JP4267338B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクでの再生または記録再生を光学的に行なう光ディスク装置に係り、特に、トラックジャンプや、複数の記録層を有するディスクに対して層間ジャンプを行なうために必要なフォーカスジャンプを行なう光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスク(以下、CDという)やディジタルバーサタイルディスク(以下、DVDという)などの光ディスクでは、これに記録されている情報を正確に読み書きするために、記録層や記録トラックに対してレーザスポットを高精度に追従させるフォーカス制御やトラッキング制御が行なわれている。
【0003】
しかし、近年のCD及びDVDの高速化に伴い、面振れ及び偏芯の影響が大きくなり、記録層や記録トラックへの正確な追従が困難になってきている。そこで、面振れ成分や偏芯成分となるデータ読み取りの光学的検出手段と光ディスクとの位置関係を示す情報を予め記憶しておき、これをフィードフォワード信号として光ピックアップの駆動信号に加算することにより、高精度なフォーカス制御やトラッキング制御を可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、所望のトラックから情報を読み出すために、記録層間やトラック間でレーザスポットを移動させるフォーカスジャンプやトラックジャンプが行なわれるが、ディスクの回転の高速化に伴って安定的なジャンプ動作を行なうことが困難になる。そこで、この問題を解決するために、記憶した面振れ成分や偏芯成分をジャンプ信号に加算することにより、安定的なジャンプ動作を可能にしている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
以上の2つの公知技術はともに、光ディスクの面振れ成分または偏芯成分をメモリに記憶し、必要に応じてサーボ駆動信号に加算する構成である。このため、これら2つの公知技術を同時に適用する場合には、コスト低減の観点からメモリを共通にすることが好ましい。
【0006】
次に、この場合の構成例について説明する。なお、フォーカス系とトラッキング系とは同様の構成を用いることができるので、以下の説明では、トラッキング系について説明する。
【0007】
図2は上記従来の方式を用いた光ディスク装置を示すブロック図であって、1は光ディスク、2は対物レンズ、3は光ピックアップ、4は信号処理回路、5はAD(アナログ/ディジタル)変換回路、6はトラッキング制御回路、7はスピンドルモータ、8は回転検出信号発生回路、9は回転位置検出回路、10は偏芯成分検出回路、11はジャンプ信号発生回路、12,13はスイッチ、14は加算回路、15はDA(ディジタル/アナログ)変換回路、16はドライバ回路、17はCPU(Central Processing Unit)、18はスレッド制御回路、19はドライバ回路、20はスレッドモータ、21は光ピックアップ送り機構である。
【0008】
同図において、光ディスク1では、レーザ光の照射により、情報の読み取りや消去,書き込みが行なわれる。光学的検出手段としての光ピックアップ3には、レーザ光源(図示せず)や受光素子(図示せず)が内蔵されており、また、対物レンズ2が設けられている。このレーザ光源から出射されるレーザ光が、対物レンズ2を介して光ディスク1に照射される。このとき、このレーザ光は、対物レンズ2により、集光され、光ディスク1の所望の記録層や記録トラックに焦点が合わせる。情報の読み取りの場合には、光ディスク1からの反射光が対物レンズ2を介して光ピックアップ3で受光され、電気信号に変換される。この電気信号が信号処理回路4に供給される。
【0009】
また、光ピックアップ3には、アクチュエータ(図示せず)が内蔵されており、ドライバ回路16から出力される駆動信号に応じて対物レンズ2を光ディスク1の略半径方向に移動させる(なお、フォーカス系の場合には、対物レンズ2を光ディスク1の厚み方向に移動させる)。
【0010】
光ピックアップ3からの出力信号は信号処理回路4で処理され、光ディスク1上での照射レーザ光のスポットのトラックからのずれに対応するトラッキングエラー信号TEが生成される。このように、このトラッキングエラー信号TEは、上記の光学的検出手段と光ディスク1との位置関係を表わす情報であって、AD変換回路5により、所定のサンプリング周期でディジタルデータに変換された後、トラッキング制御回路6に供給されて、トラッキングサーボの安定性と追従性能とを改善するために必要なゲインや位相の補償の処理がなされ、トラッキング制御信号TCとして出力される。このトラッキング制御信号TCは、スイッチ12を介して加算回路14に供給されるとともに、偏芯成分検出回路10にも供給される。
【0011】
