JP2006147052A - 光ディスク装置 - Google Patents

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    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head

Abstract

【課題】
RF信号の記録されていない未記録部が存在するディスクに対しても高速シーク、高速アクセスが可能で、かつ、コストを大きく抑えることができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】
光ピックアップ5より光ディスク1にメインビームとサブビームを照射し、メインビームの反射光およびサブビームの反射光に基づきトラッキング誤差信号生成回路9でトラッキング誤差信号が生成される過程でSPP生成回路8で生成されるサブビームプッシュプル信号に基づきシフト信号を検出する。そして粗サーチ回路11による光ピックアップ移動時、検出されたシフト信号が0となるように対物レンズ6のアクチュエータを駆動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は記録媒体となるディスクに光を照射し、記録された信号を読み取る装置に関する。
光ディスク装置は、光ディスク上の現在の再生トラックから離れたトラックへのアクセスを行うシーク動作時、トラッキングサーボをオフにして、まず光ピックアップを光ディスクの半径方向へ高速に動かす動作を行う。従来、本動作時にトラッキングサーボはオフのため、対物レンズを支持する力はばねによる作用力のみであるから、光ピックアップの急激な加速によって対物レンズが振動していた。そのため、フォーカスサーボが外れたり、光ピックアップ移動後も対物レンズの振動がすぐに収まらずトラッキングサーボの引き込みが遅れる等の問題があり、高速シーク、高速アクセスへの支障となっていた。
そこで例えば特許文献1に、対物レンズアクチュエータ駆動用の駆動コイルを駆動する駆動回路の出力インピーダンスを切り替えることができるディスク再生装置が開示されている。これによれば、光ピックアップ移動時に駆動回路の出力インピーダンスを低くすることで、駆動コイルの逆起電力により対物レンズアクチュエータの振動がクランプされ減少する。従って、シーク、アクセスの時間が短縮できる。
しかし上記の方法では、光ピックアップ移動時の対物レンズの振動を抑えることはできるが、完全に0に振動を抑えることはできない。そこで例えば特許文献2に、対物レンズのシフト量を検出するセンサを用いたり、センサを用いずビームの光ディスクにおける反射光に基づくトラッキング誤差信号とRF信号を用いて対物レンズのシフト量を検出し、光ピックアップを光ディスクの半径方向へ高速に動かす動作中、対物レンズのシフト量を一定値に制御するものが開示されている。本方法によれば、光ピックアップ移動時の対物レンズの振動をほぼ0に抑えることができる。
特開昭60−151879号公報 特開昭59−84353号公報
しかし上記センサを用いた方法では、わざわざセンサを取り付ける必要があり、センサからの信号を処理する回路も別途必要であり、コストが高くなる。
また、上記のトラッキング誤差信号とRF信号を用いる方法では、光ディスクがRF信号の記録されていない未記録部が存在するディスクであれば、RF信号が検出されないので、シフト量を検出できない。従って、RF信号の記録されていない未記録部が存在するディスクには本方法による対物レンズのシフト量制御は適用できない。また、RF信号の処理等に非常に複雑な回路が必要となり、コストが高くなる。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、RF信号の記録されていない未記録部が存在するディスクに対しても高速シーク、高速アクセスが可能で、かつ、コストを大きく抑えることができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光ディスク装置は、光源と、該光源からのビームを光ディスクに集光させる対物レンズと該対物レンズを駆動させる対物レンズアクチュエータとを有する光ピックアップと、該光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させるスレッド手段と、前記光ディスクの目標トラックにアクセスするため前記スレッド手段を用いて前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させる光ピックアップ移動手段とを備える光ディスク装置において、前記ビームの前記光ディスクにおける反射光に基づく信号のうち、前記反射光に基づきトラッキング誤差信号を生成する過程で生成されるプッシュプル信号に基づき前記対物レンズのシフト信号を検出するシフト信号検出手段と、前記光ピックアップ移動手段が動作するとき、前記シフト信号検出手段によって検出された前記シフト信号に基づき前記対物レンズアクチュエータを駆動させるシフト量制御手段とを備えることを特徴とする(第1の構成と呼ぶ)。
このような構成によれば、プッシュプル信号からシフト信号を検出するので、光ディスクにRF信号が記録されていない未記録部が存在してもシフト信号を検出でき、対物レンズのシフト量制御が可能であり、RF信号の未記録部が存在するディスクに対しても高速シーク、高速アクセスが可能となる。また、シフト信号の検出にRF信号を必要としないため、複雑な処理回路が不要となり、コストを大きく抑えることができる。
また、本発明の光ディスク装置は、第1の構成の光ディスク装置において、前記光源からのビームからメインビームおよび少なくとも一つのサブビームを生成するビーム生成手段を備え、前記メインビームおよび前記サブビームが前記対物レンズによって前記光ディスクに集光され、前記メインビームの前記光ディスクにおける反射光に基づきトラッキング誤差成分とオフセット成分とを含むメインビームプッシュプル信号を生成するメインビームプッシュプル信号生成手段と、前記サブビームの前記光ディスクにおける反射光に基づきトラッキング誤差成分がほぼ0でオフセット成分を含むサブビームプッシュプル信号を生成するサブビームプッシュプル信号生成手段と、前記メインビームプッシュプル信号と前記サブビームプッシュプル信号とに基づき前記トラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段とを備え、前記シフト信号検出手段は前記サブビームプッシュプル信号に基づき前記シフト信号を検出することを特徴とする(第2の構成と呼ぶ)。
このような構成によれば、サブビームのプッシュプル信号に基づきシフト信号を検出するので、光ディスクにRF信号が記録されていない未記録部が存在してもシフト信号を検出でき、対物レンズのシフト量制御が可能であり、RF信号の未記録部が存在するディスクに対しても高速シーク、高速アクセスが可能となる。
また、上記特許文献2の従来技術では、シフト信号を検出するにはトラッキング誤差信号とRF信号に基づく信号を光ディスクに依存した最適な配分で合成する必要があり、最適な配分を調整できなれば、トラッキング誤差に同期したノイズが発生し、正確なシフト量制御ができない。しかし、第2の構成によれば、トラッキング誤差成分がほぼ0でオフセット成分を含むサブビームプッシュプル信号から直接シフト信号を検出できるので、このような問題は起こらない。
また、第2の構成によれば、サブビームの配置によらず正確な対物レンズのシフト信号が検出できるので、サブビームを配置調整しなくてもシフト量制御において十分な性能が得られる。
また、本発明の光ディスク装置は、第1または第2の構成の光ディスク装置において、前記トラッキング誤差信号に基づき前記対物レンズアクチュエータを駆動させトラッキング制御するトラッキング制御手段と、前記シフト量制御手段と前記トラッキング制御手段とを切り替える切替手段とを備えることを特徴とする(第3の構成と呼ぶ)。
このような構成によれば、対物レンズのシフト量制御により、シーク動作における光ピックアップ移動後、対物レンズの振動は抑えられており、対物レンズの制御をトラッキングサーボに切り替えることで、トラッキングサーボを素早く安定に引き込める。
また、本発明の光ディスク装置は、第1〜第3のいずれかの構成の光ディスク装置において、前記トラッキング誤差信号に基づき前記対物レンズアクチュエータを駆動させトラッキング制御するトラッキング制御手段を備え、前記トラッキング制御のとき、前記シフト信号に基づき前記スレッド手段を駆動させることを特徴とする(第4の構成と呼ぶ)。
