JP2738002B2 - 光記憶装置 - Google Patents

光記憶装置

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JP2738002B2
JP2738002B2 JP9002589A JP9002589A JP2738002B2 JP 2738002 B2 JP2738002 B2 JP 2738002B2 JP 9002589 A JP9002589 A JP 9002589A JP 9002589 A JP9002589 A JP 9002589A JP 2738002 B2 JP2738002 B2 JP 2738002B2
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数のトラックを有する回転型光記憶媒体と、前記媒
体上に照射される第1ビームを移動させる第1ビーム移
動手段と、前記媒体上に照射される第2ビームを移動さ
せる第2ビーム移動手段と、前記第1ビーム移動手段及
び第2ビーム移動手段が搭載され、前記第1ビーム及び
第2ビームを一体的に移動させる全ビーム移動手段とを
有する光記憶装置に関し、 第1ビーム及び第2ビームのトラックジャンプを安定
して行うことを目的とし、 前記光記憶媒体からの第1ビームを受光する第1受光
部と、光記憶媒体からの第2ビームを受光する第2受光
部と、第1受光部から得られる受光信号から、第1ビー
ム移動手段により第1ビームをトラックに追従させると
ともに、全ビーム移動手段により第1ビーム及び第2ビ
ームの位置をトラックに追従するように制御する第1サ
ーボ手段と、前記第2受光部から得られる受光信号か
ら、第2ビーム移動手段により第2ビームをトラックに
追従するように制御する第2サーボ手段と、前記第2サ
ーボ手段により、第2ビームが光記憶媒体トラックを追
従している時の前記第2ビーム移動手段上での第2ビー
ムスポット位置を示す位置情報から偏心情報を検出する
検出手段と、前記偏心情報を記憶する記憶手段と、前記
第1ビームを受光して得られる受光信号から第1ビーム
の仮の速度を作成する速度作成手段と、前記速度作成手
段から得られる仮の速度と前記記憶手段から得られる偏
心情報によって、第1ビーム及び第2ビームのトラック
ジャンプ時に、全ビーム移動手段により第1ビーム及び
第2ビームのトラック移動速度を制御するトラック移動
制御部を有する構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光ディスク装置等の光記憶装置に於いて、
光学ヘッドのビームスポットを光記憶媒体の任意のトラ
ックにジャンプさせる光記憶装置。光ディスク装置は広
く利用されており、光ビームによりリード/ライトが出
来る為、大容量記憶装置として注目されている。
〔従来の技術〕
イレーズによって再書き込み可能な光ディスク装置に
は、例えば光磁気ディスク装置があり、このような光デ
ィスク装置には、外部磁場型と非外部磁場型の光ディス
ク装置がある。前者は、一旦書き込まれた記憶領域に書
き込みを行う際には、ライトビームによる書き込み動作
のみを行えば良いが、前者は、イレーズビームによる消
去動作の後に、ライトビームによる書き込み動作を行う
必要がある。従って、後者の非外部磁場型の光ディスク
装置に於いては、対物レンズからイレーズビームを照射
した後に、更にライトビームを照射する。従って、一旦
書き込みが行われた記憶領域に、書き込みを行うとき
は、イレーズとライトの工程が必要である為、1トラッ
クに付き、光ディスクを2周させなければならない。従
って、書き込み動作は、読み取り動作よりも処理が遅く
なる。従って、この様な問題を解決する手段として、光
ディスク装置に対物レンズを2つ設けて、イレーズビー
ムとライトビームを同時に照射する技術が近年登場し
た。
第16図に示すとおり、単一の光学ヘッド2から2つの
ビームを照射している。前記2つのビームはそれぞれ、
各々の対物レンズから照射され、光学ヘッド2には、2
つのアクチュエータが設けられている。
第15図に示す如く、図示しない回転軸を中心に回転す
る光ディスク1に対し、光学ヘッド2が光ディスク1の
半径方向にヘッド駆動モータ81によって移動位置決めさ
れ、光学ヘッド2による光ディスク1へのリード(再
生),ライト(記録),イレーズ(消去)が行われる。
前記光学ヘッド駆動モータ81はボイスコイルモータVCM
で構成されている。
さて、第15図中、ビームは、光源である半導体レーザ
24(240)の発光を、半導体レーザ24は書き込みのライ
トビーム,240は消去のイレーズビームを発光するものと
する。以下、括弧抜きの数字は、図面に向かって左側の
ライトビームのトラック位置を制御するライトビームレ
ンズアクチュエータ,括弧内の数字は、図面に向かって
右側のイレーズビームのトラック位置を制御するイレー
ズビームレンズアクチュエータを構成するものである。
前記発光されたビームは、偏光ビームスプリッタ23
(230),1/4λ板100(1000)を介し、対物レンズ20(20
0)に導き、対物レンズ20(200)でビームスポットに絞
り込んで光ディスク1に照射し、光ディスク1からの反
射光を対物レンズ20(200)を介し偏光ビームスプリッ
タ23(230)より、レンズ25b(25b)を介して4分割受
光器26(26)に入射する様に構成されている。
さて、この様な光ディスク装置に於いては、光ディス
クの半径方向に数ミクロン間隔で多数のトラックが形成
されており、若干の偏心によってもトラックの位置ずれ
が大きく、又光ディスク1のうねりによってビームスポ
ット92(91)の位置がずれが生じ、これらの位置ずれに
1ミクロン以下のビームスポットを追従させる必要があ
る。
この為、光学ヘッド2の対物レンズ20(200)を図の
上下方向に移動して焦点位置を変更するフォーカスアク
チュエータ22(220)と、対物レンズを図の左右に変更
するレンズアクチュエータ21(210)が設けられてい
る。
又、これらに対応して、受光器26(26)の受光信号か
らフォーカスエラー信号FESを発生し、ライトビームフ
ォーカスサーボ部4(イレーズビームフォーカスサーボ
部40)と、受光器26(260)の受光信号からトラックエ
ラー信号TESを発生し、レンズアクチュエータ21(210)
を駆動するライトビームトラックサーボ部3(イレーズ
ビームトラックサーボ部333)が設けられている。
トラックサーボ制御は、例えば光ディスク1に予め設
けられたスパイラル上の案内溝(トラック)によるビー
ムスポットの回折現象による反射光量の変化を利用する
ものである。
即ち、トラックに対するビームスポットの位置によっ
て受光器26に於ける反射光量分布がトラックによる光の
回折によって変化することを利用して、トラックに対す
るビームスポットの位置エラー信号(トラックエラー信
号)を得るものである。
さて、光記憶装置に於いて、トラック位置を制御する
手段として、前記レンズアクチュエータ21(210)だけ
では無く、光学ヘッドの移動を制御する光学ヘッド駆動
モータ81を前記ライトビームのTES信号によって制御し
ている。つまり、光学ヘッド2に位置する対物レンズ20
の移動を制御するアクチュエータ21のサーボと、前記光
学ヘッド2を移動する光学ヘッド駆動モータ81のサーボ
が同時に行われている。
通常、前記2重サーボは、受光器26で得られるライト
ビームのTES信号の低周波数領域の信号をフィードバッ
クすることにより光学ヘッド駆動モータ81にサーボをか
け、前記TES信号の高周波数領域の信号をフィードバッ
クすることにより、レンズアクチュエータ21にサーボを
掛けている。つまり、トラック中心より大きくずれた場
合(光ディスクの偏心によって生じるもの)は光学ヘッ
ド駆動モータ81のサーボによって行い、小さいものは、
光学ヘッド2上に位置する対物レンズを移動するレンズ
アクチュエータ21によって行っている。
さて、一つの光学ヘッド2に対して、2つのアクチュ
エータ21,210がある為、一つの対物レンズから得られる
TES信号でのみ光学ヘッド駆動モータ81にサーボをかけ
