JPH11227572A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JPH11227572A
JPH11227572A JP10278598A JP27859898A JPH11227572A JP H11227572 A JPH11227572 A JP H11227572A JP 10278598 A JP10278598 A JP 10278598A JP 27859898 A JP27859898 A JP 27859898A JP H11227572 A JPH11227572 A JP H11227572A
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wiper device
locking
arm
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Tetsuya Nakatsuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4接リンク式ワイパアームのリンク機構部分
に異物が挟み込まれることを防止できると共にその機能
を厳しい条件化においても維持でき、かつこれを簡単な
構造で低コストにより実現できる車両用ワイパ装置を得
る。 【解決手段】 車両用ワイパ10は、アームヘッド24
にメインレバー及びサブレバーが連結された4接リンク
式とされている。アームヘッド24には、係止片52及
び係止凹部54によってリンクカバー40が取り付けら
れており、リンク機構部分を被覆している。さらに、係
止片52と周囲壁48との間にはスペーサストッパ60
が密着状態で装着されている。これにより、係止片52
と周囲壁48はスペーサストッパ60を介して一体化さ
れ、係止片52が係止凹部54から離脱する方向に撓む
ことが阻止され、その係合が解除されることがない。し
たがって、リンクカバー40が不要にアームヘッド24
から外れることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のウインドシ
ールドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパ装置は、ワイパアームとこのワイパ
アームに保持されたワイパブレードとによって構成され
ている。
【0003】ワイパアームは、アームヘッドの一端部が
ピボット軸に固定されており、アームヘッドの他端部に
はリテーナが所定角度回動可能に支軸を介して連結され
ている。これらアームヘッドとリテーナとの間にはスプ
リングが取り付けられており、常にリテーナをウインド
シールドガラス等の払拭面の方向へ付勢している。リテ
ーナの先端部には、アームピースが固着されている。ア
ームピースの先端部は略U字状に屈曲されて保持部とな
っており、ワイパブレードを連結保持している。一方、
ワイパブレードは、払拭面に接触して払拭するブレード
ラバーと、このブレードラバーを保持する複数の保持レ
バーとによって構成されている。
【0004】この車両用ワイパ装置の作動時には、ワイ
パアーム及びワイパブレードが往復回動することによ
り、ブレードラバーがウインドシールドガラス面に密着
しながら移動して雨滴を払拭する。
【0005】ところで、このような車両用ワイパ装置で
は、ウインドシールドガラス面の全域において出来るだ
け拭き残しの領域が生じないように(払拭範囲が拡大す
るように)、伸縮式ワイパアームを備えた広範囲払拭型
のものが提案されており、さらに、この広範囲払拭型の
ワイパ装置のうち、特に4節リンク式ワイパアームと称
されるワイパアームを備えたワイパ装置が知られている
(一例として、特開昭61−181745号公報)。
【0006】この種の4節リンク式とされるワイパアー
ムを備えた車両用ワイパ装置では、一対のメインレバー
及びサブレバーを備えている。メインレバーはピボット
軸に連結固定されており、また、サブレバーは、ピボッ
ト軸から所定距離離間した位置に設けられた支軸に回動
可能に支持されている。さらに、これらのメインレバー
及びサブレバーは、互いに並列状態で配置されると共
に、それぞれの先端部にアームヘッドが回転可能に連結
された構成となっている。
【0007】ピボット軸と共にメインレバーが回動する
と、サブレバーが連結されたアームヘッドがピボット軸
から相対的に接離しながら回動し、結果的にワイパアー
ムの全長が伸縮する。これにより、所定の払拭位置では
ワイパアームの全長が見掛け上伸長して、その払拭範囲
が拡大する。したがって、例えば、縦寸法が比較的長く
設定されたウインドシールドガラス面を払拭する場合
に、一般的なワイパアームを備えたワイパ装置(ピボッ
ト軸に直接アームヘッドが固定され、ワイパアーム及び
ワイパブレードが単にこのピボット軸を中心に往復円弧
回転するもの)に比べると、ウインドシールドガラス面
の全域において拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0008】ところで、この種の4節リンク式とされる
ワイパアームを備えた車両用ワイパ装置では、前述の如
