JP2680589B2 - 光ディスク装置のトラックアクセス制御方式 - Google Patents

光ディスク装置のトラックアクセス制御方式

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JP2680589B2
JP2680589B2 JP63008799A JP879988A JP2680589B2 JP 2680589 B2 JP2680589 B2 JP 2680589B2 JP 63008799 A JP63008799 A JP 63008799A JP 879988 A JP879988 A JP 879988A JP 2680589 B2 JP2680589 B2 JP 2680589B2
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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第7図、第8図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(第1図) 作用 実施例 (a)一実施例の構成の説明(第2図、第3図) (b)波形記憶部の説明(第4図、第5図) (c)一実施例の動作の説明(第6図) (d)他の実施例の説明 発明の効果 〔概要〕 光ディスクのトラックに光学ヘッドの光ビームを追従
制御する光ディスク装置のトラックアクセス制御方式に
関し、 安価な構成で偏心補正制御を用いたトラックアクセス
制御を行うことを目的とし、 回転する光ディスクに対し、光ビームを照射し、該光
ディスクからの光を受光する光学ヘッドと、該光学ヘッ
ドの受光信号からトラックエラー信号を作成し、該光学
ヘッドのトラックアクチュエータを制御し、該光ビーム
をトラック追従制御するトラックサーボ制御部と、該光
学ヘッドを移動する移動手段と、該トラックアクチュエ
ータの動きを検出する位置センサと、該位置センサの出
力を偏心情報として記憶する波形記憶部とを有し、該波
形記憶部の偏心情報で該光ビームを移動させて、該トラ
ックサーボ制御部によるトラック追従制御を行うように
した光ディスク装置において、第1に該波形記憶部を、
メモリと、該メモリのアドレス生成部と、該メモリの記
憶したデータから再生アナログ偏心波形を生成するフイ
ルタ部と、該位置センサの出力と該フイルタ部の再生ア
ナログ偏心波形を比較し、該メモリの書込みデータを生
成する比較部とで構成し、第2に波形記憶部の偏心情報
でトラックアクチュエータを駆動するように構成した。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光ディスクのトラックに光学ヘッドの光ビ
ームを追従制御する光ディスク装置のトラックアクセス
制御方式に関する。
光ディスク装置は、光ビームによりリード/ライトが
できるため、トラック間隔を数ミクロンとすることがで
き、大容量記憶装置として注目されている。
この光ディスク装置においては、係るトラックへ光ビ
ーム(スポット光)を追従制御するため、トラックサー
ボ制御が用いられている。
トラックサーボ制御は、光ディスク媒体の案内溝(プ
リグリープ)の回折を利用してトラックエラー信号を得
て、サーボを掛けて、スポット光をトラック(案内溝)
に追従させるものである。
光ディスク装置は、非接触に記録/再生ができるた
め、可換媒体とすることが多い。
しかし、可換媒体とすると、どうしても偏心が多くな
り、トラックサーボの引込み時間が長くなり、その解決
が望まれていた。
〔従来の技術〕
第7図は光ディスクのトラックサーボ説明図である。
光ディスク装置は第7図(A)に示す如く、モータ1a
によって回転軸を中心に回転する光ディスク1に対し、
光学ヘッド2が光ディスク1の半径方向にヘッド移動モ
ータ6によって移動位置決めされ、光学ヘッド2による
光ディスク1へのリード(再生)/ライト(記録)が行
われる。
一方、光学ヘッド2は、光源である半導体レーザ24の
発光光をレンズ25a、偏光ビームスプリッタ23を介し対
