JPH11181375A - 粘着剤付紙シート及びその製造方法 - Google Patents

粘着剤付紙シート及びその製造方法

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JPH11181375A
JPH11181375A JP36735297A JP36735297A JPH11181375A JP H11181375 A JPH11181375 A JP H11181375A JP 36735297 A JP36735297 A JP 36735297A JP 36735297 A JP36735297 A JP 36735297A JP H11181375 A JPH11181375 A JP H11181375A
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JP
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pressure
sensitive adhesive
layer
paper
paper sheet
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Application number
JP36735297A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ogino
裕之 荻野
Yasuro Nakamura
泰朗 中村
Shizuo Maruyama
静男 丸山
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Asahipen Corp
Original Assignee
Asahipen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湿度の影響によるしわ、浮き、たるみ、剥がれ
などを完全に防ぐことができ、また粘着剤の初期接着力
が弱く、貼り付けや貼り直し作業を容易に行うことがで
きるとともに必要に応じて経時的に接着強度が強くな
り、しかも紙シート表面に粘着剤がしみ出ることや、紙
シートの端から粘着剤が流出することのない粘着剤付紙
シート及びその製造方法の提供にある。 【解決手段】紙層、フィルム層及び粘着剤層が順次積層
されてなる粘着剤付紙シートであって、該紙層は表裏両
面に凹凸が形成されて波状とされてなる粘着剤付紙シー
ト、前記粘着剤層が合成樹脂エマルションからなる粘着
剤付紙シート、前記粘着剤層が水分を含有する合成樹脂
エマルションからなり、粘着剤付紙シート全体が密閉包
装されてなる粘着剤付紙シート、前記粘着剤層表面の全
面又は一部に凹凸が形成されてなる粘着剤付紙シートと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘着剤付紙シートに
関し、その目的は、湿度の影響によるしわ、浮き、たる
み、剥がれなどを完全に防ぐことができ、また粘着剤の
初期接着力が弱く、貼り付けや貼り直し作業を容易に行
うことができるとともに必要に応じて経時的に接着強度
が強くなり、しかも紙シート表面に粘着剤がしみ出るこ
とや、紙シートの端から粘着剤が流出することのない粘
着剤付紙シート及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0002】
【従来の技術】襖紙や壁紙等の紙シートは、昔は紙の裏
面に水糊等を塗布して貼り付けるのが一般的であった。
しかし、この貼り付け作業は素人にとって非常に困難な
作業で、しわができたり、歪んでしまうことが多いた
め、技能を持った職人が行うのが通常であった。しか
し、最近では、素人でもより簡便に且つ美しく貼り付け
ることができるように、紙の裏面に予め接着剤層が設け
られた種々の紙シートが存在する。
【0003】例えば、紙の裏面に予め水溶性接着剤が塗
布乾燥された紙シートがある。この紙シートは、貼り付
け時に接着剤が塗布されている部分を水で濡らして、接
着剤を溶解させて貼り付けるものである。また、紙の裏
面に予め熱溶融性接着剤層が設けられた紙シートも存在
する。この紙シートは、貼り付け時に紙の表面をアイロ
ンなどで加熱して裏面の接着剤を溶融することにより貼