る。上述した例では、ライトビームのTES信号で、光学
ヘッド駆動モータ81にサーボをかけているが、イレーズ
ビームのTES信号でサーボをかけても構わない。
又、ライトビームを照射するレンズアクチュエータ21
を、ライトビームから得られるTES信号でサーボをかけ
て、前記レンズアクチュエータ21に設けられた位置エン
コーダからの光学ヘッド2上での位置を表すWLPOS信号
によってVCM81の位置をサーボ制御しているものもあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように従来から光記憶装置では、対物レンズを通
って光ディスクに照射されるビームスポットを、前記光
ディスク装置の所定のトラックに移動位置決めする際
に、光学ヘッド2又は対物レンズ20(200)を目標トラ
ックに位置すべきトラック数分移動させていた。一般に
はトラックの移動をトラックジャンプという。
第15図に示す様に、トラックエラー信号TESからトラ
ックゼロクロス信号TZCSを作成し、このゼロクロス点間
の時間から現在速度を検出し、予め決められた目標速度
に従って、光学ヘッド2又は、対物レンズ20(200)を
移動させる様にしてた。
然しながら、上述した現在速度の検出方法に於いて
は、光学ヘッド又は対物レンズの正確な現在速度を検出
出来ないことが判明した。つまり、上述の現在速度の検
出方法により検出される速度は、光ディスクに偏心があ
る為、正確な速度では無い。
従来から、光学ヘッド駆動モータと対物レンズアクチ
ュエータ21の2重サーボを掛けない装置に於いて、前記
光ディスクの偏心を考慮したトラックジャンプの手法が
幾つか考えられている。
例えば、光記憶装置のトラックジャンプ制御方法(特
願昭62−215996),光記憶装置のトラックジャンプ制御
方法(特願昭62−218754),トラックアクセス制御方式
(特願昭62−264125),光記憶媒体のトラックジャンプ
制御方法及びその装置(特願昭63−29741)等がある。
即ち、トラックエラー信号からトラックゼロクロス信号
TZCSを作成し、前記TZCSの間隔Tから目標速度Vとの速
度差を求め、速度差ΔVで光学ヘッド2のビームスポッ
トの等を速度制御して,ビームスポットを目標トラック
に向かって連続移動させてトラックジャンプするもので
ある。前記トラックエラー信号のゼロクロスの周期から
レーザービームとディスクトラックの相対速度を求め
て、速度制御を行う場合である。しかし、ゼロクロスか
ら求めた速度は1トラック前からの平均速度でしかな
く、ジャンプ速度が遅い場合は1トラック前から現在迄
の時間が長く、この間に速度が変化してしまう。例えば
光ディスクの回転速度変動や、偏心が大きい場合は速度
制御の位相遅れ(追従性)が顕著になり、トラックジャ
ンプの安定性が不十分であるという問題があった。
又、光ディスクの偏心補正としては、波形記録装置
(特願昭62−202339),光ディスク装置のトラックアク
セス制御方式(特願昭63−8799),光ディスク装置の偏
心情報書込制御方法(特願昭63−12315)等があり光デ
ィスクの偏心情報を光ディスクから読み取り、前記情報
を利用する。しかし、これらの技術は光学ヘッドを静止
出来て、且つ対物レンズにトラック方向のポジションセ
ンサがある場合に限られている。つまり、光学ヘッドが
駆動モータ(ボイスコイルモータVCM)によって移動す
るような装置では実施出来ない。又、上記発明はトラッ
ク追従の動作のみで、先のトラックジャンプを制御する
のものは無い。
よって、本発明の目的は、複数の対物レンズそれぞれ
からビームを照射していて、光学ヘッドを駆動する駆動
モータと、光学ヘッド上に位置する対物レンズを駆動す
るアクチュエータを2重サーボしている装置に於いて、
トラックジャンプを制御することを目的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
第1図は本発明の原理図である。複数のトラックを有
する回転型光記憶媒体1と、前記媒体上に照射される第
1ビームを移動させる第1ビーム移動手段28と、前記媒
体1上に照射される第2ビームを移動させる第2ビーム
移動手段280と、前記第1ビーム移動手段28及び第2ビ
ーム移動手段280が搭載され、前記第1ビーム及び第2
ビームを一体的に移動させる全ビーム移動手段81とを有
する光記憶装置に於いて、 前記光記憶媒体1からの第1ビームを受光する第1受
光部26と、光記憶媒体1からの第2ビームを受光する第
2受光部260と、第1受光部26から得られる受光信号か
ら、第1ビーム移動手段28により第1ビームをトラック
に追従させるとともに、全ビーム移動手段81により第1
ビーム及び第2ビームの位置をトラックに追従するよう
に制御する第1サーボ手段3と、前記第2受光部260か
ら得られる受光信号から、第2ビーム移動手段280によ
り第2ビームをトラックに追従するように制御する第2
サーボ手段333と、前記第2サーボ手段333により、第2
ビームが光記憶媒体1のトラックを追従している時の前
記第2ビーム移動手段280上での第2ビームスポット位
置を示す位置情報から偏心情報を検出する検出手段290
と、前記偏心情報を記憶する記憶手段7と、前記第1ビ
ームを受光して得られる受光信号から第1ビームの仮の
速度を作成する速度作成手段734と、前記速度作成手段7
34から得られる仮の速度と前記記憶手段7から得られる
偏心情報によって、第1ビーム及び第2ビームのトラッ
クジャンプ時に、全ビーム移動手段81により第1ビーム
及び第2ビームのトラック移動速度を制御するトラック
移動制御部5を有する構成とする。
〔作用〕
受光部26の受光信号によって、第1サーボ手段は、第
1ビーム移動手段28と全ビーム移動手段81の位置をサー
ボする。その時、第2サーボ手段333は、受光部260から
得られる受光信号によって、第2ビーム移動手段280に
よって第2ビームの位置をサーボする。その時に、第2
ビームの第2ビーム移動手段280上の位置を検出する手
段290から得られる信号を偏心情報として、記憶手段7
に記憶しておく。
トラックジャンプ時に、速度作成手段734で得られた
仮の速度と、前記偏心情報とで、真の移動速度を求め
て、トラック移動制御部5によって、第1及び第2ビー
ムの移動を制御する。偏心情報から真の速度を作成し、
前記速度に合わせて、第1及び第2ビームの移動速度を
制御するので、安定したトラックジャンプが可能とな
る。
更に、第1ビームが光記憶媒体1の回転方向に対し
て、第2ビームの後方に位置するものであれば、第2ビ
ームから偏心情報を記憶するので、前記偏心情報の位相
遅れが、第1ビームに対して小さくすることが可能とな
り、第1ビームに対しては、更に安定したトラックジャ
ンプが実現できる。
〔実施例〕
(a)実施例の構成の説明 第2図,第3図,第4図は本発明一実施例のブロック
図、第5図は光学ヘッドの対物レンズの構成図、第6図
は光学ヘッドを移動するボイスコイルモータの構成図、
第7図は波形記憶部の構成図、第8図は波形記憶部の動
作説明図である。
先ず、光学ヘッドの構成に付いて第5図を用いて説明
する。ライトビームを照射するアクチュエータに関する
ものは括弧で表さない数字、イレーズビームを照射する
アクチュエータに関するものは括弧内の数字で表す。第
5図(A)に於いて、半導体レーザ24(240)は、ビー
ムを出力し、前記半導体レーザ24(240)の光は、コリ
メータレンズ25a(250a)で平行光とされ、偏光ビーム
スプリッタ23(230)、1/4λ板207(207)を通過し、対
物レンズ20(200)によって光ディスク1上のビーム・
スポット92(91)に絞りこまれる。光ディスク1からの
反射光は、対物レンズ20(200)、1/4λ板207(207
0),偏光ビームスプリッタ23(230)に入射し、集光レ
ンズ25b(250b)により4分割受光器26(260)に入射す
る。
対物レンズ20(200)は、回転軸28a(280a)を中心に
回転可能なレンズアクチュエータ本体28(280)の一端
に設けられており、他端に固定スリット28b(280b)が
設けられている。