物レンズ20に導き、対物レンズ20でビームスポット(ス
ポット光)BSに練り込んで光ディスク1に照射し、光デ
ィスク1からの反射光を対物レンズ20を介し偏光ビーム
スプリッタ23よりレンズ25bを介し4分割受光器26に入
射するように構成されている。
このような光ディスク装置においては、光ディスク1
の半径方向に数ミクロン間隔で多数のトラック又はピッ
トが形成されており、若干の偏心によってもトラックの
位置ずれが大きく、又光ディスク1のうねりによってビ
ームスポットの焦点位置ずれが生じ、これらの位置ずれ
に1ミクロン以下のビームスポットを追従させる必要が
ある。
このため、光学ヘッド2の対物レンズ20を図の上下方
向に移動して焦点位置を変更するフォーカスアクチュエ
ータ(フォーカスコイル)22と、対物レンズ20を図の左
右方向に移動して照射位置をトラック方向に変更するト
ラックアクチュエータ(トラックコイル)21が設けられ
ている。
又、これに対応して、受光器26の受光信号からフォー
カスエラー信号FESを発生し、フォーカスアクチュエー
タ22を駆動するフォーカスサーボ制御部4と、受光器26
の受光信号からトラックエラー信号TESを発生し、トラ
ックアクチュエータ21を駆動するトラックサーボ制御部
3が設けられている。
トラックサーボ制御の原理は、第7図(B)に示す如
く、光ディスク1に予め設けられたスパイラル状の案内
溝(トラック)10によるビームスポットBSの回折現象を
利用するものである。
即ち、トラック10に対するビームスポットBSの位置に
よって受光器26における反射光量分布がトラック10によ
る光の回折によって変化することを利用して、トラック
10に対するビームスポットの位置エラーを得るものであ
る。
例えば、受光器26に26a、26b,26c、26dの4分割受光
器によるプッシュプル法を用いる場合、受光器26におけ
る反射光量分布は、第7図(C)の如くトラック10に対
しビームスポットBSがP1の如く位置関係にある場合は第
7図(D)、トラック10に対してビームスポットがPに
ある場合(オントラックの場合)には、第7図(E)、
トラック10に対しビームスポットがP2にある場合は第7
図(F)となる。
従って、トラックサーボ制御部3で、受光器26a〜26
d、の出力a〜dから{(a+b)−(c+d)}を求
めると、第7図(G)のトラックエラー信号TESが得ら
れ、これによって、トラックアクチュエータ21を駆動
し、対物レンズ20を左右方向に駆動すれば、光ディスク
1の偏心にかかわらず、光ディスク1のトラック10にビ
ームスポットを追従制御できる。
このようなトラックサーボ制御は、粗アクセス機構で
あるモータ6で光学ヘッド2を移動し、光ビームを目的
のトラックの近傍(約100トラック以内)に位置決めし
た後に、トラックサーボ制御をオンとして、正確な位置
決めを行う。
従って、モータ6での粗アクセス時にトラックサーボ
制御をオフとしており、粗アクセスの終了後、トラック
サーボ制御をオンとすることから、光ディスク1の偏心
が多いと、トラックサーボ引込み開始時にトラック横断
速度が大で、開始から終了までの時間(引込み時間)が
長くなり、アクセス速度が低下する。
このため、第8図に示すような偏心補正制御を採用し
たトラックアクセス制御技術が提案されている。(例え
ば、雑誌「日経メカニカル」1987年7月13日号の第73頁
乃至74頁参照)。
この偏心補正制御では、第7図(A)の構成に加え、
波形記憶部7を設け、電源投入直後や光ディスクの交換
直後にトラックの位置変動を光学ヘッド2で測定し、波
形記憶部7にテーブルとして格納しておく。
そして、アクセス動作時に波形記憶部7からこの偏心
情報を読み出し、モータ6の位置指令に加えて、モータ
6を駆動する。
このような偏心補正制御をすると、光ビームを偏心追
従移動させて、トラック横断速度が追従精度に低下して
から、トラックサーボ制御が開始でき、トラック引込み
時間を大幅に短縮できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来技術では、波形記憶部7は、光学