く互いに並列状態で配置されて回動するメインレバー及
びサブレバーやこれらが連結されたアームヘッドは、全
体としてリンク機構を構成しているが、これらのリンク
機構の移動範囲に雪等が付着したり滞留すると、ワイパ
装置の円滑な作動を阻害する原因となるため、このよう
な雪の滞留を防止できる対策が必要である。また特に、
前記リンク機構の移動範囲に小枝等の異物が不用意に入
り込まないようにする必要もある。
【0009】この場合、前記各レバー等を全て車体のエ
ンジンフードによって被覆し、外部に露出しないように
構成することが考えられるが、メインレバー及びサブレ
バーやこれらが連結されたアームヘッドは比較的広い範
囲で移動するため、エンジンフード内にその移動スペー
スを確保したりこれを全て覆い尽くすことは困難であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、メインレバーとサブレバー及びこれらが連結され
たアームヘッドによって4節リンク式とされるワイパア
ームの前記リンク機構部分に、雪等が滞留したり異物が
挟み込まれることを防止できると共にその機能を厳しい
降雪時等の条件下においても維持することができ、かつ
これを簡単な構造で低コストにより実現できる車両用ワ
イパ装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の車
両用ワイパ装置は、車体に設けられた回動軸に連結され
常に前記回動軸と共に回動するメインレバーと、前記回
動軸から所定距離離間して車体に設けられた支軸に回動
可能に支持されたサブレバーと、前記メインレバーの先
端部及び前記サブレバーの先端部がそれぞれ回転可能に
連結されるアームヘッドと、を有して4節リンクが形成
され、前記アームヘッドに連結されると共に先端にワイ
パブレードが連結されるワイパアームを備えた車両用ワ
イパ装置において、前記アームヘッドに取り付けられる
装着部と、前記装着部から前記メインレバー及びサブレ
バーの直上へ向けて延出され前記メインレバー及びサブ
レバーを被覆する被覆部と、を有するリンクカバーを備
え、前記装着部には、前記アームヘッドに弾性係合する
複数の係止片が非対向状態で設けられた、ことを特徴と
している。
【0012】請求項1記載の車両用ワイパ装置では、メ
インレバーは回動軸に連結固定されており、また、サブ
レバーは、回動軸から所定距離離間して設けられた支軸
に回動可能に支持されている。さらに、これらのメイン
レバー及びサブレバーは、互いに並列状態で配置される
と共に、それぞれの先端部にアームヘッドが回転可能に
連結された構成となっている。
【0013】回動軸と共にメインレバーが回動すると、
サブレバーが連結されたアームヘッドが回動軸から相対
的に接離しながら回動し、結果的にワイパアームの全長
が伸縮する。これにより、所定の払拭位置ではワイパア
ームの全長が見掛け上伸長して、その払拭範囲が拡大す
る。したがって、一般的なワイパアームを備えたワイパ
装置に比べると、ウインドシールドガラス面の全域にお
いて拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0014】ここで、請求項1記載の車両用ワイパ装置
では、アームヘッドにリンクカバーが一体的に設けられ
ている。このリンクカバーは、その装着部がアームヘッ
ドに取り付けられ、この装着部からメインレバー及びサ
ブレバーの直上へ向けて延出された被覆部がメインレバ
ー及びサブレバーを被覆する。
【0015】このため、メインレバーとサブレバー及び
アームヘッドによって構成されるリンク機構の移動範囲
に雪等が付着したり滞留しようとしても、これがリンク
カバーによって防止される。したがって、リンク機構す
なわちワイパ装置の円滑な作動を阻害する原因となるこ
とがない。また、前記リンク機構の移動範囲に小枝等の
異物が不用意に入り込むことも防止できる。
【0016】また、リンクカバーは、装着部に複数の係
止片が非対向状態で設けられており、この係止片がアー
ムヘッドに弾性係合することで取り付けられる構成であ
るため、アームヘッドの長手方向に沿って少数の係止片
により安定した装着状態を得ることができる。
【0017】また、このようにリンクカバーはアームヘ
ッドに設けられた簡単な構成であるため低コストであ
り、エンジンフードのように固定的なカバーでなく、ア
ームヘッドに固定されて払拭動作と共に移動するので、
小型のカバーでリンク機構の移動範囲を被覆できる。
【0018】このように、請求項1記載の車両用ワイパ
装置では、メインレバーとサブレバー及びこれらが連結
されたアームヘッドによって4節リンク式とされるワイ
パアームの前記リンク機構部分に、雪等が滞留したり異
物が挟み込まれることを防止でき、かつこれを簡単な構
造で低コストにより実現できる。
【0019】請求項2に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ア
ームヘッドには、前記装着部に設けられた係止片が係合
する係止凹部が形成され、前記係止片が前記係止凹部に
係合して前記リンクカバーが前記アームヘッドに固定さ
れる、ことを特徴としている。
