JPH0644585A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH0644585A JPH0644585A JP4201315A JP20131592A JPH0644585A JP H0644585 A JPH0644585 A JP H0644585A JP 4201315 A JP4201315 A JP 4201315A JP 20131592 A JP20131592 A JP 20131592A JP H0644585 A JPH0644585 A JP H0644585A
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- objective lens
- signal
- pickup
- tracking
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 対物レンズを制御してトラッキング制御する
光ディスク装置に関し、ピックアップを制動する際に対
物レンズの不要な振動を防いで短時間で所定トラックを
シークすることの出来る光ディスク装置を提供する。 【構成】 ピックアップ駆動部10は、ピックアップ1
3を移動制御して光ディスク8の所望のトラッキング位
置に制動する際に対物レンズ91に発生するトラッキン
グ方向への振動の速度及び方向をトラッキングエラー信
号TE及びミラー信号MIに基づいて検出する振動検出
部20と、検出結果(SV,SD)に応じて対物レンズ
91の振動方向と逆方向に対物レンズ91を駆動して対
物レンズ91のトラッキング方向への振動を抑制する振
動抑制部21とを含んでなる。
光ディスク装置に関し、ピックアップを制動する際に対
物レンズの不要な振動を防いで短時間で所定トラックを
シークすることの出来る光ディスク装置を提供する。 【構成】 ピックアップ駆動部10は、ピックアップ1
3を移動制御して光ディスク8の所望のトラッキング位
置に制動する際に対物レンズ91に発生するトラッキン
グ方向への振動の速度及び方向をトラッキングエラー信
号TE及びミラー信号MIに基づいて検出する振動検出
部20と、検出結果(SV,SD)に応じて対物レンズ
91の振動方向と逆方向に対物レンズ91を駆動して対
物レンズ91のトラッキング方向への振動を抑制する振
動抑制部21とを含んでなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に係り、
特に対物レンズを制御してトラッキング制御する光ディ
スク装置に関する。
特に対物レンズを制御してトラッキング制御する光ディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の光ディスク装置の一例で
あるCD(Compact Disc)プレーヤのブロック図である。
図8に示すCDプレーヤ2において、8は光ディスク、
9はディスク駆動部、10はピックアップ駆動部、11
は制御部、12は再生部、13はピックアップである。
あるCD(Compact Disc)プレーヤのブロック図である。
図8に示すCDプレーヤ2において、8は光ディスク、
9はディスク駆動部、10はピックアップ駆動部、11
は制御部、12は再生部、13はピックアップである。
【0003】制御部11のマイクロプロセッサ1は、ピ
ックアップ駆動部10、制御部11のサーボ回路4、再
生部12の信号処理プロセッサ5等を制御する。
ックアップ駆動部10、制御部11のサーボ回路4、再
生部12の信号処理プロセッサ5等を制御する。
【0004】ピックアップ13は受光素子19と、対物
レンズ91と、対物レンズ91を駆動して受光素子19
に結像させるアクチュエータ100とを含む。ピックア
ップ駆動部10はピックアップ13を制御するフィード
モータ17、及びフィードモータ17とアクチュエータ
100とを夫々駆動するフィードモータ駆動回路16、
アクチュエータ駆動回路18等により構成される。
レンズ91と、対物レンズ91を駆動して受光素子19
に結像させるアクチュエータ100とを含む。ピックア
ップ駆動部10はピックアップ13を制御するフィード
モータ17、及びフィードモータ17とアクチュエータ
