JPH1122217A - 移動観覧席における座席起倒装置 - Google Patents

移動観覧席における座席起倒装置

Info

Publication number
JPH1122217A
JPH1122217A JP17390397A JP17390397A JPH1122217A JP H1122217 A JPH1122217 A JP H1122217A JP 17390397 A JP17390397 A JP 17390397A JP 17390397 A JP17390397 A JP 17390397A JP H1122217 A JPH1122217 A JP H1122217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
fixed
support leg
drive shaft
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17390397A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Fukuda
章彦 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP17390397A priority Critical patent/JPH1122217A/ja
Publication of JPH1122217A publication Critical patent/JPH1122217A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡略化して組立性を向上させるととも
に、強度の向上を図った移動観覧席における座席起倒装
置を提供する。 【解決手段】 段床1上の固定枠4に、枢軸5の後方に
平行にモータ駆動の駆動軸6を設け、駆動軸6に一端を
固着した駆動アーム11の他端に固定軸12を固着し、
かつ固定軸12の両端に1対の連結リンク13の一端を
枢装し、1対の連結リンク13の他端を、枢軸5の上方
において支持脚3の左右に枢装して、支持脚3の平伏起
立を、駆動軸6の回動により行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、劇場や多目的ホー
ル等において設置される移動観覧席、特にその座席起倒
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】劇場や多目的ホール等に設けられ、常時
は壁面に形成された収納部に収納し、使用時には、壁面
から室内に突出させて、雛壇状をなすようにした移動観
覧席の座席起倒装置の従来例としては、例えば実公昭6
3ー16777号公報に記載されているものがある。
【0003】この従来例では、前後方向に水平移動しう
る複数の段床を、上下方向に並べて移動観覧席を構成す
るとともに、各段床の上面に、左右方向に並ぶ複数の支
持脚の下端を枢着し、かつ各支持脚の上端を左右方向を
向く支持杆で連結して、この支持杆に多数の座席を固着
している。
【0004】各支持脚の中間部には、連結リンクの一端
が枢着され、連結リンクの他端は、左右方向を向く駆動
軸に固着されたクランクアームのクランク部に軸着さ
れ、さらに、駆動軸に軸着されたギヤは、減速機構を介
して、モータの回転軸に設けられたギヤに連係されてい
る。
【0005】モータを正転させると、支持脚が回動し
て、全座席は同時に起立させられ、モータを逆転させる
と、支持脚が逆に回動して、全座席は同時に前方に折り
畳まれ、移動観覧席の壁面の収納部に収容されるように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来装
置では、クランクアームを支持脚の左右両側に2つ設け
ており、また、各軸とクランクアーム及び連結リンクと
の連結を止め輪等を利用して行っているため、部品点数
が多くなり、組立工数もかかるので、装置が高価なもの
となるという問題があった。また、クランクアームが左
右2つあり、連結リンクも2つあって、それぞれが独立
しているため、捩れ方向に弱く、部品の変形や、止め輪
の破損による軸からの部品外れに由来する作動不良が起
こりやすいという問題もある。
【0007】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決し、構造を簡略化して組立性を向上させるとともに、
強度の向上を図った移動観覧席における座席起倒装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 左右方向に並ぶ折り畳み自在な座席を設けた複数
の移動可能な段床を上下に並べて配設し、前記段床上に