り付けるものである。
【0004】しかしながら、上記した水溶性接着剤や熱
溶融性接着剤が予め塗布されている紙シートには、以下
のような問題点が存在した。紙の裏面に予め水溶性接着
剤が塗布乾燥された紙シートは、水の塗布量の調節が難
しく、水が少なすぎると接着力が弱くなって乾燥後に紙
シートが剥がれてしまい、逆に水が多すぎると紙本体が
水分を多く吸収してその風合いを損なうなど、美しく貼
り付けるのが困難であった。また、水を使用するため、
作業場周辺が汚れてしまうという欠点も有していた。ま
た、紙の裏面に予め熱溶融性接着剤層が設けられた紙シ
ートは、貼り付け時に熱源が必要であるという煩わしさ
があり、例えば天井などの熱源を利用しにくい場所に貼
り付けるのは非常に困難であった。
【0005】そこで、水溶性接着剤や熱溶融性接着剤が
予め塗布されている紙シートよりも更に簡便に貼り付け
を行えるものとして、図11に示すような、紙層(A)
の裏面に粘着剤層(B)が積層され、更に、この粘着剤
層(B)に対して剥離可能な剥離シート(C)が裏面に
貼着されてなる粘着剤付紙シートが存在する。この粘着
剤付紙シートは、貼り付け時に剥離シート(C)を剥が
しながら粘着剤で貼り付けるものであるので、水や熱源
を使用することなく容易に貼り付けることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】剥離シートが粘着剤層
に積層されている粘着剤付紙シートは、上述した如く、
貼り付けを容易に行うことができるという、貼り付け作
業の簡便さにおいては優れたものであるが、その一方
で、以下のような問題点を有している。即ち、紙シート
の表面の紙層は当然紙からなるため、環境の湿度条件に
よりその状態が変化し、その結果、外観を損ねるという
問題点を有している。つまり、多湿時には、紙が水分を
吸収して伸長することにより、しわやたるみが発生して
しまい、逆に乾燥時には、紙が収縮することにより浮き
や剥がれが発生し、更に、紙層の周縁などに粘着剤が露
出してしまうという問題点を有している。
【0007】上記問題点を解決するものとして、特開平
7−34400号において、図12に示すような、紙層
(A)の裏面に15〜300μmのフィルム(D)が貼
着固定され、このフィルム(D)の裏面に粘着剤層
(B)が設けられてなる壁紙が案出されている。また、
特開平9−111700号においては、紙層の原料にパ
ルプ、ポリエステル、変性ポリエステル、ビニロンを用
い、これらの配合率を制限することにより紙の水中伸度
を1.5%以下に抑える技術が開示されている。更に、
特開平8−142247号において、紙層(A)、粘着
剤層(B)及び剥離シート(C)を順次積層した状態で
エンボス加工を施し、紙層にシワが発生するのを防ぐ技
術が開示されている(図13参照)。
【0008】上記した、特開平7−34400号や特開
平9−111700号において開示されている紙シート
は、それぞれの伸縮防止処理により、ある程度紙の伸縮
を抑えることは可能であるが、吸湿膨潤性を有するパル
プが使用されているため、湿度の影響によるしわ、浮
き、たるみ、剥がれなどを完全に防ぐことはできなかっ
た。一方、特開平8−142247号において開示され
ているように、粘着剤層及び剥離層を積層した後、エン
ボス加工が施されてなる紙シートは湿度の影響による伸
縮を抑えることはできるが、その反面、エンボス加工時
に粘着剤が押圧されて端から流出して風合いが悪くなる
恐れがあるとともに、使用中に紙シートの表面に粘着剤
がしみ出してしまうという問題点を有していた。
【0009】更に、従来より存在する粘着剤付紙シート
の粘着剤はその粘着力が強いために、貼る時に正確に貼
れずに曲がって貼ってしまうなどの失敗をするともう一
度剥がして貼り直すことが困難であるという問題点も有
していた。
【0010】そこで、湿度の影響によるしわ、浮き、た
るみ、剥がれなどを完全に防ぐことができ、また粘着剤
の初期接着力が弱く、貼り付けや貼り直し作業を容易に
行うことができるとともに必要に応じて経時的に接着強
度が強くなり、しかも紙シート表面に粘着剤がしみ出る
ことや、紙シートの端から粘着剤が流出することのない
粘着剤付紙シート及びその製造方法の創出が望まれてい
