JP2009172087A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】脚支柱が前方に揺動されることで座体が机の天板の下方に収納される椅子において、使用者が着席する際に、椅子と机との間の空間に使用者が足を入れ易くすることができ、かつ使用者の臀部を座体の上面に配置し易くすることができる椅子を提供すること。
【解決手段】床に固定された机9の後方に設置される椅子1であって、脚支柱4の上端には、背凭れ6が固定された支持体5が設けられ、支持体5に対して座体7が屈曲自在に取り付けられるとともに、座体7の前端部から後端部までの前後幅を伸縮させる伸縮手段13が支持体5に設けられており、座体7は、伸縮手段13によって座体7の前後幅が縮められることで座体7が側面視で略傘型形状をなす屈曲位置と、伸縮手段13によって座体7の前後幅が伸ばされることで座体7が側面視で略水平をなす水平位置と、の間で切り換え可能となっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、脚支柱が前方に揺動されることで座体が床に固定された机の天板の下方に収納される椅子に関する。
従来の収納式椅子は、上面に座を有する座受け(座体)と、床面にボルト等で固設された脚座(ベース)との間に、前脚と後脚が回動可能に設けられており、後脚に取り付けられたガススプリングが、座受けを前脚の上端の軸を支点として回動するように付勢している。この椅子は、不使用時に後脚から上方に延びる背もたれを前方に倒すことで椅子全体が前方に回動して、座受けが机の天板下方に収納されるようになっている。また、使用する際には、使用者が背もたれを後方に引いたときに、座受けが略垂直に傾斜された状態として、椅子と机との間に使用者が足を踏み入れる空間を形成して、座受けが邪魔にならないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3803642号公報(第4頁、第5図)
しかしながら、特許文献1に記載の収納式椅子にあっては、前脚と後脚とが、脚座(ベース)から座受け(座体)まで延設されているため、使用者が椅子と机との間に足を踏み入れる際に、前脚が邪魔になることがある。また、常にガススプリングによって、座受けを前脚の上端の軸を支点として前方に回動付勢しているため、使用者が着席する際に、座受けが略垂直状態に傾斜されるようになっており、使用者の臀部を座受けの上面に配置し難くなり、使用者が着席し難いという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、脚支柱が前方に揺動されることで座体が机の天板の下方に収納される椅子において、使用者が着席する際に、椅子と机との間の空間に使用者が足を入れ易くすることができ、かつ使用者の臀部を座体の上面に配置し易くすることができる椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の椅子は、
床に固定された机の後方に設置される椅子であって、
床に固定されたベースに対して前後方向に揺動可能に枢支された脚支柱を有し、該脚支柱の上端には、背凭れが固定された支持体が設けられ、該支持体に対して座体が屈曲自在に取り付けられるとともに、該座体の前端部から後端部までの前後幅を伸縮させる伸縮手段が前記支持体に設けられており、前記座体は、前記伸縮手段によって前記座体の前記前後幅が縮められることで該座体が側面視で略傘型形状をなす屈曲位置と、前記伸縮手段によって前記座体の前記前後幅が伸ばされることで該座体が側面視で略水平をなす水平位置と、の間で切り換え可能となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、使用者が着席する際に、座体の前後幅が縮められて座体が側面視で略傘型形状になるため、座体が邪魔にならず、椅子と机との間の空間を広く形成して使用者が足を踏み入れ易くすることができ、かつ座体は側面視で略傘型形状をなしているため、使用者が着席する際に、使用者の臀部を屈曲位置の座体の略頂上に押し当てながら座体を水平位置に切り換えることができ、使用者の臀部を座体の上面に配置し易くなる。
本発明の請求項2に記載の椅子は、請求項1に記載の椅子であって、
前記伸縮手段は、前記支持体の前部に配置された左右方向を向く軸心に対して揺動されるリンク部材により構成されており、該リンク部材を介して前記座体の前部が前記支持体に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、リンク部材によって簡素な構成で伸縮手段を設けることができ、かつ座体が屈曲位置に切り換わる際に、リンク部材の揺動によって座体の前部側を後方に移動できるようになり、椅子と机との間の空間を広く形成して使用者が足を踏み入れ易くすることができる。
