JP2887519B2 - 移動観覧席の座席起立装置 - Google Patents

移動観覧席の座席起立装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多目的ホール等で使用される移動観覧席の
座席起立装置に関するものである。
〔従来の技術〕
体育館やホール等の床面を多目的に利用するための移
動観覧席は公知で、第3図と第4図はその一例を略示す
るものである。
第3図は観覧席の展開時を示すもので、階段状に展開
した高さの異なる複数の各段床(a)の上面後部の枢軸
(b)には、折畳式の座席(c)の回動支杆(d)が枢
設され、下端には複数の車輪(e)が枢設されている。
下方のワイヤ(f)の両端は、ドラム(g)と最下段
の段床(a)に止着され、上方のワイヤ(h)は、各段
床(a)の下面前部と後端に枢設したプーリ(i)
(i)に掛け回され、両端はドラム(j)と最下段の段
床(a)に止着されている。
上述状態の観覧席は、不使用時には、座席(c)を折
り畳み、ついで回動支杆(d)を前倒してから、下方の
ワイヤ(f)を適宜の駆動装置(図示省略)により回転
するドラム(g)に巻取ることにより、第4図に示すよ
うに、各段床(a)を後位の段床(a)の内方に、順次
入れ子式に収納される。
また、第4図に示す状態の観覧席は、上方のワイヤ
(h)をドラム(j)に巻取れば、第3図に示すよう
に、各段床(a)は前方に階段状に展開し、各座席
(c)は起立装置により起立する。
段床(a)の展開動作と連動して、倒伏している座席
(c)を自動的に起立させる装置には、座席(c)と段
床(a)をリンクとカムで連結したものがある。
また座席(c)を枢支する回動支杆(d)の枢軸
(b)をモータに連結して、座席(c)を起立させ、あ
るいは倒伏させるようにしたものもある。
しかし上述の前者の装置は、機構が複雑で、組立と調
整に手間がかかり、後者の装置は、各段床(a)毎にモ
ータが配設してあるため、段床(a)を進退させるたび
に、給電用のモードを巻取ったり繰り出したりするため
の面倒な機構が必要であり、座席(c)数が増大するに
つれて、多数のモータが必要となり、必然的に高価とな
る。
本出願人は、上述のような問題点を解決した移動観覧
席の座席起立装置を特許出願している(特開昭64−5601
2号公報、特開平2−136106号公報参照、特願平2−241
298号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述の従来の装置は、座席(c)の傾斜角度
を調整するのが面倒であったり、又は特開昭64−29214
号公報に開示されているもののように、座席の傾斜角度
の調整がほとんど不可能である等の問題点がある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に
鑑み、座席の傾斜角度を簡単に調整できるようにした移
動観覧席の座席起立装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の移動観覧席の座席
起立装置は、上面に折畳式の座席を備える、高さの異な
る複数の段床を、不使用時には後方の壁面に沿って入れ
子式に収納し、使用時には前方に階段状に展開させる移
動観覧席において、 各段床の後部に載設したフレームと、 遊端に折畳式座席を備え、基部がフレームの前部に、
前方に倒伏した位置より、起立する位置まで、揺動自在
に枢支されるとともに、ばねにより起立する方向に付勢
され、展開している段床が後退すると、上段の段床の下
面に当接して前方に倒伏し、折り畳まれた座席ととも
に、上段の段床の下方に潜入する回動支杆と、 フレームに設けられ、左右方向を向く枢軸を前後方向
に位置調節可能に支持する枢軸位置調節手段と、 前記枢軸に枢支され、前端部上縁に、回動支杆が起立
したとき、回動支杆に突設した係止軸に係合しうる係合
溝と、係合溝の後縁より起立し、前記係止軸が前縁に当
接することにより、回動支杆の後方への回動を阻止する
停止片とを備え、前記係合溝が係止軸に係合しうるロッ
ク位置と、前記係合溝が係止軸の回動軌跡より下方に離
れたアンロック位置とに前記枢軸を中心として回動可能
であり、かつロック位置に向かって常時付勢された前後
方向を向くロックレバーと、 フレームに、左右方向を向く軸をもって枢着され、後
部が段床の後下部より後下方に延出し、該後部が下段の
