JPH11224936A - 貴金属酸化物の製法および貴金属酸化物から形成される構造 - Google Patents

貴金属酸化物の製法および貴金属酸化物から形成される構造

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JPH11224936A
JPH11224936A JP10298381A JP29838198A JPH11224936A JP H11224936 A JPH11224936 A JP H11224936A JP 10298381 A JP10298381 A JP 10298381A JP 29838198 A JP29838198 A JP 29838198A JP H11224936 A JPH11224936 A JP H11224936A
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plasma
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JP10298381A
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Richard Dankoomu Peter
ピーター・リチャード・ダンコーム
John P Hummel
ジョン・パトリック・ハメル
Robert Benjamin Laibowitz
ロバート・ベンジャミン・ライボウィッツ
An Newmeyer Deborah
デボラ・アン・ニューマイヤー
Lin Zenger Katrine
カテリーネ・リン・ゼンガー
Alejandro Gabriel Schrott
アレハンドロ・ガブリエル・シュロット
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 貴金属基板の表面を酸素含有エネルギー源に
露出することで、該基板上に貴金属酸化物被膜を形成
し、貴金属と後に付着させる高誘電率層との接着性と界
面特性を改善する方法を提供する。 【解決手段】 酸素含有エネルギー源は高密度、マイク
ロ波、高周波各プラズマ、及び酸素含有イオンビームに
よるイオン衝突、またはこれらの組合わせから選択で
き、個別に制御される基板バイアスを印加してもしなく
てもよい。貴金属はPt、Ir、Au、Os、Ag、P
d、Rh、Ru中の最低1種類が、またこれら貴金属合
金も使用できる。貴金属基板34の表面を酸素含有エネ
ルギー源に露出することにより該基板上に貴金属の酸化
物被膜36を形成した。酸化物層の厚さは通常0.4〜
10nmである。さらに最初に貴金属基板の表面を、界
面強化層の形成に十分な時間酸素含有エネルギー源に露
出させ、次に酸素含有層を挟んで貴金属基板上に高誘電
率材料層38を付着させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貴金属酸化物、お
よびこれらから形成される構造の製法に関するものであ
り、特に、貴金属の表面を酸素含有プラズマまたはイオ
ン・ビームに露出することにより、貴金属酸化物を形成
し、これにより後に付着させる層との接着が改善され、
良好な界面特性が得られる貴金属酸化物の表面層を形成
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ULSI記憶装置、特に0.5μm未満
の技術により製作される記憶装置の開発で、使用するチ
ップの面積を最少にするため、装置の寸法は限りなく縮
小している。ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ(DRAM)装置でこのような目標を達成するため、
最近開発された方法のひとつは、キャパシタを積み重ね
たビルディング・キャパシタを使用している。DRAM
装置のために製作された積み重ねキャパシタでは、誘電
率の高い(εの高い)材料が、高誘電率が望ましいキャ
パシタ構造の誘電性絶縁体として使用されることが多
い。強誘電性材料を使用した同様な構造も、NVRAM
などの不揮発性記憶装置を形成するのに使用することが
できる。
【0003】たとえば、最近開発されたDRAMキャパ
シタの製法では、チタン酸バリウムストロンチウム(B
ST)、チタン酸鉛ランタン(PLT)、チタン酸鉛ジ
ルコニウム(PZT)、チタン酸ビスマス、その他のペ
ロブスカイト絶縁体材料がこのような構造に使用されて
いる。
【0004】高εの材料を使用するには、低誘電率キャ
パシタンスの界面効果を最少にするため、貴金属のベー
ス電極を必要とし、これがない場合は構造全体のキャパ
シタンスが低下する。Pt、Ir、Ag、Au、Ru、
Pd、Os、Rhなどの貴金属が、望ましい高伝導度
と、後の誘電絶縁体付着工程中の抗酸化性に基づいて、
高ε材料を使用した記憶装置のための電極として、代表
的な候補である。各種の貴金属材料の中で、Ptおよび
Irが、貴金属電極として好例である。しかし、これら
の種類および他の基板上面にペロブスカイト型絶縁材料
を付着させるときに見られる問題点は、ペロブスカイト
材料中の酸素の化学量を適切に維持することが困難なこ
とである。高誘電率材料全体からであっても、誘電体と
電極の境界の界面層からであっても、酸素が失われると
いくつかの問題が生じる。たとえば、これらの高誘電率
材料の酸素が少ない相は、誘電率が低くなる傾向があ
る。さらに、誘電体に酸素が欠乏すると、誘電体の伝導
度が高くなるため、または電極と誘電体の界面で、電極
からのキャリア注入のバリア高さが低くなるため、望ま
しくない洩れ電流が多くなる。酸素欠乏による欠陥は、
印加する電場に応答して振動し、交流の損失の原因とも
なる。
【0005】ほとんどの貴金属材料が持つ優れた耐酸化
性は、電極にとって望ましい性質であると考えられてい
るが、貴金属酸化物の存在が表面接着を促進させるため
に有利である場合には、これが欠点となる。貴金属酸化
物の表面層は、高誘電率材料を含有する電子装置に望ま
しい酸素含有量の多い貴金属と誘電体との界面を形成さ
せる場合、接着の促進に有益である。
【0006】図1は、たとえば1997年5月30日に
出願され、IBMコーポレーションに譲渡された米国特
許出願番号08/866460および米国特許出願番号
08/886459明細書に示されたような半導体装置
に組み込まれる、従来のDRAMキャパシタの構造を示
す。キャパシタ10は、前処理されたシリコン基板上
に、酸化物絶縁層12およびシリコン接点プラグ16の
上面に形成される。これはまず、Pt、Ir、Ag、A
u、Ru、Pd、Os、Rhなどの貴金属を付着させ、
底部電極20を形成することにより構成される。次に、
チタン酸バリウムストロンチウム、チタン酸鉛ランタン
などの高誘電率、すなわち高εの材料を付着させ、底部
電極20を被覆して絶縁層24を形成する。次に、絶縁
層24の上面に、同様の貴金属材料で形成された第2の
電極層28を付着させ、上部プレート電極として使用す
る。
【0007】貴金属材料が化学的に不活性のため、貴金
属と他の材料との界面における接着が不良になる。たと
えば、高ε材料以外にも、ダウ・コーニング(Dow Corn
ing)のFOx(R)や日立のHSG(R)として供給される
スピン・オン・ガラス(SOG)も、貴金属を含有する
構造に、たとえば図1に示すプレート電極28上の絶縁
分離層として使用する安価な絶縁誘電材料である。ただ
し、SOG材料は、このような用途では接着力が乏しい
ために使用し難いことがある。
【0008】極めて薄い炭素または酸化物層の形態での
表面汚染物質の存在は、金属表面に付着した原子の拡散
および反応に影響することも認められている。このよう
に形成した薄い表面層は良好な接着には有害である傾向
があるため、通常、付着工程の前に除去する。表面に酸
化物層が存在するのが有益な場合もある。たとえば、米
国特許第5382447号明細書には、厚みが約50Å
のCo34状酸化物皮膜を、スピン・オン・ポリイミド
前駆物質のCo基板への接着を強化するために使用する
ことを教示している。酸化物層中の表面酸素結合が、陽
イオンと強い化学的相互作用を有し、接着を改善すると
考えられる。また、電子の親和力の差、および酸化物中
の表面状態の存在に基づく界面で生じる正電荷の移動に
よる、非金属コーティングの接着の静電気機構も考えら
れる。
【0009】スピン・オン・グラス(SOG)と白金と
の接着不良の問題を解決するため、スパッタリング付着
を行った石英材料などのSOG代替品を使用する試みも
なされている。しかし、SOGと比較して、スパッタリ
ングは高価な方法であり、さらに、小さいギャップを充
てんするには効果がない。PtとSOGとの間にのみス
パッタリング付着を行った石英を薄い接着層(100な
いし200Å)として使用することにより、ギャップ充
てんの問題を少なくすることができても、コストがさら
に高くなる。また、Tiなどの蒸着またはスパッタリン
グした接着層を使用したものもある。薄いTi層は接着
層として有効であることが証明されたにしても、Rt表
