JPH10161840A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH10161840A
JPH10161840A JP8318094A JP31809496A JPH10161840A JP H10161840 A JPH10161840 A JP H10161840A JP 8318094 A JP8318094 A JP 8318094A JP 31809496 A JP31809496 A JP 31809496A JP H10161840 A JPH10161840 A JP H10161840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image information
display
unit
icon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8318094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nishimura
豊 西村
Koji Ujino
孝二 氏野
Katsushi Horibatake
勝史 堀畑
Yoshihisa Kuramae
善久 藏前
Hiroshi Tanaka
央 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP8318094A priority Critical patent/JPH10161840A/ja
Publication of JPH10161840A publication Critical patent/JPH10161840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像情報の内容が同時に認識可能であ
るとともに、各画像情報の加工処理の状況を同時に認識
することが可能な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像処理装置は、画像読取部2と、画像
情報の読取順位を設定するための読取順位設定部22
と、画像情報を記憶する画像メモリ23と、各画像情報
の現在の状態を反映させてアイコン画像を作成するアイ
コン生成部33と、各画像情報を重ね合わせて合成画像
を形成する画像合成設定部27と、合成画像およびアイ
コン画像を表示する表示部29と、各画像情報の加工を
受け付ける操作部32とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、特
に、複数の画像情報を読み取ってこれら複数の画像を重
ね合わせて表示する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の画像情報を読み取ってこれら複数
の画像を重ね合わせて表示する画像処理装置は種々提案
されており、たとえば特開平5−30338号公報に記
載されたようなものが存在する。この装置では、スキャ
ナから読み込んだ複数の画像情報を画像バッファメモリ
にそれぞれ記憶し、透過モードまたは上書きモードのい
ずれかに対応して各画像情報を重ね合わせて、CRTデ
ィスプレイ上に表示を行う。各画像情報は、実際に出力
を行う領域をCRTディスプレイの表示画面上で指定す
ることが可能であり、この指定された領域を各画像情報
毎にメモリに記憶させるとともに、合成画像としてCR
Tディスプレイ上に表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにした画像処
理装置では、上書きモードで各画像情報が合成されてい
る場合、最上層に表示される画像情報については認識し
易いが、下位に表示されている画像情報については、上
位の画像情報が上書きされているため認識しづらく、ど
のような内容で幾つの画像情報が存在しているかを把握
することが困難である。また、加工を行う際の範囲指定
を画像情報の2つの座標を選ぶことによって指定してい
るため、複雑な形状に加工することを想定しておらず、
上面に他の画像情報が上書きされている画像情報がどの
ように編集されどのような形状になっているかを容易に
認識できる構成にはなっていない。したがって、各画像
情報について加工処理済か否か、またどのような加工処
理が行われたかを判別するためには、その画像情報を開
かないと判別できないため、煩雑な作業を必要とする。
【0004】また、透過モードで合成画像を表示する場
合も、各画像情報の表示方法が同一であるため、どの画
像情報が最上層に位置しているかを把握しづらく、各画
像情報の内容や編集済か否か、どのような加工がなされ
たか等の情報を知ることが困難である。本発明の目的
は、複数の画像情報を読み取り、これを表示手段に表示
させるとともに、表示画面上で加工して合成画像を作成
する際に、各画像情報の加工処理状態を同時に認識する
ことが容易な画像処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、画像読取手段と、画像記憶手段と、表示手段と、
画像編集手段と、アイコン表示手段とを備えている。画
像読取手段は画像情報を読み取る。画像記憶手段は画像
読取手段により読み取った画像情報を記憶する。表示手