ヘッド2から得られる出力信号がアナログ波形(ほぼ正
弦波)のため、アナログ出力をデジタル化するA/Dコン
バータ71と、A/Dコンバータ71の出力を格納するメモリ7
0と、メモリ70の偏心情報をアナログ波形に再生するD/A
コンバータ72とを必要とし、メモリ70の書込み/読出し
制御に制御部5がいちいち介在する必要があった。
このため、波形記憶部7の構成が複雑化し、高価格化
の原因となるという問題がある他に、制御も複雑化する
という問題があった。
又、偏心補正制御を粗アクセス機構であるモータ6に
行っているため、モータ6に高価で精度の低いDCサーボ
モータを用いる必要があり、モータのサーボ系を含め、
光学ヘッド2の移動部の構成を複雑化し、高価格化の原
因となるという問題があった。
本発明は、安価な構成で偏心補正制御を用いたトラッ
クアスセス制御を行うことのできる光ディスク装置のト
ラックアクセス制御方式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
図中、第7図及び第8図で示したものと同一のものは
同一の記号で示してある。
本発明は、第1に波形記憶部7を第1図(B)のよう
に構成した。
即ち、波形記憶部7を、メモリ70と、そのアドレス生
成部73と、メモリ70の記憶したデータから再生アナログ
偏心波形を生成するフイルタ部74と、位置センサ29の出
力とフイルタ部74の再生アナログ偏心波形を比較し、メ
モリ70の書込みデータを生成する比較部75とで構成し、
いわゆるデルタ変調方式で書込データを作成し、メモリ
70に記憶するようにした。
第2に、第1図(A)のように、波形記憶部7の偏心
情報でトラックアクチュエータ21を駆動する構成とし
た。
〔作用〕 本発明は、第1に波形記憶部7に従来のような高価な
A/DコンバータやA/Dコンバータを用いなくても入力波
形、即ち位置センサ29の出力を記憶し、再生できる。
即ち、フイルタ部74は積分器のため、データが“1"な
ら充電、“0"なら放電し、積分波形を出力するから、比
較器75からは入力波形をデルタ変調した書込みデータが
得られ、これをメモリ70に偏心情報として格納できる。
又、再生はメモリ70の内容をフイルタ部74で積分すれ
ば再生波形が得られる。
このため、メモリ70に対し、比較部75とフイルタ部74
を設けるのみで実現でき、高価なD/A、A/Dコンバータを
要しない。
しかも、制御部5がデータのサンプル毎に介在する必
要がなく、連続的に記録、再生でき、制御も容易であ
る。
第2に、偏心補正制御をトラックアクチュエータ21の
駆動で行っているので、移動部6にサーボモータと、サ
ーボ制御回路という高価な構成を用いることなく、オー
プンループのステップモータで済む。
〔実施例〕
(a) 一実施例の構成の説明 第2図は本発明の一実施例ブロック図、第3図は第2
図構成の光学ヘッドの構成図である。
図中、第1図、第7図、第8図で示したものと同一の
ものは同一の記号で示してある。
先づ光学ヘッドの構成について第3図を用いて説明す
る。
第3図(A)において、半導体レーザ24の光は、コリ
メータレンズ25aで平行光とされ、ビームスプリッタ23
に入射し、対物レンズ20に入射し、ビームスポットBSに
絞り込まれる。光ディスク1からの反射光は対物レンズ
20、偏光ビームスプリッタ23に入射し、集光レンズ27よ
り4分割受光器26に入射する。
対物レンズ20は、回転軸28aを中心に回転可能なアク
チュエータ本体28の一端に設けられており、他端に固定
スリット28bが設けられている。
アクチュエータ本体28には、コイル部28cが設けら
れ、コイル部28cの周囲にフォーカスコイル22が、側面
に渦巻形状のトラックコイル21が設けられており、コイ
ル部28cの周囲に磁石28dが設けられている。
従って、フォーカスコイル22に電流を流すと、対物レ
ンズ20を搭載したアクチュエータ28はボイスコイルモー
タと同様図のX軸方向に上又は下に移動し、これによっ