【0020】請求項2記載の車両用ワイパ装置では、装
着部に設けられた係止片がアームヘッドに形成された係
止凹部に係合することでリンクカバーをアームヘッドの
長手方向及び幅方向の移動を阻止した状態で取り付ける
ことができるため、構造が簡単で確実な組み付けがで
き、その組付け作業性も優れている。
【0021】請求項3に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1または請求項2記載の車両用ワイパ装置に
おいて、前記係止片は、前記装着部の一般周囲壁面から
内側へ離間した位置に前記一般周囲壁とは別個に独立し
て立設されたことを特徴としている。
【0022】請求項3記載の車両用ワイパ装置では、係
止片が、装着部の一般周囲壁面から内側へ離間した位置
に装着部の一般周囲壁とは別個に独立して立設されてい
るため、リンクカバー(装着部)を取り付ける際には、
係止片が容易に撓んでアームヘッドの係止凹部に係合す
る。したがって、リンクカバー(装着部)の組付け性が
向上する。
【0023】また一方、仮に、被覆部が氷等によって押
し上げられ装着部の一般周囲壁に偶力(装着部をアーム
ヘッドから外そうとする力)が作用しても、独立して立
設された係止片にはこの偶力が伝達し難い。したがっ
て、係止片が係止凹部から離脱し難く、装着部すなわち
リンクカバーがアームヘッドから外れ難くなる。
【0024】請求項4に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項2または請求項3記載の車両用ワイパ装置に
おいて、前記係止凹部は、前記アームヘッドの幅方向に
互いに対向せず千鳥状に複数設けられ、前記係止片は、
前記係止凹部に対応して千鳥状に前記装着部に設けられ
たことを特徴としている。
【0025】請求項4記載の車両用ワイパ装置では、ア
ームヘッドの係止凹部がアームヘッドの幅方向に互いに
対向せず千鳥状に複数設けられ、それに対応してリンク
カバーの係止片も千鳥状に装着部に設けられているの
で、これらの係止凹部及び係止片の必要肉厚寸法を確保
し易くなり、設計の自由度が向上する。
【0026】請求項5に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項2、請求項3、または請求項4記載の車両用
ワイパ装置において、前記係止片が前記係止凹部から離
脱する方向へ向けて撓むことを阻止するストッパ部材を
設けたことを特徴としている。
【0027】請求項5記載の車両用ワイパ装置では、リ
ンクカバーの装着部には、ストッパ部材が設けられてお
り、係止片がアームヘッドの係止凹部から離脱する方向
へ向けて撓むことが阻止されている。したがって、係止
片と係止凹部との係合が解除されることがなく、装着部
すなわちリンクカバーがアームヘッドから不要に外れる
ことがない。
【0028】請求項6に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項5記載の車両用ワイパ装置において、前記ス
トッパ部材は、前記係止片と前記装着部の一般周囲壁と
の間に装着されるスペーサストッパとされる、ことを特
徴としている。
【0029】請求項6記載の車両用ワイパ装置では、ス
トッパ部材としてのスペーサストッパが、係止片と装着
部の一般周囲壁との間に装着される。したがって、装着
部の一般周囲壁と、この一般周囲壁から離間した位置に
独立して立設された係止片との間のスペースが除去され
(一般周囲壁と係止片とがスペーサストッパを介して一
体化される)。これにより、係止片がアームヘッドの係
止凹部から離脱する方向へ向けて撓むことが阻止され、
係止片と係止凹部との係合が解除されることがなく、装
着部すなわちリンクカバーがアームヘッドから不要に外
れることがない。
【0030】請求項7に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項6記載の車両用ワイパ装置において、前記ス
ペーサストッパは、前記装着部の一般周囲壁に係合する
爪部が形成され、前記爪部が前記装着部の一般周囲壁に
係合することで前記装着部に固定される、ことを特徴と
している。
【0031】請求項7記載の車両用ワイパ装置では、ス
ペーサストッパに形成された爪部が装着部の一般周囲壁
に係合して、スペーサストッパが装着部に固定される。
したがって、リンクカバー(装着部)をアームヘッドに
取り付けた後に、容易にスペーサストッパを取り付ける
ことができ、さらに、スペーサストッパを取り付けた後
には不要にスペーサストッパが外れることがない。この
ため、リンクカバーの取付け固定状態を確実に維持でき
る。
【0032】請求項8に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項5記載の車両用ワイパ装置において、前記ス
トッパ部材は、前記係止片のうち前記被覆部の側に位置
する係止片と前記装着部の一般周囲壁との間、及び、前
記被覆部と反対側に位置する係止片と前記装着部の一般
周囲壁との間に、それぞれ密着状態で嵌入される一対の
嵌入部と、前記一対の嵌入部を連結する連結部と、から
成り全体として断面略コ字形に形成され、前記係止片を
