JP2705224B2 - 光学ディスクのトラックジャンプ制御回路 - Google Patents

光学ディスクのトラックジャンプ制御回路

Info

Publication number
JP2705224B2
JP2705224B2 JP15830389A JP15830389A JP2705224B2 JP 2705224 B2 JP2705224 B2 JP 2705224B2 JP 15830389 A JP15830389 A JP 15830389A JP 15830389 A JP15830389 A JP 15830389A JP 2705224 B2 JP2705224 B2 JP 2705224B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track jump
actuator
optical disk
tracking
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15830389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0325730A (ja
Inventor
滋明 和智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP15830389A priority Critical patent/JP2705224B2/ja
Publication of JPH0325730A publication Critical patent/JPH0325730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2705224B2 publication Critical patent/JP2705224B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ディスクに記録されている情報を読み
出す際に行なうトラックジャンプの制御回路に関わり、
特に、1トラックジャンプを行なってポーズ状態、又は
スチル状態を実現する際に好適な光学ディスクのトラッ
クジャンプ制御回路に関するものである。
[発明の概要] 本発明の光学ディスクのトラックジャンプ制御回路
は、トラッキングサーボによって光ディスクの記録トラ
ックを追跡しているアクチュエータに対して、キックパ
ルスを供給して同一のトラックを連続して再生するよう
なポーズ動作、又はスチル動作を行なわせる際に、キッ
クパルスを供給してアクチュエータを加速し、ジャンプ
中のトラッキングエラー信号の積分出力を得るようにし
ている。そしてアクチュエータの減速時にこの積分出力
を初期値として所定の時定数で変化する信号と、前記積
分出力との差信号を制動信号として供給するようになさ
れているので、光ディスクに傷があるときでも、1トラ
ックジャンプの制動力を安定に供給することができ、精
度よくポーズ動作、またはスチル動作を行なわせること
が可能になる。
[従来の技術] 情報を記録し、又は再生することができる記録可能型
の光ディスク1には、一般に第3図に示すように渦巻状
のトラック2がグルーブ、又はサンプリングピットによ
って形成されており、この渦巻状のトラック2は、さら
に円周方向にn区分されて、その冒頭にアドレス領域3
を備えているセクタ41,42……4nに分割されている。
そして、通常は、このセクタ41,42……4nに付加され
ているアドレスを読みながらデータの記録、及び再生を
内周側から外周側に向かって順次行なうものであるが、
同一のトラックナンバのみを読み出すようなスチル操作
を行なう際は、光ディスク1にレーザビームを照射する
図示しないトラッキングアクチュエータに対して1トラ
ックジャンプを行ない、例えば、矢印Jで示すように光
ディスク1の一回転毎に1トラックだけレーザビームを
内周側に戻し、元のトラックにレーザビームを照射する
走査、すなわち1トラックジャンプが行なわれる。
この1トラックジャンプを行なう際は、第4図(a)
に示すように、時点t1において、トラッキングサーボ回
路にキックパルス(負極性)PKを入力し、アクチュエー
タを内周方向に移動すると同時に、その後半でブレーキ
パルスPBを供給し、時点t2で1トラック内周のトラック
をアクセスする方式がよく知られている。
[発明が解決しようとする問題点] このジャンプ制御方式は、キックパルスPKとブレーキ
パルスPBの供給時間及びレベルを適正に設定すると、第
4図(b)に示すようなトラバース信号が出力され、所
定の時間t1〜t2で1トラックジャンプを簡単に行なうこ
とができる。
しかし、トラッキングアクチュエータの運動能力のバ
ラツキ(特に、トラッキングアクチュエータのクーロン
フリクションやステックフリクションの影響)によっ
て、トラッキングアクチュエータが速く動くときは第4
図(c)に示すように行き過ぎの状態になり、結果的に
トラックのアクセス時間taまでが長くなる。
又、トラッキングアクチュエータの動きが悪い場合
は、第4図(d)に示すようにジャンプ時間t1〜t2が長
くなり、トラックジャンプのスピードが低下するという
問題があった。
そこで第5図に示すようにキックパルスPKによる加速
動作が終了した後半の時点t3で、ジャンプ中に得られる
トラッキングエラー信号をブレーキ信号としてトラッキ
ングアクチュエータに供給する方式は、本出願人が先に
提案したように、ジャンプ中に得られるトラッキングエ
ラー信号を微分し、アクチュエータの速度情報を求めて
