JP6503315B2 - ソファーベッド装置 - Google Patents

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Description

この発明はソファーとベッドとの相互変換が可能なソファーベッド装置に関する。
たとえば、一般家庭やホテルなどではソファーとベッドとの相互変換が可能なソファーベッド装置を設け、宿泊客が予定数以上に増えたときなどに、前記ソファーベッド装置をベッドとして利用することで、対応するということが行われる。
このようなソファーベッド装置としては、たとえば特許文献1に示される構成のものが採用されている。
すなわち、従来のソファーベッド装置は矩形枠状に形成された基体を有する。この基体の一対の側板の内面にはそれぞれヒンジ機構が設けられている。このヒンジ機構はベースプレートを有し、このベースプレートには第1乃至第3のリンクの一端が枢着されている。なお、第1のリンクは、くの字状に屈曲形成され、他のリンクは直線状に形成されている。
第1、第2のリンクの他端は第1の連結板に枢着され、前記第3のリンクの他端は第2の連結板に枢着されている。前記第1の連結板と第2の連結板の一端は回動可能に連結されている。
一対の前記第1の連結板は背部クッション体を構成する背部フレームの幅方向両端に連結され、一対の前記第2の連結板は座部クッション体を構成する座部フレームの幅方向両端に連結されている。
前記ベースプレートと前記座部フレームとの間には第1の引張ばねが張設され、前記第2のリンクと前記第3のリンクとの間には第2の引張ばねが張設されている。
それによって、前記背部クッション体と座部クッション体は、前記第1のリンクがくの字状に屈曲していることで、前記第1の引張ばねの付勢力に抗して前記基体上でともに水平に倒伏した状態に維持されている。
その状態で、前記背部クッション体を前記第1のリンクとともに上昇方向、つまり起立方向に回動させれば、前記座部クッション体の後端側が低く傾斜しながら後方へ移動し、その傾斜状態で前記基体の内部に設けられた受け部材によって支持される。
つまり、水平に倒伏した状態である、ベッドの状態にあった前記背部クッション体と座部クッション体は、前記背部クッション体が起立して前記座部クッション体が後方に向かって低く傾斜した状態、つまりソファーの状態に変換されるようになっている。
特許第2912839号公報
ところで、上述した従来のソファーベッド装置によると、前記基体に対して前記背部クッション体と座部クッション体をリンク機構によって連結することで、前記背部クッション体と座部クッション体をベッド或いはソファーの状態に変換できるようにしている。
前記リンク機構はベースプレートや複数のリンク、さらには一対の連結板を有するため、部品点数が多くなるということがある。それによって、全体の構成が複雑化し、コスト上昇や組立て作業の煩雑化を招くということがあった。
しかも、ベッドとして利用するときには、前記背部クッション体と座部クッション体を水平に並べてベッド面とするため、前記背部クッション体と座部クッション体の隣り合う箇所につなぎ目が生じ、全体が均一なベッド面が得られず、寝心地が低下するということもあった。
この発明は、部品点数を少なくして構成の簡略化や組立て作業の容易化を図るとともに、全体が均一な状態のベッド面を得ることができるソファーベッド装置を提供することにある。
この発明は、幅方向の両端に板状の側部材が前後方向に沿って設けられた基体と、
一対の前記側部材の間に設けられた座部クッション体及び一方の面が背凭れ面で、他方の面がベッド面となる背部クッション体と、
鉤状の一対の取付け部材を有し、この取付け部材の一辺と他辺とによって前記背部クッション体の上下方向の下側の部分の幅方向の両端面と前記座部クッション体の幅方向の両端面を回動可能に連結した連結手段と、
前記背部クッション体を前記取付け部材を介して一対の前記側部材に回動可能かつ斜め上下方向に移動可能に支持した回転支持手段と、
前記背部クッション体を前記背凭れ面が前方に向けて起立した状態から前記回転支持手段によって前方へ倒伏させて前記ベッド面を上にしたときに、前記背部クッション体に連動する前記座部クッション体の前端部を前記側部材の前端部側の上部から斜め下方にガイドして前記ベッド面を上にして倒伏した前記背部クッション体の下方に移動させるガイド手段と、
