JPH11232890A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH11232890A
JPH11232890A JP3530298A JP3530298A JPH11232890A JP H11232890 A JPH11232890 A JP H11232890A JP 3530298 A JP3530298 A JP 3530298A JP 3530298 A JP3530298 A JP 3530298A JP H11232890 A JPH11232890 A JP H11232890A
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line
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスターブ現象を確実に防止することがで
きる不揮発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 不揮発性半導体記憶装置は、各メモリセ
ルM10〜M17内に配設され、ワード線WLの選択に
応答して夫々動作する、セルトランジスタTr4の電流
路の一端及びコントロールゲートCGに第1の所定電位
を供給するドレインゲート選択トランジスタTr1、プ
ログラム領域Ptに第2の所定電位を供給するプログラ
ム領域選択トランジスタTr2、及び、セルトランジス
タTr4の電流路の他端に第1の所定電位を供給するソ
ース用選択トランジスタTr3を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に関し、特に、フラッシュ型EEPROM等の不
揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフラッシュ型EEPROMとし
て、2層ゲート構造のものが知られている。このEEP
ROMは、ソース領域及びドレイン領域を有する半導体
基板上に絶縁層を介して配設されたフローティングゲー
トと、フローティングゲート上に絶縁層を介して配設さ
れたコントロールゲートとを備える。
【0003】図11は、2層ゲート型EEPROMのメ
モリセルの一例を示す断面図である。このEEPROM
では、コントロールゲートCGとドレイン領域Dとの間
に所定の電圧を印加することによって、フローティング
ゲートFGに対して電子を注入し又はこれから電子を引
き抜く。例えば、フローティングゲートFGから電子が
引き抜かれることによって書込み動作が行われ、電子が
注入されることによって消去動作が行われる。
【0004】図12は、上記2層ゲート型EEPROM
にFLOTOX構造のフローティングゲート型トランジ
スタを用いた第1従来例を示す回路図である。このEE
PROMでは、行方向(図の左右方向)に延在する1組
のワード線WL及びソース線SLが、列方向(図の上下
方向)に複数組配設されている。各ワード線WLには、
相互に同じ構成を有する複数の不揮発性のメモリセルが
接続される。同図では、メモリセルを1バイト分のM4
0〜M47として示す。EEPROMは、アドレス信号
で特定されるメモリセルを複数のメモリセルから選択す
る選択回路(図示せず)と、各メモリセルM40〜M4
7に選択回路を電気的に接続する複数のビット線BL
と、メモリセルM40〜M47に共通のゲート線GLと
を備える。
【0005】EEPROMは、メモリセルM40〜M4
7単位で1つの選択トランジスタTr14を備えている。
各メモリセルM40〜M47は、夫々、選択トランジス
タTr13と、FLOTOX構造のフローティングゲート
型トランジスタから成るセルトランジスタTr15とを備
える。トランジスタTr13、Tr14及びTr15は夫々、
Nチャネル型MOSトランジスタから構成されている。
【0006】選択トランジスタTr13は、ゲートがワー
ド線WLに接続され、電流路の一端及び他端が夫々ビッ
ト線BL及びセルトランジスタTr15のドレインに接続
される。セルトランジスタTr14は、ゲートがワード線
WLに接続され、電流路の一端及び他端が夫々ゲート線
GL及びセルトランジスタTr15のコントロールゲート
CGに接続される。セルトランジスタTr15のソース
は、メモリセルM40〜M47に共通のソース線SLに
接続される。セルトランジスタTr15は、フローティン
グゲートFGの下方の酸化膜(図示せず)の一部がトン
ネリング可能な程度に薄く形成されており、トンネリン
グによるフローティングゲートへの電子の注入及び引抜
きによって消去及び書込みが行われる。
【0007】図13〜図15は、第1従来例における幾
つかのメモリセル群を詳細に示す回路図であり、図13
は書込みモードを、図14は一括消去モードを、図15
は読出しモードを夫々示す。EEPROMでは、相互に
対を成す1組のワード線WL1、2・・・とソース線SL
1、2・・・とが列方向に複数組配設される。同図におけ
る各メモリセルでは、1バイト(8ビット)分を同時に
示すため、ビット線はBL1〜8として記載している。
【0008】図13〜図15におけるEEPROMは、
行方向及び列方向に同様の構成のメモリセル群を有する
ので、ここでは、図12で説明したメモリセルM40〜
M47の群に関してのみ説明する。このメモリセル群で
は、選択トランジスタTr13は、ゲートがワード線WL
1に接続され、電流路の一端及び他端が夫々、ビット線