ブレーキ信号とすることが考えられている。
しかし、このような制動方式も、特に、光ディスクに
乱反射を生じるような傷があると、この傷によって生じ
るスパイク電圧が制御回路を誤動作し、適正な1トラッ
クジャンプを行なわせることが困難になるという問題が
あった。
[問題点を解決するための手段] 本発明の光学ディスクのトラックジャンプ制御回路
は、かかる問題点にかんがみてなされたもので、レーザ
ビームによってデータを記録し、そのデータを読み出す
ことができる光ディスクに対して、多少の傷があるよう
なメディアのときでも、安定なトラックジャンプが行な
われるようにしたものであって、トラックジャンプ中の
トラッキングエラーを積分する積分手段と、このジャン
プ後半で減速動作が開始される直前に、この積分手段の
出力を初期値として出力するような時定数回路を備えて
おり、この時定数回路の出力と、減速時のトラッキング
エラーの積分出力の差信号で制動信号を形成し、トラッ
キングアクチュエータにブレーキを加えるようにしたも
のである。
[作用] トラックジャンプ中のトラッキングエラー信号を積分
し、この積分値で初期値が設定されている時定数回路の
放電曲線で制動作用が生じるように構成されているの
で、記録メディアとなる光ディスクに多少の傷があった
ときでも、この傷によって制動作用が変化することがな
くなり、トラックジャンプの安定性を向上することがで
きる。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例を示す光ディスクのトラ
ックジャンプ制御回路のブロック図を示したもので、10
はトラッキングエラーEtの位相補償回路、11はトラッキ
ングアクチュエータを示す。
12は図示しないコントローラCPUから出力されるトラ
ックジャンプ指令に基ずいて切換わる選択スイッチを示
し、通常の記録・再生時には接点aが選択されている。
そして後述するように1トラックジャンプ指令が入力さ
れると、まず接点bが選択され、キックパルスPKがトラ
ッキングアクチュエータ11に供給され、次に、接点cが
選択されて減算回路16の出力が制動信号として供給され
るようになされている。
13はトラッキングエラーEtの信号を積分する積分回路
を示し、演算増幅器A1、抵抗r1,r2及びコンデンサC1
よって構成されている。そして、この積分回路13の出力
はスイッチ14のb接点を介して抵抗R、コンデンサC2
びバッファアンプA2からなる時定数回路15のコンデンサ
C2に初期電圧として供給される。
なお、17は1トラックジャンプ途中でトラッキングエ
ラーEtがゼロとなった時点(ハーフトラック点)で前記
スイッチ14をa接点に切換え、また、図示しないコント
ローラCPUにそのタイミング信号を供給している。
本発明のトラックジャンプ制御回路は上記したように
構成されているので、1トラックジャンプ指令が図示し
ないコントローラから入力されると、選択スイッチ12の
b接点が選択され、第2図に示すように、t1〜t2間で制
動電圧Sjを振幅とするキックパルスPKがトラッキングア
クチュエータ11に供給される。そして、このキックパル
スPKによってトラッキングアクチュエータ11が加速され
ると、トラックを横断するトラッキングエラーEtが得ら
れると同時に、このトラッキングエラーEtが積分回路13
に入力され、その積分出力[Et]も得られる。
コンパレータ17はトラッキングエラーEtのゼロクロス
点t2を検出したとき、スイッチ14をb接点からa接点に
切換え、又、選択スイッチ12のc接点を選択する。その
ため、時定数回路15の出力Stは積分回路13の出力を初期
値とし、第2図に示すように抵抗RとコンデンサC2の放
電曲線に沿って指数関数的に減少する。
この時点t2からは時定数回路15の出力Stと前記積分回
路13の積分出力[Et]を減算回路16で比較し、その差信
号が制動電圧としてトラッキングアクチュエータ11に供
給されることになる。
この発明では、上記したようにアクチュエータの制動
スピードが時定数回路15の出力Stのカーブに沿うように
コントロールされるため、アクセス動作を常に円滑する
ことができる。
又、この時定数回路の初期値はトラックジャンプの前
半で加速されたアクチュエータの感度(運動能力)によ
って決定されるから、例えば動き易いアクチュエータに
対しては小さなブレーキ信号となり、逆の場合は大きな
ブレーキ信号が供給される。
したがって、キックパルスPKの幅及び高さを適切に定
めておくと、アクチュエータの移動感度が多少異なると
きでも1トラックジャンプの前半と後半でほぼ同形のト
ラッキングエラー信号が得られるように制御することが
できる。そのため、常に目標のトラックでアクチュエー
タの移動速度がトラッキングオン状態を達成するような
速度に制御することを可能にする。
制動領域となる時点t1〜t3間ではアクチュエータに供
給れる信号は、第2図のVaの斜線で示すように指数関数
的に減少する信号と、積分回路13から出力される積分出
力[Et]の差信号であるが、制動のスタート点でこの差
信号はゼロであり、加速状態から減速状態に円滑に変化
することができる。
また、この発明の光学ディスクのトラックジャンプ制
御回路は、積分要素となる回路形式のみで形成されてい
るので、トラックジャンプ中にスパイクノイズ等が制御
回路に飛び込んでも、このスパイクノイズは抑圧され、
ジャンプ動作が誤動作しないという特徴がある。したが
って、特に記録面に傷が多いディスクや、振動の激しい
環境で使用される光ディスク装置に対して効果が大き