前記背部クッション体が前記背凭れ面を前方に向けた起立状態と、前記ベッド面を上にした倒伏状態とのいずれかの状態にあるとき、前記背部クッション体が回動するのを阻止する一方、回動が阻止された前記背部クッション体を強制的に回動させて前記回転支持手段によって支持された箇所で斜め上方向に移動させることで、前記背部クッション体の阻止された回動を解除する係止手段と
を具備したことを特徴とするソファーベッド装置にある。
この発明によれば、起立状態或いは倒伏状態にある前記背部クッション体を異なる状態に回動させたとき、その回動に前記座部クッション体が連動するよう移動させる構造であるから、リンク機構を用いずにソファーとベッドとの相互変換を可能とすることができ、しかもベッドとして利用するとき、前記座部クッション体を倒伏した前記背部クッション体の下方に移動させ、前記背部クッション体のベッド面だけを利用するため、全体が均一な状態のベッド面として利用することができる。
この発明の一実施の形態を示すソファーベッド装置をソファーに変換した状態の斜視図。 基体を断面したソファーベッド装置の側面図。 基体に設けられた一対の側部材を示す一部断面した正面図。 側部材の正面図。 ソファーの状態にある座部クッション体と背部クッション体を示す図。 ソファーからベッドに変換するために背部クッション体を倒伏方向に回動させて第3のガイド溝の第1の係合部から第3の係合部材を外した状態を示す図。 ソファーからベッドに変換する途中の状態にある座部クッション体と背部クッション体を示す図。 ソファーからベッドに変換された座部クッション体と背部クッション体を示す図。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明図する。
図1はソファーベッド装置1がソファーSに変換された状態を示している。前記ソファーベッド装置1は図2と図3に示すように基体2を備えている。この基体2は、所定間隔で離間対向して配置された矩形板状の一対の側部材3を有する。つまり、一対の側部材3は前記基体2の幅方向の両端に配置されている。なお、前記側部材3は金属や合成樹脂、或いは木材などの材料によって作られている。
一対の前記側部材3の前端側は前側連結板4によって連結され、後端側は後側連結板5によって連結されている。それによって、前記基体2は平面形状が矩形枠状に形成されている。
なお、前記前側連結板4は前記側部材3の高さ寸法に比べて小さい高さ寸法に形成され、前記後側連結板5は前記側部材3と同じ高さ寸法に形成されている。さらに、前記側部材3には、下端の前後方向の両端にそれぞれ脚部材6aが設けられ、外面側には前記側部材3に比べて高さ寸法が大きい肘掛け体6bが設けられている。
前記基体2の一対の側部材3間には、これら側部材3間の間隔に比べてわずかに小さな幅寸法を有する座部クッション体7と背部クッション体8とが幅方向の両端を一対の前記側部材3に、以下に述べるよう構成によって移動可能に支持されて配置されている。
すなわち、図4に示すように前記側部材3の前後方向中途部の上部には、下端側が後方に向かって低く傾斜した、長孔状の第1のガイド溝11が形成されている。前記側部材3の前端部側には、上部から中途部の下部に向かって低く傾斜した第2のガイド溝12が形成されている。
さらに、前記側部材3には、一端が前記側部材3の前後方向の中途部の下部に位置し、他端が後端部側の上部に位置し、前記一端と他端との間で下方に向かって凸となる円弧状に湾曲した第3のガイド溝13が形成されている。この第3のガイド溝13の前記一端には下方に向かってL字状に屈曲した第1の係合部15が形成され、前記他端には後方に向かってL字状に屈曲した第2の係合部16が形成されている。
図2と図3に示すように、前記座部クッション体7の前端部側の幅方向両端面には第2の係合部材としての第2のローラ17が回転可能に取付けられている。この第2のローラ17は前記側部材3に形成された前記第2のガイド溝12に移動可能に係合支持されている。前記第2のガイド溝12と前記第2のローラ17とでガイド手段を構成している。
図2に示すように、前記背部クッション体8はシングルサイズのベッド用のマットレス18の幅方向を上下方向にして用いられている。前記マットレス18の一方の面の下端部と中途部を除く部分にはクッション部材19が設けられている。なお、前記マットレス18と前記クッション部材19は外装地によって一体的に被覆一体化されている。
後述するように、前記背部クッション体8の前記クッション部材19が設けられた一方の面は背凭れ面8aとして利用され、他方の面はベッド面8bとして利用される。
