JP4635714B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、車両のウインドシールドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置に係り、さらに詳しくは4リンク式等のリンク機構部分にカバーが取付けられた車両用ワイパ装置に関する。
4リンク式ワイパのリンク機構に設けられるリンクカバーの一例が特許文献1に示されている。
この車両用ワイパ装置は、アームヘッド(ワイパアーム)にメインレバー及びサブレバーが連結された4接リンク式(4リンク式)とされている。リンク機構には外部からの接触防止用としてリンクカバーが取付けられている。
特開平11−227572号公報
しかしながら、このような車両用ワイパ装置では、降雪時にワイパの繰返し作動により固められた雪塊が、リンクカバーと干渉する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮し、リンク式ワイパにおいて、雪等の異物がリンクカバーと干渉しても、リンクカバーの適切な配置に影響を与えない車両用ワイパ装置を提供することが目的である。
本発明の請求項1に係る車両用ワイパ装置は、ワイパブレードを先端部で保持して往復移動するワイパアームと、車両に設けられた回動軸に基端部が連結されて回動可能とされると共に先端部が前記ワイパアームの基端部へ連結軸によって回転可能に軸支されたメインレバーと、車両において前記回動軸から車両幅方向に所定距離をおいた位置に設けられた支軸に基端部が回転可能に軸支されると共に先端部が前記ワイパアームの長手方向中間部へ連結軸によって回転可能に軸支されたサブレバーと、前記回動軸及び前記支軸を支持する車両部分と、前記ワイパアームの一部であって前記メインレバーの先端部と前記サブレバーの先端部とを繋ぐ部分と、を備えて前記ワイパアームを往復駆動するリンク機構と、前記リンク機構における前記ワイパアームの一部、前記メインレバーの前記ワイパアーム側の部分及び前記サブレバーの前記ワイパアーム側の部分の上方を被覆すると共に、前記ワイパアームの長手方向中間部であって前記リンク機構に連続する部分の上方を被覆するリンクカバーと、前記リンクカバーと前記リンク機構における前記ワイパアームの一部を連結し、前記リンクカバーを前記リンク機構側へ付勢する第1の付勢手段と、前記リンクカバーと、前記ワイパアームの長手方向中間部であって前記リンク機構に連続する部分と、を連結し、前記リンクカバーを前記ワイパアーム側へ付勢する第2の付勢手段と、を備え、さらに、前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段は、前記リンクカバーが外力によって前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段の付勢力に対抗して前記リンク機構から離間するのを、弾性変形しながら許容することを特徴とする。
上記構成によれば、リンク機構がワイパアームを往復駆動することで、ワイパアームは往復移動する。ワイパアームの先端に保持されているワイパブレードは、ワイパアームと共に往復移動することにより、ウインドシールドガラスの雨や雪等を払拭する。
リンクカバーが、第1の付勢手段によってリンク機構側へ付勢されると共に第2の付勢手段によってワイパアーム側へ付勢され、かつ、当該リンクカバーがリンク機構におけるワイパアームの一部、メインレバーのワイパアーム側の部分及びサブレバーのワイパアーム側の部分の上方を被覆するので、降雪時にワイパ装置を停止させているときは、リンク機構に雪が溜まらない。一方、ワイパ装置を作動させると、リンクカバーは、ワイパアームと共に往復移動し、リンク機構周辺に溜まった雪が、リンクカバーを車両から離れる方向に押し上げることがある。しかしながら、本発明では、リンクカバーが外力によって第1の付勢手段及び第2の付勢手段の付勢力に対抗してリンク機構から離間するのを、第1の付勢手段及び第2の付勢手段が弾性変形しながら許容するので、リンクカバーは適切位置に維持され円滑なワイパ動作が確保される。また、リンク機構から離間したリンクカバーは、リンク機構周辺に溜まった雪が取り除かれると、第1の付勢手段及び第2の付勢手段の付勢力によってリンク機構側の原位置へ戻る。
