JPH0793764A - 対物レンズ位置制御方法及び装置 - Google Patents

対物レンズ位置制御方法及び装置

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JPH0793764A
JPH0793764A JP26195693A JP26195693A JPH0793764A JP H0793764 A JPH0793764 A JP H0793764A JP 26195693 A JP26195693 A JP 26195693A JP 26195693 A JP26195693 A JP 26195693A JP H0793764 A JPH0793764 A JP H0793764A
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JP
Japan
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objective lens
signal
photodetector
push
optical pickup
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Application number
JP26195693A
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English (en)
Inventor
Masami Yuasa
正美 湯浅
Tomoyuki Ishida
友之 石田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別の部品を使用せずに、低コスト且つ簡単
な構成で、対物レンズの移動量を検出しできる対物レン
ズ位置検出方法及び装置を提供すること。 【構成】 回転駆動される光ディスクに対して、メイン
ビーム及びサイドビームを照射し、この光ディスクで反
射された各ビームをそれぞれ分割フォトディテクタによ
り受光し、メインビーム用のフォトディテクタにて再生
信号を検出し、サイドビーム用のフォトディテクタの差
信号に基づき、トラッキングエラーの検出を行なう光学
ピックアップにて、上記メインビーム用のフォトディテ
クタ31の各センサ素子A,B,C,Dのメインプッシ
ュプル信号MPPと、サイドビーム用のフォトディテク
タ32,33の各センサ素子E,F,G,Hのサイドプ
ッシュプル信号SPPとを加算する加算回路40が備え
られ、この加算回路の出力信号に基づき、対物レンズの
駆動回路が制御されるように対物レンズ位置制御装置を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD,VD,MD等や
光ディスクを利用したデータストレージ等において、記
録もしくは再生の際の光学ピックアップにおける対物レ
ンズの位置制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CD,VD,MD等の光ディスク
を記録再生するための光学ピックアップは、例えば図5
に示すように構成されている。
【0003】図5において、光学ピックアップ1は、半
導体レーザー素子等のレーザー光源2と、このレーザー
光源2から出射されるレーザー光を平行光にするコリメ
ータレンズ3と、このコリメータレンズ3からの平行光
を光ディスク4の表面に収束させる対物レンズ5と、こ
のコリメータレンズ3と対物レンズ5との間に順次配設
されたグレーティング6,ビームスプリッタ7及び1/
4波長板8と、このビームスプリッタ7の側方にて光軸
に沿って順次に配設された集光レンズ9及びフォトディ
テクタ10から構成されている。
【0004】ここで、このフォトディテクタ10は、図
6に示すように構成されている。即ち、図6において、
フォトディテクタ10は、中央に配設され且つ二分割さ
れたセンサ素子A,B,C,Dから成るセンサ部10a
と、このセンサ部10aの図面にて上方に間隔をあけて
配設されたセンサ素子E,Fから成るセンサ部10b
と、このセンサ部10aの図面にて下方に間隔をあけて
配設されたセンサ素子G,Hから成るセンサ部10cと
を備えている。
【0005】このような構成のフォトディテクタ10の
各センサ素子A乃至Hにおいては、上記グレーティング
6により三分割された光ビームLA,LB,LCが、そ
れぞれ中心のセンサ部10a即ちセンサ素子A,B,
C,D、上側のセンサ部10b即ちセンサ素子E,F、
そして下側のセンサ部10c即ちセンサ素子G,Hに対
して入射されるようになっている。
【0006】このように構成された光学ピックアップ1
によれば、レーザー光源2から射出した光ビームは、コ
リメータレンズ3,グレーティング6,ビームスプリッ
タ7,1/4波長板8及び対物レンズ5を介して、光デ
ィスク4の表面に収束される。
【0007】この光ディスク4の表面で反射された反射