面から電極/高ε構造の他の領域へのTiの拡散の可能
性のため、この方法は望ましくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、従来の付着法における欠点のない、貴金属と後
に付着させる高誘電率材料との接着と、界面特性とを改
善する方法と提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、貴金属基板の上面に
貴金属酸化物の層を最初に形成することにより、貴金属
と後に付着させる酸化物含有材料との接着と、界面特性
とを改善する方法と提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、貴金属基板上に貴金
属酸化物の層が最初に形成されるように、貴金属の表面
を、酸素含有プラズマまたはイオン・ビームに露出させ
ることにより、貴金属と後に付着させる高誘電率材料と
の接着と、界面特性とを改善する方法と提供することに
ある。
【0013】本発明の他の目的は、最初に貴金属の表面
を、酸素含有プラズマまたはイオン・ビームに0.4n
mないし10nmの貴金属酸化物の層が形成され、高誘
電率材料と貴金属との間に挟まれるようになる時間露出
させることにより、貴金属上に付着させた高誘電率材料
の接着と、界面特性とを改善する方法と提供することに
ある。
【0014】本発明の他の目的は、貴金属基板の表面
を、酸素含有プラズマ・エネルギー源またはイオン・ビ
ームに露出させることにより、貴金属酸化物の皮膜を提
供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、貴金属基板の上面
を、最初に酸素含有プラズマ・エネルギー源に接着促進
層が形成されるまでの十分な時間露出させることによ
り、貴金属基板の上に高誘電率材料を付着させる方法を
提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、高誘電率材料の接着
と界面の特性を改善するため、貴金属基板の上面に形成
した貴金属酸化物の層を挟むことにより、高誘電率材料
と貴金属基板の積層構造を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、第1の電極上面を酸
素含有エネルギー源に、第1の電極に含有される貴金属
上に付着させた高誘電性または強誘電性材料の接着およ
び界面特性が改善されるように、酸素含有層が形成する
までの十分な時間露出することにより、DRAMキャパ
シタまたは強誘電性メモリ・エレメントを形成する方法
を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、第1の電極上面に形
成された界面強化剤量の層を含み、高誘電率材料と第1
の電極に含有される貴金属との間に挟まれた、DRAM
キャパシタまたは強誘電性メモリ・エレメントを形成す
る方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、貴金属
基板の表面を酸素含有プラズマ・エネルギー源またはイ
オン・ビームに、貴金属の表面酸化物層が形成されるま
での十分な時間露出する工程を含む、貴金属基板上に貴
金属酸化物層を形成する方法が提供される。
【0020】好ましい実施例では、貴金属基板上に貴金
属酸化物層を形成する方法は、貴金属基板の表面を、貴
金属酸化物の接着促進層が形成されるように、酸素含有
プラズマ・エネルギー源またはイオン・ビームに露出す
る工程を実施することにより行われる。使用する酸素含
有プラズマ・エネルギー源は、高密度プラズマ、マイク
ロ波プラズマ、高周波プラズマ、酸素含有イオン・ビー
ムによるイオン衝突、および(または)これらを組み合
わせたものから選択され、個別に制御される基板バイア
スを印加したものでも印加しないものでもよい。これら
のプラズマによる方法は、酸素圧力が約5ミリトルない
し約2000ミリトルの反応チェンバ中で行われ、酸素
含有プラズマは少なくとも50Wの高周波電力により発
生させる。下流のマイクロ波アッシャ、またはイオン・
ビーム源など、遠隔の酸素含有エネルギー源について
は、チェンバの圧力はこれより低く、約0.01ミリト
ルないし約5ミリトルの範囲が好ましい。貴金属表面は
少なくとも1秒間、酸素含有プラズマに露出させるのが
好ましい。適当な貴金属基板は、Pt、Ir、Ag、A
u、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループか
ら選択した少なくとも1種類の貴金属により形成され
る。貴金属基板は、上記金属のグループから選択した貴
金属の合金により形成したものでもよい。
【0021】本発明はさらに、貴金属基板の表面を酸素
含有プラズマ放電に露出することにより形成した貴金属
酸化物皮膜も目的とする。この方法により形成した貴金
属酸化物皮膜の厚みは、通常、約0.4nmないし約1
0nmであるが、処理条件の変動により、これより薄い
ものであっても、厚いものであってもよい。
【0022】他の好ましい実施例では、本発明は、最初
に貴金属基板を用意し、次に貴金属基板の上面を界面強
化層が形成するまでの時間、酸素を含有するエネルギー
源に露出し、貴金属基板の上面に、界面強化層を挟んで
高誘電率または強誘電性材料を付着させる工程を実施す
ることにより行われる、貴金属基板上面に高誘電率また
は強誘電性材料を付着させる新規の方法を提供する。使
用するエネルギー源は、高密度プラズマ、マイクロ波プ
ラズマ、高周波プラズマ、および酸素含有イオン・ビー
ムによるイオン衝突から選択される酸素含有プラズマで
ある。高誘電率または強誘電性材料は、チタン酸バリウ
ムストロンチウム、チタン酸鉛ランタン、チタン酸鉛ジ
ルコニウム、チタン酸ビスマス、その他の高誘電率また
は強誘電性ペロブスカイトである。
【0023】本発明はさらに、上面を有する貴金属基板
と、貴金属基板の上面に付着させた貴金属酸化物の層
と、貴金属酸化物の層を挟んで貴金属基板の上面に付着
させた高誘電率または強誘電性材料からなる、高誘電率
または強誘電性材料/貴金属基板積層構造を目的とす
る。
【0024】さらに他の実施例では、前処理した半導体
基板を用意し、第1の貴金属材料で第1の電極を形成
し、第1の電極の上面を酸素含有エネルギー源に十分な
時間露出して、界面強化層を形成し、第1の電極上面に
高誘電率または強誘電性材料を、界面強化層を挟んで付
着させ、高誘電率または強誘電性材料の層の上面に第2
の貴金属材料による第2の電極を形成するする工程を実
施することによって行う、DRAMキャパシタを形成す
る新規の方法を提供する。前処理した半導体基板は第1
の電極と電気的に導通させるために形成された、シリコ
ンの接点プラグを有する。形成された接着促進層は、第
1の貴金属の酸化物である。
【0025】本発明はさらに、前処理した半導体基板
と、基板上に形成した第1の貴金属材料による第1の電
極と、第1の電極上面に形成した界面強化材料の層と、
接着促進層を挟んで第1の電極上面に形成した高誘電率
または強誘電体材料の層と、高誘電率または強誘電体材
料の層上面に形成した、第2の貴金属材料による第2の
電極を有するDRAMキャパシタを目的とする。第1の
電極はキャパシタの底部電極であり、第2の電極はキャ
パシタの上部プレート電極である。界面強化層は酸素を
含有し、通常は第1の貴金属の酸化物である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は、貴金属基板の表面を酸
素含有エネルギー源に露出させることにより、貴金属基
板上に貴金属酸化物の層を形成させる方法を開示する。
酸素含有エネルギー源は、高密度プラズマ、マイクロ波
プラズマ、高周波プラズマ、酸素含有イオン・ビームに
よるイオン衝突、またはこれらを組み合わせたものから
選択され、個別に制御される基板バイアスを印加したも
のでも印加しないものでもよい。この方法は、酸素圧力
が約5ミリトルないし約2000ミリトルの反応チェン
バ中で行われ、酸素含有プラズマは少なくとも50Wの
高周波電力により発生させる。下流のマイクロ波アッシ
ャ、またはイオン・ビーム源など、遠隔の酸素含有エネ
ルギー源については、チェンバの圧力はこれより低く、
約0.01ミリトルないし約5ミリトルの範囲が好まし
い。貴金属表面は少なくとも1秒間、好ましくは少なく
とも0.5ないし5分間、酸素含有プラズマに露出させ
るのが好ましい。適当な貴金属基板は、Pt、Ir、A
g、Au、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグル
ープから選択した少なくとも1種類の貴金属により形成
される。貴金属基板は、上記金属のグループから選択し
た貴金属の合金により形成したものでもよい。本発明は
また、貴金属基板の表面を、酸素含有プラズマに露出さ
せることにより形成する貴金属酸化物についても開示す
る。形成した貴金属酸化物皮膜の厚みは、通常、約0.