本発明の請求項2に係る車両用ワイパ装置は、請求項1記載において、前記ワイパアームは、長手直角方向の断面形状が車両下方側に開放されたコ字形状とされて、長尺状のベースプレートと、前記ベースプレートの長手直角方向の両縁部から曲げられた補強フランジと、を含んで構成され、前記リンクカバーは、前記ベースプレートの上方を被覆する天板と、前記天板から延設されて前記補強フランジに対向配置される側板と、前記側板から前記補強フランジ側へ延設されたリブ板と、を含んで構成されており、前記リブ板の先端と前記補強フランジとを相対するように配置することで前記ワイパアームの長手直角方向における前記ワイパアームと前記リンクカバーとの相対移動を所定範囲内に制限することを特徴とする。
上記構成によれば、ワイパアームにおけるリブ板の先端とリンクカバーにおける補強フランジとが相対するように配置されるので、ワイパアームの長手直角方向におけるワイパアームとリンクカバーとの相対移動が所定範囲内に制限される。
本発明の請求項3に係る車両用ワイパ装置は、請求項1又は2記載において、前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段として、一端が前記リンクカバーに、他端が前記ワイパアームに取付けられる引張コイルばねが設けられることを特徴とする
上記構成によれば、引張コイルばねが伸びてリンクカバーがリンク機構から離間することで、円滑なワイパ動作が確保される。
本発明の請求項4に係る車両用ワイパ装置は、請求項1又は2記載において、前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段として、一端が前記リンクカバーに取付けられ、他端が前記ワイパアームに止められる板ばねが設けられることを特徴とする
上記構成によれば、引張コイルばねに比べて形状安定性がよい板ばねが伸びてリンクカバーがリンク機構から離間することで、円滑なワイパ動作が確保される。
請求項1記載の本発明の車両用ワイパ装置は、リンク式ワイパにおいて、リンクカバーが異物と干渉してもリンクカバーがリンク機構より離隔するため、円滑なワイパ動作が確保される。
請求項2記載の本発明の車両用ワイパ装置は、ワイパアームの長手直角方向におけるワイパアームとリンクカバーとの相対移動を所定範囲内に制限することができる。
請求項3記載の本発明の車両用ワイパ装置は、引張コイルばねが伸びて、リンクカバーがリンク機構より離隔することができる。
請求項4記載の本発明の車両用ワイパ装置は、板ばねが伸びて、リンクカバーがリンク機構より離隔することができる。
本発明の車両用ワイパ装置の第1実施形態を図1〜5に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方向を、矢印UPは車両上方向を、矢印INは車両内側方向を示す。
図4は、本第1実施形態が適用された車両10のウインドシールドガラス12と、フロントエンジンフード14の後方部と、その間に配置されるカウルルーバー16とが示されている。また、ウインドシールドガラス12の下部上面には、ワイパ18、20が配置され、ワイパ18の基端部は、車両幅方向外側で、ワイパ20の基端部は、車両幅方向略中央部でそれぞれ車体に取付けられている。
ワイパ18、20は、同一構成のため、以下は代表的にワイパ20について説明する。
図3、4に示されるように、ワイパ20は、ワイパブレード22、ワイパアーム24、メインレバー26、及びサブレバー28で構成されている。ワイパブレード22のブレードホルダー22Aには、ウインドシールドガラス12に付着した雨や雪等を払拭するブレードラバーが設けられ、停止状態でブレードホルダー22Aのブレードラバーは、ウインドシールドガラス12に接して、その長手方向を車幅方向として配置されている。先端部でワイパブレード22を保持するワイパアーム24は、停止状態で、長手方向を車幅方向に沿って配置され、その長手直角断面は、図1、2に示されるように、カウルルーバー16側が開いたコ字形断面となっている。そのコ字形断面は、ベースプレート46と、このベースプレート46の両縁部からカウルルーバー16の方向に延びる補強フランジ51とから構成されている。また、図1に示されるように、ワイパアーム24の基端部には、厚板パネル材から打抜かれた平板部品であり、平面視で長手軸線が真直に形成されたメインレバー26の先端が、ベースプレート46へ連結軸29によって回転可能に軸支されている。さらに、メインレバー26の基端は、車両に設けられた回動軸としてのピボット軸30に連結されている。ピボット軸30は、図示しない駆動源へ連結されており、駆動源からの回転力を受け、往復回動する。