このような構成によれば、重力方向に関係なく検出できる対物レンズのシフト信号を用いてトラッキングサーボ時の対物レンズを光源光軸からずれないよう制御でき、光ディスク装置の設置方向によるトラッキングサーボの性能悪化がなくなる。
また、本発明の光ディスク装置は、第1〜第4のいずれかの構成の光ディスク装置において、前記シフト信号にオフセット補正を加えることを特徴とする。
このような構成によれば、光ピックアップの組立精度が悪くても、正確なシフト信号を検出でき、現実の光ディスク装置の生産が可能となる。
本発明の光ディスク装置によれば、RF信号の記録されていない未記録部が存在するディスクに対しても高速シーク、高速アクセスが可能で、かつ、コストを大きく抑えることができる。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態である位相シフトDPP法を用いた光ディスク装置の構成を示す。ただし、本発明に関わる部分の構成のみ示す。
光ディスク1はスピンドルモータ3の軸2を介して回転しており、回転している光ディスク1に光ピックアップ5内の光源からのビームを対物レンズ6で集光することで光ディスク1の再生が行われる。スピンドルモータ3は光ディスク1の線速度が一定となるよう、不図示のコントローラにより制御されている。制御アクチュエータとしては、光ピックアップ5内の対物レンズ6を操作する対物レンズアクチュエータと、光ピックアップ5を光ディスク1の半径方向に移動させるスレッドモータ4を備える。
光ディスク1に光ピックアップ5より照射したメインビームの反射光は光ピックアップ5内の2分割検出器で受光され、その光検出信号に基づきMPP生成回路7でメインビームプッシュプル信号が生成される。このメインビームプッシュプル信号はトラッキング誤差成分と対物レンズのシフトによるオフセット成分を含む。
また、メインビームを光ディスク1に照射した位置とは別の位置に光ピックアップ5よりサブビームが2つ照射され、その反射光が光ピックアップ5内の各サブビームに対応した2分割検出器で受光され、その光検出信号に基づきSPP生成回路8でサブビームプッシュプル信号が生成される。このサブビームプッシュプル信号のトラッキング誤差成分は後述する方法でほぼ0であり、対物レンズのシフトによるオフセット成分のみを含む。
トラッキング誤差信号生成回路9では、メインビームプッシュプル信号からサブビームプッシュプル信号を、オフセット成分がキャンセルできる比率で減算し、トラッキング誤差信号を生成する。
また、SPP生成回路8で生成されたサブビームプッシュプル信号は前述のようにトラッキング誤差成分がほぼ0でオフセット成分のみの信号であるので、この信号を対物レンズのシフト信号として検出できる。従って、トラッキング誤差信号を生成する過程で生成されるサブビームプッシュプル信号からシフト信号を検出できる。
上記のトラッキング誤差信号およびシフト信号を用いて本実施形態の光ディスク装置は以下のような制御を行う。
現在の再生トラックから離れたトラックへのアクセスを行うシーク動作時、まず光ピックアップの移動を行うが、そのときスイッチ13は制御信号生成回路12の出力側に、スイッチ14は粗サーチ回路11の出力側に切り替える。
粗サーチ回路11は、トラッキング誤差信号生成回路9が生成したトラッキング誤差信号のゼロクロスをカウントし、このカウント値がシーク目標のトラックまでのトラック横断本数に一致するまで、スレッドモータドライバ16を介してスレッドモータ4を駆動させ、光ピックアップ5を光ディスク1の半径方向へ動かす。
この間、SPP生成回路8で検出されるシフト信号が0となるように制御信号生成回路12が制御信号を生成し、それを対物レンズアクチュエータドライバ15に与え、光ピックアップ5内の対物レンズアクチュエータを駆動する。これにより、光ピックアップ移動時の対物レンズ6の振動をほぼ0とすることができる。
トラッキング誤差信号のゼロクロスカウント値がシーク目標のトラックまでのトラック横断本数に一致すると光ピックアップの移動が終了し、スイッチ13を制御信号生成回路10の出力側に、スイッチ14を制御信号生成回路12の出力側に切り替える。
すると、トラッキング誤差信号生成回路9が生成するトラッキング誤差信号が0となるよう制御信号生成回路10が制御信号を生成し、それを対物レンズアクチュエータドライバ15に与え、光ピックアップ5内の対物レンズアクチュエータを駆動することでトラッキングサーボが行われる。このとき、対物レンズ6の振動が抑えられているので、素早くトラッキングサーボを引き込むことができる。