4nmないし約10nmであるが、処理条件の変動によ
り、これより薄いものであっても、厚いものであっても
よい。
【0027】本発明はまた、最初に貴金属基板の上面
を、界面強化層が形成するまでの時間、酸素を含有する
エネルギー源に露出し、次に貴金属基板の上面に、界面
強化層を挟んで高誘電率または強誘電性材料を付着させ
ることによる、貴金属基板上面に高誘電率または強誘電
性材料を付着させる新規の方法を開示する。使用するエ
ネルギー源は酸素含有プラズマである。本発明はさら
に、貴金属基板の上面に付着させた貴金属酸化物の層
と、貴金属酸化物の層を挟んで貴金属基板の上面に付着
させた高誘電率または強誘電性材料を有する、高誘電率
または強誘電性材料/貴金属基板積層構造である。
【0028】本発明はさらに、最初に第1の電極の上面
を酸素含有エネルギー源に界面強化層を形成するまで十
分な時間露出し、次に第1の電極上面に高誘電率または
強誘電性材料を、界面強化層を挟んで付着させて、DR
AMキャパシタを形成する新規の方法を開示する。次
に、最終の電極を高誘電率誘電性材料の層の上面に第2
の貴金属材料により形成する。キャパシタは、第1の電
極と電気的に導通させるためにシリコンの接点プラグを
有する前処理した半導体基板上に形成する。本発明はさ
らに、第1の電極上面に形成した界面強化材料の層と、
接着促進層を挟んで第1の電極上面に形成した高誘電率
または強誘電体材料の層を有するDRAMキャパシタで
ある。DRAMキャパシタはさらに、高誘電率誘電体材
料の層上面に形成した、第2の貴金属材料による第2の
電極を有する。
【0029】本発明はさらに、白金基板と、白金基板上
面中に形成した、パターン形成した酸化白金層を有する
光学的記憶媒体を開示する。パターン形成した酸化白金
層は、基板上面を酸素含有エネルギー源に選択的に露出
させることにより形成することができる。代替方法とし
て、酸化白金を基板全面に形成した後、空間的に、選択
的除去を行ってパターン形成することもできる。
【0030】白金などの貴金属は容易に酸化せず、白金
の酸化物は中程度の高温で、元素のPt+O2に分解す
ることが一般に知られている。酸化白金の皮膜は、酸素
プラズマのエネルギーの強い環境に露出すると形成する
ことが、本発明の特異な発見である。したがって、本発
明の新規の方法は、白金およびイリジウムの酸化物を生
成させるプラズマ条件の例を開示する。得られた酸化物
皮膜の性質は、X線光電子スペクトル分析(XPS)に
より決定される。
【0031】各種のプラズマ酸化条件が、貴金属基板ま
たは電極表面に酸化物コーティングを形成させるのに使
用できることを発見した。異なるプラズマ圧力により、
異なる酸化物の化学量が形成する。図2および図3を参
照して、本発明の構造30の拡大断面図を示す。図2に
示すように、貴金属皮膜32を最初に基板34上に付着
させる。この貴金属皮膜は、Pt、Ir、Ag、Au、
Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループから選
択した少なくとも1種類の貴金属、またはその合金によ
り形成される。基板34は、シリコン上にSiO2を生
成させたもの、さらに好ましくは、抗酸化性で、貴金
属、または下層のシリコン層(図示せず)と反応しない
導電性材料により形成される。金属層32は通常、スパ
ッタリングにより基板34上に付着させる。貴金属酸化
物の層36は、皮膜を酸素含有プラズマに露出させるこ
とにより、貴金属皮膜32の表面層に形成させる。これ
を図3に示す。本発明の方法に使用する酸素含有プラズ
マは、ほとんどの市販のアッシングまたはエッチング装
置により得ることができる。たとえば、プラズマラブ
(R)(Plasmalab(R))μ−P−RIE80型RIE装
置、またはマーチ(R)(March(R))ジュピター(Jupite
r)III型プラズマ・アッシャーが使用できる。各種
の酸化条件を表1に示す。
【表1】
【0032】表1は、直径15cmの陰極を有するマー
チ装置、または直径24cmの陰極を有するプラズマラ
ブのRIE装置で、10分間酸素プラズマに露出した後
に生成した酸化物の化学量、ならびに白金酸化物および
イリジウム酸化物の厚みを示す。プラズマラブの装置
は、平行板反応性イオン・エッチング装置である。熱酸
化させたシリコン基板上に付着させた、100nmの電
子ビーム蒸着させたPtまたはIrからなる貴金属のサ
ンプルを、13.56MHzの電源により駆動される底
部電極上に置く。チェンバ中で使用するプロセス・ガス
はO2で、20sccmの流速で得られる20ミリトル
のチェンバ圧力、または50sccmの流速で得られる
500ミリトルのチェンバ圧力で使用する。20ミリト
ルの方法では0.33W/cm2の比較的低い電力を使
用して、約280ないし300Vの自己バイアスを得
た。白金基板上で、この方法により約2.5ないし約
3.5nmの範囲の厚みを有するPtOが生成した。P
tOの厚みは試験した1ないし20分の範囲では処理時
間に無関係である。このことは、PtOが急速に定常状
態の厚みに達し、その値はPtOの生成(Ptのプラズ
マ中に生成する高エネルギーの酸素との反応による)、
およびPtOのエッチング(Ptのプラズマ中に生成す
る高エネルギーの酸素イオンによるスパッタリングによ
る)との競合を反映することが示唆される。500ミリ
トルの方法では0.55W/cm2の比較的高い電力を
使用して、220Vの自己バイアスを得た。白金基板上
では、10分の処理により、厚みが約3.0ないし約
4.3nmのPtOに近い組成を有するこれより厚い酸
化白金皮膜が形成される。イリジウム基板上では、この
ような処理により、厚みが約2.5ないし約4.9nm
の範囲の、IrO2に近い化学量比を有する酸化イリジ
ウム皮膜が形成される。
【0033】定常状態の厚みの貴金属酸化物を形成する
のに必要な処理時間の長さを質的に示すのは、酸素プラ
ズマ処理の間に、レーザ反射を機側で測定することによ
り得られる。20ミリトルの酸素プラズマ処理の間に、
正常に入射した633nmのHeNeレーザにより監視
した清浄なPt皮膜は、約30秒の処理の後、5%の反
射損失で平坦化する定常的に減少する反射率を示した。
酸化したPt表面をフッ素を主成分とするプラズマに露
出させると、清浄なPt表面に戻り、反射の損失は元に
戻った。このデータに基づいて、必要な最少処理時間
は、20ミリトルの処理では約30秒であると考えられ
る。しかし、必要な最少処理時間は、プラズマ酸化条件
に依存すると考えられる。プラズマ条件が高密度になる
と、時間が30秒より大幅に短く、おそらく1秒ほどに
短くなることが予想される。
【0034】もうひとつの市販されている装置であるマ
ーチ(R)(March(R))ジュピター(Jupiter)III型プ
ラズマ・アッシャーでは、白金表面のプラズマ酸化は、
最初に裸の貴金属表面を約100ないし約900ミリト
ルの範囲の酸素圧力で、約100Wの高周波電力(直径
15cmの陰極全体に対して)で約10分の露出時間、
酸素プラズマに露出させることによって行う。
【0035】プラズマ酸化法を、プラズマ・アッシン
グ、すなわち酸素中で、低温、低基板バイアスのプラズ
マ処理、および反応性イオン・エッチング、すなわち中
程度ないし高い基板バイアスでのプラズマ処理について
説明したが、本発明の新規の方法は、これらの例示した
プラズマ酸化法の使用に限定されるものではない。たと
えば、プラズマのための酸素フィード・ガスは、構成原
子として酸素を含有する2原子または多原子気体、たと
えばN2O、または酸素もしくは1種類以上の酸素含有
気体、たとえばAr/O2混合気体などで代用すること
ができる。さらに、高密度プラズマ、マイクロ波プラズ
マ、高周波プラズマ、および酸素含有イオン・ビームに
よるイオン衝突など、各種の酸素含有エネルギー源を使
用することができる。同様に、貴金属は、たとえばスパ
ッタリング、化学蒸着、電解メッキ、無電解メッキなど
電子ビーム蒸着以外の方法で付着させることもできる。
【0036】本発明による新規の方法に使用する貴金属
は、Pt、Ir、Ag、Au、Ru、Pd、Os、およ
びRhなどの純粋な貴金属であっても、貴金属と貴金属
の合金、貴金属と非貴金属との合金、貴金属と非金属と
の合金、またはこれらの金属もしくは合金を組み合わせ
て積層したものであってもよい。
【0037】例1 本発明により形成した貴金属酸化物の第1の応用例は、
電子装置中の貴金属電極上に付着させた高誘電率材料の