また、ワイパアーム24とメインレバー26と共にリンク機構を構成するサブレバー28は、厚板パネル材から打抜かれた平板部品であり、平面視では長手軸線が中間部から屈曲している。さらに、サブレバー28の先端は、ワイパアーム24の基端部から先端部寄りの中間部においてベースプレート46へ連結軸31によって回転可能に軸支されている。また、サブレバー28の基端は、ピボット軸30から車両幅方向に所定距離をおいた位置に設けられた支軸32に回転可能に軸支されている。さらに、ピボット軸30と支軸32とを支持する車両部分を含め、メインレバー26、サブレバー28、及びワイパアーム24でリンク機構が構成され、4リンク式ワイパとなっている。
図5に示されるように、ピボット軸30と共にメインレバー26が往復回動すると、リンク機構は、ワイパアーム24を往復駆動する。サブレバー28は、メインレバー26の往復回動の始点と終点で、メインレバー26とワイパアーム24の軸線を互いに屈曲させ、往復回動の中間部で、メインレバー26とワイパアーム24の軸線を略真直にする。この結果、ワイパブレード22の払拭角度の中央では、ワイパアーム24とメインレバー26とが略同一線上に位置することで、ワイパアーム24の先端部に保持されたワイパブレード22の払拭ラインが、図5に示す実線Aのようにウインドシールドガラス12の上方に伸びる構成となり、ウインドシールドガラス12のコーナー部まで広く払拭できる。図5の点線Bは、比較としてワイパアームの先端とピボット軸との距離が変化しない従来のワイパの払拭ラインを示す。
図3、4に明瞭に示されるように、ワイパ20の基端部には、リンク機構の交差部であるワイパアーム24、メインレバー26、及びサブレバー28の連結部付近を被覆するリンクカバー36が設けられている。リンクカバー36の外形形状は、リンク機構に雪等が滞留したり異物が挟みこまれたりすることを防止するため、フロントエンジンフード14の後端から露出するリンク機構を被覆する形状が好ましい。
図1に示されるように、リンクカバー36は、樹脂材料で一体的に形成されており、ワイパアーム24の車両外側(直上)に固定され、メインレバー26及びサブレバー28のワイパアーム24への軸支部付近を覆う装着部38と、メインレバー26及びサブレバー28をその車両外側(直上)で被覆する被覆部40とで構成されている。
詳細には、被覆部40は、メインレバー26及びサブレバー28の表面を覆う被覆板42と、被覆板42の外縁部に形成された周壁44とで構成されている。この周壁44の高さは、メインレバー26及びサブレバー28の動きを拘束しないように決められている。また、周壁44は、被覆板42を補強すると共に側面から被覆部40の中に雪が侵入するのを防止している。さらに、被覆板42の周壁44の一辺は、装着部38の側板49となっている。装着部38は、被覆板42と同一面上に延長された天板48と、側板49と、側板49に平行で一端部50Aにて側板49と連結され他端が側板49との間に対向間隙50Bを形成する側板50とで構成されている。図2に示されるように、この側板49と側板50とで、ワイパアーム24の補強フランジ51を外側から包んで覆う構成となっている。
さらに、天板48の裏面(車両内側に向いた面)には、対向間隙50B近くに、ワイパアーム24のベースプレート46に向けて、軸58が設けられている。その軸58の基部は、十字形のリブ板60によって補強されている。また、天板48の裏面の一端部50A近くに、軸が設けられていない十字形のリブ板61が、ワイパアーム24のベースプレート46に向けて設けられて、リブ板61とリブ板60の頂面は、ベースプレート46と当たる構成となっている。
さらに、装着部38の側板49及び側板50の対向面には、対向する4個のリブ板62と4個の引掛け部54が形成されている。図1、2で示されるように、4個の引掛け部54は、装着部38の長手方向において同位置に形成されており、その先端部が車両上方に向いたL字形状の引掛け部54となっている。このL字形状の引掛け部54に、リンクカバー36をワイパアーム24に連結すると共に、リンクカバー36をワイパアーム24に付勢する付勢手段としての4個の引張コイルばね52の一端が引掛けられている。
