JP3914637B2 - 移動観覧席の床材支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通常は、複数の椅子を起立、倒伏可能に設置される床材の複数枚を、敷設面上に所要に応じて階段状に展開して即席の観覧席を設けることを可能とし、この一方で、観覧席の不使用時には、複数枚の床材の相互を、上下方向に整列させて収納することで、敷設面の開放を可能とするほぼ入子式構造の移動観覧席において、支柱によって片持支持される床材の展開姿勢で、それの先端部分を、敷設面の傾斜態様等に影響されることなく確実に支持する床材支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上下方向に所定の間隔をおいて支柱に片持支持される複数枚の床材をほぼ入子式に収納および展開可能とした従来のこの種の移動観覧席としては図5に例示するようなものがある。
【0003】
これは、それぞれの台車111a,111b,111cの後端部分に立設したそれぞれの支柱112a,112b,112cの上端部分に、それぞれの床材113a,113b,113cをほぼ水平姿勢で片持支持したものであり、それぞれの台車111a,111bの進出作動に基づいて床材113a,113b,113cを、図5(b)に示すような展開状態とする一方、それらの台車の後退作動により、床材113a,113b,113cを図5(a)に示すような収納状態とするものである。
【0004】
ここで、それぞれの床材113a,113b,113c、なかでも、床材113b,113cは、それらの展開状態の下で、各先端部分を下段側の床材上に設けた支持手段114a,114bによって支持することで、床材113b,113cへの荷重の作用に対し、床材の撓み変形等を有効に阻止することができる。なお、最下段の床材113aの先端部分は、台車111aそれ自体に設けた図示しない支持手段により支持することで、それの撓み変形等を十分に防止することができる。
【0005】
ところで、従来技術のこのような支持手段は、一の支持手段114aを例にとって図6に拡大して示すように、支柱112aの上端部に取付けられて床材の左右方向に水平に延在する貫材115の上面に、マウント部材116を介して、ローラ117を水平に配設することにより構成してなり、ここにおけるローラ117は、上段側床材113bに対する下段側床材113aの展開姿勢で、上段側床材113bの前後方向に延びる補助アーム118に下面側から接触して床材113bの先端部分を支持するべく機能する。
【0006】
なお図中119は、マウント部材116に、そこから前方側へ突出させて設けた位置決めボルトを示し、この位置決めボルト119は、下段側床材113aの限界展開位置で、補助アーム118に取付けたストッパ120に当接する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上述したような従来の支持手段は、ローラ117の高さを調整したり、ローラ117による支持レベルを変化させたりすることが不可能であるが故に、それぞれの床材を、図5に示すような、実質的な水平面をなす敷設面121上で階段状に展開する場合には、それぞれの床材113b,113cの先端部分を支持手段114a,114bをもって支持することが可能ではあっても、その支持手段を、図7に示すような傾斜敷設面122上で展開および収納される移動観覧席にそのまま適用した場合には、それぞれの床材113a,113b,113cの上下方向の間隔が、床材の収納時に比して展開時に大きくなることに起因して、展開姿勢の床材を十分に支持することができないという問題があった。
【0008】