100とを夫々駆動するフィードモータ駆動回路16、
アクチュエータ駆動回路18等により構成される。
【0005】ピックアップ駆動部10は、光ピックアッ
プ13が光ディスク8のスパイラル状のトラックをトラ
ッキングして対物レンズ91を介し受光素子19に結像
するようサーボ回路4よりの信号により駆動され、光デ
ィスク8に記録されたディジタル音声信号が受光素子1
9よりの電流信号PD(光検知信号)として検出され
る。
プ13が光ディスク8のスパイラル状のトラックをトラ
ッキングして対物レンズ91を介し受光素子19に結像
するようサーボ回路4よりの信号により駆動され、光デ
ィスク8に記録されたディジタル音声信号が受光素子1
9よりの電流信号PD(光検知信号)として検出され
る。
【0006】この光検知信号PDは再生部12のRF増
幅回路3により電流−電圧変換されてRF増幅され、サ
ーボ回路4に供給されると共に再生部12の信号処理プ
ロセッサ5に供給される。サーボ回路4では、トラッキ
ングエラー信号TE、ミラー信号MI、フォーカスエラ
ー信号、スピンドルモータ駆動信号等の信号が生成さ
れ、ディスク駆動部9及びピックアップ駆動部10の駆
動に使用される。
幅回路3により電流−電圧変換されてRF増幅され、サ
ーボ回路4に供給されると共に再生部12の信号処理プ
ロセッサ5に供給される。サーボ回路4では、トラッキ
ングエラー信号TE、ミラー信号MI、フォーカスエラ
ー信号、スピンドルモータ駆動信号等の信号が生成さ
れ、ディスク駆動部9及びピックアップ駆動部10の駆
動に使用される。
【0007】信号処理プロセッサ5に供給されたRF増
幅された光検知信号は、CDのデータのフォーマットに
応じて、複号化、エラー処理等の所定の処理がされた
後、D/Aコンバータ6によりアナログ音声信号に変換
される。再生信号であるアナログ音声信号PBは音声信
号増幅回路7により増幅されて出力される。
幅された光検知信号は、CDのデータのフォーマットに
応じて、複号化、エラー処理等の所定の処理がされた
後、D/Aコンバータ6によりアナログ音声信号に変換
される。再生信号であるアナログ音声信号PBは音声信
号増幅回路7により増幅されて出力される。
【0008】図9はアクチュエータ100の斜視図であ
る。図9中、91は対物レンズ、92はフォーカスコイ
ル、93はトラッキングコイル、94は板バネ、95は
支持台、96は永久磁石、97は永久磁石96を支持す
る略U字形状のヨーク、98は板バネ94とアクチュエ
ータ本体99を軸着する支軸である。
る。図9中、91は対物レンズ、92はフォーカスコイ
ル、93はトラッキングコイル、94は板バネ、95は
支持台、96は永久磁石、97は永久磁石96を支持す
る略U字形状のヨーク、98は板バネ94とアクチュエ
ータ本体99を軸着する支軸である。
【0009】上記の構成のアクチュエータ100では、
フォーカスコイル92と永久磁石69との間に発生する
電磁力によるフォーカス方向(図中、矢印A−B方向)
のフォーカス制御と、トラッキングコイル93と永久磁
石96との間に発生する電磁力によって支軸98を軸と
して回動させるトラッキング方向(図中、矢印C−D方
向)のトラッキング制御との2次元方向の制御が行われ
る。
フォーカスコイル92と永久磁石69との間に発生する
電磁力によるフォーカス方向(図中、矢印A−B方向)
のフォーカス制御と、トラッキングコイル93と永久磁
石96との間に発生する電磁力によって支軸98を軸と
して回動させるトラッキング方向(図中、矢印C−D方
向)のトラッキング制御との2次元方向の制御が行われ
る。
【0010】図8にて示すピックアップ13を、フイー
ドモータ17により駆動してトラッキング方向に移動す
ると共に対物レンズ13をアクチュエータ100により
トラッキング方向に制御して所定のトラックをトラッキ
ングするトラックジャンプを行う場合、ピックアップ1
3を所定のトラック位置に制動して加速度による対物レ
ンズ13の振動を防止する必要がある。
ドモータ17により駆動してトラッキング方向に移動す
ると共に対物レンズ13をアクチュエータ100により
トラッキング方向に制御して所定のトラックをトラッキ
ングするトラックジャンプを行う場合、ピックアップ1
3を所定のトラック位置に制動して加速度による対物レ
ンズ13の振動を防止する必要がある。
【0011】図10は従来の光ディスク装置(CDプレ
ーヤ2)の要部であるアクチュエータ駆動回路18とア
クチュエータ100の夫々一部を示す図であり、同図に
基づいて制動方法を説明する。
ーヤ2)の要部であるアクチュエータ駆動回路18とア
クチュエータ100の夫々一部を示す図であり、同図に
基づいて制動方法を説明する。
【0012】すなわち、電流増幅器20にはサーボ回路
(4)よりトラッキングエラー信号TEが入来してお
り、通常のトラッキングを行う場合はスイッチS1 は電
流増幅器20の出力側に導通してトラッキングコイルL
T (93)はトラッキングエラーTE信号により駆動され
る。また、トラックジャンプ中はスイッチS1 は非導通
とされ、ピックアップ(13)の制動を行う際にはスイ
ッチS1 はグランド側に導通するようマイクロプロセッ
サ(1)により制御される。このようにして、トラッキ
ングコイルLT (93)に発生する逆起電力を利用して制動
の際の対物レンズ(91)の振動を防止していた。
(4)よりトラッキングエラー信号TEが入来してお
り、通常のトラッキングを行う場合はスイッチS1 は電
流増幅器20の出力側に導通してトラッキングコイルL
T (93)はトラッキングエラーTE信号により駆動され
る。また、トラックジャンプ中はスイッチS1 は非導通
とされ、ピックアップ(13)の制動を行う際にはスイ
ッチS1 はグランド側に導通するようマイクロプロセッ
サ(1)により制御される。このようにして、トラッキ
ングコイルLT (93)に発生する逆起電力を利用して制動
の際の対物レンズ(91)の振動を防止していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の光ディスク装置によれば、トラッキングコイルに発生
する逆起電力が弱い力であるため、トラックジャンプを
行ってピックアップを制動する際にピックアップの加速
度によって対物レンズがトラッキング方向に振動してし
まい、所定のトラック位置に対物レンズを制御するのに
時間がかかった。したがって、トラックジャンプを終了
して所定のトラックを再生するまでのシーク時間が長い
という問題があった。
の光ディスク装置によれば、トラッキングコイルに発生
する逆起電力が弱い力であるため、トラックジャンプを
行ってピックアップを制動する際にピックアップの加速
度によって対物レンズがトラッキング方向に振動してし
まい、所定のトラック位置に対物レンズを制御するのに
時間がかかった。したがって、トラックジャンプを終了
して所定のトラックを再生するまでのシーク時間が長い
という問題があった。
【0014】上記の点に鑑み本発明では、ピックアップ
をトラッキング制御して制動する際に対物レンズの不要
な振動を防止して短時間で所定トラックをシークするこ
との出来る光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
をトラッキング制御して制動する際に対物レンズの不要
な振動を防止して短時間で所定トラックをシークするこ
との出来る光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の問題は図1の原理
図のとおり構成することにより解決される。
図のとおり構成することにより解決される。
【0016】すなわち、対物レンズ91と対物レンズ9
1を介し光ディスク8よりの光ビームが照射されて光検
出信号PDを出力する受光素子とを含んでなるピックア
ップ13と、ピックアップ13を光ディスク8のトラッ
キング方向に駆動すると共に対物レンズ91を光ディス
ク8のトラッキング方向に駆動するピックアップ駆動部
10と、光検出信号PDより生成したトラッキングエラ
ー信号TE及びミラー信号MIに基づいてピックアップ
駆動部10を制御してピックアップ13を光ディスク8
のトラッキング方向に移動制御する制御部11とを具備
した光ディスク装置において、ピックアップ駆動部10
を、ピックアップ13を移動制御して光ディスク8の所
望のトラッキング位置に制動する際に対物レンズ91に
発生するトラッキング方向への振動の速度及び方向をト
ラッキングエラー信号TE及びミラー信号MIに基づい
て検出する振動検出部20と、検出結果(SV,SD)
に応じて対物レンズ91の振動方向と逆方向に対物レン
ズ91を駆動して対物レンズ91のトラッキング方向へ
の振動を抑制する振動抑制部21とを含んで構成するこ
とにより解決される。
1を介し光ディスク8よりの光ビームが照射されて光検
出信号PDを出力する受光素子とを含んでなるピックア
ップ13と、ピックアップ13を光ディスク8のトラッ
キング方向に駆動すると共に対物レンズ91を光ディス
ク8のトラッキング方向に駆動するピックアップ駆動部
10と、光検出信号PDより生成したトラッキングエラ
ー信号TE及びミラー信号MIに基づいてピックアップ
駆動部10を制御してピックアップ13を光ディスク8
のトラッキング方向に移動制御する制御部11とを具備
した光ディスク装置において、ピックアップ駆動部10
を、ピックアップ13を移動制御して光ディスク8の所
望のトラッキング位置に制動する際に対物レンズ91に
発生するトラッキング方向への振動の速度及び方向をト
ラッキングエラー信号TE及びミラー信号MIに基づい
て検出する振動検出部20と、検出結果(SV,SD)
に応じて対物レンズ91の振動方向と逆方向に対物レン
ズ91を駆動して対物レンズ91のトラッキング方向へ
の振動を抑制する振動抑制部21とを含んで構成するこ
とにより解決される。
【0017】
【作用】上記構成の本発明によれば、ピックアップ13
及び対物レンズ91を移動制御して光ディスク8の所定
のトラッキング位置に制動する際に、対物レンズ91は
制御部11に制御されたピックアップ駆動部10によっ
て振動方向と逆方向に駆動されてそのトラッキング方向
の振動が抑制されるよう作用する。
及び対物レンズ91を移動制御して光ディスク8の所定
のトラッキング位置に制動する際に、対物レンズ91は
制御部11に制御されたピックアップ駆動部10によっ
て振動方向と逆方向に駆動されてそのトラッキング方向
の振動が抑制されるよう作用する。
【0018】
【実施例】図2は本発明の一実施例のブロック図であ
り、同図中、図8と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。図2に示す光ディスク装置は、従
来のCDプレーヤ2を示した図8において、アクチュエ
ータ駆動回路18を他の構成のアクチュエータ駆動回路
24に置き換えてピックアップ駆動回路23を構成した
CDプレーヤ22の一実施例である。
り、同図中、図8と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。図2に示す光ディスク装置は、従
来のCDプレーヤ2を示した図8において、アクチュエ
ータ駆動回路18を他の構成のアクチュエータ駆動回路
24に置き換えてピックアップ駆動回路23を構成した
CDプレーヤ22の一実施例である。
【0019】図3は本発明の一実施例の要部のブロック
図である。同図は、図2のピックアップ駆動回路23の
アクチュエータ駆動回路24と、アクチュエータ100
の夫々一部を示す図であり、以下、図3に基づいて本発
明の一実施例によるピックアップの制動方法を説明す
る。
図である。同図は、図2のピックアップ駆動回路23の
アクチュエータ駆動回路24と、アクチュエータ100
の夫々一部を示す図であり、以下、図3に基づいて本発
明の一実施例によるピックアップの制動方法を説明す
る。
【0020】図3において、20は波形整形回路25、
F−V(周波数−電圧)変換回路26、及び位相判定回
路27からなる振動検出部であり、トラッキングエラー
信号TEとミラー信号MIに基づいて対物レンズ(9
1)の振動速度及び振動方向を、夫々検出結果を示す振
動速度信号SV及び振動方向信号SDとして検出し出力
する。
F−V(周波数−電圧)変換回路26、及び位相判定回
路27からなる振動検出部であり、トラッキングエラー
信号TEとミラー信号MIに基づいて対物レンズ(9
1)の振動速度及び振動方向を、夫々検出結果を示す振
動速度信号SV及び振動方向信号SDとして検出し出力
する。
【0021】また、21は反転増幅器28、帯域通過炉
波器29、及びスイッチS1 ,S2からなる振動抑制部
であり、ピックアップ(13)及び対物レンズが移動制
御されて光ディスク(8)の所定のトラック位置に制動