BL1及びセルトランジスタTr15のドレインに接続さ
れる。選択トランジスタTr14は、ゲートがワード線W
L1に接続され、電流路の一端及び他端が夫々、ゲート
線GL及びセルトランジスタTr15のコントロールゲー
トCGに接続される。セルトランジスタTr15のソース
は、ソース線SL1に接続される。
【0009】上記構成のEEPROMの動作を図16に
示す電位対応表を参照して説明する。各動作は、1バイ
ト単位の通常の動作で行われる。書込みモードでは、図
13に示すように、ワード線WL(1)をVpp(例えば1
5V)にバイアスして選択トランジスタTr13及びTr
14を共にオンとし、ソース線SL(1)をフローティング
(OPEN)にし且つゲート線GLを0Vにバイアスした状
態で、“0”を書き込むべきメモリセルに対応するビッ
ト線BLをVppにバイアスする。これにより、蓄えられ
ていた電荷がコントロールゲートCGから引き抜かれる
ことによって、選択されたメモリセルに対する書込みが
行われる。“1”を書き込むべきメモリセルと非選択の
メモリセルとに対しては、これらに対応するビット線B
Lが0Vにバイアスされることにより、消去状態が維持
される。また、非選択のメモリセルのワード線WLは0
Vにバイアスする。
【0010】一括消去モードでは、図14に示すよう
に、ワード線WL(1)をVppにバイアスして選択トラン
ジスタTr13及びTr14を共にオンとし、ソース線SL
(1)をフローティングにし且つゲート線GLをVppにバ
イアスした状態で、全ビット線BL(1〜8)を0Vにバイ
アスする。これにより、電荷が各フローティングゲート
FGに注入されて一括消去が行われる。なお、消去しな
いメモリセル群のゲート線GLは0Vに、ワード線WL
は0Vに夫々バイアスする。
【0011】読出しモードでは、図15に示すように、
ワード線WL(1)をVppにバイアスして選択トランジス
タTr13及びTr14を共にオンとし、ソース線SL(1)
及びゲート線GLを共に0Vにバイアスした状態で、選
択されたメモリセルに対応するビット線BL(1〜8)を1
Vにバイアスする。これにより、フローティングゲート
FGにおける電荷の状態が判別されることによって、選
択されたメモリセルからデータが読み出される。なお、
選択されないビット線BLはフローティングにする。ま
た、ゲート線GLは0Vでなくてもよく、約1〜2Vで
あってもよい。
【0012】一方、1層ゲート型に構成したフラッシュ
型EEPROMが、特開平7-288291号公報(第2従来
例)に記載されている。この公報に記載のEEPROM
は、フローティングゲート及びドレイン領域間でF−N
トンネル電流による電子の注入及び引抜きを行う点では
前記2層ゲート型のフラッシュ型EEPROMと共通し
ている。
【0013】図17は、上記第2従来例に対応する1層
ゲート型(電界緩和型)のフラッシュ型EEPROMに
おけるメモリセルを示す回路図である。このEEPRO
Mでは、行方向に延在する1組のワード線WL及びプロ
グラム線PLが列方向に複数組配設されている。各ワー
ド線WLには、相互に同じ構成を有する複数のメモリセ
ルが接続されている。同図では、メモリセルを1バイト
分のM30〜M37として示す。EEPROMは、アド
レス信号で特定されるメモリセルを複数のメモリセルか
ら選択する選択回路(図示せず)と、各メモリセルM3
0〜M37に選択回路を電気的に接続する複数のビット
線BLと、共通ビット線としてのドレインゲート線DG
Lとを備える。
【0014】各メモリセルM30〜M37は夫々、選択
トランジスタTr11と、フローティングゲート型トラン
ジスタから成るセルトランジスタTr12とを備える。ト
ランジスタTr11及びTr12は夫々、Nチャネル型MO
Sトランジスタから構成される。
【0015】選択トランジスタTr11は、ゲートがワー
ド線WLに接続され、電流路の一端及び他端がビット線
BLとセルトランジスタTr12のソースとに夫々接続さ
れる。セルトランジスタTr12は、コントロールゲート
CG及びドレインの双方がドレインゲート線DGLに接
続される。フローティングゲートFGの一部が、プログ
ラム領域Ptとの間にカップリングを形成している。
【0016】図18は、上記構成を有するEEPROM
の各動作時に印加される電位を示す電位対応図である。
書込み、一括消去、読出しの各動作は、1バイト単位で
行われる。まず、書込みモードでは、ワード線WLを0
Vにバイアスして選択トランジスタTr11をオフとし、
プログラム線PLをVpp(例えば15V)にバイアスし
且つドレインゲート線DGLを0Vにバイアスした状態
で、選択されたメモリセルに対応するビット線BLをフ
ローティングにする。これにより、蓄えられていた電荷
がプログラム領域Ptから引き抜かれることによって、
選択されたメモリセルに対する書込みが行われる。非選
択のメモリセルでは、対応するドレインゲート線DGL
が1/2Vppにバイアスされることによって消去状態が
維持される。
【0017】一括消去モードでは、ワード線WLを0V
にバイアスして選択トランジスタTr11をオフとし、プ
ログラム線PLを0Vにバイアスし且つドレインゲート
線DGLをVppにバイアスした状態で、全ビット線BL
をフローティングにする。これにより、電荷が各プログ
ラム領域Ptに注入されて一括消去が行われる。読出し
モードでは、ワード線WLをVdd(例えば5V)にバイ