その間、SPP生成回路8で検出されるシフト信号が0となるように制御信号生成回路12が制御信号を生成し、それをスレッドモータドライバ16に与え、スレッドモータ4を駆動させ、光ピックアップ5を光ディスク1の半径方向へ動かす。これにより、対物レンズ6の位置が光源光軸上に制御され、光学的に最良のシフト位置に制御される。
トラッキングサーボ引き込み後、現在位置がシーク目標のトラックでなければ、さらにいわゆる精サーチを行い、シーク目標のトラックにアクセスされる。
シーク目標のトラックへのアクセス後のトラッキングサーボ時、上記のシフト信号が0となるようなスレッド制御が行われる。
なお、制御信号生成回路12は、対物レンズ6と光ピックアップ5内の受光素子の取り付け位置精度等に起因するシフト信号のオフセットを補正する補正回路も含んでいる。例えば、対物レンズのシフト量が0の状態でのシフト信号(ADコンバータでデジタル化)をオフセットとして、あらかじめ不図示のメモリに記憶させておき、使用時にメモリからこのオフセットを読み出し、シフト信号を補正する。
次に、本実施形態で用いた位相シフトDPP法について以下説明する。図2に、位相シフトDPP法における各検出信号を示す。図2(b)のように、サブビームプッシュプル信号のトラッキング誤差成分をサブビームの位置に関わらずほぼ0にすることで、メインビームプッシュプル信号(図2(a))からサブビームプッシュプル信号(図2(b))をオフセット成分がキャンセルできる比率で減算して図2(c)のようなトラッキング誤差信号が検出できる。また、サブビームプッシュプル信号(図2(b))にはオフセット成分のみが含まれることになるから、サブビームプッシュプル信号を直接シフト信号として検出することができる。
サブビームの位置に関わらずサブビームプッシュプル信号のトラッキング誤差成分は0であるので、サブビームの配置によらず図2(b)のようなオフセット成分のみのサブビームプッシュプル信号が得られ、サブビームの配置調整をしなくても、シフト信号を検出できる。サブビームプッシュプル信号のトラッキング誤差成分をほぼ0とする方法としては、サブビームの一部に位相差を持たせる方法を採る。本方法について以下述べる。
図3(a)に光ピックアップ5内の構成を示す。レーザーダイオード17から射出されたレーザービームがコリメータレンズ18を介し、回折格子19に入光する。回折格子19において、入光したレーザービームから、1つの0次光のメインビームと、2つの1次光のサブビームが生成される。このメインビームとサブビームがビームスプリッタ20を通過した後、対物レンズ6で集光され、メインビームスポット23、サブビームスポット24、25が光ディスク1に形成される。光ディスク1で反射された反射光は対物レンズ6およびビームスプリッタ20を通過し、集光レンズ21でメインビーム用2分割検出器22a、サブビーム用2分割検出器22b、22cに集光され、光検出信号が生成される。ここで回折格子19は、図3(b)のように、サブビームの1/4領域が他の領域に比べ位相が180°シフトするように、位相シフト領域R1でスリットを変化させている。
図4に、サブビーム用2分割検出器22b(図3)または22c(図3)における受光の様子を示す。サブビームの反射光のうち、0次光L1、-1次光L2、+1次光L3が重なり合うように受光され、0次光L1の領域が光検出領域となる。それぞれの反射光は前述の回折格子19(図3)によって、1/4領域R2が他の領域に比べ、位相が180°シフトしている。光検出領域を図4のように4つの領域(ABCD)に分割すると、各領域での光量は(1)式〜(4)式で表される。ただし、Ii(iは各領域を示す)は各領域の光量、E0は0次光の振幅、E1は±1次光の振幅、φ1は0次光と±1次光の位相差(トラック溝深さに関係するもの)、xはトラック中心からの変位量、pはトラックのピッチ、S0は光検出領域の1/4領域において0次光のみ存在する領域の面積、S1は光検出領域の1/4領域において0次光と±1次光が重複する部分の面積、とする。
よって、光検出領域を2分割した場合の受光量の差であるプッシュプル信号は(5)式のようにサブビームスポットの位置に関わらず0となる。そして対物レンズがシフトした場合にそれに応じたオフセット成分のみが現れる。