される際にマイクロプロセッサ(1)よりの制御信号M
PによりスイッチS1 がスイッチングし、振動速度信号
SV及び振動方向信号SDに応じて対物レンズの振動方
向と逆方向に対物レンズを駆動して対物レンズの振動を
抑制する。
波器29、及びスイッチS1 ,S2からなる振動抑制部
であり、ピックアップ(13)及び対物レンズが移動制
御されて光ディスク(8)の所定のトラック位置に制動
される際にマイクロプロセッサ(1)よりの制御信号M
PによりスイッチS1 がスイッチングし、振動速度信号
SV及び振動方向信号SDに応じて対物レンズの振動方
向と逆方向に対物レンズを駆動して対物レンズの振動を
抑制する。
【0022】以下、この動作を図4乃至図7に基づいて
説明する。図4乃至図7は夫々図3に示した本発明の一
実施例の要部のタイミングチャートであり、ピックアッ
プを光ディスクの外周方向から内周方向にトラックジャ
ンプさせて制動した場合の図3中の各部の波形を表す。
説明する。図4乃至図7は夫々図3に示した本発明の一
実施例の要部のタイミングチャートであり、ピックアッ
プを光ディスクの外周方向から内周方向にトラックジャ
ンプさせて制動した場合の図3中の各部の波形を表す。
【0023】図4及び図5は時刻t0 〜時刻t4 までを
表し、図6及び図7は、図4及び図5よりも時間軸方向
を拡大し、図4及び図5と一部重複して略時刻t3 以降
を表す。
表し、図6及び図7は、図4及び図5よりも時間軸方向
を拡大し、図4及び図5と一部重複して略時刻t3 以降
を表す。
【0024】図4(A)及び図6(A)はトラッキング
エラー信号TE、図4(B)及び図6(B)はトラッキ
ングエラー信号TEを波形整形回路25により整形した
整形信号STE、図4(C)及び図6(C)は整形信号
STEをF−V変換回路26によりアナログ電圧に変換
して得た振動速度信号SVである。図4(D)及び図6
(D)はミラー信号MIである。
エラー信号TE、図4(B)及び図6(B)はトラッキ
ングエラー信号TEを波形整形回路25により整形した
整形信号STE、図4(C)及び図6(C)は整形信号
STEをF−V変換回路26によりアナログ電圧に変換
して得た振動速度信号SVである。図4(D)及び図6
(D)はミラー信号MIである。
【0025】また、図5(A)及び図7(A)は後述の
とおりに位相判定回路27から得られる振動方向信号S
D、図5(B)及び図7(B)は、振動方向信号SD
と、振動方向信号SDを反転増幅回路28により利得1
で反転増幅した信号SV′とを前記スイッチS2 により
切り換えて出力された信号SV”、図5(C)及び図7
(C)は、信号SV”より帯域通過炉波器29を介して
得られた対物レンズの固有振動数foを含む所定周波数
帯域の振動抑制信号SYである。
とおりに位相判定回路27から得られる振動方向信号S
D、図5(B)及び図7(B)は、振動方向信号SD
と、振動方向信号SDを反転増幅回路28により利得1
で反転増幅した信号SV′とを前記スイッチS2 により
切り換えて出力された信号SV”、図5(C)及び図7
(C)は、信号SV”より帯域通過炉波器29を介して
得られた対物レンズの固有振動数foを含む所定周波数
帯域の振動抑制信号SYである。
【0026】上記図4及び図5に示す時刻t0 において
トラックジャンプを開始し、両図に示す時刻t2 におい
てピックアップの制動を開始する様子が示されている。
トラックジャンプを開始し、両図に示す時刻t2 におい
てピックアップの制動を開始する様子が示されている。
【0027】前述の如く、図3に示したスイッチS1 は
制御信号MPによりスイッチングし、通常のトラッキン
グを行う場合には、トラッキングエラー信号入力側に導
通してトラッキングエラー信号TEを電流増幅回路20
に供給するため、このときトラッキングコイルLT はト
ラッキングエラー信号TEにより駆動される。
制御信号MPによりスイッチングし、通常のトラッキン
グを行う場合には、トラッキングエラー信号入力側に導
通してトラッキングエラー信号TEを電流増幅回路20
に供給するため、このときトラッキングコイルLT はト
ラッキングエラー信号TEにより駆動される。
【0028】トラックジャンプを開始するとスイッチS
1 は非導通となりトラッキングコイルLT は駆動され