レンズアクチュエータ本体28(280)のコイル部28c
(280c)が設けられ、コイル部28c(280c)の周囲にフ
ォーカスコイル22(220)が、側面に渦巻形状のレンズ
アクチュエータコイル21(210)が設けられており、コ
イル部28c(280c)の周囲に磁石28d(280d)が設けられ
ている。
従って、フオーカスコイル22(220)に電流を流す
と、対物レンズ20(200)を搭載したレンズアクチュエ
ータ28(280)は、ボイルコイルモータと同様に図のX
軸方向に上又は下に移動し、これによってフォーカス位
置を変化でき、レンズアクチュエータコイル21(210)
に電流を流すと、レンズアクチュエータ28(280)は回
転軸28a(280a)を中心にα方向に回転し、これによっ
てトラック方向の位置を変化出来る。
レンズアクチュエータ28(280)の端部に設けられた
固定スリット28b(280b)に対しては、位置センサを構
成する発光部27(270),受光器29(290)が設けられて
おり、第5図(A),(B)に示す如く、発光部27(27
0)と4分割受光器29a(290a)〜29d(290d)が固定ス
リット28b(280b)を介して対向する様に設けられてい
る。
固定スリット28b(280b)には、窓Wが設けられてお
り、発光部27(270)の光は窓Wを介して4分割受光器2
9a(290a)〜29d(290d)に受光される。
この為、第5図(C)に示すようにレンズアクチュエ
ータ28(280)のα、X方向の移動量に応じて4分割受
光器29a(290a)〜29dの受光分布が変化する。従って、
受光器29a〜29d(290d)の出力A,B,C,Dから、トラック
方向のレンズポジション信号WLPOS(ELOPS)、フォーカ
ス信号のポジション信号WFPS(EFPS)が次の様に求めら
れる。
WLPOS(ELPOS)=(A+C)−(B+D) WFPS(EFPS)=(A+B)−(C+D) このポジション信号WLPOS(ELPOS),WFPS(EFPS)
は、第5図(C)のように、中心位置からのずれに対
し、中心位置で零となるSの字状の信号となり、この信
号を用いて中心位置方向への電気的バネ力を付与でき
る。又、第16図に示す様に、イレーズビームスポット92
は、ライトビームスポット91より、光ディスク1の回転
方向に先行する位置にある。これは、イレーズした後に
書き込みを行う為である。
次に、光学ヘッドを移動させる光学ヘッド駆動モータ
を第6図を使って説明する。前記モータはボイスコイル
モータで構成されている。
ボイスコイルモータは第6図(a)で示す通りで、鉄
心402には、二つの空間が設けられ、前記空間に渡され
た鉄心に巻きつけられたコイル401がある。前記401をコ
イル部400が固定している。402は磁石で磁極は図示した
とおりである。従って、所定の電流で流すコイル401に
流すことにより、コイル部は図面上左右に移動する。第
6図(b)は第16図の矢印Aから見た図である。第6図
(b)に示す如く、前記ボイスコイルモータのコイル部
400に光学ヘッド2が備えられ、光学ヘッド2には、第
5図で説明した対物レンズ20,200の位置を制御するレン
ズアクチュエータ28,280が備えられている。第6図
(c)は光学ヘッド2を上から見た図である。光学ヘッ
ド2の移動方向と垂直に、アクチュエータ28,280が並
ぶ。前記コイル401に電流を流すことにより、光学ヘッ
ド2が移動する。
次に、第2図,第3図,第4図の構成に付いて説明す
る。
5,500は動作制御部であり、マイクロプロセッサ(以
下、MPUと略す)で構成され、それぞれライトビームト
ラックサーボ部3,イレーズビームトラックサーボ部333
を制御している。前記ライトビームサーボ部3,イレーズ
ビームサーボ部333の内部の構成は、第3図,第4図に
それぞれ示されている。
前記MPU5はタイマ5aとメモリ5b,5taを有している。
第2図と第3図を使用して、ライトビームトラックサ
ーボ部3に付いて説明する。第3図参照。17はヘッド回
路部であり、ライトビームの4分割受光器26からRF信号
RFSを作成するRF作成回路60と、前記4分割受光器26の
出力A〜Dを増幅し、サーボ出力SVA〜SVDを出力する増
幅器61と、位置センサの4分割受光器29a〜29dの出力A
〜Dからライトビームを照射する対物レンズのレンズポ
ジション信号WLPOSを作成するWLPOS作成回路62を有す
る。前記RF作成回路60は4分割受光器26からRF信号(RF
S)を作り、前記信号は、光ディスクにプリフォーマッ
トされた、トラックアドレスを読み取るのに使用され
る。
ライトビームトラックサーボ部3の30は、ライトビー
ムのTES(トラック・エラー信号)作成回路であり、増
幅器61のサーボ出力SVA〜SVDからトラックエラー信号TE
Sを作成する。31は全信号作成回路であり、サーボ出力S
VA〜SVDを加え合わせ全反射レベルである全信号DSCを作
成するもの、32,321,322はAGC(AUTOMATIC GAIN CONTRO
L)回路であり、トラックエラー信号TESを全信号(全反
射レベル)DSCで割り、全反射レベルを参照値としたAGC
を行うものであり、照射ビーム強度や反射率の変動補正
をするものである。
1001はローパスフィルターで、TES作成回路30で作成
されたTES信号の高域を分離するもの、1002はハイパス
フィルターで、TES作成回路30で作成されたTES信号の高
域を分離するものである。前記分離された信号はそれぞ
れ、AGC回路321,322に入力される。33a,33bは位相補償
回路であり、ゲインを与えられたトラックエラー信号TE
Sを微分し、トラックエラー信号TESの比例分と加え、位
相を進ませるものである。
35はサーボスイッチであり、MPU5のサーボオン信号SV
Sで閉じ、サーボループを閉じ、コフで開き、サーボル
ープを開くものである。
34aはゼロクロス検出回路であり、トラックエラー信
号TESのゼロクロス点を検出し、MPU5へトラックゼロク
ロス信号TZCSを出力するもの,34bはオフトラック検出回
路であり、トラックエラー信号TESがプラス方向の一定
値V0以上になった及びマイナス方向の一定値−V0以下に
なったこと、即ちオフトラック状態になったことを検出
してオフトラック信号TOSをMPU5へ出力するもの、35は
サーボスイッチであり、MPU5のサーボオン信号SVSで閉
じ、サーボループを開くもの、36は復帰信号作成回路で
あり、WLPOS作成回路62から第3図(a)のレンズアク
チュエータ28の中心位置に向かうトラック方向の復帰力
を発生する復帰信号RPSを作成するものである。
37はロックオンスイッチであり、MPUのロックオン信
号LKSのオンで閉じ、サーボループに復帰信号RPSを導
き、オフで開き、復帰信号RPSのサーボループへの導入
をカットするもの、39はパワーアンプであり、復帰信号
作成回路36の出力を増幅してトラック駆動電流TDVをレ
ンズアクチュエータコイル21に与えるものである。
位相補償回路33bはAGC322の出力を微分し、トラック
エラー信号TESの比例分と加え、位相を進ませるもので
ある。391はパワーアンプであり、前記位相補償回路33b
の出力を増幅して、ボイスコイルモータVCMのコイル401
に出力され、前記ボイスコイルモータVCMのコイル401を
駆動する。
71はアナログデジタル変換器で波形記憶部からのアナ
ログ出力をデジタル値に変換して、MPU5に入力するもの
である。
444はデジタルアナログ変換器で、MPU5の出力を、ア
ナログ波に変換して、パワーアンプ391に付加する。
次に、第2図と第4図を使用して、イレーズビームト
ラックサーボ部333に付いて説明する。第4図参照。70
はヘッド回路部であり、ライトビームの4分割受光器26
0からRF信号RFSを作成するRF作成回路600と、前記4分
割受光器260の出力A〜Dを増幅し、サーボ出力SVA〜SV
Dを出力する増幅器610と、位置センサの4分割受光器29
0a〜290dの出力A〜Dからライトビームを照射する対物
レンズのレンズポジション信号ELPOSを作成するELPOS作