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決するものであり、それの目的とするところは、たとえば、競輪場のバンクの如くの傾斜面に対しても移動観覧席の床材の展開および収納を十分可能ならしめる移動観覧席の床材支持装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の、移動観覧席の床材支持装置は、それぞれの台車に立設した支柱によって、上下方向に所定の間隔をおいて片持支持される複数枚の床材のそれぞれをほぼ入子式に収納および展開可能とし、展開姿勢の床材の先端部分を、下段側の床材と関連する部分にヒンジ連結して設けた支持アームによって支持するものであり、支持アームのヒンジ部を所要に応じて上下動可能とし、支持アームそれ自体を、それの荷重支持部が床材の下面に直接的もしくは間接的に接触する起立方向に向けて付勢し、そして、支持アームのヒンジ部から荷重支持部までの高さを、その荷重支持部がヒンジ部より後方側に位置する姿勢で前方側に位置する姿勢より高くし、また、床材の下面側に、下段側床材の展開作動に伴って、前記荷重支持部を前記ヒンジ部より後方側へ変位させる一方、下段側床材の収納作動に伴って、その荷重支持部をヒンジ部より前方側へ変位させるアーム回動手段を設け、さらに、床材の限界展開位置を特定する位置決め手段を設けたものである。
【0010】
この床材支持装置では、それぞれの床材の、傾斜敷設面上での展開に当たり下段側の床材の展開の初期においては、支持アームのヒンジ部に対して荷重支持部を前方側に位置させて、その荷重支持部を、相対的に低い高さの下で、支持アーム付勢力に基づいて上段側の床材に接触させて、床材の円滑なる展開作動を可能ならしめる。
この一方で、下段側の床材の、展開の限界位置近傍部分では、上段側の床材の下面側に設けたアーム回動手段をもって、支持アームの荷重支持部を、ヒンジ部の後方側へ強制的に回動させて、そのヒンジ部から荷重支持部までの高さの、所要に応じた増加をもたらし、これにより、高さの増加した荷重支持部をもって、上段側床材の先端部分の、確実にして十分な支持を実現する。
【0011】
なおここで、荷重支持部の高さのこのような増加によってなお、それによる上段側床材の支持を実現し得ない場合には、支持アームのヒンジ部それ自体の高さを増加させることで、上段側床材の支持を確実ならしめることができる。
【0012】
かくしてここでは、床材相互の間隔が床材の展開作動に伴って次第に増加する場合に、荷重支持部の、ヒンジ部からの高さを、床材の展開作動に基づいて強制的に増加させることによって、上段側の床材の先端部分を常に有効に支持することができる。
【0013】
ところで、ここにおける荷重支持部、ひいては、支持アームの、それ以上の回動運動の継続に起因する、その荷重支持部の高さの減少は、下段側床材の限界展開位置とともに、支持アームの回動限位置を特定する位置決め手段によって阻止されるので、下段側床材をその限界展開位置まで展開させることで、荷重支持部による上段側床材の支持が、常に確実に実現されそして維持されることになる。
【0014】
また、この支持装置において、下段側の床材を上段側のそれに対して収納作動させるに当たっては、その下段側床材の収納変位に基づいて、支持アームを、上段側床材のアーム回動手段によって強制的に回動させて、それの荷重支持部を再びヒンジ部の前方側にもたらすことで、その下段側床材の収納変位を十分円滑ならしめることができる。ここで、荷重支持部がヒンジ部の前方側に位置する、このような支持アーム姿勢では、その支持アームは、たとえば、ばねその他の弾性手段によって起立方向に付勢されているにすぎないので、床材の収納の進行に伴う、上下床材の間隔の減少に対しては、その弾性手段の変形をもって十分に対処することができる。
【0015】
以上のような装置において、支持アームの荷重支持部は、支持アームに取付けた水平ローラもしくは水平ピンによって構成することができる他、支持アームそれ自体の上端面によって構成することもでき、とくに水平ローラを用いた場合には、荷重支持部と、上段側床材との摩擦力および、それらの摩耗を有効に低減させることができる。
【0016】
またここでは、支持アームを、中間部をヒンジとしたほぼく字状の折曲部材により構成し、そしてその支持アームの上端部分を、床材の限界展開位置の近傍部分で、アーム回動手段に掛合させることが好ましく、これによれば、アーム回動手段により、支持アームの荷重支持部を、床材の展開および収納作動に基づいて所要の位置へ自動的に、しかも円滑にかつ確実に変位させることができる。
【0017】
さらに、アーム回動手段には、下段側床材の展開途中で、支持アームに掛合するアーム引起こし舌片と、下段側床材の収納途中で支持アームから離脱するアーム引倒し舌片とを設けることが好ましく、これよれば、とくには下段側床材の収納作動を、荷重支持部の、支持アームの倒伏側への変位と併せて十分円滑に行わせることができる。
