JP2002216368A - 光ピックアップ装置及び光学ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ装置及び光学ディスク装置

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JP2002216368A
JP2002216368A JP2001006845A JP2001006845A JP2002216368A JP 2002216368 A JP2002216368 A JP 2002216368A JP 2001006845 A JP2001006845 A JP 2001006845A JP 2001006845 A JP2001006845 A JP 2001006845A JP 2002216368 A JP2002216368 A JP 2002216368A
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light
diffraction
optical
return
optical pickup
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JP2001006845A
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English (en)
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Satoshi Nakano
聡 中野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス引き込み範囲を充分に広く確保
し、サーボ動作の信頼性の向上を図る。 【解決手段】 光を出射する光源11と、この光源11
から出射された出射光を光学ディスク4に集光させる対
物レンズ14と、光学系1の復路上に配設されて戻り光
を異なる回折角を以て+1次回折する第1及び第2の回
折領域31,32に分割線Lを介して二分割されたホ
ログラム27と、このホログラム27の第1及び第2の
回折領域31,32でそれぞれ回折された各回折光をそ
れぞれ受光する複数の各受光領域a,b,c,d,g,
h,i,jに分割された第1及び第2のメインビーム用
フォトディテクタ41,42とを備える。また、ホログ
ラム27は、+1次光の回折方向が、分割線Lにほぼ
平行な方向とされるとともにこの分割線Lが戻り光の
光軸上に位置されて、第1及び第2の回折領域31,3
2が、分割線Lの方向に対して+45度傾斜された方
向の非点収差を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
や光磁気ディスク等の光学ディスクに対して情報を記録
及び/又は再生する光ピックアップ装置及びこの光ピッ
クアップ装置を有する光学ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CD(Compact Disc),DVD(D
igital Varsatile Disc)等の光学ディスクに対して情報
を記録及び/又は再生する光ピックアップ装置が知られ
ている。この種の光ピックアップ装置は、光学ディスク
の記録面に出射光を集光させる対物レンズを有する光学
系と、対物レンズの光軸に平行なフォーカシング方向及
び対物レンズの光軸に直交するトラッキング方向に対物
レンズをそれぞれ駆動変位させるレンズ駆動機構とを備
えている。
【0003】例えば光学ディスクとしてCDから情報を
再生する光学系としては、レーザ光を出射する光源と、
この光源からの出射光を分割するとともに光学ディスク
からの戻り光を回折するホログラム素子と、光学ディス
クの記録面に出射光を集光する対物レンズと、光学ディ
スクの記録面からの戻り光を受光する受光部とを有する
光学系がある。
【0004】ホログラム素子は、略ブロック状をなすプ
リズムとして形成されており、光源からの出射光の光軸
に直交する第1の面と、この第1の面に平行に対向する
第2の面とを有している。第1の面には、光源からの出
射光を0次光であるメインビーム及び±1次光であるサ
イドビームとの3ビームに分割する回折格子が設けられ
ている。
【0005】第2の面には、光学ディスクからの戻り光
の光軸上に位置して、戻り光を回折するホログラムが設
けられている。このホログラムは、光源からの出射光を
通過させるとともに、光学ディスクからの戻り光を回折
させて受光部に導くようになされている。そして、ホロ
グラムは、光学ディスクのトラック方向に平行な方向に
二分割された第1及び第2の回折領域に分割されてお
り、これら第1及び第2の回折領域の空間周波数が不連
続とされている。
【0006】受光部は、回折格子で分割されたメインビ
ームを受光するメインビーム用フォトディテクタと、こ
のメインビーム用フォトディテクタを間に挟んで両側に
配設されてサイドビームを受光する一組のサイドビーム
用フォトディテクタとを有している。メインビーム用フ
ォトディテクタは、互いに直交する分割線によって4分
割された各受光領域a’,b’,c’,d’を有してい
る。一組のサイドビーム用フォトディテクタは、受光領
域e’,f’を有している。
【0007】そして、受光部は、メインビーム用フォト
ディテクタ及びサイドビーム用フォトディテクタの各受
光領域a’,b’,c’,d’,e’,f’が検出した
検出信号が、信号処理回路の増幅器によって増幅された
