JPH11224427A - 光ディスクのトラックキック装置 - Google Patents

光ディスクのトラックキック装置

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JPH11224427A
JPH11224427A JP10338086A JP33808698A JPH11224427A JP H11224427 A JPH11224427 A JP H11224427A JP 10338086 A JP10338086 A JP 10338086A JP 33808698 A JP33808698 A JP 33808698A JP H11224427 A JPH11224427 A JP H11224427A
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diffracted light
track
tracking
zero
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JP10338086A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Matsui
勉 松井
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Original Assignee
NEC Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑なトラッキング制御をせずにランドとグ
ルーブの切り替えを確実に行う光ディスクのトラックキ
ック装置を提供すること。 【構成】 マトリックス回路31には、光ディスク表面
における+1次回折光、0次回折光および−1次回折光
の3つの光ビームの反射光の光電変換後の信号が入力さ
れる。これを基にして4種類のトラッキング誤差信号T
E1 〜TE4 が作成され、ゼロクロス演算器32でこれ
らのゼロクロス点が検出されることで1トラックピッチ
の1/8ずつの変位が検出される。トラッキング誤差信
号TE2 は、増幅器36、37を経て正負の信号にさ
れ、スイッチボックス33でこれらの一方が選択されて
トラッキングコイル39の励磁が行われる。したがっ
て、トラッキングサーボのミュートのオン・オフや励磁
の極性の設定を正確に行うことができ、切り替えが確実
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクのトラッ
クキックを行うためのトラックキック装置に係わり、詳
細にはランドとグルーブ間で情報の読み取り箇所の切り
替えを行うための光ディスクのトラックキック装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の情報処理装置に使用さ
れる磁気ディスクの高速アクセス性と、光ディスクの特
徴とする記憶容量の大きさの双方を兼ね備えた外部記憶
装置が求められており、その研究が急速に進展してい
る。このような次世代の外部記憶装置としては、高速転
送レート、高速ランダムアクセスならびに大容量という
条件を満たし、かつ媒体の保存に優れ、非接触で媒体の
耐久性に優れたものという観点から光記録を使用する光
ディスクが有望となっている。
【0003】ディスクを用いて高密度記録を行う際に
は、ディスクの接線方向のみならずディスクの半径方向
の記録密度を大きくとることが有効である。光ディスク
の表面にはグルーブ(groove)と呼ばれる溝が所定間隔
で刻まれており、これらグルーブとグルーブの間はラン
ド(land)と呼ばれている。高密度記録を行う場合に
は、ランドの幅とグルーブの幅をほぼ等しくして、これ
らの双方に記録マークを配置して、それぞれ情報の記録
を行うことが有望である。また、トラックのピッチもで
きるだけ狭くするようにして、記録密度の向上が図られ
ている。
【0004】ところでトラックのピッチを狭くしていく
と、記録マーク用に配置された対物レンズの開口数を大
きくしないと、ディスクのトラックによる回折角度が大
きくなる。このため、トラッキングの誤差を検出するト
ラッキング誤差信号自体のS/N(信号対雑音比)が劣
化してしまい、良好なトラッキングサーボを行うことが
できなくなる。
【0005】更に、ランドとグルーブの双方で記録や再
生を行うためには、ランドとグルーブを順に切り換えな
がら情報の記録や再生を行う必要がある。ランドとグル
ーブのトラッキングの際には、トラッキング誤差信号の
極性が異なっているので、次のトラックに切り替える際
のトラックキックと同時に、サーボの極性を切り替える
必要がある。
【0006】図6は、従来の光ディスクのトラックキッ
ク方法を説明するためのものである。同図(a)に示す
ようにトラックキックパルス100Kとブレーキパルス
100Bを正負のパルスの連続波として形成し、同図
(b)に示すミュート信号101によって、この期間1
02のトラッキングサーボを切る。これによって、図6
(c)に示すようにS字曲線としてのトラッキング誤差
信号103を作成する。
【0007】このトラッキング誤差信号103は、図示
しない光ディスクに同じく図示しない回折格子を用いて
作成した0次回折光と、+1次回折光および−1次回折
光を照射し、このうちの+1次回折光および−1次回折
光を減算することによって作成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のようにランドも