アスして選択トランジスタTr11をオンとし、プログラ
ム線PLを0Vにバイアスし且つドレインゲート線DG
Lを0Vにバイアスした状態で、選択されたメモリセル
に対応するビット線BLを1Vにバイアスする。これに
より、プログラム領域Ptにおける電荷の状態が判別さ
れて、選択されたメモリセルからデータが読み出され
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、セ
ルトランジスタTr15のソースが、メモリセルM40〜
M47に共通のソース線SLに直接接続されており、ソ
ースとフローティングゲートFG間にディスターブが存
在する。このため、以下のような問題が生じる。すなわ
ち、セルトランジスタTr15のドレインに高電圧が印加
され、フローティングゲートFGから電子が引き抜かれ
て書込みが行われるが、このとき、セルトランジスタT
r15のしきい電圧Vtmが0Vよりも小さいデプレッショ
ン状態になる。このため、セルトランジスタTr15のソ
ースが|Vtm|の電位まで上昇することになり、ソース
線SLを介して、電圧|Vtm|が非選択の他のセルトラ
ンジスタTr15のソースに回り込む。この際に、正電位
である|Vtm|によってフローティングゲートFG中の
電子が引き抜かれる、いわゆるディスターブ現象が発生
し、メモリセル内の記憶内容が失われる。
【0019】第2の従来例では、セルトランジスタTr
12のドレインとプログラム領域Ptとが、共通ビット線
であるドレインゲート線DGLやプログラム線PLで駆
動される。このため、選択したセルトランジスタTr12
に対して書込み/消去を行う際に、非選択の他のセルト
ランジスタTr12におけるドレインやプログラム領域P
tにも電圧が印加されて上記ディスターブ現象が発生す
るおそれがある。
【0020】本発明は、上記に鑑み、ディスターブ現象
を確実に防止することができる不揮発性半導体記憶装置
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、フローティン
グゲート、コントロールゲート、ソース及びドレインか
ら成るセルトランジスタと該セルトランジスタに隣接す
るプログラム領域とを有する複数の不揮発性メモリセル
が複数のワード線と複数のビット線との各交差部分に行
列状に配設され、選択されたメモリセルに対する書込み
モードと、複数のメモリセルに対する一括消去モードと
を少なくとも有する不揮発性半導体記憶装置において、
前記各メモリセル内に配設され、前記ワード線の選択に
応答して夫々動作する、前記セルトランジスタの電流路
の一端及びコントロールゲートに第1の所定電位を供給
する第1の選択トランジスタ、前記プログラム領域に第
2の所定電位を供給する第2の選択トランジスタ、及
び、前記セルトランジスタの電流路の他端に前記第1の
所定電位を供給する第3の選択トランジスタを備えるこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の不揮発性半導体記憶装置では、第
1〜第3の選択トランジスタにより、セルトランジスタ
における電流路とコントロールゲートとを、例えば共通
ビット線から切り離すことができる。これにより、従来
の不揮発性半導体記憶装置の場合ように、書込み/消去
時における電位が他のメモリセルに回り込むことによっ
て生じたディスターブ現象を確実に防止できる。
【0023】ここで、前記第1の選択トランジスタの電
流路の一端に前記第1の所定電位を供給する第1の共通
ビット線と、前記第2の選択トランジスタの電流路の一
端に前記第2の所定電位を供給する第2の共通ビット線
とを更に備え、前記第1及び第2の共通ビット線が前記
ビット線と略平行な方向に延在することが好ましい。こ
れにより、配線の簡素化が可能になる。
【0024】好ましくは、書込み時には、前記セルトラ
ンジスタの電流路の一端及びコントロールゲートが低電
位にバイアスされ、前記フローティングゲートが高電位
にバイアスされる。この場合に、ディスターブ現象を発
生させることなく、選択したメモリセルのプログラム領
域から電荷を引き抜く書込み動作を行うことができる。
【0025】更に好ましくは、一括消去時には、前記セ
ルトランジスタの電流路の一端及びコントロールゲート
が高電位にバイアスされ、前記フローティングゲートが
低電位にバイアスされる。この場合に、ディスターブ現
象を発生させることなく、選択したメモリセルのプログ
ラム領域に電荷を注入する消去動作を行うことができ
る。
【0026】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、フロ
ーティングゲート、コントロールゲート、ソース及びド
レインから成るセルトランジスタと該セルトランジスタ
に隣接するプログラム領域とを有する複数の不揮発性メ
モリセルが複数のワード線と複数のビット線との各交差
部分に行列状に配設され、選択されたメモリセルに対す
る書込みモードと、複数のメモリセルに対する一括消去
モードとを少なくとも有する不揮発性半導体記憶装置に
おいて、前記各メモリセル内に配設され、前記ワード線
の選択に応答して夫々動作する、前記セルトランジスタ
の電流路の一端に第1の所定電位を供給する第1の選択
トランジスタ、前記セルトランジスタのコントロールゲ
ートに第2の所定電位を供給する第2の選択トランジス
タ、前記プログラム領域に第3の所定電位を供給する第