スピンドルモータ7は、光ディスク1を回転させるとともに、その回転に同期した信号を出力する。このスピンドルモータ7の出力信号は回転検出信号発生回路8に供給されて処理され、光ディスク1の回転に同期したディスクモータFG(周波数発生)信号として出力される。このディスクモータFG信号は回転位置検出回路9に供給されて処理され、回転する光ディスク1の絶対位相を示す回転位置検出信号RPが生成される。偏芯成分検出回路10では、この回転位置検出信号RPをもとに、トラッキング制御信号TCに含まれる光ディスク1の偏芯によるAC(交流)成分としての偏芯成分ECが光ディスク1の1回転期間以上検出されて記憶保持され、これが繰り返し読み出されて出力される。従って、この偏芯成分ECは、上記の光学的検出手段と光ディスク1との位置関係の偏芯(フォーカス系では、面振れ)による変化を表わしているものであって、スイッチ13を介して加算回路14に供給される。
【0012】
ジャンプ信号発生回路11は、CPU17が出力するジャンプ信号JSが“L”(低レベル)のときに“0”の、また、“H”(高レベル)のときに加速,減速に応じて“1”または“−1”のジャンプパルス信号JPを出力する。
【0013】
スイッチ12,13は夫々、CPU17が出力する制御信号SC1,SC2に従ってON(閉),OFF(開)動作を行なう。以下の説明では、制御信号SC1,SC2が“L”のときにスイッチ12,13はOFFし、“H”のときにスイッチ12,13はONするものとする。
【0014】
加算回路14では、ジャンプ信号発生回路11からのジャンプパルス信号JPとトラッキング制御回路6からスイッチ12を介して供給されるトラッキング制御信号TCと偏芯成分検出回路10からスイッチ13を介して供給される偏芯成分ECとが加算される。加算回路14から出力されるかかるディジタル加算データは、DA変換回路15により、所定の周期でアナログ信号に変換される。なお、ここでは、AD変換回路5とDA変換回路15との変換周期は同じとする。DA変換回路15の出力信号は、ドライバ回路16で増幅された後、光ピックアップ3内のトラッキングアクチュエータにその駆動信号として供給される。この駆動信号に応じて、対物レンズ2がディスク1の半径方向にその位置を変化する。
【0015】
CPU17は、偏芯成分検出回路10のイネーブル信号WRやジャンプ信号発生回路11を制御するジャンプ信号JS,スイッチ12,13をON,OFFさせる制御信号SC1,SC2を出力する。
【0016】
加算回路14の出力信号は、また、スレッド制御回路18に供給され、スレッドサーボの追従性能を改善するためのゲインの補償がなされる。なお、スレッド制御回路18は、光ピックアップ3内のトラッキングアクチュエータによって移動した対物レンズ2が移動限界を超えないように、光ピックアップ3の位置を制御する。スレッド制御回路18の出力信号は、ドライバ回路19で増幅された後、駆動信号としてスレッドモータ20に供給される。これにより、スレッドモータ20は、光ピックアップ送り機構21を駆動し、光ピックアップ3を光ディスク1の内周方向や外周方向へ移動させる。
【0017】
次に、以上の構成の光ディスク装置の動作を図2,図3及び図4を用いて説明する。
図3,図4は図2での各部の信号を示す波形図である。
【0018】
図3において、光ディスク1が回転を開始してから時刻t1までは、CPU17から出力されるジャンプ信号JSが“L”に、スイッチ12の制御信号SC1が“H”に、スイッチ13の制御信号SC2が“L”に夫々に設定される。このとき、ジャンプ信号発生回路11は“0”のジャンプパルス信号JPを出力しており(つまり、ジャンプパルス信号JPは出力されていない)、また、スイッチ12はONしてスイッチ13はOFFしている。このため、トラッキングサーボは閉ループとなり、定常的にトラッキング制御が行なわれる。さらに、CPU17は、“L”のイネーブル信号WRを偏芯成分検出回路10に供給しており(つまり、イネーブル信号WRは、偏芯検出回路10に供給されていない)、これにより、偏芯成分検出回路10は偏芯成分ECの検出動作を行なわない。
【0019】
図3(a)は信号処理回路4から出力されるトラッキングエラー信号TEを示すものであって、トラッキング抑圧ゲインが充分でないため、光ディスク1の1回転周期に同期した成分が現れている。
【0020】
図3(b)はトラッキング制御回路6から出力されるトラッキング制御信号TCを示すものであって、トラッキングエラー信号TEのゲインと位相が補償されたものである。このトラッキング制御信号TCはディジタルデータであるが、便宜上アナログ的に表現している。
【0021】
ここで、図4(a)は回転検出信号発生回路8から出力されるディスクモータFG信号を示すものであって、ここでは、このディスクモータFG信号は、光ディスク1の1回転当り6周期発生するものとする。また、図4(b)は回転位置検出回路9で生成される回転同期信号ROTを示すものであって、図4(a)に示すディスクモータFG信号の6周期毎に同期したものである。
【0022】
さらに、回転位置検出回路9はディスクモータFG信号を逓倍した逓倍信号も出力するが、これを図4(c)に示す。回転位置検出回路9は、ディスクモータFG信号の周期T1を計測し、ディスクモータFG信号の次の周期から、測定したその周期T1の半分の時間T1/2を周期とする信号を2回出力することにより、ディスクモータFG信号の周波数を2倍した図4(c)に示す逓倍信号を生成するものとする。さらに、回転位置検出回路9は、回転同期信号ROTでリセットされ、この逓倍信号の両エッジでカウントアップするカウンタを有し、そのカウント値を回転位置検出信号RPとして出力する、図4(d)はこの回転位置検出信号RPを示すものであって、光ディスク1の1回転期間中にその値が0から23まで変化する。かかるカウント値は、光ディスク1上の1周の順次の位置(位相)を表わしている。
【0023】
図3(c)に示すように、CPU17は、時刻t1〜t2の期間、イネーブル信号WRを"H"にする。これにより、偏芯成分検出回路10は内蔵するメモリ(図示せず)をライトイネーブルとして動作し、回転位置検出回路9から供給される回転位置検出信号RPをこのメモリのアドレスデータとして、トラッキング制御回路6から供給されるトラッキング制御信号TCから光ディスク1の偏芯成分ECを抽出して記憶し、これを繰り返し読出して出力する。
【0024】
ここで、偏芯成分検出回路10の動作について説明する。
【0025】
図5は偏芯成分検出回路10の構成例を示すブロック図であって、10aはBPF(バンドパスフィルタ)、10bはメモリであり、図2に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0026】
同図において、偏芯成分検出回路10は、BPF10aとメモリ10bとから構成されている。BPF26の中心周波数は光ディスク1(図2)の回転周波数(偏芯の周波数)に設定されており、トラッキング制御信号TC(図3(b))での光ディスク1の偏芯による偏芯成分を抽出する。メモリ10bでは、時刻t1〜t2の期間(図3)、“H”のイネーブル信号WRによってライトイネーブル状態(書込み状態。但し、読出しも可能)にあり、BPF26の出力信号を入力データとし、回転位置検出回路9からの回転位置検出信号RPをアドレスデータとして、この入力データの書込みが行なわれる。回転位置検出信号RPは、図4(d)に示すように、ディスク1の1回転期間に値が0から23まで変化し、光ディスク1の順次の回転位相を示すものである。このために、メモリ10bでは、光ディスク1の順次の回転位相でのBPF10aを介したトラッキング制御信号TC(即ち、偏芯成分)を記憶することになる。図3(c)に示すイネーブル信号WRが“H”の期間t1〜t2はBPF10aで抽出された偏芯成分がメモリ10bに書き込まれる期間であって、光ディスク1の1回転期間以上に設定され、これにより、光ディスク1の1回転期間の偏芯成分がメモリ10bに記憶されることになる。
【0027】
メモリ10bからは、記録された偏芯成分が直ちに読み出され、偏芯成分ECとして偏芯成分検出回路10から出力される。図3(d)はメモリ10bから出力されるこの偏芯成分ECを示すものである。メモリ10bは、イネーブル信号WRが“L”となると、書込み動作を終了して読出しのみを行なう。これにより、メモリ10bからは、光ディスク1の1回転期間の偏芯成分が、光ディスク1の回転に同期して、繰り返し読み出され、偏芯成分ECとして偏芯成分検出回路10から出力される。なお、メモリ10bとしては、光ディスク1の1回転期間の偏芯成分を記録し終わってから、その読出しを開始するようなメモリであってもよい。
【0028】
図6は偏芯成分検出回路10の他の例を示すブロック図であって、10cはLPF(ローパスフィルタ)、10dはメモリ、10eは平均値演算回路、10fは減算回路であり、図2に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0029】
同図において、偏芯成分検出回路10は、LPF10cとメモリ10dと平均値演算回路10eと減算回路10fとより構成される。LPF10cの遮断周波数は光ディスク1の回転周波数の数倍〜10倍程度に設定され、トラッキング制御信号TCに含まれる偏芯成分とその高調波成分との合成波を抽出する。偏芯成分は単調なsin波でないことが多いので、図5に示す構成の偏芯成分検出回路10に比べて偏芯成分を忠実に検出できる可能性がある。メモリ10dは図5におけるメモリ10bと同様に動作するものであって(従って、このメモリ10dとしても、光ディスク1の1回転期間の偏芯成分を記録し終わってから、その読出しを開始するようなメモリであってもよい)、イネーブル信号WRが“H”の期間、回転位置検出信号RPをアドレスデータとして、LPF10cの出力信号を記憶し、また、繰り返し出力する。メモリ10dの出力信号は平均値演算回路10eで平均化され、対物レンズ2と光ピックアップ3との位置関係によって生ずるDC(直流)オフセット(即ち、直流成分)が抽出される。また、メモリ10dの出力信号は減算回路10fで平均値演算回路10eの出力信号が減算され、このDCオフセットが除かれてAC(交流)成分からなる偏芯成分ECが得られる。この偏芯成分ECがスイッチ13(図2)に供給される。
【0030】
なお、図5に示した偏芯成分検出回路10では、BPF26の中心周波数がディスク1の回転周波数に設定されているため、その出力信号では、DC成分は充分減衰されている。
【0031】