前記アームヘッドと共に一体的に挟持する挟持ストッパ
とされる、ことを特徴としている。
【0033】請求項8記載の車両用ワイパ装置では、ス
トッパ部材としての挟持ストッパは、一対の嵌入部とこ
の嵌入部を連結する連結部とから成っており、全体とし
て断面略コ字形に形成されている。この一対の嵌入部
が、係止片と装着部の一般周囲壁との間にそれぞれ嵌入
され、係止片をアームヘッドと共に一体的に挟持してい
る。
【0034】したがって、係止片はアームヘッドの係止
凹部に係合状態のままで強制的に保持され、係止片と係
止凹部との係合が解除されることがなく、装着部すなわ
ちリンクカバーがアームヘッドから不要に外れることが
ない。
【0035】請求項9に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項8記載の車両用ワイパ装置において、前記挟
持ストッパは、前記アームヘッドに係合する爪突起が前
記連結部に形成され、前記爪突起が前記アームヘッドに
係合することで前記アームヘッドに固定される、ことを
特徴としている。
【0036】請求項9記載の車両用ワイパ装置では、挟
持ストッパに形成された爪突起がアームヘッドに係合し
て、挟持ストッパが固定される。したがって、リンクカ
バー(装着部)をアームヘッドに取り付けた後に、容易
に挟持ストッパを取り付けることができ、さらに、挟持
ストッパを取り付けた後には不要に挟持ストッパが外れ
ることがない。このため、リンクカバーの取付け固定状
態を確実に維持できる。
【0037】
【発明の実施の形態】図3には本発明の第1の実施の形
態に係る車両用ワイパ装置10の全体構成が平面図にて
示されており、図4にはこのワイパ装置10が車両に適
用された状態が車両正面図にて示されている。
【0038】このワイパ装置10は、ワイパアーム12
とこのワイパアーム12に保持されたワイパブレード3
6とによって構成されている。
【0039】ワイパアーム12は、メインレバー14及
びサブレバー16を備えている。メインレバー14は、
その一端部が、車体に設けられた回動軸としてのピボッ
ト軸18に固定されており、常にピボット軸18と共に
回動する。また、サブレバー16は、ピボット軸18か
ら所定距離離間した位置に設けられた支軸20に回動可
能に支持され、このピボット軸18と支軸20との間の
車体またはフレームが不動リンクを形成している。さら
に、これらのメインレバー14及びサブレバー16は、
互いに並列状態で配置されると共に、メインレバー14
の先端部には、連結軸22によってアームヘッド24が
回転可能に連結されており、また、サブレバー16の先
端部には、連結軸26によってアームヘッド24が回転
可能に連結された構成となっている。
【0040】アームヘッド24の他端部には、ワイパア
ーム12を構成するリテーナ28がウインドシールドガ
ラスGに接近及び離間する方向に所定角度回動可能に支
軸30を介して連結されている。さらに、リテーナ28
とアームヘッド24との間には、スプリング(図示省
略)が掛け渡されており、常にリテーナ28をウインド
シールドガラスGの払拭面の方向へ付勢している。ま
た、リテーナ28の先端部には、リテーナ28と共にワ
イパアーム12を構成するアームピース32が固着され
ている。アームピース32の先端部は略U字状に屈曲さ
れて保持部34となっており、ワイパブレード36を図
示しないクリップ部材を介して連結保持している。
【0041】以上の如く、ワイパ装置10は、4節リン
ク式とされたワイパアーム12を備えており、ピボット
軸18と共にメインレバー14が回動すると、メインレ
バー14の回動動作に従動してアームヘッド24の動作
を規制するサブレバー16によって、アームヘッド24
がピボット軸18から相対的に接離しながら回動し、結
果的にワイパアーム12の全長が伸縮する(アームヘッ
ド24の支持位置が変位してその全長が見掛け上伸縮す
る)構成である。
【0042】またさらに、アームヘッド24には、リン
クカバー40が取り付けられている。
【0043】ここで、図1にはこのリンクカバー40及
びアームヘッド24の構成が斜視図にて示されており、
図2にはリンクカバー40及びアームヘッド24の構成
が断面図にて示されている。なお、前記図1及び図2に
おいては、図3の状態を上「天」としたとき上下(天
地)を逆にして示してある。
【0044】リンクカバー40は、樹脂製で全体として
略扇形に形成されており、装着部42と被覆部44とに
よって構成されている。装着部42は、アームヘッド2
4に対応して、互いに対向し合う一対の周囲壁46及び
周囲壁48と、これらの周囲壁46と周囲壁48の上端
部間に連続する上壁50とによって、一側が開口する断
面コ字状に形成されている。また、装着部42には、複
数の係止片52が形成されている。これらの係止片52
は、周囲壁46及び周囲壁48から所定距離内側へ離間
した位置に周囲壁46、48とは別個に独立して立設さ
れており、アームヘッド24に形成された係止凹部54
に係合する構成である。またここで、アームヘッド24
の係止凹部54は、アームヘッド24の幅方向に互いに