しくはグルーブ専用にトラッキングを行う装置であれ
ば、このような1つのトラックから次のトラックに情報
の読取スポットを移動させる制御は比較的簡単である。
ところが、ランドとグルーブの双方を別々に記録に使用
する場合には、これらのトラックの中間地点に読取スポ
ットを移動させて情報の読み取りを行う必要がある。こ
のため、トラッキングのサーボを外して、キックパルス
を発生させた後、更にブレーキパルスを発生させ、トラ
ッキング誤差信号103の表わすS字曲線をトレースし
ながらトラックキックの過渡応答のモニタを行う必要が
あった。このようにして、最適な極性切り替えと、ミュ
ート時間の設定を行う必要があった。
【0009】このように、ランドとグルーブ双方の記録
をディスクの内周から外周にかけて、ランド、グルー
ブ、ランド、グルーブ、……と1周ごとに確実に切り替
えるためには、キック動作自体を監視する必要があり、
そのための監視制御機構が複雑になるという問題があっ
た。
【0010】そこで本発明の目的は、従来のランドのみ
あるいはグルーブのみのトラッキング制御と同様にこの
ような複雑なトラッキング制御を不要とし、かつランド
とグルーブの切り替えを確実に行うことのできる光ディ
スクのトラックキック装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)光ビームを回折させて得られた+1次回折
光、0次回折光および−1次回折光の3つの光ビームを
情報の読み取りが行われる1つのトラック上にそれぞれ
所定の位置関係で収束させた結果得られた3種類の反射
光の光電変換後の信号を入力し、これらの反射光におけ
る+1次回折光と0次回折光、+1次回折光と−1次回
折光および0次回折光と−1次回折光のそれぞれについ
て信号の減算処理を行う減算手段と、(ロ)この減算手
段によって減算された4種類の減算出力におけるそれぞ
れのゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段と、
(ハ)このゼロクロス点検出手段によって所定のゼロク
ロス点が検出された段階でトラックキック時に行われた
トラッキングサーボのミュートを解除するミュート解除
手段と、(ニ)このミュート解除手段がトラッキングサ
ーボのミュートを解除する時点でトラッキングサーボの
極性を反転させる極性反転手段とを光ディスクのトラッ
クキック装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、+1次
回折光と0次回折光、+1次回折光と−1次回折光およ
び0次回折光と−1次回折光のそれぞれについて信号の
減算処理を行う減算手段を用意して、4種類の減算結果
を得て、それぞれのゼロクロス点をゼロクロス点検出手
段によって検出することでトラックピッチの1/8ずつ
の変位を検出できるようにしている。そして、このうち
の所望の検出タイミングでトラッキングサーボのミュー
トを解除すると共に、トラッキングサーボの極性を反転
させ、ランドからグルーブへ、またはグルーブからラン
ドへのトラックキックを確実なものとしている。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明における減算手段が0次回折光と−1次回折光の減
算を行ったときのゼロクロス点でトラックキックが行わ
れる場合、このトラックキックの開始からこのトラッキ
ング誤差信号が絶対値で最大値の2分の1に到達しない
間は、トラックキックのための追加駆動パルスをトラッ
キングコイルに印加するようにしたトラッキング駆動手
段を具備することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下実施の形態につき本発明を詳
細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態で光ディスク
の表面に3つの光ビームが照射された状態を示したもの
である。本実施の形態のトラックキック装置では、図示
しない半導体レーザから出力されたレーザ光ビームを同
じく図示しないコリメータレンズを通して平行光にし、
これを回折格子に当てて、0次回折光と、+1次回折光
および−1次回折光を作成する。同じく図示しない対物
レンズは、光ディスク11上にこれによる3種類の光ビ
ーム121 、122 、123 を収束させる。
【0016】ここで第1の光ビーム121 は+1次の回
折光であり、第2の光ビーム122は0次の回折光であ
り、第3の光ビーム123 は−1次の回折光である。こ
れら第1〜第3の光ビーム121 、122 、123 は、
第nトラックのグルーブ13nにランディングしてい
る。
【0017】ここで、各光ビーム121 、122 、12
3 の出力をf(x+P/4)、f(x)、f(x−P/
4)とする。ここで符号Pは情報の記録された前後のト
ラックの間隔としてのトラックピッチを表わしている。
本実施の形態では4種類のトラッキング誤差信号TE1
〜TE4 を作成し、これを用いてトラッキングの制御を
行っている。これらのトラッキング誤差信号TE1 〜T
4 は次の(1)〜(4)式のように表わされる。
【0018】 TE1 (x)=f(x+P/4)−f(x) …(1) TE2 (x)=f(x+P/4)−f(x−P/4) …(2) TE3 (x)=f(x) −f(x−P/4) …(3) TE4 (x)=TE3 (x) −TE1 (x) …(4)
【0019】図2は、一例としてトラックピッチが1.