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであって、請求項1に係る発
明は、紙層、フィルム層及び粘着剤層が順次積層されて
なる粘着剤付紙シートであって、該紙層は表裏両面に凹
凸が形成されて波状とされてなることを特徴とする粘着
剤付紙シートに関し、請求項2に係る発明は、粘着剤層
が合成樹脂エマルションからなることを特徴とする請求
項1記載の粘着剤付紙シートに関し、請求項3に係る発
明は、粘着剤層が水分を含有する合成樹脂エマルション
からなり、粘着剤付紙シート全体が密閉包装されてなる
ことを特徴とする請求項2記載の粘着剤付紙シートに関
する。
【0012】また請求項4に係る発明は、粘着剤層表面
の全面又は一部に凹凸が形成されてなることを特徴とす
る請求項1乃至3記載の粘着剤付紙シートに関し、請求
項5に係る発明は、紙層の表面に離型処理が施されてい
ることを特徴とする請求項1乃至4記載の粘着剤付紙シ
ートに関し、請求項6に係る発明は、粘着剤層に対して
剥離可能な剥離シートが粘着剤層の表面に貼着されてな
ることを特徴とする請求項1乃至4記載の粘着剤付紙シ
ートに関する。
【0013】請求項7に係る発明は、紙層の凹凸がエン
ボス加工又はクレープ加工により形成されてなることを
特徴とする請求項1乃至6記載の粘着剤付紙シートに関
し、請求項8に係る発明は、紙層の原料に再生パルプが
用いられてなることを特徴とする請求項1乃至7記載の
粘着剤付紙シートに関する。
【0014】更に請求項9に係る発明は、表裏両面に凹
凸を有する波状の紙層に、フィルム層及び粘着剤層が順
次積層されてなり、紙層の表面に離型処理が施されてい
るとともに、粘着剤層表面の全面に凹凸が形成されてな
る粘着剤付紙シートの製造方法であって、紙層の片面に
離型処理を施した後、この離型処理を施した面に粘着剤
層を、もう一方の面にフィルム層をそれぞれ積層し、フ
ィルム層を積層した面を内側にしてロールに巻き付けて
粘着剤層の表面に凹凸を形成することを特徴とする粘着
剤付紙シートの製造方法に関し、請求項10に係る発明
は、表裏両面に凹凸を有する波状の紙層に、フィルム層
及び粘着剤層が順次積層されてなり、粘着剤層に対して
剥離可能な剥離シートが粘着剤層の表面に貼着されてい
るとともに、粘着剤層の表面及び剥離シートに凹凸が形
成されてなる粘着剤付紙シートの製造方法であって、紙
層、フィルム層及び粘着剤層を順次積層した後、粘着剤
層の表面に剥離シートを貼着し、紙層を内側にして大の
ロールに巻き付け、次に、一旦前記大のロールから紙シ
ートを外し、他の小のロールに巻き付けて粘着剤層の表
面及び剥離シートに凹凸を形成することを特徴とする粘
着剤付紙シートの製造方法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例
に係る粘着剤付紙シートの部分拡大断面図、図2は第2
実施例に係る粘着剤付紙シートの部分拡大断面図、図3
は第2実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第1工程を
示す説明図、図4は第2実施例に係る粘着剤付紙シート
製造の第2工程を示す説明図、図5は第2実施例に係る
粘着剤付紙シート製造の第2工程における粘着剤付紙シ
ートの部分拡大断面図、図6は第2実施例に係る粘着剤
付紙シート製造の第3工程を示す説明図、図7は第3実
施例に係る粘着剤付紙シートの部分拡大断面図、図8は
第4実施例に係る粘着剤付紙シートの部分拡大断面図、
図9は第4実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第1工
程を示す説明図、図10は第4実施例に係る粘着剤付紙
シート製造の第2工程を示す説明図である。
【0016】本発明に係る粘着剤付紙シート(1)は、
図1に示すように、紙層(2)、フィルム層(3)、粘
着剤層(4)がこの順に積層されてなり、紙層(2)は
表裏両面に凹凸を形成することにより波状とされてい
る。
【0017】紙層(2)が、表裏両面に凹凸が形成され
て波状とされていることにより、湿度による紙層(2)
の伸縮を厚さ方向に逃がすことができ、その結果、伸縮
による粘着剤付紙シート(1)の面積変化を抑えること
ができる。また、伸縮力が大きく、紙層(2)の伸縮を
厚さ方向に完全に逃がすことができない場合にも、紙層