電子特性を改善することである。高誘電率酸化物材料に
は、チタン酸バリウムストロンチウム(BST)、チタ
ン酸鉛ランタン(PLT)、チタン酸バリウムジルコニ
ウム(BZT)などの高ε材料、チタン酸鉛ジルコニウ
ム(PZT)、チタン酸ストロンチウムビスマス(SB
T)、ニオブ酸ストロンチウムビスマス(SBN)、お
よびチタン酸ビスマスなどの強誘電性材料、およびその
他のペロブスカイトがある。貴金属電極を酸素プラズマ
に露出すると、上述のように表面に酸化物の層を形成す
ることにより、貴金属表面が酸素化される。この方法に
より、このように活性化した表面上に付着させた高誘電
率材料の誘電特性が改善され、機械的、化学的特性も改
善される。たとえば、図3の酸化した白金電極にゾル・
ゲル法により付着させた特定の高ε皮膜の電気特性は、
図2の酸化しない電極上に付着させたものより優れてい
る。
【0038】図4では、プラズマ酸化させた貴金属皮膜
32を、高誘電率材料38の被覆層でコーティングす
る。次に、図4の構造30を、上面に上部電極層42を
有するキャパシタとして完成させる。本発明による方法
の論理的延長として、通常酸素の化学量が低い形で付着
するMgO、Al23などの金属酸化物、さらに一般的
には、金属酸化物絶縁体、金属酸化物半導体、金属酸化
物導体、金属酸化物超伝導体、金属含有ケイ酸塩、酸化
シリコン、イプシロンが10を超える高誘電率材料、お
よび強誘電体からなるグループから選択された酸素を含
有する材料に、改善が期待される。これらの材料を貴金
属酸化物上に付着させることにより、酸素が追加されて
正当な組成が得られる。
【0039】本発明による方法の有効性をさらに実証す
るため、灰化しないPt/Ti/SiO2基板と、(マ
ーチ装置で10分間)灰化したPt/Ti/SiO2
板とに、公称同一な合計厚みが90nmの4層BST皮
膜を順次付着させた。BSTは、215Åの層をスピン
・コーティングするために、イソプロパノールで0.1
Mに希釈した0.2Mのバリウム、ストロンチウム、お
よびチタン2−メトキシエトキシドから付着させた。各
層は300℃3分間の標準条件で順次ホット・プレート
で乾燥させた後、700℃1分間の標準条件で、大気圧
の酸素中で急速熱アニーリングを行って結晶化させた。
灰化しないPt基板上のBST皮膜は、誘電率が167
で、損失正接が高い特徴があった。灰化したPt基板上
のBST皮膜は、誘電率が214で、損失正接が十分に
低い特徴があった。得られたこれらの結果は、BSTが
通常灰化したPt基板上のほうが良好な結果を生じるこ
とが代表的である。
【0040】PLT皮膜も、灰化した基板上のほうが良
好な結果が得られた。この材料では、500を超える誘
電率が灰化したPtおよびIr電極上で得られるが、灰
化しないPtおよびIr電極上ではこれより低い値が得
られることが多い。洩れ電流のある程度の改善も観察さ
れている。
【0041】例2 本発明の新規の方法により形成した、貴金属酸化物の第
2の応用は、付着した皮膜と、その皮膜が付着する貴金
属との接着を改善することである。たとえば、貴金属基
板表面への良好な接着は、TiN、TaN、TaSiN
などの導電性窒化物、酸化シリコンなどの誘電性酸化
物、窒化シリコン、酸窒化シリコンなどの誘電性窒化
物、および炭素含有誘電体について必要である。接着の
強化は、白金皮膜基板を被覆する特定用途のスピン・オ
ン・グラス層について示されている。同様の効果は、溶
液、たとえばフォトレジストから付着した他の材料の皮
膜、または化学蒸着により付着した被膜、たとえばテト
ラエトキシシラン(TEOS)前駆物質から低圧化学蒸
着(LPCVD)により形成したSiO2に期待され
る。このような構造50を図6に示すが、図6ではプラ
ズマ酸化した貴金属被膜32が、接着強化材料の層36
で被覆されている。白金被膜32は、室温蒸着により1
00ÅのTi(図示せず)および1000ÅのPtを熱
酸化した(100nmの)シリコン基板34の上に順次
形成される。接着層36は、厚み100Åのスパッタリ
ングにより付着させたチタン、または、20ミリトルの
圧力で3分間(O2流速20sccm、電力密度0.3
3W/cm2、自己バイアス300V)もしくは500
ミリトルの圧力で10分間(O2流速50sccm、電
力密度0.55W/cm2、自己バイアス220V)
で、PlasmaLab(R)による2種類の酸素RIE
処理により形成した酸化白金のいずれかであった。XP
Sによる試験の結果、PtO層の厚みは、20ミリトル
の圧力の場合約2.5ないし3.5nm、500ミリト
ルの圧力の場合約3.0ないし4.3nmである。
【0042】付着させたスピン・オン・グラス層46
は、日立HSG2209−S7材料であった。付着条件
は、スピニング速度5000rpm、ランプ0.5秒、
90℃ベーキング3分間、100℃オーブン・ベーキン
グ12分間、125℃から450℃へのランプはN2
で5ないし10℃/分とし、冷却はノン・ランプで行っ
た。
【0043】日立HSG2209−S7の、厚み約1μ
mの層の、100nmの白金層への接着を、接着層のな
いPtの場合と、上に述べた3種類の接着層、すなわち
10nmのTi被覆層を有する白金、および20ならび
に500ミリトルでプラズマ酸化処理を行った白金のう
ちのひとつを有するPtの場合について比較を行った。
2中450℃まで昇温する標準の熱硬化工程の後、無
処理の白金上のHSGは不透明になり、斑点状にしわを
生じ、これが2〜3日の間にウエーハ表面全体に拡大
し、スコッチ・テープで容易に剥離した。これに反し
て、Ti処理をしたサンプルおよびプラズマ酸化処理を
行った両サンプル上のHSGは、皮膜に傷を付け、剥離
を試みた後も、平滑と接着を保つ。PtOxとTiはい
ずれも接着促進層として機能するが、PtOx処理は簡
単であるだけでなく、PtとTiとの拡散反応の問題が
生じる可能性が回避される。プラズマ支援化学蒸着(P
ACVD)および反応性スパッタリングなど、さらに強
力な方法により付着させた酸化物および非酸化物材料に
ついても、接着強化が期待される。場合によっては、貴
金属基板表面を酸素処理して接着強化貴金属酸化物の層
を形成することは、付着工程の最初の段階と同時に行う
こともできる。たとえば、TEOSと酸素の混合物を使
用するPACVD(または酸素含有処理ガス中でのシリ
コン・ターゲットの反応性スパッタリング)による貴金
属基板への酸化シリコン付着工程によって、意図しない
(しかし有益な)接着を促進する貴金属酸化物が形成さ
れると考えられる。
【0044】例3 付着した材料の接着と電気特性の改善に加えて、本発明
の新規の貴金属酸化物は、光学的記憶および選択的触媒
作用においても利点がある。酸化しない白金皮膜と比較
して、酸化皮膜は褐色が強く、反射率が低い。たとえ
ば、反射率の低下は、正常な入射角で633nmのHe
Neレーザにより測定した場合、約5%である。この差
は、白金系の上にPtOxを光学的記憶媒体として使用
する可能性を示唆するものである。皮膜を酸素の少ない
環境中で450〜550℃に加熱することにより、Pt
xが酸素を失い、Pt元素に戻ることが考えられるた
め、PtOxの選択した領域を局部的に加熱、または電
子もしくは光子ビームにより励起することによって、同
様の反応が空間的に選択的に生じることが期待される。
このことを図7および図8に示す。
【0045】図7は、貴金属皮膜をパターニングするた
めの直接書き込み法の略図を示し、図8は、図7のパタ
ーン形成した破線の部分を走査した反射率と位置の関係
を示す略図である。酸素を含有しないフィーチャ60
に、焦点を合わせたレーザまたは電子ビームなどのエネ
ルギー源56を向けて、PtOx表面54上に書き込
む。したがって、酸化した貴金属の表面の活性または非
活性領域を画定するために同様のパターニング法を使用
すれば、空間的に選択性を有する触媒作用が得られる。
【0046】本発明の方法により得られる上述の利点お
よび長所の他に、表面の濡れ、および均一性もプラズマ
灰化または酸化工程により強化される。このことは、B
STおよびPLTなどの高誘電率材料のゾル・ゲル付着
させた皮膜についても、酸化シリコンのフィールド領域
により分離された白金電極からなる基板上に付着させた
チタン酸ビスマスなどの強誘電性材料についても実証さ
れている。
【0047】近年、走査型トンネリング顕微鏡検査(S
TM)、原子力顕微鏡検査(AFM)、走査型干渉無開
口顕微鏡検査(SIAM)など、原子的解像度に近い新
