JP3789668B2 - 印字機能を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フルドットまたはキャラクタディスプレイを備え、複数の表示言語から1つの言語を選択的に指定することのできる印字機能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平5-127475号公報には、異なる言語を備えた複数のLCDコントローラを設け、この内の1つを紙サイズまたは電源電圧に応じCPUによりセレクタを駆動して自動的に選択することで、液晶モジュールを交換することなく言語切替えを可能にする複写機の操作パネルが開示されている。
また、言語切替キーを押下することにより複数言語の表示切替を可能にするような画像形成装置も考えられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
表示言語の切り替えは通常のモード、例えば両面モードなどの設定とは直接の関係がないため、表示言語を切り替えても、即ち、表示言語が異なってもコピーのアウトプットとしては全く同じものが得られる。
しかしながら、スタンプパターンについては、そのパターン自体に言語依存性があるため、例えば、前記特開平5-127475号公報に開示されたもののように一つのマシンに対しては言語を固定して使用する場合は問題ないが、言語切替キーにより複数の言語を選択的に切り替えて使用できるようにした場合には、言語の切り替えに伴ってスタンプパターンの表示言語も切り替わってしまうため問題が生じる。
即ち、スタンプパターンを決定するタイミングとしてはスタンプ種類選択時の表示言語に対応した印字データ(本明細書において印字データというときは印字画像データをも含む。)を用いるのが一般的であるが、この場合には、例えば外資系企業などにおいて日本人が英語の文章をコピーしかつ「Confidential」等の英語のスタンプを印字したい場合、表示言語と異なる言語に対応した印字データは印刷することができないから、画像形成装置の表示言語を英語に選択して、英語による操作を行わなければならないという問題が生じる。
【0004】
このように、従来はスタンプパターンには本来スタンプ種類選択時の表示言語に対応した印字データが用いられるが、近年の国際化社会においては、例えば日本人が英語の文章をコピーするとき等のように、画像形成装置の操作は日本語で行い、かつ、英語のスタンプを印字したいという要求も増えてくることが考えられる。
本発明は前記従来の不便さを解消し、言語切替とスタンプモードの組み合わせ時における操作性を向上させることを目的とするものであって、具体的には、以下を目的とする。
【0005】
請求項1の発明は、簡単な構成で言語切替を可能とする複数操作部表示言語切替可能な画像形成装置において、スタートキー押下時の表示言語に対応した印字データを用いることにより、操作を行う時の言語と印字データ用言語を独立したタイミングで決定可能とすることを目的とする。
【0007】
請求項2の発明は、簡単な構成で言語切替を可能とする複数操作部表示言語切替可能な画像形成装置において、スタンプ種類選択時の表示言語に対応した印字用データを用いるか、またはスタートキー押下時の表示言語に対応した印字用データを用いるかをユーザが使用状況に合わせて設定できるようにすることで、操作性を向上させることを目的とする。
【0009】
請求項3の発明は、簡単な構成で言語切替を可能とする複数操作部表示言語切替可能な画像形成装置において、表示用言語とスタンプ用言語を連動させるか表示言語はそのままでスタンプだけ切り替えるかをユーザが使用状況に合わせて設定できるようにすることで、操作性を向上させることを目的とする。
【0010】
請求項4の発明は、画面全体の言語切替とスタンプ用言語のみの言語切替を独立して行うことを可能にし、操作性を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、スタンプ種類を表示する操作パネル、該操作パネルの表示言語を切り替える手段、複数言語による複数種類の印字データを記憶する記憶手段、該記憶手段に記憶された前記印字データからスタンプ用印字データを選択する選択手段を有し、原稿画像と前記選択手段によって選択された印字データから合成画像を形成する画像形成装置であって、スタンプ用印字データの言語をスタンプ種類選択時の操作パネルの表示言語と異なる言語に切り替え、前記異なる言語による印字データの合成画像を形成可能とし、該合成画像形成用印字データの言語は、画像形成スタートキー押下時の操作パネルの表示言語であることを特徴とする画像形成装置である。
【0014】