ず、対物レンズはトラッキング方向に自由に振動可能な
状態とされる。このとき、対物レンズはピックアップが
フィードモータに駆動されて起動されることにより発生
する加速度を受け、これによってトラッキング方向に固
有の振動周波数foで振動する。したがって、トラッキ
ングエラー信号TEは各図に示すとおりに対物レンズの
振動周波数成分foを周波数変調したものとなる。
1 は非導通となりトラッキングコイルLT は駆動され
ず、対物レンズはトラッキング方向に自由に振動可能な
状態とされる。このとき、対物レンズはピックアップが
フィードモータに駆動されて起動されることにより発生
する加速度を受け、これによってトラッキング方向に固
有の振動周波数foで振動する。したがって、トラッキ
ングエラー信号TEは各図に示すとおりに対物レンズの
振動周波数成分foを周波数変調したものとなる。
【0029】よって、トラッキングエラー信号TEをF
−V変換して得た信号である振動速度信号SVは、対物
レンズのトラッキング方向への振動速度を表し、その振
幅はは振動の大きさを表すことになる。
−V変換して得た信号である振動速度信号SVは、対物
レンズのトラッキング方向への振動速度を表し、その振
幅はは振動の大きさを表すことになる。
【0030】また、トラッキングエラー信号TEとミラ
ー信号MIとの位相関係からピックアップ(対物レン
ズ)の移動方向を検出することが従来より知られてお
り、トラッキングエラー信号TEの位相に対しミラー信
号MIの位相が遅れている場合はピックアップは内周方
向から外周方向へ、一方、トラッキングエラー信号TE
の位相に対しミラー信号MIの位相が進んでいる場合は
ピックアップは外周方向から内周方向へ移動していると
されている。
ー信号MIとの位相関係からピックアップ(対物レン
ズ)の移動方向を検出することが従来より知られてお
り、トラッキングエラー信号TEの位相に対しミラー信
号MIの位相が遅れている場合はピックアップは内周方
向から外周方向へ、一方、トラッキングエラー信号TE
の位相に対しミラー信号MIの位相が進んでいる場合は
ピックアップは外周方向から内周方向へ移動していると
されている。
【0031】位相判定回路27は、例えばトラッキング
エラー信号TEとミラー信号MIとが入力されるエクス
クルーシブオア回路と、この出力を平均化する平滑回路
と、平均化された平滑回路の出力を所定の閾値により2
値化する波形整形回路等により構成される。このように
して、位相判定回路27は、整形信号STEに対してミ
ラー信号MIが進んでいる時(ピックアップ(対物レン
ズ)が外周方向から内周方向へ移動している時)はハイ
レベル、整形信号STEに対してミラー信号MIが遅れ
ている時(ピックアップ(対物レンズ)が内周方向から
外周方向へ移動している時)はローレベルを夫々出力す
る。
エラー信号TEとミラー信号MIとが入力されるエクス
クルーシブオア回路と、この出力を平均化する平滑回路
と、平均化された平滑回路の出力を所定の閾値により2
値化する波形整形回路等により構成される。このように
して、位相判定回路27は、整形信号STEに対してミ
ラー信号MIが進んでいる時(ピックアップ(対物レン
ズ)が外周方向から内周方向へ移動している時)はハイ
レベル、整形信号STEに対してミラー信号MIが遅れ
ている時(ピックアップ(対物レンズ)が内周方向から
外周方向へ移動している時)はローレベルを夫々出力す
る。
【0032】したがって、トラックジャンプ中時刻t2
に制動されて時刻t3 に所定のトラック位置にピックア
ップが移動するまでの間は、位相判定回路27の出力で
ある振動方向信号SDはハイレベルとなる。時刻t3 以
降は、対物レンズは振動周波数fo(=1/To)で振
動する。すなわち、時刻t3 、t4 、t5 、t7 、t 8
において対物レンズの移動方向が変化するために、各時
刻において振動方向信号SDは図示のように反転する。
に制動されて時刻t3 に所定のトラック位置にピックア
ップが移動するまでの間は、位相判定回路27の出力で
ある振動方向信号SDはハイレベルとなる。時刻t3 以
降は、対物レンズは振動周波数fo(=1/To)で振
動する。すなわち、時刻t3 、t4 、t5 、t7 、t 8
において対物レンズの移動方向が変化するために、各時