3の選択トランジスタ、及び、前記セルトランジスタの
電流路の他端に前記第2の所定電位を供給する第4の選
択トランジスタとを備えることを特徴とする。
【0027】本発明の不揮発性半導体記憶装置では、第
1〜第4の選択トランジスタにより、セルトランジスタ
における電流路とコントロールゲートとを、例えば共通
ビット線から切り離すことができるので、従来の不揮発
性半導体記憶装置で発生し易かった生じたディスターブ
現象を確実に防止することができる。
【0028】好ましくは、前記第1の選択トランジスタ
の電流路の一端に前記第1の所定電位を供給する第1の
共通ビット線と、前記第2の選択トランジスタの電流路
の一端に前記第2の所定電位を供給する第2の共通ビッ
ト線と、前記第3の選択トランジスタの電流路の他端に
前記第3の所定電位を供給する第3の共通ビット線とを
更に備え、前記第1から第3の共通ビット線が前記ビッ
ト線と略平行な方向に延在する。これにより、配線の簡
素化が可能になる。
【0029】更に好ましくは、書込み時には、前記セル
トランジスタの電流路の一端及びコントロールゲートが
低電位にバイアスされ、前記フローティングゲートが高
電位にバイアスされる。この場合に、ディスターブ現象
を発生させることなく、選択したメモリセルのプログラ
ム領域から電荷を引き抜く書込み動作を行うことができ
る。
【0030】また、一括消去時には、前記セルトランジ
スタの電流路の一端が高電位にバイアスされ、前記コン
トロールゲートが該電流路の一端の高電位よりも若干低
い高電位にバイアスされ、前記フローティングゲートが
低電位にバイアスされることが好ましい。この場合に、
ディスターブ現象を発生させることなく、選択したメモ
リセルのプログラム領域に電荷を注入する消去動作を行
うことができる。更に、セルトランジスタ及び第4の選
択トランジスタにおけるドレイン・ソース間電圧が、コ
ントロールゲートに印加される電位よりも若干低い値に
設定される。これにより、セルトランジスタ及び第4の
選択トランジスタにおけるドレイン・ソース間隔をより
小さくでき、メモリセルに要する基板上の面積を小さく
することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例に係るフ
ラッシュ型EEPROMの一部を示す回路図である。こ
のEEPROMは、行方向(図の左右方向)に延在する
ワード線WLと、列方向(図の上下方向)に延在する共
通ビット線としてのドレイン・ゲート線DGLとを備え
る。ワード線WLには、相互に同じ構成を有する複数の
不揮発性のメモリセルM10〜M17が接続される。E
EPROMは更に、アドレス信号で特定されるメモリセ
ルを複数のメモリセルから選択する選択回路(図示せ
ず)を備え、各メモリセルM10〜M17に選択回路を
電気的に接続する複数のビット線BLと、共通ビット線
としてのプログラム線PLとを列方向に備える。図1に
おいて、メモリセルM10は詳細に記載しているが、他
のメモリセルは略記している。
【0032】EEPROMは、各メモリセルM10〜M
17に共通のドレイン・ゲート選択トランジスタTr1
を備えると共に、各メモリセルM10〜M17に、プロ
グラム領域選択トランジスタTr2、ソース選択トラン
ジスタTr3、及び、フローティングゲート型トランジ
スタから成るセルトランジスタTr4を備える。これら
のトランジスタTr1、Tr2、Tr3及びTr4は夫
々、Nチャネル型MOSトランジスタから構成される。
【0033】ワード線WLには、ドレイン・ゲート選択
トランジスタTr1、プログラム領域選択トランジスタ
Tr2、及びソース選択トランジスタTr3の各ゲート
G1〜G3が夫々接続される。ドレイン・ゲート選択ト
ランジスタTr1は、電流路の一端がドレイン・ゲート
線DGLに接続され、他端が、セルトランジスタTr4
のコントロールゲートCG及びドレインに連結線DGL
1を介して接続される。プログラム領域選択トランジス
タTr2は、電流路の一端がプログラム線PLに接続さ
れており、ソース選択トランジスタTr3は、電流路の
一端がビット線BLに接続され、他端がセルトランジス
タTr4のソースに接続される。セルトランジスタTr
4のフローティングゲートFGは、プログラム領域選択
トランジスタTr2の電流路の他端の延長部分と対向し
てプログラム領域Ptを形成している。
【0034】図2は、図1で説明したEEPROMにお
ける対応部分を示す平面図である。このEEPROMで
は、アルミニウム配線の第1層としてのワード線WLが
行方向(図の左右方向)に延在し、アルミニウム配線の
第2層としてのドレイン・ゲート線DGL、プログラム
線PL及びビット線BLが列方向(図の上下方向)に相
互に所定の間隔をあけて略平行に延在している。また、
アルミニウム配線の第1層としての連結線DGL1が、
ワード線WLと所定の間隔をあけて略平行に延在してい
る。
【0035】半導体基板上には、ドレイン・ゲート線D
GLと連結線DGL1との間に、ワード線WLと平行に
拡散領域11が形成されている。拡散領域11における
中央部の上方に、第2層としてのポリシリコンから成る
ゲートG1の一端が位置することによってドレイン・ゲ
ート選択トランジスタTr1が構成される。ゲートG1
の他端は、ワード線WLにコンタクトされる。
【0036】半導体基板上には更に、ワード線WLの下
方に、プログラム線PL及びビット線BLと平行に拡散