【0018】
また好ましくは、前記位置決め手段を、支持アームと、アーム引起こし舌片と、支持アームの下端部に当接する回動拘束部材とで構成し、これによる位置決めを、直接的には、支持アームの余剰の回動運動を拘束することをもって行うことで、その支持アームが回動しすぎることに起因する、荷重支持部の、意図しない高さの減少を有利に防止することができる。
【0019】
そしてより好ましくは、アーム引起こし舌片を、調整ボルトその他によって前後方向に可動とすることで、下段側床材の限界展開位置を所要に応じて適宜に調節することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に示すところに基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態を、複数枚の床材の展開状態で示す側面図であり、図中1は、移動観覧席の傾斜敷設面を示し、2,3,4はそれぞれ、限界位置まで進出変位させた台車を示す。
【0021】
ここで、台車2,3,4の、車輪を設けた下部フレームは、水平面に対して、傾斜敷設面1と対応する角度で傾斜する。このような各台車2,3,4の後端部分には垂直上方へ突出する支柱5,6,7を立設し、これらの各支柱5,6,7の上端部には、各床材8,9,10を前方側へほぼ水平に突出させて片持ち状態で取付ける。
【0022】
またここでは、各床材8,9,10の後端部分に、床材8,9,10の図示のような展開状態で、上段側の床材の先端部分を有効に支持する支持装置11,12,13を設ける。
なおここで、最下段の床材8の先端部分は、台車2の先端部から上方へ突出させて設けた支柱2aに連結することで支持する。
【0023】
図2は、このような支持装置を、それらの一の装置11を例として示す拡大側面図および背面図であり、図中14は、床材8の後端部分に、その床材8の幅方向、いいかえれば、図2(b)の左右方向に所要の間隔をおいて設けたほぼ箱状の支持フレームを示す。
【0024】
ここでは、支持フレーム14の段下がり頂壁14aに、高さ調整ボルト15によってクレビス16を固定し、このクレビス16に水平に貫通させた回転軸17の両端に、一対の、ほぼく字状の折曲部材18aからなる支持アーム18の中間部を連結する。
【0025】
支持アーム18のこの連結は、図に示すところでは、それの上端側部分をほぼ垂直方向に向けた姿勢の下で、折曲部より下端側の、斜めに延びる部分を回転軸17に連結することにより行い、またここでは、支持アーム18を、回転軸上に配置した捩りコイルばね19の一端をその支持アーム18に、そしてその他端をクレビス16にそれぞれ貫通させることによって、通常はそれの起立方向、図2(a)に示すところでは時計方向に付勢する。
【0026】
そして、かかる支持アーム18の上端部には、上段側床材9の前後方向に延在させた補助アーム9aの下面に接触する、荷重支持部としてのローラ20を、水平姿勢で回転自在に取付けて設け、また、その下端部には、支持フレーム14に取付けられて、床材8の左右方向、すなわち、図2(b)の左右方向に延びる貫材21に面接触する当接板22に設ける。
【0027】
これに対し、上段側床材9の下面側には、支持アーム18の上端部に掛合して、荷重支持部としてのローラ20を、回転軸17に対する前方側および後方側のそれぞれに変位させるアーム回動手段23を設ける。少なくとも一方のく字状折曲部材18aに対応させて構成することができるこのアーム回動手段23は、補助アーム9aの側部に、前後調整ボルト24を介して、チャンネル状部材25を下方側に開口させて取付け、このチャンネル状部材25の、床材9の前方側に位置する一方のフランジを、他方のフランジより下方へ長く突出する、支持アーム18の引起こし舌片25aとし、床材9の後方側に位置する、突出長さの短い他方のフランジを、支持アーム18に当接してそれを、前記捩りコイルばね19のばね力に抗して倒伏方向に回動させるとともに、下段側床材8の収納途中で支持アーム18から離脱する、支持アーム18の引倒し舌片25bとする。
【0028】