しい顕微鏡検査の発明により、超高データ密度で情報を
記憶させる新しい方法を見いだす活動のきっかけとなっ
ている。この点で、高密度の読み取り専用記憶を行うの
に適した方法を見いだす問題は、これまでより容易に解
決するものと考えられ、したがって、国会図書館にある
ような大量のデータを永久保存するのに解決をもたらす
であろう。これらの方法を使用することにより、現在は
比較的低速であるが、STMやAFMを使用して、表面
上にビットをつくることができ、一方高密度の読み取り
が、SIAMを使用してこれまでより速く行うことがで
きるようになる。高密度でビットを書き込む実用的な方
法は、明確な触媒特性により選択された表面の部位から
得られ、光学的コントラストを形成する材料は、CVD
技術により選択的に付着させることができる。Pt、P
dなどの金属について、触媒特性が知られているため、
これらの金属を局部的に遮蔽する方法を利用して、CV
D法で被覆されていない領域上に材料を選択的に付着さ
せることができる。たとえば、これらの金属の表面を酸
化して極めて薄い酸化物層を形成することにより、触媒
効果を防止することができる。
【0048】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0049】(1)貴金属基板の表面上、および貴金属
基板の表面の少なくとも一部を被覆する貴金属酸化物皮
膜を形成する方法において、上記貴金属基板の表面を、
酸素を含有するプラズマに露出する工程を含む方法。 (2)プラズマに、少なくとも1種類の酸素含有気体を
供給する工程を含む、上記(1)に記載の方法。 (3)上記酸素を含有するプラズマが、高密度プラズ
マ、マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、および酸素
含有イオン・ビームにより生成されるイオン衝突、また
はこれらを組み合わせたものからなるグループから選択
され、個別に制御される基板バイアスを印加し、または
印加しない、上記(1)に記載の方法。 (4)上記方法が、酸素圧力が約0.01ミリトルない
し約2000ミリトルの反応室で行われる、上記(1)
に記載の方法。 (5)上記酸素プラズマ放電が、少なくとも50Wの高
周波電力により発生する、上記(1)に記載の方法。 (6)上記貴金属基板の表面を、少なくとも1秒の露出
時間の間、酸素プラズマ放電に露出させる、上記(1)
に記載の方法。 (7)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、R
u、Pd、Os、およびRhからなるグループから選択
された少なくとも1種類の貴金属を含む、上記(1)に
記載の方法。 (8)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、R
u、Pd、Os、およびRhからなるグループから選択
された少なくとも1種類の貴金属の合金を含む、上記
(1)に記載の方法。 (9)上記貴金属基板が、それぞれPt、Ir、Ag、
Au、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループ
から選択された2層以上の貴金属を含む、上記(1)に
記載の方法。 (10)貴金属基板の表面を、酸素を含有するプラズマ
に露出させて形成した貴金属酸化物の皮膜層。 (11)上記皮膜層の厚みが約0.4nmないし約10
nmである、上記(10)に記載の酸素を含有する皮膜
層。 (12)上記酸素を含有するプラズマが、高密度プラズ
マ、マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、および酸素
含有イオン・ビームにより生成されるイオン衝突、また
はこれらを組み合わせたものからなるグループから選択
され、個別に制御される基板バイアスを印加し、または
印加しない、上記(10)に記載の酸素を含有する皮膜
層。 (13)上記酸素プラズマ放電が、少なくとも50Wの
高周波電力により発生する、上記(10)に記載の酸素
を含有する皮膜層。 (14)上記貴金属基板の表面を、少なくとも1秒の露
出時間の間、酸素プラズマ放電に露出させる、上記(1
0)に記載の酸素を含有する皮膜層。 (15)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、
Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループから選
択された少なくとも1種類の貴金属を含む、上記(1
0)に記載の酸素を含有する皮膜層。 (16)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、
Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループから選
択された少なくとも1種類の貴金属の合金を含む、上記
(10)に記載の酸素を含有する皮膜層。 (17)上記貴金属基板が、それぞれPt、Ir、A
g、Au、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグル
ープから選択された2層以上の貴金属を含む、上記(1
0)に記載の酸素を含有する皮膜層。 (18)貴金属基板を用意する工程と、貴金属基板の上
面を界面強化層が形成するまでの時間、酸素を含有する
エネルギー源に露出する工程と、上記貴金属基板の上面
に、上記界面強化層を挟んで酸素を含有する材料を付着
させる工程とを含む、貴金属基板上に酸素を含有する材
料を付着させる方法。 (19)上記酸素を含有するエネルギー源がプラズマ源
である、上記(18)に記載の方法。 (20)上記酸素を含有するエネルギー源が酸素を含有
するプラズマである、上記(18)に記載の方法。 (21)上記酸素を含有するプラズマが、高密度プラズ
マ、マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、および酸素
含有イオン・ビームにより生成されるイオン衝突、また
はこれらを組み合わせたものからなるグループから選択
され、個別に制御される基板バイアスを印加し、または
印加しない、上記(18)に記載の方法。 (22)上記貴金属基板上面をエネルギー源に露出する
工程が、酸素圧力が約0.01ミリトルないし約200
0ミリトルの反応室で行われる、上記(18)に記載の
方法。 (23)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、
Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループから選
択された少なくとも1種類の貴金属を含む、上記(1
8)に記載の方法。 (24)上記十分な時間が少なくとも1秒である、上記
(18)に記載の方法。 (25)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、
Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループから選
択された少なくとも1種類の貴金属の合金を含む、上記
(18)に記載の方法。 (26)上記酸素含有材料が、ペロフスカイト型絶縁材
料である、上記(18)に記載の方法。 (27)上記酸素含有材料が、チタン酸バリウムストロ
ンチウム(BST)、チタン酸鉛ランタン(PLT)、
チタン酸鉛ジルコニウム(PZT)、チタン酸バリウム
ジルコニウム(BZT)、チタン酸ストロンチウムビス
マス(SBT)、ニオブ酸ストロンチウムビスマス(S
BN)、およびチタン酸ビスマスからなるグループから
選択される、上記(18)に記載の方法。 (28)上記酸素含有材料が、金属酸化物絶縁体、金属
酸化物半導体、金属酸化物導体、金属酸化物超伝導体、
金属含有ケイ酸塩、酸化シリコン、イプシロンが10を
超える高誘電率材料、および強誘電体からなるグループ
から選択される、上記(18)に記載の方法。 (29)形成された上記界面強化層が、貴金属基板に含
有された貴金属の酸化物である、上記(18)に記載の
方法。 (30)上記界面強化層の厚みが、約0.4nmないし
約10nmである、上記(18)に記載の方法。 (31)上面を有する貴金属基板と、上記貴金属基板の
上面に付着させた貴金属酸化物の層と、上記貴金属酸化
物の層を挟んで上記貴金属基板の上面に付着させた酸素
含有材料とを備える、酸素含有材料/貴金属基板積層構