対向せず千鳥状に複数設けられ、それに対応してリンク
カバー40の係止片52も千鳥状に装着部42に設けら
れている。
【0045】これらの係止片52が係止凹部54に係合
することにより、リンクカバー40(装着部42)がア
ームヘッド24の長手方向及び幅方向の移動を阻止され
た状態でアームヘッド24に固定される構成である。
【0046】一方、被覆部44は、装着部42(周囲壁
48)から連続して扇状に延出されており、周囲壁48
に連続する周囲壁56と、上壁50に連続する上壁58
とによって構成されている。
【0047】以上の構成のリンクカバー40は、装着部
42がアームヘッド24に対し上方から被せられて取り
付けられ、被覆部44が前述したメインレバー14及び
サブレバー16の直上へ向けて延出された配置状態(メ
インレバー14及びサブレバー16に対し車体外側に位
置した状態)となっており、メインレバー14及びサブ
レバー16等から成るリンク機構部分を被覆している。
【0048】さらにここで、このリンクカバー40(被
覆部44)は、メインレバー14及びサブレバー16の
移動範囲のうち車体のエンジンフードF(図4参照)に
よって被覆されない非被覆範囲を少なくとも被覆するよ
うに、その寸法や形状が設定されている。したがって、
アームヘッド24にリンクカバー40が取り付けられた
状態では、メインレバー14及びサブレバー16等から
成るリンク機構部分は外部には露出しないように構成さ
れている。
【0049】また、以上の構成のリンクカバー40(ア
ームヘッド24)には、ストッパ部材としてのスペーサ
ストッパ60が装着されている。スペーサストッパ60
は全体として薄肉板状に形成されており、前述した複数
の係止片52のうち周囲壁48(被覆部44)の側に位
置する係止片52と周囲壁48との間に密着状態で装着
されている。
【0050】さらに、スペーサストッパ60の一方(周
囲壁48の側))の側面には、爪部62が突出形成され
ており、周囲壁48に形成された係止孔64に嵌入可能
である。すなわち、爪部62が係止孔64に嵌入するこ
とで、スペーサストッパ60がリンクカバー40の装着
部42に一体的に固定される構成である。
【0051】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0052】上記構成のワイパアーム12が用いられた
車両用ワイパ装置10では、ピボット軸18の回動に伴
ってワイパアーム12及びワイパブレード36が往復回
動することにより、ウインドシールドガラス面の雨滴等
を払拭する。
【0053】この場合、ピボット軸18と共にメインレ
バー14が回動すると、サブレバー16が連結されたア
ームヘッド24がピボット軸18から相対的に接離しな
がら回動し、結果的にワイパアーム12の全長が伸縮す
る(アームヘッド24の支持位置が変位してその全長が
見掛け上伸縮する)。これにより、所定の払拭位置では
ワイパアーム12の全長が見掛け上伸長して、その払拭
範囲が拡大する。したがって、一般的なワイパアームを
備えたワイパ装置に比べると、ウインドシールドガラス
面の全域において拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0054】またここで、このワイパ装置10では、ア
ームヘッド24にリンクカバー40が一体的に設けられ
ている。このリンクカバー40の被覆部44は、メイン
レバー14及びサブレバー16に対し車体外側に位置し
ており、メインレバー14及びサブレバー16等から成
るリンク機構部分の移動範囲のうち、車体のエンジンフ
ードFによって被覆されない非被覆範囲を少なくとも被
覆している。
【0055】このため、メインレバー14とサブレバー
16及びアームヘッド24によって構成されるリンク機
構部分の移動範囲に雪等が付着したり滞留しようとして
も、これがリンクカバー40によって防止される。した
がって、リンク機構すなわちワイパ装置10の円滑な作
動を阻害する原因となることがない。また特に、前記リ
ンク機構の移動範囲に小枝等の異物が不用意に入り込む
ことも防止できる。
【0056】また、リンクカバー40は、装着部42に
形成された係止片52が、アームヘッド24に形成され
た係止凹部54に係合することにより、アームヘッド2
4の長手方向及び幅方向の移動を阻止された状態でアー
ムヘッド24に固定された構成であるため、簡単な操作
でリンクカバー40を取り付けることができ、組付け作
業性が向上する。さらにこの場合、係止片52は、装着
部42の周囲壁46及び周囲壁48から所定距離内側へ
離間した位置にこれらの周囲壁46、48とは別個に独
立して立設されているため、リンクカバー40(装着部
42)を取り付ける際には、係止片52が容易に撓んで
アームヘッド24の係止凹部54に係合する。したがっ
て、これによってもリンクカバー40(装着部42)の
組付け性が一層向上する。
【0057】また、アームヘッド24に形成された係止
凹部54がアームヘッド24の幅方向に互いに対向せず
千鳥状に複数設けられ、それに対応してリンクカバー4
0(装着部42)に形成された係止片52も千鳥状に設
けられているため、これらの係止凹部54及び係止片5