この引張コイルばね52の他端は、ワイパアーム24の補強フランジ51の外側に形成された4個の引掛け板56へ引掛けられている。図2に示されるように、引掛け板56は、補強フランジ51を切り起こして形成され、その先端部が車両下方に向けられたL字形状となっている。
この構成において、図1に示されるように、軸58をワイパアーム24のベースプレート46に設けられた貫通穴53に挿通させることで、ワイパアーム24の長手方向におけるワイパアーム24とリンクカバー36との位置が決められる。また、十字形のリブ板60、61の頂面にワイパアーム24のベースプレート46が引張コイルばね52の付勢力によって当ることで、軸58の軸方向におけるワイパアーム24とリンクカバー36との位置が決められる。さらに、図2に示されるように、リブ板62の先端とワイパアーム24の補強フランジ51が相対することでワイパアーム24の長手直角方向におけるワイパアーム24とリンクカバー36との相対移動が所定範囲内に制限される。つまり、軸58、十字形のリブ板60、61、及びリブ板62は、リンクカバー36を、リンク機構を構成するワイパアーム24と相対可能に保持するガイドとなっている。図2では補強フランジ51とリブ板62との間に隙間が設けられているが、隙間をなくし、リブ板62を補強フランジ51へ当てることで、ワイパアーム24とリンクカバー36との位置が決められてもよい。
また、装着部38は、複数の引張コイルばね52によって引張コイルばね52の引張方向と直角方向にも引張分力が働いて移動が拘束されているので、軸58を省略しても装着部38がワイパ20から大きくずれることはない。従って、この場合にリブ板62をも省略し、リンクカバー36とワイパアーム24との間にワイパアーム24の長手直角方向(図2の左右方向)にリンクカバー36がワイパアーム24に対して大きく相対移動可能であってもリンクカバー36が引張コイルばね52の引張力で大きくずれることはない。
リンクカバー36に車両から離れる方向(図2に示す矢印C)の力が加わると、引張コイルばね52が伸びることによって、リンクカバー36は、図2の想像線(2点鎖線)で示すようにワイパアーム24に対して離れた隆起状態となるが、引張コイルばね52で連結されているので、ワイパアーム24からは脱落しない。
次に本第1実施形態の作用を説明する。
本実施形態の車両用ワイパ装置では、リンク機構を被覆するリンクカバー36によって、リンク機構に雪等の滞留や、異物の挟み込みなどが防止されている。しかし、降雪時にワイパ装置を作動させると、ワイパアーム24とリンクカバー36が往復移動し、カウルルーバー16に溜まった雪がワイパ20の繰返し作動により固められながら車両から凸となる方向に成長することがある。この成長した雪塊は、リンクカバー36を車両から離れる方向に押し上げることになる。また、リンクカバー36とワイパアーム24との隙間に雪が侵入して、侵入した雪がリンクカバー36を押し上げることがある。しかし、本実施形態では、リンクカバー36が弾性的に引張変形する引張コイルばね52によってワイパアーム24に連結されているため、引張コイルばね52が伸びることによって、リンクカバー36は、ワイパアーム24から脱落することはなく、ワイパアーム24に対して車両から離れた隆起状態となる。
従って、リンクカバー36が車両から離れる方向に押し上げられても、リンクカバー36は、引張コイルばね52が伸びることによってワイパアーム24に取付けられた状態となっている。これによって、リンクカバー36が異物と干渉しても円滑なワイパ作動が確保される。
また、カウルルーバー16に溜まった雪を取り除くことで、引張コイルばね52は、その弾力によりリンクカバー36を原位置へと戻す。
次に本発明の車両用ワイパ装置の第2実施形態を図6、7に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、リンクカバー36は、この実施形態では前記第1実施形態のような、引張コイルばねによってワイパアーム24に連結されておらず、それに代えて、3個の板ばね64によってワイパアーム24に連結されている。また、この実施形態ではワイパアーム24の長手直角方向におけるワイパアーム24とリンクカバー36との位置を制限するリブ板62(図2参照)は、前記第1実施形態とは異なり、設けられておらず、板ばね64がその役目を有している。