刻において振動方向信号SDは図示のように反転する。
【0033】振動方向信号SDによりスイッチS2 がス
イッチング制御され、F−V変換回路26によりF−V
変換して得られた振動速度信号SVと、反転増幅回路2
8により反転された信号SV′とのいずれかが帯域通過
炉波器29に供給される。すなわち、図6及び図7に示
すとおり、振動方向信号SDがハイレベルである時刻t
3 までと、時刻t4 から時刻t5 までと、時刻t6 から
時刻t7 までの夫々の間は振動速度信号SVが、振動方
向信号SDがローレベルである時刻t3 から時刻t4 ま
でと、時刻t5 から時刻t6 までの夫々の間と、時刻t
7 以降は信号SV′が出力されて、図5(B)及び図7
(B)に図示の信号SV”が帯域通過炉波器29に供給
される。
イッチング制御され、F−V変換回路26によりF−V
変換して得られた振動速度信号SVと、反転増幅回路2
8により反転された信号SV′とのいずれかが帯域通過
炉波器29に供給される。すなわち、図6及び図7に示
すとおり、振動方向信号SDがハイレベルである時刻t
3 までと、時刻t4 から時刻t5 までと、時刻t6 から
時刻t7 までの夫々の間は振動速度信号SVが、振動方
向信号SDがローレベルである時刻t3 から時刻t4 ま
でと、時刻t5 から時刻t6 までの夫々の間と、時刻t
7 以降は信号SV′が出力されて、図5(B)及び図7
(B)に図示の信号SV”が帯域通過炉波器29に供給
される。
【0034】スイッチS1 は制御信号MPによりスイッ
チング制御されており、時刻t3 以降は、信号SV”か
ら帯域通過炉波器29によって対物レンズの固有振動周
波数foを抽出された信号SYをトラッキングコイルL
T に電流増幅回路20を介して供給し、対物レンズの振
動方向と反対方向にアクチュエータ100を駆動しす
る。
チング制御されており、時刻t3 以降は、信号SV”か
ら帯域通過炉波器29によって対物レンズの固有振動周
波数foを抽出された信号SYをトラッキングコイルL
T に電流増幅回路20を介して供給し、対物レンズの振
動方向と反対方向にアクチュエータ100を駆動しす
る。
【0035】したがって本実施例によれば、トラックジ
ャンプを行ってピックアップを制動する際の対物レンズ
のトラッキング方向の振動を抑制することが出来、短時
間で容易に、所定のトラック位置に対物レンズを制御す
ることが可能になる。したがって、短時間で所定のトラ
ック位置のプログラムをシークすることが出来る。
ャンプを行ってピックアップを制動する際の対物レンズ
のトラッキング方向の振動を抑制することが出来、短時
間で容易に、所定のトラック位置に対物レンズを制御す
ることが可能になる。したがって、短時間で所定のトラ
ック位置のプログラムをシークすることが出来る。
【0036】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、ピックアッ
プ及び対物レンズが移動制御されて光ディスクの所定の
トラッキング位置に制動される際に対物レンズはピック
アップ駆動部によって振動方向と逆方向に駆動されてそ
のトラッキング方向の振動が抑制されるため、対物レン
ズのトラッキング方向の振動を抑制することが出来、所
定のトラック位置に対物レンズを移動制御して短時間で
容易にトラッキングすることが出来る特長がある。
プ及び対物レンズが移動制御されて光ディスクの所定の
トラッキング位置に制動される際に対物レンズはピック
アップ駆動部によって振動方向と逆方向に駆動されてそ
のトラッキング方向の振動が抑制されるため、対物レン
ズのトラッキング方向の振動を抑制することが出来、所
定のトラック位置に対物レンズを移動制御して短時間で
容易にトラッキングすることが出来る特長がある。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の要部のブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の要部のタイミングチャート
(その1)である。
(その1)である。
【図5】本発明の一実施例の要部のタイミングチャート
(その2)である。
(その2)である。
【図6】本発明の一実施例の要部のタイミングチャート
