JPH11229520A - 気密テープ付き建物ユニット - Google Patents

気密テープ付き建物ユニット

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JPH11229520A
JPH11229520A JP3015498A JP3015498A JPH11229520A JP H11229520 A JPH11229520 A JP H11229520A JP 3015498 A JP3015498 A JP 3015498A JP 3015498 A JP3015498 A JP 3015498A JP H11229520 A JPH11229520 A JP H11229520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building unit
wall panel
airtight tape
sticking
building
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3015498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Kawarasaki
一利 河原崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3015498A priority Critical patent/JPH11229520A/ja
Publication of JPH11229520A publication Critical patent/JPH11229520A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物ユニット間の繋ぎ目に形成される入隅部
に気密シートの貼り付ける作業が簡単で、しかも貼り付
け状態にばらつきが発生しない、気密テープ付き建物ユ
ニットを提供する。 【解決手段】 この気密テープ付き建物ユニットAは、
建物ユニット10の入隅部を形成する壁パネル11の側
端縁部に沿って粘着剤付き気密テープ20が貼り代20
aを残して貼着され、この貼着部分を含む壁パネル11
に石膏ボードのような内面材30が取り付けられ、上記
貼り代20aの粘着剤面には剥離紙21aが添着されて
いる。そして、建築現場で、上記建物ユニットAと他の
建物ユニットとの間の繋ぎ目に形成される入隅部の壁パ
ネルに、粘着剤付き気密テープ20の剥離紙21aを剥
がして貼り代20aを貼り付けることにより、入隅部の
気密性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット式建物に
おける入隅部の気密性を向上させる、気密テープ付き建
物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の壁構造として、壁パネル本体やそ
の繋ぎ目に気密シートを貼り付けたものが知られている
(特開平7−189351号公報参照)。
【0003】一方、建物ユニットは、一般に、床パネル
と壁パネルとからなり、予め工場で生産され、この複数
の建物ユニットを建築現場で組み合わせて連設すること
により、ユニット式建物が構築される。
【0004】このようなユニット式建物において、更に
建物ユニット間の繋ぎ目に形成される入隅部にも、遮音
性や断熱性などを良好に保ち居住性を良くするために、
気密テープを貼り付けるのが望ましい。
【0005】この種の気密テープは、建物ユニットの壁
パネルに取り付けられる石膏ボードのような内面材によ
る呼吸作用(吸湿・蒸発作用)が損なわれず且つ化粧ク
ロスのような内装材に貼り付けに支障がでないように、
通常、石膏ボードのような内面材の内側(裏側)に貼り
付けられるのが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、建物ユニッ
トは、通常、工場で生産され、この生産ラインにおい
て、すでに壁パネルに石膏ボードのような内面材が取り
付けられており、建築現場において、このような内面材
の内側(裏側)に気密テープを貼り付けることは困難で
ある。
【0007】また、建築現場で入隅部に気密テープを貼
り付けた後、その上から内面材を取り付ける場合でも、
建物ユニット間の入隅部は角度があって狭いので、貼り
付作業がしにくく、気密テープを貼り付けに手間がかか
り、しかも接着剤を塗布して貼り付けため、貼り付け状
態にばらつきが発生する。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、建物ユニット間の繋ぎ目に形
成される入隅部に気密シートの貼り付ける作業が簡単
で、しかも貼り付け状態にばらつきが発生しない、気密
テープ付き建物ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明では、壁パネルを有し、この
壁パネルが他の建物ユニットの壁パネルと入隅部を形成
する建物ユニットであって、壁パネルの側端縁部に沿っ
て粘着剤付き気密テープが貼り代を残して貼着され、こ
の貼り代の粘着剤面には剥離紙が添着されていることを
特徴とする気密テープ付き建物ユニットが提供される。
【0010】また、請求項2に係る発明では、壁パネル
を有し、この壁パネルが他の建物ユニットの壁パネルと
入隅部を形成する建物ユニットであって、壁パネルの側
端縁部に沿って粘着剤付き気密テープが貼り代を残して
貼着され、この貼着部分を含む壁パネルに内面材が取り
付けられ、上記貼り代の粘着剤面には剥離紙が添着され
ていることを特徴とする気密テープ付き建物ユニットが
提供される。
【0011】
【作用】本発明の気密テープ付き建物ユニットは、これ
を建築現場で組み合わせて連設する際に、貼り代の粘着
剤面に添着されている剥離紙を剥がし、この貼り代の気
密テープを、建物ユニット間の繋ぎ目に形成される入隅
部に押し付けるだけの簡単な操作で、気密テープを入隅
部にむらなく均一に貼り付けることができる。
【0012】また、この気密テープ付き建物ユニット
は、工場の生産ラインで、石膏ボードのような内面材の
内側(裏側)に粘着剤付き気密テープの一部を貼り付け
て製造することができるので、製造が容易でしかも接着
剤を塗布することもないので品質を均質化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例を参照し
ながら、本発明を詳しく説明する。図1は本発明の気密
テープ付き建物ユニットの製造過程を示す説明図であ
り、(イ)は建物ユニットに粘着剤付き気密テープを貼
着する前の段階を示し、(ロ)は本発明の気密テープ付
き建物ユニットを示す。
【0014】図1(イ)及び(ロ)において、10は木
質の建物ユニットであって、11は屋内側の入隅部を形
成する一方の壁パネルである。なお、12は壁の上枠、
13は柱である。図1(ロ)に示すように、この建物ユ
ニット10の壁パネル11の側端縁部に沿って、粘着剤
付き気密テープ20が貼り代20aを残して貼着されて
いる。20bは壁パネル11への貼着部分である。
【0015】粘着剤付き気密テープ20としては、ポリ
エチレンシートなどのプラスチックシート、ブチルゴム
シートなどのゴムシート、防水加工された布などの気密
シートの片面にアクリル系粘着剤のような粘着剤を塗設
し、これを適当な幅に切断したものが使用される。
【0016】そして、上記貼り代20aの粘着剤面には
剥離紙21aが添着されている。さらに、粘着剤付き気
密テープ20の貼着部分20bを含む壁パネル11に、
石膏ボードや木毛セメント板などの内面材30が取り付
けられている。取り付け方法は従来と同様な手段が採用
される。
【0017】こうして、図1(ロ)に示すような、本発
明の気密テープ付き建物ユニットAが構成される。な
お、貼り代20aの粘着剤付き気密テープ20aは、剥
離紙21aを添着した状態で、これを内面材30の表面
側へ折り曲げておき、ひらひら動かないように粘着テー
プ片で数箇所を仮止めしておき、建築現場でこの粘着テ
ープ片を取り去って施工するのが好ましい。
【0018】このような気密テープ付き建物ユニットA
は、図1(イ)に示すように、工場の生産ラインで、粘
着剤付き気密テープ20の剥離紙21bを剥がして、建
物ユニット10の壁パネル11の側端縁部に沿ってその
貼着部分20bを貼着し、その後貼着部分20bを含む
壁パネル11に石膏ボードのような内面材30を取り付
けることにより、容易に製造することができる。
【0019】なお、粘着剤付き気密テープ20の剥離紙
(21a、21b)は、貼着部分20bの剥離紙21a
と貼り代20aの剥離紙21bとに分離して長さ方向に
剥離ができるように、予め境界(ほぼ中央)に切り目を
入れておく。
【0020】図2は上記気密テープ付き建物ユニットA
を用いたユニット式建物の構築過程を示す説明図であ
り、(イ)は粘着剤付き気密テープの貼り代を建物ユニ
ット間の入隅部に貼り付ける前の段階を示し、(ロ)は
入隅部が形成されたユニット式建物を示す。
【0021】建築現場において、図2(イ)に示すよう
に、気密テープ付き建物ユニットAと通常の他の建物ユ
ニットBとが連設される。建物ユニットBにおいて、1
1aは入隅部を形成するもう一方の壁パネル、12aは
壁の上枠、30aは石膏ボードや木毛セメント板などの
内面材である。
【0022】上記内面材30aは、粘着剤付き気密テー
プ20の貼り代20aが貼り付けられるスペースを残し
て、壁パネル11aに取り付けられている。なお、40
は繋ぎ目の隙間に挟み込まれる発泡ポリエチレンからな
るバックアップ材であり、この繋ぎ目の隙間にはさらに
コーキング材が充填されることもある。
【0023】建物ユニットA、B間の繋ぎ目に形成され
る屋内側入隅部において、建物ユニットAに貼着されて
いる粘着剤付き気密テープ20の貼り代20aの剥離紙
21aを剥がし、その貼り代20aを建物ユニットBの
壁パネル11aに、ローラーを転圧しながら押し付けて
貼り付ける。
【0024】粘着剤付き気密テープ20の一部は、建物
ユニットAの壁パネル11の側端縁部に沿って貼着され
外れないように固定されているので、粘着剤付き気密テ
ープ20の貼り代20aを壁パネル11aへ貼り付ける
作業は非常に楽に行うことができ、しかも皺なども発生
しない。こうして、図2(ロ)に示すような、屋内側入
隅部が形成されたユニット式建物が構築される。
【0025】なお、粘着剤付き気密テープ20の貼り代