成回路620を有する。前記RF作成回路600は4分割受光器
26からRF信号(RFS)を作り、前記信号は、光ディスク
にプリフォーマットされた、トラックアドレスを読み取
るのに使用される。
イレーズビームトラックサーボ部333の300は、イレー
ズビームのTES(トラック・エラー信号)作成回路であ
り、増幅器610のサーボ出力SVA〜SVDからトラックエラ
ー信号TESを作成する。310は全信号作成回路であり、サ
ーボ出力SVA〜SVDを加え合わせ全反射レベルである全信
号DSCを作成するもの、320はAGC(AUTOMATIC GAIN CONT
ROL)回路であり、トラックエラー信号TESを全信号(全
反射レベル)DSCで割り、全反射レベルを参照値としたA
GCを行うものであり、照射ビーム強度や反射率の変動補
正をするものである。
330aは位相補償回路であり、ゲインを与えられたトラ
ックエラー信号TESを微分し、トラックエラー信号TESの
比例分と加え、位相を進ませるものである。
340aはゼロクロス検出回路であり、トラックエラー信
号TESのゼロクロス点を検出し、MPU5へトラックゼロク
ロス信号TZCSを出力するもの,340bはオフトラック検出
回路であり、トラックエラー信号TESがプラス方向の一
定値V0以上になった及びマイナス方向の一定値−V0以下
になったこと、即ちオフトラック状態になったことを検
出してオフトラック信号TOSをMPU500へ出力するもの、3
52はサーボスイッチであり、MPU5のサーボオン信号SVS
で閉じ、サーボループを開くもの、360は復帰信号作成
回路であり、WLPOS作成回路620から第5図(A)のレン
ズアクチュエータ280の中心位置に向かうトラック方向
の復帰力を発生する復帰信号RPSを作成するものであ
る。
370はロックオンスイッチであり、MPU500のロックオ
ン信号LKSのオンで閉じ、サーボループに復帰信号RPSを
導き、オフで開き、復帰信号RPSのサーボループへの導
入をカットするもの、390はパワーアンプであり、復帰
信号作成回路360の出力を増幅してトラック駆動電流TDV
をレンズアクチュエータコイル210に与えるものであ
る。
スイッチ4002,4003はそれぞれ、所定電圧V,−Vに接
続され、MPU500からの指示でスイッチがオンすれば、所
定電圧をVが前記スイチがオンしている間、付加され
る。
ELOPS作成回路620の出力であるイレーズビームのレン
ズの位置を示すELOPS信号は、第2図の波形記憶部7に
入力される。
さて、第2図中,71はアナログデジタル変換器で、波
形記憶部7からのアナログ出力をデジタル値に変換し
て、MPU5に入力するものである。前記波形記憶部7は、
MPU5のWRM信号により、前記ELOPS信号をを記録する。
以下、前記波形記憶部7に付いて説明する。波形記憶
部7は、イレーズビームトラックサーボ部のELPOS作成
回路620で作成されるELPOS信号を、MPU5の指示により記
憶する。前記記憶された波形は、アナログデジタル変換
器71を介して、MPU5に入力される。
第7図は、第2図中の波形記憶部7の説明図である。
第8図は第7図の動作説明図である。76はクロック発生
部であり、水晶発振器を有し、第8図に示すクロックCL
を発生するもの、77はメモリ制御部であり、クロックCL
からアドレスカウントクロックACLを発生し、且つMPU5
からのモード信号WRMに応じて、チップセレクト信号CS
又はライトイネーブル信号WEを発生するものである。
メモリ制御部77は、クロックCLを計数する5進カウン
タで構成され、QB端子から第8図(A)のアドレスクロ
ックACLをRCO端子から第8図(A)のタイミングクロッ
クTCLを発生する同期カウンタ770とライトイネーブル信
号WEをモード信号WRMが“0"(記憶モード指示)の時に
発生する為、モード信号WRMとタイミングクロックとの
オアをとるオアゲート771とインバータ772と、チップセ
レクト信号CSをモード信号WRMが“1"(再生モード指
示)の時に発生する為、モード信号WRMとタイミングク
ロックTCLとのアンドをとり反転して出力するNOTアンド
ゲート773と、同期カウンタ770のロード端子に入力する
インバータ774を有する。
アドレス生成部73は、16キロビットのメモリ70に対し
14ビットのアドレスA0〜A13を与えるものであり、アド
レスクロックACLを入力クロックとし、下位4ビットの
アドレスA0〜A3を発生する下位アドレスカウンタ73a
と、アドレスカウンタ73aの最上位出力A3をクロックと
し、上位10ビットのアドレスA4〜A13を発生する上位ア
ドレスカウンタ73bを有する。
フィルタ部74は、積分器を構成する抵抗r1とコンデン
サCと出力抵抗r2とを有し、メモリ70の出力DOを電圧源
とみなし、DO=“1"なら5V、DO=“0"ならOVの入力が与
えられ、積分動作によって高周波成分を落として出力す
る。
11はモータ同期制御部であり、スピンドルモータ1aの
位置信号とクロックCLとで速度及び位相同期してスピン
ドルモータ1aを定速度制御るすもの、12はモータドライ
バであり、モータ同期制御部11の出力でスピンドルモー
タ1aを駆動するものである。
次に、第8図を用いて波形記憶/再生動作に付いて説
明する。
クロック発生部76のクロックCLは、メモリ制御部77の
同期カウンタ770に入力される。
同期カウンタ770はクロックCLを5分周し、QB端子よ
りアドレスクロックACL、RCO端子よりタイミングクロッ
クTCLを発生する。アドレスクロックACLは、下位カウン
タ73aに入力し、カウンタ73aはアドレスクロックACLの
立下りで、計数動作し、アドレスの更新を行う。
一方、タイミングクロックTCLは、アドレスクロックA
CLの周期の中央より1クロック遅れた時点で発生され
る。
従ってライトイネーブル信号WE、チップセレクト信号
CSは1アドレス周期の間に発生されるので、メモリ70の
当該アドレスの出力データDOは、第8図(A)の如くチ
ップセレクト信号CS、ライトイネーブル信号WEで分析さ
れる。
次に第8図(B)のように、正弦波状の入力位置信号
ELPOSが入力されると、メモリ70は全て“0"であるか
ら、フィルタ部74の再生出力ELPOS′は初期値は「0」
である。
比較アンプ75は、入力ELPOSが出力ELPOS′より大であ
れば“1"を、逆なら“0"を書込データとしてメモリ70に
伝える。
MPU5は、記憶モードでは、モード信号WRMを“0"と
し、インバータ772より第8図(A)、(B)に示すラ
イトイネーブル信号WEをメモリ70に与える。
メモリ70は、ライトイネーブル信号WEの入力毎にアド
レス生成部73の指示するアドレス位置に比較アンプ75の
書込みでデータを書込む。
例えば、アドレスa1+1がメモリ70に与えられている
時に、ライトデータが“1"なら、ライトイネーブル信号
によって当該アドレスの記憶データ。D1+1は“0"から
“1"に変化する。
この為、メモリ70の出力DOも“0"から“1"に変化す
る。
即ち、メモリ70に“1"が記憶されると、フィルタ手段
74を通した出力ELPOS′は前の状態より電圧レベルが高
くなり、逆に“0"が記憶されると、出力ELPOS′は前の
状態より電圧レベルが低くなる。
従って、第8図(B)に示す様に最初は、出力ELPO
S′が入力ELPOSより小の為、比較アンプ75の出力は“1"
となりライトイネーブル信号WEによってメモリ70に書込
まれることで、出力ELPOS′のレベルが上昇する。
この様な動作により、結局出力ELPOS′は入力ELPOSの
レベルに追従することになる。
メモリ70のアドレスは前述の如く、刻々変化する為、
入力ELPOSの波形をメモリ70が記憶し、出力ELPOS′とし
て出力することになる。
即ち、入力ELPOSに対し、第8図(B)の如くの書込
データDinとなり、出力DOによるフィルタ部74の再生出
力ELPOS′は入力ELPOSに追従する。
このことはアナログ波形がデルタ変調されて記憶され
ることになる。
図では、動作の理解のため出力ELPOS′を粗く示して