段床の後端部に当接して回動させられることにより、連
係手段を介して、前記ロックレバーをアンロック位置に
回動させるアンロックレバー とを備えることを特徴としている。
〔作 用〕
展開した各段床を、座席を折畳んで、下段のものより
順次後退させて収納する際、これから後退しようとする
中段の段床は、その直下に既に収納された下段の段床の
後端部により、アンロックレバーの後下端が押し上げら
れて、ロックレバーはアンロック位置に位置させられて
いる。
この状態の中段の段床が後退を開始すると、回動支杆
は、後上部の上段の段床の前端面に当接し、中段の段床
の後退につれて、折畳まれた座席とともに中段の段床上
に前倒しつつ、上段の段床の下方に潜入する。
中段の段床が上段の段床の下方に完全に収納される
と、中段の段床の後端部が、上段の段床のアンロックレ
バーの後下端を押し上げて、回動支杆のロックを解除
し、上段の段床はそれより下方の段床等とともにさらに
上段の段床の下方へ後退を開始する。
上述の動作が上方の段床に順次繰返されて、展開して
いた各段床は、すべて最上段の段床の下方に収納され
る。
上述のように収納された各段床は、上述とは逆に階段
状に展開される際には、最下段の段床より順次前方に展
開する。
下段の段床がその直上の中段の段床に対して前進する
と、中段の段床のアンロックレバーは、下段の段床の後
端部が前方に離れることにより、下向きに回動して、ロ
ックレバーを、回動支杆の係止軸に係合しうるロック位
置まで持ち上げる。
下段の段床が中段の段床に対する前限位置まで前進す
ると、次に、その中段の段床が下段の段床と一体となっ
て、さらにその上段の段床に対して前進する。
中段の段床の回動支杆が、上段の段床の前端より前方
に進出すると、回動支杆は、ばねの付勢力により起立さ
せられ、回動支杆が正規の起立位置まで回動すると、係
止軸がロックレバーの係合溝に係合し、かつ停止片の前
限に当接して固定される。
回動支杆の起立時の傾斜角度を調整するには、枢軸位
置調節手段により、ロックレバーの枢軸を前後に移動さ
せる。
すると、ロックレバー全体が前後に移動させられ、そ
の前端部の係合溝と停止片とが回動支杆側の係止軸と係
合する位置が前後に変化させられ、それによって、回動
支杆が起立したときの停止状態の傾斜角度が変更させら
れる。
〔実施例〕
第1図と第2図は、本発明の一実施例を示す。
(1)は上記段床(a)に相当する段床で、第1図に
おいては、説明の便宜上、各段床(1)を下方より(1
A)(1B)(1C)(1D)と区別してある。
各段床(1)は、従来の移動観覧席と同様に、最下段
の段床より順に展開し、あるいは収納される。
各段床(1)の床板(2)の下面周縁部には、補強枠
(3)が添設され、補強枠(3)の内方には、前後方向
を向く多数の補強杆(4)が添設され、補強杆(4)の
上面後端には、床板(2)の上面より上方に突出する横
向補強杆(5)が架設されている。
補強杆(4)の上面後部における床板(2)と横向補
強杆(5)の間には、本発明に係る複数の座席起立装置
(6)が載設されている。
座席起立装置(6)の前面開口する箱状のフレーム
(7)の前下部中央には、回動支杆(8)の基部が、左
右方向を向く支軸(9)をもって、左右両側板(7a)
(7a)に枢支されている。
回動支杆(8)の遊端には、L字形に屈曲する取付金
具(10)が固設され、取付金具(10)には、左右方向を
向く連結杆(11)と、左右方向を向くローラ(12)を枢
設した軸受(13)が取付けられ、連結杆(11)には、折
畳式の座席(14)が取付けられている。
(15)は座席(14)の脚杆、(16)は座シート、(1
7)は背もたれ、(18)は肘掛である。
回動支杆(8)は、支軸(9)の両側部に巻装した捩
りコイルばね(19)(19)の両端を、回動支杆(8)の
上部に横向貫設した係止軸(20)と、フレーム(7)の
両側板(7a)(7a)の内面に固着したL字形のブラケッ
ト(21)(21)の下端縁に係止することにより、上方に
向けて付勢され、第2図に示すような起立位置まで上向
きに回動させられるようになっている。
係止軸(20)には後方を向くリンク(23)が枢設さ
れ、リンク(23)の後端には、フレーム(7)の上板
(7b)の下面に沿って後方を向く係合杆(24)が枢設さ
れ、係合杆(24)の後端には、前向フック(25)が立設
されている。