光ビームは、再び上記対物レンズ5を介して、レーザー
光源2に向かって進み、ビームスプリッタ7に入射す
る。このビームスプリッタ7内にて、上記反射光ビーム
は、このビームスプリッタ7の反射面7aによって、図
面にて右方に反射され、集光レンズ9を介して、フォト
ディテクタ10に入射されることになる。
【0008】ここで、このフォトディテクタ10は、反
射光ビームを受光することによって、フォーカシング制
御用信号,トラッキング制御用信号及び再生用信号を検
出するようになっている。
【0009】この場合、このフォトディテクタ10の各
センサ素子A乃至Hの検出信号は、図7に示すように、
処理される。図7において、このフォトディテクタ10
の各センサ素子A乃至Hからの検出信号SA乃至SHの
うち、検出信号SAとSC,SBとSDは、減算回路1
1により、メインプッシュプル信号MPPとして
【0010】
【数1】
【0011】の演算が行なわれる。
【0012】また、検出信号SE,SF,SG,SHに
ついては、減算回路12,13により、サイドプッシュ
プル信号SPPとして
【0013】
【数2】
【0014】の演算が行なわれる。
【0015】そして、これらのメインプッシュプル信号
MPP及びサイドプッシュプル信号SPPに基づいて、
減算回路14によって、トラッキングエラー信号TEと
して、
【0016】
【数3】
【0017】の演算が行なわれる。
【0018】尚、上述の場合、メインビームMBは、図
8に示すように、光ディスク4の目的の溝状のトラック
4aに向かって照射されているとき、これと略1/2ト
ラックずれた二つのサイドビームSB1,SB2は、そ
れぞれこのトラック4aと隣接するトラックとの間に形
成された突条部4b,4c上に照射されることになる。
【0019】これにより、例えば光ディスク4に偏心が
あった場合には、その偏心に追従する対物レンズ5の移
動位置は、図9Aで示すように、周期的な変動を示して
いる。従って、上述したメインプッシュプル信号MPP
は、図9Bに示すように、対物レンズ移動による信号変
動量BPを上乗せした波形を有することになる。また、
サイドプッシュプル信号SPPも、同様にして、図9C
に示すように、対物レンズ移動量を上乗せした波形を有
することになる。
【0020】かくして、上記数式3における定数kを適
宜に選定することによって、得られるトラッキングエラ
ー信号TEは、MPPとSPPが互いに逆相でなること
から、図9Dに示すように、上記対物レンズ移動による
信号変動量BPがキャンセルされ、振幅が2倍となるこ
とになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のピックアップ1においては、高速アクセスの要求
に対応するため、シーク時間が短縮されている。このた
め、光学ピックアップのトラッキング方向への駆動速度
が比較的速く、従って、シーク時の駆動モータによる加
減速によって、対物レンズの横ずれや、この横ずれ状態
からの中点への整定時間が問題になってくる。
【0022】このため、対物レンズの横方向の位置を検
出するために、従来は、中点センサが備えられている。
これにより、対物レンズの位置が、この中点センサによ
って直接的に検出され、シーク時に対物レンズが横ずれ
した場合には、即時に横ずれ量が検出され、中点位置に
迅速に整定される。
【0023】しかしながら、このような中点センサは、
対物レンズに対して一体的に設けられているために、部
品点数が多くなる。従って、部品コストが高くなると共
に、組立コストも高くなってしまうという問題があっ
た。
【0024】また、対物レンズと共に移動する可動部分
の重量が増加するために、対物レンズを含む光学ピック
アップを移動させるための駆動機構の負担が大きくな
る。従って、駆動機構が大型化すると共に、却ってシー
ク時間が長くなってしまい、本来のシーク時間短縮の目
的に反する結果を招くことになるという問題があった。
さらに、このような対物レンズの移動位置の情報が得ら
れれば、シーク寺に対物レンズを迅速に中点位置に移動
制御する上で便利であると考えられる。
【0025】本発明は、以上の点に鑑み、特別の部品を
使用せずに、簡単な構成によって、低コストで、対物レ
ンズの移動量を検出し得るようにした、対物レンズ位置
検出方法及び装置を提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、回転駆動される光ディスクに対して、メインビー
ム及び略1/2トラック分だけ前後にずれたサイドビー
ムを照射し、この光ディスクにて反射された各ビームを
それぞれ分割フォトディテクタにより受光し、メインビ
ーム用のフォトディテクタにて再生信号を検出すると共
に、サイドビーム用のフォトディテクタの差信号に基づ
いて、トラッキングエラーの検出を行なうようにした光
学ピックアップの対物レンズ制御方法において、上記メ