段は画像情報を表示する。画像編集手段は表示手段に表
示された画像情報を画面上で加工することを受け付け
る。アイコン表示手段は表示手段に現在表示されている
画像情報を縮小したアイコンとして表示する。
【0006】このようにした本発明に係る画像処理装置
では、画像読取手段によって読み取った複数の画像情報
を画像記憶手段に記憶する。各画像情報は表示手段に表
示されるとともに、画像編集手段により画面上で加工す
ることが可能となっている。画像編集手段によって加工
された画像情報は、そのままの形状で縮小されてアイコ
ン表示される。したがって、各画像情報がアイコン表示
されるため、幾つの画像情報が存在しているかを容易に
把握できるとともに、表示されている画像情報が加工処
理済か、またどのような加工がなされたかを一目瞭然で
認識できる。
【0007】画像情報の表示順位を設定する表示設定手
段と、画像情報の表示順位に従って画像情報を重ね合わ
せ、合成画像として出力する画像処理手段と、表示順位
の変更を受け付けて画像処理手段に合成画像の更新を行
わせる受付手段をさらに備える構成とすることができ
る。この場合、表示順位の下位の画像情報ほど明度を上
げるとともに彩度を低下させながら重ね合わせて合成画
像を作成することで、下位の画像情報の内容も容易に判
別することができる。また、編集対象となっている画像
情報に対応するアイコンを反転表示することにより、ど
の画像情報が編集対象になっているか、またはどの画像
情報が最上層であるかを容易に把握することが可能であ
る。さらに、アイコン操作により表示順位の変更を受け
付ける構成とすることで、画像情報の加工処理作業が容
易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態が採用
される画像処理装置の概略構成を示す縦断面図である。
図1において、画像処理装置1は上部に位置する画像読
取部2と下部に位置するプリント部3とを有している。
画像読取部2は、上面に原稿台4が固定されており、原
稿台4の上面に原稿押え5が開閉自在に設けられてい
る。画像読取部2の内部には、原稿台4上に載置される
原稿画像を読み取るための露光装置6が設けられてい
る。露光装置6は光源、ミラー、レンズユニット等から
構成されている。原稿画像が露光装置6により結像する
位置にCCDイメージセンサ7が設けられている。CC
Dイメージセンサ7は、図示しない画像メモリに接続さ
れており、読み取った画像情報をこの画像メモリに格納
するように構成されている。画像読取部2の上面には、
複写動作を指示するテンキーやプリントキー、モード選
択のためのキースイッチ及びCRTディスプレイまたは
液晶表示装置等の表示装置が設けられている。
【0009】プリント部3には、図右側に位置して給紙
カセット8a,8b及びバイパストレイ9が設けられて
おり、図左側に位置して画像形成済の用紙が排出される
排紙トレイ10が設けられている。また、プリント部3
の中央には、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム
11が配置されている。感光体ドラム11の周囲には帯
電装置12、レーザユニット13、現像装置14、転写
装置15、用紙分離装置16、クリーニング装置17が
配置されている。給紙カセット8a,8b及びバイパス
トレイ9から感光体ドラム11に向かって用紙を供給す
るための給紙搬送路18が設けられている。また、感光
体ドラム11と排紙トレイ10との間には、排紙搬送路
19、用紙上の転写像を定着するための定着装置20及
び排出ローラ21が配置されている。
【0010】画像読取部2で読み取られた画像情報は、
画像メモリに格納されるとともに、CRTディスプレ
イ、液晶表示装置等の表示部に表示され、さらに画像処
理部での種々の画像処理が行われてレーザユニット13
により感光体ドラム11上に静電潜像として形成され
る。図2に画像処理部の制御ブロック図を示す。
【0011】画像読取部2には、CCDイメージセンサ
7で画像情報を読み取った読取順位jを設定する読取順
位設定部22が接続されている。読取順位設定部22に
は、画像読取部2で読み取った画像情報を読み取り順位
設定部22で設定される読取順位とともに記憶する画像
メモリ23が接続されている。画像メモリ23は、各画
像情報Ai に対して、読取順位ji 、階層表示を行うた
めの階層変数ki 及び表示を行うか否かの表示フラグf
i を記憶するように構成されており、各画像情報ととも
にこれらパラメータが格納される。
【0012】画像メモリ23は、各画像情報を表示する
ための階調を設定するための階調設定部24,表示範囲
を設定するための表示範囲設定部25,表示倍率を設定
する拡大縮小設定部26,各画像情報を合成する画像合
成設定部27を介して表示メモリ28に接続される。表
示メモリ28は、CRTディスプレイ、液晶表示装置そ
の他の表示手段でなる表示部29及び画像合成設定部2
7で設定された合成画像を用紙上に形成するプリント部
3に接続されている。
【0013】画像メモリ23は画像情報を縮小してアイ
コン化するアイコン生成部33に接続されている。この
アイコン生成部33は、各画像情報の加工編集状況を反
映するために、表示範囲設定部25及び拡大縮小設定部