2の必要肉厚寸法を確保し易くなり、設計の自由度が向
上する。さらにこのため、アームヘッド24の長手方向
に沿って少数の係止片52によりリンクカバー40の安
定した装着状態を得ることができる。
【0058】またここで、このワイパ装置10では、ア
ームヘッド24に取り付けられたリンクカバー40に
は、装着部42にスペーサストッパ60が装着されてお
り、係止片52がアームヘッド24の係止凹部54から
離脱する方向へ向けて撓むことが阻止されている。
【0059】すなわち、リンクカバー40の装着部42
においては、周囲壁48(被覆部44)の側に位置する
係止片52と周囲壁48との間にスペーサストッパ60
が密着状態で装着されている。したがって、周囲壁48
とこの周囲壁48から離間した位置に独立して立設され
た係止片52との間のスペースが除去されている(周囲
壁48と係止片52とがスペーサストッパ60を介して
一体化されている)。これにより、係止片52がアーム
ヘッド24の係止凹部54から離脱する方向へ向けて撓
むことが阻止され、係止片52と係止凹部54との係合
が解除されることがなく、装着部42すなわちリンクカ
バー40がアームヘッド24から不要に外れることがな
い。
【0060】さらに、このスペーサストッパ60は、側
面に形成された爪部62が周囲壁48に形成された係止
孔64に嵌入することで、リンクカバー40の装着部4
2に一体的に固定(抜け止め)されているため、このス
ペーサストッパ60自体が不要に外れることがない。こ
のため、リンクカバー40の取付け固定状態を確実に維
持できる。
【0061】このように、第1の実施の形態に係るワイ
パ装置10では、メインレバー14とサブレバー16及
びこれらが連結されたアームヘッド24によって4節リ
ンク式とされるワイパアーム12の前記リンク機構部分
に、雪等が滞留したり異物が挟み込まれることを防止で
きと共に、その機能を厳しい降雪時等の条件下において
も維持することができる。さらに、構造が簡単であるた
め低コストであり、また、前記リンク機構部分を全て車
体のエンジンフードFによって被覆する必要がないた
め、例えば小型の車両であっても適用可能である。
【0062】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。
【0063】なお、前記第1の実施の形態と基本的に同
一の部品には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与
してその説明を省略する。
【0064】図5には本発明の第2の実施の形態に係る
車両用ワイパ装置70のアームヘッド24及びリンクカ
バー40周辺部分の構成が斜視図にて示されており、図
6には当該部分の構成が断面図にて示されている。
【0065】このワイパ装置70では、アームヘッド2
4及びリンクカバー40等の構成は前記第1の実施の形
態と同じであるが、スペーサストッパ60に代えて、ス
トッパ部材としての挟持ストッパ72がリンクカバー4
0(アームヘッド24)に装着されている。
【0066】挟持ストッパ72は、薄肉板材を屈曲する
ことにより、一対の嵌入部74、76とこれらの嵌入部
74、76を連結する連結部78とから構成されてお
り、全体として断面略コ字形に形成されている。一方の
嵌入部76が、前述した複数の係止片52のうち周囲壁
48(被覆部44)の側に位置する係止片52と周囲壁
48との間に密着状態で装着され、かつ、他方の嵌入部
74が、周囲壁46の側(被覆部44と反対側)に位置
する係止片52と周囲壁46との間に密着状態で装着さ
れている。したがって、この挟持ストッパ72は、アー
ムヘッド24の両側に位置する各係止片52を、アーム
ヘッド24と共に一体的に挟持するように構成されてい
る。
【0067】さらに、挟持ストッパ72の連結部78に
は、爪突起80が突出形成されており、アームヘッド2
4に形成された係止孔82に嵌入可能である。すなわ
ち、爪突起80が係止孔82に嵌入することで、挟持ス
トッパ72がアームヘッド24に一体的に固定される構
成である。
【0068】次に本第2の実施の形態の作用を説明す
る。
【0069】上記構成の車両用ワイパ装置70において
も、ピボット軸18と共にメインレバー14が回動する
と、サブレバー16が連結されたアームヘッド24がピ
ボット軸18から相対的に接離しながら回動し、結果的
にワイパアーム12の全長が伸縮する(アームヘッド2
4の支持位置が変位してその全長が見掛け上伸縮す
る)。これにより、所定の払拭位置ではワイパアーム1
2の全長が見掛け上伸長して、その払拭範囲が拡大す
る。したがって、一般的なワイパアームを備えたワイパ
装置に比べると、ウインドシールドガラス面の全域にお
いて拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0070】またここで、このワイパ装置70では、ア
ームヘッド24にリンクカバー40が一体的に設けられ
ている。このリンクカバー40の被覆部44は、メイン
レバー14及びサブレバー16に対し車体外側に位置し
ており、メインレバー14及びサブレバー16等から成
るリンク機構部分の移動範囲のうち、車体のエンジンフ