いるが、実際には、入力ELPOSの一周期に対し、約16000
サンプルされるので、より入力ELPOSに近い滑らかな信
号である。
クロック発生部76のクロックCLはスピンドルモータ1a
の基準クロックとなっているので、光ディスク1の回転
に同期して偏心波形が一周期分(一回転分)メモリ70に
記憶される。
一方、再生では、モード信号WRMが“1"となり、NOTア
ンドゲートよりチップセレクト信号CSが与えられるの
で、第8図(A)と同様に出力DOから記憶された書込デ
ータが出力され、フィルタ部74で再生波形ELPOS′を出
力する。この時ライトイネーブル信号WEは発せられない
ので、書込は行われない。
(b)実施例の動作の説明 第9図は本発明一実施例の動作を説明するフローチャ
ート図、第10図は動作を説明する為の主要な信号の説明
図である。
先ず、第3図参照。ライトビームトラックサーボ部3
の動作を説明する。半導体レーザ24のライトビームは、
光ディスク1に反射した後に、4分割受光器26に入射す
る。前記信号SVA〜SVDを増幅器61は増幅し、トラックサ
ーボ部3のTES信号作成回路30に入力し、SVA〜SVDから
トラックエラー信号TESを作成する。全信号作成回路31
は、サーボ出力SVA〜SVDを加え合わせ全反射レベルであ
る全信号DSCを作成する。
前記TES作成回路30で作成されたTES信号は、ハイパス
フィルターHPS1001で高域が分離される。次いで、AGC回
路321は、前記高域分離されたトラックエラー信号TESを
全信号(全反射レベル)DSCで割り、全反射レベルを参
照値としたAGCを行い照射ビーム強度や反射率の変動補
正をする。位相補償回路33aは、ゲインを与えられたト
ラックエラー信号TESを微分し、トラックエラー信号TES
の比例分と加え、サーボスイッチ35は通常オンになって
おり、前記信号をパワーアンプ39で増幅し、前記パワー
アンプの出力は、レンズアクチュエータコイル21に入力
することよって、ビームのトラック位置を制御する。
更に、TES作成回路30によって作成されたTES信号はロ
ウパスフィルタLPF1002によって、低域が分離される。
前記低域信号によって、光ディスク1の偏心情報が取り
出され、光学ヘッド駆動モータのコイル401をサーボす
る。
次いで、AGC回路322は、前記低域分離されたトラック
エラー信号TESを全信号(全反射レベル)DSCで割り、全
反射レベルを参照値としたAGCを行い照射ビーム強度や
反射率の変動補正をする。位相補償回路33bは、ゲイン
を与えられたトラックエラー信号TESを微分し、トラッ
クエラー信号TESの比例分と加え、サーボスイッチ351は
通常オンになっており、前記信号をパワーアンプ391で
増幅し、前記パワーアンプの出力は、VCMのコイル401に
入力することよって、光ディスク1の偏心に合わせて、
ビームのトラック位置を制御する。
この様に、TES信号を低域と高域に分離し、対物レン
ズ20を移動するレンズアクチュエータ28と、光学ヘッド
2を移動するボイスコイルモータを2重にサーボしてい
る。
又、復帰信号RPSによるトラックサーボ制御は、光学
ヘッド2を光学ヘッド駆動モータ403で目標トラック付
近に近づける時に用いられる。光学ヘッド2の移動中MP
U5はサーボオン信号SVSはオフのまま、ロックオン信号L
KSをオンする。従って、トラックエラー信号TESによる
サーボループは形成されないが、レンズアクチュエータ
コイル21は位置センサ29a〜dの出力A〜Dによるレン
ズポジション信号LPOSによりロック制御される。即ち、
レンズアクチュエータコイル21は、復帰信号作成回路39
の復帰信号RPSによってパワーアンプ39によって駆動さ
れ、レンズアクチュエータ28は、中心位置に復帰制御さ
れ、固定される。
このように、レンズアクチュエータ28、即ち対物レン
ズ26をロックしておくのは、光学ヘッド2の移動中に振
動でレンズアクチュエータ28がヘッド内で動かないよう
にし、損害等を防ぐためであり、レンズポジション信号
LPOSによる電気的ロックが行われる。
更に、光学ヘッド2の移動完了後のサーボオン信号SV
Sのオン直後のサーボ引込みに於いて、ロックオン信号
をオンしたままにしておき、復帰信号RPSで第5図
(C)の中心位置への復帰力を与えながらトラックエラ
ー信号TESでトラック追従を制御する。
この為、偏心のある光ディスク1のトラックに対し、
半径方向(トラックを横切る方向)に移動量の最も少な
い点でトラックへのサーボ引込みが行われ、安定な引込
み開始が実現出来る。
又、サーボ引込み完了後は、サーボ信号SVSをオンと
したままロックオン信号LKSは、オフされ、復帰信号RPS
による制御から解放する。
又、オフトラック検出回路34bにより、ライトビーム
のオフトラックが検出された時は、トラックオフ信号TO
SをMPU5に送る。MPU5はサーボスイッチ35をオフにし、
ロックオンスイッチ37をオンにし、目標トラックに近づ
く制御を行う。
次に、イレーズビームトラックサーボ部333の動作を
簡単に説明する。第4図参照。
半導体レーザ240のイレーズビームは、光ディスク1
に反射した後に、4分割受光器260に入射する。前記信
号SVA〜SVDを増幅器610は増幅し、イレーズビームトラ
ックサーボ部3000のTES信号作成回路300に入力し、SVA
〜SVDからトラックエラー信号TESを作成する。全信号作
成回路310は、サーボ出力SVA〜SVDを加え合わせ全反射
レベルである全信号DSCを作成する。
次いで、AGC回路320は、前記高域分離されたトラック
エラー信号TESを全信号(全反射レベル)DSCで割り、全
反射レベルを参照値としたAGCを行い照射ビーム強度や
反射率の変動補正をする。位相補償回路330aは、ゲイン
を与えられたトラックエラー信号TESを微分し、トラッ
クエラー信号TESの比例分と加え、サーボスイッチ352は
通常オンになっており、前記信号をパワーアンプ390で
増幅し、前記パワーアンプ390の出力は、イレーズビー
ムレンズアクチュエータコイル210に入力するこによっ
て、ビームのトラック位置を制御する。
又、復帰信号RPSによるトラックサーボ制御は、光学
ヘッド2を光学ヘッド駆動モータで目標トラック付近に
近づける時に用いられる。光学ヘッド2の移動中MPU500
はサーボオン信号SVSはオフのまま、ロックオン信号LKS
をオンする。上記620,360,370,390,210のループはライ
トビームトラックサーボ部3の場合と同様の動作をす
る。
以下、本発明の実施例であるトラックジャンプの動作
に付いて説明する。
光記憶装置の電源投入後及び光ディスクの交換後に、
MPU5,及びMPU500はトラックサーボ制御をオンとする。
即ち、サーボオン信号SVSを“1"とし、サーボスイッチ3
5,351,サーボスイッチ352を閉としてトラックエラー信
号TESのサーボループを形成する。
一方、ロックオン信号LKSは“0"のままで、ロックオ
ンスイッチ37(370)はオフのままとしておく。従っ
て、サーボ引き込みが開始され、光ビームはトラックに
追従するようサーボ引き込みが行われる。
MPU5(500)は、オフトラック信号TOSを一定期間発生
されなくなり且つトラックゼロクロス信号TZCSに一定時
反転が無いと判定するとサーボ引き込み完了と判定す
る。MPU500はMPU5に、イレーズビームのサーボ完了を報
告する。
この状態では、ライトビームレンズアクチュエータコ
イル21及びイレーズビームレンズアクチュエータコイル
210と、VCMのコイル401によってライトビームとイレー
ズビームはトラックに追従している。
この時、MPU5は、モード信号WRMを“1"とし、波形記
憶部7のメモリ77に記憶モードを指示する。
従って、第7図,第8図に示した様に、イレーズビー
ムレンズアクチュエータの光学ヘッド2上の位置を示す
ELPOS信号を偏心情報としてメモリ70に一回転分記憶さ
れる。
MPU5は、光ディスク1の一回転信号であるホームポジ
ション信号に応じてモード信号WRMを“1"にしてから光
ディスク1の一回転分、即ち次のホームポジション信号
が到来するまで、モード信号WRMを“1"とし続ける。
