る。そうした場合、上方のリングライトから発せられた
光のうち、ピンホールP1,P2のそれぞれの箇所のア
ルミ5mを正反射した光が、図に示すように入射光N
1,N2と反射光R1,R2とがほぼ同じルートを辿る
ように鏡面11m,11nの角度を決定する。
【0026】そこで、第1検査ポジション1の検査対象
部分である電解コンデンサー5の凹部5cに対しては、
リングライト2から発せられた光が図に示すように入射
光N1,N2と反射光R1,R2が重なる角度、即ち凹
部5cに照射された光が正反射して鏡面11m,11n
に写し出され、その像が上方のCCDカメラ3に取り込
まれる角度を調べると、鏡面11mの角度が60゜、そ
して鏡面11nの角度が30゜となった。一方、第2検
査ポジション2及び第3検査ポジション3に形成された
光路変更ミラー12,13は、ともに従来のものと同様
に45゜の傾きで円錐形の鏡面が固着されている。
【0027】次に、本実施の形態の外観検査装置の制御
部の構成について説明する。図6は外観検査装置の画像
処理手段を含めた外観検査装置を示した概念図である。
画像処理手段21は、上記各検査ポジションのCCDカ
メラ16a,16b,16cに接続されている。そし
て、この画像処理手段21には、外部入力手段としての
キーボード22及び取り込んだ画像を表示するディスプ
レイモニタ23が接続されている。また、外観検査装置
を駆動するためのタイミング信号を送るスタート手段
と、電解コンデンサー5が正常か否かを検査結果信号を
受けて表示する検査表示手段(いずれも不図示)が接続
されている。
【0028】ここで、図7は、外観検査装置の画像処理
手段21を示したブロック図である。この画像処理手段
21には、先ずアナログ信号をデジタル信号に変換する
A/Dコンバータ25a,25b,25cが、CCDカ
メラ16a,16b,16cに接続されている。そし
て、このA/Dコンバータ25a,25b,25cに
は、CCDカメラ16a,16b,16cで取り込んで
デジタル信号化された画像データを記憶する各画像メモ
リ26a,26b,26cが、それぞれ全A/Dコンバ
ータ25a,25b,25cに接続されている。更に、
A/Dコンバータ25a,25b,25c及び画像メモ
リ26a,26b,26cには、その各出力信号を混合
して出力するビデオミキサ27が接続されている。ま
た、画像メモリ26a,26b,26cには、後述する
所定のマスクエリアを記憶したマスクメモリ28a,2
8b,28cが接続されている。そして、このマスクメ
モリ28a,28b,28cと画像メモリ26a,26
b,26cには、コントロールロジック29が接続され
ている。
【0029】更に、この画像メモリ26a,26b,2
6c、マスクメモリ28a,28b,28c、そしてコ
ントロールロジック29等この画像処理手段21の演算
処理、制御処理を統括的に行なうCPU30がそれぞれ
に接続されている。このCPU30には、制御プログラ
ム等を記憶するROM31、データ等を一時的に記憶す
るRAM32が接続されている。一方、CPU30には
入出力装置33が接続され、その入出力装置33には上
記不図示の検査表示手段と外部入力手段であるキーボー
ド22が接続されている。また、ビデオミキサ27には
ディスプレイモニタ23が接続されている。
【0030】そこで、このような構成からなる本実施の
形態の外観検査装置は、ROM31に記憶された動作プ
ログラムに従って電解コンデンサー5表面の画像が取り
込まれ検査される。ここで、図8は、動作プログラムの
フローチャートを示す図である。先ず、各支持台4に対
して電極5a,5bが支持された電解コンデンサー5が
不図示の搬送手段によって順次送られ、第1乃至第3検
査ポジション1,2,3に配置される(S1)。一方、
各光路変更ミラー11,12,13は、電解コンデンサ
ー5,5…が移動している間は昇降機によって持ち上げ
られ、各電解コンデンサー5,5,5が所定位置に配置
されたと同時に図1に示す所定高さまで下降する(S
2)。これらの動作は極めて短時間に行われる。具体的
には、偏心カム72の回転によりスプリング71に引か
れたレバー69が揺動し、レバー69の揺動に伴って連
結棒68が上下運動する。従って、スライダ65がレー
ル64を上下に摺動し、これによって光路変更ミラー1
1,12,13を保持するホルダ14,14,14が上
下する。
【0031】そして、画像処理手段21の入出力装置3
3へスタート信号を送ることによって(S3)、各検査
ポジション1,2,3で電解コンデンサー5,5,5の
異なる部分の画像の取り込み処理が一度に行われ(S