後、出力信号Sa’,Sb’,Sc’,Sd’,S
e’,Sf’となり、さらに演算回路によって、再生信
号RFは、 RF=(Sa’+Sb’)+(Sc’+Sd’)・・・・(式7) により算出される。
【0008】また、フォーカシングエラー信号FEは、 FE=(Sa’−Sb’)・・・・(式8) により算出される。
【0009】あるいは、フォーカシングエラー信号FE
は、 FE=(Sa’+Sd’)−(Sc’+Sb’)・・・・(式9) により算出される。
【0010】また、トラッキングエラー信号TEは、 TE=(Se’−Sf’)・・・・(式10) により算出される。
【0011】また、光ピックアップ装置が備えるレンズ
駆動機構は、対物レンズを保持するレンズホルダと、こ
のレンズホルダを対物レンズの光軸に平行なフォーカシ
ング方向及びこのフォーカシング方向に直交するトラッ
キング方向の二軸方向に対物レンズを駆動変位させる電
磁駆動部とを有している。
【0012】以上のように構成された光ピックアップ装
置は、光源から出射された出射光が、ホログラム素子の
回折格子でメインビーム及びサイドビームからなる3ビ
ームに分割された後、ホログラム素子のホログラムを通
過して、対物レンズを介してCDの記録面に集光され
る。
【0013】CDからの戻り光は、ホログラム素子のホ
ログラムの第1及び第2の回折領域に回折されて、メイ
ンビームの戻り光がメインビーム用フォトディテクタの
各受光領域a’,b’,c’,d’に入射されるととも
に、サイドビームの戻り光がサイドビーム用フォトディ
テクタの受光領域e’,f’に入射される。
【0014】そして、受光部は、メインビーム用フォト
ディテクタによりフォーカシングエラー信号FEを得る
とともに、サイドビーム用フォトディテクタによりトラ
ッキングエラー信号TEを得る。光ピックアップ装置
は、得られたフォーカシングエラー信号FE及びトラッ
キングエラー信号TEに基づいて、レンズ駆動機構が対
物レンズをフォーカシング方向及びトラッキング方向に
駆動変位させて、光学ディスクの記録面の所望の記録ト
ラックから再生信号RFとして情報を再生する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ホロ
グラム素子を備える従来の光ピックアップ装置は、フォ
ーカシングエラー信号の検出方法としていわゆるフーコ
ー法が採用されている。しかしながら、フーコー法を用
いたフォーカシングエラー信号の検出方法は、フォーカ
シングエラー信号のフォーカス引き込み範囲が、他の方
法に比較して狭いため、フォーカシングサーボを安定し
て行うことために支障となっている。
【0016】また、従来の光ピックアップ装置は、光学
ディスクとして例えばDVDを再生する場合、トラッキ
ングエラー信号の検出方法として、いわゆる位相差法
(DPD法)が用いられており、DPD信号を検出する
ために、回折素子の回折領域を3分割以上に分割する必
要があり、受光素子の受光領域の分割パターンが複雑化
するという不都合がある。
【0017】そこで、本発明は、十分なフォーカス引き
込み範囲を有し、フォーカスサーボの信頼性を向上する
ことを可能とする光ピックアップ装置及びこの光ピック
アップ装置を有する光学ディスク装置を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る光ピックアップ装置は、光を出射す
る光源と、この光源から出射された出射光を光学ディス
クに集光させる対物レンズと、光学系の復路上に配設さ
れて戻り光を異なる回折角を以て+1次回折又は−1次
回折する第1及び第2の回折領域に分割線を介して二分
割された戻り光用の回折素子と、この戻り光用の回折素
子の第1及び第2の回折領域でそれぞれ回折された各回
折光をそれぞれ受光する複数の受光領域に分割された受
光素子とを備える。また、戻り光用の回折素子は、+1
次光又は−1次光の回折方向が、分割線にほぼ平行な方
向とされるとともにこの分割線が戻り光の光軸上に位置
される。そして、この戻り光用の回折素子は、第1及び
第2の回折領域が、分割線の方向に対して+45度又は
−45度傾斜された方向の非点収差を有する。
【0019】以上のように構成した光ピックアップ装置
は、戻り光用の回折素子によって戻り光が第1及び第2
の回折領域ごとに異なる回折角を以て+1次回折又は−
1次回折されるとともに、第1及び第2の回折領域の分
割線に平行な方向に対して+45度又は−45度傾斜さ
れた方向の非点収差を付与されて、各回折光が受光素子
の複数に分割された各受光領域にそれぞれ入射される。
【0020】また、本発明に係る光学ディスク装置は、
光学ディスクに対して情報を記録及び/又は再生する光
ピックアップと、光学ディスクを回転駆動するディスク
回転駆動手段とを備える。光ピックアップは、光を出射
する光源と、この光源から出射された出射光を光学ディ
スクに集光させる対物レンズと、光学系の復路上に配設
されて戻り光を異なる回折角を以て+1次回折又は−1
次回折する第1及び第2の回折領域に分割線を介して二
分割された戻り光用の回折素子と、この戻り光用の回折
素子の第1及び第2の回折領域でそれぞれ回折された各
回折光をそれぞれ受光する複数の受光領域に分割された
受光素子とを有する。また、戻り光用の回折素子は、+
1次光又は−1次光の回折方向が、上記分割線にほぼ平
行な方向とされるとともにこの分割線が戻り光の光軸上
に位置される。そして、この戻り光用の回折素子は、第
1及び第2の回折領域が、分割線の方向に対して+45