領域12、13が夫々形成される。拡散領域12、13
とワード線WLとの間には、ワード線WLと平行なゲー
トG2及びG3が連続して形成される。拡散領域12の
一方の部分とゲートG2とからプログラム領域選択トラ
ンジスタTr2が構成され、拡散領域13の一方の部分
とゲートG3とからソース選択トランジスタTr3が構
成される。拡散領域12、13の他方の部分と連結線D
GL1の突出部14との間には、連結線DGL1と平行に
フローティングゲートFG及びコントロールゲートCG
が基板側から順次に形成される。拡散領域13の他方の
部分とフローティングゲートFGの幅広端FGaとから
セルトランジスタTr4が構成され、拡散領域12の他
方の部分とフローティングゲートFGの幅狭端FGbと
からプログラム領域Ptが構成される。
【0037】図3は、図2の一部を模式的に示した断面
図である。半導体基板15上のソース領域S1及びドレ
イン領域D1の上方には、フローティングゲートFGの
幅広端FGa及びコントロールゲートCGが位置してお
り、ソース領域S1、ドレイン領域D1、幅広端FGa及
びコントロールゲートCGからセルトランジスタTr4
が構成される。また、半導体基板15上には、プログラ
ム領域選択トランジスタTr2におけるソース領域S2
及びドレイン領域D2が形成され、ソース領域S 2とその
上方に位置するフローティングゲートFGの幅狭端FG
bとからプログラム領域Ptが構成される。ドレイン領
域D1及びコントロールゲートCGがドレイン・ゲート
線DGLに、ソース領域S1がビット線BLに、ドレイ
ン領域D2がプログラム線PLに夫々接続される。
【0038】図4は、本実施形態例におけるフラッシュ
型EEPROMの各動作時に印加される電位を示す電位
対応図である。書込み、一括消去、読出しの各動作は、
1バイト単位で行われる。まず、書込みモードでは、ワ
ード線WLをVpp(例えば15V)にバイアスして、ド
レイン・ゲート選択トランジスタTr1、プログラム領
域選択トランジスタTr2、及びソース選択トランジス
タTr3を夫々オンとする。この状態で、ドレイン・ゲ
ート線DGLと、選択されたメモリセルに対応するビッ
ト線BLとを0Vに夫々バイアスして、選択されたメモ
リセルに対応するプログラム線PLをVppにバイアスす
る。これにより、蓄えられていた電荷がプログラム領域
Ptから引き抜かれて、選択されたメモリセルに対する
書込みが行われる。非選択のメモリセルでは、対応する
プログラム線PLが0Vにバイアスされることにより消
去状態が維持される。
【0039】一括消去モードでは、ワード線WLをVpp
にバイアスして、ドレイン・ゲート選択トランジスタT
r1、プログラム領域選択トランジスタTr2、及びソ
ース選択トランジスタTr3を夫々オンとする。この状
態で、ドレイン・ゲート線DGL及び全ビット線BLを
Vppに夫々バイアスして、全プログラム線PLを0Vに
バイアスする。これにより、電荷が各プログラム領域P
tに注入されて一括消去が行われる。
【0040】読出しモードでは、ワード線WLをVdd
(例えば5V)にバイアスした状態で、ドレイン・ゲー
ト線DGLと、選択されたメモリセルに対応するビット
線BLとを0Vに夫々バイアスして、選択されたメモリ
セルに対応するプログラム線PLを1Vにバイアスす
る。これにより、プログラム領域Ptにおける電荷の状
態が判別されて、選択されたメモリセルからデータが読
み出される。
【0041】以上のように、本実施形態例におけるEE
PROMでは、ドレイン・ゲート選択トランジスタTr
1、プログラム領域選択トランジスタTr2、及びソー
ス選択トランジスタTr3を配設して、セルトランジス
タTr4におけるソース、ドレイン及びコントロールゲ
ートCGを、共通ビット線であるプログラム線PL及び
ドレイン・ゲート線DGLから切り離している。この構
成の本EEPROMでは、書込み時には、セルトランジ
スタTr4のドレインを0Vに、且つ、フローティング
ゲートFGを容量結合で0Vにすることにより、プログ
ラム領域Ptから電荷をプログラム線PLに引き抜く。
また、一括消去時には、セルトランジスタTr4のドレ
インをVppに、且つ、フローティングゲートを容量結合
でVppにすることにより、プログラム領域Ptに電荷を
注入する。従って、本実施形態例のEEPROMによる
と、非選択のメモリセルのプログラム領域Ptに電圧が
印加されなくなり、いわば従来の選択トランジスタTr
14のドレインの電圧を0Vに固定するようにしたので、
従来のフラッシュ型EEPROMの場合ように、書込み
/消去時における電位が他のメモリセルに回り込むこと
によって生じたディスターブ現象を確実に防止できる。
【0042】次に、第2実施形態例について説明する。
図5は、本実施形態例に係るフラッシュ型EEPROM
の一部を示す回路図である。このEEPROMは、行方
向に延在するワード線WLと、列方向に延在する共通ビ
ット線としてのドレイン線DL及びゲート線GLを備え
る。ワード線WLには、相互に同じ構成を有する複数の
不揮発性のメモリセルM20〜M27が接続される。E
EPROMは更に、アドレス信号で特定されるメモリセ
ルを複数のメモリセルから選択する選択回路(図示せ
ず)を備え、各メモリセルM20〜M27に選択回路を
電気的に接続する複数のビット線BLと、共通ビット線
としてのプログラム線PLとを列方向に備える。図5に
おいて、メモリセルM20以外のメモリセルは略記して