図2及び図3において、CPU17は、イネーブル信号WRを“L”にした後の時刻t3に、図3(e)に示すように、制御信号SC2を“H”にしてスイッチ13をONにする。これにより、偏芯成分検出回路10から出力される偏芯成分ECはスイッチ13を介して加算回路14に供給され、トラッキング制御回路6からのトラッキング制御信号TCと加算される。図3(f)はスイッチ13から出力される偏芯成分ECを示す。
【0032】
スイッチ13から出力される偏芯成分ECはAC成分であり、フィードフォワード信号として対物レンズ2の位置を変化させる。つまり、偏芯成分を偏芯成分検出回路10(図5及び図6)で記憶してフィードフォワード信号としてトラッキングサーボループに印加することにより、光ディスク1の偏芯のAC成分を抑圧することができる。このとき、トラッキング系のフィードバックループが偏芯の残りのDC成分を抑圧することになるので、トラッキングエラー信号TE(図3(a))及びトラッキング制御信号TC(図3(b))は、時刻t3以降は偏芯のDC成分が主成分となる。さらに、トラッキングサーボループのDCゲインは60〜80dB程度と高いので、充分DC成分を抑圧することができる。
【0033】
図7は、以上のように、偏芯成分を記憶し、フィードフォワード信号としてトラッキングサーボループに印加している状態からトラックジャンプを行なう場合の図2の各部の信号を示す波形図であり、同図(a)はトラッキングエラー信号TEを、同図(b)はスイッチ12の制御信号SC1を、同図(c)はジャンプ信号JSを、同図(d)はジャンプパルス信号JPを、同図(e)はスイッチ13の出力信号(偏芯成分EC)を、同図(f)はDA変換回路15の出力信号を夫々示している。
【0034】
図7において、時刻t4までは、図3の時刻t3からの続きであって、トラッキング制御が行なわれている。時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間にCPU17が制御信号SC1を“L”にしてスイッチ12をOFFにすると、トラッキングループが開状態となってトラッキング制御は行なわれなくなる。CPU17は、また、この時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間、ジャンプ信号JSを“H”にする。これにより、ジャンプ信号発生回路11は、図7(d)に示すように、光ディスク1上の隣りのトラックに光スポットがジャンプするのに必要な加速パルスを生成し、次いで、トラッキングエラー信号TEのゼロクロス時点からこの加速パルスによって加速された光スポットが隣りのトラックを通り越して行き過ぎないように引き戻すための減速パルスとからなるジャンプパルス信号JPを生成して出力する。このジャンプパルス信号JPは加算回路14でスイッチ13からの偏芯成分ECと加算され、スレッド制御回路18やDA変換回路15に供給される。これにより、時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間では、DA変換回路15の出力信号が、図7(f)に示すように、点線で示す光ディスク1の偏芯成分ECにジャンプパルス信号JPの加速電圧と減速電圧とが加算された信号となるので、光ディスク1では、その偏芯の影響を受けずに、安定したトラックジャンプが可能となる。
【0035】
【特許文献1】
特開平8−161840号公報
【0036】
【特許文献2】
特開2000−20967号公報
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図2に示す構成の光ディスク装置では、光ディスク1から情報を読み出すのに伴って対物レンズ2と光ピックアップ3との中心位置がずれる、いわゆるレンズシフトが発生している状態になっている場合があり、図8は、このときの各部の信号を示す波形図である。
【0038】
このような場合には、図2での信号処理回路4から出力されるトラッキングエラー信号TEやトラッキング制御回路6から出力されるトラッキング制御信号TCにDCオフセットが付加された状態で安定化しており、従って、DA変換回路15の出力信号は、図8(d)に示すように、DCオフセットAが付加されたものとなる。
【0039】
この場合、時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間におけるDA変換回路15の出力信号は、ジャンプパルス信号JP(図8(b))とスイッチ13からの偏芯成分EC(図8(c))とを加算したものであるが、上記のように、トラッキング制御信号TCにDCオフセットAが付加されている場合には、図5及び図6で説明したように、偏芯成分ECにはDC成分が含まれていないから、トラックジャンプ期間では、図8(c)に示すDCオフセットAを含まない偏芯成分ECに図8(b)に示すジャンプパルス信号JPが加算されることになる。このため、図8(d)に示すように、トラックジャンプ期間では、DCオフセットAが加算された破線で示す偏芯成分ECからみると、このDCオフセットAの分だけジャンプパルス信号JPの加速電圧の振幅が小さくなり、また、同じ分だけジャンプパルス信号JPの減速電圧の振幅が大きくなる。
【0040】