MPU5は一回転待ちが終わると、モード信号WRMを“1"
から“0"に戻し、波形記憶部7に再生モードを指示す
る。
上記のようにして、偏心情報としてELPOS信号を記憶
した。ライトビームとイレーズビームアクチュエータの
うち、2重サーボを掛けない方のビームを照射するレン
ズのアクチュエータ位置を示す信号、即ち、イレーズビ
ームレンズアクチュエータのポジション信号ELPOSを記
憶した。
今、ライトビームで2重サーボを行い、イレーズビー
ムレンズアクチュエータのポジション信号ELPOSの波形
を記憶する時、媒体の回転による角速度をω,中心に対
する2つのビームの角度θとすると、 ライトビームのトラック位置は、 XW=dsin(ωt)+r (d:偏心,r:中心からの距離) … イレーズビームのトラック位置は、 XE=dsin(ωt+θ)+r … 此処で、2重サーボによって、光学ヘッド駆動モータ
によって、ライトビームを追従しているので、イレーズ
ビームのレンズアクチュエータ280の運動は、 XE−XW=− =dsin(ωt+θ)−dsin(ωt) =d{sin(ωt+θ)−dsin(ωt)} =d{2cos((ωt+ωt+θ)/2 *sin((ωt−ωt−θ)/2) =−2dcos(ωt+θ/2)sin(θ/2) … となる。
此処で、ライトビームの速度はVは、 V=Vcos(ωt) (V=dω) … 又、イレーズビームの速度は、 V=Vcos(ωt+θ) … 此処で、,の平均速度、つまりジャンプ終了時の
トラック飛び込み速度が両者とも同じになる速度は、 (+)/2=Vcos(ωt)+Vcos(ωt+θ))/2 =V{Vcos(ωt)+Vcos(ωt+θ)}/2 =V/2×2cos((ωt+ωt+θ)/2)cos((ω
t−ωt−θ)/2) =Vcos(ωt+θ/2)cos(θ/2) … 此処で、,を時間tの関数と考えると、 の関係が成り立つ。此処で、ωは回転数から,θは2つ
の対物レンズの中心の距離とジャンプの目標シリンダア
ドレスから容易に計算できる。
つまり、ライトビームで2重サーボを行い、イレーズ
ビームのレンズアクチュエータポジション信号ELPOSを
記録することは、両者の速度平均を記録することに他な
らない。よって、偏心情報として偏心速度をメモリに記
憶したことになる。第10図(b)に上述した各地を時間
tの関数としてグラフに示す。トラックジャンプ時に前
記メモリに記憶した偏心速度を、 ボイスコイルモータ駆動信号に加える。
レンズアクチュエータに加える。
ことにより安定したトラックジャンプを実現できる。
第9図は、ライトビームのトラックジャンプ時のMPU5
の処理フローチャート図である。以下、第9図を下に説
明する。前記処理はトラックジャンププログラム700が
行う。
ステップ701 上位装置であるアクセス指示部1234は、MPU5にトラッ
クジャンプを要求する。この時、MPU5は、前記アクセス
指示部1234から、ジャンプすべきトラック数を得る。
ステップ702 先ず、MPU5は、与えられたジャンプトラック数Dから
「2」を引き,メモリ5bに格納しておく。「2」を引く
のは第1番目のトラックへ移動する間に加速が行われ,
目標の第D番目のトラックでは停止の為の減速が行われ
るので、それ以外の(D−2)回、速度制御を行うため
である。この後、MPU5はメモリ5bのトラック数から、VC
Mを加速する為の所定の加速時間taとジャンプ終了する
際の減速時間ta′をメモリ5taに記録する。
ステップ703 次に、MPU5はサーボオン信号SVSをオンからオフに変
え、サーボスイッチ35,351をオフにして、トラックエラ
ー信号TESによるサーボループを開き、ロックスイッチL
KS37をオンにし、WLPOS信号でトラックアクチュエータ2
8をロックする。即ち、トラックエラー信号TESによるサ
ーボは働かない様にする。これは、ビームスポットの移
動をMPU5の指示通り円滑に加速減速制御し、且つトラッ
クエラー信号から正確な実速度を得るためである必要で
ある。
ステップ704 更に、MPU5はトラックジャンプ方向が光ディスク1の
半径方向のインナー(内)側か、アウター(外)側かを
調べ、アウター側なら,アウター側の処理を実行する。
実施例では、此処ではアウター側の処理を例に取る。こ
の場合、アウター側,インナー側のトラックジャンプの
処理は殆ど同じ構成を取る。
MPU5は起動加速を行う為、アウタ側に加速する電流F
(D/Ai)をD/A変換器444に出力する。前記Fの値は予め
決められた値である。
ステップ705 MPU5が、アウター信号を出力した際に、タイマ5aを起
動する。前記タイマ5aが、所定時間、即ち,ステップ70
2でメモリ5taに記憶された加速時間taを測定する。
ステップ706 ステップ705で、タイマ5aが所定加速時間taを測定し
たら、D/A変換器444への出力D/Aiをゼロにして、加速を
終了し、速度制御を開始する。
ステップ707 次に、MPU5はトラックゼロクロス信号TZCSの間隔を監
視し、トラックゼロクロス信号TZCSの“0"から“1"への
立ち上がりを検出し、トラックゼロクロス信号TZCSの間
隔tの測定を監視する。
ステップ708 波形記憶部7が出力するELPOS信号である偏心情報を
サンプルする。前記偏心情報は、光ディスクの回転と同
期して出力されている。よって、前記ゼロクロスした時
の偏心情報がサンプルされる。サンプルは、A/D変換器7
1で、デジタル変換されて、NPU5に入力される。前記サ
ンプルされた値をXとする。
ステップ709 C2テーブル123から、トラックアドレスに対応したC2
を引き、XにC2をかける。前記C2は光ディスク1の回転
数ωと2つの対物レンズの中心の距離とジャンプの目標
シリンダアドレスから決定されるものである。従って、
C2はビームが位置するトラックアドレスで異なるものと
なる。つまり、上述した式で示した通り、 が意味する平均速度の算出は、Cを知る必要があるから
で、前記Cはトラック位置で異なるものとなるからであ
る。従って、C2はトラックアドレス毎に予め求めれ、C2
テーブル123に格納されているものとする。
ステップ710 次に、A=C1t+C2Xを計算する。(C1,C2は定数であ
る。1トラック移動時間,即ち、トラック移動速度と、
T800(第10図(a))の時の偏心情報X,即ち偏心速度か
ら、T800時での光ディスク1のトラックに対するビーム
スポットの移動速度を求める。
ステップ711 B=A−C3 を計算する。C3はビームスポットの目標速度である。こ
こでは、時間で前記速度を表している。従って、予測さ
れた値から、目標速度を減算する。前記目標速度は予め
決められた値である。
ステップ712 D/Aiの電流は速度誤差Bに定数C4をかけて決められ
る。D/Ai=B×C4 ステップ713 D/A変換器444に前記D/Aiを出力する。
ステップ714 D=D−1とする。
ステップ715 D=0かどうかを判定する。0の時はステップ718
を、そうで無い時はステップ707を実行する。つまり、
D=0であれば、トラックジャンプする目標トラックの
一つ前のトラックにいることになる。従って、ステップ
719で減速を行う。D=0でないということは、まだジ
ャンプすべきトラックがあるという事で、ステップ707
〜ステップ714のループを実行する。
ステップ716 MPU5は減速を行う為、減速する為の電流RをD/A変換
器444に出力する。前記Rは、減速の為に予め決められ
た値である。
ステップ717 MPU5が、D/A変換器444に減速電流Rをセットした際
に、タイマ5aを起動する。前記タイマ5aが、所定時間、
即ち,ステップ702でメモリ5taに記憶された減速時間t
a′を測定する。
ステップ718 ステップ705で、タイマ5aが所定加速時間ta′を測定
したら、D/A変換器444への出力D/Aiの値をゼロにして、
減速を終了する。
ステップ719 次に、MPU5は、ロックスイッチLKS37をオフにする。
又、サーボオン信号SVSをオフからオンに変え、サーボ
スイッチ35,351をオンにして、トラックエラー信号TES