おり、また、図1と同様の部材には同じ符号を付してい
る。
【0043】EEPROMは、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタから構成される、各メモリセルM20〜M27
に共通のドレイン選択トランジスタTr1a及びゲート選
択トランジスタTr1bを備える。各メモリセルM20〜
M27には、第1実施形態例と同様のプログラム領域選
択トランジスタTr2、ソース選択トランジスタTr
3、及び、フローティングゲート型トランジスタから成
るセルトランジスタTr4が配設される。
【0044】ワード線WLには、ドレイン選択トランジ
スタTr1a、ゲート選択トランジスタTr1b、プログラ
ム領域選択トランジスタTr2、及び、ソース選択トラ
ンジスタTr3の各ゲートG1a、G1b、G2、G3
が接続される。ドレイン選択トランジスタTr1aは、電
流路の一端がドレイン線DLに接続され、他端がセルト
ランジスタTr4のドレインに連結線DL1を介して接
続される。ゲート選択トランジスタTr1bは、電流路の
一端がゲート線GLに接続され、他端が、セルトランジ
スタTr4のコントロールゲートCGに連結線GL1
介して接続される。プログラム領域選択トランジスタT
r2は、電流路の一端がプログラム線PLに接続されて
おり、ソース選択トランジスタTr3は、電流路の一端
がビット線BLに接続され、他端がセルトランジスタT
r4のソースに接続される。セルトランジスタTr4の
フローティングゲートFGは、プログラム領域選択トラ
ンジスタTr2の電流路の他端の延長部分と対向してプ
ログラム領域Ptを形成している。
【0045】図6は、図5の一部を模式的に示した断面
図である。半導体基板15上のソース領域S1及びドレ
イン領域D1の上方には、フローティングゲートFGの
幅広端FGa及びコントロールゲートCGが位置してお
り、ソース領域S1、ドレイン領域D1、幅広端FGa及
びコントロールゲートCGからセルトランジスタTr4
が構成される。半導体基板15上には、プログラム領域
選択トランジスタTr2におけるソース領域S2及びド
レイン領域D2が形成され、ソース領域S2とその上方に
位置するフローティングゲートFGの幅狭端FGbとか
らプログラム領域Ptが構成される。ドレイン領域D1
がドレイン線DLに、コントロールゲートCGがゲート
線GLに、ソース領域S1がビット線BLに、ドレイン
領域D2がプログラム線PLに夫々接続される。
【0046】図7〜図9は、第2実施形態例における一
部のメモリセルを詳細に示す回路図であり、図7は書込
みモードを、図8は一括消去モードを、図9は読出しモ
ードを夫々示す。EEPROMでは、ワード線WL1、2
・・・が列方向に複数本配設される。同図における各メ
モリセルでは、1バイト分を同時に示すため、プログラ
ム線及びビット線は夫々、PL1〜8及びBL1〜8と
して記載している。
【0047】図7〜図9におけるEEPROMは、行方
向及び列方向に同様の構成のメモリセル群を有するの
で、ここでは、図5で説明したメモリセルM20〜M2
7の群に関してのみ説明する。このメモリセル群では、
ドレイン選択トランジスタTr1bは、ゲートG1bがワ
ード線WL1に接続され、電流路の一端及び他端が夫
々、ドレイン線DLとセルトランジスタTr4のドレイ
ンとに接続される。ゲート選択トランジスタTr1aは、
ゲートG1aがワード線WL1に接続され、電流路の一
端及び他端が夫々、ゲート線GLとセルトランジスタT
r4のコントロールゲートCGとに接続される。プログ
ラム領域選択トランジスタTr2は、ゲートG2がワー
ド線WL1に接続され、電流路の一端がプログラム線P
L1に接続される。ソース選択トランジスタTr3は、
ゲートG3がワード線WL1に接続され、電流路の一端
がビット線BL1に接続され、他端がセルトランジスタ
Tr4のソースに接続される。セルトランジスタTr4
のフローティングゲートFGは、プログラム領域選択ト
ランジスタTr2の電流路の他端の延長部分と対向して
プログラム領域Ptを形成している。
【0048】図10は、本実施形態例におけるフラッシ
ュ型EEPROMの各動作時に印加される電位を示す電
位対応図である。書込み、一括消去、読出しの各動作
は、1バイト単位で行われる。まず、書込みモードで
は、図7に示すように、ワード線WL(1)をVppにバイ
アスして、ゲート選択トランジスタTr1a、ドレイン選
択トランジスタTr1b、プログラム領域選択トランジス
タTr2、及びソース選択トランジスタTr3を夫々オ
ンとする。この状態で、ドレイン線DL、ゲート線G
L、及び、選択されたメモリセルに対応するビット線B
Lを0Vに夫々バイアスして、“0”を書き込むべきメ
モリセルに対応するプログラム線PLをVppにバイアス
する。これにより、蓄えられていた電荷がプログラム領
域Ptから引き抜かれて、選択されたメモリセルに対す
る書込みが行われる。“1”を書き込むべきメモリセル
と非選択のメモリセルとに対しては、これらに対応する
プログラム線PLが0Vにバイアスされることにより、
消去状態が維持される。また、非選択のメモリセルのワ
ード線WLは0Vであり、各選択トランジスタTr1a、
Tr1b、Tr2及びTr3の出力は夫々、図中のXで示
すように、フローティング状態になっている。
【0049】一括消去モードでは、図8に示すように、
ワード線WL(1)をVppにバイアスして、ゲート選択ト