(2)はフィルム層(3)により固定されているので、
紙層(2)が横方向に伸縮することはなく、紙層(2)
の伸縮により、粘着剤付紙シート(1)の表面にシワや
浮き、たるみ、剥がれが発生するのを完全に防ぐことが
できる。更に、フィルム層(3)が設けられていること
により、使用中に粘着剤付紙シート(1)の表面に粘着
剤がしみ出すのを防ぐこともできる。
【0018】紙層(2)の凹凸の形成方法としては、エ
ンボス加工法やクレープ加工法を例示することができる
が、特に限定はされない。エンボス加工により凹凸を形
成する場合、版の深さ、即ち型の凹部の深さは特に限定
されないが、紙層(2)の厚さの1/2〜10倍とする
のが好ましい。また、クレープ加工により凹凸を形成す
る場合、クレープ率は5〜100%、より好ましくは5
〜50%とされる。尚、クレープ率は次式により算出す
ることができる。(但し、式中、Lはクレープ加工後の
紙層の長さ、△Lはクレープ加工前とクレープ加工後の
紙層の長さの差である。)クレープ率(%)=△L/L
×100
【0019】上記した方法により形成される、紙層
(2)の凹凸の大きさは特に限定されないが、凹部(2
1)の最深部から凸部(22)の最高部までの高さが1
00〜2000μmであるのが好ましい。100μm未
満ではフィルム層(3)を紙層(2)に積層する際に、
フィルム層(3)が紙層(2)の全面に接着してしまう
ので、湿度による紙層(2)の厚さ方向の伸縮がフィル
ム層(3)にも影響して、粘着剤付紙シート(1)が膨
れたり、剥がれてしまったりする恐れがあり、一方、2
000μmを超えると外観上好ましくないからである。
【0020】また、凹部(21)と凹部(21)の間隔
或いは凸部(22)と凸部(22)の間隔も特に限定さ
れないが、5〜100μmとするのが好ましい。5μm
未満では紙層(2)とフィルム層(3)の接着頻度が多
くなり、外観上好ましくなく、逆に100μmより大き
いと、紙層(2)のフィルム層(3)への固定が不十分
となり好ましくないからである。
【0021】本発明においては、紙層(2)に凹凸を形
成した後に、フィルム層(3)及び粘着剤層(4)が積
層されるので、紙層(2)への凹凸形成時に粘着剤が押
圧されて、紙シートの端から流出することはない。
【0022】紙層(2)の原料は特に限定されず、楮、
三つ又、がん皮などの天然じん皮繊維や木材パルプ、
麻、わら、バガス、ケナフなどの非木材繊維、レーヨン
などの親水性繊維など、一般に紙の原料として用いられ
ているものであれば、化学繊維、天然繊維に関わらず全
て好適に用いることができ、2種以上の繊維を混抄して
用いることも勿論可能である。また、再生パルプを使用
することも可能である。再生パルプは未使用のパルプに
比べて湿度による繊維の伸縮が小さいので、紙層(2)
の伸縮を抑えることができる。本発明において、紙層
(2)の原料として再生パルプを用いる場合、その配合
率は全く限定されず、再生パルプのみからなる、再生パ
ルプ100%の紙層(2)を使用することも可能であ
る。
【0023】また、湿度に対する寸法安定性を向上させ
るために、無機質繊維や疎水性の合成繊維を配合するの
が好ましい。配合量としては、前記した紙層(2)の原
料の5〜100%配合するのが好ましい。無機質繊維と
しては、ガラス繊維、マイクロガラス、ロックウール、
鉱滓綿、アルミナ繊維、アルミナシリカ繊維、ムライト
繊維、ホウ酸繊維、石英繊維、珪酸ガラス繊維、溶融シ
リカ繊維、チタン酸カリウム繊維、ジルコニア繊維、硫
酸カルシウム繊維、フォスフェイトファイバー繊維、ポ
ロシリケート繊維、炭素繊維、活性炭素繊維等を例示す
ることができ、2種以上を配合することも可能である。
疎水性合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、アクリル、酢酸ビニル、ビニロン、
ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
ウレタン、ベンゾエート及びこれらの誘導体を例示する
ことができ、2種以上を混合して用いることも可能であ
る。無機質繊維及び疎水性合成繊維の配合率が高いほ
ど、紙層(2)の伸縮変動が小さくなるので、紙層
(2)の凹凸の大きさや凹部(21)と凹部(21)の