26と接続される。また、アイコン生成部33は、生成
されたアイコンデータの画像を反転させる画像濃度反転
部34と接続されている。画像濃度反転部34は表示メ
モリ28に接続されている。
【0014】画像メモリ23、階調設定部24、表示範
囲設定部25、拡大縮小設定部26、画像合成設定部2
7は、それぞれ表示部29に表示される画像情報の設定
値を制御する画像選択領域制御部30に接続されてい
る。画像選択領域制御部30は、画像メモリ23内に格
納されている画像情報の表示順位、表示する際の階調、
表示範囲、表示倍率等の設定制御を行う。画像選択制御
部30には、マウスやキーボード、タッチパネルその他
の操作手段でなる操作部32が接続されている。
【0015】この実施形態における画像処理装置は、通
常の複写機としても機能するように構成されており、図
3に示すようなフローチャートにしたがって動作する。
電源が投入されると、ステップS1において各種パラメ
ータの初期化を行う。ステップS2では、画像読取部2
の上面に設けられたキーが操作されたか否かを判別す
る。キー操作がされたと判断するとステップS3に移行
し、キー操作がないと判断するとステップS5に移行す
る。ステップS3では、複写モードに設定されているか
否かを判別する。この複写モードは、画像読取部2の上
面に設けられたモード選択キーによって設定可能であ
り、複写機としての使用頻度が高い場合にはステップS
1の初期設定時にデフォルトで複写モードとなるように
構成してもよい。
【0016】ステップS3において複写モードに設定さ
れていると判断した場合、ステップS4に移行する。ス
テップS4では、キー操作に応じて通常の複写動作を行
い、ステップS5に移行する。ステップS3において複
写モードに設定されていないと判断すると、ステップS
6に移行する。ステップS6では合成モードであるか否
かを判別する。この合成モードも複写モードと同様に、
画像読取部2の上面に設けられたモード選択キーによっ
て設定可能であり、画像合成処理の頻度が高い場合に
は、ステップS1の初期設定時にデフォルトで合成モー
ドとなるように構成してもよい。
【0017】ステップS6で合成モードに設定されてい
ると判断した場合、ステップS7に移行する。ステップ
S7では、キー操作に応じて合成モード処理を行い、ス
テップS5に移行する。ステップS6において、合成モ
ードに設定されていないと判断するとステップS8に移
行する。ステップS8では他のモード処理を行う。ステ
ップS5では他の処理を行う。
【0018】図3ステップS7における合成モード処理
を説明する。図4において、ステップS11では画像読
み込みの指示があったか否かを判別する。操作部32か
らの読み込み指示があった場合には、ステップS12に
移行して画像読み込み処理を実行する。ステップS13
では、画像情報の加工指示があったか否かを判別する。
操作部32からの加工指示があった場合には、ステップ
S14の加工処理を実行する。ステップS15では、プ
レビューを行う指示があったか否かを判別する。操作部
32からのプレビュー指示があった場合にはステップS
16に移行して合成画像のプレビュー処理を実行する。
ステップS17では、再設定を行う指示があったか否か
を判別する。操作部32からの再設定指示があった場合
にはステップS14に移行して加工処理を実行する。
【0019】ステップS18では、完成した画像をプリ
ントアウトする旨の指示があったか否かを判別する。操
作部32からのプリント指示があった場合、ステップS
19に移行してプリントアウトを実行する。ステップS
12の画像読み込み処理を図5により説明する。ステッ
プS21では、読み込みが実行された順位を特定するた
めの変数j及び表示順位を設定するために用いる変数k
を0に設定する。ステップS22では、画像情報の読み
込みを行う。ここで、画像読取部2を作動して原稿台4
上に載置された原稿の画像をCCDイメージセンサ7に
より読み込む。
【0020】ステップS23では、読み込んだ画像情報
i (i=0,1,2,…)の読取順位ji に現在の変
数jの値を代入し、表示順位を示す階層変数ki に現在
の変数kの値を代入して、画像情報Ai を読取順位ji
及び階層変数ki とともに画像メモリ23に格納する。
このとき、表示フラグfi はデフォルトでオフに設定さ
れる。
【0021】ステップS24ではアイコン表示を行う。
このアイコン表示処理は、アイコン生成部33におい
て、画像情報Ai の読み込みライン及び読み込みライン
上の画像データを間引きして縮小画像を作成し、これを
表示メモリ28の所定位置に表示させる。表示メモリ2
8はたとえば図12に示すように、表示する画像情報を
格納するためのメイン画像領域35とアイコン画像を格
納するためのサブ画像領域36とを備えている。画像メ
モリ28のメイン画像領域35及びサブ画像領域36
は、図13に示す表示部29の編集領域41及びアイコ
ン領域42にそれぞれ対応している。また、サブ画像領
域36はアイコン領域42のアイコン表示位置I0 ,I
1 ,I2 ,…In にそれぞれ対応するアイコンデータ格
納部S0 ,S 1 ,S2 ,…Sn を有しており、読取順位
i の値に基づいて順次対応する画像情報Ai のアイコ
