JPH10271259A - 複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示速度が速く、操作性の良い複写装置の提
供。 【解決手段】 操作部と表示装置１の制御を行う操作・
表示コントローラ４側に、画像表示データメモリ１１を
実装（配置）し、このメモリ１１に表示装置１の表示に
必要な画像表示データの内容を全て記憶しておく。操作
部でキーが押されると、その押されたキーの情報が操作
・表示コントローラ４を介してメインコントローラ２側
に通知される。メインコントローラ２と操作・表示コン
トローラ４との間では、画像表示データの転送は行わな
い。操作・表示コントローラ４側では、その押されたキ
ーに関連した次の表示データを展開し、そのデータの展
開結果を表示装置１に出力して表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ機能
やプリンタ機能を有し、給紙部、読み取り部、書き込み
部、排紙部、操作・表示部などを備えている複写装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、表示装置、およびその表示装置上
にタッチスイッチ等の操作装置を備えた複写装置とし
て、図６に示すようなものが知られている。この複写装
置では、表示装置１に表示する表示画像データは、その
複写装置全体の動作制御を司るメインコントローラ２に
実装された画像表示データメモリ３に保持されている。
次に、従来装置の動作について、図７を参照して説明す
る。いま、操作・表示部（図示せず）で操作キーが押さ
れると（ステップ１；Ｙ）、その押された操作キーの情
報が、操作・表示コントローラ４を介してメインコント
ローラ２側にコマンド・ステータス情報として通知され
る（ステップ２）。メインコントローラ２側では、その
押されたキーに対応する次に表示される表示データの選
択を行う（ステップ３）。このように選択された表示画
像データは、操作・表示コントローラ４に転送され（ス
テップ４）、この転送されたデータを操作・表示コント
ローラ４上の画像表示データメモリ５に展開し（ステッ
プ５）、その結果を表示装置１にて表示させる（ステッ
プ６）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来装置
では、操作・表示部で何か操作された時に、表示装置１
の表示内容を変えようとすると、操作されるたびにメイ
ンコントローラ２が、操作・表示コントローラ４にシリ
アル、あるいはパラレルデータ通信により表示画像デー
タを転送し、操作・表示コントローラ４上の画像表示デ
ータメモリ５に展開し、その展開した結果を表示装置１
に表示するようにしている。このため、従来装置では、
操作・表示部でキーが操作されてから、そのキーをメイ
ンコントローラ２が判別し、その後に、メインコントロ
ーラ２から操作・表示コントローラ４へ表示画像データ
の転送を行う。このため、その転送に時間がかかり、そ
の後に、操作・表示コントローラ４で展開されるので、
結果として表示装置１への表示速度（描画速度）が遅く
なるという問題がある。また、表示速度が遅いと、操作
者に対して操作性の良い複写装置を提供できないという
不都合がある。

【０００４】そこで、本発明の目的は、上記のような不
都合を解消し、表示速度が速く、操作性の良い複写装置
を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、画像形成にかかる設定操作を行う操作手段と、画像
を読み取る画像読み取り手段と、この画像読み取り手段
で読み取った画像を記録紙に記録する画像記録手段と、
各種の情報を表示する表示手段とを、少なくとも備えた
複写装置において、前記操作手段の設定操作に基づき、
少なくとも前記画像読み取り手段と前記画像記録手段の
制御を行う主制御手段と、前記表示手段に表示する表示
画像データの内容を全て記憶しておく記憶手段と、前記
操作手段の設定操作に基いて表示画像データを前記記憶
手段から読み出し、前記表示手段に表示するように制御
する表示制御手段とを備え、前記記憶手段を前記表示制
御手段側に設けたことにより、上記の目的を達成する。