間隔、凸部(22)と凸部(22)の間隔の選択範囲を
広くすることができ、また、後述するフィルム層(3)
の厚さの選択範囲も広くすることができる。
【0024】更に、必要に応じて、ろう石、カオリン、
タルク、ゼオライト等の珪酸塩や炭酸カルシウム、二酸
化チタン、水酸化アルミニウム、アルミナ、マグネシア
等の充填剤や、、水溶性尿素樹脂、メラミン樹脂、カチ
オン化澱粉、CMC、エポキシ樹脂、ポリイミン樹脂、
水溶性アクリル樹脂、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース等、紙間増強剤とな
る有機結合材、マレイン酸中性サイズ剤、ロジン系サイ
ズ剤、高分子樹脂エマルション、ゴムラテックス等のサ
イズ剤を添加することも可能である。
【0025】尚、紙層(2)の表面に塩化ビニールなど
の樹脂を塗布したり、印刷をしてもよく、また織物など
の異種材を貼り付けるなどの装飾加工を施してもよい。
異種材を貼り付ける場合には、上記した紙層(2)の凹
凸の形成は、異種材貼り付け後に行えばよい。更に、表
面に汚れ防止加工や難燃・不燃加工、発泡エンボス加工
を施してもよい。
【0026】紙層(2)の裏面に積層され、紙層(2)
を固定するフィルム層(3)には、アルミニウム箔や、
ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリロニトリル
系、ビニロン系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリオレフィ
ン系、ポリウレタン系のフィルムを好適に使用すること
ができるが、特に限定はされない。フィルム層(3)の
厚さも特に限定されないが、10〜100μmが好まし
い。10μm未満では紙層(2)の伸縮力が粘着剤層
(4)へ伝達されてしまい、逆に100μmを超えると
紙シートのコシが強くなるため貼り付けにくくなり、い
ずれの場合も好ましくないからである。
【0027】粘着剤層(4)は前記フィルム層(3)の
裏面に粘着剤を塗布し、乾燥させることにより形成され
る。粘着剤としては、合成樹脂や天然樹脂などを溶剤に
溶解させたものや乳化状にしたものを用いることがで
き、特に限定されないが、合成樹脂エマルション、より
好ましくは、水分を含有する合成樹脂エマルションが好
適に用いられる。粘着剤に合成樹脂エマルション、或い
は水分を含有する合成樹脂エマルションを用いることに
より、初期接着力が弱まるので、貼り付けや貼り直し作
業を容易に行うことができる。尚、貼り付け後には水分
が蒸発して乾燥し、接着強度が強くなるので、粘着剤付
紙シート(1)が剥がれてしまう恐れはない。水分を含
有する合成樹脂エマルションを用いる場合、粘着剤の水
分含有率は特に限定されないが粘着剤中5〜10%含ま
れているのが望ましい。また、水分を含有させる場合に
は、水分が蒸発して粘着剤層(4)が乾燥するのを防ぐ
ために、粘着剤付紙シート(1)全体が密閉包装され
る。密閉包装の手段は特に限定されず、真空状態にして
包装するなど、公知の密閉方法により密閉包装される。
合成樹脂エマルションとしては、酢酸ビニルエマルショ
ン、EVAエマルション、アクリルエマルション等が好
適に用いられるが特に限定はされない。
【0028】粘着剤層(4)は、図1に示す第1実施例
の如く平面状でもよいが、図2に示す第2実施例のよう
に表面に凹凸を形成すると、初期接着力が更に弱まるの
で貼り付けや貼り直し作業を容易に行うことができ、ま
た凹部から、壁等の下地と紙シートの間の空気が抜ける
ので、貼り付け時にしわが発生するのを防いで美しく貼
ることができ好ましい。尚、凹凸は図2示例の如く全面
に形成しても、或いは一部に形成してもよい。
【0029】粘着剤層(4)に凹凸を形成する方法は特
に限定されないが、例えば、以下に示すような方法を挙
げることができる。先ず、図3に示すように表裏両面に
凹凸を有する波状の紙層(2)の片面にフィルム層
(3)を積層し、もう一方の面に粘着剤層(4)を積層
する。尚、紙層(2)の、粘着剤層(4)が積層される
側の表面には、最後に粘着剤層(4)を紙層(2)から
容易に離すことができるように、予め離型処理を施して
おく。次に、図4に示すように、3つの層が積層されて
なる紙シートを、フィルム層(3)を積層した面を内側