度又は−45度傾斜された方向の非点収差を有する。
【0021】以上のように構成した光学ディスク装置
は、光ピックアップの戻り光用の回折素子によって戻り
光が第1及び第2の回折領域ごとに異なる回折角を以て
+1次回折又は−1次回折されるとともに、第1及び第
2の回折領域の分割線に平行な方向に対して+45度又
は−45度傾斜された方向の非点収差を付与されて、各
回折光が受光素子の複数に分割された各受光領域にそれ
ぞれ入射される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ
装置を備えるディスクドライブ装置を図面を参照して説
明する。本発明に係る光ピックアップ装置には、光学デ
ィスクとしてCD(Compact Disc),DVD(Digital Var
satile Disc)がそれぞれ適用される。
【0023】光ピックアップ装置は、光学ディスクにレ
ーザ光を合焦させる対物レンズを有する光学ディスク
と、対物レンズの光軸に平行な方向及び光軸に直交する
方向とに対物レンズを駆動変位させるレンズ駆動機構と
を備えている。
【0024】図1に示すように、光ピックアップ装置が
備える光学系1は、光路順に、異なる第1及び第2の波
長のレーザ光をそれぞれ出射する光源11と、この光源
11から出射された出射光を分割するとともに光学ディ
スク4からの戻り光を回折するホログラム素子12と、
このホログラム素子12を通過した出射光を平行光に変
換するコリメータレンズ13と、このコリメータレンズ
13によって平行光に変換された出射光を光学ディスク
4の記録面上に集光する対物レンズ14と、光学ディス
ク4からの戻り光を受光する受光部15とを備えてい
る。
【0025】なお、図中において、光源11から出射さ
れる出射光の光軸に平行な方向をZ軸方向とするととも
に、光学ディスク4の径方向に平行な方向をX方向と
し、光学ディスク4のトラック方向と平行な方向をY軸
方向とする。
【0026】光源11は、図1及び図2に示すように、
受光部15に隣接する位置に配設されており、半導体基
板上に、例えば、DVDに対応する650nm程度とさ
れる第1の波長のレーザ光を発光する第1の発光素子2
1及びCDに対応する780nm程度とされる第2の波
長のレーザ光を発光する第2の発光素子22とを有する
2波長半導体レーザが用いられている。光源11は、図
1及び図2に示すように、第1及び第2の発光素子2
1,22がX軸方向に平行な直線L上に位置するよう
に並んで配設されている。
【0027】ホログラム素子12は、図1に示すよう
に、略矩形のブロック状をなすプリズムとして形成され
ており、光源11から出射される出射光の光軸に直交す
る第1の面23と、この第1の面23に平行に対向する
第2の面24とを有している。第1の面23は、光源1
1に臨む側に形成されている。第2の面24は、光学デ
ィスク4に臨む側に形成されている。
【0028】第1の面23には、図1に示すように、光
源11から出射される出射光の光軸上に位置して、第2
の発光素子24から第2の波長の出射光のみを回折する
回折格子26が配設されている。回折格子26は、X軸
方向に平行な溝を有しており、光源11からの出射光を
0次光からなるメインビームと、±1次光からなるサイ
ドビームとの3ビームにそれぞれ分割する。なお、回折
格子26は、メインビーム及びサイドビーム全体を透過
させ得るように、回折領域の面積が極力小さくされてい
る。
【0029】そして、回折格子26は、溝の深さを適宜
選定することにより、第2の波長の出射光に対して回折
作用を及ぼすとともに、第1の波長の出射光に対してほ
ぼ0次光からなるメインビームのみが発生するようにな
されている。すなわち、この回折格子26によれば、第
1の波長の出射光を通過させるとともに、第2の波長の
出射光を0次光及び±1次光からなる3ビームに分割す
る。
【0030】次に、第2の面24には、図1及び図3に
示すように、光学ディスク4からの戻り光の光軸上に位
置して、戻り光を回折するホログラム27が配設されて
いる。このホログラム27は、光源11からの出射光を
そのまま透過させるとともに、光学ディスク4からの戻
り光を受光部15に導くように回折させるようになされ
ている。
【0031】また、ホログラム27は、図1に示すよう
に、円形の回折領域が、X軸方向に平行な分割線L
よって半円形の第1及び第2の回折領域31,32に分
割されており、各第1及び第2の回折領域31,32
が、各々独立した回折領域とされている。第1及び第2
の回折領域31,32は、Y軸方向に略平行な曲線群か
らなる溝をそれぞれ有しており、空間周波数が連続する
ようになされている。
【0032】したがって、ホログラム27は、第1及び
第2の回折領域31,32によって、光学ディスク4か
らの戻り光を所定の回折角度θ,θだけそれぞれ回
折させる。但し、各回折角度θ,θは、θ≠θ
とする。また、ホログラムは、第1及び第2の回折領域
31,32によってそれぞれ回折された戻り光が、回折
格子26を通過することがないように各回折角度θ
θがそれぞれ設定されている。
【0033】また、ホログラム27は、各第1及び第2
の回折領域31,32によって回折される戻り光に、図
3に示すように、X軸方向に平行な分割線Lに対して
図中矢印で示すように45度傾斜された方向の非点収差
をそれぞれ付与する。なお、ホログラム27は、X軸方
向に平行な分割線Lに対して上述した+45度傾斜さ
れた方向に直交する方向である−45度傾斜された方向
に非点収差をそれぞれ付与するようになされてもよい。