てフォーカス位置を変化でき、トラックコイル21に電流
を流すと、アクチュエータ28は回転軸28aを中心にα方
向に回転し、これによってトラック方向の位置を変化で
きる。
アクチュエータ28の端部に設けられた固定スリット28
bに対しては、位置センサ27、29が設けられており、第
3図(B)、(C)に示す如く位置センサ27、29は、発
光部27と4分割受光器29の各受光器29a〜29dが固定スリ
ット28dを介して対向するように設けられている。
固定スリット28bには窓Wが設けられており、発光部2
7の光は窓Wを介して4分割受光器29a〜29dに受光され
る。
このため、第3図(C)に示すようにアクチュエータ
28のα、X方向の移動量に応じて4分割受光器29a〜29d
の受光分布が変化する。従って、フォーカス、トラック
サーボと同様、受光器29a〜29dの出力A、B、C、Dか
ら、トラック方向のポジション信号TPS、フォーカス方
向のポジション信号FPSが次のように求められる。
TPS=(A+C)−(B+D) FPS=(A+B)−(C+D) このポジション信号TPS、FPSは、第3図(C)のよう
に中心位置Cからのずれに対し、中心位置で零となるS
の字状の信号となり、この信号を用いて中心位置方向へ
の電気的バネ力を付与できる。
次に第2図の構成について説明する。
5は前述の制御部であり、マイクロプロセッサで構成
され、第6図の処理フローに従ってトラックアクセスを
実行するものであり、RF信号RFS、トラックゼロクロス
信号TZC、オフトラック信号TOSを受け、サーボオン信号
SVS、ロックオン信号LKS、記憶/再生モード信号WRM、
偏心オン信号HFSを発して制御するものである。
7aは偏心スイッチであり、制御部(以下MPUという)
5の偏心オン信号HFSによってオンとなり、波形記憶部
7の再生偏心信号をトラックサーボ制御部3へ出力する
ものである。
8はヘッド回路部であり、4分割受光器26の出力a〜
dからRF信号RFSを作成するRF作成回路80と、4分割受
光器26の出力a〜dを増幅し、サーボ出力SVa〜SVdを出
力する増幅器81と、位置センサ29の4分割受光器29a〜2
9dの出力A〜Dからトラックポジション信号TPSを作成
するTP作成回路82とを有するものである。
30はTES作成回路であり、増幅器81のサーボ出力SVa〜
SVdからトラックエラー信号TESを作成するもの、31は全
信号作成回路であり、サーボ出力SVa〜SVdを加え合わせ
全反射レベルである全信号DSCを作成するもの、32はAGC
(Automatic Gain Control)回路であり、トラックエラ
ー信号TESを全信号(全反射レベル)DCSで割り、全反射
レベルを参照値としたAGCを行うものであり、照射ビー
ム強度や反射率の変動補正をするもの、33は位相補償回
路であり、ゲインを与えられたトラックエラー信号TES
を微分し、トラックエラー信号TESの比例分と加え、高
域の位相を進ませるものである。
34aはゼロクロス検出器であり、トラックエラー信号T
ESのゼロクロス点を検出し、MPU5へトラックゼロクロス
信号TZCを出力するもの、34bはオフトラック検出回路で
あり、トラックエラー信号TESがプラス方向の一定値V0
以上になった及びマイナス方向の一定値−V0以下になっ
たこと、即ちオフセット状態になったことを検出してオ
フトラック信号TOSをMPU5へ出力するものである。
35はサーボスイッチであり、MPU5のサーボオン信号SV
Sのオンで閉じ、サーボループを閉じ、オフで開き、サ
ーボループを開くもの、36は復帰信号作成回路であり、
TP作成回路82からのトラックポジション信号TPSから第
3図(C)のアクチュエータ28の中心位置へ向かうトラ
ック方向の復帰力を発生する復帰信号RPSを作成するも
の、37はロックオンスイッチであり、MPU5のロックオン
信号LKSのオンで閉じ、サーボループに復帰信号RPSを導
き、オフで開き、復帰信号RPSのサーボループへの導入
をカットするもの、38は反転アンプであり、サーボスイ