4)、そこで得られた画像データに基づいて各検査ポジ
ション毎の検査処理が行われる(S5〜S7)。この処
理結果によって表面データの処理結果が出力され(S
8)、昇降機によって光路変更ミラー11,12,13
が再び上昇し(S9)、同時に搬送手段によって次の検
査ポジションに電解コンデンサー5,5,5が搬送され
る(S1)。
【0032】上記画像の取り込み処理(S4)では、図
1に示すように第1検査ポジション1から第3検査ポジ
ション3へそれぞれ電解コンデンサー5,5,5が搬送
され、順に凹部5c、直線部5d下部、そして直線部5
d上部の画像が一度に取り込まれる。従って、各電解コ
ンデンサー5は、それぞれの検査ポジションで異なる部
分の画像が取り込まれ、全ての検査ポジションを移動し
終えた時点で全体の検査が終了する。
【0033】次に、第1乃至第3検査ポジション1,
2,3での画像の取り込み及び画像処理について説明す
る。リングライト15aからの入射光は、図4に示すよ
うに光路変更ミラー11の鏡面11m,11nを反射し
て電解コンデンサー5へ照射される。このとき、60゜
の角度をなす鏡面11mへの入射光が、下方へ反射して
凹部5c下部表面へ照射される一方、30゜の角度をな
す鏡面11nへの入射光が、上方へ反射して凹部5c上
部表面へ照射される。そして、電解コンデンサー5の凹
部5cを正反射した反射光は、入射光とほぼ同じルート
を辿り、再び鏡面11m,11nで反射してCCDカメ
ラ16aのレンズ17aに入射する。
【0034】電解コンデンサー5の凹部5c表面で正反
射した光がCCDカメラ16aのレンズ17aに入射さ
れると、CCDカメラ16aを構成する多数の撮像素子
によって撮像され、後述するようにデジタルデータへの
変換を行なうことによってその画像データが取り込まれ
る。一方、直線部5dの画像を取り込む第2検査ポジシ
ョン2及び第3検査ポジション3では、リングライト1
5b,15cから照射された光は、45゜の角度をなす
光路変更ミラー12,13の鏡面を反射して、電解コン
デンサー5の直線部5dに照射される。そして、その電
解コンデンサー5を反射した反射光は、再び光路変更ミ
ラー12,13を反射してCCDカメラ16b,16c
のレンズ17b,17cに入射し、その画像データが取
り込まれる。
【0035】CCDカメラ16a,16b,16cによ
って撮像された画像データが、画像処理手段21のA/
Dコンバータ25a,25b,25cに入力される。そ
して、そのアナログ信号がA/Dコンバータ25a,2
5b,25cでデジタルデータに変換され、画像メモリ
26a,26b,26c及びビデオミキサ27に入力さ
れる。ここで、図9は、上記検査処理(S5〜S7)を
実行する検査プログラムのフローチャートを示した図で
あり、以下のような処理が実行される。先ず、各検査ポ
ジション毎に取り込まれる電解コンデンサー5の画像デ
ータに対応するデフォルトのマスクエリアデータをマス
クメモリ28a,28b,28cにセットする(S1
1)。このデフォルトのマスクエリアは、図10に示す
CCDカメラ16a(CCDカメラ16b,16cでも
同様)によって撮像して得た画像データのうち、電解コ
ンデンサー5が示された内周41から外周42までを検
査領域としてあらかじめ設定したものである。この電解
コンデンサー5は、長寸のものであり後述する中寸又は
短寸のものに比べて軸方向の寸法の長いものであるた
め、このマスクエリアは半径方向に最も大きな領域を示
すこととなる。
【0036】続いて、画像メモリ26a,26b,26
cに入力されたCCDカメラ16a,16b,16cの
各画素毎の画像データについて、マスクメモリ28a,
28b,28cに設定記憶されたデフォルトのマスクエ
リアデータと比較したANDがとられる(S12)。こ
れは、マスクエリア以外の画像データは、当該検査ポジ
ションの電解コンデンサー5の検査に無関係なデータな
ので、その検査対象から除外するためである。そして、
ANDをとった各画素の画像データに対しては、所定の
閾値を基準にした2値化処理が行われる(S13)。こ
れは、電解コンデンサー5に生じたピンホール部の反射
光が、ピンホール以外の部分よりも明るいことを利用し
てその存在の有無を確認するためである。即ち、所定の
明るさを示す値を閾値として設定し、その閾値以上の画
素を「1」、それ以下の画素を「0」とする2値化処理
が行われる。
【0037】続いて、この2値化した結果について
「1」又は「0」かが判断され、「1」の値を示す画素
数がカウントされる(S14)。その結果、CPU30
によってこのカウント結果が読み取られ、そのカウント