【０００６】請求項２記載の発明では、画像形成にかか
る設定操作を行う操作手段と、画像を読み取る画像読み
取り手段と、この画像読み取り手段で読み取った画像を
記録紙に記録する画像記録手段と、各種の情報を表示す
る表示手段とを、少なくとも備えた複写装置において、
前記操作手段の設定操作に基づき、少なくとも前記画像
読み取り手段と前記画像記録手段の制御を行う主制御手
段と、前記表示手段の制御を行う表示制御手段と、前記
主制御手段側に設け、前記表示手段に表示する表示画像
データの内容を全て記憶しておく第１記憶手段と、前記
表示制御手段側に設け、前記表示手段に表示する表示画
像データを記憶する第２記憶手段とを備え、前記操作手
段により特定の操作がされたときに、前記第１記憶手段
に記憶されている表示画像データのうち、その特定の操
作に関連する表示画像データの全てを前記第１記憶手段
から読み出し、前記第２記憶手段に記憶するようにし、
前記の目的を達成する。

【０００７】請求項３記載の発明では、画像形成にかか
る設定操作を行う操作手段と、画像を読み取る画像読み
取り手段と、この画像読み取り手段で読み取った画像を
記録紙に記録する画像記録手段と、各種の情報を表示す
る表示手段とを少なくとも備えた複写装置において、前
記操作手段の設定操作に基づき、少なくとも前記画像読
み取り手段と前記画像記録手段の制御を行う主制御手段
と、前記表示手段の制御を行う表示制御手段と、前記主
制御手段側に設け、前記表示手段に表示する表示画像デ
ータを記憶する第１記憶手段と、前記表示制御手段側に
設け、前記表示手段に表示する表示画像データを記憶す
る第２記憶手段とを備え、前記第１記憶手段には前記操
作手段の特定の操作キーにより表示される表示画像デー
タのみを記憶しておく一方、前記第２記憶手段にはその
特定の操作キーに関連づけて表示される表示画像データ
を全て記憶しておくことにより、前記の目的を達成す
る。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の複写装置の好適な
実施の形態を図１ないし図５を参照して詳細に説明す
る。なお、この実施の形態の複写装置は、プリンタ機能
およびファクシミリ機能を備えている。本発明の第１の
実施の形態について、図１および図２を参照して説明す
る。図１は、第１の実施の形態のブロック図である。図
２は、同第１の実施の形態の動作例を示すフローチャー
トである。

【０００９】この第１の実施の形態は、図１に示すよう
に、操作部（図示せず）と表示装置１の制御を行う操作
・表示コントローラ４を備え、この操作・表示コントロ
ーラ４側に、表示装置１の表示に必要な画像表示データ
の内容を全て記憶しておく画像表示データメモリ１１を
実装（配置）し、表示装置１の表示速度を速くするよう
にしたものである。従って、メインコントローラ２側に
は、図６に示すような表示用の画像表示データメモリ３
は設けていない。また、この第１の実施の形態では、図
１に示すように、操作・表示コントローラ４とメインコ
ントローラ２との間では、コマンド・ステータス情報の
授受ができるように構成されている。メインコントロー
ラ２は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部（図示せ
ず）、この画像読み取り部で読み取った画像を記録紙に
書き込む画像書き込み部（図示せず）、給紙部、排紙部
など、複写の際に操作部の設定操作に基づいて各部の制
御を行う。

【００１０】次に、このように構成される第１の実施の
形態の動作について、図２のフローチャートを参照して
説明する。いま、図示しない操作部において何かキーが
押されたとすると（ステップ１１）、その押されたキー
の情報が操作・表示コントローラ４を介してメインコン
トローラ２側に通知される（ステップ１２）。メインコ
ントローラ２と操作・表示コントローラ４との間では、
操作部や表示装置１の状態（ステータス）を通知した
り、メインコントローラ２からのコマンドを操作・表示
コントローラ４に転送するだけで、従来のように画像表
示データの転送は行わない。操作・表示コントローラ４
側では、その押されたキーに関連した次の表示データを
展開し（ステップ１３）、そのデータの展開結果を表示
装置１に出力して表示させる（ステップ１４）。

【００１１】次に、本発明の第２の実施の形態につい
て、図３および図４を参照して説明する。図３は、第２
の実施の形態のブロック図である。図４は、同第２の実
施の形態の動作例を示すフローチャートである。この第
２の実施の形態は、図３に示すように、メインコントロ
ーラ２側に、表示装置１の表示に必要な画像表示データ
の内容を全て記憶しておく画像表示データメモリ１２を
実装（配置）する一方、操作・表示コントローラ４側に
画像表示データメモリ１３を実装（配置）したものであ
る。