い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の光学ディスクのトラッ
クジャンプ制御回路は、積分要素によって制御回路が構
成されているので、制御回路に混入するスパイクノイズ
の影響によって誤動作することがなく、安定した1トラ
ックジャンプを行なわせることができるという効果があ
る。又、トラッキングアクチュエータの移動感度が異な
るときでも、トラックジャンプの加速時間と減速時間を
ほぼ同一となるように設定することができるため、アク
セスの精度が向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図の各部における信号波形図、第3図は光ディスク
の記録面を示す平面図、第4図,第5図は従来の1トラ
ックジャンプの説明波形図を示す。 図中、10は位相補償回路、11はトラッキングアクチュエ
ータ、12は選択スイッチ、13は積分回路、15は時定数回
路を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクのトラッキング信号に基ずいて
    トラッキング制御されるアクチュエータと、該アクチュ
    エータを加速し1トラックジャンプを行なわせるための
    キックパルスを出力する手段と、前記キックパルスによ
    って移動中のアクチュエータのトラッキングエラー信号
    を積分する積分手段と、前記キックパルスの終了時点で
    前記積分手段の出力が初期値として入力される時定数回
    路を備え、前記1トラックジャンプの後半は、前記時定
    数回路と前記積分手段の出力の差信号によって前記トラ
    ッキングアクチュエータに制動をかけるようにしたこと
    を特徴とする光学ディスクのトラックジャンプ制御回
    路。
JP15830389A 1989-06-22 1989-06-22 光学ディスクのトラックジャンプ制御回路 Expired - Fee Related JP2705224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15830389A JP2705224B2 (ja) 1989-06-22 1989-06-22 光学ディスクのトラックジャンプ制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15830389A JP2705224B2 (ja) 1989-06-22 1989-06-22 光学ディスクのトラックジャンプ制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0325730A JPH0325730A (ja) 1991-02-04
JP2705224B2 true JP2705224B2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=15668675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15830389A Expired - Fee Related JP2705224B2 (ja) 1989-06-22 1989-06-22 光学ディスクのトラックジャンプ制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2705224B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0325730A (ja) 1991-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4613963A (en) Tracking-servo device
US5621709A (en) Tracking servo apparatus
JP2705224B2 (ja) 光学ディスクのトラックジャンプ制御回路
JPH04177678A (ja) ディスク駆動装置
JPH11224427A (ja) 光ディスクのトラックキック装置
JP2836756B2 (ja) 光学的情報記録・再生装置のトラックジャンプ制御装置
JP2892002B2 (ja) トラックアクセス制御装置及びトラックアクセス方法
JP2693608B2 (ja) 情報記録ディスク演奏装置
JPH0337187Y2 (ja)
JPH0775078B2 (ja) 光ディスク装置
JPH0435831B2 (ja)
JP3611725B2 (ja) 光ディスク装置
JPS6180529A (ja) トラツクサ−ボ方式
JP2693607B2 (ja) 情報記録ディスク再生装置
JPH0432031A (ja) 光ディスク再生装置
JP2532798B2 (ja) 光ディスク・ドライブにおけるステップ・ジャンプ制御装置
JP3895939B2 (ja) 光ディスク再生装置
JP2628623B2 (ja) トラツキングサーボ装置
JPH0682470B2 (ja) 記録装置の情報記録媒体トラック位置制御装置
JPH0636484A (ja) 光ディスク装置
JP3669053B2 (ja) トラッキングサーボ回路とその方法
JP2773132B2 (ja) トラッキング制御装置
JP2570915B2 (ja) 光スポット制御方法
JP2684732B2 (ja) 光ディスクのシーク装置
JP2005504405A (ja) アクチュエータジャンプ動作を実行する方法及び再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees