JP4305371B2 - フォーカスサーボ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対物レンズから出射したレーザービームを光ディスクの信号記録面上で合焦させてフォーカスサーボを引き込んだ時に、残留フォーカスエラー信号を低減できるフォーカスサーボ装置に関するものである。
一般的に、円盤状の光ディスクは、映像情報とか音声情報やコンピュータデータなどの情報信号を透明基板上で螺旋状又は同心円状に形成したトラックに高密度に記録し、且つ、記録済みのトラックを再生する際に所望のトラックを高速にアクセスできることから多用されている。
上記した光ディスクの信号記録面に対して光ピックアップを用いて各種の情報信号を記録再生するにあたって、一般的に、周知のフォーカスサーボ装置では、光ピックアップ内のレーザー光源から出射したレーザー光を対物レンズにより絞り込んでレーザービームを得て、このレーザービームを光透過性基板(又は光透過性保護膜)のレーザービーム入射面から入射させ、且つ、レーザービーム入射面から所定の距離隔てた位置にある信号記録面上にレーザービームをスポット状に集光させる時に、スポット状のレーザービームが信号記録面上で合焦するように対物レンズをフォーカス方向にサーボをかけている。
この際、光ディスクの信号記録面で反射されたレーザービームの戻り光を複数の分割領域を有する光検出器で検出し、この光検出器内の複数の分割領域でレーザービームの戻り光に対して光電変換し、複数の分割領域で得られた複数の検出値を演算してフォーカスエラー信号を求めた時に、図9に示したようにフォーカスエラー信号はS字状カーブをした信号波形となる。この際、図9中で、縦軸がフォーカスエラー信号の電圧を示し、横軸が光ディスクに対する対物レンズの位置を示している。
ここで、光ディスクの信号記録面上にレーザービームの焦点が結ばれた場合に、図9に示したように、対物レンズは合焦位置X0にあり、フォーカスエラー信号の電圧はゼロ(0)である。また、対物レンズを合焦位置X0から光ディスクに対して接近させていくと、フォーカスエラー信号の電圧は徐々に増加してピークに達し、その後は減少方向に転じてゼロ(0)となる。逆に、対物レンズを合焦位置X0から光ディスクに対して遠ざけると、フォーカスエラー信号の電圧は徐々に増加してピークに達し、その後は減少方向に転じてゼロ(0)となる。このように、フォーカスエラー信号がS字状に変化する特性を利用して対物レンズに対してフォーカス誤差が減少するようにフォーカス方向にサーボをかけている。
ところで、フォーカスエラー信号の状態の変化をCPU(Central Processor Unit)で監視しながら安定したフォーカスサーボの引き込みを実行できるディスク装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−77569号公報。
図10は従来のディスク装置におけるフォーカスサーボの引き込み動作を説明するための波形図である。
図10において、従来のディスク装置は上記した特許文献1(特開平8−77569号公報)に開示されており、ここでは特許文献1を参照して従来のディスク装置におけるフォーカスサーボの引き込み動作についてのみ簡略に説明すると、フォーカスサーボの引き込みを行う際に、フォーカスエラー信号のレベルを不図示のCPUで監視している。
この際、フォーカスエラー信号の基準値をVrefとし、且つ、フォーカスエラー信号の基準値Vrefよりも高いレベルで第1設定値Vcom1を設定すると共に、フォーカスエラー信号の基準値Vrefよりも低いレベルで第2設定値Vcom2を設定した時に、フォーカスエラー信号のレベルがフォーカスエラー信号の基準値Vrefよりも高い第1設定値Vcom1を越えた後に、フォーカスエラー信号の基準値Vrefよりも低い第2設定値Vcom2以下に至ったことを条件にフォーカスサーボの引き込みを徐々に行うようにしているため、引き込み特性を向上させることができる旨が開示されている。
ところで、この種の光ディスクとして例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などは既に市販されているが、最近になって光ディスクに対してより一層高密度化を図るために、上記したCD,DVDよりも狭トラック化を図って情報信号を超高密度に記録再生できる超高密度光ディスク(以下、Blu−ray Discと記す)の開発が盛んに行われている。
上記したBlu−ray Discは、レーザービーム入射面から信号記録面までの間に形成した光透過性保護膜(光透過性基板)が略100μmm程度に薄く形成され、且つ、信号記録面上で螺旋状のグルーブとランドとを対にしたトラックに記録膜が膜付けされており、記録時には光ピックアップ内の対物レンズから出射させた波長が450nm以下の記録用のレーザー光による3ビームを信号記録面に照射して情報信号を超高密度に記録すると共に、再生時には記録時と同じ波長で再生用のレーザー光による3ビームを信号記録面に照射して、この信号記録面で反射された3ビームの戻り光を対物レンズを通過させて複数の分割領域を有する光検出器で検出している。
この際、光ピックアップ内の対物レンズから出射させた3ビームを用いて情報信号を超高密度に記録再生できるBlu−ray Discの場合には、Blu−ray Discの信号記録面上でのトラックピッチが狭いので、トラック跨ぎによる戻り光の影響で、対物レンズに対してフォーカスサーボを引き込んだ後に残留フォーカスエラー信号が増加する傾向にあり問題となっている。尚、残留フォーカスエラー信号については説明の都合上、後で詳述する。
ここで、上記した特許文献1に開示された技術的思想では、フォーカスエラー信号の基準値Vrefを中心にして±側に第1,第2設定値Vcom1,Vcom2を設定しているものの、これらの第1,第2設定値Vcom1,Vcom2はフォーカスサーボの引き込み用として設定されたものであり、後述するように本発明における残留フォーカスエラー信号の低減を目的として閾値を設定したものではない。
そこで、対物レンズから出射したレーザービームを光ディスクの信号記録面上で合焦させてフォーカスサーボを引き込んだ時に、残留フォーカスエラー信号を低減できるフォーカスサーボ装置が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、レーザー光源から出射されたレーザー光を光ディスクの信号記録面に集光させる対物レンズと、前記光ディスクの信号記録面で反射された戻り光を受光する複数の分割領域を有する光検出器と、前記光検出器の複数の分割領域で光電変換された信号の演算結果に基づいて前記対物レンズを駆動させて、フォーカス制御を行うフォーカスサーボ回路部とを有するフォーカスサーボ装置において、
前記フォーカスサーボ回路部は、
前記光検出器の複数の分割領域で光電変換された信号を演算して、時間と共に変動するフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー信号生成回路と、
前記フォーカスエラー信号によって合焦した後に前記対物レンズを駆動させた際に生じるフォーカス誤差を補正するために、予め定められた前記フォーカスエラー信号の所定範囲の外側の該フォーカスエラー信号を切り取ってコンパレータ検出信号として出力するコンパレータと、
前記コンパレータ検出信号の極性を反転させた反転サーボ信号を生成する反転サーボ回路と、
前記反転サーボ信号を所定の時間遅延させたタイムディレイ信号を生成するタイムディレイ信号生成部と、
前記タイムディレイ信号を前記フォーカスエラー信号生成回路から出力された前記フォーカスエラー信号に重畳させる信号合成回路と、
を有することを特徴とするフォーカスサーボ装置である。
また、請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明において、
前記フォーカスエラー信号の所定範囲は、上限値と下限値との間の範囲の60〜90%であることを特徴とするフォーカスサーボ装置である。
本発明に係るフォーカスサーボ装置によると、とくに、反転サーボ信号を所定の時間遅延させたタイムディレイ信号をフォーカスエラー信号生成回路から出力されたフォーカスエラー信号に重畳させているので、対物レンズに対してフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号が大幅に低減でき、且つ、対物レンズのフォーカス方向へのブレーキ制御も確実に行うことができるので、フォーカスサーボ装置の品質向上及び信頼性向上に寄与できる。
以下に本発明に係るフォーカスサーボ装置の一実施例を図1乃至図8を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るフォーカスサーボ装置の全体構成を示した構成図、
図2(a),(b)は本発明に係るフォーカスサーボ装置において、光ディスクの信号記録面にメインビームと一対のサブビームとによる3ビームを照射した状態を模式的に示した断面図,平面図、
図3は図1に示した光検出部を拡大して示した図、
図4は図1に示したフォーカスサーボ回路部の詳細構成を示した構成図、
図5は本発明に係るフォーカスサーボ装置において、(a)は通常のフォーカスエラー信号FEによりフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号を示し、(b)本発明の合成フォーカスエラー信号FEaddによりフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号を示した図、
図6(a)〜(c)は図4に示した抑制サーボ信号生成回路内の動作を説明するための波形図、
図7は本発明に係るフォーカスサーボ装置において、残留フォーカスエラー信号vsコンパレータ設定レベルを示した図、
図8は本発明に係るフォーカスサーボ装置において、残留フォーカスエラー信号vsメカ振動数を示した図である。
図1に示した如く、本発明に係るフォーカスサーボ装置10の内部には、円盤状に形成した超高密度光ディスク(以下、Blu−ray Discと記す)11が不図示のスピンドルモータの軸に固着したターンテーブル上に搭載されて、このターンテーブルと一体に回転自在に設けられ、且つ、Blu−ray Disc11の下方に記録再生用の光ピックアップ20がBlu−ray Disc11の径方向に移動自在に設けられている。
上記したBlu−ray Disc11は、中心孔の径が15mmで外径が120mmに円盤状に形成されており、且つ、レーザービーム入射面11aから信号記録面11bまでの間に形成した光透過性保護膜(光透過性基板)11cの厚さTが所定の規定値として例えば0.1mm(100μm)に薄く設定され、この上に略1.1mmの補強板(図示せず)を貼り合せて合計厚さが略1.2mmに形成されている。そして、Blu−ray Disc11の信号記録面11b上には情報信号を25GB(ギガバイト)程度記録できるようになっている。
また、上記した光ピックアップ20では、Blu−ray Disc11に対応して半導体を用いたレーザー光源(以下、半導体レーザーと記す)21から波長が450nm以下のレーザー光Lが出射されており、この実施例ではレーザー光Lの基準波長λが例えば405nmに設定されている。
そして、半導体レーザー21から出射されたレーザー光Lは直線偏光の発散光であり、この発散光がコリメーターレンズ22で平行光に変換された後に回折格子(グレーティング)23に入射され、この回折格子23によりレーザー光Lの平行光からメインビームと一対のサブビームとに分離して得た3ビームが偏光ビームスプリッタ24に入射される。
上記した偏光ビームスプリッタ24は、回折格子23からの3ビームを透過させ、且つ、Blu−ray Disc11の信号記録面11bで反射された3ビームの戻り光を反射させて略90°方向を転じさせるために偏光性を有する偏光選択性誘電体多層膜24aが膜付けされている。
この後、偏光ビームスプリッタ24内の偏光選択性誘電体多層膜24aを透過した3ビームは、1/4λ板25を透過して円偏光となる。この際、1/4λ板25は基準波長λが405nmの3ビームを透過させる時に1/4λの位相差を与えるものである。更に、1/4λ板25を透過した3ビームは、レンズホルダ26内に取り付けた対物レンズ27に入射される。
上記した対物レンズ27は、Blu−ray Disc11に対応して開口数(NA)が0.75以上に設定され、且つ、互いに対向する第1,第2面のうちで少なくとも1面が非球面に形成されたものである。この実施例における対物レンズ27は、開口数(NA)が0.85の単玉レンズを用いている。この際、対物レンズ27はレンズホルダ26内の上方部位に取り付けられていると共に、このレンズホルダ26の外周に対物レンズ27をBlu−ray Disc11の信号記録面11bに対してフォーカス方向とトラッキング方向とに制御するためのフォーカスコイル28とトラッキングコイル29とが取り付けられている。更に、対物レンズ27を取り付けたレンズホルダ26は、不図示の複数のサスペンションワイヤによってフォーカス方向とトラッキング方向とに揺動自在に支持されたアクチュエータ構造となっている。
そして、対物レンズ27でここに入射した3ビームを絞ってO次光によるメインビームと±1次光による一対のサブビームとをBlu−ray Disc11のレーザービーム入射面11aから入射させて、各ビームを信号記録面11bにスポット状に照射している。
この際、図2に拡大して示した如く、Blu−ray Disc11の信号記録面11bは螺旋状のグルーブ11b1の左右にランド11b2,11b2が形成されて、グルーブ11b1及び左右のランド11b2,11b2上に記録膜が膜付けされている。
そして、螺旋状のグルーブ11b1によるトラック方向に沿ってサブビームS1と、メインビームMと、サブビームS2とが図示の順で配列しており、メインビームMは対物レンズ27を介して信号記録面11b内のグルーブ11b1(又はランド11b2)に照射され、一対のサブビームS1,S2は対物レンズ27を介してメインビームMを中心にして斜め対称に位置するグルーブ11b1とランド11b2との間に照射されている。そして、グルーブ11b1と左右のランド11b2,11b2との間に照射した一対のサブビームS1,S2でトラッキングを取りながらグルーブ11b1(又はランド11b2)に照射したメインビームMで情報信号を記録再生している。
図1に戻り、この後、Blu−ray Disc11の信号記録面11bで反射された3ビームによる各戻り光は、上記とは逆に、対物レンズ27,1/4λ板25を順に通過して、偏光ビームスプリッタ24内の偏光性を有する偏光選択性誘電体多層膜24aで反射されて略90°方向を転じられた後に検出レンズ30を経てホログラム素子31に入射され、このホログラム素子31で回折されて、3ビームによる各戻り光が複数の光検出器を有する光検出部32上に結像されている。
そして、この光検出部32上に結像された3ビームの各光量を光電変換し、ここで得られた3ビームによる各検出値をフォーカスサーボ回路部40と、RF信号処理回路部50と、トラッキングサーボ回路部60とにそれぞれ供給し、フォーカスサーボ回路部40で得た後述の合成フォーカスエラーFEaddに対応したフォーカスコイルドライブ信号FODをフォーカスコイル28に印加して対物レンズ27をBlu−ray Disc11の信号記録面11bに対してフォーカス方向に制御し、且つ、RF信号処理回路部50で信号記録面11bに記録した情報信号を読み取るためのRF信号RFを得ると共に、トラッキングサーボ回路部60で得たトラッキングエラー信号TRをトラッキングコイル28に印加して対物レンズ27をBlu−ray Disc11の信号記録面11bに対してトラッキング方向に制御している。
上記した光検出部32は、図2に示したトラック方向と対応して図3に拡大して示した如く、Blu−ray Disc11の信号記録面11bで反射されたメインビームMの戻り光の光量を光電変換するために信号記録面11b内のトラック方向及びこのトラック方向に対して直交する方向とに4分割された第1〜第4分割領域A〜Dを有する4分割型光検出器32Mと、信号記録面11bで反射された一対のサブビームS1,S2の各戻り光の光量を光電変換するために信号記録面内のトラック方向と平行に2分割された各第1,第2分割領域(E1,E2),(F1,F2)を有する一対の2分割型光検出器32S1,32S2とで構成されている。
この際、4分割型光検出器32Mの分割領域A〜Dは、図2に示したメインビームMの全体を検出し、また、2分割型光検出器32S1の分割領域E1,E2は図2に示したサブビームS1の左右を検出し、更に、2分割型光検出器32S2の分割領域F1,F2は図2に示したサブビームS2の左右を検出している。
ここで、図4に拡大して示した如く、この実施例の要部となるフォーカスサーボ回路部40は、フォーカスエラー信号生成回路41と、抑制サーボ信号生成回路42と、信号合成回路43と、フォーカスコイルドライブ回路44とで構成されている。
上記したフォーカスサーボ回路部40では、フォーカスエラー信号生成回路41内でまずフォーカスエラー信号FEを得ている。具体的には、フォーカスエラー信号生成回路41では、メインビームの戻り光を4分割型光検出器32Mの分割領域A〜Dで光電変換した際に、分割領域Aからの第1検出値と分割領域Dからの第4検出値とを加算器41Aで加算した(A+D)信号と、分割領域Bからの第2検出値と分割領域Cからの第3検出値とを加算器41Bで加算した(B+C)信号とを得た後に、(A+D)信号から(B+C)信号を減算器41Cで減算して{(A+D)−(B+C)}信号によるフォーカスエラー信号FEを得ている。言い換えると、フォーカスエラー信号FEは、対角線上に位置する分割領域A,Dの加算値(A+D)と、上記に対して直交した直角線上に位置する分割領域B,Cの加算値(B+C)との差分値を求めることで得られる。
そして、フォーカスエラー信号生成回路41内で得られたフォーカスエラー信号FEは、一般的な光ピックアップで得られる通常のフォーカスエラー信号と同じであり、対物レンズ27とBlu−ray Disc11の信号記録面11bとの間の光学的距離が一定となるように先に従来技術で図9を用いて説明したS字状カーブに沿って対物レンズ27に対してフォーカス誤差が減少するようにフォーカスサーボをかけているものの、対物レンズ27に対してフォーカスサーボを引き込んだ後には、図5(a)に示したような残留フォーカスエラー信号が生じてしまう。
この際、対物レンズ27とBlu−ray Disc11の信号記録面11bとの間の光学的距離を完全に一定に保つことは不可能であり、両者27,11b間での光学的距離が変動し、この変動量がフォーカスサーボを行った後に残留する変動量となり、この時に生じる信号を残留フォーカスエラー信号と呼称しているが、この残留フォーカスエラー信号はフォーカスエラー信号生成回路41で得られるフォーカスエラー信号FEそのものであることは明らかである。
とくに、本発明に適用されるBlu−ray Disc11の場合には、信号記録面11bでのトラック密度が高くなるため、トラック跨ぎによる戻り光の影響でフォーカスサーボ引き込み後の残留フォーカスエラー信号が増加する傾向にあると共に、残留フォーカスエラー信号の振幅のpeak to peak値(以下、p−p値と記す)は、Blu−ray Disc11の光透過性保護膜(光透過性基板)11cの厚さTのバラツキにより、バラツキが大きいほど変動も大きくなる。
更に、図5(a)に示したように残留フォーカスエラー信号中で局部的に信号振幅が大きくなる部分があり、これはトラック跨ぎの影響による。現行のDVDならば、集光されるレーザービームのスポット径に対してトラックが横切る回数が少ないが、Blu−ray Disc11はトラック幅がDVDより狭いため、トラック跨ぎの影響を多く受け、また高分解能であるがゆえに信号記録面11b上のグルーブ11b1及びランド11b2の形状にも大きく左右される。
そこで、本発明では、対物レンズ27に対してフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号を減少させるために、図4に示したように、フォーカスエラー信号生成回路41の後段に抑制サーボ信号生成回路42を新たに追加して、この抑制サーボ信号生成回路42で後述するように抑制された抑制サーボ信号(=タイムディレイ信号)TDを生成している。
ここで、上記した抑制サーボ信号生成回路42についてより具体的に説明すると、抑制サーボ信号生成回路42内は、フオーカスエラー信号生成回路41側から信号合成回路43側に向かって、コンパレータ42Aと、反転サーボ信号生成部42Bと、タイムディレイ信号生成部42Cとがこの順で設けられている。
まず、抑制サーボ信号生成回路42内のコンパレータ42Aでは、図6(a)に拡大して示した如く、フオーカスエラー信号生成回路41側から出力されるフォーカスエラー信号FEの基準値VREFを中心にして±側に所定レベルで第1,第2閾値VCOM1,VCOM2をそれぞれ予め設定しており、対物レンズ27に対してフォーカスエラー信号FEよりフォーカスサーボをかけながら対物レンズ27から出射したレーザービームがBlu−ray Disc11の信号記録面11b上で合焦してフォーカスサーボを引き込んだ後に、フォーカスエラー信号生成回路41から出力されるフォーカスエラー信号FEは残留フォーカスエラー信号となる。
尚、図6(a)中の横軸はフォーカスエラー信号(=残留フォーカスエラー信号)に対する時間軸であり、縦軸はフォーカスエラー信号(=残留フォーカスエラー信号)の電圧を示している。
この際、第1閾値VCOM1は、残留フォーカスエラー信号の+側のピーク値(上限値)から5〜20%下がった値に設定され、一方、第2閾値VCOM2は、残留フォーカスエラー信号の−側のピーク値(下限値)から5〜20%上がった値に設定されている。言い換えると、予め定められたフォーカスエラー信号の所定範囲は、上限値と下限値との間の範囲の60〜90%である。
ここで、上記のように第1閾値VCOM1及び第2閾値VCOM2の各値を設定した理由を説明すると、図7に示したように、横軸を残留フォーカスエラー信号のピーク値に対するコンパレータ設定レベル(%)とし、縦軸を残留フォーカスエラー信号(mV)とすると、図示から明らかなように、残留フォーカスエラー信号のレベルが+側のピーク値に対して5〜20%下がるか、又は、−側のピーク値に対して5〜20%上がる範囲内であれば、残留フォーカスエラー信号のレベルが小さい値で安定しているためである。言い換える、残留フォーカスエラー信号のレベルが前記した60〜90%の所定範囲内であれば安定している。
そして、コンパレータ42A内では、対物レンズ27に対してフォーカスサーボを引き込んだ後に、対物レンズ27を駆動させた際に生じるフォーカス誤差を補正するために、残留フォーカスエラー信号に対して前記した所定範囲(60〜90%)の外側を切り取って、第1,第2閾値VCOM1,VCOM2を超えたコンパレータ検出信号COM・DETを図6(b)に示したように時間軸に沿ってそれぞれ検出して、このコンパレータ検出信号COM・DETを図4に示した反転サーボ信号生成部42Bに入力している。
次に、抑制サーボ信号生成回路42内の反転サーボ信号生成部42Bでは、コンパレータ42Aから送られたコンパレータ検出信号COM・DETの極性を反転した上で、図6(c)に示したように、反転した電圧値Hに対して所定の係数αをそれぞれ乗算して、電圧値H’=α×Hの反転サーボ信号INVを得て、この反転サーボ信号INVを後段のタイムディレイ信号生成部42Cに入力している。尚、上記した所定の係数αは、対物レンズ27に対して最適なブレーキの強さを加えるために設定したものであり、例えば、所定の係数αが0.7程度に設定されている。
ここで、反転サーボ信号生成部42Bを設けた理由を説明すると、反転サーボ信号生成部42Bで得られた反転サーボ信号INVは、対物レンズ27がBlu−ray Disc11に対して近づきすぎないようにブレーキをかける方向に抑制する信号を生成し、一方、対物レンズ27がBlu−ray Disc11に対して下がりすぎないようにブレーキをかける方向に抑制する信号を生成している。
例えば、対物レンズ27をBlu−ray Disc11に近づけるために、フォーカスコイル28に通常のフォーカスエラー信号FEを印加すれば、電気的には制御が終了するのだが、対物レンズ27を支持したアクチュエータ(図示せず)はメカ的に位置決めされるので、その場で止まることができず、数回往復運動を繰り返す。この運動自体が残留フォーカスエラー信号を増やす原因の一つでもある。
この対策として考えたのが、対物レンズ27に対して反対方向へブレーキをかける方法である。まず、目標移動ポイントまで移動させる電圧をフォーカスコイル28に印加すると、不図示のアクチュエータは目標ポイントへ向かって加速するが、付加電圧に相当する移動ポイントに到達する前に、上記した反転サーボ信号INVにより対物レンズ27に対してブレーキをかければ、不図示のアクチュエータはスムーズに次の運動へ推移することができる。
次に、抑制サーボ信号生成回路42内のタイムディレイ信号生成部42Cでは、反転サーボ信号生成部42Bからの反転サーボ信号INVに対して所定の時間遅延させるタイムディレイ信号TDを得て、このタイムディレイ信号TDを信号合成回路43に入力している。そして、抑制サーボ信号生成回路42内で最終的に得られたタイムディレイ信号TDは、前記した抑制された抑制サーボ信号と等価である。この際、反転サーボ信号INVに対して所定の時間遅延させる時間は、光ピックアップ20の構造によりそれぞれ適宜な値に設定されるが、通常1〜100mm/secの範囲内であり、工場出荷時には1〜100mm/secの範囲内で所定の遅延時間を設定している。
ここで、タイムディレイ信号生成部42Cを設けた理由を説明すると、タイムディレイ信号生成部42Cで得られたタイムディレイ信号TDは、対物レンズ27のフォーカス方向へのブレーキをかけるタイミングを制御するためのものである。即ち、対物レンズ27を支持したアクチュエータ(図示せず)は慣性力を持っているので、対物レンズ27に対してブレーキをかけた時の残留フォーカスエラー信号への悪影響をタイムディレイ信号TDによって避けると共に、フォーカスサーボ装置10内の振動数によって生じる残留フォーカスエラー信号への悪影響もタイムディレイ信号TDによって避けている。
例えば、図8に示した如く、横軸にメカ振動数(Hz)を示し、縦軸に残留フォーカスエラー信号(mV)を示した時、図示から明らかなように、タイムディレイ信号TDのディレイタイミングを1〜100mm/secの範囲内で最適化した場合には、メカ振動数が変わっても残留フォーカスエラー信号のレベルがあまり変化しないのに対し、ディレイ制御無しの場合では振動数が高く(図の右方向へ行くほど高い)なると、ある時期から残留フォーカスエラー信号のレベルが増加している。従って、対物レンズ27のフォーカス方向へのブレーキ制御は、最終的に、コンパレータ42Aとタイムディレイ信号生成部42Cの適度な組み合わせが重要であるのがわかる。
この後、フォーカスエラー信号生成回路41で得られた通常のフォーカスエラー信号FEと、抑制サーボ信号生成回路42で得られた抑制サーボ信号(=タイムディレイ信号)TDとを信号合成回路43で合成している。すなわち、信号合成回路43では、対物レンズ27の慣性力によって対物レンズ27が駆動する遅れ分をタイムディレイ信号TDにより反転サーボ信号INVを遅延させてフォーカスエラー信号生成回路41から出力されたフォーカスエラー信号FEに重畳させているので、第1,第2閾値VCOM1,VCOM2を超えたフォーカスエラー信号FEに対して第1,第2閾値VCOM1,VCOM2内に向かって抑制するための合成フォーカスエラー信号FEaddを得ている。この後、この合成フォーカスエラー信号FEaddをフォーカスコイルドライブ回路44に入力してフォーカスコイルドライブ信号FODを生成し、合成フォーカスエラー信号FEaddに応じたフォーカスコイルドライブ信号FODをフォーカスコイル28に印加することで、対物レンズ27に対してフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号は図5(a)に示した通常のフォーカスエラー信号FEを印加した場合よりも図5(b)に示したように大幅に低減している。
上記した如く、本発明に係るフォーカスサーボ装置10によれば、フォーカスエラー信号生成回路41からのフォーカスエラー信号FEと、タイムディレイ信号生成回路42Cからのタイムディレイ信号TDとを合成した合成フォーカスエラー信号FEaddに応じたフォーカスコイルドライブ信号FODをフォーカスコイル28に印加することで、対物レンズ27に対してフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号が大幅に低減でき、且つ、対物レンズ27のフォーカス方向へのブレーキ制御も確実に行うことができるので、フォーカスサーボ装置10の品質向上及び信頼性向上に寄与できる。
尚、上記では、Blu−ray Disc11の信号記録面11b上に情報信号を高密度に記録するために3ビームを用いた場合を説明したが、再生専用の場合には1ビームで良く、この1ビームの場合でも4分割型光検出器32Mによりフォーカスエラー信号FEが得られるので本発明の技術的思想をそのまま適用でき、更に、現行のDVDに対しても本発明の技術的思想を適用しても何等の支障も生じないものである。