このようなときには、上記のように、DA変換回路15の出力信号にDCオフセットAが付加されていてトラッキング制御が安定化しているから、このような状態でトラックジャンプを正しく行なわせる場合には、トラックジャンプ期間でのDA変換回路15の出力信号としては、図7(f)に示すように、DCオフセットAが付加されている偏芯成分ECからみて規定の振幅となるように、ジャンプパルス信号JPが加算されていなければならない。
【0041】
しかしながら、加算回路14では、AC成分からなる偏芯成分ECにジャンプパルス信号JPが加算されるものであるから、DCオフセットAが含まれない偏芯成分ECからみて規定の振幅となるように、加算回路14でジャンプパルス信号JPの加算が行なわれており、このため、DCオフセットAが付加された偏芯成分ECからみて、加速電圧と減速電圧との振幅が図8(d)に示すようになり、トラックジャンプが安定に行なわれないことになる。
【0042】
なお、かかる問題を解消するトラックジャンプの他の方法としては、図9に示すように、トラックジャンプ開始直前の偏芯成分ECとトラッキング制御信号TCとの加算値をトラックジャンプ期間ホールドし、このホールド電圧にジャンプパルス信号JPの加速電圧,減速電圧を加算する方法がある。時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間が光ディスク1の回転周期に対して非常に短い場合には、この方法は有効である。
【0043】
しかし、ディスク回転数の高速化に伴ってトラックジャンプ期間が短くなると、トラッキングエラー信号TEのゼロクロス時の傾斜が大きくなり(図9(a)参照)、トラッキングエラー信号TEの分解能が粗くなってしまう。そのため、トラッキングエラー信号TEのゼロクロス検出のタイミング、つまり、減速電圧を印加するタイミングに誤差が生じて安定的なトラックジャンプを行なうことができない。
【0044】
かかる問題を解消するためには、トラッキングエラー信号TEのサンプリング周波数を高めればよいが、消費電力の増加を招く原因となる。このため、光ディスク1の回転周波数が高くなっても、それに比例してトラップジャンプ期間を短くすることができない。従って、光ディスク1の回転周波数が高くなると、図9に示したホールドジャンプの方法を用いることは困難になる。
【0045】
また、近年の光ディスクの開発においては、トラックピッチを小さくして光ディスクの記録密度を向上させる方法が一般的であるが、その偏芯の影響はこれまで以上に大きくなる。
【0046】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、高精度なサーボ制御と面振れ及び偏芯との影響を回避し、安定的なフォーカスジャンプとトラックジャンプとの両立を可能にした光ディスク装置を提供することにある。
【0047】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ディスクに記録された情報を読み取る光学的検出手段と、この光学的検出手段とディスクとの位置関係を表わしディスクの回転状態に依存した位置情報を検出する位置検出手段と、この位置検出手段によって得られた位置情報の交流成分を検出してディスクの1回転期間分記憶し記憶した位置情報の交流成分を繰り返し出力する交流成分検出手段と、位置検出手段によって得られた位置情報と交流成分検出手段によって検出された交流成分とから位置情報の直流成分を生成する第1の直流成分検出手段と、位置検出手段によって得られた位置情報からその直流成分を検出する第2の直流成分検出手段と、第1の直流成分検出手段で生成された直流成分と第2の直流成分検出手段で検出された直流成分とのいずれか一方を選択する選択手段と、ディスクに対して光学的検出手段を段階的に移動させるためのジャンプパルス信号を発生するジャンプ信号発生手段と、ディスクからの情報の読取動作時、位置検出手段で検出された位置情報と交流成分検出手段から繰り返し出力される位置情報の交流成分とから光学的検出手段の駆動信号を生成し、ディスクからの情報の読取動作時にディスクに対して光学的検出手段を段階的に移動させるジャンプ期間、交流成分検出手段から出力される位置情報の交流成分と選択手段で選択された第2の直流成分検出手段で検出された位置情報の直流成分とジャンプ信号発生手段で発生されるジャンプパルス信号とから光学的検出手段の駆動信号を生成し、シーク後のディスクに対して光学的検出手段を段階的にディスク上の目的のトラックに移動させるジャンプ期間、交流成分検出手段から出力される位置情報の交流成分と選択手段で選択された第1の直流成分検出手段で検出された位置情報の直流成分とジャンプ信号発生手段で発生されるジャンプパルス信号とから光学的検出手段の駆動信号を生成する演算手段とを備えたものである。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による光ディスク装置の第1の実施形態を示すブロック図であって、22はDC成分検出回路、23は加算回路であり、図2に対応する部分及び信号には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0051】