図2に示すように、前記背部クッション体8の前記背凭れ面8aの前記クッション部材19が設けられた部分よりも下側の部分の幅方向の両端面には鋼板などの板材を鉤状(L字状)に形成した取付け部材21の一辺がねじ21aによって取付け固定されている。
前記取付け部材21の他辺の先端部は、前記座部クッション体7の幅方向の端面の前後方向中途部に支軸22によって回動可能に連結されている。それによって、前記背部クッション体8を回動させると、前記座部クッション体7が連動するようになっている。前記取付け部材21と前記支軸22とで連結手段を構成している。
前記取付け部材21の角部には第1の係合部材としての回転可能な第1のローラ23が設けられている。この第1のローラ23は前記側部材3の前後方向の中途部の上部に形成された前記第1のガイド溝11に移動可能に係合している。
前記第1のガイド溝11と前記第1のローラ23とによって前記背部クッション体8を前記基体2の一対の側部材3間に回動可能に支持した回転支持手段を構成している。つまり、前記第1のローラ23は前記第1のガイド溝11に回転可能に、しかも前記第1のガイド溝11に沿って斜め方向に上下動可能に支持されている。
なお、前記第1のガイド溝11は前記第2、第3のガイド溝12,13に比べて十分に短い長さ寸法に形成されている。この実施の形態では、前記第1のガイド溝11は前記第3のガイド溝13の両端に形成された前記第1、第2の係合部15,16の長さ寸法とほぼ同じ或いはわずかに長く形成されている。
前記取付け部材21の一辺の端部、図2では一辺の下部には第3の係合部材としての第3のローラ24が回転可能に設けられている。前記第3のローラ24は前記側部材3の前記第3のガイド溝13に移動可能に係合支持されている。
図2或いは図5に示すように前記背部クッション体8が前記背凭れ面8aを前方に向けて起立状態にあるとき、前記第1のローラ23は前記第1のガイド溝11の下端に位置し、前記第3のローラ24は前記第3のガイド溝13の一端である下端に形成された第1の係合部15に係合している。
それによって、前記背部クッション体8は起立した状態から前方へ倒伏する方向へ自由に回動するのが阻止されている。
図2に示すように、前記取付け部材21の前記支軸22が設けられた他辺の先端部と、前記基体2の前端部側の底部との間には付勢手段としての引張ばね25が張設されている。この引張ばね25は起立した状態で保持された前記背部クッション体8を、前記取付け部材21を介して倒伏方向に付勢している。
前記第3のローラ24と前記第1の係合部15との係合によって起立状態で倒伏不能に保持された前記背部クッション体8を、前方へ倒伏させる方向へ強制的に回動させると、前記背部クッション体8に前記取付け部材21を介して一体的に設けられた前記第1のローラ23が図6に矢印aで示すように、前記第1のガイド溝11の下端から上端まで移動する。つまり、前記背部クッション体8は前記第1のローラ23とともに前記第1のガイド溝11に沿って斜め上方へ移動する。
それによって、前記第3のガイド溝13の下端の前記第1の係合部15に係合した前記第3のローラ24が図6に示すように前記第1の係合部15から外れるから、前記背部クッション体8を図6に示す状態から図7に矢印bで示す倒伏方向へ回動させることができる。
前記背部クッション体8を図6に示す状態から図7に状態まで倒伏させる際、前記背部クッション体8には前記引張ばね25の復元力が作用するから、前記背部クッション体8を軽い力で倒伏させることができる。そして、前記背部クッション体8が図7に示す状態まで倒伏すると、前記引張ばね25は復元力が発生しない長さまで収縮する。
前記背部クッション体8を図7に示す状態まで倒伏させると、前記第3のローラ24が前記第3のガイド溝13の中途部まで移動する。さらに、前記前記背部クッション体8を図7に示す状態から図8に示すように、前記前記背部クッション体8の前記ベッド面8bが上を向いて水平となる状態となるまで回動させると、前記第3のローラ24が前記第3のガイド溝13の上方向へ移動し、前記第3のガイド溝13の上端に形成された前記第2の係合部16に対向する。
前記第3のローラ24が前記第3のガイド溝13の前記第2の係合部16に対向する位置まで、前記背部クッション体8が倒伏すると、図8に矢印cで示すように前記第1のローラ23が前記第1のガイド溝11に沿って斜め下方へ移動するから、その動きに前記背部クッション体8が連動する。