造。 (32)上記貴金属酸化物の層の厚みが、約0.4nm
ないし約10nmである、上記(31)に記載の構造。 (33)上記酸素含有材料が、チタン酸バリウムストロ
ンチウム(BST)、チタン酸鉛ランタン(PLT)、
チタン酸鉛ジルコニウム(PZT)、チタン酸バリウム
ジルコニウム(BZT)、チタン酸ストロンチウムビス
マス(SBT)、ニオブ酸ストロンチウムビスマス(S
BN)、およびチタン酸ビスマスからなるグループから
選択された高誘電率材料である、上記(31)に記載の
構造。 (34)上記酸素含有材料が、ペロフスカイト型絶縁材
料である、上記(31)に記載の構造。 (35)上記酸素含有材料が、金属酸化物絶縁体、金属
酸化物半導体、金属酸化物導体、金属酸化物超伝導体、
金属含有ケイ酸塩、酸化シリコン、イプシロンが10を
超える高誘電率材料、および強誘電体からなるグループ
から選択される、上記(31)に記載の構造。 (36)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、
Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループから選
択された少なくとも1種類の貴金属を含む、上記(3
1)に記載の構造。 (37)上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、Au、
Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループから選
択された少なくとも1種類の貴金属の合金を含む、上記
(31)に記載の構造。 (38)前処理した半導体基板を用意する工程と、第1
の貴金属材料で第1の電極を形成する工程と、上記第1
の電極の上面を酸素含有エネルギー源に十分な時間露出
して、界面強化層を形成する工程と、上記第1の電極上
面に高誘電率または強誘電性材料を、上記界面強化層を
挟んで付着させる工程と、上記高誘電率または強誘電性
材料の層の上面に第2の貴金属材料による第2の電極を
形成する工程とを含む、半導体メモリ・エレメントを形
成する方法。 (39)上記前処理した半導体基板が、上記第1の電極
と電気的に導通させるために内部に形成した導電性接点
プラグを有する、上記(38)に記載の方法。 (40)上記第1の貴金属材料および第2の貴金属材料
が、Pt、Ir、Ag、Au、Ru、Pd、Os、およ
びRhからなるグループから選択される、上記(38)
に記載の方法。 (41)上記第1の貴金属材料および第2の貴金属材料
が、Pt、Ir、Ag、Au、Ru、Pd、Os、およ
びRhからなるグループから選択された少なくとも1種
類の貴金属の合金から形成される、上記(38)に記載
の方法。 (42)上記第1の貴金属材料が、第2の貴金属材料と
同一である、上記(38)に記載の方法。 (43)上記酸素含有エネルギー源が酸素含有プラズマ
である、上記(38)に記載の方法。 (44)上記酸素含有エネルギー源が、高密度プラズ
マ、マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、および酸素
含有イオン・ビームにより生成されるイオン衝突、また
はこれらを組み合わせたものからなるグループから選択
され、個別に制御される基板バイアスを印加し、または
印加しない、上記(38)に記載の方法。 (45)上記第1電極の上面をエネルギー源に露出する
工程が、酸素圧力が約0.01ミリトルないし約200
0ミリトルの反応室で行われる、上記(38)に記載の
方法。 (46)上記十分な時間が少なくとも1秒である、上記
(38)に記載の方法。 (47)上記高誘電率または強誘電体材料が、ペロフス
カイト型絶縁材料である、上記(38)に記載の方法。 (48)上記高誘電率または強誘電体材料が、チタン酸
バリウムストロンチウム(BST)、チタン酸鉛ランタ
ン(PLT)、チタン酸鉛ジルコニウム(PZT)、チ
タン酸バリウムジルコニウム(BZT)、チタン酸スト
ロンチウムビスマス(SBT)、ニオブ酸ストロンチウ
ムビスマス(SBN)、およびチタン酸ビスマスからな
るグループから選択された高誘電率材料である、上記
(38)に記載の方法。 (49)上記高誘電率または強誘電体材料が、金属酸化
物絶縁体、金属酸化物半導体、金属酸化物導体、金属酸
化物超伝導体、金属含有ケイ酸塩、酸化シリコン、イプ
シロンが10を超える高誘電率材料、および強誘電体か
らなるグループから選択される、上記(38)に記載の
方法。 (50)上記形成された界面強化層が、上記第1の貴金
属材料の酸化物である、上記(38)に記載の方法。 (51)上記形成された界面強化層の厚みが、約0.4
nmないし約10nmである、上記(38)に記載の方
法。 (52)上記第1および第2の電極が、Pt、Ir、A
g、Au、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグル
ープから選択された2層以上の貴金属から形成される、
上記(38)に記載の方法。 (53)前処理した半導体基板と、前記基板上の第1の
貴金属材料による第1の電極と、上記第1の電極上面に
形成した界面強化材料の層と、上記接着促進層を挟ん
で、上記第1の電極上面に形成した高誘電率または強誘
電体材料の層と、上記高誘電率または強誘電体材料の層
上面に形成した、第2の貴金属材料による第2の電極と
を備える、半導体メモリ・エレメント。 (54)上記前処理した半導体基板が、上記第1の電極
と電気的に接続するためのシリコン接点を有する、上記
(53)に記載の半導体メモリ・エレメント。 (55)上記第1の貴金属材料と、上記第2の貴金属材
料が、Pt、Ir、Ag、Au、Ru、Pd、Os、お
よびRhからなるグループから選択される、上記(5
3)に記載の半導体メモリ・エレメント。 (56)上記第1の貴金属材料と、上記第2の貴金属材
料が、Pt、Ir、Ag、Au、Ru、Pd、Os、お
よびRhからなるグループから選択された少なくとも1
種類の貴金属からなる貴金属合金から形成される、上記
(53)に記載の半導体メモリ・エレメント。 (57)上記第1の貴金属材料が、上記第2の貴金属材
料と同一である、上記(53)に記載の半導体メモリ・
エレメント。 (58)上記接着促進層が、上記第1の貴金属材料の酸
化物である、上記(53)に記載の半導体メモリ・エレ
メント。 (59)上記高誘電率材料が、ペロフスカイト型絶縁材
料である、上記(53)に記載の半導体メモリ・エレメ
ント。 (60)上記高誘電率材料が、チタン酸バリウムストロ
ンチウム(BST)、チタン酸鉛ランタン(PLT)、
チタン酸鉛ジルコニウム(PZT)、およびチタン酸ビ
スマスからなるグループから選択された高誘電率材料で
ある、上記(53)に記載の半導体メモリ・エレメン
ト。 (61)上記形成された接着促進層の厚みが、約0.4
nmないし約10nmである、上記(53)に記載の半
導体メモリ・エレメント。 (62)上記第1の電極がキャパシタのための底部電極
であり、上記第2の電極がキャパシタのための上部プレ
ート電極である、上記(53)に記載の半導体メモリ・
エレメント。 (63)白金基板と、上記白金基板上面中に形成した酸
化白金層とを備える、光学的記憶媒体。 (64)上記酸化白金層が、上記基板上面をエネルギー
源に露出させることによりパターン形成される、上記
(63)に記載の光学的記憶媒体。 (65)貴金属基板を用意する工程と、貴金属基板上面
を、接着促進層が形成されるまでの時間エネルギー源に
露出させる工程と、上記貴金属基板上面に接着促進層を
挟んで材料を付着させる工程とを含む、貴金属基板上に
材料を付着させる方法。 (66)上記エネルギー源が、高密度プラズマ、マイク
ロ波プラズマ、高周波プラズマ、および酸素含有イオン
・ビームにより生成されるイオン衝突、またはこれらを
組み合わせたものからなるグループから選択され、個別
に制御される基板バイアスを印加し、または印加しない
酸素を含有するプラズマである、上記(65)に記載の
方法。 (67)上記材料が、スピン・オン・ガラス材料または
フォトレジストである、上記(65)に記載の方法。 (68)付着させる材料が、TiN、TaN、およびT
aSiNの導電性窒化物、酸化シリコンの誘電性酸化
物、窒化シリコン、および酸窒化シリコンの誘電性窒化
物、ならびに炭素含有誘電体からなるグループから選択
される、上記(65)に記載の方法。 (69)上面を有する貴金属基板と、貴金属基板の上面