6μmのときの各トラッキング誤差信号TE1 〜TE4
とディスク半径方向変位との関係を示したものである。
この図で横軸はディスクの半径方向の変位を表わしてお
り、図で太線で示したトラッキング誤差信号TE2 のみ
が従来のトラッキング誤差信号に相当する。従来では+
1次回折光、0次回折光および−1次回折光の3つの光
ビームを使用してランドのみあるいはグルーブのみのト
ラッキング制御を行っており、この際にはトラッキング
誤差信号を+1次および−1次の回折光の減算によって
求めている。これは本実施の形態の4種類のトラッキン
グ誤差信号TE1 〜TE4 のうちの2番目のトラッキン
グ誤差信号TE2 に相当するものである。
【0020】従来のトラッキング誤差信号におけるキッ
ク動作では、トラッキング誤差信号TE2 の1周期にわ
たり、情報の読取スポットは光ディスク11上で1.6
μmを移動することになる。本実施の形態では+1次回
折光、0次回折光および−1次回折光の3つの光ビーム
を使用して4種類のトラッキング誤差信号TE1 〜TE
4を得ることで、実質的に1/8トラックピッチのトラ
ッキング誤差信号が得られることになる。
【0021】図3は、本実施の形態におけるトラッキン
グ誤差信号の特徴を説明するためのものである。ランド
とグルーブの双方に記録を行ってこれらの再生を行う本
実施の形態のトラッキング制御では、トラッキング誤差
信号の半周期でキック動作を完了しなければならない。
【0022】同図(a)で丸付き数字〜はトラッキ
ング誤差信号のチェックポイントを示している。キック
動作をモニタする点は、トラックピッチの“0”、“1
/4”、“2/4”および“3/4”に対応した点で、
これらをこの図ではA、B、C、D、E、Fの各点とし
て示してある。点Cから点Dまでの半周期は、スイッチ
の切替動作時間として扱い、スキップする。同図(b)
は、この場合の波形応答を示したものである。なお、波
形応答とは、トラッキング誤差信号のゼロクロスで、ア
ナログスイッチによって反転したときの波形をいう。
【0023】図4は、本実施の形態におけるランドおよ
びグルーブのキック動作を示したものである。同図
(a)はフレームパルス21の発生するタイミングを示
している。本実施の形態の光ディスク11(図1参照)
は、その1回転に1回ずつフレームパルス21を発生さ
せる。
【0024】同図(b)はこのフレームパルス21を基
にして図示しないトラッキングアクチェータに正負のバ
ンバン制御を行うための正負のパルスを印加するドライ
ブ電流波形22を表わしたものである。同図(a)に示
したフレームパルス21が1回発生するたびに、キック
動作が行われることになる。ドライブ電流波形22は、
このキック動作を行うためのキック駆動波形である。
【0025】同図(c)は、静止モードにおけるトラッ
キング・キック動作時のトラッキング誤差信号23を示
したものである。この図4では、従来の連続溝の静止モ
ードにおける1回転に1回の内周へのキック動作と対比
して、ランドとグルーブ間の切替動作を示している。ト
ラッキング誤差信号23は、ドライブ電流波形22の立
ち下がりから機械的な時間遅れτM だけ遅延して発生し
ている。このとき、光ビームは図1における第n+1ト
ラックから第nトラックに移動し、3つの光ビームを使
用したトラッキング誤差信号を得ることになる。このS
字形状のトラッキング誤差信号23のキック幅(1周
期)は約200μSである。
【0026】トラッキング誤差信号23がS字形状とな
るのは、トラックキックが1/4トラックピッチだけ進
行したときにトラッキング誤差信号の極性が逆になり、
この状態でトラックピッチの3/4まで進行し、これ以
後は元の極性に戻るためである。
【0027】同図(d)は、静止モードにおける光ビー
ムの移動を示したものである。ここでは、第n+1トラ
ックから第nトラックに移動する状態が示されている。
第n+1トラックから光ディスク11の1つだけ内周の
第nトラックへとまずキック動作を行う。そして、光デ
ィスク11が1回転して再び第n+1トラックに来た
ら、更にキック動作を行う。このようにして第nトラッ
クを繰り返すモードが静止モードである。図で符号
“G”はグルーブを、また“L”はランドを示してい
る。このような静止モード自体は、ランドとグルーブ間
の切り替えを行う本実施の形態も従来のものも相違はな
い。
【0028】同図(e)は、ランドとグルーブの切り替