(その3)である。
(その3)である。
【図7】本発明の一実施例の要部のタイミングチャート
(その4)である。
(その4)である。
【図8】従来の光ディスク装置の一例であるCD(Compa
ct Disc)プレーヤのブロック図である。
ct Disc)プレーヤのブロック図である。
【図9】アクチュエータの斜視図である。
【図10】従来の光ディスク装置の一例の要部のブロッ
ク図である。
ク図である。
2,22 CDプレーヤ(光ディスク装置) 8 光ディスク 9 ディスク駆動部 10 ピックアップ駆動部 11 制御部 12 再生部 13 ピックアップ 19 受光素子 20 振動検出部 21 振動抑制部 91 対物レンズ 100 アクチュエータ PD 光検出信号 TE トラッキングエラー信号 MI ミラー信号 SV 振動速度信号(検出結果) SD 振動方向信号(検出結果)
Claims (1)
- 【請求項1】 対物レンズと、該対物レンズを介し光デ
ィスクよりの光ビームが照射されて光検出信号を生成す
る受光素子とを含んでなるピックアップと、 該ピックアップを該光ディスクのトラッキング方向に駆
動すると共に、該対物レンズを該光ディスクのトラッキ
ング方向に駆動するピックアップ駆動部と、 該光検出信号より生成したトラッキングエラー信号及び
ミラー信号に基づいて該ピックアップ駆動部を制御し、
該ピックアップを該光ディスクのトラッキング方向に移
動制御する制御部とを具備した光ディスク装置におい
て、 該ピックアップ駆動部を、 該ピックアップを移動制御して該光ディスクの所望のト
ラッキング位置に制動する際に該対物レンズに発生する
トラッキング方向への振動の速度及び方向を該トラッキ
ングエラー信号及び該ミラー信号に基づいて検出する振
動検出部と、該検出結果に応じて該対物レンズの振動方
向と逆方向に該対物レンズを駆動して該対物レンズのト
ラッキング方向への振動を抑制する振動抑制部とを含ん
で構成したことを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4201315A JPH0644585A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4201315A JPH0644585A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644585A true JPH0644585A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16438975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4201315A Pending JPH0644585A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644585A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1659578A3 (en) * | 2004-11-19 | 2008-10-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical disk apparatus |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP4201315A patent/JPH0644585A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1659578A3 (en) * | 2004-11-19 | 2008-10-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical disk apparatus |
US7990816B2 (en) | 2004-11-19 | 2011-08-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical disk apparatus |
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