によるサーボループを閉じる即ち、トラックエラー信号
TESによるサーボを行う。
ステップ720 終了する。
以上、ライトビームのトラックジャンプを説明した。
第10図(a)に、前記実施例の動作時の主要な信号の出
力例を示す。
イレーズビームのトラックジャンプは、第4図のトラ
ックジャンププログラム700が行う。前記トラックジ
ャンププログラム700は、従来例で述べたトラックジ
ャンプを行う。以下、簡単に説明する。MPU500はサーボ
オン信号SVSをオンからオフに変え、サーボスイッチ352
をオフにして、トラックエラー信号TESによるサーボル
ープを開き、ロックスイッチLKS370をオンにし、WLPOS
信号でトラックアクチュエータ210をロックする。
MPU5が、VCMコイルモータ401を加速し終わったら、MP
U500はトラックゼロクロス信号TZCSの間隔を監視し、ト
ラックゼロクロス信号TZCSの“0"から“1"への立ち上が
りを検出し、トラックゼロクロス信号TZCSの間隔tの測
定を監視する。次に、A=C1tを計算する。
B=A−C3(C3はビームスポットの目標速度である。
ここでは、時間で前記速度を表している。)即ち、トラ
ックジャンププログラム700の様に、偏心情報を、波形
記憶部7から読み取り、速度検出の際に前記偏心情報を
考慮せずに、ゼロクロス信号の間隔のみで、移動速度を
求める。従って、予測された値から、目標速度を減算す
る。前記目標速度は予め決められた値である。
前記値の結果、目標速度に足りなければ、スイッチ40
02をオンにして、イレーズビームアクチュエータ210に
電圧を、Bによって決定される時間付加して加速を行
う。目標速度より大きければ、スイッチ4003をオンにし
て、イレーズビームアクチュエータ210に電圧を、Bに
よって決定される時間付加して減速を行う。
以上の処理を、トラック毎に行う。
イレーズビームの速度制御は、トラック移動時間のみ
で速度制御を行う。これは、VCMコイル401を、MPU5が動
かしている、即ち、光学ヘッド2を動かしている。よっ
て、イレーズビームアクチュエータ280は、前記光学ヘ
ッド2に備えつけられているので、ライトビームと同様
の動きをする。前記光学ヘッド2を動かすVCMコイル401
の速度制御に偏心情報を考慮しているので、イレーズビ
ームにも考慮していることになる。
又、MPU500を使用して、トラックジャンププログラム
700によって、イレーズビームの速度制御を行った
が、ELPOS作成回路620で作成されるELPOS信号で、イレ
ーズレンズアクチュエータ280をロックオンして(LKS37
0をオンし、SW352をオフにし、SW4002及び4002で電圧を
付加しない)、光学ヘッド2の動きのみで、トラック移
動しても良い。
以上、本発明の一実施例を説明した。
(c)その他の実施例の説明 第11図,第12図に第2の実施例の構成を示す。第11図
は、ライトビームトラックサーボ部3′,第12図はイレ
ーズビームトラックサーボ部333′の構成を示す。第13
図はトラックジャンププログラム700′(700″)のフロ
ーチャート図、第14図は動作中の主な信号の波形であ
る。
ライトビームトラックサーボ部3′に付いて説明す
る。ライトビームは、光ディスク1に反射した後に、4
分割受光器26に入射する。前記受光器26で得られた信号
は、増幅器61を経て、TES信号作成回路30に入力し、ト
ラックエラー信号TESを作成する。全信号作成回路31
は、増幅器61の出力から全信号DSCを作成する。
前記TES作成回路30で作成されたTES信号は、AGC回路3
2、位相補償回路33aを経る。サーボスイッチ35は通常オ
ンになっており、前記位相補償回路33aの出力信号をパ
ワーアンプ39で増幅し、レンズアクチュエータコイル21
に入力することによって、ビームのトラック位置を制御
する。また、レンズポジションサンセ29a〜dの出力か
ら、ライトビームレンズポジション信号WLPOSを、位相
補償回路33bは、微分し、LPOSの比例分と加え、パワー
アンプ391で増幅して、VCMのコイル401を駆動する。
従って、ライトビームレンズアクチュエータコイル21
をTES信号によってサーボを掛けると同時に、VCMのコイ
ル401を前記ライトビームのレンズアクチュエータのレ
ンズポジションセンサ29a〜dによって得られる信号WLP
OS信号によってサーボを掛けている。
前述した実施例では、VCMによって、トラックジャン
プを行ったが、第2の実施例では、ライトビームレンズ
アクチュエータ28によって、トラックジャンプを行う構
成をとる。従って、トラックジャンプをする際は、スイ
ッチ4000及び4001にって、所定電圧を、レンズアクチュ
エータコイル21に付加することによって、加速すること
によって行われる。VCMのコイル401の駆動電流は、この
場合WLPOS信号である。
次に、イレーズビームトラックサーボ部333′に付い
て説明する。イレーズビームは、光ディスク1に反射し
た後に、4分割受光器260に入射する。前記4分割受光
器260で得られた信号は、増幅器61を経て、TES信号作成
回路300,位相補償回路330b、パワーアンプ390で増幅
し、イレーズビームレンズアクチュエータコイル210に
入力することよって、ビームのトラック位置を制御す
る。また、イレーズビームのレンズポジションサンセ29
a〜dの出力からのライトビームレンズポジション信号W
LPOSは、波形記憶部7に入力されている。
本実施例ではイレーズビームレンズアクチュエータ2
8、ライトビームレンズアクチュエータ280を動かしてト
ラックジャンプする。波形記憶部7は、第7図に示す通
りで、ELPOS新語うを記録するものとする。又、第2の
実施例では、MPU5′,500′がそれぞれ、A/D変換器71,7
1′で波形記憶部7の前記ELPOS信号を読み取る。
以下、フローチャート(第13図)を参照して動作を説
明する。フローチャートはMPU5′とMPU500′の動作を示
す。括弧内でMPU500′の動作を表すものとする。前記処
理はトラックジャンププログラム700′(700″)が行
う。前記フローチャート中の765は、ビームの移動速度
を制御する複数のステップである。
ステップ701 上位装置であるアクセス指示部1234は、MPU5′(50
0′)にトラックジャンプを要求する。
ステップ702 先ず、MPU5′(500′)は、与えられたジャンプトラ
ック数Dから「2」を引き,メモリ5bに格納しておく。
この後、MPU5′(500′)はメモリ5b(500b)のトラッ
ク数から、VCMを加速する為の所定の加速時間taとジャ
ンプ終了する際の減速時間ta′をメモリ5ta(500ta)に
記録する。
ステップ703 次に、MPU5′(500′)はサーボオン信号SVSをオンか
らオフに変え、サーボスイッチ35(350)をオフにし
て、トラックエラー信号TESによるサーボループを開
く。
ステップ704 MPU5′(500′)は起動加速を行う為、アウター信号
を出力し、アウタースイッチ4000(4002)をオンにす
る。
ステップ705 MPU5′(500′)が、アウター信号を出力した際に、
タイマ5a(500a)を起動する。加速時間taを測定する。
ステップ706 タイマ5a(500a)が所定加速時間taを測定したら、ア
ウタースイッチ4000(4002)をオフにする。加速は終了
する。
ステップ707 トラックゼロクロス信号TZCSの間隔tの測定を監視す
る。
ステップ708 波形記憶部7が出力するELPOS信号を記憶した偏心情
報をA/D変換器71(71′)からサンプルする。前記サン
プルされた値をXとする。
ステップ709 C2をC2テーブル123(1231)から引く。
ステップ710 次に、A=C1t+C2Xを計算する。(C1,C2は定数であ
る。このAは、次のトラックを横切るのにどれだけの時
間が係るかを予測している。
ステップ711 B=A−C3 を計算する。
ステップ712 B≧0で有れば、ステップ713,そうでなければステッ
プ714を実行する。
ステップ713 アウター信号を出力して、アウタースイッチ4000(40
02)をオンにする。レンズアクチュエータ28は、アウタ