インビーム用のフォトディテクタの各センサ素子のメイ
ンプッシュプル信号と、サイドビーム用のフォトディテ
クタの各センサ素子のサイドプッシュプル信号とを加算
することにより、プッシュプル成分をキャンセルし、対
物レンズの位置に関する信号を取得してシーク時の光学
ピックアップの駆動を制御するようにした対物レンズ位
置制御方法により、達成される。
【0027】また、上記目的は、本発明によれば、回転
駆動される光ディスクに対して、メインビーム及び略1
/2トラック分だけ前後にずれたサイドビームを照射
し、この光ディスクにて反射された各ビームをそれぞれ
分割フォトディテクタにより受光し、メインビーム用の
フォトディテクタにて再生信号を検出すると共に、サイ
ドビーム用のフォトディテクタの差信号に基づいて、ト
ラッキングエラーの検出を行なうようにした光学ピック
アップにおいて、上記メインビーム用のフォトディテク
タの各センサ素子のプッシュプル信号と、サイドビーム
用のフォトディテクタの各センサ素子のプッシュプル信
号とを加算する加算回路と、この加算回路の出力信号に
基づいて、シーク時に光学ピックアップの駆動回路が制
御する制御手段とを具備した対物レンズ位置制御装置に
より、達成される。
【0028】
【作用】上記構成によれば、メインビーム用のフォトデ
ィテクタの各センサ素子の検出信号から演算されたメイ
ンプッシュプル信号と、サイドビーム用のフォトディテ
クタの各センサ素子の検出信号から演算されたサイドプ
ッシュプル信号とを減算して、トラッキングエラー信号
を得るようにした、光学ピックアップに対して、上記メ
インプッシュプル信号とサイドプッシュプル信号とを加
算して、プッシュプル成分をキャンセルする。これによ
り、シーク時に対物レンズの移動位置に関する信号が検
出されたとき、この信号に基づいて、光学ピックアップ
の駆動装置が制御されることにより、対物レンズが迅速
に中点位置に戻されることになる。
【0029】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
4を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0030】図1は、本発明による対物レンズ位置制御
方法を適用した光学ピックアップの一実施例を示してい
る。図1において、光学ピックアップ21は、半導体レ
ーザー素子等のレーザー光源22と、このレーザー光源
22から出射されるレーザー光を平行光にするコリメー
タレンズ23と、このコリメータレンズ23からの平行
光を光ディスク24の表面に収束させる対物レンズ25
と、このコリメータレンズ23と対物レンズ25との間
に順次配設されたグレーティング26,ビームスプリッ
タ27及び1/4波長板28と、このビームスプリッタ
27の側方にて光軸に沿って順次に配設された集光レン
ズ29及びフォトディテクタ30を有している。
【0031】ここで、このフォトディテクタ30は、図
2の中央に示すように構成されている。図2において、
フォトディテクタ30は、中央に配設されかつ二分割
(四分割)されたセンサ素子A,B,C,Dから成るセ
ンサ部31と、このセンサ部31の図面にて上方に間隔
をあけて配設されたセンサ素子E,Fから成るセンサ部
32と、このセンサ部31の図面にて下方に間隔をあけ
て配設されたセンサ素子G,Hから成るセンサ部33と
から構成されている。
【0032】このような構成のフォトディテクタ30の
各センサ素子A乃至Hにおいては、上記グレーティング
26により三分割された光ビームLA,LB,LCのう
ち、ビームLBが、中心のセンサ部31のセンサ素子
A,B,C,Dに入射する。また、分割されたビームの
うち、ビームLAが上側のセンサ部32のセンサ素子
E,Fに、ビームLCが下側のセンサ部33のセンサ素
子G,Hに対して入射されるようになっている。
【0033】さらに、各センサ素子A乃至Hの検出信号
は、図3に示す信号処理回路によって、処理される。
【0034】図3において、信号処理回路34は、セン
サ素子A,B,C,Dの検出信号に基づいて、メインプ
ッシュプル信号MPPを出力する減算回路35と、セン
サ素子E,F及びG,Hの検出信号の差信号をそれぞれ
出力する減算回路36,37とを有している。
【0035】さらに、この信号処理回路34には減算回
路36,37の出力信号を加算してサイドプッシュプル
信号SPPを出力する加算回路38と、メインプッシュ
プル信号MPPとサイドプッシュプル信号SPPの差を
演算する減算回路39とが備えられている。また、本実
施例による光学ピックアップ21においては、信号処理
回路34は、さらにメインプッシュプル信号MPPとサ
イドプッシュプル信号SPPの和を演算する加算回路4
0を備えている。
【0036】本実施例による光学ピックアップ21は、
以上のように構成されており、その動作は以下のように
なっている。レーザー光源22から射出した光ビーム