ランジスタTr1a、ドレイン選択トランジスタTr1b、
プログラム領域選択トランジスタTr2、及びソース選
択トランジスタTr3を夫々オンとする。この状態で、
ドレイン線DL及び全ビット線BL(1〜8)をVpp’(例
えば12V)に、ゲート線GLをVppに夫々バイアスし
て、全プログラム線PL(1〜8)を0Vにバイアスする。
これにより、選択されたメモリセル群の全プログラム領
域Ptに電荷が注入されて、一括消去が行われる。な
お、非選択のメモリセルのビット線BLは0Vなので、
消去は行われない。
【0050】読出しモードでは、図9に示すように、ワ
ード線WL(1)をVddにバイアスした状態で、ドレイン
線DLと、選択されたメモリセルに対応するビット線B
Lとを0Vに、ゲート線GLを0.5Vに夫々バイアス
して、選択されたメモリセルに対応するプログラム線P
Lを1Vにバイアスする。これにより、プログラム領域
Ptにおける電荷の状態が判別されて、選択されたメモ
リセルからデータが読み出される。なお、非選択のメモ
リセルのビット線BLは0Vにし、ワード線WLは0V
にする。
【0051】以上のように、本実施形態例におけるEE
PROMでは、ゲート選択トランジスタTr1a、ドレイ
ン選択トランジスタTr1b、プログラム領域選択トラン
ジスタTr2、及びソース選択トランジスタTr3を配
設して、セルトランジスタTr4におけるソース、ドレ
イン及びコントロールゲートCGを、共通ビット線であ
るプログラム線PL、ドレイン線DL、及びゲート線G
Lから切り離している。このような本EEPROMで
は、書込み時には、セルトランジスタTr4のドレイン
を0Vに、且つ、フローティングゲートFGを容量結合
で0Vにすることにより、プログラム領域Ptから電荷
をプログラム線PLに引き抜く。また、一括消去時に
は、セルトランジスタTr4のドレインをVpp’に、且
つ、フローティングゲートを容量結合でVpp’にするこ
とにより、プログラム領域Ptに電荷を注入する。
【0052】従って、本実施形態例のEEPROMによ
っても、ゲート選択トランジスタTr1a及びドレイン選
択トランジスタTr1bを配設し、メモリセルのドレイン
の電圧とコントロールゲートCGの電圧とを別個に制御
できるようにしたので、従来のフラッシュ型EEPRO
Mで書込み/消去時に生じ易かったディスターブ現象を
確実に防止することができる。また、セルトランジスタ
Tr4のドレイン・ソース間と、コントロールゲートC
Gとが、異なるゲート選択トランジスタTr1a及びドレ
イン選択トランジスタTr1bと、共通ビット線であるプ
ログラム線PLとによって駆動されるので、一括消去時
におけるビット線BLによるドレイン・ソース間電圧V
pp'が、コントロールゲートCGに印加される電圧Vpp
よりも低い値に設定できる。これにより、セルトランジ
スタTr4及びソース選択トランジスタTr3における
耐圧を下げることができ、ドレイン・ソース間隔をより
小さくできるので、メモリセルの更なる小面積化が可能
になる。
【0053】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、上記実施形態例にのみ限定されるものではなく、上
記実施形態例から種々の修正及び変更を施した不揮発性
半導体記憶装置も、本発明の範囲に含まれる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の不揮発性
半導体記憶装置によると、従来の不揮発性半導体記憶装
置で生じ易かったディスターブ現象を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係るフラッシュ型E
EPROMの一部を示す回路図である。
【図2】図1のEEPROMにおける対応部分を示す平
面図である。
【図3】図2の一部を模式的に示した断面図である。
【図4】第1実施形態例に対応する電位対応図である。
【図5】第2実施形態例に係るフラッシュ型EEPRO
Mの一部を示す回路図である。
【図6】図5の一部を模式的に示した断面図である。
【図7】第2実施形態例における一部のメモリセルを書
込み状態を示す回路図である。
【図8】第2実施形態例における一部のメモリセルを消
去状態で示す回路図である。
【図9】第2実施形態例における一部のメモリセルを読
出し状態で示す回路図である。
【図10】第2本実施形態例に対応する電位対応図であ
る。
【図11】従来の2層ゲート型のフラッシュ型EEPR
OMにおけるメモリセルの一例を示す断面図である。
【図12】第1従来例を示す回路図である。
【図13】第1従来例における一部のメモリセルを書込
み状態で示す回路図である。
【図14】第1従来例における一部のメモリセルを消去
状態で示す回路図である。
【図15】第1従来例における一部のメモリセルを読出
し状態で示す回路図である。
【図16】第1従来例に対応する電位対応図である。
【図17】第2従来例におけるメモリセルを示す回路図
である。
【図18】第2従来例に対応する電位対応図である。
【符号の説明】
BL ビット線 CG コントロールゲート DGL ドレイン・ゲート線 DL ドレイン線 FG フローティングゲート GL ゲート線 M10〜M17 メモリセル M20〜M27 メモリセル PL プログラム線 Pt プログラム領域 Tr1 ドレイン・ゲート選択トランジスタ Tr1a ゲート選択トランジスタ Tr1b ドレイン選択トランジスタ Tr2 プログラム領域選択トランジスタ Tr3 ソース選択トランジスタ Tr4 セルトランジスタ WL ワード線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲート、コントロールゲ