固定枠を介して水平に枢軸を設け、この枢軸に、前記座
席の支持脚の下端を回動可能に枢着して、観覧席収納状
態では前記座席は前記支持脚とともに前記段床上に平伏
し、かつ観覧席形成状態では前記段床を前方に雛壇状に
引き出して前記座席は前記支持脚とともに起立させるよ
うにした移動観覧席における座席起倒装置において、前
記段床上の前記固定枠に、前記枢軸の後方に平行にモー
タ駆動の駆動軸を設け、この駆動軸に一端を固着した駆
動アームの他端に固定軸を固着し、固定軸の両端に1対
の連結リンクの一端を枢装し、これら1対の連結リンク
の他端を、前記枢軸の上方において前記支持脚の左右に
枢装して、前記支持脚の平伏起立を前記駆動軸の回動に
より行うようにする。
【0009】(2) 上記(1)項において、1対の連結リ
ンクの他端を、前記枢軸の上方において前記支持脚の左
右から突出する連結軸に、それそれ回動可能に枢装させ
る。
【0010】(3) 上記(1)または(2)項において、駆
動軸に一端を固着した肉厚の駆動アームの他端の固定軸
を、両端段付きピンとし、その中央部を前記駆動軸に固
定し、このピンの左右両端の段部に1対の連結リンクの
一端をそれぞれ枢装する。
【0011】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、1対の連結リンクの中間部同士を連結部材により連
結する。
【0012】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、座席の支持脚の下端を固定枠に枢着する枢軸まわり
であって、前記支持脚のそれぞれの側部と固定枠との間
に、支持脚を起立する方向に付勢するとともに、支持脚
を固定枠のほぼ中央に位置するように付勢するコイルば
ねを配設する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に例示した移動観覧席は、1
つの段床(1)上に、2列の座席(2)を配設し、この段床
(1)を、上下方向に複数段(図1では2段が示されてい
る)雛壇状に並べたものであり、格納時には、座席(2)
を矢印に示すように平伏させてから、段床(1)を矢印に
示すように格納場所(図示していない)に引き込ませ
る。
【0014】図2は、1列の座席(2)を正面から見た図
であって、座席(2)を支持する支持脚(3)の下端は、段
床(1)に取り付けた固定枠(4)に左右方向に水平に取り
付けた枢軸(5)に枢着されている。
【0015】図3は、本発明にかかる支持脚(3)の起倒
装置の部分拡大縦断面図、図4は、図3に示す部分を正
面から見た図、図5は、支持脚の途中から水平に切断し
て上から見た断面図、図6は、図3に示す部分を背面か
ら見た図である。
【0016】図3及び図5に示すように、支持脚(3)の
下端を枢着した枢軸(5)の後方には、これと平行に駆動
軸(6)が、取付金具(7)により固定枠(4)に回動可能に
取り付けられている。左右1対の取付金具(7)は、ボル
トナット(8)により固定枠(4)及び段床(1)に固定され
ている。
【0017】駆動軸(6)は、図2に示すように、カップ
リング(9)を介して、モータ、ギヤより成る減速駆動機
構(10)の一端に連結され、減速駆動機構(10)の他端も、
カップリング(9)を介して駆動軸(6)に連結されてい
る。
【0018】図3及び図4に示すように、駆動軸(6)に
は、支持脚(3)の左右方向中央の位置に揃えて配設され
た駆動アーム(11)の一端が、相互回転不能に固着されて
いる。駆動アーム(11)は、肉厚すなわち左右方向の厚さ
が厚くて、たとえ力が加わっても、駆動アーム(11)の他
端が、駆動軸(6)に対して左右方向にぶれるようなこと
はないようにしてある。
【0019】図3及び図6に示すように、駆動アーム(1
1)の他端には、両端段付きピン(12)の中央部が固定され
ており、その左右両端の段部(12a)には、1対の連結リ
ンク(13)の一端が嵌挿されている。両段部(12a)間の距
離は、実質的に支持脚の左右方向の幅と等しく設定され
ている。
【0020】連結リンク(13)は、図3から明らかなよう
に、駆動軸(6)を避けるために、くの字状に曲がった部
材であり、その他端は、枢軸(5)の上方において支持脚
(3)に、両端を固定枠(4)内において左右方向に水平に
突出させた連結軸(14)に回動可能に嵌合させられてい
る。
【0021】1対の連結リンク(13)の中間部同士は、図
5に示すようにコ字状に曲げた連結部材(15)をボルトナ
ット(16)により取り付けることにより連結されて、相互
の平行関係及び連動関係を確保するようにされている。
【0022】前述の支持脚(3)の下端を回動可能に支持
する枢軸(5)のまわりには、支持脚(3)の左右両側に、