請求項2の発明は、スタンプ種類を表示する操作パネル、該操作パネルの表示言語を切り替える手段、複数言語による複数種類の印字データを記憶する記憶手段、該記憶手段に記憶された前記印字データからスタンプ用印字データを選択する選択手段を有し、原稿画像と前記選択手段によって選択された印字データから合成画像を形成する画像形成装置であって、スタンプ用印字データの言語をスタンプ種類選択時の操作パネルの表示言語と異なる言語に切り替え、前記異なる言語による印字データの合成画像を形成可能とし、前記選択手段により選択される印字データの言語を、初期設定モードにおいて、スタンプ種類選択時における操作パネルの表示言語とするか又はスタートキー押下時における操作パネルの表示言語とするか、を切り替える手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0016】
請求項3の発明は、スタンプ種類を表示する操作パネル、操作パネルに表示する言語を切り替える手段、複数言語による複数種類の印字データを記憶する記憶手段、該記憶手段に記憶された前記印字データからスタンプ用印字データを選択する選択手段を有し、原稿画像と前記選択手段によって選択された印字データから合成画像を形成する画像形成装置において、初期設定において、操作パネルに表示する言語全体を切り替えるか印字データの言語のみを切り替えるか選択可能であることを特徴とする画像形成装置である。
【0017】
請求項4の発明は、請求項3に記載された画像形成装置において、画面全体の言語切替キーとは別に、印字データの言語のみを切り替えるためのキーを有することを特徴とする画像形成装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の画像形成装置の1実施例における制御部の構成を示したものであり、図中、画像データの流れを太線の矢印で表している。
コンタクトガラス(図示なし)上にセットされた紙原稿はCCD1にて読み取られ、読み取られた画像データは読み取り制御部2に送られる。制御部2でAD変換等が行われる。なお、ここでは、デジタル複写機の一般的な処理については説明を省略する。
画像データは、制御部2より画像処理部3、書き込み制御部4へと流れLD5に出力される。これにより図示しない感光体ドラム上へのレーザ書込がなされ、図示しない帯電処理と合わせ、静電潜像が形成される。
【0019】
スタンプモードの時には、スタンプ画像データが印字制御部6から画像処理部3からの原稿画像の出力に同期して出力され、合成された画像が書き込み制御部4へ流れる。また、このスタンプ画像データは印字RAM7に格納され、かつ、印字制御部6はCPUからの指令により印字RAM7の内容と原稿画像を合成するか否かの切換が可能である。
10はこれらの制御を行うCPUであって、ROM8に格納されたプログラムにより動作するようになっている。RAM9はプログラム実行用のワークメモリである。
図示のように、読み取り制御部2、画像処理部3、書き込み制御部4、印字制御部6、入力ポート14、LCD制御部12の各制御部は、アドレスバス、データバスによってCPU10に接続されている。
ROM8にはプログラムの他に、操作部表示用の言語データ(文字フォント、テキスト、アイコン用ビットマップデータ)やスタンプ印字画像用ビットマップデータが格納されている。
【0020】
印字RAM7は、用意されるスタンプのビットマップデータの全てを格納できるほど大きくはなく、大抵は1スタンプ分の大きさに抑えられている。スタンプモードの際はROM8に格納されている印字画像用ビットマップデータの中から選択されたスタンプのデータを、CPUにより印字制御部6を介して印字RAM7ヘロードする。印字制御部6ではスタンプデータの原稿画像に対する合成位置の指定、例えば、右上、右下、左上、左下などの位置指定が可能であり、操作部入力に応じてCPUにより決定され設定される。なお、以下の実施例においてはこの印字位置の指定についての説明は本発明と直接関係がないので省略する。
【0021】
12はLCD制御部で、CPU10がLCD制御部12を介してVRAM11に展開したビットマップをLCDモジュールに転送表示する。LCDは図2の操作部外形図において液晶表示部22として示されている。
図2の言語切替キー23やプリントキー28は図1の入力ポート14を介してCPU10がリードする。
【0022】
言語に依存するデータは図3に示すように格納されている。図3の1st言語データ、2nd言語データのブロックはそれぞれ一言語分のデータである。データは操作部表示用と印字画像用とがあり、操作部表示用はテキスト部(文字コード)とビットマップ部(バイナリ)がある。テキスト部、ビットマップ部ともにキーに表示される文字列、メッセージ欄に表示される文字列であって、その配置順は予め決められた順であり守られなければならない。
【0023】
これら表示用途別にデータの格納位置を規定しておくことにより、全てのデータはオフセットアドレスで表現することができるようになるため、例えばC言語でプログラムを記述する場合は、図3に記したブロックのような構造体(表示、印字)を定義しておけば、構造体へのポインタをRAMに用意しそのポインタを各言語データの先頭アドレス(図3では“キーその1”に対応するアドレス)に初期化することで言語切替を行うことができる。