ッチ36とロックオンスイッチ38の出力とを加えたものか
ら偏心スイッチ7aの出力を差し引いて反転するもの、39
はパワーアンプであり、反転アンプ38の出力を増幅して
トラック駆動電流TDVをトラックアクチュエータ21に与
えるものである。
(b) 波形記憶部の説明 第4図は本発明の一実施例波形記憶部の構成図、第5
図は本発明の一実施例波形記憶部の動作説明図である。
第4図中、第1図、第2図で示したものと同一のもの
は同一の記号で示してあり、77はクロック発生部であ
り、水晶発振器を有し、第5図に示すクロックCLを発生
するもの、77はメモリ制御部であり、クロックCLからア
ドレスカウントクロックACLを発生し、且つMPU5からの
モード信号WRMに応じて、チップセレクト信号CS又はラ
イトイネーブル信号WEを発生するものである。
メモリ制御部77は、クロックCLを計数する5進カウン
タで構成され、QB端子から第5図(A)のアドレスクロ
ックACLを、RCO端子から第5図(A)のタイミングクロ
ックTCLを発生する同期カウンタ770と、ライトイネーブ
ル信号WEをモード信号WRMが“0"(記憶モード指示)の
時に発生するため、モード信号WRMとタイミングクロッ
クとのオアをとるオアゲート771とインバータ772と、チ
ップセレクト信号CSをモード信号WRMが“1"(再生モー
ド指示)の時に発生するため、モード信号WRMとタイミ
ングクロックTCLとのアンドをとり反転して出力するNOT
アンドゲート773と、同期カウンタ770を5進アウンタと
して動作させるため、タイミングクロックTCLを反転し
て、カウンタ770のロード端子に入力するインバータ774
を有する。
アドレス生成部73は、16キロビットのメモリ70に対し
14ビットのアドレスA0〜A13を与えるものであり、アド
レスクロックACLを入力クロックとし、下位4ビットの
アドレスA0〜A3を発生する下位アドレスカンウタ73a
と、アドレスカウンタ73aの最上位出力A3をクロックと
し、上位10ビットのアドレスA4〜A13を発生する上位ア
ドレスカウンタ73bを有する。
フイルタ部74は、積分器を構成する抵抗r1とコンデン
サCと出力抵抗r2とを有し、メモリ70の出力DOを電圧源
とみなし、DO=“1"なら5V,DO=“0"ならOVの入力が与
えられ、積分動作によって高周波成分を落として出力す
る。
11はモータ同期制御部であり、スピンドルモータ1aの
位置信号とクロックCLとで速度及び位相同期してスピン
ドルモータ1aを定速度制御するもの、12はモータドライ
バであり、モータ同期制御部11の出力でスピンドルモー
タ1aを駆動するものである。
次に、第5図を用いて波形記憶/再生動作について説
明する。
クロック発生部76のクロックCLは、メモリ制御部77の
同期カウンタ770に入力される。
同期カウンタ770はクロックCLを5分周し、QB端子よ
りアドレスクロックACL、RCO端子よりタイミングクロッ
クTCLを発生する。
アドレスクロックACLは、下位カウンタ73aに入力し、
カウンタ73aはアドレスクロックACLの立下りで、計数動
作し、アドレスの更新を行う。
一方、タイミングクロックTCLは、アドレスクロックA
CLの周期の中央より1クロック遅れた時点で発生され
る。
従ってライトイネーブル信号WE、チップセレクト信号
CSは1アドレス周期の間に発生されるので、メモリ70の
当該アドレスの出力データDOは、第5図(A)の如くチ
ップセレクト信号CS、ライトイネーブル信号WEで分断さ
れる。
次に第5図(B)のように、正弦波状の入力位置信号
TPSが入力されると、メモリ70は全て“0"であるから、
フイルタ部74の再生出力TPS′は初期値は「0」であ
る。
比較アンプ75は、入力TPS′が出力TPS′より大であれ
ば、“1"を、逆なら“0"を書込データとしてメモリ70に
与える。
MPU5は、記憶モードでは、モード信号WRMを“0"と
し、インバータ772より第5図(A)、(B)に示すラ
イトイネーブル信号WEをメモリ70に与える。