ー方向に加速が行われる。
ステップ714 インナー信号を出力して、インナースイッチ4001(40
03)をオンにする。アウター方向に減速が行われる。
ステップ715 時間|B|だけ、速度制御する。
ステップ716 D=D−1とする。
ステップ717 D=0かどうかを判定する。0の時はステップ718
を、そうで無い時はステップ707を実行する。
ステップ718 MPU5′は減速を行う為、インナースイッチ4001(400
3)をオンにする。減速が行われる。
ステップ719 MPU5′(500′)が、インナー信号を出力した際に、
タイマ5a(500a)を起動する。
ステップ720 減速を終了する。
ステップ721 次に、MPU5′(500′)はサーボオン信号SVSをオフか
らオンに変え、トラックエラー信号TESによるサーボを
行う。
ステップ722 終了する。
上記処理中の主な波形を第14図に示す。
以上、実施例に従って、本発明を説明した。本発明で
は、1つのレンズから照射されるビームの数を1本の場
合を説明したが、此れに限るものでは無い。前記に示す
通り、本発明は本発明の要旨に従い種々の変形が可能で
あり、本発明は、これらを排除するものでは無い。
〔効果〕
本発明によると,複数のレンズから複数のビームが照
射される光ディスク装置に於いて、光ディスクの偏心に
よるトラック方向加速度が大きくても、前記複数のビー
ム全てが安定したトラックジャンプを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、第2図,第3図,第4図
は本発明一実施例のブロック図、第5図は光学ヘッドの
対物レンズの構成図、第6図は光学ヘッドを移動するボ
イスコイルモータの構成図、第7図は波形記憶部の構成
図、第8図は波形記憶部の動作説明図、第9図は第2図
中のMPU5のフローチャート図、第10図はトラックジャン
プ制御の説明図、第11図,第12図は第2の実施例の説明
図、第13図はトラックジャンププログラムのフローチャ
ート図、第14図は主要信号の説明図、第15図,第16図は
従来技術の説明図である。 1……光ディスク 2……光学ヘッド 3……ライトビームトラックサーボ部 5……トラック移動制御部 333……イレーズビームトラックサーボ部 7……波形記憶部 734……速度作成手段 28……第1ビーム移動手段 280……第2ビーム移動手段 1234……アクセス指示部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトラックを有する回転型光記憶媒体
    (1)と、前記媒体上に照射される第1ビームを移動さ
    せる第1ビーム移動手段(28)と、 前記媒体(1)上に照射される第2ビームを移動させる
    第2ビーム移動手段(280)と、 前記第1ビーム移動手段(28)及び第2ビーム移動手段
    (280)が搭載され、前記第1ビーム及び第2ビームを
    一体的に移動させる全ビーム移動手段(81)とを有する
    光記憶装置に於いて、 前記光記憶媒体(1)からの第1ビームを受光する第1
    受光部(26)と、 光記憶媒体(1)からの第2ビームを受光する第2受光
    部(260)と、 第1受光部(26)から得られる受光信号から、第1ビー
    ム移動手段(28)により第1ビームをトラックに追従さ
    せるとともに、全ビーム移動手段(81)により第1ビー
    ム及び第2ビームの位置をトラックに追従するように制
    御する第1サーボ手段(3)と、 前記第2受光部(260)から得られる受光信号から、第
    2ビーム移動手段(280)により第2ビームをトラック
    に追従するように制御する第2サーボ手段(333)と、 前記第2サーボ手段(333)により、第2ビームが光記
    憶媒体(1)のトラックを追従している時の前記第2ビ
    ーム移動手段(280)上での第2ビームスポット位置を
    示す位置情報から偏心情報を検出する検出手段(290)
    と、 前記偏心情報を記憶する記憶手段(7)と、 前記第1ビームを受光して得られる受光信号から第1ビ
    ームの仮の速度を作成する速度作成手段(734)と、 前記速度作成手段(734)から得られる仮の速度と前記
    記憶手段(7)から得られる偏心情報によって、第1ビ
    ーム及び第2ビームのトラックジャンプ時に、全ビーム
    移動手段(81)により第1ビーム及び第2ビームのトラ
    ック移動速度を制御するトラック移動制御部(5)を有
    することを特徴とする光記憶装置。
  2. 【請求項2】複数のトラックを有する回転型光記憶媒体
    (1)と、前記媒体上に照射される第1ビームを移動さ
    せる第1ビーム移動手段(28)と、 前記媒体(1)上に照射される第2ビームを移動させる
    第2ビーム移動手段(280)と、 前記第1ビーム移動手段(28)及び第2ビーム移動手段
    (280)が搭載され、前記第1ビーム及び第2ビームを
    一体的に移動させる全ビーム移動手段(81)とを有する
    光記憶装置に於いて、 前記光記憶媒体(1)からの第1ビームを受光する第1
    受光部(26)と、 光記憶媒体(1)からの第2ビームを受光する第2受光
    部(260)と、 前記第1受光部(26)から得られる受光信号から第1ビ
    ームの仮の速度を作成する第1速度作成手段(5′,70
    7)と、 前記第2受光部(260)から得られる受光信号から第2
    ビームの仮の速度を作成する第2速度作成手段(500′,
    707)と、 前記第1ビーム移動手段(28)上での第1ビーム位置を
    示す信号を出力する第1センサと、 前記第2ビーム移動手段(280)上での第2ビーム位置
    を示す信号を出力する第2センサと、 前記第1ビームを受光して得られる受光信号から、第1
    ビーム移動手段(28)による第1ビームをトラックに追
    従するように制御し、第1センサから得られた位置情報
    によって全ビーム移動手段(81)によって第1ビーム及
    び第2ビームをトラックに追従する様に制御するする第
    1サーボ手段(3)と、 前記第2センサによる位置情報から記憶媒体(1)の偏
    心情報を記録する記憶手段(7)と、 前記第1速度作成手段(5′,707)によって得られた仮
    の速度と、前記記憶手段(7)に記憶されている偏心情
    報から、第1ビームのトラックジャンプ時に、第1ビー
    ム移動手段(28)による第1ビームのトラック移動速度
    を制御する第1トラック移動制御部(5′,765)と、 前記第2速度作成手段(500′,707)によって得られた
    仮の速度と、前記記憶手段(7)に記憶されている偏心
    情報から、第2ビームのトラックジャンプ時に、第2ビ
    ーム移動手段(280)による第2ビームのトラック移動
    速度を制御する第2トラック移動制御部(500′,765)
    を有することを特徴とする光記憶装置。
  3. 【請求項3】前記速度作成手段(734)及び,第1速度
    作成手段(5′,707),第2速度作成手段(500′,70
    7)は前記光記憶媒体(1)のトラックを前記第1ビー
    ム又は第2ビームが横切った時に、受光信号によって検
    出されるトラッククロス信号間隔から仮の速度を作成す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の光記憶装置。
  4. 【請求項4】第1ビームが光記憶媒体(1)に書き込み
    を行うビームで且つ、第2ビームが光記憶媒体(1)の
    消去を行うビームであることを特徴とする請求項1又は
    2又は3記載の光記憶装置。
  5. 【請求項5】第1ビームが光記憶媒体(1)の回転方向
    に対して、第2ビームの後方に位置することを特徴とす
    る請求項1又は2又は3又は4記載の光記憶装置。
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