それによって、前記第3のローラ24が前記第3のガイド溝13の前記第2の係合部16に係合するから、前記背部クッション体8は前記ベッド面8bを上にした水平な状態で回動不能に保持される。つまり、前記ソファーベッド装置1がソファーSの状態から、ベッドBの状態に変換された状態で保持される。
前記背部クッション体8が図7に示す状態から図8に示す状態へ倒伏すると、前記引張ばね25は引張力が生じていない状態から引き伸ばされて復元力が生じた状態に反転する。それによって、ほぼ水平に倒伏した前記背部クッション体8には、この背部クッション体8を起立方向に付勢する付勢力が加わることになる。
このとき、前記第3のローラ24は前記第2の係合部16に係合しているから、前記背部クッション体8が前記引張ばね25の付勢力によって起立方向へ回動するのが阻止される。
図8に示すように、ベッドBに変換されたソファーベッド装置1をソファーSに変換するには、倒伏した前記背部クッション体8を起立方向へ強制的に回動させる。それによって、前記第1のローラ23が前記第1のガイド溝11を斜め上方へ移動し、その移動に前記背部クッション体8が連動するから、前記第3のローラ24が前記第2の係合部16から外れる。
前記第2の係合部16から外れた前記第3のローラ24は、図7に示すように前記第3のガイド溝13に沿って下方へ移動するから、前記背部クッション体8を起立方向へ回動させることができる。
このとき、前記引張ばね25は復元力によって前記背部クッション体8を起立方向に付勢するから、前記背部クッション体8を比較的軽い力で起立させることができる。前記背部クッション体8を図7に示す状態まで起立させると、前記引張ばね25の復元力がなくなる。
前記背部クッション体8を図7に示す状態から、図6に示す状態を経て図5に示す状態まで起立させると、前記引張ばね25に再度、復元力が加わるから、起立した前記背部クッション体8に倒伏方向の付勢力が作用することになる。
一方、前記背部クッション体8を図5に示す起立した状態から、倒伏させる方向へ回動させると、前記背部クッション体8に設けられた前記取付け部材21の一辺の先端部に前記支軸22によって中途部が回転可能に連結された前記座部クッション体7が連動する。
図7に示すように前記座部クッション体7が前記背部クッション体8の倒伏方向の回動に連動すると、前記座部クッション体7の前端部に設けられた前記第2のローラ17が前記第2ガイド溝12に沿って斜め後方に下降する。それと同時に、前記支軸22によって前記取付け部材21の一辺に連結された中途部が下方へ引き下げられながら、後方へ移動させられる。
それによって、前記座部クッション体7は図7に示す状態を経て図8に示すように、水平に倒伏した前記背部クッション体8の下面側に移動することになるから、前記ソファーベッド装置1をベッドBとして利用する際、前記背部クッション体8の1つの前記ベッド面8bだけを利用することになる。
つまり、前記背部クッション体8の前記ベッド面8bだけをベッドとして利用する構成であるから、前記座部クッション体7を前記背部クッション体8と並べ、2つの面をベッドとして利用する従来に比べ、快適なベッド面8bを有するベッドとして利用することができる。
しかも、ベッドBとして利用する際、前記座部クッション体7は前記背部クッション体8の下面側に隠れるから、前記座部クッション体7によって前記ベッドBの外観が損なわれるということもない。
このように、上述したソファーベッド装置1は、前記基体2の一対の側部材3に第1乃至第3のガイド溝11〜13を形成し、前記座部クッション体7の端面に設けられた第2のローラ17を前記第2のガイド溝12に移動可能に係合させた。
前記背部クッション体8の端面に一体的に設けられた前記取付け部材21に、前記第1のローラ23を設け、前記第1のローラ23を前記第1のガイド溝11に移動可能に係合させるようにした。
前記取付け部材21に設けられた第3のローラ23を前記第3のガイド溝13に移動可能に係合させるとともに、前記取付け部材21を介して座部クッション体7と前記背部クッション体8を、前記背部クッション体8の起伏方向の回動に対して前記座部クッション体7が連動するよう前記支軸22によって連結するようにした。
このような構成によって、前記背部クッション体8を起上状態から倒伏方向へ回動させたり、倒伏状態から起上方向へ回動さることで、前記ソファーベッド装置1をソファーSからベッドB、或いはベッドBからソファーSに変換することができる。