メモリ70は、ライトイネーブル信号WEの入力毎にアド
レス生成部73の指示するアドレス位置に比較アンプ75の
書込みデータを書込む。
例えば、アドレスal+1がメモリ70に与えられている
時に、ライトデータが“1"なら、ライトイネーブル信号
によって当該アドレスの記憶データDl+1は“0"から
“1"に変化する。
このため、メモリ70の出力DOも“0"から“1"に変化す
る。
即ち、メモリ70に“1"が記憶されると、フイルタ手段
74を通した出力TPS′は前の状態より電圧レベルが高く
なり、逆に“0"が記憶されると、出力TPS′は前の状態
より電圧レベルが低くなる。
従って、第5図(B)に示すように最初は、出力TP
S′が入力TPSより小のため、比較アンプ75の出力は“1"
となりライトイネーブル信号WEによってメモリ70に書込
まれることで、出力TPS′のレベルが上昇する。
このような動作により結局出力TPS′は入力TPSのレベ
ルに追従することになる。
メモリ70のアドレスは前述の如く、刻々変化するた
め、入力TPSの波形をメモリ70が記憶し、出力TPS′とし
て出力することになる。
即ち、入力TPSに対し、第5図(B)の如くの書込デ
ータDinとなり、出力DOによるフイルタ部74の再生出力T
PS′は入力TPSに追従する。
このことはアナログ波形がデルタ変調されて記憶され
ることになる。
図では、動作の理解のため出力TPS′を粗く示してい
るが、実際には、入力TPSの一周期に対し、約16000サン
プルされるので、より入力TPSに近い滑らかな信号であ
る。
クロック発生部76のクロックCLはスピンドルモータ1a
の基準クロックとなっているので、光ディスク71の回転
に同期して偏心波形が一周期分(1回転分)メモリ70に
記憶される。
一方、再生では、モード信号WRMが“1"となり、NOTア
ンドゲートよりチップセレクト信号CSが与えられるの
で、第5図(A)と同様に出力DOから記憶された書込デ
ータが出力され、フイルタ部74でえ再生波形TPS′を出
力する。
この時ライトイネーブル信号WEは発せられないので、
書込みは行われない。
このような波形記憶部7は、A/D、D/Aコンバータを用
いず、アナログ波形の記憶/再生ができ、安価な比較ア
ンプ、フイルタで実現でき、大幅に低価格化できるばか
りか、MPU5の介在も最小限で済み、より経済的である。
(c) 一実施例の動作の説明 第6図は本発明の一実施例アクセス処理フロー図であ
る。
電源投入後及び光ディスクの交換後に、MPU5はトラ
ックサーボ制御をオンとする。
即ち、サーボオン信号SVSを“1"とし、サーボスイッ
チ35を閉としてトラックエラー信号TESのサーボループ
を形成する。
一方、ロックオン信号LKS、偏心オン信号HFSとも“0"
のままで、ロックオンスイッチ37及び偏心スイッチ7aは
オフのままとしておく。
従って、サーボ引込みが開始され、光ビームBSはトラ
ックに追従するようサーボ引込みが行われる。
MPU5は、オフトラック信号TOSを一定期間発生され
なくなり且つトラックゼロクロス信号TZCに一定時反転
がないと判定するとサーボ引込み完了と判定する。
この状態では、トラックアクチュエータ21によって光
ビームBSはトラックに追従して移動しており、位置セン
サ29の出力によるトラック位置信号TPSはこのトラック
アクチュエータ21、即ち光ビームの追従動作に従った波
形を示している。
即ち、光ディスクの偏心波形を出力している。
この時、MPU5は、モード信号WRMを“1"とし、波形記
憶部7のメモリ制御部77に記憶モードを指示する。
従って、第4図及び第5図で示したように、位置セン
サ29によるトラック位置信号TPSが偏心情報としてメモ
リ70に1回転分記憶される。
MPU5は、光ディスク1の1回転信号であるホームポジ
ション信号に応じてモード信号WRMを“1"にしてから光
ディスク1の1回転分、即ち次のホームポジション信号
が到来するまで、モード信号WRMを“1"とし続ける。
MPL5は一回転待ちが終わると、モード信号WRMを
“1"から“0"に戻し、波形記憶部7に再生モードを指示