ねじりばねとして、支持脚(3)を起立させる方向に付勢
するとともに、圧縮ばねとして、支持脚(3)を固定枠
(4)のほぼ中央に位置するように付勢するコイルばね(1
7)が、支持脚(3)と固定枠(4)との間に設けられてい
る。
【0023】図3の座席起立状態から、減速駆動機構(1
0)のモータを作動させて駆動軸(6)を回動させると、駆
動アーム(11)は反時計方向に回動し、これにともなっ
て、駆動アーム(11)の他端に枢着された連結リンク(13)
は、支持脚(3)を枢軸(5)を中心として反時計方向に回
動させて、図7に示す平伏状態とさせる。平伏状態にお
いてモータを逆方向に作動させると、図3に示す起立状
態に戻ることはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、駆動アームの両端は、
駆動軸と固定軸とに固着され、かつ左右の連結リンク
は、中央の固定軸の両端部に取り付けられるので、部品
点数を削減でき、組立もし易くなり、装置を安価にする
ことができる。
【0025】請求項2記載の発明のように、1対の連結
リンクの他端を、前記枢軸の上方において前記支持脚の
左右から突出する連結軸に、それそれ回動可能に枢着さ
せると、連結リンクの取り付けが、単なる嵌合だけでよ
く、作業工数が少なく、止め輪のような部品を省略で
き、かつ止め輪の破損による部品外れによる作動不良を
なくすことことができる。
【0026】請求項3記載の発明のように、駆動軸に一
端を固着した肉厚の駆動アームの他端の固定軸を、両端
段付きピンとし、その中央部を前記駆動軸に固定し、こ
のピンの左右両端の段部に1対の連結リンクの一端をそ
れぞれ枢着すると、力がくわわった場合にも駆動アーム
がぶれることもなく、連結リンクの捩れも生じない。
【0027】請求項4記載の発明のように、1対の連結
リンクの中間部同士を連結部材により連結すると、左右
の連結リンクを一体として強度を高めるとともに、両連
結リンクの相互の平行関係及び連動関係を確保し、連結
リンクの捩れを防止することができる。
【0028】請求項5記載の発明のように、座席の支持
脚の下端を固定枠に枢着する枢軸に、前記支持脚のそれ
ぞれの側部と固定枠との間に、コイルばねを配設する
と、支持脚の起倒装置に対する位置決めを図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座席起立装置が設けられる移動観覧席
の一部の側面図である。
【図2】移動観覧席の一列分の座席の正面図である。
【図3】図1及び図2に示した移動観覧席に用いられる
本発明の一実施形態である座席起倒装置の拡大縦断面図
である。
【図4】図3に示した座席起倒装置の正面図である。
【図5】図3に示した座席起倒装置の支持脚上部を水平
に切って示す平面図である。
【図6】図3に示した座席起倒装置の一部を省略して示
す背面図である。
【図7】図3に起立位置で示した座席起倒装置を平伏位
置で示す縦断面図である。
【符号の説明】
(1)段床 (2)座席 (3)支持脚 (4)固定枠 (5)枢軸 (6)駆動軸 (7)取付金具 (8)ボルトナット (9)カップリング (10)減速駆動機構 (11)駆動アーム (12)両端段付きピン (12a)段部 (13)連結リンク (14)連結軸 (15)連結部材 (16)ボルトナット (17)コイルばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に並ぶ折り畳み自在な座席を設
    けた複数の移動可能な段床を上下に並べて配設し、前記
    段床上に固定枠を介して水平に枢軸を設け、この枢軸
    に、前記座席の支持脚の下端を回動可能に枢着して、観
    覧席収納状態では前記座席は前記支持脚とともに前記段
    床上に平伏し、かつ観覧席形成状態では前記段床を前方
    に雛壇状に引き出して前記座席は前記支持脚とともに起
    立させるようにした移動観覧席における座席起倒装置に
    おいて、 前記段床上の前記固定枠に、前記枢軸の後方に平行にモ
    ータ駆動の駆動軸を設け、この駆動軸に一端を固着した
    駆動アームの他端に固定軸を固着し、固定軸の両端に1
    対の連結リンクの一端を枢装し、これら1対の連結リン
    クの他端を、前記枢軸の上方において前記支持脚の左右
    に枢装して、前記支持脚の平伏起立を前記駆動軸の回動
    により行うようにしたことを特徴とする移動観覧席にお
    ける座席起倒装置。
  2. 【請求項2】 1対の連結リンクの他端を、前記枢軸の
    上方において前記支持脚の左右から突出する連結軸に、
    それそれ回動可能に枢装させた請求項1記載の移動観覧
    席における座席起倒装置。