ところで、図2に示す支持アームは、下段側床材8がそれの限界展開位置に達したときの状態を示し、ここでは、支持アーム18は、ローラ20の、回転軸17に対する相対高さを増加されて、上段側床材9の先端部分を有効に支持する。
【0029】
なおここで、下段側床材8の、図示の位置を越える展開変位は、位置決め手段として機能する、支持アーム18と、前記引起こし舌片25aと、貫材21との相互の当接によって確実に阻止されることになり、このときの限界展開位置は、調整ボルト24をもって、引起こし舌片25aの前後方向位置を変更することで、適宜に調節することができる。
【0030】
以上のように構成してなる床材支持装置の作用を以下に説明する。
たとえば、図7(a)に示すような収納状態にある床材の、最下段のものを傾斜敷設面上で展開する場合についてみるに、最下段の床材と、それの上段側床材との間隔は、最下段床材の展開の進行に伴って漸次増加することになる。この場合、荷重支持部としてのローラ20は、図3(a)に側面図で示すように、ヒンジ部としての回転軸17の前方側に位置して、支持アーム18を起立方向に付勢する捩りコイルばね19の作用下で、床材間隔のいかんにかかわらず、上段側床材9の補助アーム9aの下面に常時接触する。
【0031】
下段側床材8のこのような展開がさらに進行して、支持アーム18の上端部が、上段側床材9の先端部分に設けたアーム回動手段23に近接した場合には、図3(b)に示すように、支持アーム18の上端部は、下方側への突出長さを予め短く選択した引倒し舌片25bの下方を通過して、突出長さ長い引起こし舌片25aに当接する。
【0032】
ここで、床材8の展開がより一層進行すると、支持アームそれ自身の前方側への変位が、引起こし舌片25aとの当接によって拘束されることに起因して、その支持アーム18は、図3(c)および(d)に示すように、回転軸17の回りで、ローラ20が回転軸17の後方側に位置する姿勢となるように引き起こし回動され、この引き起こし回動は、支持アーム18の同方向への回動が図3(d)に示すような、それと、引起こし舌片25aと、貫材21との相互の衝接によって拘束されて、回転軸17に対するローラ20の高さが相対的に高くなった位置にて停止される。
【0033】
つまりここでは、支持アーム18の折曲度、ヒンジ位置等を選択することで、それのローラ20が回転軸17の後方側の特定位置まで回動して、支持アーム18の上端側部分がほぼ垂直姿勢となったときに、回転軸17に対するローラ高さが、支持アーム上端部が引起こし舌片25aに当接する前にあって、ローラ20が回転軸17の前方側に位置するいずれの場合に比べても、十分高くなる。
【0034】
従ってこの装置では、下段側床材8の限界展開位置を特定する位置決め手段、すなわち、上記支持アーム18、引起こし舌片25aおよび貫材21のそれぞれが図3(d)に示すように作用して、その床材8と上段側床材9との間隔が最も大きくなった時点で、ローラ20の高さもまた高くなり、この結果として、そのローラ20による、上段側床材9の支持が確実に実現されることになる。
【0035】
そしてこのような荷重の支持状態の下では、ローラ20に作用する力は、回転軸17を介して貫材21に支持されることになるので、荷重支持構造は十分安定なものとなる。
【0036】
なおここで、支持アーム18の、図3(d)に示すような引き起こし姿勢において、ローラ20による、上段側床材9の支持を十分適正に行い得ない場合には、高さ調整ボルト15の操作によって、回転軸17の高さを適宜に変更することで、最適な支持状態をもたらすことができる。
【0037】
この一方で、使用を終えた移動観覧席の床材を収納する場合には、たとえば、図3(d)に示すような展開状態にある床材8を収納方向に変位させることで、はじめに、図4(a)に示すように、引起こし姿勢にある支持アーム18の上端部と引倒し舌片25bとの当接をもたらす。
【0038】
次いで、その床材8の収納の進行に基づき、引倒し舌片25bで、支持アーム18を、図4(b)に示すように、ローラ20の幾分の上昇変位をもたらしつつ、捩りコイルばね19のばね力に抗して、そのローラ20が回転軸17の前方側に位置する姿勢となるように引き倒し、そして、この引き倒しが終了することで、図4(c)に示すように、支持アーム18の上端部の、引倒し舌片25bとの干渉の解消をもたらして、支持アーム18の、アーム回動手段23からの離脱を可能ならしめ、それ以後は、床材8の自由な収納変位を許容する。
