JPH11228144A - 赤色酸化鉄顔料、赤色酸化鉄顔料の製造方法および上記顔料の使用 - Google Patents

赤色酸化鉄顔料、赤色酸化鉄顔料の製造方法および上記顔料の使用

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JPH11228144A
JPH11228144A JP10307791A JP30779198A JPH11228144A JP H11228144 A JPH11228144 A JP H11228144A JP 10307791 A JP10307791 A JP 10307791A JP 30779198 A JP30779198 A JP 30779198A JP H11228144 A JPH11228144 A JP H11228144A
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pigment
oxidation
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Rolf-Michael Braun
ロルフ−ミヒヤエル・ブラウン
Eckhard Dr Bayer
エクハルト・バイエル
Ulrich Dr Meisen
ウルリヒ・マイゼン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤色酸化鉄顔料、赤色酸化鉄顔料の製造方法
および上記顔料の使用。 【解決手段】 本発明は赤色酸化鉄顔料、赤色酸化鉄顔
料の製造を黄色酸化鉄顔料または黒色酸化鉄顔料の焼成
で行う方法、および上記顔料の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は赤色酸化鉄顔料、赤色酸化鉄顔料
の製造を黄色酸化鉄顔料または黒色酸化鉄顔料の焼成で
行う方法、および上記顔料の使用に関する。
【0002】酸化鉄の沈澱製造方法は長年に渡って知ら
れている。このような方法の典型的な過程が、例えば U
llmanns Enzyklopaedie der technischen Chemie 第5
版、A20巻、297頁以降などに記述されている。そ
の原料として、通常は、鋼板の酸洗いを行っている間に
生じる硫酸鉄(II)または二酸化チタンを硫酸塩方法
で製造している間に生じる硫酸鉄(II)が用いられて
いる。
【0003】酸洗い産業では塩酸をピックル(pick
le)として用いようとする傾向が増大していることが
数年に渡って観察され、このようにFeCl2の生成量
が増大している。更に、二酸化チタンの製造でもいわゆ
る塩化物方法が世界的に益々用いられるようになって来
ている。TiO2の製造で合成ルチルを製造している間
にFeCl2が多量に生じる。従って、このような過程
から塩化鉄(II)が入っている溶液が益々生じるよう
になって来ており、それをできるだけ有用な物質に変換
する必要がある。
【0004】廃FeCl2溶液が利用される一般的な方
法の1つは噴霧ばい焼方法であり、このばい焼方法で
は、塩化鉄(II)または塩化鉄(III)に酸化的加
水分解を高温(典型的には1000℃以上)で受けさせ
ている。この方法の最終生成物は酸化鉄、典型的にはヘ
マタイト(haematite)と塩酸(これもまた有
用な物質として例えば酸洗い方法などに戻して再利用可
能である)である。上記方法では硬質フェライトの製造
で用いるに一般に適切な酸化鉄が得られる(特別な精製
段階を全く受けさせる必要なく)。このようにして得ら
れる酸化鉄から軟質フェライトを製造しようとする場合
には、使用する塩化鉄溶液に前以て追加的精製手順を受
けさせておく必要があり、このことから、そのような方
法は相当により高価である。塩化鉄の生産量が益々増大
して来てそれの大部分が劣った品質を有しかつそれがフ
ェライト市場に吸収される量は限定されていることか
ら、そのような塩化鉄から有用な物質を製造する代替方
法が探求されている。塩化鉄溶液を直接埋め立てで用い
ることも海に廃棄することも生態学的理由で不可能であ
る。
【0005】従って、本発明の目的は、塩化鉄溶液を高
品質の有用な物質に安価かつできるだけ簡単に変換する
ことを可能にする方法を提供することであった。
【0006】本発明に従う赤色酸化鉄顔料および本発明
に従う方法を用いて上記目的を達成することができた。
【0007】本発明は、36.0から44.0 CIE
LAB単位の明度L*[フルシェード(full sh
ade)]、24から30 CIELAB単位のa*値
および14から26 CIELAB単位のb*値を示し
かつ59から66 CIELAB単位の明度L*[ブラ
イトニング(brightening)を用いた時
に]、18から30 CIELAB単位のa*値および
4から26 CIELAB単位のb*値を示しそして顔
料を基準にしたMn含有量が0.012から0.12重
量%で顔料を基準にした塩化物含有量が0.05から
0.59重量%でクロム含有量が顔料1kg当たり40
mg未満の赤色酸化鉄顔料を提供するものである。
【0008】本発明はまた黄色酸化鉄顔料の焼成を酸素
含有ガスの存在下350から1000℃、好適には60
0から900℃の温度で行いそして任意にその後粉砕を
行うことによる赤色酸化鉄顔料製造方法も提供し、この
方法は、上記黄色酸化鉄顔料を下記の如く製造すること
を特徴とする: a) FeCl2含有量が50から450g/lの酸性
塩化Fe(II)溶液を強力に撹拌しながらこれにアル
カリ成分を上記溶液のpHを3から5の範囲に調整する
に充分な量で添加し、 b) 上記アルカリ成分を添加する前か、後か、或は上
記アルカリ成分と一緒に、上記溶液に任意にまた凝集助