Figure 2006147052
以上の方法により、サブビーム用2分割検出器22b(図3)および22c(図3)からの電気信号に基づきSPP生成回路8(図1)で生成されるサブビームプッシュプル信号のトラッキング誤差成分をサブビームの位置に関わらずほぼ0とすることができ、サブビームプッシュプル信号には対物レンズのシフト量に比例するオフセット成分のみが含まれることになるから、これをシフト信号として検出することができる。そして、検出されたシフト信号を、シーク動作における光ピックアップ移動時の対物レンズ6の振動制御と、トラッキングサーボ時の光ピックアップのスレッド制御に用いることで、シーク動作とトラッキングサーボの両方で従来にない高性能を得ることができる。
(第2の実施形態)
図5に、本発明の第2の実施形態であるDPP法を用いた光ディスク装置の構成を示す。ただし、図1(第1の実施形態)と同一の構成要素には同一の符号を付す。図5の図1との相違点は、オフセット信号生成回路26である。また、本実施形態は前述した第1の実施形態とトラッキング誤差信号およびシフト信号の生成方法が異なる。また、本実施形態でも光源からのビームから光ピックアップ5内の回折格子によってメインビームと2つのサブビームが生成され、対物レンズ6によって光ディスク1に集光される。
ここで、本実施形態の特徴であるDPP法について図6を用いて説明する。DPP法では位相シフトDPP法のようにサブビームの一部に位相シフトを与えることはしない。メインビームの光ディスクからの反射光の光検出信号からメインビームプッシュプル信号を生成する。このメインビームプッシュプル信号は、図6(a)に示すように、トラッキング誤差成分に、対物レンズのシフト量に対応するオフセット成分を加えた信号となる。一方メインビームとトラック半本分ずれた位置に照射するサブビームの反射光の光検出信号からサブビームプッシュプル信号を生成する。このサブビームプッシュプル信号は、図6(b)に示すように、メインビームプッシュプル信号と位相が180°ずれたトラッキング誤差成分と、対物レンズのシフト量に対応したオフセット成分が加算された信号となる。そして、メインビームプッシュプル信号からサブビームプッシュプル信号をオフセット成分がキャンセルできる比率で減算することで、図6(c)に示すような、オフセット成分がキャンセルされた、振幅がメインビームプッシュプル信号の2倍であるトラッキング誤差信号が検出される。
また、メインビームプッシュプル信号にサブビームプッシュプル信号をトラッキング誤差成分がキャンセルできる比率で加算することで、図6(d)に示すような、メインビームプッシュプル信号の2倍のオフセットが検出され、このオフセットを対物レンズのシフト信号として検出することができる。なお、メインビームプッシュプル信号にサブビームプッシュプル信号を加算する比率は、光ピックアップにのみ影響を受け、上記特許文献2の従来技術におけるトラッキング誤差信号とRF信号に基づく信号の合成配分のようにディスク依存性はないので、本方法ではシフト信号の精度が向上する。
図5において以上のような方法で、MPP生成回路7で生成されるメインビームプッシュプル信号およびSPP生成回路8で生成されるサブビームプッシュプル信号とから、トラッキング誤差信号生成回路9でトラッキング誤差信号が生成され、オフセット信号生成回路26でオフセットすなわちシフト信号が生成される。従って、トラッキング誤差信号を生成する過程で生成されるメインビームプッシュプル信号およびサブビームプッシュプル信号からシフト信号を検出できる。
上記で生成されたトラッキング誤差信号およびシフト信号を用いた本実施形態の光ディスク装置における制御(スイッチ13、14の切り替え動作も含む)は、前述した第1の実施形態と同様である。
は、本発明の光ディスク装置の第1の実施形態の構成を示す図である。 は、位相シフトDPP法における各検出信号を示す図である。 は、第1の実施形態の光ピックアップ内の構成を示す図である。 は、サブビーム用2分割検出器における受光の様子を示す図である。 は、本発明の光ディスク装置の第2の実施形態の構成を示す図である。 は、DPP法における各検出信号を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 スピンドルモータの軸