同図において、この第1の実施形態は、図2に示す従来の光ディスク装置にDC成分検出回路22と加算回路23とを追加したものであり、これ以外の構成は図2に示した従来の光ディスク装置と同様である。
【0052】
トラッキング制御回路6から出力されるトラッキング制御信号TCは、スイッチ12や偏芯成分検出回路10に供給されるとともに、DC成分検出回路22にも供給され、このトラッキング制御信号TCからAC(交流)成分の偏芯成分ECよりも低い周波数のDC(直流)成分が検出される。かかるDC成分検出回路22は、LPFなどで構成することができる。
【0053】
DC成分検出回路22で抽出されたこのDC成分は、制御信号SC1が“H”となるトラックジャンプ期間出力されて加算回路23に供給され、スイッチ13を介して供給される偏芯成分ECと加算される。この加算回路23の出力信号は加算回路14に供給される。従って、加算回路14には、スイッチ13からのAC成分の偏芯成分ECにトラッキング制御信号TCのDC成分が付加された信号が供給される。
【0054】
次に、この第1の実施形態の動作を図10を用いて説明する。図10は図1の各部の信号を示す波形図であって、同図(a)はジャンプ信号JSを、同図(b)はジャンプパルス信号JPを、同図(c)はスイッチ13から出力される偏芯成分ECを、同図(d)はDC成分検出回路22から出力されるDC成分を、同図(e)は加算回路23の出力信号を、同図(f)はDA変換回路15の出力信号を夫々示している。
【0055】
DC成分検出回路22は、トラッキング制御信号TCに含まれるディスク回転周波数以下のDC成分(即ち、上記の光学的検出手段と光ディスク1との位置関係の変化しない部分や変化が遅い部分)を検出し、これを、図10(d)に示すように、時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間上記のDCオフセットAとして出力する。これにより、加算回路23の出力信号は、図10(e)に示すように、時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間では、図10(c)に示すスイッチ13から出力される偏芯成分ECとDC成分検出回路22からのDC成分とが加算された信号であり、従って、AC成分の偏芯成分ECにDCオフセットAが付加されたものである。このため、DA変換回路15の出力は、図10(f)に示すように、時刻t4〜t5のトラックジャンプ期間でも、DCオフセットAが付加された点線に示す偏芯成分ECに図10(b)に示すジャンプパルス信号JPの加速電圧と減速電圧とが正規の振幅で加算されたものとなる。
【0056】
このようにして、この第1の実施形態では、偏芯の影響を受けることなく、安定したトラックジャンプを行なわせることができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0058】
光ディスク装置のアクセス動作には、対物レンズ2をその可動範囲以上の距離移動させるために光ピックアップ3を移動させる粗シークや、対物レンズ2の可動範囲内で対物レンズ2のみを移動させる密シークなどがあるが、いずれのシークにおいても、偏芯などの影響によって光スポットが目的とするトラックから若干ずれたトラックに着地することがある。このため、シークの後、トラックジャンプを繰り返して目的とするトラックに光スポットが到達するように微調整を行なってアクセス動作が完了する。この場合、粗シークまたは密シークの前後でトラッキング制御回路6から出力されるトラッキング制御信号TCに含まれるDCオフセットAが変化する。
【0059】
また、図1におけるDC成分検出回路22のカットオフ周波数はディスク回転周波数に対して低いので、時定数が長く、DC成分検出回路22の出力が安定化するまでに光ディスク1の1回転以上の時間が必要である。このことから、粗シークまたは密シークの後にトラックジャンプを行なう場合には、DC成分検出回路22の出力が安定化するまで待つ必要があるので、アクセス時間の増加を招くことになる。本発明の第2の実施形態は、かかる問題を解決するものである。
【0060】
図11は本発明による光ディスク装置の第2の実施形態を示すブロック図であって、10’は偏芯成分検出回路、22’はDC成分検出回路であり、図1に対応する部分及び信号には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0061】
同図において、偏芯成分検出回路10’は、図1に示した第1の実施形態での偏芯検出回路10と同様、トラッキング制御信号TCからAC成分の偏芯成分ECを検出して出力するが、さらに、このトラッキング制御信号TCのDC成分TCDも抽出し、これをDC成分検出回路22’に供給する。
【0062】
上記のように、光ディスク装置のアクセス動作においては、粗シークまたは密シークの後に目的のトラックに到達したかどうかを判定するために、光ディスク1の情報を読み取ってセクタアドレスを取得する必要がある。このため、かかるシーク後には、必ず情報の読み取りが行なわれる。
【0063】