3個の板ばね64は、ワイパアーム24の長手方向に沿って等間隔に配置され、互いに向い合わず千鳥状に配置されている。図7で示されるように、板ばね64は、一端を樹脂製の装着部38の天板48から一体的に突出されたピン65が貫通した後に加熱によって拡径される拡径部65Aが形成されることで天板48へ固着されている。板ばね64の中間部は、V字形の屈曲部64Bとされ、この屈曲部64Bの先端部からは、補強フランジ51の外側に沿った直線部64Cが延長されている。この直線部64Cの先端部には先端がワイパアーム24の内側へ向くV字形とされて、補強フランジ51の端部へ係止される屈曲部64Aが形成される。この屈曲部64Aと屈曲部64Bとで補強フランジ51を挟むことで、リンクカバー36は、ワイパアーム24に止められている。
以上の如く、板ばね64がワイパアーム24の補強フランジ51と当たり、また、板ばね64が千鳥状に交互に配置されているため、ワイパアーム24の長手直角方向におけるワイパアームとリンクカバー36との位置が決められる。
本第2実施形態の作用は、リンクカバー36が車両から離れる方向の外力を受けた場合に、板ばね64の屈曲部64BがそのV字角度を増大する方向に伸びてリンクカバー36が図7の想像線(2点鎖線)に示す隆起状態となる。この外力が無くなれば板ばね64は、その弾力によりリンクカバー36を原位置へと戻す。この実施形態では、ワイパアーム24へリンクカバー36が板ばね64によって取付けられているので、リンクカバー36の装着に際しては、リンクカバー36を車両下方向(図7に示すD方向)へ押圧するのみでワイパアーム24に取付けることができ、組み立て作業性が容易である。
次に本発明の車両用ワイパ装置の第3実施形態を図8、9に従って説明する。
なお、第2実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、リンクカバー36は、この実施形態では前記第2実施形態のような、千鳥状に交互に配置された板ばねによってワイパアーム24に連結されておらず、それに代えて、2個の板ばね67によってワイパアーム24に連結されている。
2個の板ばね67は、ワイパアーム24の長手方向に沿って装着部36の両端部に配置されている。図9で示されるように、板ばね67は、その中央部を樹脂製の装着部38の天板48から一体的に突出されたピン65が貫通した後に加熱によって拡径される拡径部65Aが形成されることで天板48へ固着されている。板ばね67の両側には、V字形の屈曲部64Bと屈曲部67Aが形成され、この屈曲部67Aの先端部からは、補強フランジ51の外側に沿った直線部64Cが延長されている。
以上の如く、板ばね67は、天板48へ固着されている中央部を基準に対称形状となっており補強フランジ51を両側から挟み込む構成となっている。このため、ワイパアーム24の長手直角方向におけるワイパアームとリンクカバー36との位置が決められる。
本第3実施形態の作用は、リンクカバー36が車両から離れる方向の外力を受けた場合に、板ばね67の屈曲部64B及び67AがそのV字角度を増大する方向に伸びてリンクカバー36が図9の想像線(2点鎖線)に示す隆起状態となる。この外力が無くなれば板ばね64は、その弾力によりリンクカバー36を原位置へと戻す。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである
本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパ装置を示し、図3のワイパとリンクカバーを車両後方下側から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパ装置を示し、図3における2−2線断面図を時計回りに90°回転させた図面である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパ装置を示し、図4のワイパ装置の全体構成を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパ装置を採用した車両のウインドシールドガラス周辺を車両前方外側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパ装置を示し、ワイパの払拭ライン及びリンク機構の移動を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ワイパ装置を示す図1に相当する分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ワイパ装置を示す図2に相当する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ワイパ装置を示す図1に相当する分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ワイパ装置を示す図2に相当する断面図である。