えを行うランド・グルーブ切替モード時における光ビー
ムの移動を示したものである。第nトラックから第n+
1トラックへと進行するときに、光ディスク11の1回
転に1回、ランドからグルーブへ、あるいはグルーブか
らランドへと交互に切り替えが行われる。この図では、
第nトラックから第n+1トラックとの間の第n′トラ
ックに切り替えられ、次にここから第n+1トラックに
切り替えられる。そして、第n+1トラックから図示し
ない第n+2トラックとの間の第(n+1)′トラック
へと切り替えが行われている。
【0029】同図(f)は、ランドとグルーブの切り替
えを行う本実施の形態の場合のトラッキング誤差信号2
6を示したものである。本実施の形態では、トラックキ
ック時のトラックピッチの1/2まで進行したときにト
ラッキング誤差信号26の極性が瞬時に切り替えられ
る。このため、トラックピッチの1/2のときにトラッ
キング誤差信号26は不連続となる。このトラックピッ
チが1/2になるまでの期間はトラッキングサーボが外
され、トラックピッチが1/2になった時点で再びトラ
ッキングサーボの引き込みが行われる。
【0030】同図(g)は、ランドとグルーブの切り替
えを行う本実施の形態の場合のミュート信号27を示し
たものである。このミュート信号27の存在する期間
で、前記したトラッキングサーボが外されることにな
る。
【0031】同図(h)は、本実施の形態におけるラン
ドとグルーブ間のトラッキング誤差信号26の切り替え
のタイミングをスイッチボックス28とこれによる波形
変化29で示したものである。ここでスイッチボックス
28は、入力側の2端子TA、TB と出力側の2端子DA
、DB の接続を切り替えるもので、トラックキック時
に1/2トラックピッチをトラッキング誤差信号26の
極性切り替えのタイミングとしている。
【0032】図5は、本実施の形態のトラックキック方
法を実現する回路の要部を表わしたものである。マトリ
ックス回路31には、図1に示した各光ビーム121
122 、123 の出力f(x+P/4)、f(x)、f
(x−P/4)と、フレームパルス21およびミュート
信号27が入力される。マトリックス回路31は前記し
た(1)式〜(4)式の演算を行って、トラッキング誤
差信号TE1 〜TE4を出力する。これらトラッキング
誤差信号TE1 〜TE4 は、ゼロクロス演算器32に入
力され、図2におけるゼロクロス点(GND)を検出し
てトラッキングの1/4、2/4、3/4および4/4
のトラックピッチの信号を得る。そして、これらのタイ
ミングでのトラッキング誤差信号レベルであるかをチェ
ックし、切替制御信号33をスイッチボックス34に供
給する。
【0033】一方、マトリックス回路31から出力され
るトラッキング誤差信号TE2 は、その極性切り替えの
ために用意された正増幅器36と負増幅器37の双方に
入力される。これらの増幅器36、37の出力側はアナ
ログスイッチとしてのスイッチボックス34の2つの入
力端子にそれぞれ入力され、切替制御信号33によって
そのうちのいずれか1つが選択されてトラッキング駆動
増幅器38に供給されるようになっている。トラッキン
グ駆動増幅器38の出力側には、トラッキングコイル3
9が配置されており、トラックの移動制御の際の励磁が
行われるようになっている。
【0034】このような図5に示した回路では、キック
動作に伴う4種類のトラッキング誤差信号の各ゼロクロ
ス点に対応するトラックピッチの1/4、2/4、3/
4および4/4の各点の通過を確認して、トラックピッ
チの2/4を通過したことを確認した後サーボのミュー
トを解除し、サーボ極性の切り替えを行うようにしてい
る。これにより、ランドからグルーブへ、またグルーブ
からランドへの切り替えのための安定したキック動作を
行うことができる。
【0035】なお、本実施の形態では図2の太線で示し
たトラッキング誤差信号TE2はトラックキックが行わ
れるときにトラッキング誤差信号が“0”すなわちゼロ
クロス点に配置されている。このときトラッキングコイ
ル39に駆動パルスが印加されてトラックキックが開始
されるが、このトラッキング誤差信号TE2が波高値の
絶対値で最大値の2分の1に到達しない間は、トラック
キックのための追加駆動パルスをトラッキングコイルに
印加するようにしている。これは具体的には、図3に示