段床(1)の床板(2)の下面前部には、後述するよ
うに座席起立装置が展開を開始して、段床(1)が所定
の位置まで前進すると前向フック(25)が係合する後向
係合片(26)が垂設されている。
フレーム(7)の後板(7c)におけるほぼ中央上面に
は、前後方向を向く起立片(7d)には、逆U字状をなす
揺動板(27)の下端部が左右方向を向く軸(28)をもっ
て枢着されている。
揺動板(27)の上端の逆U字状の折返し部分には、前
後方向を向くボルト(29)が嵌合され、ボルト(29)の
前端に形成された頭部(29a)と、ボルト(29)に螺合
するナット(30)とにより、揺動板(27)の上端部を挟
着し、かつボルト(29)の後端部を、フレーム(7)の
両側板(7a)(7a)間に架設した横材(31)に貫通させ
て、その貫通部の前後より1対のナット(32)をもって
横材(31)を締着することにより、揺動板(27)は、任
意の傾斜角度で上端部が固定されている。
揺動板(27)におけるボルト(29)の挿通部より若干
下方の位置には、ほぼ前後方向を向くロックレバー(3
3)の中間部が左右方向を向く枢軸(34)をもって枢着
されている。
ロックレバー(33)の上縁における前端から後方に向
かって、後上向き傾斜する傾斜縁(35)と、回動支杆
(8)の側面に突設された係止軸(20)と係脱しうる係
合溝(36)と、係合溝(36)の後縁より起立し、係止軸
(20)が前縁に当接することにより、回動支杆(8)の
後方への回動を阻止する停止片(37)とが順次形成され
ている。
ロックレバー(33)における枢軸(34)より若干後方
の部分と、起立片(7d)とには、引張コイルばね(38)
の各端部が係止され、ロックレバー(33)は、第2図に
示すように、係合溝(36)が、起立してきた回動支杆
(8)に突設された係止軸(20)と係合可能なロック位
置に向かって、第2図の時計方向に常時付勢されてい
る。
起立片(7d)に支持された軸(28)は、フレーム
(7)の底板(7c)に切設した前後方向を向くスリット
(39)と、段床(1)における互いに隣接する補強杆
(4)(4)間を通って、段床(1)より後下方に延出
するアンロックレバー(40)の前端部が枢支されてい
る。
アンロックレバー(40)の中間部上縁には、上方を向
く腕部(41)が連設されている。腕部(41)の上端は、
ロックレバー(33)の後部下縁に当接するとともに、腕
部(41)の上端部には逆U字状をなしてロックレバー
(33)の後部に上下方向に若干の余裕をもって跨嵌する
連結片(42)の下端部が固着されている。
アンロックレバー(40)は、常時は、下縁適所がスリ
ット(39)の前縁に当接し、後下方を向く位置で停止し
ており、このとき、ロックレバー(33)は、後部下縁が
腕部(41)の上端に当接して、ロック位置で停止してい
る。この状態から、アンロックレバー(40)が、後退し
てきた下段の段床(1)の横向補強杆(5)に当接し
て、後上方に回動させられると、腕部(41)の上端でロ
ックレバー(33)の後部を押し上げ、ロックレバー(3
3)を、その係合溝(36)が係止軸(20)の回動軌跡よ
り下方に離れたアンロック位置まで回動させるようにな
っている。
この実施例においては、揺動板(27)とボルト(29)
とナット(30)(32)とにより、枢軸(34)を前後方向
に位置調節可能に支持する枢軸位置調節手段(43)が形
成されているが、この枢軸位置調節手段(43)は、枢軸
(34)を前後方向に位置調節できるものであれば、どの
ような構成のものでもよい。また、腕部(41)と連結片
(42)とより、アンロックレバー(40)とロックレバー
(33)とを連係する連係手段(44)が形成されている
が、これも、どのような構成としてもよく、例えば、上
端部をロックレバー(33)に、また下端部をアンロック
レバー(40)にそれぞれ枢着したリンクとしてもよい。
つぎに上述の移動観覧席の収納時の動作を説明する。
第1図に示すように、展開している段床(1C)は、回
動支杆(8)の係止軸(20)がロックレバー(33)の係
合溝(36)、かつ停止片(37)の前縁に当接して、後退
不能にロックされているが、これから収納しようとする
段床(1B)は、既に下方に収納した段床(1A)の横向補
強杆(5)によりアンロックレバー(40)の後下端が押
し上げられて、ロックレバー(33)はアンロック装置に
回動させられ、ロックが解除されているので、回動支杆