また、CPU17からDC成分検出回路22'にセット信号STが供給されており、このセット信号STが"L"から"H"へ変化すると、そのタイミングで偏芯成分検出回路10'からのDC成分TCDがDC成分検出回路22’にセットされる。
【0064】
そこで、このシーク後の情報の読み取り時には、CPU17がセット信号STを"L"から"H"に変化させることにより、そのタイミングでこのDC成分TCDをDC成分検出回路22’にセットする。そして、シーク後の光スポットを目的のトラックにトラックジャンプさせるときには、CPU17がトラックジャンプ期間制御信号SC1を"L"にすると、その期間DC成分検出回路22’はセットされたDC成分TCDを加算回路23に出力する。これにより、トラックジャンプ期間では、このDC成分TCDがオフセットBとして付加された偏芯成分ECが加算回路14に供給され、これにジャンプ信号発生回路11からのジャンプパルス信号JPが加算される。このとき、スイッチ12はOFFであって、トラッキング制御信号TCは加算回路14に供給されない。
【0065】
このようにして、シーク後に光ディスク1の偏芯のDC成分が変化してトラッキング制御信号TCのオフセットBが変化しても、トラックジャンプ期間では、加算回路14からはそのときのトラッキング制御信号TCのオフセットBとほぼ等しいDCオフセットBを持つ偏芯成分ECにジャンプパルス信号JPが加算された信号が出力されることになり、従って、正常にトラックジャンプが行なわれることになる。従って、シーク後のトラッキング制御の安定化を待つまでもなく、即ち、トラッキング制御が安定化する前にトラックジャンプを行なっても、正常なトラックジャンプが行なわれることになって、目的トラックへの迅速かつ正確なアクセスが可能となる。
【0066】
アクセス動作が完了してトラッキング制御が安定化すると、DC成分検出回路22’では、トラッキング制御信号TCから抽出したDC成分を出力可能とする状態に切り換えられ、CPU17が制御信号SC1を“L”にするトラックジャンプ期間では、図1に示した第1の実施形態と同様、このDC成分を加算回路23に出力する。
【0067】
図12は図11における偏芯成分検出回路10’の一具体例を示すブロック図であって、10gはラッチ回路、10hは減算回路であり、図6に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0068】
同図において、偏芯成分検出回路10'は、図6に示した偏芯成分検出回路10の構成に、ラッチ回路10gと減算回路10hを加えたものである。ラッチ回路10gは、回転位置検出回路9からの回転位置検出信号RPが値を変化するタイミング毎にLPF10cの出力信号をラッチする。このラッチ回路10gの出力信号は減算回路10hに供給され、減算回路10fから出力されるAC成分の偏芯成分ECが減算される。これにより、減算回路10hからトラッキング制御信号TCのDC成分が抽出される。このDC成分はDC成分検出回路22’に供給される。
【0069】
次に、図13を用いて、図12に示す偏芯成分検出回路10’の動作を説明する。
なお、図13は図12における減算回路10f及びラッチ回路10gの出力信号を示す波形図である。
【0070】
同図において、図6に示した減算回路10fと同様、偏芯成分検出回路10’の減算回路10fからも、光ディスク1の偏芯のAC成分、即ち、偏芯成分ECが出力されている。
【0071】
LPF10cからはトラッキング制御信号TCのDC成分を含めた偏芯成分が出力される。このとき、ラッチ回路10gでは、回転位置検出回路9からの回転位置検出信号RP(図4)の値が変化するタイミング毎にLPF10cの出力信号がラッチされるので、減算回路10fの出力信号(即ち、ACの偏芯成分EC)とラッチ回路10gの出力信号との間に、図13に示すように、オフセットB(上記のDC成分TCD)が生じ、これが減算回路10hで抽出されてDC成分検出回路22’(図11)に供給される。
【0072】
なお、図12に示す偏芯成分検出回路10’は、減算回路10hで抽出されたDC成分TCDをそのままDC成分検出回路22’に供給するようにしたが、図14に示すように、粗シークまたは密シーク後の減算回路10hの出力のメモリ10dでの記憶データ数分を平均化し、その平均値をDC成分TCDとしてDC成分検出回路22’に供給するようにしてもよい。
【0073】
なお、以上説明した第1,第2の実施形態は、トラックジャンプに関するものであったが、例えば、記録層が多層に積層されてなる光ディスクにおいて、他の記録層にフォーカスジャンプする場合でも、同様であることはいうまでもない。フォーカスサーボの場合には、例えば、トラッキング制御回路6がフォーカス制御回路、偏芯成分検出回路10が面振れ成分検出回路となり、これら以外の部分はフォーカスサーボに必要な構成となる。
【0074】