する。
従って、波形記憶部7には丁度一回転部のトラック位
置信号TPSが記憶される。
この時、モード信号WRMを“1"として、波形記憶部7
が再生波形TPS′を出力しても、偏心スイッチ7aがオフ
のままのため、トラックサーボ制御部3には偏心波形が
注入されない。
従って、光ビームはトラックサーボによって、トラッ
ク追従動作を行っているままである。
MPU5は、上位からのシーク命令待ちとなる。
上記からのシーク命令がMPU5に到来すると、MPU5は
移動のため、トラックサーボをオフとする。
このため、MPU5は、サーボオン信号SVSを“0"とし、
サーボスイッチ35をオフとしてトラックサーボループを
開放し、ロックオン信号LKSと偏心オン信号HFSを“1"と
する。
従って、ロックオンスイッチ37がオンとなり、偏心ス
イッチ7aもオンとなる。
このため、トラック位置信号TPSによる復帰信号作成
回路36の復帰制御信号RPSが反転アンプ38の側に、波
形記憶部7の再生偏心波形TPS′が反転アンプ38の側
に入力される。
従って、光ヘッド2のアクチュエータ28はトラックコ
イル21によって、RPSをフィードバック信号として偏心
波形TPS′によって駆動され、光ビームBSを記憶した偏
心波形に沿って移動させる。
そして、MPU5は、この状態で移動部(ステップモー
タ)6を目標トラックまでのステップ数位置付け駆動
し、光学ヘッド2を目標トラックに移動させる。
MPU5は、ステップモータ6の駆動終了後トラックサ
ーボをオンにする。
このため、MPU5は、サーボオン信号SVSをオンとし、
サーボスイッチ35を閉じ、サーボ引込みを開始する。
即ち、TES作成回路30で作成され、AGC回路32でAGC制
御され、ゲインが付与されたトラックエラー信号TES
は、位相補償回路34で位相補償され、サーボスイッチ35
より反転アンプ38に入り、トラックエラー信号TESのサ
ーボループが形成される。
これとともに、MPU5はロックオン信号LKS、偏心オン
信号HFSを“0"とし、ロックオンスイッチ37と偏心スイ
ッチ7aをオフとする。
従って、復帰制御信号RPS及び再生偏心波形TPS′は反
転アンプ38に入力されない。
このことは、サーボオン直前まで、光ビームは偏心補
正制御されているので、光学ヘッド2の移動後のトラッ
クエラー信号TESの周波数は低くなり、その状態でサー
ボオンとなるから、サーボ引込みが行われ易い。
即ち、トラックエラー信号TESの周波数の低い状態で
サーボ引込みが開始でき、サーボ引込み時間が短時間で
済む。
その後、MPU5はリード又はライト命令を受けると、
リード/ライトを実行し、ステップに戻る。
このようにして、トラックサーボオフの状態でも光デ
ィスク1の偏心に沿ってアクチュエータを動かすことが
でき、トラックとの相対速度が小となり、この状態でト
ラックサーボをオンとしトラックサーボ引込みを短時間
で実現できる。
しかも、このための波形記憶部の構成を簡単にでき、
又移動部6にステップモータという安価なものを用いる
ことができ、低価格で実現できる。
(d) 他の実施例の説明 上述の実施例において、波形記憶部7を第4図のもの
で説明したが、請求項2項においては、従来の波形記憶
部を含む他の周知の波形記憶部であってもよい。
又、トラックアクチュエータを偏心波形で駆動してい
るが、請求項1項においては、偏心波形で移動部6のモ
ータを駆動するようにしてもよい。
更に、反射型の光ディスク装置で説明したが、透過型
のものに適用してもよく、受光器26も4分割受光器の例
で説明したが、2分割受光器等周知のトラックエラー信
号を得られる受光器を用いることもでき、トラックエラ
ー信号の作成もプシェプル法に限られない。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明は本発
明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明からこ
れらを排除するものではない。
〔発明の高価〕
本発明によれば、偏心補正制御を行ってトラックサー