剤(flocculation aid)を添加しても
よく、 c) 上記アルカリ成分および任意の凝集助剤を添加し
た後、任意に酸化を実施してもよく、 d) a)からc)で処理を行った後に生じた固体を上
記溶液から分離し、 e) d)で生じた溶液を沈澱方法で生じさせたα−も
しくはβ−FeOOH種晶懸濁液にこの種晶懸濁液全体
に入っている鉄(即ち酸化鉄水酸化物に由来する鉄およ
び未反応鉄化合物に由来する鉄)のモル量の4から8倍
に相当する量で加え、 f) e)で生じた懸濁液を徹底的に混合しながら30
から95℃、好適には30から85℃、特に好適には5
5から75℃の温度に加熱し、 g) 次に、酸化剤を用いて、この酸化剤を鉄が1時間
当たり0.5から10モル%、好適には鉄が1時間当た
り0.5から2.0モル%酸化されるような量で添加す
ることで酸化を実施すると同時に、アルカリ成分を用い
て、pHを0.01から0.4pH単位/時の速度で
3.0から5.0の最終pHにまで上昇させ、 h) 任意に、pHを3.0から5.0の範囲で一定に
しながら酸化を継続してもよく、 i) 上記懸濁液のFe(II)含有量が1モル%未満
になるやいなや酸化を止め、 j) 最終的に、i)で得た固体の分離、洗浄、乾燥お
よび粉砕を行う。
【0009】本発明はまた黒色酸化鉄顔料の焼成を酸素
含有ガスの存在下350から1000℃、好適には60
0から900℃の温度で行いそして任意にその後粉砕を
行うことによる赤色酸化鉄顔料製造方法も提供し、この
方法は、上記黒色酸化鉄顔料を下記の如く製造すること
を特徴とする: a) FeCl2含有量が50から450g/lの酸性
塩化Fe(II)溶液を強力に撹拌しながらこれにアル
カリ成分を上記溶液のpHを3から5の範囲に調整する
に充分な量で添加し、 b) 上記アルカリ成分を添加する前か、後か、或は上
記アルカリ成分と一緒に、上記溶液に任意にまた凝集助
剤を添加してもよく、 c) 上記アルカリ成分および任意の凝集助剤を添加し
た後、任意に酸化を実施してもよく、 d) a)からc)で処理を行った後に生じた固体を上
記溶液から分離し、 e) d)で生じた溶液を、アルカリとして反応する沈
澱剤(precipitant)が入っている溶液に、
沈澱剤に対する鉄(II)の当量比が0.5から0.6
5、好適には0.5から0.58になるような量で、5
0から95℃の温度で加え、 f) 次に、酸化剤を用いた酸化を実施し、 g) f)で得た懸濁液のFe(II)含有量が1モル
%未満になるやいなや酸化を止める。
【0010】上記アルカリ成分またはアルカリとして反
応する沈澱剤として、好適には、水酸化ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウ
ムまたはアンモニアを用いる。
【0011】鋼の酸洗いで生じた塩化鉄(II)溶液、
さもなくば塩化物方法によるTiO2生産で生じた塩化
鉄(II)溶液を用いてもよい。
【0012】本発明に従う方法で中間体として得る黄色
酸化鉄顔料または黒色酸化鉄顔料のマグネシウム含有量
は顔料を基準にして0.011から0.11重量%、塩
化物含有量は顔料を基準にして0.07から0.7重量
%、およびクロム含有量は顔料を基準にして5から40
mg/kgである。
【0013】本発明に従って赤色酸化鉄を黒色酸化鉄経
由で製造する時、沈澱剤に対する鉄(II)の当量比を
0.5から0.65に維持するのが有利である。
【0014】一般的には焼成後に粉砕を行うのが有効で
ある。粉砕を好適にはジェットミル、ペンダラムローラ
ーミル(pendulum roller mil
l)、ローラーミル、アトリター(attrito
r)、インパクトミル(impactmill)または
ビードミルを用いて実施する。特に、粉砕助剤の添加を
伴う乾式粉砕が好適である。
【0015】本発明に従う方法は有利に下記の如く実施
可能である。
【0016】FeCl2含有量が50から450g/l
の範囲の塩化鉄(II)溶液を強力に撹拌しながらこれ
に水酸化ナトリウム溶液をpHが3から5に調整される
ような量で添加する。水酸化ナトリウム溶液の代わりに
別のアルカリ成分、例えばCa(OH)2、Na2CO3
またはアンモニアなどを用いることも可能である。加う
るに、凝集助剤を添加すると、生じる水酸化物または炭
酸塩スラリーの沈降特性が向上し得る。公知凝集助剤、
例えばポリアクリレート類または同様な作用を示す他の
物質が使用可能である。次に、沈澱特性を向上させる目
的で任意にまた酸化を実施することも可能である。これ
は、また、いろいろな金属カチオンをより高い原子価の
酸化物またはオキシ水酸化物(これらは分離がより容易
である)に変化させると言った効果も持ち得る。
【0017】この生じた水酸化物または炭酸塩スラリー
は沈降、濾過または分離装置の使用などで分離可能であ
る。適切な装置または適切な方法の最適な選択は使用す
る正確な試験条件、流量および原料に依存する。
【0018】黄色酸化鉄の製造 この上に示したように生じさせた塩化鉄(II)溶液
を、沈澱方法で生じさせたα−もしくはβ−FeOOH
種晶懸濁液[この種晶に好適には50から70m2/g
のBET表面積を持たせる]にこの種晶全体に入ってい
る鉄(即ち酸化鉄水酸化物および未反応FeCl2)の
モル量の4から30倍に相当する量で加える。この得た
懸濁液を好ましくは撹拌しながら30から95℃、好適
には30から85℃、特に好適には55から75℃の範
囲の温度にもって行く。この温度に到達した時点で、酸
化剤を用いた酸化を実施すると同時にpHを0.01か
ら0.4pH単位/時の速度で3.0から5.0の最終
pHにまで上昇させる。この酸化速度は酸化剤の添加速