は、コリメータレンズ23,グレーティング26,ビー
ムスプリッタ27,1/4波長板28及び対物レンズ2
5を介して、光ディスク24の表面に収束される。
【0037】この光ディスク24の表面で反射された反
射光ビームは、再び上記対物レンズ25を介して、レー
ザー光源22に向かって進み、ビームスプリッタ27に
入射する。このビームスプリッタ27内にて、上記反射
光ビームは、このビームスプリッタ27の反射面27a
によって、図面にて右方に反射され、集光レンズ29を
介して、フォトディテクタ30に入射されることにな
る。
【0038】ここで、このフォトディテクタ30は、反
射光ビームを受光することによって、フォーカシング制
御用信号,トラッキング制御用信号及び再生用信号を検
出するようになっている。この場合、このフォトディテ
クタ30の各センサ素子A乃至Hの検出信号は、図3の
信号処理回路によって処理される。即ち、図3におい
て、このフォトディテクタ30の各センサ素子A乃至H
からの検出信号SA乃至SHのうち、検出信号SA,S
B,SC,SDは、減算回路35により、メインプッシ
ュプル信号MPPとして
【0039】
【数4】
【0040】の演算が行なわる。
【0041】また、検出信号SE,SF,SG,SHに
ついては、それぞれ減算回路36,37によって、サイ
ドプッシュプル信号SPPとして、
【0042】
【数5】
【0043】の演算が行なわれる。
【0044】そして、このメインプッシュプル信号MP
Pと、k倍の増幅率を有するアンプ39aを介して入力
されるサイドプッシュプル信号SPPとから、減算回路
39によって、トラッキングエラー信号TEとして、
【0045】
【数6】
【0046】の演算が行なわれる。
【0047】このようにして得られたトラッキングエラ
ー信号TEに基づいて、例えば図2にて、中央に示した
正しい位置に対して左右に示されたトラッキングエラー
発生時には、このトラッキングエラーが検出されて、光
学ピックアップ21全体が、図1にて左右方向(ディス
クの径方向)に移動されることにより、トラッキング補
正が行なわれる。
【0048】また、このメインプッシュプル信号MPP
と、k倍の増幅率を有するアンプ40aを介して入力さ
れるサイドプッシュプル信号SPPとから、加算回路4
0によって、対物レンズ位置の移動量BPとして、
【0049】
【数7】
【0050】の演算が行なわれる。
【0051】すなわち、この対物レンズの移動の際のス
ポット移動状態は、図2にて中央の正しい位置に対して
上下に示された状態をさしている。この場合、ある方向
にスポット移動があると、2つのサイドビームのスポッ
トの中心は、フォトディテクタ32に対しても、フォト
ディテクタ33に対しても同一の方向に同じ量だけずれ
る。このため、対物レンズ移動時に、図3の信号処理回
路中の減算回路36と37の出力値は同じとなる。
【0052】ところで、この対物レンズ位置の移動量B
Pは、直流成分及び交流成分を含んでいると共に、ポジ
ションずれと対物レンズ位置そしてスキューによるビー
ム変形による関数の和として構成されている。このう
ち、ポジションずれ分は、比較的長い時定数を有してい
るため、例えば光学ピックアップのシーク時において
は、DC成分とみなすことができる。
【0053】また、スキューによビーム変形分も、光学
系に起因する分は同様であると共に、光ディスクに起因
する分は、シーク時においては無視できる程度に小さく
と考えられる。従って、上記BPのAC成分が、近似的
に対物レンズ位置の関数に等しいとみなすことができ
る。
【0054】かくして、対物レンズが中点近傍にあると
きのBPをサンプリングし、BPからこのサンプリング
値を減算することにより、対物レンズ位置信号が得られ
ることになる。これにより、実際の対物レンズ位置信号
OPは、中点位置付近におけるBPをBPsとすれば、
【0055】
【数8】
【0056】となる。
【0057】このようにして得られた対物レンズ位置信
号OPは以下のようにして利用される。すなわち、光学
ピックアップのシーク時には、図2にて中央の正常位置
に対して上下に示された対物レンズのずれが発生した場
合には、図4に示すように、上述の対物レンズ位置信号
OPに基づいてトラッキングサーボをかける。これによ
り、シーク終了後の対物レンズ位置が中点位置付近に近
づけられる。このことは、対物レンズ位置信号OPがゼ
ロに近づけられることによって、示されている。
【0058】その後、トラッキングエラー信号TEによ
るトラッキングサーボにより、光学ピックアップ21
は、所望のトラックに対して位置決め、即ちトラック引
き込みされることになる。かくして、シークストップ時
には、対物レンズは、中点位置付近に近づけられ、かつ
トラッキングサーボによって、シークによる対物レンズ
の共振が減衰されることになり、トラック引き込み時間
が短縮されることになる。