【0034】コリメータレンズ13は、例えば凸レンズ
が用いられており、光源11からの出射光をほぼ平行な
光束に変換して、対物レンズ14に入射させる。対物レ
ンズ14は、凸レンズが用いられており、コリメータレ
ンズ13から入射された平行光束を、光学ディスク4の
記録面の所望の記録トラック上に収束させる。また、対
物レンズ14は、第1の波長の出射光の場合に、光学デ
ィスク4としてディスク基板厚0.6mmとされるDV
Dに対して開口率NAが0.6の範囲でレーザ光を良好
に収束させること可能とされるとともに、第2の波長の
出射光の場合に、光学ディスク4としてディスク基板厚
1.2mmとされるCDに対して開口率NAが0.45
の範囲でレーザ光を良好に収束させることが可能とされ
るようになされている。
【0035】そして、対物レンズ14は、図示しないレ
ンズ駆動機構が備える電磁駆動部により、対物レンズ1
4の光軸に平行な方向であるフォーカシング方向及びこ
のフォーカシング方向に直交するトラッキング方向の二
軸方向にそれぞれ駆動変位可能に支持されている。
【0036】受光部15は、図4に示すように、ホログ
ラム26の第1及び第2の回折領域31,32で分割さ
れた各戻り光をそれぞれ受光する受光面が複数に分割さ
れており、中央に位置されてメインビームをそれぞれ受
光する略矩形状の第1及び第2のメインビーム用フォト
ディテクタ41,42と、これら第1及び第2のメイン
ビーム用フォトディテクタ41,42を間に挟んでY軸
方向の両側に位置されてサイドビームをそれぞれ受光す
る略帯状の一組のサイドビーム用フォトディテクタ4
3,44とを有している。
【0037】図4に示すように、第1及び第2のメイン
ビーム用フォトディテクタ41,42は、X軸方向と平
行な分割線Lによって、受光領域a,b及び受光領域
c,dが短冊状にそれぞれ分割されている。
【0038】したがって、第1及び第2のメインビーム
用フォトディテクタ41,42は、受光領域a,b及び
受光領域c,dの各分割線Lが、光源11の第1及び
第2の発光素子21,22が直列された方向と平行とさ
れている。すなわち、光源11の第1及び第2の発光素
子21,22が直列された直線Lと、メインビーム用
フォトディテクタ41,42の分割線Lは、互いに平
行とされており、例えば直線Lと分割線Lが同一直
線とされてもよい。
【0039】また、第1及び第2のメインビーム用フォ
トディテクタ41,42には、図4に示すように、各受
光領域a,b及び受光領域c,dのY軸方向の両側に、
フォーカス引き込み範囲を外れた状態を検出するための
キャンセル用の受光領域g,h及び受光領域i,jがそ
れぞれ配設されている。
【0040】受光部15の中央に配設された第1のメイ
ンビーム用フォトディテクタ41の各受光領域a,b,
g,hは、ホログラム26の第1の回折領域31で回折
された戻り光のメインビームを受光し、半円形のビーム
スポットが形成される。同様に、受光部15の中央に配
設された第2のメインビーム用フォトディテクタ42の
各受領域c,d,i,jは、ホログラム27の第2の回
折領域32により回折された戻り光のメインビームを受
光し、半円形状のビームスポットが形成される。
【0041】また、サイドビーム用フォトディテクタ4
3,44の各受光領域e,fは、ホログラム26の各第
1及び第2の回折領域31,32によりそれぞれ回折さ
れたサイドビームをそれぞれ受光し、半円形状のビーム
スポットが形成される。
【0042】そして、受光部15は、図4及び図5に示
すように、第1の波長の戻り光を受光する場合と第2の
波長の戻り光を受光する場合とで、光源11の第1及び
第2の発光素子21,22の位置の差と、ホログラム2
7の第1及び第2の回折領域31,32による回折角度
の差とによって、各受光領域a,b,g.h及び各受光
領域c,d,i,j上に形成されるビームスポットの位
置に差異が生じる。
【0043】しかしながら、上述した光学系1は、光源
11の第1及び第2の発光素子21,22の位置をX軸
方向と平行に直列させてそれぞれ配設し、且つこの直列
された方向が受光部15の第1及び第2のメインビーム
用フォトディテクタ41,42の各受光領域a,b及び
受光領域c,dの分割線Lにほぼ平行な方向とされる
とともに、ホログラム27による回折方向をX軸方向に
設定することにより、ビームスポットの位置が変位する
方向を、X軸方向に平行な方向にのみに限定して発生す
るようになされている。
【0044】また、光学系1は、第1の波長の出射光が
回折格子26に入射された場合、回折格子26によって
ほぼ0次光からなるメインビームのみが発生されること
によって、±1次光からなるサイドビームの強度が無視
できるレベルに小さくされるため、図4においてサイド
ビームのビームスポットを省略して示す。
【0045】また、光ピックアップ装置が備えるレンズ
駆動機構は、図示しないが、対物レンズ14を保持する
レンズホルダと、このレンズホルダを対物レンズ14の
光軸に平行なフォーカシング方向及び対物レンズ14の
光軸に直交するトラッキング方向との二軸方向に変位可
能に支持するホルダ支持部材と、レンズホルダを二軸方
向に電磁力により駆動変位させる電磁駆動部とを有して
いる。
【0046】レンズ駆動機構は、受光部15の第1及び
第2のメインビーム用フォトディテクタ41,42が検
出するフォーカシングエラー信号及びサイドビーム用フ
ォトディテクタ43,44が検出するトラッキングエラ
ー信号に基づいて、対物レンズ14をフォーカシング方