にしてロール(R)に巻き付ける。その結果、粘着剤層
(4)は押圧されて変形し、図5に示すように粘着剤層
(4)に凹凸が形成される。最後に、図6に示すよう
に、紙層(2)と粘着剤層(4)を離しながら紙シート
をロール(R)から解くことにより、粘着剤層(4)に
凹凸が形成された粘着剤付紙シート(1)を得ることが
できる。上記方法より得られる粘着剤付紙シート(1)
においては、紙層(2)と粘着剤層(4)を離しながら
貼り付けることができ、後述する剥離シートを粘着剤層
(4)の表面に貼着する必要がないという利点を有して
いる。
【0030】粘着剤層(4)の凹凸の大きさ等は特に限
定されないが、上記した方法により粘着剤層(4)の表
面に凹凸が形成される場合は、粘着剤層(4)の凹凸の
大きさは紙層(2)の凹凸により規制され、紙層(2)
の凹凸よりも小さくなる。
【0031】本発明においては、粘着剤層(4)に対し
て剥離可能な剥離シート(5)を裏面に貼着することも
可能である(図7参照)。剥離シート(5)を貼着する
ことにより、粘着剤付紙シート(1)を壁等に貼り付け
る際には、剥離シート(5)を剥がしながら粘着剤で貼
り付けることができる。剥離シート(5)を貼着する場
合、図7に示す第3実施例の如く、平滑な粘着剤層
(4)の表面に剥離シート(5)を貼着しても、或い
は、図8に示す第4実施例の如く、凹凸が形成された粘
着剤層(4)の表面に剥離シート(5)を貼着してもよ
い。
【0032】図8に示す第4実施例の如く、凹凸が形成
された粘着剤層(4)の表面に剥離シート(5)が貼着
される場合、平滑な粘着剤層(4)の表面に剥離シート
(5)を貼着した後に、凹凸が形成される。その方法と
しては、以下に示すような方法を例示することができ
る。先ず図7に示すように平滑な粘着剤層(4)の表面
に剥離シート(5)を貼着する。次いで、図9に示すよ
うに、4つの層が積層されてなる紙シートを、紙層
(2)を内側にしてロール(R)に巻き付ける。この時
に使用するロール(R)は直径が500〜1000mm
の大きめのロールを用いるのが好ましい。次に、一旦ロ
ール(R)から紙シートを外し、図10に示すように、
剥離シート(5)を内側にして他の小さめのロール
(r)に巻き付ける。この時に使用するロール(r)は
先に使用した上記ロール(R)よりも小さいものであれ
ばよいが、直径が50〜100mmのロールが特に好ま
しく用いられる。その結果、粘着剤層(4)の表面及び
剥離シート(5)にはクレープができ、最後に、紙シー
トをロール(r)から離すと、図8に示すような粘着剤
付紙シート(1)を得ることができる。
【0033】本発明に係る粘着剤付紙シート(1)は、
例えば、壁紙や襖紙、書画などの裏打紙、ポスターなど
に使用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
係る発明は、紙層、フィルム層及び粘着剤層が順次積層
されてなる粘着剤付紙シートであって、該紙層は表裏両
面に凹凸が形成されて波状とされてなることを特徴とす
る粘着剤付紙シートに関し、請求項2に係る発明は、粘
着剤層が合成樹脂エマルションからなることを特徴とす
る請求項1記載の粘着剤付紙シートに関し、請求項3に
係る発明は、粘着剤層が水分を含有する合成樹脂エマル
ションからなり、粘着剤付紙シート全体が密閉包装され
てなることを特徴とする請求項2記載の粘着剤付紙シー
トに関し、請求項4に係る発明は、粘着剤層表面の全面
又は一部に凹凸が形成されてなることを特徴とする請求
項1乃至3記載の粘着剤付紙シートに関するものである
から、以下のような効果を奏する。
【0035】即ち、紙層が波状とされていることによ
り、湿度による紙層の伸縮を厚さ方向に逃がすことがで
き、その結果、伸縮による粘着剤付紙シートの面積変化
を抑えることができる。また、紙層にフィルム層が積層
されていることにより、湿度による紙層の伸縮力が大き
く、紙層の伸縮を厚さ方向に完全に逃がすことができな
い場合にも、紙層がフィルム層により固定されているの
で、紙層が横方向に伸縮するのを防ぐことができる。従
って、湿度の影響により、粘着剤付紙シートの表面にシ
ワや浮き、たるみ、剥がれが発生するのを完全に防ぐこ
とができるという効果を奏する。しかもフィルム層が積
層されていることにより、使用中に粘着剤付紙シートの