つまり、上述したように側部材3に形成した第1乃至第3のガイド溝11〜13と、各ガイド溝11〜13に移動可能に係合した第1乃至第3のローラ23,17,24によってソファーSからベッドB、或いはベッドBからソファーSに変換できるようにしたことで、従来のリンク機構を用いる構成に比べ、部品点数の減少や構成の簡略化、さらには組み立て作業の容易化を図ることができる。
前記ソファーベッド装置1をソファーSからベッドBに変換すると、前記背部クッション体8が前記ベッド面8bを上にして水平に保持され、前記座部クッション体7は前記背部クッション体8の下面側に格納される。
前記背部クッション体8の前記ベッド面8bはシングルサイズの前記マットレス18の面によって形成されている。つまり、前記ベッド面8bは1つの面によって形成されている。
そのため、前記ベッド面8bの性能を前記マットレス18と同等の性能とすることができるから、2つの面を並べてベッド面とする従来構造に比べ、ベッド面8bの性能を向上させることができる。つまり、寝心地のよいベッド面8bを得ることができる。
前記ソファーベッド装置1をベッドBとして利用する際、前記座部クッション体7は前記背部クッション体8の下面側に格納される。そのため、前記座部クッション体7がベッドBの外観を低下させるということがない。
しかも、前記座部クッション体7を斜め下方へ移動させ、前記背部クッション体8の下面側に格納して前記ベッドBとするため、前記背部クッション体8を前記座部クッション体7の上面に重ねてベッドに変換する従来の方式に比べ、ベッドBに変換されたときのベッド面8bの床面からの高さ低くすることができる。
それによって、利用者は前記ベッドBのベッド面8bに乗り降りし易くなるということがある。
前記第3のローラ24が移動可能に係合した前記第3のガイド溝13の一端と他端には、それぞれ前記第1の係合部15と前記第2の係合部16が形成されている。一方、前記座部クッション体7が起立状態にあるときには前記座部クッション体7に設けられた前記第3のローラ24を前記第1の係合部15に係合させ、前記座部クッション体7が倒伏状態にあるときには前記第3のローラ24を前記第2の係合部16に係合させるようにしている。
そのため、前記ソファーベッド装置1を、前記座部クッション体7を起立させた前記ソファーSの状態と、前記座部クッション体7を水平に倒伏させた前記ベッドBの状態とでそれぞれ確実に保持することができる。
前記背部クッション体8の前記取付け部材21に設けられた、前記背部クッション体8を前記側部材3に対して回動可能に支持する前記第1のローラ23を、前記側部材3に形成した長孔状の第1のガイド溝11に係合させるようにした。
そのため、前記背部クッション体8が起立した状態、或いは水平に倒伏した状態で、前記第3のローラ24が前記第1の係合部15或いは前記第2の係合部16に係合して保持されていても、前記背部クッション体8を前記第3のローラ24と前記第1の係合部15或いは前記第2の係合部16とが係合したことによって生じた保持力に抗して回動させれば、前記背部クッション体8を斜め上方へ移動させて前記第3のローラ24と前記第1の係合部15或いは前記第2の係合部16との係合を強制的に外すことができる。
つまり、前記背部クッション体8を起立させた状態や倒伏させた状態で、ストッパなどを用いて回動不能に保持したり、その保持状態を解除するなどの操作が不要であるから、前記背部クッション体8の倒伏方向或いは起立方向への回動操作を、ワンタッチで容易に行うことができる。
前記背部クッション体8と前記基体2の底部との間には前記引張ばね25が張設されている。前記引張ばね25は前記背部クッション体8が起立した状態で前記背部クッション体8を倒伏方向に付勢し、前記背部クッション体8を倒伏方向へ回動させるにつれへ付勢力が減少し、その倒伏角度が所定以上となると、前記引張ばね25は反転して引張力が増大するようになっている。
そのため、前記背部クッション体8を倒伏させるときや、倒伏した前記背部クッション体8を起立させるときには、前記背部クッション体8に前記引張ばね25の付勢力が加わるから、前記背部クッション体8の回動操作を軽い力で容易に行うことが可能となる。
前記一実施の形態では前記背部クッション体8と前記基体2の底部との間に前記引張ばね25を張設し、前記背部クッション体8の回動操作を軽い力で行うことができるようにしたが、前記引張ばね25を設けなくとも、前記背部クッション体8の回動操作を行うことができる。