また、第1,第2の実施形態では、サーボの駆動信号からフィードフォワード信号を演算する構成としたが、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号からフィードフォワード信号を演算する構成としてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フィードフォワード制御による高精度なサーボ制御と面振れや偏芯の影響を回避した安定的なフォーカスジャンプ及びトラックジャンプを低コストに両立させることができるとともに、迅速なアクセス動作を可能とするものであって、情報の読み取り,書き込みの信頼性が向上した光ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】従来方式における光ディスク装置を示すブロック図である。
【図3】図2に示す光ディスク装置でのフィードフォワード制御の各部信号を示す波形図である。
【図4】図2に示す光ディスク装置での回転位置検出回路の動作を示す説明図である。
【図5】図2における偏芯成分検出回路の一例を示すブロック図である。
【図6】図2における偏芯成分検出回路の他の例を示すブロック図である。
【図7】図2に示す光ディスク装置での光ディスクの偏芯のDCオフセットがない場合のトラッキング制御のための信号に加算されたジャンプパルス信号を説明するための図である。
【図8】図2に示す光ディスク装置での光ディスクの偏芯のDCオフセットがある場合のトラッキング制御のための信号に加算されたジャンプパルス信号を説明するための図である。
【図9】図2に示す光ディスク装置での光ディスクの偏芯のDCオフセットがあり、かつトラックジャンプ期間が短い場合のトラッキング制御のための信号に加算されたジャンプパルス信号がDCオフセットの影響を受けないようにするための方法を説明するための図である。
【図10】図1における各部の信号を示す波形図である。
【図11】本発明による光ディスク装置の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図12】図11における偏芯成分検出回路の一具体例を示すブロック図である。
【図13】図12に示す具体例の一動作例を示す説明図である。
【図14】図12に示す具体例の他の動作例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 対物レンズ
3 光ピックアップ
4 信号処理回路
5 AD変換回路
6 トラッキング制御回路
7 スピンドルモータ
8 回転検出信号発生回路
9 回転位置検出回路
10,10’ 偏芯成分検出回路
10a バンドパスフィルタ
10b メモリ
10c ローパスフィルタ
10d メモリ
10e 平均値演算回路
10f 減算回路
10g ラッチ回路
10h 減算回路
11 ジャンプ信号発生回路
12,13 スイッチ
14 加算回路
15 DA変換回路
16 ドライバ回路
17 CPU
18 スレッド制御回路
19 ドライバ回路
20 スレッドモータ
21 光ピックアップ送り機構
22,22’ DC成分検出回路
23 加算回路

Claims (1)

  1. ディスクでの情報再生または情報記録再生を光学的に行なう光ディスク装置において、
    該ディスクに記録された情報を読み取る光学的検出手段と、
    該光学的検出手段と該ディスクとの位置関係を表わし、該ディスクの回転状態に依存した位置情報を検出する位置検出手段と、
    該位置検出手段によって得られた該位置情報の交流成分を検出して該ディスクの1回転期間分記憶し、記憶した該位置情報の交流成分を繰り返し出力する交流成分検出手段と、
    該位置検出手段によって得られた該位置情報と該交流成分検出手段によって検出された該交流成分とから該位置情報の直流成分を生成する第1の直流成分検出手段と、
    該位置検出手段によって得られた該位置情報からその直流成分を検出する第2の直流成分検出手段と、
    該第1の直流成分検出手段で生成された該直流成分と該第2の直流成分検出手段で検出された該直流成分とのいずれか一方を選択する選択手段と、
    該ディスクに対して該光学的検出手段を段階的に移動させるためのジャンプパルス信号を発生するジャンプ信号発生手段と、
    該ディスクからの情報の読取動作時、該位置検出手段で検出された該位置情報と該交流成分検出手段から繰り返し出力される該位置情報の交流成分とから該光学的検出手段の駆動信号を生成し、該ディスクからの情報の読取動作時に該ディスクに対して該光学的検出手段を段階的に移動させるジャンプ期間、該交流成分検出手段から出力される該位置情報の交流成分と該選択手段で選択された該第2の直流成分検出手段で検出された該位置情報の直流成分と該ジャンプ信号発生手段で発生される該ジャンプパルス信号とから該光学的検出手段の駆動信号を生成し、シーク後の該ディスクに対して該光学的検出手段を段階的に該ディスク上の目的のトラックに移動させるジャンプ期間、該交流成分検出手段から出力される該位置情報の交流成分と該選択手段で選択された該第1の直流成分検出手段で検出された該位置情報の直流成分と該ジャンプ信号発生手段で発生される該ジャンプパルス信号とから該光学的検出手段の駆動信号を生成する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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