(8)は前倒することができる状態となっている。
この状態から、段床(1B)が後退すると、その段の回
動支杆(8)のローラ(12)が、上段の段床(1C)の前
端面に当接し、回動支杆(8)は座席(14)とともに前
傾し、ローラ(12)が段床(1C)の補強杆(4)の下面
に回込むと床板(2)上に前倒して、段床(1C)の下方
に潜入する。
この時、係合杆(24)のフック(25)は、段床(1B)
の後退とともに、段床(1C)の係合片(26)より後方に
移動するので、係止軸(20)の前下方への回動により、
係止軸(20)にリンク(23)を介して連結された係合杆
(24)が前方に引かれても、フック(25)が上段の段床
(1C)の係合片(26)に係合することはなく、係止軸
(20)は支障なく移動することができる。
段床(1B)が段床(1C)の下方に完全に収納される
と、段床(1B)の横向補強杆(5)が、段床(1C)のア
ンロックレバー(40)の後下端を押上げて、回動支杆
(8)のロックを解除する。
上述の動作が上方の各段床(1)に順次繰返されて、
展開していた各段床(1)は、すべて最上段の段床
(1)の下方に収納される。
収納された各段床(1)は、ドラムを逆転させること
により、最下段の段床より順次展開し、これから前進を
開始しようとする段床(1)は、アンロックレバー(4
0)の後下端を押し上げていた下段の段床(1)の横向
補強杆(5)がすでに前方に移動しているので、ロック
レバー(33)は引張コイルばね(38)の付勢により後部
が引き下げられて、係合溝(36)が、係止軸(20)に係
合しうるロック位置となる。
この段床(1)が前進を開始すると、回動支杆(8)
のローラ(12)が、上段の段床(1)の補強杆(4)の
下面を転動し、その後前方に外れる。すると、回動支杆
(8)は捩りコイルばね(19)の付勢により、起立する
ように回動させられ、係止軸(20)は、ロックレバー
(33)の前端の傾斜縁(35)に沿って後退して、ロック
レバー(33)を若干押し下げて、係合溝(36)に係合す
るとともに、停止片(37)の前縁に当接して停止させら
れる。
なお、捩りコイルばね(19)の付勢力によっては、回
動支杆(8)を十分に起立しきれない場合には、係合杆
(24)の後端の前面フック(25)が、上段の段床(1)
下面の後向係合片(26)に係合して、係合杆(24)及び
リンク(23)を介して、係止軸(20)が後方に引かれる
ことにより、回動支杆(8)は強制的に引き起こされ
る。
上述の動作が上方の各段床(1)に順次繰返されて、
移動観覧席が展開される。
回動支杆(8)の起立時の傾斜角度を変更したい場合
には、枢軸位置調節手段(43)により、ロックレバー
(33)の枢軸(34)を前後に移動させればよい。
すなわち、ナット(30)(32)を弛めて、横材(31)
へのボルト(29)の進退量を所望の値に変更した後、再
度ナット(30)(32)を締付けることにより、枢軸(3
4)の位置を前後に変更することができる。
枢軸(34)の位置を前方に移動させると、ロックレバ
ー(33)の係合溝(36)及び停止片(37)に係止軸(2
0)が係合するタイミングが早くなり、回動支杆(8)
及びその上端に設けられた座席(14)の起立時の後傾角
は少なくなり、逆に枢軸(34)の位置を後方に移動させ
ると、上述と逆に、回動支杆(8)及び座席(14)の起
立時の後傾角は大となる。
このように、枢軸位置調節手段(43)を調節するだけ
で、回動支杆(8)及び座席(14)の起立時の傾斜角度
を簡単に調整することができる。
なお、最下段の段床(1)の下方には、アンロックレ
バー(40)の後下端を押し上げて、回動支杆(8)のロ
ックを解除する横向補強杆(5)がなく、回動支杆
(8)が起立した状態でロックされている展開した移動
観覧席の収納を開始することができない。そのため最下
段の段床(1)には、回動支杆(8)のロックを解除す
る適宜の装置を設けるか、又は最下段の段床(1)の
み、従来の座席起立装置と同一のものを設ければよい。
また上述の実施例においては、1個のアンロックレバ
ー(40)をフレーム(7)のほぼ中央に設けたが、フレ
ーム(7)内の諸部材の大きさや形状や配置、あるいは
段床(1)の下面の構成等の事情により、上記枢軸(3
4)をフレーム(7)の両側板(7a)(7a)の外方まで
延長して、枢軸(34)の両端に2本のアンロックレバー