向及びトラッキング方向にそれぞれ駆動変位させて、光
学ディスク4の記録面の記録トラックに出射光を合焦さ
せる。
【0047】以上のように構成された光ピックアップ装
置について、光学ディスク4から情報を再生する動作を
説明する。
【0048】まず、光ピックアップ装置は、光学ディス
ク4としてDVDから情報を再生する場合、光源11の
第1の発光素子21から出射された第1の波長の出射光
が、回折格子26を通過されて、対物レンズ14を介し
てDVDの記録面上に集光される。DVDからの戻り光
は、ホログラム素子12のホログラム27の第1及び第
2の回折領域31,32によって、X軸方向に平行且つ
互いに異なる方向にそれぞれ回折されるとともに各回折
光に非点収差が付与されて、図4に示すように、各回折
光を受光部15の第1及び第2のメインビーム用フォト
ディテクタ41,42がそれぞれ受光することにより、
フォーカシングエラー信号及びRF信号を得る。また、
受光部15は、図示しない位相比較器を介して、第1及
び第2のメインビーム用フォトディテクタ41,42が
それぞれ受光する戻り光の位相を検出することにより、
トラッキングエラー信号を得る。
【0049】また、光ピックアップ装置は、光学ディス
ク4としてCDから情報を再生する場合、光源11の第
2の発光素子22から出射された第2の波長の出射光
が、回折格子26で0次光及び±1次光からなる3ビー
ムに分割されて、対物レンズ14を介してCDの記録面
上に集光される。
【0050】CDからの第2の波長の戻り光は、ホログ
ラム素子12のホログラム27の第1及び第2の回折領
域31,32によって、X軸方向に平行且つ互いに異な
る方向にそれぞれ回折されて、図5に示すように、各戻
り光を受光部15の第1及び第2のメインビーム用フォ
トディテクタ41,42がそれぞれ受光することによ
り、フォーカシングエラー信号を得る。また、受光部1
5は、回折格子26で分割された±1次光をサイドビー
ム用フォトディテク43,44がそれぞれ受光すること
により、トラッキングエラー信号を得る。
【0051】光ピックアップ装置は、得られたフォーカ
シングエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づい
て、レンズ駆動機構が対物レンズ14をフォーカシング
方向及びトラッキング方向にそれぞれ駆動変位させるこ
とにより、CD及びDVDの記録面に第1及び第2の波
長の出射光が合焦されて、光学ディスク4から情報が再
生される。
【0052】そして、上述した受光部15の第1及び第
2のメインビーム用フォトディテクタ41,42の各受
光領域a,b,g、h及び各受光領域c,d,i,j及
びサイドビーム用フォトディテクタ43,44の各受光
領域e,fからの検出信号は、図示しない信号処理回路
で増幅回路によりそれぞれ増幅された後、出力信号S
a,Sb,Sc,Sd,Se,Sf,Sg,Sh,S
i,Sjとなり、さらに演算回路によって、再生信号R
Fは、 RF=Sa+Sb+Sc+Sd・・・・(式1) フォーカシングエラー信号FEは、 FE=(Sa+Sc+Sh+Sj)−(Sb+Sd+Sg+Si)・・・・(式 2) により算出される。
【0053】また、CDの再生時のトラッキングエラー
信号TE(CD)は、いわゆる3ビーム法を用いることによ
り、トラッキングエラー信号TEは、CDの場合、 TE(CD)=Se−Sf・・・・(式3) により、算出される。
【0054】また、DVDの再生時のトラッキングエラ
ー信号TE(DVD)は、位相比較器(図示せず)を用い
て、いわゆる位相差法(DPD法)を用いることによ
り、DVDの場合、 TE(DVD)=|Sa|+|Sc|−|Sb|−|Sd|・・・・(式4) により、算出される。
【0055】但し、|S*|は信号とし、S*は位相と
する。
【0056】また、トラッキングエラー信号として、プ
ッシュプル信号PPが必要な場合には、 PP=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)・・・・(式5) により算出することができる。
【0057】最後に、上述した光ピックアップ装置につ
いて、光学ディスク4から情報を再生する際に、フォー
カシングエラー信号FEを検出する原理を図面を参照し
て説明する。
【0058】図6(a)に示すように、ホログラム27
により回折されて受光部15に導かれる光ディスク4か
らの戻り光は、ホログラム27により付与される非点収
差により、X軸に対して±45度方向の焦線を結ぶ。受
光部15は、光学ディスク4の記録面上に対物レンズ1
4によるビームスポットが集光されるときに、この二つ
の焦線のほぼ中間に位置するように配設される。
【0059】このとき、受光部15の第1及び第2のメ
インビーム用フォトディテクタ41,42上のメインビ
ームスポットは、図6(a)中のp4に示すように、非
点収差が付与されることによりY方向に分断された半円
状とされて、受光領域a,b並びに受光領域c,dの各
出力がほぼ等しくなり、式2により算出されるフォーカ
シングエラー信号FEがほぼ0となる。
【0060】対物レンズ14がZ軸方向に移動してデフ
ォーカスすると、受光部15にメインビームが焦線を結
び、図6(a)中のp3,p5に示すようなビームスポ
ットとなり、更にデフォーカスすると、ビームスポット
は、図6(a)中のp2,p6に示すように再び半円状
になるが、その方向が、図6(a)中のp4に示した場
合に比して±90度傾いた方向を向き、ビームスポット