  3. 【請求項3】 駆動軸に一端を固着した肉厚の駆動アー
    ムの他端の固定軸を、両端段付きピンとし、その中央部
    を前記駆動軸に固定し、このピンの左右両端の段部に1
    対の連結リンクの一端をそれぞれ枢装した請求項1また
    は2記載の移動観覧席における座席起倒装置。
  4. 【請求項4】 1対の連結リンクの中間部同士を連結部
    材により連結した請求項1〜3のいずれかに記載の移動
    観覧席における座席起倒装置。
  5. 【請求項5】 座席の支持脚の下端を固定枠に枢着する
    枢軸まわりであって、前記支持脚のそれぞれの側部と固
    定枠との間に、支持脚を起立する方向に付勢するととも
    に、支持脚を固定枠のほぼ中央に位置するように付勢す
    るコイルばねを配設した請求項1〜4のいずれかに記載
    の移動観覧席における座席起倒装置。
JP17390397A 1997-06-30 1997-06-30 移動観覧席における座席起倒装置 Withdrawn JPH1122217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17390397A JPH1122217A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 移動観覧席における座席起倒装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17390397A JPH1122217A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 移動観覧席における座席起倒装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1122217A true JPH1122217A (ja) 1999-01-26

Family

ID=15969228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17390397A Withdrawn JPH1122217A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 移動観覧席における座席起倒装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1122217A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100521374B1 (ko) * 2002-11-25 2005-10-12 주식회사 하나로엔지니어링 수납식관람석 의자회동장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100521374B1 (ko) * 2002-11-25 2005-10-12 주식회사 하나로엔지니어링 수납식관람석 의자회동장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004255975A (ja) シート装置
JP3309032B2 (ja) 観覧席用シートおよび折り畳み式のシートを有する観覧席
JPH1122217A (ja) 移動観覧席における座席起倒装置
JP2003040002A (ja) シートの上下調節機構
JP2985810B2 (ja) ステップ昇降装置
JP2609527B2 (ja) 移動観覧席の座席起立装置
JP4226966B2 (ja) パワーシート
JP3206524B2 (ja) 移動観覧席
JP2887519B2 (ja) 移動観覧席の座席起立装置
JPH0432450Y2 (ja)
JP2840649B2 (ja) 収納式椅子
JP2000136646A (ja) 移動観覧席
JP4817168B2 (ja) 椅子
JPH0431950Y2 (ja)
JP2527261Y2 (ja) 階段状床面形成装置
JP3292187B2 (ja) 移動観覧席
JPH10157498A (ja) 車両用シート
JPH0668543U (ja) 移動床式観覧席の折りたたみ椅子連動起立転倒装置
JP2567183Y2 (ja) 伸縮式階段状観覧席
JP4505848B2 (ja) 車両用シートリフタ装置
JPH10266600A (ja) 移動観覧席装置
JPH10113005A (ja) 作業機のヒッチ支持構造
JPH0328074Y2 (ja)
JPH1018678A (ja) 防水扉用のヒンジ装置
JP2002293179A (ja) 車両用折りたたみシート

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907