【0024】
図4は、スタンプモードがその1、その2、その3と3種類(35,36,37)ある場合のスタンプ設定画面の例を示す。それぞれ一づつキーが割り当てられ、表示順は左からその1、その2、その3となる。3種のスタンプモードは択一であり、いずれかが選択されているときに他のスタンプキーが押されると押されたキーのモードに移行する。選択されているキーを再押下するとスタンプモードは解除となる。
【0025】
次に、言語毎に異なるスタンプ印字用画像データの切換方法について説明する。ここでは日本語・英語の2言語切替の場合で説明するが、これに限ることなく3言語でも4言語でも可能である。現在表示言語が日本語(図4A)の状態で図2の言語切替キー23が押されると表示言語が英語に切り替わり、操作部表示用のビットマップデータも英語に対応したものに書き換えられる(図4B)。
【0026】
従来の方法、即ち「スタンプ設定時の表示言語に対応した印字データを用いる方法」では、表示用のビットマップを切り替えるのと印字画像用のビットマップデータを切り替えるのが同じタイミングで行われる。
図5はこの場合のフロ一チャートを示すものであって、ここではスタンプキーは1度押されると選択されたキーであることを示すために、該スイッチを反転表示し、2度目は反転表示を解除するようになっている。スタンプモードが選択されると、まず押されたスタンプキーが既に選択されているキーか否かを判断し(S101)、既に選択されているキーであれば(S101、Yes)、選択されているスタンプモードは“なし”(つまり、解除)となり(S106)、押されたスタンプキーの反転解除の表示要求がなされる(S107)。選択されていないキーであれば(S101、No)、選択さているスタンプモードは、押されたスタンプキー(S102)となるから、既に反転しているキーがあるか否か判断し(S103)、反転しているキーがあれば(S103、Yes)、反転しているスタンプキーの反転解除の表示要求を出して(S104)、押されたキーのスタンプキーの反転の表示を要求し(S105)、反転しているキーがなければ(S103、No)、そのまま前記ステップ105に移行する。
以上のように、スタンプの種類を選択した後(S101〜S107)、現在表示言語と選択されているスタンプモードとから印字画像用ビットマップデータの格納アドレスを計算し(S108)、そのアドレスからビットマップデータを読み出して、印字制御部へ転送する(S109)。
図5の方法によれば、例えば、日本人が英語の文書をコピーするとき、印字画像用ビットマップデータとして図4の「Confidentia1」48を使いたい場合には、表示言語が英語の画面(図4B)で設定を行わなければならず、操作性が悪い。
【0027】
従って、請求項1の発明は、印刷条件の設定を行う際の表示言語が例えば日本語(図4A)であっても、使用される印字画像用ビットマップデータについては表示言語である英語に対応した印字データを使用することを可能にするものであって、スタートキー押下時の表示言語に対応した印字データを用いることができるようにしたものである。
【0028】
図6は、そのプリント画像データの表示言語切り替え処理を説明するフローチャートである。この場合も図5の場合と同様にスタンプ種類を選択する(201〜207)。ただ、スタンプ種類を選択した時点ではどのビットマップデータを印字画像用として用いるのか決定されない。そこで、スタートキーが押されたか否かを判断し(S208)、スタートキーが押されていれば(S208、Yes)、スタンプが設定されているか否かを判断し(S209)、スタンプが設定されていれば(S209、Yes)、現在の表示言語と選択されたスタンプモードから印刷用ビットマップアドレスを計算し、そのアドレスから現印刷画像用ビットマップを印刷制御部に転送し(S211)、スタンプモード処理を終了する。また、スタンプが設定されていないなければ(S209、No)そのまま前記処理を終了する。
【0029】
請求項1の画像処理装置において日本語・英語の2言語切替の場合、表示言語が日本語の時、印字データを用いた印刷を設定してスタートキーを押下し印刷開始後ジャムが発生した場合、例えば図7Aに示す警告画面が表示される。この状態で図2の言語切替キー23が押下されると、図7Bのように表示言語は英語に切り替わる。ジャムリカバリー後この状態で再スタートすると、印字データは現在の表示言語「英語」に対応するものに切り替わってしまい不便なことがある。
【0030】
図8は、これを防止するための処理を説明するためのフローチャートである。
具体的には、図6のフローチャートにおいてステップS208〜ステップS211の処理の中にリカバリー動作かどうかの判断(S302)を挿入している。