表面に粘着剤がしみ出すのを防ぐこともできる。また、
粘着剤層に合成樹脂エマルション或いは水分を含有する
合成樹脂エマルションを用いれば、粘着剤層の初期接着
力が弱まるので、貼り付けや貼り直し作業を容易に行う
ことができ、しかも、貼り付け後には水分が蒸発して乾
燥し、接着強度が強くなるという効果を奏する。更に、
粘着剤層表面の全面又は一部に凹凸が形成されることに
より、粘着剤層の初期接着力が更に弱まるので貼り付け
や貼り直し作業を容易に行うことができ、また凹部か
ら、壁等の下地と紙シートの間の空気が抜けるので、貼
り付け時にしわが発生するのを防いで美しく貼ることが
できる。
【0036】請求項5に係る発明は、紙層の表面に離型
処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至4記
載の粘着剤付紙シートに関するものであるから、粘着剤
層の表面に、粘着剤を保護する剥離シートを貼着する必
要がないという効果を奏する。
【0037】また、請求項6に係る発明は、粘着剤層に
対して剥離可能な剥離シートが粘着剤層の表面に貼着さ
れてなることを特徴とする請求項1乃至4記載の粘着剤
付紙シートに関するものであるから、粘着剤付紙シート
を壁等に貼り付ける際には、剥離シートを剥がしながら
粘着剤で容易に貼り付けることができるという効果を奏
する。
【0038】請求項7に係る発明は、紙層の凹凸がエン
ボス加工又はクレープ加工により形成されてなることを
特徴とする請求項1乃至6記載の粘着剤付紙シートに関
し、請求項8に係る発明は、紙層の原料に再生パルプが
用いられてなることを特徴とする請求項1乃至7記載の
粘着剤付紙シートに関するものであるから、紙層の伸縮
をより小さくすることができるという効果を奏する。
【0039】更に、請求項9に係る発明は、表裏両面に
凹凸を有する波状の紙層に、フィルム層及び粘着剤層が
順次積層されてなり、紙層の表面に離型処理が施されて
いるとともに、粘着剤層表面の全面に凹凸が形成されて
なる粘着剤付紙シートの製造方法であって、紙層の片面
に離型処理を施した後、この離型処理を施した面に粘着
剤層を、もう一方の面にフィルム層をそれぞれ積層し、
フィルム層を積層した面を内側にしてロールに巻き付け
て粘着剤層の表面に凹凸を形成することを特徴とする粘
着剤付紙シートの製造方法に関し、請求項10に係る発
明は、表裏両面に凹凸を有する波状の紙層に、フィルム
層及び粘着剤層が順次積層されてなり、粘着剤層に対し
て剥離可能な剥離シートが粘着剤層の表面に貼着されて
いるとともに、粘着剤層の表面及び剥離シートに凹凸が
形成されてなる粘着剤付紙シートの製造方法であって、
紙層、フィルム層及び粘着剤層を順次積層した後、粘着
剤層の表面に剥離シートを貼着し、紙層を内側にして大
のロールに巻き付け、次に、一旦前記大のロールから紙
シートを外し、他の小のロールに巻き付けて粘着剤層の
表面及び剥離シートに凹凸を形成することを特徴とする
粘着剤付紙シートの製造方法に関するものであるから、
容易に粘着剤層の表面に凹凸を形成すことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る粘着剤付紙シートを
示す図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る粘着剤付紙シートを
示す図である。
【図3】第2実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第1
工程を示す説明図である。
【図4】第2実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第2
工程を示す説明図である。
【図5】第2実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第2
工程における粘着剤付紙シートの部分拡大断面図であ
る。
【図6】第2実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第3
工程を示す説明図である。
【図7】第3実施例に係る粘着剤付紙シートの部分拡大
断面図である。
【図8】第4実施例に係る粘着剤付紙シートの部分拡大
断面図である。