2…基体、3…側部材、7…座部クッション体、8…背部クッション体、11…第1のガイド溝(回転支持手段)、12…第2のガイド溝(ガイド手段)、13…第3のガイド溝、15…第1の係合部、16…第2の係合部、17…第2のローラ(第2の係合部材)、21…取付け部材(連結手段)、22…支軸(連結手段)、23…第1のローラ(第1の係合部材)、24…第3のローラ(第3の係合部材)、25…引張ばね(付勢手段)。

Claims (5)

  1. 幅方向の両端に板状の側部材が前後方向に沿って設けられた基体と、
    一対の前記側部材の間に設けられた座部クッション体及び一方の面が背凭れ面で、他方の面がベッド面となる背部クッション体と、
    鉤状の一対の取付け部材を有し、この取付け部材の一辺と他辺とによって前記背部クッション体の上下方向の下側の部分の幅方向の両端面と前記座部クッション体の幅方向の両端面を回動可能に連結した連結手段と、
    前記背部クッション体を前記取付け部材を介して一対の前記側部材に回動可能かつ斜め上下方向に移動可能に支持した回転支持手段と、
    前記背部クッション体を前記背凭れ面が前方に向けて起立した状態から前記回転支持手段によって前方へ倒伏させて前記ベッド面を上にしたときに、前記背部クッション体に連動する前記座部クッション体の前端部を前記側部材の前端部側の上部から斜め下方にガイドして前記ベッド面を上にして倒伏した前記背部クッション体の下方に移動させるガイド手段と、
    前記背部クッション体が前記背凭れ面を前方に向けた起立状態と、前記ベッド面を上にした倒伏状態とのいずれかの状態にあるとき、前記背部クッション体が回動するのを阻止する一方、回動が阻止された前記背部クッション体を強制的に回動させて前記回転支持手段によって支持された箇所で斜め上方向に移動させることで、前記背部クッション体の阻止された回動を解除する係止手段と
    を具備したことを特徴とするソファーベッド装置。
  2. 前記回転支持手段は、前記側部材の前記取付け部材の角部と対応する部分に下端側が後方に向かって低く傾斜して形成された第1のガイド溝と、前記取付け部材の角部に設けられ前記第1のガイド溝に移動可能に係合した第1の係合部材によって形成され、
    前記ガイド手段は、前記側部材の前端部側の上部から下部に向かって低く傾斜して形成された第2のガイド溝と、前記座部クッション体の前端部側に設けられて前記第2のガイド溝に移動可能に係合した第2の係合部材によって形成され、
    前記係止手段は、一端が前記側部材の下部に位置し、他端が上部に位置するよう前記側部材の後端部側に設けられ、前記一端と他端との間で下方に向かって凸となる円弧状に湾曲形成されて前記一端には下方に向かって屈曲した第1の係合部、前記他端に後方に向かって屈曲した第2の係合部が形成された第3のガイド溝と、前記背部クッション体の下端部に設けられて前記第3のガイド溝に移動可能に挿通され前記背部クッション体を起立させたときに前記第1の係合部に係合し前記背部クッション体を倒伏させたときに前記第2の係合部に係合する第3の係合部材によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のソファーベッド装置。
  3. 前記背部クッション体の下端部には一辺が前記背部クッション体の下端部に連結され他辺を前記背凭れ面の前方に突出させた前記取付け部材が設けられ、
    前記取付け部材の他辺の先端部が前記座部クッション体に回動可能に連結されて前記連結手段を構成し、
    記取付け部材の一辺の下端部に前記第3の係合部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載のソファーベッド装置。
  4. 前記取付け部材の他辺と前記基体との間には、前記背部クッション体が起立した状態でこの背部クッション体を倒伏方向に付勢するとともに、前記背部クッション体を倒伏させる途中で反転して倒伏した状態では前記背部クッション体を起立方向に付勢する付勢手段が張設されていることを特徴とする請求項2記載のソファーベッド装置。
  5. 前記背部クッション体は、平面形状が矩形状のマットレスと、このマットレスの前記背凭れ面となる一方の面の下端部を除く部分に設けられたクッション部材とによって構成されていて、前記マットレスと前記クッション部材は外装地によって一体的に被覆されていることを特徴とする請求項1記載のソファーベッド装置。
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