つまり、図8のフローチャートにおいて、スタートキーを押されたとき、ジャム等のリカバリー後の再スタートの場合は機械の状態からリカバリー動作であることを判断し(S302)、印字画像用データの言語の切換を行わない。そうでない場合はステップS210〜S211と同様に、現在の表示言語と選択されているスタンプモードから印字画像用ビットマップアドレスの計算を行い(S303)、前記アドレスから読みだした現印刷用ビットマップデータを印刷制御部に転送する(S304)。つまり、印字画像用データの切換を行う。
【0031】
初期設定では通常よく使用する条件に合わせて、ユーザ自身が各機能の初期設定値を変更したり、操作の条件を設定することができる。
図9は、スタンプ印字を設定した印刷を行うとき、スタンプ設定時の表示言語に対応した印字データを用いるのか、スタートキー押下時の表示言語に対応した印字データを用いるのかを初期設定モードにて切り替えられるようにした場合における初期設定画面を示す。
図2の初期設定キー29が押されて図9Aの画面が開いた状態で「印字データ言語設定」キー46を押下すると画面が図9Bの様に遷移し、図中48の設定画面が開く。49「スタートキー押下時」または50の「スタンプ種類選択時」のどちらかの項目を選択し、51の「設定キー」が押下されると印字データ言語の初期設定値を現在の設定に更新し、52の「解除キー」が押下されると初期設定値は変更せず設定画面を閉じる。
【0032】
請求項2の発明は、このような初期設定を備えた画像形成装置である。図10,11は、そのスタンプモード選択の処理を示すフローチャートである。
図11において、スタンプ種類が選択された後(S401〜407)、印字データ言語に関する初期設定値を参照する(S408)。
ステップS408における初期設定の設定値が「スタートキー押下時」の場合(S409、Yes)は、スタートキーが押された時点(S410、Yes)で、現在表示されている言語と選択されているスタンプモードから印字画像用ビットマップデータのアドレスを計算し(S411)、前記アドレスから読みだした現印刷用ビットマップデータを印刷制御部に転送し(S412)、印刷を開始する(S413)。ステップS409において、印刷データ言語設定の初期値がスタートキーが押された時点でないとき、つまり、「スタンプ種類選択時」である場合はすぐにアドレス計算を行い(S413)、現印刷画像用ビットマップデータを印字制御部に転送し(S414)、スタートキーが押されたとき(S415)、印刷を開始する。
【0033】
ところで、図5の方法においては選択できるスタンプパターンは現在表示中の言語に対応するものに限られているので、日本人が英語の文書をコピーする際に印字画像用ビットマップデータとして図4の「Confidentia1」38を使用したい場合は表示言語が英語の画面(図4B)で設定を行わなければならず操作性が悪いことは既に述べたとおりである。
そこで、次にこの問題を解決するための手段を有する画像形成装置について説明する。
図12は、現在表示中言語とは別にスタンプ用言語を定義し、スタンプ選択画面を表示中に言語切替キーが押下された場合はスタンプパターンのみ異なる言語に対応するものに切り替わるようにしたものを示している。現在表示言語が日本語(図6A)の状態で図2の言語切替キー23が押下されると表示言語は日本語のままでスタンプ用言語が英語に切り替わるので、操作部表示用のビットマップデータのみ英語に対応したものに書き換えられる(図12B)。
【0034】
図13はこの場合の処理を示すフロ一チャートである。ここで、定義済み処理「スタンプ種類選択」とは図5のS101〜S107に相当する処理をまとめたもので、図14のフロ一チャートで示される。
即ち、図14において、スタンプモードが選択されると、まず押されたスタンプキーが既に選択されているキーか否かを判断し(S601)、選択されているキーであれば(S601、Yes)、選択されているスタンプモードは“なし”(つまり、解除)となる(S606)から、押されたスタンプキーの反転解除の表示要求がなされる(S607)。選択されていないキーであれば(S601、No)、選択さているスタンプモードは、押されたスタンプキー(S602)となるから、既に反転しているキーがあるか否か判断し(S603)、反転しているキーがあれば(S603、Yes)、反転しているスタンプキーの反転解除の表示要求を出して(S604)、押されたキーのスタンプキーの反転の表示を要求し(S605)、処理を終了する。反転しているキーがなければ(S603、No)、そのまま前記ステップS605(押されたスタンプキーの反転表示要求)に移行して終了する。
【0035】