【0039】
なお、支持アーム18のローラ20は、床材8のこのような自由な収納変位に当たっても、捩りコイルばね19の作用下で、上段側床材9の補助アーム9aに接触して幾分の荷重支持機能を発揮する。
【0040】
かくして、この床材支持構造によれば、傾斜敷設面1上で移動観覧席の床材8,9,10を展開させる場合の、床材相互の上下間隔の増加に対し、支持アーム18の引起こし作動に基づいて、それのローラ20の、回転軸17からの高さを高めることによって対処することで、展開状態とした下段側床材の支持アーム18による、上段側床材の先端部分の支持を常に確実に実現することができ、併せて、その支持態様を十分安定なものとすることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上に述べたところから明らかなように、この発明によれば、とくには床材の展開作動に基づいて、支持アームの荷重支持部の高さを増加させることにより、移動観覧席の床材を、競輪場のバンクの如くの傾斜敷設面上で展開する場合であっても、上段側床材の先端部分を、その荷重支持部をもって常に確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】床材支持装置の態様を示す拡大図である。
【図3】床材の展開時における、図2に示す装置の作動工程図である。
【図4】床材の収納時における、図2に示す装置の作動工程図である。
【図5】従来技術を示す側面図である。
【図6】従来の床材支持装置を示す拡大図である。
【図7】従来技術の床材の、傾斜敷設面上への配設態様を示す側面図である。
【符号の説明】
1 傾斜敷設面
2,3,4 台車
5,6,7 支柱
8,9,10 床材
9a 補助アーム
11,12,13 支持装置
14 支持フレーム
14a 頂壁
15 高さ調整ボルト
16 クレビス
17 回転軸
18 支持アーム
18a 折曲部材
19 捩りコイルばね
20 ローラ
21 貫材
22 当接板
23 アーム回動手段
24 前後調整ボルト
25 チャンネル状部材
25a 引起こし舌片
25b 引倒し舌片

Claims (7)

  1. 上下方向に間隔をおいて片持支持される複数枚の床材をほぼ入子式に収納および展開可能とし、展開姿勢の床材の先端部分を、下段側にヒンジ連結して設けた支持アームにより支持する移動観覧席の床材支持装置であって、
    支持アームのヒンジ部を上下方向に可動とし、支持アームを、それの荷重支持部が床材の下面に接触する起立方向に向けて付勢し、支持アームのヒンジ部から荷重支持部までの高さを、その荷重支持部がヒンジ部より後方側に位置する姿勢で前方側に位置する姿勢より高くし、床材の下面側に、下段側床材の展開作動に伴って、前記荷重支持部を前記ヒンジ部より後方側へ変位させ、下段側床材の収納作動に伴って、その荷重支持部をヒンジ部より前方側へ変位させるアーム回動手段を設け、また、床材の限界展開位置を特定する位置決め手段を設けてなる移動観覧席の床材支持装置。
  2. 支持アームの荷重支持部を、支持アームに設けた水平ローラもしくは水平ピンにより構成してなる請求項1に記載の移動観覧席の床材支持装置。
  3. 支持アームの荷重支持部を、支持アームそれ自体の上端面により構成してなる請求項1に記載の移動観覧席の床材支持装置。
  4. 支持アームを、中間部をヒンジ連結したほぼく字状の折曲部材により構成し、この支持アームの上端部を、アーム回動手段に掛合させてなる請求項1もしくは2に記載の移動観覧席の床材支持装置。
  5. アーム回動手段に、下段側床材の展開途中で支持アームに掛合するアーム引起こし舌片を設けるとともに、下段側床材の収納途中で支持アームから離脱するアーム引倒し舌片を設けてる請求項4に記載の移動観覧席の床材支持装置。
  6. 前記位置決め手段を、支持アームと、アーム引起こし舌片と、支持アームの下端部に当接する回動拘束部材とで構成してなる請求項5に記載の移動観覧席の床材支持装置。
  7. アーム引起こし舌片を前後方向に可動としてなる請求項6に記載の移動観覧席の床材支持装置。
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