ン画像を格納する。
【0022】ステップS25では、次に読み込みを行う
原稿があるか否かを判別する。さらに読み込みを行う場
合には、ステップS26に移行する。ステップS26で
は、読取順位を特定するための変数j及び表示順位を設
定するための表示順位kをそれぞれ各読取順位ji の最
大値+1及び各表示順位ki の最大値+1に設定する。
この後、ステップS22に移行して次の画像情報の読み
込みを行う。ステップS25において、次に読み込みを
行う原稿がないと判断すれば元のルーチンに戻る。
【0023】図4ステップS14の加工処理を図6によ
り説明する。画像メモリ23に格納されている画像情報
i はステップS31の対象画像設定処理、ステップS
32の階調設定処理、ステップS33の表示位置設定処
理、ステップS34の拡大/縮小設定処理、ステップS
35の合成設定処理を経て、表示メモリ28のメイン画
像領域35に格納され、ステップS36で表示部29に
表示される。
【0024】ステップS31における対象画像設定処理
を図7に示す。まず、ステップS41では操作部32か
らの操作により編集作業を行う対象画像の指定があった
か否かを判別する。この対象画像の指定は、キー操作に
よる入力を受け付ける構成とすることも可能であり、ア
イコンの表示位置をマウス操作によって指定して受け付
けるように構成することもできる。
【0025】編集を行う画像情報Aa への指定があった
と判断すると、ステップS42に移行する。ステップS
42では、指定があった画像情報Aa の表示フラグfa
をオンに設定して表示部29上に画像情報Aa を表示す
る。ステップS43では、指定があった画像情報Aa
階層変数ka よりも小さい値の階層変数を有する画像情
報が存在するか否かを判別する。この条件に合致する画
像情報が存在している場合には、ステップS44に移行
する。ステップS44では、指定があった画像情報Aa
の階層変数ka よりも小さい値の階層変数を有する画像
情報Ai について、それぞれの階層変数ki を1つずつ
インクリメントする。この後ステップS45に移行して
指定された画像情報Aa の階層変数k a の値を0とす
る。
【0026】図13に示すように、2つの画像情報
0 ,A1 について、それぞれ階層変数k0 =1,k1
=0である場合、画像情報A0 の上に画像情報A1 が重
ねられた状態で表示されている。ここで、マウス操作等
により画像情報A0 に対する対象画像指示があった場
合、画像情報A0 の階層変数k0 (=1)よりも小さな
値を持つ画像情報A1 の階層変数k1 をインクリメント
してk1 =1として、画像情報A0 の階層変数k0 =0
とすることにより、画像情報A0 が最上層に表示されて
編集が可能な状態となる。
【0027】ステップS46では、指定のあった画像情
報Aa に対するアイコン画像を濃度反転して所定のアイ
コン表示位置Ia に表示する。アイコン画像の反転は、
アイコン生成部33で作成したアイコン画像を画像濃度
反転部34によって濃度反転して表示メモリ28に格納
することで表示することができる。図6ステップS32
の階調設定処理は図8に示すようにステップS51にお
いて、各画像情報Ai の階層変数ki に基づいて各画像
の階調を全階調の1/(k i +1)設定する。
【0028】たとえば、図14に示すように、ki =0
である画像情報Ai は、入力されたR,G,B信号に対
してそのままの表示出力とし、ki =1である画像情報
iについては1/2の階調の出力とし、ki =2であ
る画像情報Ai については1/3の階調の出力とし、以
後順次1/(ki +1)の階調の出力とする。このこと
により、下位の階層の画像情報ほど、明度が上がり彩度
が低下して認識が可能な状態で各画像情報を重ね合わせ
て表示することができる。
【0029】ステップS33における表示位置設定処理
を図9に示す。図15に示すような画像情報Ai の階層
変数ki の値が0であって対象画像として指定されてい
る場合について考える。ステップS61では、この画像
情報A i に対する切り取り作業の指定があったか否かを
判別する。これは、たとえば、操作部32のキー操作や
マウス操作による切り取り指定の操作があったか否かで
判断することができる。切り取り指定の操作があれば、
ステップS62に移行する。ステップS62では、操作
部32からの操作に基づいて始点の認識を行う。ステッ
プS63では、マウス等のポインティングデバイスによ
る切り取り操作の軌跡を認識してこれを記憶する。ステ
ップS64では、同様にして操作部32からの操作に基
づいて終点の認識を行う。たとえば、図15に示すよう
に、画像情報Ai から切り取り部Aicを切り取る場合、
マウス等のポインティングデバイスにより、画面上のカ
ーソルをドラグしながら所望の形状に沿って移動させる
ことにより、切り取りを行う部分の境界を設定すること
ができる。ステップS65では、切り取った画像Aic
たはAisのいずれを表示するかを操作部32からの操作
にしたがって設定する。たとえば、画像の切り取り部A
icを残す場合には、表1に示すように、表示基準点を
(x0,y0)に設定し、各読み込みラインy0,y1
…ynに対応するx座標の読み込み開始点(x01,x