したB点を検出し、この時点で追加駆動パルスの印加を
停止したり、これから所定時間遅延させて追加駆動パル
スの印加を停止させることで可能になる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、+1次回折光
と0次回折光、+1次回折光と−1次回折光および0次
回折光と−1次回折光のそれぞれについて信号の減算処
理を行う減算手段を用意して、4種類の減算結果を得
て、それぞれのゼロクロス点をゼロクロス点検出手段に
よって検出することでトラックピッチの1/8ずつの変
位を検出できるようにしている。このため、このうちの
所望の検出タイミングでトラッキングサーボのミュート
を解除したり、トラッキングサーボの極性を反転させる
制御を可能にし、ランドからグルーブへ、またはグルー
ブからランドへのトラックキックを確実なものとするこ
とができる。
【0037】更に請求項2記載の発明では、トラックキ
ック時に信号レベルが“0”となっている特定のトラッ
キング誤差信号の信号レベルの絶対値が最大値の2分の
1に到達しない間は、トラックキックのための追加駆動
パルスをトラッキングコイルに印加するようにしてお
り、トラックキックのための駆動パルスの印加の適正化
を図り、ランドからグルーブへ、またはグルーブからラ
ンドへのトラックキックがスムーズに行なえるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態で光ディスクの表面に3
つの光ビームが照射された状態を示した一部断面図であ
る。
【図2】トラックピッチが1.6μmのときの各トラッ
キング誤差信号TE1 〜TE4とディスク半径方向変位
との関係を示した特性図である。
【図3】本実施の形態におけるトラッキング誤差信号の
特徴を示した説明図である。
【図4】本実施の形態におけるランドおよびグルーブの
キック動作の際の各部の波形変化とスイッチボックスの
切り替え制御を示した説明図である。
【図5】本実施の形態のトラックキック方法を実現する
回路部分を表わした回路図である。
【図6】従来の光ディスクのトラックキック方法におけ
るトラッキング誤差信号とミュート信号の関係を示した
波形図である。
【符号の説明】
11 光ディスク 121 〜123 (3種類の)光ビーム 13 トラックのグルーブ 21 フレームパルス 27 ミュート信号 31 マトリックス回路 32 ゼロクロス演算器 34 スイッチボックス 36 正増幅器 37 負増幅器 39 トラッキングコイル TE1 〜TE4 トラッキング誤差信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを回折させて得られた+1次回折
    光、0次回折光および−1次回折光の3つの光ビームを
    情報の読み取りが行われる1つのトラック上にそれぞれ
    所定の位置関係で収束させた結果得られた3種類の反射
    光の光電変換後の信号を入力し、これらの反射光におけ
    る+1次回折光と0次回折光、+1次回折光と−1次回
    折光および0次回折光と−1次回折光のそれぞれについ
    て信号の減算処理を行う減算手段と、 この減算手段によって減算された4種類の減算出力にお
    けるそれぞれのゼロクロス点を検出するゼロクロス点検
    出手段と、 このゼロクロス点検出手段によって所定のゼロクロス点
    が検出された段階でトラックキック時に行われたトラッ
    キングサーボのミュートを解除するミュート解除手段
    と、 このミュート解除手段がトラッキングサーボのミュート
    を解除する時点でトラッキングサーボの極性を反転させ
    る極性反転手段とを具備することを特徴とする光ディス
    クのトラックキック装置。
  2. 【請求項2】前記減算手段が前記0次回折光と−1次回
    折光の減算を行ったときのゼロクロス点でトラックキッ
    クが行われる場合、このトラックキックの開始からこの
    トラッキング誤差信号が絶対値で最大値の2分の1に到
    達しない間は、トラックキックのための追加駆動パルス
    をトラッキングコイルに印加するようにしたトラッキン
    グ駆動手段を具備することを特徴とする請求項1記載の
    光ディスクのトラックキック装置。
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