【0059】このように、以上の実施例によれば、上記
メインプッシュプル信号とサイドプッシュプル信号と利
用して、対物レンズの移動位置が検出されるので、従来
のように対物レンズと一体的に移動し得る中点センサを
設ける必要がない。従って、対物レンズと共に移動する
可動部の重量が軽減されることになり、光学ピックアッ
プの駆動装置の負担が軽減される。かくして、対物レン
ズは迅速に中点位置に戻されることになり、これによ
り、光学ピックアップ全体が小型且つ軽量に構成される
ことになる。
【0060】また、中点センサが不要であることから、
部品点数が少なくて済み、部品コスト及び組立コストが
低減されると共に、さらに可動部フレキシブルプリント
基板等による接続ラインが削減されることになり、一層
小型化され、負荷が低減されることになる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、特
別の部品を使用せずに、簡単な構成によって、低コスト
で、対物レンズの移動量を検出し得るようにした、対物
レンズ位置検出方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による対物レンズ位置制御装置を組み込
んだ光学ピックアップの光学的構成を示す概略図であ
る。
【図2】図1の光学ピックアップにおけるフォトディテ
クタの概略平面図である。
【図3】図1の光学ピックアップのフォトディテクタの
信号処理回路の構成例を示すブロック図である。
【図4】図4の信号処理回路の各部における信号波形を
示すタイムチャートである。
【図5】従来の光学ピックアップの光学的構成を示す概
略図である。
【図6】図5の光学ピックアップにおけるフォトディテ
クタの概略平面図である。
【図7】図5の光学ピックアップのフォトディテクタの
信号処理回路の構成例を示すブロック図である。
【図8】図5の光学ピックアップによる各ビームと光デ
ィスクのトラックとの関係を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図9】図7の信号処理回路の各部における信号波形を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
21 光学ピックアップ 22 レーザー光源 23 コリメータレンズ 24 光ディスク 25 対物レンズ 26 グレーティング 27 ビームスプリッタ 28 1/4波長板 29 集光レンズ 30 フォトディテクタ 31 フォーカシング用センサ部 32 センサ部 33 センサ部 34 信号処理回路 35 減算回路 36 減算回路 37 減算回路 38 加算回路 39 減算回路 39a アンプ 40 加算回路 40a アンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される光ディスクに対して、メ
    インビーム及び略1/2トラック分だけ前後にずれたサ
    イドビームを照射し、 この光ディスクにて反射された各ビームをそれぞれ分割
    フォトディテクタにより受光し、 メインビーム用のフォトディテクタにて再生信号を検出
    すると共に、サイドビーム用のフォトディテクタの差信
    号に基づいて、トラッキングエラーの検出を行なうよう
    にした光学ピックアップの対物レンズ制御方法におい
    て、 上記メインビーム用のフォトディテクタの各センサ素子
    のメインプッシュプル信号と、サイドビーム用のフォト
    ディテクタの各センサ素子のサイドプッシュプル信号と
    を加算することにより、プッシュプル成分をキャンセル
    し、 対物レンズの位置に関する信号を取得してシーク時の光
    学ピックアップの駆動を制御するようにした、 ことを特徴とする対物レンズ位置制御方法。
  2. 【請求項2】 回転駆動される光ディスクに対して、メ
    インビーム及び略1/2トラック分だけ前後にずれたサ
    イドビームを照射し、この光ディスクにて反射された各
    ビームをそれぞれ分割フォトディテクタにより受光し、
    メインビーム用のフォトディテクタにて再生信号を検出
    すると共に、サイドビーム用のフォトディテクタの差信
    号に基づいて、トラッキングエラーの検出を行なうよう
    にした光学ピックアップにおいて、 上記メインビーム用のフォトディテクタの各センサ素子
    のプッシュプル信号と、サイドビーム用のフォトディテ
    クタの各センサ素子のプッシュプル信号とを加算する加
    算回路と、 この加算回路の出力信号に基づいて、シーク時に光学ピ
    ックアップの駆動回路が制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする対物レンズ位置制御装置。
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