に付着させた貴金属酸化物の層と、貴金属酸化物の層を
挟んで上記貴金属基板の上面に付着させた酸素含有材料
とを備える、材料/貴金属基板積層品の構造。 (70)上記貴金属酸化物の層が、厚みが、約0.4n
mないし約10nmの接着促進層である、上記(69)
に記載の構造。 (71)上記材料/貴金属基板積層品が、スピン・オン
・ガラス材料である、上記(69)に記載の構造。 (72)上記貴金属基板上面に付着させた上記材料が、
TiN、TaN、およびTaSiNの導電性窒化物、酸
化シリコンの誘電性酸化物、窒化シリコン、および酸窒
化シリコンの誘電性窒化物、ならびに炭素含有誘電体か
らなるグループから選択される、上記(69)に記載の
構造。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDRAMキャパシタ構造を示す拡大断面
図である。
【図2】本発明による、貴金属皮膜を上面に有する基板
を示す拡大断面図である。
【図3】図2に示す本発明による構造の上に、プラズマ
酸化法により貴金属酸化物の層を形成した構造を示す拡
大断面図である。
【図4】図3に示す本発明による構造の上に、誘電率の
高い層をコーティングした構造を示す拡大断面図であ
る。
【図5】図4に示す本発明による構造の上に、第2の貴
金属で形成した上部電極を有する構造を示す拡大断面図
である。
【図6】貴金属酸化物の層の上に、スピン・オン・グラ
ス材料の層を付着させた本発明による構造を示す拡大断
面図である。
【図7】貴金属皮膜にパターン形成する直接書き込み法
を示す略図である。
【図8】図7のパターン形成した破線の部分を走査した
反射率と位置の関係を示す略図である。
【符号の説明】 10 キャパシタ 12 酸化物絶縁層 16 シリコン接点プラグ 20 底部電極 24 絶縁層 28 プレート電極 30 本発明による構造 32 貴金属皮膜 34 基板 36 貴金属酸化物層 38 高誘電率材料の層 42 上部電極層 46 スピン・オン・グラス層 50 構造 54 PtOx表面 56 エネルギー源 60 酸化物を含まないフィーチャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/8247 29/788 29/792 (72)発明者 ジョン・パトリック・ハメル アメリカ合衆国12545 ニューヨーク州ミ ルブロック キラーン・ロード 117 (72)発明者 ロバート・ベンジャミン・ライボウィッツ アメリカ合衆国10566 ニューヨーク州ピ ークスキル ファーニス・ドック・ロード 407 (72)発明者 デボラ・アン・ニューマイヤー アメリカ合衆国06811 コネチカット州ダ ンベリー オーク・レーン 3 (72)発明者 カテリーネ・リン・ゼンガー アメリカ合衆国10562 ニューヨーク州オ シニング アンダーヒル・ロード 115 (72)発明者 アレハンドロ・ガブリエル・シュロット アメリカ合衆国10011 ニューヨーク州ニ ューヨーク ウェスト ツェウェルフス・ ストリート 175 アパートメント 9ビ ー

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貴金属基板の表面上、および貴金属基板の
    表面の少なくとも一部を被覆する貴金属酸化物皮膜を形
    成する方法において、上記貴金属基板の表面を、酸素を
    含有するプラズマに露出する工程を含む方法。
  2. 【請求項2】プラズマに、少なくとも1種類の酸素含有
    気体を供給する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】上記酸素を含有するプラズマが、高密度プ
    ラズマ、マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、および
    酸素含有イオン・ビームにより生成されるイオン衝突、
    またはこれらを組み合わせたものからなるグループから
    選択され、個別に制御される基板バイアスを印加し、ま
    たは印加しない、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】上記方法が、酸素圧力が約0.01ミリト
    ルないし約2000ミリトルの反応室で行われる、請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】上記酸素プラズマ放電が、少なくとも50
    Wの高周波電力により発生する、請求項1に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】上記貴金属基板の表面を、少なくとも1秒
    の露出時間の間、酸素プラズマ放電に露出させる、請求
    項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、A
    u、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループか
    ら選択された少なくとも1種類の貴金属を含む、請求項
    1に記載の方法。
  8. 【請求項8】上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、A
    u、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループか
    ら選択された少なくとも1種類の貴金属の合金を含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】上記貴金属基板が、それぞれPt、Ir、
    Ag、Au、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグ
    ループから選択された2層以上の貴金属を含む、請求項
    1に記載の方法。
  10. 【請求項10】貴金属基板の表面を、酸素を含有するプ
    ラズマに露出させて形成した貴金属酸化物の皮膜層。
  11. 【請求項11】上記皮膜層の厚みが約0.4nmないし
    約10nmである、請求項10に記載の酸素を含有する
    皮膜層。
  12. 【請求項12】貴金属基板を用意する工程と、 貴金属基板の上面を界面強化層が形成するまでの時間、
    酸素を含有するエネルギー源に露出する工程と、 上記貴金属基板の上面に、上記界面強化層を挟んで酸素
    を含有する材料を付着させる工程とを含む、 貴金属基板上に酸素を含有する材料を付着させる方法。
  13. 【請求項13】上記酸素を含有するエネルギー源がプラ
    ズマ源である、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】上記酸素を含有するエネルギー源が酸素
    を含有するプラズマである、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】上記酸素を含有するプラズマが、高密度
    プラズマ、マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、およ
    び酸素含有イオン・ビームにより生成されるイオン衝
    突、またはこれらを組み合わせたものからなるグループ
    から選択され、個別に制御される基板バイアスを印加
    し、または印加しない、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】上記貴金属基板上面をエネルギー源に露
    出する工程が、酸素圧力が約0.01ミリトルないし約
    2000ミリトルの反応室で行われる、請求項12に記
    載の方法。
  17. 【請求項17】上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、
    Au、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループ
    から選択された少なくとも1種類の貴金属を含む、請求
    項12に記載の方法。
  18. 【請求項18】上記十分な時間が少なくとも1秒であ
    る、請求項12に記載の方法。
  19. 【請求項19】上記貴金属基板が、Pt、Ir、Ag、
    Au、Ru、Pd、Os、およびRhからなるグループ