数によって良否が判断される(S15)。即ち、カウン
ト数が1以上であるならば(S15:YES)少なくと
も1つ以上のピンホールが存在すると判定され(S1
6)、カウント数が0ならば(S15:NO)ピンホー
ルの無い良品と判定される。そして、この判定結果は、
入出力装置33により「良」又は「不良」である旨の信
号が発信されその表示が行われる。
【0038】ところで、ディスプレイモニタ23では、
図10に示したような電解コンデンサー5の2次現像を
各検査ポジション毎に表示することができ、操作者はピ
ンホールの存在を確認することができる。ピンホールの
存在は上記のように確認できるが、更に電解コンデンサ
ー5に存在するピンホールの数が複数であってその数を
カウントする必要がある場合は、連結性解析処理をする
構成とすれば良い。また、2値化以外の方法としては、
多値画像空間上で微分し、暗部から明部への変化をとら
える等の様々な処理方法が考えられる。この種の技術は
周知なので詳細な説明を省略する。
【0039】本実施の形態の外観検査装置は、各寸法の
電解コンデンサーの検査が可能であり、例えば、図11
に示すように中寸の電解コンデンサーの検査も同様に実
施できる。しかし、第3検査ポジション3では、光路変
更ミラー13内の一部にしか電解コンデンサー51が挿
入されないため、照射された光がコンデンサ51を反射
することなく光路変更ミラー13内を周り込んでCCD
カメラ16cに入射し、上記デフォルトのマスクエリア
内には閾値を越える領域ができ2値化処理による検査が
不可能となる場合がある。このことは、不図示の短寸の
電解コンデンサーでも同様である。従って、本実施の形
態の外観検査装置では、デフォルトのマスクエリア内に
無検査部が生じる中寸短寸の電解コンデンサーを対象と
する場合には、ROM31に記憶されたマスクエリアの
変更プログラムが実行される。
【0040】ここで、図12は、変更プログラムのフロ
ーチャートを示した図であり、図13乃至図15は、マ
スクエリアを変更する際の各ステップにおける処理動作
の概念を示した図である。先ず、上記したように各検査
ポジション1,2,3で取り込まれた画像データからマ
スクエリアの変更の有無が確認される(S21)。即
ち、マスクエリア外周に沿って上記閾値を越える所定の
明るさ以上の画像データを所定量連続して確認しない場
合(S21:NO)には、変更プログラムを終了して上
記検査プログラムに移る。一方、マスクエリア外周に沿
って上記閾値を越える所定の明るさ以上の画像データを
所定量連続して確認した場合(S21:YES)には、
取り込んだ電解コンデンサの画像データ領域が狭くマス
クエリア内に無検査部を有していると判断し、当該電解
コンデンサを示す領域の外周上の座標点を求める(S2
2)。
【0041】即ち、取り込まれた電解コンデンサーの画
像データに対して、ウィンドウW1,W2,W3,W4
をX軸及びY軸上を中心に向けてサーチする(図13参
照)。明るい部分から暗い部分に変化する最初の暗部デ
ータの座標点(e1,e2,e3,e4)を上記閾値を
基準にして求める(S22)。そして、その座標点(e
1,e2,e3,e4)を通るX軸Y軸に平行に引いた
辺からなる四角形43を決定する(S23)(図14参
照)。次に、このように四角形43を決定した後、その
四角形43に内接する楕円44を決定し(S24)、更
にその楕円44によって決められたエリアから一定画素
分を縮小したエリア45を変更マスクエリアとして決定
する(図15参照)。そして、このようにして変更され
たマスクエリアがマスクメモリ28cに記憶されて変更
プログラムが終了し、上記したように画像データとマス
クメモリ28a,28b,28cに設定記憶されたマス
クエリアデータと比較したANDがとられ(S12)、
同様の検査プログラムが実行される。
【0042】従って、本実施の形態における外観検査装
置では、電解コンデンサー5の凹部5cを検査する第1
検査ポジション1と、凹部5cを除いた直線部5dのう
ち特に下部を検査する第2検査ポジション2と、直線部
5dのうち上部を検査する第3検査ポジション3とを設
け、各部分の画像データを分解能を損なうことなく瞬時
に取り込んで処理するようにしたので検査処理速度が格
段に向上した。また、この外観検査装置の機械的な動き
は、搬送手段による各検査ポジション1,2,3への電
解コンデンサー5,5…の搬送と、昇降機による光路変
更ミラー11,12,13を保持したホルダ14,1
4,14の上下移動であるため、単純な構造でよく価格
低下を図ることができ、更にその駆動時間は短時間です