図13において、スタンプ種類選択画面において言語切替キーが押下されたとき(S501)スタンプ用言語を切り替えが行われる(S502)。図5に示す場合と同様にスタンプ種類を選択する(S503)。スタンプ用言語と選択されているスタンプモードとから印字画像用ビットマップデータの格納アドレスを計算し(S504)、そのアドレスからビットマップデータを読み出して、印字制御部へ転送する(S505)。
【0036】
次に請求項3に係る発明について説明する。
初期設定では通常よく使用する条件に合わせて、ユーザ自身が各機能の初期設定値を変更したり、操作の条件を設定することができる。図15は、スタンプ選択画面を表示中に言語切替キーが押された場合、画面全体の言語切替を行うかスタンプ用言語のみ切り替えるかを初期設定モードにて切り替えられるようにしたときの初期設定画面の表示例である。
図2の初期設定キー29が押されて図15Aの画面が開いた状態で「スタンプ選択画面表示中の言語切替」キー66を押下すると画面が図15Bのように遷移し、68の設定画面が開く。「スタンプパターンのみ」キー69または「画面全体」キー70のどちらかの項目を選択し、「設定キー」71が押下されると印字データ言語の初期設定値を現在の設定に更新し、「解除キー」72が押下されると初期設定値は変更せず設定画面を閉じる。
【0037】
図16は、このような初期設定を備えた場合のスタンプモード選択の様子を示したフローチャートである。スタンプ種類選択画面表示中に言語切替キーが押下されたとき、スタンプ選択画面表示中の言語切替に関する初期設定値を参照し(S702)、初期設定値が「スタンプパターンのみ」の場合(S703、Yes)、スタンプ用言語を切り替える(S704)。初期設定値が「スタンプパターンのみ」でない場合、つまり「画面全体」の場合(S703、No)には、現在表示中の言語を切り替え(S705)、スタンプ用言語に現在表示中言語をコピーする(S706)。次に、スタンプ種類が選択されると(S707)、スタンプ用言語と選択されているスタンプモードとから印字画像用ビットマップデーターの格納アドレスを計算し(S708)、そのアドレスからビットマップデータを読み出して、印字制御部へ転送する(S709)。
【0038】
請求項4に係る発明は、現在表示中の言語とは異なる言語に対応するスタンプパターンを選択可能とするための別の方法を採用した画像形成装置であって、画面全体の表示言語を切り替える言語切替キーとは別にスタンプ用言語専用の言語切替キーを持つものである。
図17はこの場合の操作部の外形を示すものである。スタンプ選択画面表示中に言語切替キー81が押された場合は画面全体の表示言語が切り替えられるので図4A→4Bのように画面が遷移する。また、スタンプ言語切替キー82が押された場合はスタンプ用の言語のみが切り替えられるので図12A→12Bのように画面が遷移する。
【0039】
図18は、この場合の言語切替の処理を示すフローチャートである。図17でスタンプ選択画面において言語切替キー81が押下された場合(S801)、表示用言語を切り替え(S802)、スタンプ用言語に表示用言語をコピーする(S803)。スタンプ言語切替キー82が押された場合には(S804,YES)、スタンプ用言語を切り替え(S805)、スタンプキ言語切替キー82が押されない場合には(S804、NO)、そのまま次段のスタンプ用言語切り替えステップ(S805)へ移行する。スタンプ種類が選択されると(S806)、スタンプ用言語と選択されているスタンプモードとから印字画像用ビットマップデータの格納アドレスを計算し(S807)、そのアドレスからビットマップデータを読み出して、印字制御部へ転送する(S808)。
【0040】
【発明の効果】
請求項1に対応する効果:スタートキー押下時の表示言語に対応した印字データを用いているので、使用したい印字データの言語に拘らず操作者の理解できる言語で操作を行うことができ、操作性が向上する。
【0043】
請求項2に対応する効果:スタンプ種類選択時の表示言語に対応した印字データを用いるのかスタートキー押下時の表示言語に対応した印字データを用いるのかを初期設定モードにて切り替えられるので、ユーザの使用状況に合わせた画像形成装置を提供することができる。
【0045】
請求項3に対応する効果:表示用言語とスタンプ用言語を連動させるか、表示言語はそのままでスタンプ用言語だけ切り替えたいかを初期設定モードで切り替えられるので、ユーザの使用状況に合わせた画像形成装置を提供することができる。
【0046】
請求項4に対応する効果:画面全体の言語切替とスタンプ画面のみの言語切替を独立に行えるので、操作性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の1実施例における制御部の構成を示す図である。
【図2】 本発明の画像形成装置の操作部における操作部を示す図である。
【図3】 本発明の画像形成装置において使用される言語に依存するデータの格納状態を説明するための図である。
【図4】 本発明の画像形成装置におけるスタンプ設定画像の表示例を示す図である。