が、受光領域a又は受光領域b、受光領域c又は受光領
域dのいずれか一方に位置されるため、上述した式2に
より算出されるフォーカシングエラー信号FEが最大値
又は最小値をとる。
【0061】更にデフォーカスすることにより、ビーム
スポットは、図6(a)中のp1,p7に示すように、
半円状の形状を保ったまま次第に大きくぼやけてゆき、
受光領域a,b,c,dの外方に位置するキャンセル用
の受光領域g,h,i,jにも出力が生じる。このた
め、式2によって算出されるフォーカシングエラー信号
FEは、絶対値が再び小さくなり、やがて0に収束す
る。
【0062】次に、図6(a)中のp1からp7に至る
場合のフォーカシングエラー信号FEの出力の推移を図
6(b)に示す。
【0063】また、式5によって算出されるプッシュプ
ル信号PPから容易に推測できるように、式1によって
算出されるフォーカシングエラー信号FEは、プッシュ
プル信号PPの漏れこみ成分がほとんどないため、例え
ばDVD−RAM等のようにプッシュプル信号のフォー
カシングエラー信号に対する漏れこみが比較的大きくな
り易い光学ディスクを再生する場合にも適している。
【0064】さらに、このフォーカシングエラー信号F
Eの検出方法におけるフォーカシングエラー信号の検出
感度は、第1及び第2のフォトディテクタ41,42の
分割線Lの幅に依存しないため、いわゆるフーコー法
によるフォーカシングエラー信号の検出方法のように、
フォーカシングエラー信号の検出感度を下げるために分
割線を広げることにより、RF信号帯域が十分に大きく
とれなくなるといった問題も生じないため、ディスクド
ライブ装置の再生動作の高速化にも適している。
【0065】なお、上述した光源11は、メインビーム
を受光する第1及び第2のメインビーム用フォトディテ
クタ41,42が、各受光領域a,b,c,dとキャン
セル用の受光領域g,h,i,jとが別体として分離さ
れてそれぞれ配設される構成とされたが、例えば図7に
示す他の第1及び第2のメインビーム用フォトディテク
タのように構成されてもよい。
【0066】図7に示すように、他の第1のメインビー
ム用フォトディテクタ51は、分割線Lにより二等分
割された各受光領域k,lとキャンセル用の受光領域
q,rが各連結片53,54を介して電気的に連結され
ることにより、全体略コ字状を呈して一体に形成されて
いる。また同様に、図7に示すように、他の第2のメイ
ンビーム用フォトディテクタ52は、分割線Lにより
二等分割された各受光領域m,nとキャンセル用の受光
領域s,tが各連結片55,56を介して電気的に連結
されることにより、全体略コ字状を呈して一体に形成さ
れている。
【0067】以上のように構成された第1及び第2のメ
インビーム用フォトディテクタ51,52によれば、フ
ォーカシングエラー信号FEが、 FE=(k+m+r+t)−(l+n+q+t)・・・・(式6) によって算出される。
【0068】上述した第1及び第2のメインビーム用フ
ォトディテクタ51,52によれば、複数に分割された
各受光領域の配線パターンを簡素化することが可能とさ
れる。
【0069】上述したように、光ピックアップ装置が備
える光学系1は、ホログラム素子12のホログラム27
が、第1及び第2の回折領域31,32により回折され
る戻り光に対して、このホログラム27の分割線L
平行な方向に対して+45度方向又は−45度傾斜され
た方向の非点収差を付与することによって、回折領域の
分割数が2つの比較的簡素な構成のホログラム27及び
比較的簡素な構成の第1及び第2のメインビーム用ディ
テクタ41,42を有する受光部15によって、フォー
カシングエラー信号FEの検出方法として、いわゆるD
PD法に対応して、充分なフォーカス引き込み範囲を確
保することができる。
【0070】また、光ピックアップ装置によれば、2波
長LD等の2波長一体発光素子を使用したDVD,CD
に各々対応する光ピックアップ装置を容易に実現するこ
とが可能とされて、フォーカシングエラー信号FEに対
してトラッキングエラー信号TEであるプッシュプル信
号の漏れこみも少なく、例えばDVD−R(Recordable)
等の追記型やDVD−RAM(Random-Access Memory),
DVD−RW(ReWritable)等の書換型の光学ディスクに
対応することも容易となる。
【0071】なお、本発明に係る光ピックアップ装置
は、光学ディスクとしてCD,DVDが適用されたが、
例えば、情報の追記が可能とされるCD−R(Recordabl
e),情報の書き換えが可能とされるCD−R(Recordabl
e),DVD−RW(ReWritable)や光磁気ディスク等の他
の光学ディスクに適用されてもよいことは勿論である。
【0072】最後に、上述した光ピックアップ装置を備
えるディスクドライブ装置を簡単に説明する。なお、こ
のディスクドライブ装置が備える光ピックアップは、上
述した光ピックアップ装置と構成が同一であるため、説
明を省略する。
【0073】図8に示すように、ディスクドライブ装置
61は、光学ディスク4から情報をそれぞれ再生する光
ピックアップ62と、光学ディスク4を回転駆動するデ
ィスク回転駆動機構63と、光ピックアップ62を光学
ディスク4の径方向に移動させる送り機構64と、これ
ら光ピックアップ62、ディスク回転駆動機構63、送
り機構64を制御する制御部65とを備えている。
【0074】ディスク回転駆動機構63は、光学ディス
ク4が載置されるディスクテーブル71と、このディス