ードFによって被覆されない非被覆範囲を少なくとも被
覆している。
【0071】このため、メインレバー14とサブレバー
16及びアームヘッド24によって構成されるリンク機
構部分の移動範囲に雪等が付着したり滞留しようとして
も、これがリンクカバー40によって防止される。した
がって、リンク機構すなわちワイパ装置70の円滑な作
動を阻害する原因となることがない。また特に、前記リ
ンク機構の移動範囲に小枝等の異物が不用意に入り込む
ことも防止できる。
【0072】また、リンクカバー40は、装着部42に
形成された係止片52が、アームヘッド24に形成され
た係止凹部54に係合することにより、アームヘッド2
4の長手方向及び幅方向の移動を阻止された状態でアー
ムヘッド24に固定された構成であり、さらに、係止片
52は、装着部42の周囲壁46及び周囲壁48から所
定距離内側へ離間した位置にこれらの周囲壁46、48
とは別個に独立して立設されているため、リンクカバー
40(装着部42)を取り付ける際には、係止片52が
容易に撓んでアームヘッド24の係止凹部54に係合す
る。したがって、リンクカバー40(装着部42)の組
付け性が向上する。
【0073】また、アームヘッド24に形成された係止
凹部54がアームヘッド24の幅方向に互いに対向せず
千鳥状に複数設けられ、それに対応してリンクカバー4
0(装着部42)に形成された係止片52も千鳥状に設
けられているため、これらの係止凹部54及び係止片5
2の必要肉厚寸法を確保し易くなり、設計の自由度が向
上する。さらにこのため、アームヘッド24の長手方向
に沿って少数の係止片52によりリンクカバー40の安
定した装着状態を得ることができる。
【0074】またここで、このワイパ装置70では、ア
ームヘッド24に取り付けられたリンクカバー40に
は、装着部42に挟持ストッパ72が装着されており、
係止片52がアームヘッド24の係止凹部54から離脱
する方向へ向けて撓むことが阻止されている。
【0075】すなわち、リンクカバー40の装着部42
においては、挟持ストッパ72が、アームヘッド24の
両側に位置する各係止片52をアームヘッド24と共に
一体的に挟持して固定されている。したがって、アーム
ヘッド24の両側に位置する各係止片52は、アームヘ
ッド24の係止凹部54に係合状態のままで強制的に保
持され、係止片52がアームヘッド24の係止凹部54
から離脱する方向へ向けて撓むことが阻止される。この
ため、各係止片52と係止凹部54との係合が解除され
ることがなく、装着部42すなわちリンクカバー40が
アームヘッド24から不要に外れることがない。
【0076】さらに、この挟持ストッパ72は、連結部
78に形成された爪突起80がアームヘッド24に形成
された係止孔82に嵌入することで、嵌入部74、76
が係止片52と周囲壁46、48との間に装着された状
態でアームヘッド24に一体的に固定(抜け止め)され
るため、この挟持ストッパ72自体が不要に外れること
がない。このため、リンクカバー40の取付け固定状態
を確実に維持できる。
【0077】このように、第2の実施の形態に係るワイ
パ装置70では、メインレバー14とサブレバー16及
びこれらが連結されたアームヘッド24によって4節リ
ンク式とされるワイパアーム12の前記リンク機構部分
に、雪等が滞留したり異物が挟み込まれることを防止で
きと共に、その機能を厳しい降雪時等の条件下において
も維持することができ、さらに、構造が簡単であるため
低コストになる。
【0078】なお、前記各実施の形態においては、リン
クカバー40の装着部42に形成された係止片52が、
アームヘッド24に形成された係止凹部54に係合する
ことにより、リンクカバー40(装着部42)がアーム
ヘッド24に固定される構成としたが、これに限らず、
他の固定手段を併用しても何ら差し支えない。
【0079】例えば、図7に示す如く、リンクカバー4
0の装着部42(上壁50)に爪突起84を形成し、こ
の爪突起84をアームヘッド24に形成された係止孔8
6に嵌入することで、アームヘッド24に一体的に固定
(抜け止め)する構成としてもよい。この場合には、リ
ンクカバー40の取付け固定状態を一層確実に維持する
ことができる。
【0080】また、前記各実施の形態においては、リン
クカバー40の装着部42に形成された係止片52(ア
ームヘッド24に形成された係止凹部54)が、アーム
ヘッド24の幅方向に互いに対向せず千鳥状に設けられ
た構成としたが、これら係止片52や係止凹部54のそ
れぞれ配置状態は千鳥状に限るものではなく、アームヘ
ッド24の幅方向両側に互いに非対向状態で設ければよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとリンクカバー及び周辺部品の構成を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとリンクカバー及び周辺部品の構成を示す
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
全体構成を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