【図9】第4実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第1
工程を示す説明図である。
【図10】第4実施例に係る粘着剤付紙シート製造の第
2工程を示す説明図である。
【図11】従来の粘着剤付紙シートの部分拡大断面図で
ある。
【図12】従来の粘着剤付紙シートの部分拡大断面図で
ある。
【図13】従来の粘着剤付紙シートの部分拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 粘着剤付紙シート 2 紙層 3 フィルム層 4 粘着剤層 5 剥離層 R,r ロール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙層、フィルム層及び粘着剤層が順次積
    層されてなる粘着剤付紙シートであって、該紙層は表裏
    両面に凹凸が形成されて波状とされてなることを特徴と
    する粘着剤付紙シート。
  2. 【請求項2】 粘着剤層が合成樹脂エマルションからな
    ることを特徴とする請求項1記載の粘着剤付紙シート。
  3. 【請求項3】 粘着剤層が水分を含有する合成樹脂エマ
    ルションからなり、粘着剤付紙シート全体が密閉包装さ
    れてなることを特徴とする請求項2記載の粘着剤付紙シ
    ート。
  4. 【請求項4】 粘着剤層表面の全面又は一部に凹凸が形
    成されてなることを特徴とする請求項1乃至3記載の粘
    着剤付紙シート。
  5. 【請求項5】 紙層の表面に離型処理が施されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至4記載の粘着剤付紙シー
    ト。
  6. 【請求項6】 粘着剤層に対して剥離可能な剥離シート
    が粘着剤層の表面に貼着されてなることを特徴とする請
    求項1乃至4記載の粘着剤付紙シート。
  7. 【請求項7】 紙層の凹凸がエンボス加工又はクレープ
    加工により形成されてなることを特徴とする請求項1乃
    至6記載の粘着剤付紙シート。
  8. 【請求項8】 紙層の原料に再生パルプが用いられてな
    ることを特徴とする請求項1乃至7記載の粘着剤付紙シ
    ート。
  9. 【請求項9】 表裏両面に凹凸を有する波状の紙層に、
    フィルム層及び粘着剤層が順次積層されてなり、紙層の
    表面に離型処理が施されているとともに、粘着剤層表面
    の全面に凹凸が形成されてなる粘着剤付紙シートの製造
    方法であって、紙層の片面に離型処理を施した後、この
    離型処理を施した面に粘着剤層を、もう一方の面にフィ
    ルム層をそれぞれ積層し、フィルム層を積層した面を内
    側にしてロールに巻き付けて粘着剤層の表面に凹凸を形
    成することを特徴とする粘着剤付紙シートの製造方法。
  10. 【請求項10】 表裏両面に凹凸を有する波状の紙層
    に、フィルム層及び粘着剤層が順次積層されてなり、粘
    着剤層に対して剥離可能な剥離シートが粘着剤層の表面
    に貼着されているとともに、粘着剤層の表面及び剥離シ
    ートに凹凸が形成されてなる粘着剤付紙シートの製造方
    法であって、紙層、フィルム層及び粘着剤層を順次積層
    した後、粘着剤層の表面に剥離シートを貼着し、紙層を
    内側にして大のロールに巻き付け、次に、一旦前記大の
    ロールから紙シートを外し、他の小のロールに巻き付け
    て粘着剤層の表面及び剥離シートに凹凸を形成すること
    を特徴とする粘着剤付紙シートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008075767A1 (ja) * 2006-12-21 2008-06-26 Lintec Corporation 粘着シート及びその製造方法
US10968370B2 (en) 2015-06-12 2021-04-06 3M Innovative Properties Company Article provided with adhesive layer and release layer

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