(40)の前部を枢支し、両アンロックレバー(40)の中
間部同士を連結する連結杆を、リンク等を介してロック
レバー(33)に連係してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によると、係止軸と係合して、回動支杆を起立
位置に拘束する係合溝と、係止軸に当接して、回動支杆
の後方への回動を阻止する停止片とを、ロックレバーに
一体として設け、ロックレバーの枢軸の前後方向の位置
を、枢軸位置調節手段により、調節するだけで、回動支
杆及びそれに取付けられた座席の起立時の傾斜角度を簡
単に調節することができ、従来のように、ロックレバー
の取付位置や回動支杆を停止させるストッパの位置等を
個別に調節しなくていよので、調節作業を著しく簡略化
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用した移動観覧席の収納途中の状
況を示す縦断側面図、 第2図は、本発明装置の要部を示す斜視図、 第3図は、従来の移動観覧席の展開時の側面図、 第4図は、同じく収納時の側面図である。 (1)段床、(2)床板 (3)補強枠、(4)補強杆 (5)横向補強杆、(6)座席起立装置 (7)フレーム、(7a)側板 (7b)上板、(7c)底板 (7d)起立片、(8)回動支杆 (9)支軸、(10)取付金具 (11)連結杆、(12)ローラ (13)軸受、(14)座席 (15)脚杆、(16)座シート (17)背もたれ、(18)肘掛 (19)捩りコイルばね、(20)係止軸 (21)ブラケット、(23)リンク (24)係合杆、(25)フック (26)係合片、(27)揺動板 (28)軸、(29)ボルト (29a)頭部、(30)(32)ナット (31)横材、(33)ロックレバー (34)枢軸、(35)傾斜縁 (36)係合溝、(37)停止片 (38)引張コイルばね、(39)スリット (40)アンロックレバー、(41)腕部 (42)連結片 (43)枢軸位置調節手段、(44)連係手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 1/121 A47C 1/126

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に折畳式の座席を備える、高さの異な
    る複数の段床を、不使用時には後方の壁面に沿って入れ
    子式に収納し、使用時には前方に階段状に展開させる移
    動観覧席において、 各段床の後部に載設したフレームと、 遊端に折畳式座席を備え、基部がフレームの前部に、前
    方に倒伏した位置より、起立する位置まで、揺動自在に
    枢支されるとともに、ばねにより起立する方向に付勢さ
    れ、展開している段床が後退すると、上段の段床の下面
    に当接して前方に倒伏し、折り畳まれた座席とともに、
    上段の段床の下方に潜入する回動支杆と、 フレームに設けられ、左右方向を向く枢軸を前後方向に
    位置調節可能に支持する枢軸位置調節手段と、 前記枢軸に枢支され、前端部上縁に、回動支杆が起立し
    たとき、回動支杆に突設した係止軸に係合しうる係合溝
    と、係合溝の後縁より起立し、前記係止軸が前縁に当接
    することにより、回動支杆の後方への回動を阻止する停
    止片とを備え、前記係合溝が係止軸に係合しうるロック
    位置と、前記係合溝が係止軸の回動軌跡より下方に離れ
    たアンロック位置とに前記枢軸を中心として回動可能で
    あり、かつロック位置に向かって常時付勢された前後方
    向を向くロックレバーと、 フレームに、左右方向を向く軸をもって枢着され、後部
    が段床の後下部より後下方に延出し、該後部が下段の段
    床の後端部に当接して回動させられることにより、連係
    手段を介して、前記ロックレバーをアンロック位置に回
    動させるアンロックレバー とを備えることを特徴とする移動観覧席の座席起立装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101510601B1 (ko) * 2014-11-18 2015-04-20 주식회사 유니테크 시스템 관람석 다단 시스템

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