度、温度、容器内のブレンドおよびpHに依存するが、
好適には、鉄が1時間当たり0.5から10モル%、特
に好適には鉄が1時間当たり0.5から2.0モル%の
範囲で酸化されるような酸化速度にすべきである。この
酸化速度が上記下限よりも有意に低くなると、本方法が
経済的でなくなり、酸化速度が上記上限よりも明らかに
高いと、その結果として不均一な粒子サイズがもたらさ
れる。
【0019】この顔料が入っている懸濁液の処理を公知
濾過、乾燥および粉砕段階で行う。
【0020】また、好適には、粒子形状および粒子サイ
ズ分布を調節する調節剤を顔料製造中に添加することも
可能である。特にアルミニウム、亜鉛および燐酸塩を挙
げるべきである。しかしながら、また、有機調節剤、例
えば脂肪族アミン類、ヒドロキシカルボン酸、脂肪アル
コール類またはカルボン酸、或はそれらの誘導体を使用
することも可能である。
【0021】下記が使用可能な酸化剤の例である: − 大気の酸素 − 高純度酸素 − オゾン − H22 − 次亜塩素酸ナトリウムまたは漂白液または次亜塩素
酸カルシウム − 亜塩素酸塩または塩素酸塩 − 過塩素酸塩 − 硝酸塩 − 塩素。
【0022】酸化を好適には上記懸濁液のFe(II)
含有量が1モル%未満になるやいなや止める。酸化をよ
り強力に変換が完了するまで実施することも可能であ
る。
【0023】塩化鉄(II)溶液の使用とは別に、ま
た、塩化鉄(II)溶液と硫酸鉄(II)溶液の混合物
を種晶製造および顔料製造の両方で用いることも可能で
ある。しかしながら、好適な態様では、塩化鉄(II)
溶液を排他的に用いる。また、塩化物方法によるTiO
2生産中に生じる塩化鉄(III)も、例えばそれに前
以て鉄金属を用いた還元を受けさせて塩化鉄(II)に
しておくならば、使用可能である。
【0024】この得た懸濁液には沈澱した黄色酸化鉄顔
料が入っており、これを濾別する。この濾別した固体に
焼成を酸素含有ガスの存在下350から1000℃、好
適には600から900℃の温度で受けさせ、そしてそ
の後任意に粉砕を受けさせてもよい。
【0025】黒色酸化鉄の製造 この上に示したように生じさせた塩化鉄(II)溶液
を、アルカリとして反応する沈澱剤が入っている溶液に
沈澱剤に対する鉄(II)の当量重量が0.5から0.
65、特に好適には0.5から0.58になるような量
で加える。例えばNaOHを沈澱剤として用いる場合に
は、FeCl2をNaOH 100モル当たり50から
65モルの範囲で用いることができる。K2CO3を沈澱
剤として用いる場合には、FeCl2をK2CO3 10
0モル当たり100から130モルの範囲で用いること
ができる。従って、この前処理を受けさせておいた塩化
鉄(II)溶液を計算した量でポンプ輸送して50から
95℃、好適には70から95℃の範囲の温度のアルカ
リ成分の中に入れる。次に、酸化剤を用いた酸化を実施
する。ここでもこの上に記述した黄色酸化鉄製造で既に
挙げた酸化剤を用いることができる。酸化を上記懸濁液
のFe(II)含有量が1モル%未満になるやいなや止
める。酸化をより強力に変換が完了するまで実施するこ
とも確かに可能であるが、あまり経済的ではない。
【0026】ここでもまたある程度ならば塩化鉄(I
I)溶液を硫酸鉄(II)溶液に置き換えることも可能
である。しかしながら、好適な態様では、塩化鉄(I
I)溶液を排他的に用いる。また、塩化物方法によるT
iO2生産中に生じる塩化鉄(III)も、それに前以
て鉄金属を用いた還元を受けさせて塩化鉄(II)にし
ておくならば、使用可能である。
【0027】次に、この上に記述した方法で生じさせた
α−FeOOHまたはFe34の焼成を行うことで本発
明に従う赤色酸化鉄顔料を製造する。焼成を酸素含有ガ
スの存在下350から1000℃、特に好適には600
から900℃の範囲の温度で実施する。
【0028】本発明に従う方法は特定の種類の炉で実施
する必要はない。焼成は例えば流動床炉、チャンバ炉ま
たは回転炉などで実施可能である。要する滞留時間を使
用する炉に相当して適合させるべきである。
【0029】焼成後、通常は粉砕を特に600℃以上の
温度で行うのが適当である。
【0030】経済的な理由で、好適には通常の粉砕助剤
(例えばアミン類、アルコール類、ポリアクリレート類
など)を添加して乾式粉砕を実施する。幅広い範囲のミ
ルが使用可能である。本発明に従う赤色顔料の粉砕では
特にジェットミル、インパクトミル、ビードミル、ペン
ダラムローラーミル、ローラーミルおよびアトリターが
適切である。
【0031】本発明に従う赤色酸化鉄または本発明に従
って生じさせた赤色酸化鉄顔料は、建築材料、プラスチ
ック、紙および塗料の色付け、着色剤調合物の製造、食
品産業用着色剤の製造、そして触媒として用いられる。
【0032】以下に示す実施例に記述する部およびパー
セントは特に明記しない限り重量を指す。
【0033】以下に挙げる仕様に従ってシェードを測定
する。
【0034】1. フルシェード測定でアルキド塗料を
調製 下記の顔料を下記の量で量り取る: 赤色Fe(ヘマタイト) 1.00g 黄色Fe(ゲータイト(goethite)) 0.80g 黒色Fe(マグネタイト(magnetite))1.00g ディスク顔料分散機(Muller)を用いて、乾燥し
ない試験結合剤中で顔料の調製を行う。この試験結合剤
(ペースト)に下記の2成分を含める。
【0035】成分1:成分1はアマニ油と無水フタル酸
を基とするアルキド樹脂結合剤である。これは標準DI
N EN ISO 787−24(1995年10
月)、ISO 787−25:1993およびDIN
55983(1983年12月)に顔料用試験結合剤の
必要条件として述べられている仕様に合致する。製品