    ート、ソース及びドレインから成るセルトランジスタと
    該セルトランジスタに隣接するプログラム領域とを有す
    る複数の不揮発性メモリセルが複数のワード線と複数の
    ビット線との各交差部分に行列状に配設され、選択され
    たメモリセルに対する書込みモードと、複数のメモリセ
    ルに対する一括消去モードとを少なくとも有する不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記各メモリセル内に配設され、前記ワード線の選択に
    応答して夫々動作する、前記セルトランジスタの電流路
    の一端及びコントロールゲートに第1の所定電位を供給
    する第1の選択トランジスタ、前記プログラム領域に第
    2の所定電位を供給する第2の選択トランジスタ、及
    び、前記セルトランジスタの電流路の他端に前記第1の
    所定電位を供給する第3の選択トランジスタを備えるこ
    とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の選択トランジスタの電流路の
    一端に前記第1の所定電位を供給する第1の共通ビット
    線と、前記第2の選択トランジスタの電流路の一端に前
    記第2の所定電位を供給する第2の共通ビット線とを更
    に備え、前記第1及び第2の共通ビット線が前記ビット
    線と略平行な方向に延在することを特徴とする請求項1
    に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 書込み時には、前記セルトランジスタの
    電流路の一端及びコントロールゲートが低電位にバイア
    スされ、前記フローティングゲートが高電位にバイアス
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 一括消去時には、前記セルトランジスタ
    の電流路の一端及びコントロールゲートが高電位にバイ
    アスされ、前記フローティングゲートが低電位にバイア
    スされることを特徴とする請求項1乃至3の内の何れか
    1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 フローティングゲート、コントロールゲ
    ート、ソース及びドレインから成るセルトランジスタと
    該セルトランジスタに隣接するプログラム領域とを有す
    る複数の不揮発性メモリセルが複数のワード線と複数の
    ビット線との各交差部分に行列状に配設され、選択され
    たメモリセルに対する書込みモードと、複数のメモリセ
    ルに対する一括消去モードとを少なくとも有する不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記各メモリセル内に配設され、前記ワード線の選択に
    応答して夫々動作する、前記セルトランジスタの電流路
    の一端に第1の所定電位を供給する第1の選択トランジ
    スタ、前記セルトランジスタのコントロールゲートに第
    2の所定電位を供給する第2の選択トランジスタ、前記
    プログラム領域に第3の所定電位を供給する第3の選択
    トランジスタ、及び、前記セルトランジスタの電流路の
    他端に前記第2の所定電位を供給する第4の選択トラン
    ジスタとを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の選択トランジスタの電流路の
    一端に前記第1の所定電位を供給する第1の共通ビット
    線と、前記第2の選択トランジスタの電流路の一端に前
    記第2の所定電位を供給する第2の共通ビット線と、前
    記第3の選択トランジスタの電流路の他端に前記第3の
    所定電位を供給する第3の共通ビット線とを更に備え、
    前記第1から第3の共通ビット線が前記ビット線と略平
    行な方向に延在することを特徴とする請求項5に記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 書込み時には、前記セルトランジスタの
    電流路の一端及びコントロールゲートが低電位にバイア
    スされ、前記フローティングゲートが高電位にバイアス
    されることを特徴とする請求項5又は6に記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 一括消去時には、前記セルトランジスタ
    の電流路の一端が高電位にバイアスされ、前記コントロ
    ールゲートが該電流路の一端の高電位よりも若干低い高
    電位にバイアスされ、前記フローティングゲートが低電
    位にバイアスされることを特徴とする請求項5乃至7の
    内の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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