むため、この点でも検査処理速度の向上する。また、光
路変更ミラー、リングライト、CCDカメラ等からなる
検査ポジションを構成したため、その検査ポジションを
容易に追加することができるので検査機能を広げること
ができる。
【0043】また、本実施の形態の外観検査装置では、
第1検査ポジション1の光路変更ミラー11を60゜の
角度をなす上方の鏡面11mと、30゜の角度をなす下
方の鏡面11nとで構成したことにより、それぞれの鏡
面を反射した光が電解コンデンサー5の凹部5c上下そ
れぞれの表面へ照射され、そこを正反射した反射光がC
CDカメラ16aのレンズ17aに入射するため、凹部
又は凸部が存在する当該表面を正確に検査することがで
きた。また、本実施の形態の外観検査装置では、画像処
理手段21にマスクメモリ28a,28b,28cを設
けてデフォルトのマスクエリアデータを記憶させマスク
エリアを決定するとともに、変更プログラム(S21〜
S24)によってマスクエリアを変更できるようにした
ため、寸法の異なる電解コンデンサーの検査を一の外観
検査装置で適切に行うことが可能となった。
【0044】なお本発明は、上記実施の形態のものに限
定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、
第1検査ポジション1乃至第3検査ポジション3の3箇
所の場合を示したが、更に検査ポジションを追加したも
のであってもよい。また、例えば、上記実施の形態で
は、光路変更ミラー11の鏡面を30゜と60゜のもの
としたが、検査対象物に応じて異なった角度の鏡面や更
に多数に分割された鏡面を有するものであってもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、デフォルトのマス
クエリアを長寸の電解コンデンサー5に合わせて設定し
たが、逆に短寸の電解コンデンサーに合わせて長寸の電
解コンデンサー5の検査の場合にはマスクエリアを広げ
るようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明は、検査対象物を中心線上に挿入
可能な孔を有する円錐形状の光路変更ミラー、検査対象
物を照射する照明手段及び光路変更ミラーに写し出され
た検査対象物の像を取り込む画像取込手段を備えた複数
の検査ポジションを構成し、各光路変更ミラーを昇降さ
せる昇降手段と、各検査ポジションへ検査対象物を搬送
する搬送手段とを有し、各検査ポジション毎に検査対象
物の異なった部分の像を取り込み、検査処理手段によっ
てその検査対象物の画像データに基づいて所定の検査処
理を行うので、処理速度の速い外観検査装置を提供する
ことが可能となった。また、本発明は、前記一の検査ポ
ジションに備えられた光路変更ミラーが、照明手段から
照射された光が検査対象物の凹部又は凸部を正反射して
前記画像取込手段に入射する異なる角度の鏡面から形成
されたものであるため、検査対象物表面に凹部又は凸部
が存在する場合にも、当該表面を正確に検査可能な外観
検査装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の外観検査装置の画像取り込み部
の構成を示した概念図である。
【図2】外観検査装置の画像取り込み部を示した正面図
である。
【図3】昇降機の構成を示した外観検査装置の画像取り
込み部の側面図である。
【図4】光路変更ミラー内の検査対象物の凹部を反射す
る光の経路を示した図である。
【図5】電解コンデンサー側面の凹部を反射する照射光
の理想光路とそのときの光路変更ミラーの角度を示した
図である。
【図6】外観検査装置の画像処理手段を含めた外観検査
装置を示した概念図である。
【図7】外観検査装置の画像処理手段を示したブロック
図である。
【図8】動作プログラムのフローチャートを示した図で
ある。
【図9】検査プログラムのフローチャートを示した図で
ある。
【図10】電解コンデンサーの2次現像を示した図であ
る。
【図11】本実施の形態の外観検査装置の画像取り込み
部の構成を示した概念図である。
【図12】変更プログラムのフローチャートを示した図
である。
【図13】マスクエリアを変更する際の処理動作の概念
を示した図である。
【図14】マスクエリアを変更する際の処理動作の概念
を示した図である。
【図15】マスクエリアを変更する際の処理動作の概念
を示した図である。
【図16】従来の外観検査装置を示した側面図である。
【図17】従来の外観検査装置の画像メモリの回路構成
を示すブロック図である。
【図18】円錐ミラー内の検査対象物を反射する光の経