クテーブル71を回転駆動するスピンドルモータ72と
を有している。送り機構64は、図示しないが、光ピッ
クアップ62を支持する支持ベースと、この支持ベース
を移動可能に支持する主軸及び副軸と、支持ベースを移
動させるスレッドモータとを有している。
【0075】制御部65は、図8に示すように、送り機
構64を駆動制御して光学ディスク4の径方向に対する
光ピックアップ62の位置を制御するアクセス制御回路
75と、光ピックアップ62の電磁駆動部を駆動制御す
るサーボ回路76と、これらアクセス制御回路75、サ
ーボ回路76を制御するドライブコントローラ77とを
有している。また、この制御部65は、光ピックアップ
62からの信号を復調処理する信号復調回路78と、復
調処理された信号を誤り訂正する誤り訂正回路79と、
誤り訂正された信号を外部コンピュータ等の電子機器に
出力するためのインターフェース80とを有している。
【0076】以上のように構成されたディスクドライブ
装置61は、図8に示すように、ディスク回転駆動機構
63のスピンドルモータ72によって、光学ディスク4
が載置されたディスクテーブル71が回転駆動される。
そして、ディスクドライブ装置61は、制御部65のア
クセス制御回路75からの制御信号に応じて送り機構6
4が駆動制御されて、光ピックアップ62が光学ディス
ク4の所望の記録トラックに対応する位置に移動され
る。
【0077】まず、ディスクドライブ装置61は、光学
ディスク4からの戻り光によって光ピックアップ62が
検出したフォーカシングエラー信号及びトラッキングエ
ラー信号に基づいて、サーボ回路76から光ピックアッ
プ62の電磁駆動部に制御信号が出力されて、対物レン
ズ14がフォーカシング方向及びトラッキング方向にそ
れぞれ駆動変位されることにより、出射光が対物レンズ
14を介して光学ディスク4の所望の記録トラックに合
焦される。そして、ディスクドライブ装置61は、光ピ
ックアップ62によって読み取られた信号が信号復調回
路78及び誤り訂正回路79により、復調処理及び誤り
訂正処理された後、インターフェース80から再生信号
として出力される。
【0078】上述したディスクドライブ装置61によれ
ば、光ピックアップ62を備えることにより、充分なフ
ォーカス引き込み範囲を確保するとともにサーボ動作の
信頼性を向上することが可能とされて、再生動作の高速
化を図ることができる。
【0079】
【発明の効果】上述したように本発明に係る光ピックア
ップ装置によれば、充分なフォーカス引き込み範囲を確
保することが可能とされ、サーボ動作の信頼性を向上す
ることができる。
【0080】また、本発明に係る光学ディスク装置によ
れば、充分なフォーカス引き込み範囲を確保するととも
に、サーボ動作の信頼性を向上することが可能とされ
て、再生動作の高速化を図ることができる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ピックアップ装置が備える光学
系を示す模式図である。
【図2】上記光学系が有する光源の第1及び第2の発光
素子を説明するために示す平面図である。
【図3】ホログラム素子のホログラムの第1及び第2の
回折領域を説明するために示す平面図である。
【図4】上記光学系が有する受光部において、第1の波
長の戻り光を受光する状態を示す平面図である。
【図5】上記光学系が有する受光部において、第2の波
長の戻り光を受光する状態を示す平面図である。
【図6】(a)に上記受光部の各受光領域が受光するビ
ームスポットのパターンを示し、(b)に各ビームスポ
ットのパターンにおけるフォーカシングエラー信号の出
力を示す図である。
【図7】他のメインビーム用フォトディテクタを示す平
面図である。
【図8】上記光ピックアップ装置を備えるディスクドラ
イブ装置を説明するために示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光学系、4 光学ディスク、11 光源、12 ホ
ログラム素子、14対物レンズ、15 受光部、26
回折格子、27 ホログラム、31 第1の回折領域、
32 第2の回折領域、41 第1のメインビーム用フ
ォトディテクタ、42 第2のメインビーム用フォトデ
ィテクタ、L 分割線

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を出射する光源と、 上記光源から出射された出射光を光学ディスクに集光さ
    せる対物レンズと、 光学系の復路上に配設されて、戻り光を異なる回折角を
    以て+1次回折又は−1次回折する第1及び第2の回折
    領域に分割線を介して二分割された戻り光用の回折素子
    と、 上記戻り光用の回折素子の上記第1及び第2の回折領域
    でそれぞれ回折された各回折光をそれぞれ受光する複数
    の受光領域に分割された受光素子とを備え、 上記戻り光用の回折素子は、+1次光又は−1次光の回
    折方向が、上記分割線にほぼ平行な方向とされるととも
    に上記分割線が戻り光の光軸上に位置されて、上記第1
    及び第2の回折領域が、上記分割線の方向に対して+4
    5度又は−45度傾斜された方向の非点収差を有するこ
    とを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 上記戻り光用の回折素子は、光学系の往
    路上に位置して配設されたことを特徴とする請求項1に