符号の説明
10 車両
22 ワイパブレード
24 ワイパアーム(リンク機構)
26 メインレバー(リンク機構)
28 サブレバー(リンク機構)
36 リンクカバー
46 ベースプレート
48 天板
49 側板
50 側板
51 補強フランジ
52 引張コイルばね
62 リブ
64 板ばね
67 板ばね

Claims (4)

  1. ワイパブレードを先端部で保持して往復移動するワイパアームと、
    車両に設けられた回動軸に基端部が連結されて回動可能とされると共に先端部が前記ワイパアームの基端部へ連結軸によって回転可能に軸支されたメインレバーと、車両において前記回動軸から車両幅方向に所定距離をおいた位置に設けられた支軸に基端部が回転可能に軸支されると共に先端部が前記ワイパアームの長手方向中間部へ連結軸によって回転可能に軸支されたサブレバーと、前記回動軸及び前記支軸を支持する車両部分と、前記ワイパアームの一部であって前記メインレバーの先端部と前記サブレバーの先端部とを繋ぐ部分と、を備えて前記ワイパアームを往復駆動するリンク機構と、
    前記リンク機構における前記ワイパアームの一部、前記メインレバーの前記ワイパアーム側の部分及び前記サブレバーの前記ワイパアーム側の部分の上方を被覆すると共に、前記ワイパアームの長手方向中間部であって前記リンク機構に連続する部分の上方を被覆するリンクカバーと、
    前記リンクカバーと前記リンク機構における前記ワイパアームの一部を連結し、前記リンクカバーを前記リンク機構側へ付勢する第1の付勢手段と、
    前記リンクカバーと、前記ワイパアームの長手方向中間部であって前記リンク機構に連続する部分と、を連結し、前記リンクカバーを前記ワイパアーム側へ付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    さらに、前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段は、前記リンクカバーが外力によって前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段の付勢力に対抗して前記リンク機構から離間するのを、弾性変形しながら許容することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 前記ワイパアームは、長手直角方向の断面形状が車両下方側に開放されたコ字形状とされて、長尺状のベースプレートと、前記ベースプレートの長手直角方向の両縁部から曲げられた補強フランジと、を含んで構成され、
    前記リンクカバーは、前記ベースプレートの上方を被覆する天板と、前記天板から延設されて前記補強フランジに対向配置される側板と、前記側板から前記補強フランジ側へ延設されたリブ板と、を含んで構成されており、
    前記リブ板の先端と前記補強フランジとを相対するように配置することで前記ワイパアームの長手直角方向における前記ワイパアームと前記リンクカバーとの相対移動を所定範囲内に制限することを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパ装置。
  3. 前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段として、一端が前記リンクカバーに、他端が前記ワイパアームに取付けられる引張コイルばねが設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装置。
  4. 前記第1の付勢手段及び前記第2の付勢手段として、一端が前記リンクカバーに取付けられ、他端が前記ワイパアームに止められる板ばねが設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装置。
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