11,…xn1)及び読み込み終了点(x02,x1
2,…xn2)を記憶する。
【0030】
【表1】
【0031】このようにすることで、切り取り部Aic
図15のような矩形に限定されることなく、図16に示
すような任意の形状に切り取ることが可能となる。ステ
ップS66では、対象画像である画像情報Ai の移動指
定があったか否かを判別する。この場合も同様にして、
操作部32のポインティングデバイスからの指示があれ
ば移動指定があったと判断してステップS67に移行す
る。ステップS67では、移動の始点を認識する。ステ
ップS68では移動の終点を認識する。この移動の始点
及び終点は、たとえば、ポインティングデバイスで指示
される画面上の2点によって認識することができ、ま
た、数値入力によって座標を直接入力することも可能で
ある。
【0032】ステップS69では、ステップS67及び
ステップS68で認識した移動の始点、終点から移動量
の演算を行う。ステップS70では、現在表示している
画像情報の表示基準点(x0,y0)に移動量を加算し
て表示基準点を変更し、表示画像の更新を行う。ステッ
プS34における拡大/縮小設定処理を図10に示す。
【0033】図17に示すように、画像情報Ai のう
ち、表示位置設定処理により現在表示されている切り取
り部Aicを縮小画像Airまたは拡大画像Aieとする場合
について考える。ステップS71では、対象画像につい
て操作部32からの指示により拡大/縮小指定があった
か否かを判断する。キー操作やマウス操作により拡大/
縮小指定の操作があれば、ステップS72に移行する。
ステップS72では、画像情報の表示範囲Aicの基準点
(x0,y0)及び対角線上の端点(xn,yn)を表
示し、ポインティングデバイスにより拡大/縮小指示を
受け付ける。たとえば、図17に示すように、画像情報
の表示範囲Aicを縮小画像Airにする場合、表示範囲A
icの端点(xn,yn)にマウスカーソルを合わせ、座
標(xn′,yn′)の位置までドラグすることで縮小
指示を行うことができる。また、キー操作により直接座
標を数値入力することも可能である。
【0034】ステップS73では、操作部32からの拡
大/縮小指示による変倍終点を認識する。ここでは、た
とえば、縮小画像Airの端点(xn′,yn′)を変倍
終点として認識する。ステップS74では、ステップS
73で認識した変倍終点に基づいて画像Aicの拡大/縮
小処理を行う。たとえば、読み込みライン(y0…y
n)の間引き及び読み込み開始点(xj1)から読み込
み終了点(xj2)までの画像データの間引きを行うこ
とで縮小処理が可能となる。また、読み込みライン(y
0…yn)の重複読み込み及び読み込み開始点(xj
1)から読み込み終了点(xj2)までの画像データの
重複読み込みによって拡大画像を得ることができる。
【0035】ステップS35における合成設定処理を図
11に示す。ステップS81では、表示メモリ28のメ
イン画像領域35内の各画像情報A i の合成を行う。た
とえば、各画像情報Ai のうち表示範囲Aicのみを選択
し、各表示範囲Aicの表示位置に応じて表示部29上の
各座標に対応させるデータを決定する。ステップS82
では、各画像の表示範囲に重なりがあるか否かを判別す
る。各画像の表示範囲に重なりがあると判断すればステ
ップS83に移行する。ステップS83では、上書きモ
ードになっているか否かを判断する。ステップS83に
おいて上書きモードになっていると判断すればステップ
S84に移行する。ステップS84では、重なりのある
範囲における表示を階層変数ki の値が最小である画像
情報についてのみ表示するように設定して合成画像デー
タを作成する。ステップS83において上書きモードに
設定されていないと判断すると、ステップS85に移行
する。ステップS85では、重なりのある範囲について
は各画像情報Ai を重ねて合成画像データを作成する。
【0036】このようにして、合成画像データが作成さ
れると、図6ステップS36において画像表示が行われ
る。この時、表示フラグfi がオンである画像情報Ai
についてそれぞれの階層変数ki に基づいて順に階層化
して重ね合わされて表示される。例えば、3つの画像情
報A0 ,A1 ,A2 が読み込まれており、このうち画像
情報A0 ,A1 の表示フラグf0 ,f1 がオンであり、
階層変数k0 =1,k 1 =0である場合、図13に示す
ように合成画像が表示される。この時、階層変数が最小
の画像情報についてのみアイコン表示を反転表示する構
成としてもよく、表示フラグfi がオンである画像情報
についてアイコン表示を反転表示するように構成するこ
ともできる。
【0037】ま、各画像情報Ai はそれぞれの階層変数
i の値に基づいて階調を変化させて表示されており、
図13の例では、画像情報A1 が全階調、画像情報A0
が1/2階調で表示されている。図6ステップ37で
は、現在対象画像となっている画像情報をアイコン表示
に戻すか否かを判別する。操作部32からの操作により
画像情報をアイコン表示に戻す旨の指示があった場合、
ステップS38に移行する。ステップS38では、対象
画像となっている画像情報Ai に対応するアイコンに対
して、実行された加工処理の内容を反映させるととも