ボ引込み時間を短縮し、アクセス速度を向上することを
簡易な構成の波形記憶部で実現できるという効果を奏
し、安価にアクセス速度を向上できる。
又、偏心補正制御をトラックアクチュエータに対して
行うことにより、アクセス速度の向上を高価な移動モー
タを用いずに実現できるという効果を奏し、安価にアク
セス速度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明の一実施例ブロック図、 第3図は第2図構成の光学ヘッドの構成図、 第4図は第2図構成の波形記憶部の構成図、 第5図は第4図構成の波形記憶部の動作説明図、 第6図は本発明の一実施例アクセス処理フロー図、 第7図は光ディスクのトラックサーボ説明図、 第8図は従来技術の説明図である。 図中、1……光ディスク、 2……光学ヘッド、 3……トラックサーボ制御部、 5……制御部、 6……移動部、 7……波形記憶部、 17……トラックアクチュエータ、 29……位置センサ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する光ディスク(1)に対し、光ビー
    ムを照射し、該光ディスク(1)からの光を受光する光
    学ヘッド(2)と、 該光学ヘッド(2)の受光信号からトラックエラー信号
    を作成し、該光学ヘッド(2)のトラックアクチュエー
    タ(21)を制御し、該光ビームをトラック追従制御する
    トラックサーボ制御部(3)と、 該光学ヘッド(2)を移動する移動手段(6)と、 該トラックアクチュエータ(21)の動きを検出する位置
    センサ(29)と、 該位置センサ(29)の出力を偏心情報として記憶する波
    形記憶部(7)とを有し、 該波形記憶部(7)の偏心情報で該光ビームを移動させ
    て、該トラックサーボ制御部(3)によるトラック追従
    制御を行うようにした光ディスク装置において、 該波形記憶部(7)を、 メモリ(70)と、 該メモリ(70)のアドレス生成部(73)と、 該メモリ(70)の記憶したデータから再生アナログ偏心
    波形を生成するフイルタ部(74)と、 該位置センサ(29)の出力と該フイルタ部(74)の再生
    アナログ偏心波形を比較し、該メモリ(70)の書込みデ
    ータを生成する比較部(75)とで構成したことを 特徴とする光ディスク装置のトラックアクセス制御方
    式。
  2. 【請求項2】回転する光ディスク(1)に対し、光ビー
    ムを照射し、該光ディスク(1)からの光を受光する光
    学ヘッド(2)と、 該光学ヘッド(2)の受光信号からトラックエラー信号
    を作成し、該光学ヘッド(2)のトラックアクチュエー
    タ(21)を制御し、該光ビームをトラック追従制御する
    トラックサーボ制御部(3)と、 該光学ヘッド(2)を移動する移動手段(6)と、 該トラックアクチュエータ(21)の動きを検出する位置
    センサ(29)と、 該位置センサ(29)の出力を偏心情報として記憶する波
    形記憶部(7)とを有し、 該波形記憶部(7)の偏心情報で該光ビームを移動させ
    て、該トラックサーボ制御部(3)によるトラック追従
    制御を行うようにした光ディスク装置において、 該波形記憶部(7)を、 偏心データをデルタ変調形式で格納するメモリ(70)
    と、 該メモリ(70)のアドレス生成部(73)と、 該メモリ(70)の記憶したデータから再生アナログ偏心
    波形を生成するとともに、該位置センサ(29)の出力と
    該再生アナログ偏心波形を比較し、該メモリ(70)の書
    込みデータを生成するメモリ制御部(74、75)とで構成
    し、 該波形記憶部(7)の該再生アナログ偏心波形で該トラ
    ックアクチュエータ(21)を駆動するようにしたことを 特徴とする光ディスク装置のトラックアクセス制御方
    式。
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