【００１２】そして、この第２の実施の形態では、図示
しない操作部で何かキーが押された場合に、メインコン
トロール２側の画像表示データメモリ１２に記憶されて
いる画像表示データのうち、その押下キーに関連する画
像表示データの全てを操作・表示コントローラ４側の画
像表示データメモリ１３に転送して格納し、次に押下さ
れたキーがそれより以前に押下されたキーに関連したキ
ーであれば、再び画像表示データメモリ１２から画像表
示データを操作・表示コントローラ側に転送せずに、上
記のように画像表示メモリ１３にすでに転送されて記憶
されている画像表示データにより、表示装置１に表示す
るようにしたものである。このため、第２の実施の形態
では、メインコントローラ２へのアクセスが減少して、
画像表示データの転送が減少する分だけ、表示装置１の
表示速度が速くなる。

【００１３】次に、第２の実施の形態の動作について、
図４のフローチャートを参照して説明する。いま、操作
部で何かのキーが押されると（ステップ２１；Ｙ）、そ
の押されたキーの情報が、操作・表示コントローラ４を
介してメインコントローラ２側にコマンド・ステータス
情報として通知される（ステップ２２）。メインコント
ローラ２側では、その押下されたキーに関連する画像表
示データを全て選択する（ステップ２３）。このように
選択された全ての表示画像データは、画像表示データメ
モリ１２から読み出されて操作・表示コントローラ４側
の画像表示データメモリ１３に転送される（ステップ２
４）。操作・表示コントローラ４側では、その画像表示
データを展開し（ステップ２５）、その展開結果を表示
装置１に表示する（ステップ２６）。引き続き、次に押
下されたキーに関連する画像表示データがメインコント
ローラ２から操作・表示コントローラ４側に転送されて
画像表示データメモリ１３内に記憶されているか否かを
判断する（ステップ２７、２８）。この判断の結果、そ
の次に押下されたキーに対応する画像表示データが記憶
されているときには、そのデータを展開し、その展開結
果を表示装置１に表示させる。

【００１４】次に、本発明の第３の実施の形態につい
て、図５を参照して説明する。図５は、第３の実施の形
態の構成を示すブロック図である。この第３の実施の形
態は、図５に示すように、第２の実施の形態と同様な構
成要素からなるが、その構成要素の機能が以下のように
異なるようにしたものである。すなわち、この第３の実
施の形態は、その機器の機能を最小限果たすために代表
的なキーの操作に対応して表示される画像表示データの
内容をメインコントローラ２側の画像表示データメモリ
１２に記憶させておく一方、その代表的な各キーの操作
に関連して表示される画像表示データを、全て操作・表
示コントローラ４側の画像表示データメモリ１３にあら
かじめ記憶させておき、画像表示データメモリ１２側へ
のアクセスを減少させ、表示装置１の表示速度を速める
ようにしたものである。

【００１５】この第３の実施の形態では、操作部のある
キーが押されると、この押されたキーの情報を一旦メイ
ンコントローラ２に通知し、キーを判別する。この時、
押されたキーが別の代表的なキーであれば、メインコン
トローラ２から表示データを転送する。一方、その押さ
れたキーがその代表的なキーに関連したキーであれば、
いちいちメインコントローラ２へアクセスせず、操作・
表示コントローラ４の画像表示メモリ１２に予め記憶し
ている画像表示データをを選択、展開して表示装置１に
表示させる。従って、この第３の実施の形態では、メイ
ンコントローラ２へのアクセスが減り、画像表示用デー
タの転送が減少する分、表示速度が速くなる。

【００１６】

【発明の効果】請求項１記載の発明では、表示手段に表
示する表示画像データの内容を全て記憶する記憶手段
を、表示制御手段側に設けるようにしたので、表示手段
への表示に関しては表示制御手段のみの動作になり、そ
の結果、表示速度が速くなる。