路を示した図である。
【符号の説明】
1 第1検査ポジション 2 第2検査ポジション 3 第3検査ポジション 4 支持台 5 電解コンデンサー 11,12,13 光路変更ミラー 14 ホルダ 15a,15b,15c リングライト 16a,16b,16c CCDカメラ 17a,17b,17c レンズ 21 画像処理手段 22 キーボード 23 ディスプレイモニタ 25a,25b,25c A/Dコンバータ 26a,26b,26c 画像メモリ 28a,28b,28c マスクメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−331555(JP,A) 特開 昭62−154076(JP,A) 特開 昭63−142476(JP,A) 特公 平6−79327(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00 G01N 21/84 G01N 21/88

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物を中心線上に挿入可能な孔を
    有する円錐形状の光路変更ミラーと、検査対象物を照射
    する照明手段と、光路変更ミラーに写し出された検査対
    象物の像を取り込む画像取込手段と、画像取込手段によ
    って取り込まれた検査対象物の画像データに基づいて所
    定の検査処理を行う検査処理手段とを有する外観検査装
    置において、 前記光路変更ミラー、前記照明手段及び前記画像取込手
    段とを備えた複数の検査ポジションを構成し、 当該検査ポジションの各光路変更ミラーを昇降させる昇
    降手段と、 当該各検査ポジションへ検査対象物を搬送する搬送手段
    とを有し、 当該各検査ポジション毎に検査対象物の異なった部分の
    像を取り込むことを特徴とする外観検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の外観検査装置におい
    て、 前記一の検査ポジションに備えられた光路変更ミラー
    が、前記照明手段から照射された光が前記検査対象物の
    凹部又は凸部を正反射して前記画像取込手段に入射する
    異なる角度の鏡面から形成されたものであることを特徴
    とする外観検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の外観検査
    装置において、 前記検査ポジションが、 円筒形状の検査対象物に形成された凹部又は凸部の像を
    取り込む高さに前記光路変更ミラーが配設された第1検
    査ポジションと、 円筒形状の検査対象物の下部の像を取り込む高さに光路
    変更ミラーが配設された第2検査ポジションと、 円筒形状の検査対象物の上部の像を取り込む高さに光路
    変更ミラーが配設された第3検査ポジションとであるこ
    とを特徴とする外観検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の外観検査装置において、 前記検査処理手段が、前記画像取込手段によって取り込
    まれた画像データに対し、検査領域をあらかじめ決定し
    たマスクエリアを有することを特徴とする外観検査装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の外観検査装置におい
    て、 前記検査処理手段は、前記画像取込手段によって取り込
    まれた画像データのうち検査対象物を示す領域が前記マ
    スクエリアで示す検査領域より狭いと判断した場合、前
    記マスクエリアを縮小変更して当該検査対象物に対応し
    た検査領域である変更マスクエリアを決定することを特
    徴とする外観検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の外観検査装置におい
    て、 前記変更マスクエリアは、前記画像取込手段によって取
    り込まれた画像データの画像上を、その中心を通るX軸
    及びY軸上を中心に向けて少なくとも四方サーチして明
    部から暗部へ変化する最初の暗部データの座標点を求
    め、その座標点を通ってX軸及びY軸に平行な辺の四角
    形に内接する円又は楕円を決定し、その円又は楕円の周
    囲を一定画素縮小した領域とするものであることを特徴
    とする外観検査装置。
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