3 スピンドルモータ
4 スレッドモータ
5 光ピックアップ
6 対物レンズ
7 MPP(メインビームプッシュプル信号)生成回路
8 SPP(サブビームプッシュプル信号)生成回路
9 トラッキング誤差信号生成回路
10 制御信号生成回路
11 粗サーチ回路
12 制御信号生成回路
13 スイッチ
14 スイッチ
15 対物レンズアクチュエータドライバ
16 スレッドモータドライバ
17 レーザーダイオード
18 コリメータレンズ
19 回折格子
20 ビームスプリッタ
21 集光レンズ
22a メインビーム用2分割検出器
22b サブビーム用2分割検出器
22c サブビーム用2分割検出器
23 メインビームスポット
24 サブビームスポット
25 サブビームスポット
26 オフセット信号生成回路
L1 サブビーム反射光の0次光
L2 サブビーム反射光の-1次光
L3 サブビーム反射光の+1次光
R1 回折格子の位相シフト領域
R2 サブビーム反射光の位相シフト領域

Claims (5)

  1. 光源と、
    該光源からのビームを光ディスクに集光させる対物レンズと該対物レンズを駆動させる対物レンズアクチュエータとを有する光ピックアップと、
    該光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させるスレッド手段と、
    前記光ディスクの目標トラックにアクセスするため前記スレッド手段を用いて前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に移動させる光ピックアップ移動手段とを備える光ディスク装置において、
    前記ビームの前記光ディスクにおける反射光に基づく信号のうち、前記反射光に基づきトラッキング誤差信号を生成する過程で生成されるプッシュプル信号に基づき前記対物レンズのシフト信号を検出するシフト信号検出手段と、
    前記光ピックアップ移動手段が動作するとき、前記シフト信号検出手段によって検出された前記シフト信号に基づき前記対物レンズアクチュエータを駆動させるシフト量制御手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記光源からのビームからメインビームおよび少なくとも一つのサブビームを生成するビーム生成手段を備え、前記メインビームおよび前記サブビームが前記対物レンズによって前記光ディスクに集光され、
    前記メインビームの前記光ディスクにおける反射光に基づきトラッキング誤差成分とオフセット成分とを含むメインビームプッシュプル信号を生成するメインビームプッシュプル信号生成手段と、
    前記サブビームの前記光ディスクにおける反射光に基づきトラッキング誤差成分がほぼ0でオフセット成分を含むサブビームプッシュプル信号を生成するサブビームプッシュプル信号生成手段と、
    前記メインビームプッシュプル信号と前記サブビームプッシュプル信号とに基づき前記トラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段とを備え、
    前記シフト信号検出手段は前記サブビームプッシュプル信号に基づき前記シフト信号を検出することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記トラッキング誤差信号に基づき前記対物レンズアクチュエータを駆動させトラッキング制御するトラッキング制御手段と、
    前記シフト量制御手段と前記トラッキング制御手段とを切り替える切替手段とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記トラッキング誤差信号に基づき前記対物レンズアクチュエータを駆動させトラッキング制御するトラッキング制御手段を備え、
    前記トラッキング制御のとき、前記シフト信号に基づき前記スレッド手段を駆動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  5. 前記シフト信号にオフセット補正を加えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の光ディスク装置。
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