(商標)SACOLYD L 640(Krems C
hemie)[以前は(商標)ALKYDAL L 6
4(バイエル社)(Bayer AG)]を用いる。
【0036】成分2:成分2は流動添加剤であり、これ
を、チキソトロピー挙動を達成する目的で上記ペースト
に加える。修飾を受けさせて粉末状にした水添ヒマシ油
である(商標)LUVOTHIX HT(Lehman
n & Voss & Co.)を5.0%の濃度で用
いる。
【0037】上記LUVOTHIX HTを上記SAC
OLYD L 640に75から95℃で溶解させる。
この半固体状マス(mass)を冷却して3本ロールの
ミルに一度通し、このようにしてペーストを完成させ
る。
【0038】DIN EN ISO 8780−5(1
995年4月)に記述されている如きディスク顔料分散
機(Muller)、即ち有効ディスク直径が24cm
のENGELSMANN JEL 25/53Mull
erを用いる。下方ディスクの速度を約75分-1にす
る。2.5kgの重りをロードクランプ(load c
lamp)に吊すことでディスクとディスクの間の力を
約0.5kNに調整する。DIN EN ISO 87
80−5(1995年4月)セクション8.1に記述さ
れている方法に従って、各々25回転から成る3段階
で、上記量の顔料と5.00gのペーストを分散させ
る。
【0039】次に、上記顔料−ペースト混合物をはけで
ペーストディスク(paste disk)[これはD
IN 55983(1983年12月)に示されている
ペーストディスクの機能に相当する機能を果す]の中に
入れる。上記ペーストディスクに付属するナイフを上記
顔料−ペースト混合物で満たされたディスクのくぼみ全
体に渡って引くことで滑らかな表面を生じさせる。この
ナイフを1方向に約3から7cm/秒の速度で動かす。
上記滑らかな表面を数分以内に測定する。
【0040】2. ブライトニング(色強度) ディスク顔料分散機(Muller)を用いて、乾燥し
ない試験結合剤中で顔料の調製を行う。この試験結合剤
(ペースト)に下記の2成分を含める。
【0041】成分1:成分1はアマニ油と無水フタル酸
を基とするアルキド樹脂結合剤である。これは標準DI
N EN ISO 787−24(1995年10
月)、ISO 787−25:1993およびDIN
55983(1983年12月)に顔料用試験結合剤の
必要条件として述べられている仕様に合致する。製品S
ACOLYD L 640を用いる。
【0042】成分2:成分2は流動添加剤であり、これ
を、チキソトロピー挙動を達成する目的で上記ペースト
に加える。修飾を受けさせて粉末状にした水添ヒマシ油
であるLUVOTHIX HTを5.0%の濃度で用い
る。
【0043】上記LUVOTHIX HTを上記SAC
OLYD L 640に75から95℃で溶解させる。
この半固体状マスを冷却して3本ロールのミルに一度通
し、このようにしてペーストを完成させる。
【0044】DIN EN ISO 8780−5(1
995年4月)に記述されている如きディスク顔料分散
機(Muller)、即ち有効ディスク直径が24cm
のENGELSMANN JEL 25/53Mull
erを用いる。下方ディスクの速度を約75分-1にす
る。2.5kgの重りをロードクランプに吊すことでデ
ィスクとディスクの間の力を約0.5kNに調整する。
【0045】市販二酸化チタン顔料である(商標)BA
YERTITAN R−KB−2(バイエル社)をブラ
イトニング剤として用いる。R−KB−2はISO 5
91−1977に示されているR2型に相当する組成を
有する。R−KB−2の代わりに別のR2顔料を用いる
と比色測定で異なるCIELABコーデイネート(co
ordinates)が得られる可能性がある。
【0046】DIN EN ISO 8780−5(1
995年4月)セクション8.1に記述されている方法
に従って、各々25回転から成る5段階で、0.400
gの顔料と2.000gのBAYERTITAN R−
KB−2と3.00gのペーストを分散させる。
【0047】次に、上記顔料−ペースト混合物をはけで
ペーストディスク[これはDIN55983(1983
年12月)に示されているペーストディスクの機能に相
当する機能を果す]の中に入れる。上記ペーストディス
クに付属するナイフを上記顔料−ペースト混合物で満た
されたディスクのくぼみ全体に渡って引くことで滑らか
な表面を生じさせる。このナイフを1方向に約3から7
cm/秒の速度で動かす。上記滑らかな表面を数分以内
に測定する。
【0048】3. 比色測定装置 測定幾何形態(measuring geometr
y)がd/8の分光測定装置(「比色測定装置」)をグ
ロストラップ(gloss trap)なしに用いる。
この測定幾何形態はISO 7724/2−1984
(E)サブセクション4.1.1、DIN 5033パ
ート7(1983年7月)サブセクション3.2.4お
よびDIN 53236(1983年1月)サブセクシ
ョン7.1.1に記述されている。
【0049】Datacolor Internati
onalのDATAFLASH 200測定装置を用い
る。
【0050】ISO 7724/2−1984(E)サ
ブセクション8.3に記述されているように、上記比色
測定装置の較正を白色セラミック常用標準(worki
ngstandard)に対して行う。この白色常用標
準を用いた較正を行った後に全ての色測定値を理想的な
艶消し白色体に関係させるように、上記常用標準が理想
的な艶消し白色体に対して示す反射データを上記比色測
定装置に記憶させる。黒点較正(black poin
t calibration)を、上記比色測定装置の