    記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 上記戻り光用の回折素子は、上記第1及
    び第2の回折領域による非点収差の方向が同一方向であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記戻り光用の回折素子は、上記分割線
    が上記光学ディスクのラジアル方向と略平行であること
    を特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 上記光ピックアップ装置は、光学系の往
    路上に位置して配設されて、上記光源からの出射光を記
    録情報検出用の0次光とトラッキングエラー検出用の±
    1次光とに分割する出射光用の回折素子を備え、 上記出射光用の回折素子による±1次光の回折方向は、
    上記戻り光用の回折素子による回折方向と略直交する方
    向であることを特徴とする請求項4に記載の光ピックア
    ップ装置。
  6. 【請求項6】 上記光源は、異なる複数の波長の光を出
    射する複数の発光点を有し、上記各発光点が上記戻り光
    用の回折素子の上記分割線と略平行な直線上にそれぞれ
    位置して配設されたことを特徴とする請求項1に記載の
    光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 上記光源及び上記受光素子は、同一の基
    盤上にそれぞれ配設されたことを特徴とする請求項1に
    記載の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 上記戻り光用の回折素子は、ホログラム
    であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアッ
    プ装置。
  9. 【請求項9】 光学ディスクに対して情報を記録及び/
    又は再生する光ピックアップと、上記光学ディスクを回
    転駆動するディスク回転駆動手段とを備える光学ディス
    ク装置において、 上記光ピックアップは、光を出射する光源と、上記光源
    から出射された出射光を光学ディスクに集光させる対物
    レンズと、光学系の復路上に配設されて戻り光を異なる
    回折角を以て+1次回折又は−1次回折する第1及び第
    2の回折領域に分割線を介して二分割された戻り光用の
    回折素子と、上記戻り光用の回折素子の上記第1及び第
    2の回折領域でそれぞれ回折された各回折光をそれぞれ
    受光する複数の受光領域に分割された受光素子とを有
    し、 上記戻り光用の回折素子は、+1次光又は−1次光の回
    折方向が、上記分割線にほぼ平行な方向とされるととも
    に上記分割線が戻り光の光軸上に位置されて、上記第1
    及び第2の回折領域が、上記分割線の方向に対して+4
    5度又は−45度傾斜された方向の非点収差を有するこ
    とを特徴とする光学ディスク装置。
  10. 【請求項10】 上記戻り光用の回折素子は、光学系の
    往路上に位置して配設されたことを特徴とする請求項9
    に記載の光学ディスク装置。
  11. 【請求項11】 上記戻り光用の回折素子は、上記第1
    及び第2の回折領域による非点収差の方向が同一方向で
    あることを特徴とする請求項9に記載の光学ディスク装
    置。
  12. 【請求項12】 上記戻り光用の回折素子は、上記分割
    線が上記光学ディスクのラジアル方向と略平行であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の光学ディスク装置。
  13. 【請求項13】 上記光ピックアップは、光学系の往路
    上に位置して配設されて、上記光源からの出射光を記録
    情報検出用の0次光とトラッキングエラー検出用の±1
    次光とに分割する出射光用の回折素子を備え、 上記出射光用の回折素子による±1次光の回折方向は、
    上記戻り光用の回折素子による回折方向と略直交する方
    向であることを特徴とする請求項12に記載の光学ディ
    スク装置。
  14. 【請求項14】 上記光源は、異なる複数の波長の光を
    出射する複数の発光点を有し、上記各発光点が上記戻り
    光用の回折素子の上記分割線と略平行な直線上にそれぞ
    れ位置して配設されたことを特徴とする請求項9に記載
    の光学ディスク装置。
  15. 【請求項15】 上記光源及び上記受光素子は、同一の
    基盤上にそれぞれ配設されたことを特徴とする請求項9
    に記載の光学ディスク装置。
  16. 【請求項16】 上記戻り光用の回折素子は、ホログラ
    ムであることを特徴とする請求項9に記載の光学ディス
    ク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1296916C (zh) * 2003-12-15 2007-01-24 株式会社大宇电子 Rom系统中使用的倾斜伺服装置
CN100440343C (zh) * 2005-11-16 2008-12-03 日本胜利株式会社 光拾取器装置
CN100459140C (zh) * 2004-06-15 2009-02-04 富士胶片株式会社 固态成像器件及其制造方法和照相机模块

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