が車両に適用された状態を示す正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとリンクカバー及び周辺部品の構成を示す
斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るワイパ装置の
アームヘッドとリンクカバー及び周辺部品の構成を示す
断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のアーム
ヘッドとリンクカバーの他の固定手段を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 12 ワイパアーム 14 メインレバー 16 サブレバー 18 ピボット軸(回動軸) 20 支軸 24 アームヘッド 36 ワイパブレード 40 リンクカバー 42 装着部 44 被覆部 52 係止片 54 係止凹部 60 スペーサストッパ(ストッパ部材) 62 爪部 64 係止孔 70 ワイパ装置 72 挟持ストッパ(ストッパ部材) 74 嵌入部 76 嵌入部 78 連結部 80 爪突起 82 係止孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けられた回動軸に連結され常に
    前記回動軸と共に回動するメインレバーと、前記回動軸
    から所定距離離間して車体に設けられた支軸に回動可能
    に支持されたサブレバーと、前記メインレバーの先端部
    及び前記サブレバーの先端部がそれぞれ回転可能に連結
    されるアームヘッドと、を有して4節リンクが形成さ
    れ、前記アームヘッドに連結されると共に先端にワイパ
    ブレードが連結されるワイパアームを備えた車両用ワイ
    パ装置において、 前記アームヘッドに取り付けられる装着部と、前記装着
    部から前記メインレバー及びサブレバーの直上へ向けて
    延出され前記メインレバー及びサブレバーを被覆する被
    覆部と、を有するリンクカバーを備え、 前記装着部には、前記アームヘッドに弾性係合する複数
    の係止片が非対向状態で設けられた、 ことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記アームヘッドには、前記装着部に設
    けられた係止片が係合する係止凹部が形成され、前記係
    止片が前記係止凹部に係合して前記リンクカバーが前記
    アームヘッドに固定される、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記係止片は、前記装着部の一般周囲壁
    面から内側へ離間した位置に前記一般周囲壁とは別個に
    独立して立設されたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の車両用ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 前記係止凹部は、前記アームヘッドの幅
    方向に互いに対向せず千鳥状に複数設けられ、前記係止
    片は、前記係止凹部に対応して千鳥状に前記装着部に設
    けられたことを特徴とする請求項2または請求項3記載
    の車両用ワイパ装置。
  5. 【請求項5】 前記係止片が前記係止凹部から離脱する
    方向へ向けて撓むことを阻止するストッパ部材を設けた
    ことを特徴とする請求項2、請求項3、または請求項4
    記載の車両用ワイパ装置。
  6. 【請求項6】 前記ストッパ部材は、 前記係止片と前記装着部の一般周囲壁との間に装着され
    るスペーサストッパとされる、 ことを特徴とする請求項5記載の車両用ワイパ装置。
  7. 【請求項7】 前記スペーサストッパは、前記装着部の
    一般周囲壁に係合する爪部が形成され、前記爪部が前記
    装着部の一般周囲壁に係合することで前記装着部に固定
    される、ことを特徴とする請求項6記載の車両用ワイパ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ストッパ部材は、 前記係止片のうち前記被覆部の側に位置する係止片と前
    記装着部の一般周囲壁との間、及び、前記被覆部と反対
    側に位置する係止片と前記装着部の一般周囲壁との間
    に、それぞれ密着状態で嵌入される一対の嵌入部と、前
    記一対の嵌入部を連結する連結部と、から成り全体とし
    て断面略コ字形に形成され、前記係止片を前記アームヘ
    ッドと共に一体的に挟持する挟持ストッパとされる、こ
    とを特徴とする請求項5記載の車両用ワイパ装置。
  9. 【請求項9】 前記挟持ストッパは、前記アームヘッド
    に係合する爪突起が前記連結部に形成され、前記爪突起
    が前記アームヘッドに係合することで前記アームヘッド
    に固定される、ことを特徴とする請求項8記載の車両用
    ワイパ装置。
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