製造業者が供給している黒色の中空体を用いて実施す
る。
【0051】4. 比色測定 存在している如何なるグロストラップのスイッチも切
る。比色測定装置および試験片の温度を約25℃±5℃
にする。
【0052】4.1 塗料被膜の測定 被膜を上記比色測定装置に測定用開口部が塗膜の中央領
域を含むような様式で位置させる。この被膜を密着させ
て位置させて平らに置く必要がある。上記測定用開口部
を上記塗膜で完全に覆う必要がある。次に、測定を実施
する。
【0053】4.2 ペーストディスクの測定 はけで上記ペーストディスクの中に入れた後直ちに比色
測定を実施する。その満たしたペーストディスクを、上
記比色測定装置に、測定用開口部が上記ペーストをはけ
で入れておいたディスク内のくぼみで完全に満たされる
ような様式で位置させる。このディスクを密着させて位
置させて平らに置く必要がある。次に、測定を実施す
る。
【0054】5. CIEコーディネートの計算 反射スペクトルのCIE 1976(L*、a*、b
*)コーディネート(CIELABと省略する)は、測
定および評価で選択した制約条件に依存する。400n
mから700nmの波長範囲に渡って間隔を20nmに
て得たデータを現在使用中のDataflash 20
00比色測定装置に適用する(7/97のように)。
【0055】L*、a*およびb*コーディネートのみ
を示す。他の値は全部不要である。
【0056】ASTM E 308−1985、セクシ
ョン7に示されている計算指示に従って、1976のC
IEコーディネートL*、a*およびb*を測定反射ス
ペクトルから計算する。ASTM E 308−198
5の表5.6に示されている標準イルミナント(ill
uminant)Cの重量測定関数および1931の2
°標準比色測定オブザーバー(observer)を用
いる。波長の範囲を400nmから700nmの範囲に
する。波長の間隔を20nmにする。この計算ではグロ
ス(gloss)の差し引きを全く行わない。L*、a
*およびb*の結果を四捨五入して整数にする。
【0057】CIEコーディネートの名称はDIN 5
033パート3(1992年7月)、L*a*b*カラ
ースペースのコーディネートに与えられている。ISO
7724/3−1984に省略形CIELABカラー
スペースが紹介されている。このコーディネートは無次
元である。
【0058】6. クロム含有量およびマンガン含有量
の測定 クロム含有量およびマンガン含有量をICP−MSで測
定する。この測定方法の検出限界は10μg/kgであ
る。
【0059】7. 塩化物含有量の測定 塩化物含有量をイオンクロマトグラフィーで測定する。
【0060】技術者は、この上に示した製造条件を適切
に変えることで、いろいろな粒子サイズ、従っていろい
ろなシェードを示す幅広い範囲の赤色酸化鉄顔料を製造
することができるであろう。
【0061】上記顔料懸濁液の処理を公知濾過、乾燥お
よび粉砕段階で行う。
【0062】本発明を以下に実施例として記述するが、
如何なる事項も制限を構成するとして見なされるべきで
ない。
【0063】
【実施例】実施例1 塩化鉄(II)を用いた黄色酸化鉄製造 撹拌機と気体分散用器具と液体計量用器具を取り付けた
撹拌容器に、FeCl2含有量が213.4g/lでH
Cl含有量が10.3g/lの使用済み酸(鋼板の酸洗
い中に生じる如き水とFeCl2とHClの混合物)を
用いた沈澱方法によって34℃で生じさせたβ−FeO
OH種晶(FeOOH含有量:39.78g/l;Fe
Cl2含有量:65.94g/l)を54.72リット
ルおよび同じ使用済み酸を113.61 l入れる。こ
の溶液を65℃に加熱する。65℃に到達した時点で、
水酸化ナトリウム含有量が300g/lの溶液をpHが
2.0に到達するまでpHが1時間当たり4pH単位で
上昇する速度でポンプ輸送する。次に、水酸化ナトリウ
ム濃度が300g/lの溶液をpHが3.8に到達する
までpHが1時間当たり0.05pH単位で上昇する速
度でポンプ輸送する。同時に、空気を反応が終了するま
で1時間当たり100リットルの量で反応混合物の中に
通す。次に、水酸化ナトリウム含有量が300g/lの
溶液を反応が終了(全FeCl2の沈澱および全HCl
の中和で決定)するまでpHが一定に保持される量で更
に加える。
【0064】得た最終生成物の濾過、洗浄、乾燥および
脱凝集を行う。脱凝集後、焼成による赤色顔料の製造で
直接使用可能である。
【0065】この生成物は下記の特性を示す: Mn含有量:顔料を基準にして0.054% Cl含有量:顔料を基準にして0.45% Cr含有量:顔料を基準にして20mg/kg。
【0066】実施例2 塩化鉄(II)を用いた黒色酸化鉄製造 撹拌機と気体分散用器具と液体計量用器具を取り付けた
撹拌容器に、NaOH含有量が300g/lの水酸化ナ
トリウム溶液を65.84リットル入れて90℃に加熱
する。次に、この水酸化ナトリウム溶液にFeCl2
有量が213.4g/lでHCl含有量が10.3g/
lの使用済み酸155リットルを80分以内にポンプ輸
送する。次に、この反応混合物に空気を1.7Nm3
時の量で通す。230分後に反応が終了する。得たマグ
ネタイトの濾過、洗浄、乾燥および脱凝集を行う。
【0067】この生成物は下記の特性を示す: Mn含有量:顔料を基準にして0.056% Cl含有量:顔料を基準にして0.60% Cr含有量:顔料を基準にして35mg/kg。
【0068】実施例3 FeCl2を用いて製造した黄色酸化鉄の600℃焼成
および粉砕 石英ガラス皿に実施例1に従って製造した黄色酸化鉄を
100g入れてチャンバ炉内で空気を600 l/時で
通しながら141分かけて600℃に加熱した後、炉か
ら取り出して周囲温度に冷却する。