【００１７】請求項２記載の発明では、主制御手段側に
設けた第１記憶手段には表示手段に表示する表示画像デ
ータの内容を全て記憶しておき、操作手段により特定の
操作がされたときに、第１記憶手段に記憶されている表
示画像データのうち、その特定の操作に関連する表示画
像データの全てを第１記憶手段から読み出し、表示制御
手段側に設けた第２記憶手段に記憶するようにした。こ
のため、請求項２記載の発明では、主制御手段側の第１
記憶手段へのアクセスが減少するので、その分、表示速
度が速くなる。

【００１８】請求項３記載の発明では、主制御手段側の
第１記憶手段には操作手段の特定の操作キーにより表示
される表示画像データのみを記憶しておく一方、表示制
御手段側の第２記憶手段にはその特定の操作キーに関連
づけて表示される表示画像データを全て記憶しておくよ
うにした。このため、請求項３記載の発明では、主制御
手段側の第１記憶手段へのアクセスが減少して画像表示
データの転送回数が減少するので、その分、表示速度が
速くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の複写装置の第１の実施の形態の構成を
示すブロック図である。

【図２】同第１の実施の形態の動作例を示すフローチャ
ートである。

【図３】本発明の第２の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。

【図４】同第２の実施の形態の動作例を示すフローチャ
ートである。

【図５】本発明の第３の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。

【図６】従来装置のブロック図である。

【図７】同従来装置の動作を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】 １ 表示装置 ２ メインコントローラ ４ 操作・表示コントローラ １１、１２、１３ 画像表示データメモリ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像形成にかかる設定操作を行う操作手
   段と、画像を読み取る画像読み取り手段と、この画像読
   み取り手段で読み取った画像を記録紙に記録する画像記
   録手段と、各種の情報を表示する表示手段とを、少なく
   とも備えた複写装置において、 前記操作手段の設定操作に基づき、少なくとも前記画像
   読み取り手段と前記画像記録手段の制御を行う主制御手
   段と、 前記表示手段に表示する表示画像データの内容を全てを
   記憶しておく記憶手段と、 前記操作手段の設定操作に基いて表示画像データを前記
   記憶手段から読み出し、前記表示手段に表示するように
   制御する表示制御手段とを備え、 前記記憶手段を前記表示制御手段側に設けたことを特徴
   とする複写装置。
2. 【請求項２】 画像形成にかかる設定操作を行う操作手
   段と、画像を読み取る画像読み取り手段と、この画像読
   み取り手段で読み取った画像を記録紙に記録する画像記
   録手段と、各種の情報を表示する表示手段とを、少なく
   とも備えた複写装置において、 前記操作手段の設定操作に基づき、少なくとも前記画像
   読み取り手段と前記画像記録手段の制御を行う主制御手
   段と、 前記表示手段の制御を行う表示制御手段と、 前記主制御手段側に設け、前記表示手段に表示する表示
   画像データの内容を全て記憶しておく第１記憶手段と、 前記表示制御手段側に設け、前記表示手段に表示する表
   示画像データを記憶する第２記憶手段とを備え、 前記操作手段により特定の操作がされたときに、前記第
   １記憶手段に記憶されている表示画像データのうち、そ
   の特定の操作に関連する表示画像データの全てを前記第
   １記憶手段から読み出し、前記第２記憶手段に記憶する
   ことを特徴とする複写装置。
3. 【請求項３】 画像形成にかかる設定操作を行う操作手
   段と、画像を読み取る画像読み取り手段と、この画像読
   み取り手段で読み取った画像を記録紙に記録する画像記
   録手段と、各種の情報を表示する表示手段とを少なくと
   も備えた複写装置において、 前記操作手段の設定操作に基づき、少なくとも前記画像
   読み取り手段と前記画像記録手段の制御を行う主制御手
   段と、 前記表示手段の制御を行う表示制御手段と、 前記主制御手段側に設け、前記表示手段に表示する表示
   画像データを記憶する第１記憶手段と、 前記表示制御手段側に設け、前記表示手段に表示する表
   示画像データを記憶する第２記憶手段とを備え、 前記第１記憶手段には前記操作手段の特定の操作キーに
   より表示される表示画像データのみを記憶しておく一
   方、前記第２記憶手段にはその特定の操作キーに関連づ
   けて表示される表示画像データを全て記憶しておくこと
   を特徴とする複写装置。