本発明に係るフォーカスサーボ装置の全体構成を示した構成図である。 (a),(b)は本発明に係るフォーカスサーボ装置において、光ディスクの信号記録面にメインビームと一対のサブビームとによる3ビームを照射した状態を模式的に示した断面図,平面図である。 図1に示した光検出部を拡大して示した図である。 図1に示したフォーカスサーボ回路部の詳細構成を示した構成図である。 本発明に係るフォーカスサーボ装置において、(a)は通常のフォーカスエラー信号FEによりフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号を示し、(b)本発明の合成フォーカスエラー信号FEaddによりフォーカスサーボを引き込んだ後の残留フォーカスエラー信号を示した図である。 (a)〜(c)は図4に示した抑制サーボ信号生成回路内の動作を説明するための波形図である。 本発明に係るフォーカスサーボ装置において、残留フォーカスエラー信号vsコンパレータ設定レベルを示した図である。 本発明に係るフォーカスサーボ装置において、残留フォーカスエラー信号vsメカ振動数を示した図である。 S字状のフォーカスエラー信号を説明するための図である。 従来のディスク装置におけるフォーカスサーボの引き込み動作を説明するための波形図である。
符号の説明
10…フォーカスサーボ装置、
11…超高密度光ディスク(Blu−ray Disc)、
11a…レーザービーム入射面、11b…信号記録面、11c…光透過性保護膜、
20…光ピックアップ、
21…レーザー光源(半導体レーザー)、22…コリメーターレンズ、
23…回折格子、24…偏光ビームスプリッタ、25…1/4λ板、
26…レンズホルダ、27…対物レンズ、
28…フォーカスコイル、29…トラッキングコイル、
30…検出レンズ、31…ホログラム素子、
32…光検出部、
32M…4分割型光検出器、A〜D…分割領域、
32S1,32S2…一対の2分割型光検出器、E1,E2,F1,F2…分割領域、
40…フォーカスサーボ回路部、
41…フォーカスエラー信号生成回路、41A,41B…加算器、41C…減算器、
42…抑制サーボ信号生成回路、42A…コンパレータ、
42B…反転サーボ信号生成部、42C…タイムディレイ信号生成部、
43…信号合成回路、44…フォーカスコイルドライブ回路、
50…RF信号処理回路部、60…トラッキングサーボ回路部、
L…レーザー光、
VREF…フォーカスエラー信号の基準値、
VCOM1…コンパレータの第1閾値、
VCOM2…コンパレータの第2閾値
FE…フォーカスエラー信号(残留フォーカスエラー信号)、
FEadd…合成フォーカスエラー信号、
TR…トラッキングエラー信号、RF…RF信号、
COM・DET…コンパレータ検出信号、INV…反転サーボ信号、
TD…タイムディレイ信号、FOD…フォーカスコイルドライブ信号。

Claims (2)

  1. レーザー光源から出射されたレーザー光を光ディスクの信号記録面に集光させる対物レンズと、前記光ディスクの信号記録面で反射された戻り光を受光する複数の分割領域を有する光検出器と、前記光検出器の複数の分割領域で光電変換された信号の演算結果に基づいて前記対物レンズを駆動させて、フォーカス制御を行うフォーカスサーボ回路部とを有するフォーカスサーボ装置において、
    前記フォーカスサーボ回路部は、
    前記光検出器の複数の分割領域で光電変換された信号を演算して、時間と共に変動するフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー信号生成回路と、
    前記フォーカスエラー信号によって合焦した後に前記対物レンズを駆動させた際に生じるフォーカス誤差を補正するために、予め定められた前記フォーカスエラー信号の所定範囲の外側の該フォーカスエラー信号を切り取ってコンパレータ検出信号として出力するコンパレータと、
    前記コンパレータ検出信号の極性を反転させた反転サーボ信号を生成する反転サーボ回路と、
    前記反転サーボ信号を所定の時間遅延させたタイムディレイ信号を生成するタイムディレイ信号生成部と、
    前記タイムディレイ信号を前記フォーカスエラー信号生成回路から出力された前記フォーカスエラー信号に重畳させる信号合成回路と、
    を有することを特徴とするフォーカスサーボ装置。
  2. 前記フォーカスエラー信号の所定範囲は、上限値と下限値との間の範囲の60〜90%であることを特徴とする請求項1記載のフォーカスサーボ装置。

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