【0069】得た生成物は下記の特性を示す: 色強度の測定(Bayertitan R−KB2でブ
ライトニング)絶対値: L*:60.1 CIELAB単位 a*:27.6 CIELAB単位 b*:24.0 CIELAB単位 フルシェードの測定 絶対値: L*:41.4 CIELAB単位 a*:26.5 CIELAB単位 b*:22.4 CIELAB単位 Mn含有量:顔料を基準にして0.037% Cl含有量:顔料を基準にして0.20% Cr含有量:顔料を基準にして18mg/kg。
【0070】実施例4 FeCl2を用いて製造した黄色酸化鉄の700℃焼成
および粉砕 石英ガラス皿に実施例1に従って製造した黄色酸化鉄を
100g入れてチャンバ炉内で空気を600 l/時で
通しながら169分かけて700℃に加熱した後、炉か
ら取り出して周囲温度に冷却する。
【0071】得た生成物は下記の特性を示す: 色強度の測定(Bayertitan R−KB2でブ
ライトニング)絶対値: L*:59.9 CIELAB単位 a*:27.9 CIELAB単位 b*:20.9 CIELAB単位 フルシェードの測定 絶対値: L*:42.1 CIELAB単位 a*:29.1 CIELAB単位 b*:23.5 CIELAB単位 Mn含有量:顔料を基準にして0.037% Cl含有量:顔料を基準にして0.17% Cr含有量:顔料を基準にして17mg/kg。
【0072】実施例5 FeCl2を用いて製造した黄色酸化鉄の900℃焼成
および粉砕 石英ガラス皿に実施例1に従って製造した黄色酸化鉄を
100g入れてチャンバ炉内で空気を600 l/時で
通しながら218分かけて900℃に加熱した後、炉か
ら取り出して周囲温度に冷却する。
【0073】得た生成物は下記の特性を示す: 色強度の測定(Bayertitan R−KB2でブ
ライトニング)絶対値: L*:59.8 CIELAB単位 a*:25.1 CIELAB単位 b*:12.3 CIELAB単位 フルシェードの測定 絶対値: L*:39.9 CIELAB単位 a*:29.1 CIELAB単位 b*:20.8 CIELAB単位 Mn含有量:顔料を基準にして0.037% Cl含有量:顔料を基準にして0.20% Cr含有量:顔料を基準にして17mg/kg。
【0074】実施例6 FeCl2を用いて製造した黄色酸化鉄の1000℃焼
成および粉砕 石英ガラス皿に実施例1に従って製造した黄色酸化鉄を
100g入れてチャンバ炉内で空気を600 l/時で
通しながら240分かけて1000℃に加熱した後、炉
から取り出して周囲温度に冷却する。
【0075】得た生成物は下記の特性を示す: 色強度の測定(Bayertitan R−KB2でブ
ライトニング)絶対値: L*:63.6 CIELAB単位 a*:18.3 CIELAB単位 b*:4.2 CIELAB単位 フルシェードの測定 絶対値: L*:36.0 CIELAB単位 a*:25.4 CIELAB単位 b*:14.4 CIELAB単位 Mn含有量:顔料を基準にして0.037% Cl含有量:顔料を基準にして0.18% Cr含有量:顔料を基準にして15mg/kg。
【0076】実施例7 FeCl2を用いて製造した黒色酸化鉄の600℃焼成
および粉砕 石英ガラス皿に実施例2に従って製造した黒色酸化鉄を
100g入れてチャンバ炉内で空気を600 l/時で
通しながら141分かけて600℃に加熱した後、炉か
ら取り出して周囲温度に冷却する。
【0077】得た生成物は下記の特性を示す: 色強度の測定(Bayertitan R−KB2でブ
ライトニング)絶対値: L*:61.5 CIELAB単位 a*:28.1 CIELAB単位 b*:21.2 CIELAB単位 フルシェードの測定 絶対値: L*:42.5 CIELAB単位 a*:29.4 CIELAB単位 b*:22.9 CIELAB単位 Mn含有量:顔料を基準にして0.042% Cl含有量:顔料を基準にして0.35% Cr含有量:顔料を基準にして30mg/kg。
【0078】上記特性の測定をこの上に示したようにし
て行った。
【0079】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0080】1. 赤色酸化鉄顔料であって、 a) フルシェードで36.0から44.0 CIEL
AB単位の明度L*、24から30 CIELAB単位
のa*値および14から26 CIELAB単位のb*
値を示し、 b) ブライトニングを用いた時に59から66 CI
ELAB単位の明度L*、18から30 CIELAB
単位のa*値および4から26 CIELAB単位のb
*値を示し、そして c) 顔料を基準にしてMnを0.012から0.12
重量%、Clを0.05から0.59重量%およびCr
を40mg/kg未満の量で有する、 赤色酸化鉄顔料。
【0081】2. 赤色酸化鉄顔料の製造方法であっ
て、 a) FeCl2が50−450g/l入っている酸性
溶液にこの溶液のpHを3から5の範囲に調整するに充
分な量のアルカリ成分を強力に混合し、 b) 段階a)で該アルカリ成分を添加する前か、後
か、或は同時に、該FeCl2の溶液に任意に凝集助剤
を添加してもよく、 c) 段階a)またはb)で任意に該溶液を酸化にさら
してもよく、 d) 段階a)、b)またはc)で生じた固体を該溶液
から分離し、 e) 段階d)で得た溶液を沈澱方法で生じさせたα−
もしくはβ−FeOOH種晶懸濁液にこの種晶懸濁液に
入っている酸化鉄水酸化物と未反応鉄化合物を基にした
鉄全体モル量の4から8倍に相当する量で加え、 f) e)で生じた懸濁液を徹底的に混合しながら30
から95℃に加熱し、 g) 段階f)で生じた液にアルカリ成分をpHが0.