に、このアイコン表示に対する画像濃度の反転設定を解
除して、新たなアイコン画像を作成し、アイコン領域4
2の対応する位置のアイコン表示Ii を更新する。ステ
ップS39では、画像情報Ai の表示フラグfi をオフ
に設定する。ステップS40では、次に加工処理を行う
画像情報があるか否かを判別する。操作部32の操作に
よりさらに加工処理を行う旨の指示があった場合、ステ
ップS31に移行して前述した加工処理を順次行う。ス
テップS40において、さらに加工処理を行う画像情報
がないと判断した場合、元のルーチンに戻る。
【0038】このようにして画像情報の加工処理が実行
されて作成された合成画像は、各画像情報Ai がその階
層変数ki の値に応じた階調で重ね合わされて表示部2
9に表示されている。図4のステップS15においてプ
レビュー指示があった場合、ステップS16では各画像
情報の階調設定を解除して各画像情報を全階調で表示す
る。このことにより、各画像情報が最上層に位置するよ
うに表示され、最終的な加工後の画像を確認することが
できる。
【0039】ステップS17では、ステップS16でプ
レビュー表示した合成画像を再設定するか否かの指示を
受け付けて、再設定を行う場合にはステップS14に移
行し、再設定を行わない場合にはステップS18に移行
する。ステップS18では、合成画像をプリントアウト
するか否かの指示を受け付けて、プリントアウトを行う
場合にはステップS19に移行する。ステップS19で
は、プリント部3のレーザユニット13に画像データを
出力し、感光体ドラム11上に静電潜像を形成し、これ
を現像装置14によりトナー画像に顕像化する。給紙カ
セット8a,8bまたはバイパストレイ9から用紙を感
光体ドラム11と転写装置15との間に搬送して感光体
ドラム11上のトナー画像を転写し、定着装置20でと
なー画像を加熱して溶融定着する。このことにより、プ
レビュー画面で確認したがぞう用紙上に形成することが
可能となる。
【0040】〔他の実施形態〕上述した実施形態では、
複写機の機能を有する装置について述べたが、図18に
示すように、表示部、記憶手段及び制御部を有する画像
処理装置43に画像読み取りのためのスキャナ44及び
画像出力のためのプリンタ45が接続される構成であっ
てもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る画像処理装置では、各画像
情報の内容がアイコン表示に反映されており、アイコン
表示を見るだけで各画像情報が加工処理済か否か、どの
ような加工処理が行われたかを容易に判別することが可
能となる。また、各アイコン表示がそのまま画像情報の
大小関係を表しており、各画像情報の比較をすることが
簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用される画像処理装置
の縦断面概略構成図。
【図2】その制御ブロック図。
【図3】その制御フローチャート。
【図4】合成モードの制御フローチャート。
【図5】画像読み込み処理の制御フローチャート。
【図6】加工処理の制御フローチャート。
【図7】対象画像指定処理の制御フローチャート。
【図8】階調設定処理の制御フローチャート。
【図9】表示位置設定処理の制御フローチャート。
【図10】拡大/縮小設定処理の制御フローチャート。
【図11】合成設定処理の制御フローチャート。
【図12】表示メモリの記憶領域を模式的に表す説明
図。
【図13】表示画面の説明図。
【図14】階調設定処理の説明図。
【図15】表示設定処理の説明図。
【図16】表示設定処理の説明図。
【図17】拡大/縮小設定処理の説明図。
【図18】他の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】 1 画像処理装置 2 画像読取部 3 プリント部 4 原稿台 6 露光装置 7 CCDイメージセンサ 11 感光体ドラム 12 帯電装置 13 レーザユニット 14 現像装置 15 転写装置 16 用紙分離装置 18 給紙搬送路 19 排紙搬送路 20 定着装置 22 読取順位設定部 23 画像メモリ 24 階調設定部 25 表示範囲設定部 26 拡大縮小設定部 27 画像合成設定部 28 表示メモリ 29 表示部 30 画像選択領域制御部 32 操作部 33 アイコン生成部 34 画像濃度反転部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藏前 善久 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 田中 央 東京都杉並区和田1−34−16 株式会社田 中デザインオフィス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を読み取る画像読取手段と、 前記画像読取手段により読み取った画像情報を記憶する
    画像記憶手段と、 前記画像情報を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された画像情報を画面上で加工する
    ことを受け付ける画像編集手段と、 前記表示手段に現在表示されている画像情報を縮小した
    アイコンとして表示するアイコン表示手段と、を備える