    から選択された少なくとも1種類の貴金属の合金を含
    む、請求項12に記載の方法。
  20. 【請求項20】上記酸素含有材料が、ペロフスカイト型
    絶縁材料である、請求項12に記載の方法。
  21. 【請求項21】上記酸素含有材料が、チタン酸バリウム
    ストロンチウム(BST)、チタン酸鉛ランタン(PL
    T)、チタン酸鉛ジルコニウム(PZT)、チタン酸バ
    リウムジルコニウム(BZT)、チタン酸ストロンチウ
    ムビスマス(SBT)、ニオブ酸ストロンチウムビスマ
    ス(SBN)、およびチタン酸ビスマスからなるグルー
    プから選択される、請求項12に記載の方法。
  22. 【請求項22】上記酸素含有材料が、金属酸化物絶縁
    体、金属酸化物半導体、金属酸化物導体、金属酸化物超
    伝導体、金属含有ケイ酸塩、酸化シリコン、イプシロン
    が10を超える高誘電率材料、および強誘電体からなる
    グループから選択される、請求項12に記載の方法。
  23. 【請求項23】形成された上記界面強化層が、貴金属基
    板に含有された貴金属の酸化物である、請求項12に記
    載の方法。
  24. 【請求項24】上記界面強化層の厚みが、約0.4nm
    ないし約10nmである、請求項12に記載の方法。
  25. 【請求項25】上面を有する貴金属基板と、 上記貴金属基板の上面に付着させた貴金属酸化物の層
    と、 上記貴金属酸化物の層を挟んで上記貴金属基板の上面に
    付着させた酸素含有材料とを備える、 酸素含有材料/貴金属基板積層構造。
  26. 【請求項26】前処理した半導体基板を用意する工程
    と、 第1の貴金属材料で第1の電極を形成する工程と、 上記第1の電極の上面を酸素含有エネルギー源に十分な
    時間露出して、界面強化層を形成する工程と、 上記第1の電極上面に高誘電率または強誘電性材料を、
    上記界面強化層を挟んで付着させる工程と、 上記高誘電率または強誘電性材料の層の上面に第2の貴
    金属材料による第2の電極を形成する工程とを含む、 半導体メモリ・エレメントを形成する方法。
  27. 【請求項27】上記前処理した半導体基板が、上記第1
    の電極と電気的に導通させるために内部に形成した導電
    性接点プラグを有する、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】上記第1の貴金属材料および第2の貴金
    属材料が、Pt、Ir、Ag、Au、Ru、Pd、O
    s、およびRhからなるグループから選択される、請求
    項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】上記第1の貴金属材料および第2の貴金
    属材料が、Pt、Ir、Ag、Au、Ru、Pd、O
    s、およびRhからなるグループから選択された少なく
    とも1種類の貴金属の合金から形成される、請求項26
    に記載の方法。
  30. 【請求項30】上記第1の貴金属材料が、第2の貴金属
    材料と同一である、請求項26に記載の方法。
  31. 【請求項31】上記酸素含有エネルギー源が酸素含有プ
    ラズマである、請求項26に記載の方法。
  32. 【請求項32】上記酸素含有エネルギー源が、高密度プ
    ラズマ、マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、および
    酸素含有イオン・ビームにより生成されるイオン衝突、
    またはこれらを組み合わせたものからなるグループから
    選択され、個別に制御される基板バイアスを印加し、ま
    たは印加しない、請求項26に記載の方法。
  33. 【請求項33】上記第1電極の上面をエネルギー源に露
    出する工程が、酸素圧力が約0.01ミリトルないし約
    2000ミリトルの反応室で行われる、請求項26に記
    載の方法。
  34. 【請求項34】上記十分な時間が少なくとも1秒であ
    る、請求項26に記載の方法。
  35. 【請求項35】上記高誘電率または強誘電体材料が、ペ
    ロフスカイト型絶縁材料である、請求項26に記載の方
    法。
  36. 【請求項36】上記高誘電率または強誘電体材料が、チ
    タン酸バリウムストロンチウム(BST)、チタン酸鉛
    ランタン(PLT)、チタン酸鉛ジルコニウム(PZ
    T)、チタン酸バリウムジルコニウム(BZT)、チタ
    ン酸ストロンチウムビスマス(SBT)、ニオブ酸スト
    ロンチウムビスマス(SBN)、およびチタン酸ビスマ
    スからなるグループから選択された高誘電率材料であ
    る、請求項26に記載の方法。
  37. 【請求項37】上記高誘電率または強誘電体材料が、金
    属酸化物絶縁体、金属酸化物半導体、金属酸化物導体、
    金属酸化物超伝導体、金属含有ケイ酸塩、酸化シリコ
    ン、イプシロンが10を超える高誘電率材料、および強
    誘電体からなるグループから選択される、請求項26に
    記載の方法。
  38. 【請求項38】上記形成された界面強化層が、上記第1
    の貴金属材料の酸化物である、請求項26に記載の方
    法。
  39. 【請求項39】上記形成された界面強化層の厚みが、約
    0.4nmないし約10nmである、請求項26に記載
    の方法。
  40. 【請求項40】上記第1および第2の電極が、Pt、I
    r、Ag、Au、Ru、Pd、Os、およびRhからな
    るグループから選択された2層以上の貴金属から形成さ
    れる、請求項26に記載の方法。
  41. 【請求項41】前処理した半導体基板と、 前記基板上の第1の貴金属材料による第1の電極と、 上記第1の電極上面に形成した界面強化材料の層と、 上記接着促進層を挟んで、上記第1の電極上面に形成し
    た高誘電率または強誘電体材料の層と、 上記高誘電率または強誘電体材料の層上面に形成した、
    第2の貴金属材料による第2の電極とを備える、 半導体メモリ・エレメント。
  42. 【請求項42】上記前処理した半導体基板が、上記第1
    の電極と電気的に接続するためのシリコン接点を有す
    る、請求項41に記載の半導体メモリ・エレメント。
  43. 【請求項43】白金基板と、 上記白金基板上面中に形成した酸化白金層とを備える、 光学的記憶媒体。
  44. 【請求項44】上記酸化白金層が、上記基板上面をエネ
    ルギー源に露出させることによりパターン形成される、
    請求項43に記載の光学的記憶媒体。
  45. 【請求項45】貴金属基板を用意する工程と、 貴金属基板上面を、接着促進層が形成されるまでの時間
    エネルギー源に露出させる工程と、 上記貴金属基板上面に接着促進層を挟んで材料を付着さ
    せる工程とを含む、 貴金属基板上に材料を付着させる方法。
  46. 【請求項46】上記エネルギー源が、高密度プラズマ、
    マイクロ波プラズマ、高周波プラズマ、および酸素含有
    イオン・ビームにより生成されるイオン衝突、またはこ
    れらを組み合わせたものからなるグループから選択さ
    れ、個別に制御される基板バイアスを印加し、または印
    加しない酸素を含有するプラズマである、請求項45に
    記載の方法。
  47. 【請求項47】上記材料が、スピン・オン・ガラス材料
    またはフォトレジストである、請求項45に記載の方
    法。
  48. 【請求項48】付着させる材料が、TiN、TaN、お
    よびTaSiNの導電性窒化物、酸化シリコンの誘電性
    酸化物、窒化シリコン、および酸窒化シリコンの誘電性
    窒化物、ならびに炭素含有誘電体からなるグループから
    選択される、請求項45に記載の方法。
  49. 【請求項49】上面を有する貴金属基板と、 貴金属基板の上面に付着させた貴金属酸化物の層と、 貴金属酸化物の層を挟んで上記貴金属基板の上面に付着
    させた酸素含有材料とを備える、 材料/貴金属基板積層品の構造。
  50. 【請求項50】上記貴金属酸化物の層が、厚みが、約
    0.4nmないし約10nmの接着促進層である、請求
    項49に記載の構造。
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