01から0.4pH単位/時の速度で上昇するに充分な
量で添加することでpHを3.0から5.0の最終pH
にまで上昇させると同時に酸化剤を鉄が1時間当たり
0.5から10モル%酸化されるに充分な量で加えるこ
とで酸化を行い、 h) 段階g)の後、任意に、pHを3.0から5.0
の範囲で一定に保持しながら酸化を継続してもよく、 i) 段階g)またはh)で得た懸濁液のFe(II)
含有量が1モル%未満になった時点で酸化を止め、 j) 段階i)で得た黄色酸化鉄顔料の分離、洗浄、乾
燥および粉砕を行い、そして k) 該黄色酸化鉄顔料の焼成を酸素含有ガスの存在下
350から1000℃で行う、 ことを含む方法。
【0082】3. 段階f)における温度を30から8
5℃にする第2項記載の方法。
【0083】4. 段階f)における温度を55から7
5℃にする第2項記載の方法。
【0084】5. 段階g)における酸化速度を1時間
当たり0.5から2.0モル%にする第2項記載の方
法。
【0085】6. 段階k)における温度を600から
900℃にする第2項記載の方法。
【0086】7. 段階k)の生成物を粉砕することを
更に含む第2項記載の方法。
【0087】8. 該アルカリ成分を水酸化ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カ
ルシウムおよびアンモニアから成る群から選択する第2
項記載の方法。
【0088】9. 赤色酸化鉄顔料の製造方法であっ
て、 a) FeCl2が50−450g/l入っている酸性
溶液にこの溶液のpHを3から5の範囲に調整するに充
分な量のアルカリ成分を強力に混合し、 b) 段階a)で該アルカリ成分を添加する前か、後
か、或は同時に、該FeCl2の溶液に任意に凝集助剤
を添加してもよく、 c) 段階a)またはb)で任意に該溶液を酸化にさら
してもよく、 d) 段階a)、b)またはc)で生じた固体を該溶液
から分離し、 e) 段階d)で得た溶液を、アルカリとして反応する
沈澱剤が入っている溶液に、沈澱剤に対する鉄(II)
の当量比が0.5から0.65になるような量で、50
から95℃の温度で加え、 f) 段階e)で生じた液に酸化剤を添加することで酸
化を行い、 g) 段階f)で得た懸濁液のFe(II)含有量が1
モル%未満になった時点で酸化を止め、そして h) 段階g)で得た黒色酸化鉄顔料の分離、洗浄およ
び乾燥を行い、 i) 段階h)で得た黒色酸化鉄顔料の焼成を酸素含有
ガスの存在下350から1000℃で行う、 ことを含む方法。
【0089】10. 段階e)における比率を0.5か
ら0.58にする第9項記載の方法。
【0090】11. 段階h)における温度を600か
ら900℃にする第9項記載の方法。
【0091】12. 段階h)の生成物を粉砕すること
を更に含む第9項記載の方法。
【0092】13. 該アルカリ成分を水酸化ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カ
ルシウムおよびアンモニアから成る群から選択する第9
項記載の方法。
【0093】14. 該アルカリとして反応する沈澱剤
を水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化カル
シウム、水酸化カルシウムおよびアンモニアから成る群
から選択する第9項記載の方法。
【0094】15. 赤色酸化鉄顔料であって、 a) FeCl2が50−450g/l入っている酸性
溶液にこの溶液のpHを3から5の範囲に調整するに充
分な量のアルカリ成分を強力に混合し、 b) 段階a)で該アルカリ成分を添加する前か、後
か、或は同時に、該FeCl2の溶液に任意に凝集助剤
を添加してもよく、 c) 段階a)またはb)で任意に該溶液を酸化にさら
してもよく、 d) 段階a)、b)またはc)で生じた固体を該溶液
から分離し、 e) 段階d)で得た溶液を沈澱方法で生じさせたα−
もしくはβ−FeOOH種晶懸濁液にこの種晶懸濁液に
入っている酸化鉄水酸化物と未反応鉄化合物を基にした
鉄全体モル量の4から8倍に相当する量で加え、 f) e)で生じた懸濁液を徹底的に混合しながら30
から95℃に加熱し、 g) 段階f)で生じた液にアルカリ成分をpHが0.