20aの上には、内面材30aに隣接して同様な内面材
が補足して取り付けられ、さらに建物ユニットA及びB
の内面材30及び30aなどの上には、従来と同様にク
ロスのような内装材が貼り付けられる。
【0026】本発明の気密テープ付き建物ユニットで
は、上記石膏ボードのような内面材30を取り付けない
場合もある。この場合は、建築現場で建物ユニットBの
壁パネル11aに粘着剤付き気密テープ20の貼り代2
0aを貼り付けた後、その上から内面材30及び30a
を取り付け、その上に従来と同様にクロスのような内装
材が貼り付けられる。
【0027】
【発明の効果】上述のように、本発明の気密テープ付き
建物ユニットは、これを建築現場で組み合わせて連設す
る際に、貼り代の粘着剤面に添着されている剥離紙を剥
がし、この貼り代の気密テープを建物ユニット間の繋ぎ
目に形成される入隅部に押し付けるだけの簡単な操作
で、気密テープを入隅部にむらなく均一に貼り付けるこ
とができるので、入隅部への気密シートの貼り付け作業
が簡単で、しかも貼り付け状態にばらつきが発生しな
い。
【0028】また、この気密テープ付き建物ユニット
は、工場の生産ラインで、石膏ボードのような内面材の
下側(裏側)に粘着剤付き気密テープの貼り代を残し
て、その一部を貼り付けて製造することができるので、
製造が容易で且つ均質な製品が得られる点で優れてお
り、しかも石膏ボードのような内面材の呼吸作用も損な
われず且つクロスのような内装材の貼り付けに支障がな
く、居住性を良いユニット式建物が構築することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気密テープ付き建物ユニットの製造過
程を示す説明図であり、(イ)は建物ユニットに粘着剤
付き気密テープを貼着する前の段階を示し、(ロ)は本
発明の気密テープ付き建物ユニットを示す。
【図2】図1に示す気密テープ付き建物ユニットを用い
たユニット式建物の構築過程を示す説明図であり、
(イ)は粘着剤付き気密テープの貼り代を建物ユニット
間の入隅部に貼り付ける前の段階を示し、(ロ)は入隅
部が形成されたユニット式建物を示す。
【符号の説明】
10 建物ユニット 11 壁パネル 20 粘着剤付き気密テープ 20a 貼り代 20b 貼着部分 21a 剥離紙 21b 剥離紙 30 内面材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルを有し、この壁パネルが他の建
    物ユニットの壁パネルと入隅部を形成する建物ユニット
    であって、壁パネルの側端縁部に沿って粘着剤付き気密
    テープが貼り代を残して貼着され、この貼り代の粘着剤
    面には剥離紙が添着されていることを特徴とする気密テ
    ープ付き建物ユニット。
  2. 【請求項2】 壁パネルを有し、この壁パネルが他の建
    物ユニットの壁パネルと入隅部を形成する建物ユニット
    であって、壁パネルの側端縁部に沿って粘着剤付き気密
    テープが貼り代を残して貼着され、この貼着部分を含む
    壁パネルに内面材が取り付けられ、上記貼り代の粘着剤
    面には剥離紙が添着されていることを特徴とする気密テ
    ープ付き建物ユニット。
JP3015498A 1998-02-12 1998-02-12 気密テープ付き建物ユニット Withdrawn JPH11229520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015498A JPH11229520A (ja) 1998-02-12 1998-02-12 気密テープ付き建物ユニット

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JP3015498A JPH11229520A (ja) 1998-02-12 1998-02-12 気密テープ付き建物ユニット

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JPH11229520A true JPH11229520A (ja) 1999-08-24

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ID=12295846

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JP3015498A Withdrawn JPH11229520A (ja) 1998-02-12 1998-02-12 気密テープ付き建物ユニット

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008184828A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Toyota Motor Corp 建物の防水構造
CN114753637A (zh) * 2022-04-21 2022-07-15 中建八局第一建设有限公司 一种可周转的后浇带成型防护装置及其安装方法

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