【図5】 従来の画像形成装置における印字用画像データの言語切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】 本発明に係る画像形成装置における印字データの言語切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の画像形成装置の操作部における警告画面の表示例を示す図である。
【図8】 本発明に係る画像形成装置における印字データの別の言語切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】 本発明に係る画像形成装置における初期設定画面の表示例である。
【図10】 本発明に係る画像形成装置における印字データの別の言語切り替え処理を説明するためのフローチャートの一部である。
【図11】 本発明に係る画像形成装置における印字データの別の言語切り替え処理を説明するためのフローチャートで図10に示す部分の残りの部分を示す。
【図12】 本発明に係る画像形成装置におけるスタンプ設定画像の別の表示例を示す図である。
【図13】 本発明に係る画像形成装置における印字データの別の言語切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】 本発明に係る画像形成装置における印字用画像データの言語切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】 本発明に係る画像形成装置の操作部における初期設定画面の別の表示例である。
【図16】 本発明に係る画像形成装置における印字データの別の言語切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】 本発明に係る画像形成装置における操作部の他の例を示す図である。
【図18】 本発明に係る画像形成装置における印字データの別の言語切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…CCD、2…読み取り制御部、3…書き込み制御部、4…書き込み制御部、5…LD、6…印字制御部、7…印字RAM、8…ROM、9…RAM、10…CPU,11…VRAM、12…LCD制御部、13…LCD,14…入力ポート、15…キー、22…LCD(液晶表示部),23…言語切替キー、28…プリントキー、
Claims (4)
- スタンプ種類を表示する操作パネル、該操作パネルの表示言語を切り替える手段、複数言語による複数種類の印字データを記憶する記憶手段、該記憶手段に記憶された前記印字データからスタンプ用印字データを選択する選択手段を有し、原稿画像と前記選択手段によって選択された印字データから合成画像を形成する画像形成装置であって、
スタンプ用印字データの言語をスタンプ種類選択時の操作パネルの表示言語と異なる言語に切り替え、前記異なる言語による印字データの合成画像を形成可能とし、
該合成画像形成用印字データの言語は、画像形成スタートキー押下時の操作パネルの表示言語であることを特徴とする画像形成装置。 - スタンプ種類を表示する操作パネル、該操作パネルの表示言語を切り替える手段、複数言語による複数種類の印字データを記憶する記憶手段、該記憶手段に記憶された前記印字データからスタンプ用印字データを選択する選択手段を有し、原稿画像と前記選択手段によって選択された印字データから合成画像を形成する画像形成装置であって、
スタンプ用印字データの言語をスタンプ種類選択時の操作パネルの表示言語と異なる言語に切り替え、前記異なる言語による印字データの合成画像を形成可能とし、
前記選択手段により選択される印字データの言語を、初期設定モードにおいて、スタンプ種類選択時における操作パネルの表示言語とするか又はスタートキー押下時における操作パネルの表示言語とするか、を切り替える手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - スタンプ種類を表示する操作パネル、操作パネルに表示する言語を切り替える手段、複数言語による複数種類の印字データを記憶する記憶手段、該記憶手段に記憶された前記印字データからスタンプ用印字データを選択する選択手段を有し、原稿画像と前記選択手段によって選択された印字データから合成画像を形成する画像形成装置において、
初期設定において、操作パネルに表示する言語全体を切り替えるか印字データの言語のみを切り替えるか選択可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載された画像形成装置において、画面全体の言語切替キーとは別に、印字データの言語のみを切り替えるためのキーを有することを特徴とする画像形成装置。
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