01から0.4pH単位/時の速度で上昇するに充分な
量で添加することでpHを3.0から5.0の最終pH
にまで上昇させると同時に酸化剤を鉄が1時間当たり
0.5から10モル%酸化されるに充分な量で加えるこ
とで酸化を行い、 h) 段階g)の後、任意に、pHを3.0から5.0
の範囲で一定に保持しながら酸化を継続してもよく、 i) 段階g)またはh)で得た懸濁液のFe(II)
含有量が1モル%未満になった時点で酸化を止め、 j) 段階i)で得た黄色酸化鉄顔料の分離、洗浄、乾
燥および粉砕を行い、そして k) 該黄色酸化鉄顔料の焼成を酸素含有ガスの存在下
350から1000℃で行う、 ことを含む方法で生じさせた赤色酸化鉄顔料。
【0095】16. 赤色酸化鉄顔料であって、 a) FeCl2が50−450g/l入っている酸性
溶液にこの溶液のpHを3から5の範囲に調整するに充
分な量のアルカリ成分を強力に混合し、 b) 段階a)で該アルカリ成分を添加する前か、後
か、或は同時に、該FeCl2の溶液に任意に凝集助剤
を添加してもよく、 c) 段階a)またはb)で任意に該溶液を酸化にさら
してもよく、 d) 段階a)、b)またはc)で生じた固体を該溶液
から分離し、 e) 段階d)で得た溶液を、アルカリとして反応する
沈澱剤が入っている溶液に、沈澱剤に対する鉄(II)
の当量比が0.5から0.65になるような量で、50
から95℃の温度で加え、 f) 段階e)で生じた液に酸化剤を添加することで酸
化を行い、 g) 段階f)で得た懸濁液のFe(II)含有量が1
モル%未満になった時点で酸化を止め、そして h) 段階g)で得た黒色酸化鉄顔料の分離、洗浄およ
び乾燥を行い、 i) 段階h)で得た黒色酸化鉄顔料の焼成を酸素含有
ガスの存在下350から1000℃で行う、 ことを含む方法で生じさせた赤色酸化鉄顔料。
【0096】17. 第1項記載の赤色酸化鉄顔料を含
有する建築材料。
【0097】18. 建築材料を色付けする方法であっ
て、第1項記載の赤色酸化鉄顔料を該建築材料に添加す
ることを含む方法。
【0098】19. 第1項記載の赤色酸化鉄顔料を含
有する紙またはプラスチック材料。
【0099】20. 紙またはプラスチック材料を色付
けする方法であって、第1、15または16項記載の赤
色酸化鉄顔料を該紙またはプラスチック材料に添加する
ことを含む方法。
【0100】21. 第1項記載の赤色酸化鉄顔料を含
有する塗料またはラッカー。
【0101】22. 塗料またはラッカーを色付けする
方法であって、第1、15または16項記載の赤色酸化
鉄顔料を該塗料またはラッカーに添加することを含む方
法。
【0102】23. 第1項記載の赤色酸化鉄顔料を含
有する着色剤調合物。
【0103】24. 着色剤調合物の製造方法であっ
て、第1項記載の赤色酸化鉄顔料を該着色剤調合物に添
加することを含む方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリヒ・マイゼン ドイツ47829クレーフエルト・ブレスラウ アーシユトラーセ31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色酸化鉄顔料であって、 a) フルシェードで36.0から44.0 CIEL
    AB単位の明度L*、24から30 CIELAB単位
    のa*値および14から26 CIELAB単位のb*
    値を示し、 b) ブライトニングを用いた時に59から66 CI
    ELAB単位の明度L*、18から30 CIELAB
    単位のa*値および4から26 CIELAB単位のb
    *値を示し、そして c) 顔料を基準にしてMnを0.012から0.12
    重量%、Clを0.05から0.59重量%およびCr
    を40mg/kg未満の量で有する、 赤色酸化鉄顔料。
  2. 【請求項2】 赤色酸化鉄顔料の製造方法であって、 a) FeCl2が50−450g/l入っている酸性
    溶液にこの溶液のpHを3から5の範囲に調整するに充
    分な量のアルカリ成分を強力に混合し、 b) 段階a)で該アルカリ成分を添加する前か、後
    か、或は同時に、該FeCl2の溶液に任意に凝集助剤
    を添加してもよく、 c) 段階a)またはb)で任意に該溶液を酸化にさら
    してもよく、 d) 段階a)、b)またはc)で生じた固体を該溶液
    から分離し、 e) 段階d)で得た溶液を沈澱方法で生じさせたα−
    もしくはβ−FeOOH種晶懸濁液にこの種晶懸濁液に
    入っている酸化鉄水酸化物と未反応鉄化合物を基にした
    鉄全体モル量の4から8倍に相当する量で加え、 f) e)で生じた懸濁液を徹底的に混合しながら30
    から95℃に加熱し、 g) 段階f)で生じた液にアルカリ成分をpHが0.
    01から0.4pH単位/時の速度で上昇するに充分な
    量で添加することでpHを3.0から5.0の最終pH
    にまで上昇させると同時に酸化剤を鉄が1時間当たり
    0.5から10モル%酸化されるに充分な量で加えるこ
    とで酸化を行い、 h) 段階g)の後、任意に、pHを3.0から5.0
    の範囲で一定に保持しながら酸化を継続してもよく、 i) 段階g)またはh)で得た懸濁液のFe(II)
    含有量が1モル%未満になった時点で酸化を止め、 j) 段階i)で得た黄色酸化鉄顔料の分離、洗浄、乾
    燥および粉砕を行い、そして k) 該黄色酸化鉄顔料の焼成を酸素含有ガスの存在下
    350から1000℃で行う、 ことを含む方法。
  3. 【請求項3】 段階f)における温度を55から75℃
    にする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 赤色酸化鉄顔料の製造方法であって、 a) FeCl2が50−450g/l入っている酸性
    溶液にこの溶液のpHを3から5の範囲に調整するに充
    分な量のアルカリ成分を強力に混合し、 b) 段階a)で該アルカリ成分を添加する前か、後
    か、或は同時に、該FeCl2の溶液に任意に凝集助剤
    を添加してもよく、 c) 段階a)またはb)で任意に該溶液を酸化にさら
    してもよく、 d) 段階a)、b)またはc)で生じた固体を該溶液
    から分離し、 e) 段階d)で得た溶液を、アルカリとして反応する
    沈澱剤が入っている溶液に、沈澱剤に対する鉄(II)
    の当量比が0.5から0.65になるような量で、50
    から95℃の温度で加え、 f) 段階e)で生じた液に酸化剤を添加することで酸
    化を行い、 g) 段階f)で得た懸濁液のFe(II)含有量が1
    モル%未満になった時点で酸化を止め、そして h) 段階g)で得た黒色酸化鉄顔料の分離、洗浄およ
    び乾燥を行い、 i) 段階h)で得た黒色酸化鉄顔料の焼成を酸素含有
    ガスの存在下350から1000℃で行う、 ことを含む方法。
  5. 【請求項5】 段階e)における比率を0.5から0.
    58にする請求項4記載の方法。
JP10307791A 1997-10-20 1998-10-15 赤色酸化鉄顔料、赤色酸化鉄顔料の製造方法および上記顔料の使用 Pending JPH11228144A (ja)

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