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像情報の表示順位を設定する表示設
    定手段と、 前記画像情報の表示順位に従って前記画像情報を加工し
    て重ね合わせ、合成画像として出力する画像処理手段
    と、 前記表示順位の変更を受け付けて前記画像処理手段に合
    成画像の更新を行わせる受付手段と、をさらに備え、 前記画像処理手段が前記表示順位が下位の画像情報ほど
    明度を上げるとともに彩度を低下させながら重ね合わせ
    て合成画像を作成するとともに前記アイコン表示手段は
    編集対象となっている画像情報に対応するアイコンを反
    転表示させる、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記受付手段は、前記アイコン表示手段に
    より表示されるアイコンが操作されることにより表示順
    位の変更を受け付ける、請求項2に記載の画像処理装
    置。
JP8318094A 1996-11-28 1996-11-28 画像処理装置 Pending JPH10161840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8318094A JPH10161840A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8318094A JPH10161840A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10161840A true JPH10161840A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18095426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8318094A Pending JPH10161840A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10161840A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106666B2 (en) 2003-02-07 2006-09-12 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and method capable of compensating for instability track jump and focus jump

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106666B2 (en) 2003-02-07 2006-09-12 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and method capable of compensating for instability track jump and focus jump

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6075519A (en) Operational mode setting apparatus for display screen
JP2002221877A (ja) 画像形成装置
JP2007086865A (ja) 電子機器及び操作画面の表示方法
JP2010088006A (ja) 入出力制御装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2005045370A (ja) 画像形成装置
JPH096190A (ja) 動作モード設定装置
JP2000047532A (ja) 画像形成装置、その表示制御方法、及び記録媒体
US7317548B2 (en) Image processing device
JP3566048B2 (ja) 表示入力操作装置
JPH10161840A (ja) 画像処理装置
JP3380692B2 (ja) 画像処理装置
JPH11102244A (ja) 表示装置
JP2004289691A (ja) 画像形成装置および操作部表示方法
JP2002205440A (ja) 入力表示装置およびその制御方法
JP3761306B2 (ja) 表示入力操作装置
JP3789668B2 (ja) 印字機能を備えた画像形成装置
JP2006192747A (ja) 画像形成装置および電子機器
JP3346331B2 (ja) 操作装置
JP2005268835A (ja) 画像処理装置
JP2000305701A (ja) 操作装置
JP3657684B2 (ja) 画像形成装置
JP2006126401A (ja) 画像形成装置
JP6321232B2 (ja) 操作装置、操作装置を備える画像処理装置、及び、その操作装置における情報表示方法
JPH10105000A (ja) 操作パネル
JP4874849B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置