本発明の請求項3に記載の椅子は、請求項1または2に記載の椅子であって、
前記脚支柱を前方に向けて付勢する脚支柱付勢手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、使用位置にある椅子から使用者が離席するだけで、椅子の座体が机の天板の下方に収納される収納位置に、椅子が自動的に切り換わるようになり、使用者が椅子を収納位置に移動させる煩わしさがなくなる。
本発明の請求項4に記載の椅子は、請求項1ないし3のいずれかに記載の椅子であって、
前記座体を前記屈曲位置に向けて付勢する座体付勢手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、水平位置にある座体から使用者が離席するだけで、座体が側面視で略傘型形状をなす屈曲位置に自動的に切り換わるようになり、使用者が座体を屈曲位置に切り換える煩わしさがなくなる。
本発明の請求項5に記載の椅子は、請求項1ないし4のいずれかに記載の椅子であって、
前記座体は、前後方向の略中央部に形成された屈曲部によって屈曲されるようになっており、前記水平位置の座体の前記屈曲部を下方から支持する座体支持部が、前記支持体に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、座体支持部によって、水平位置の座体の屈曲部が使用者の体重によって下方に向かって屈曲しないように支持することができる。
本発明の請求項6に記載の椅子は、請求項1ないし5のいずれかに記載の椅子であって、
前記座体は、前後方向の略中央部に形成された屈曲部によって屈曲されるようになっており、前記座体の前端部から前記屈曲部までの前後幅よりも、前記座体の後端部から前記屈曲部までの前後幅が大きくなっていることを特徴としている。
この特徴によれば、使用者が着席する際に、使用者の臀部が、屈曲位置の座体の略頂上をなす屈曲部よりも若干後部側に押し当てられるようになり、使用者の臀部が座体の前部側の傾斜によって前方側に滑り落ちる虞がなくなる。
本発明に係る椅子を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本実施例における机と椅子を示す側面図であり、図2は、椅子の全体像を示す分解斜視図であり、図3は、椅子の座体が屈曲された屈曲状態を示す斜視図であり、図4は、椅子が使用される使用状態を示す斜視図であり、図5は、椅子が収納される収納状態を示す縦断側面図であり、図6は、椅子の座体が屈曲された屈曲状態を示す縦断側面図であり、図7は、椅子が使用される使用状態を示す縦断側面図である。以下、図1及び図5〜図7の紙面左方側を椅子の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、大学や企業の講義室等に設置される本発明の適用された椅子1である。本実施例では、複数の机2が前後方向の所定間隔毎に床に固定されており、それぞれの机2の背面側には、複数の椅子1が床に固定された状態で設けられている。尚、特に図示はしないが、これらの机2は、左右横長に形成された講義室用の机2となっている。また、椅子1は机2に沿って左右方向に所定間隔毎に複数設けられている。
図2に示すように、本実施例の椅子1は、床面に固定されたベース3を有しており、このベース3には、脚支柱4が前後方向に揺動可能に枢着されている。また、脚支柱4の上端部には、支持体5が設けられており、この支持体5の後部には、上方に延びる背凭れ6が取り付けられている。更に、この支持体5の上方には、椅子1の座体7が配置されている。
図1に示すように、この椅子1の座体7は、その前後方向の略中央部に形成された屈曲部8が上昇または下降することで屈曲自在となっており、座体7の前端部から後端部にかけての前後幅が、座体7が屈曲及び水平に変形されることで伸縮されるようになっている。
具体的には、図1の紙面左側の椅子1に示すように、椅子1の不使用時には、脚支柱4は正面側に揺動されて前方に傾くようになっているとともに、座体7の形状が、その前部7a及び後部7bにより側面視で略傘型形状を成すように屈曲されている。尚、図1の紙面左側の椅子1の状態を、本実施例における椅子1の収納状態と称する。この収納状態では、座体7が机2の天板9下方に収納されて、椅子1が邪魔にならずに済むようにできる。
尚、椅子1の収納状態では、椅子1と、該椅子1の背面側に設けられた机2との間の空間を、使用者Uが通行できるようになっている。更に尚、椅子1の座体7が側面視で略傘型形状に屈曲された状態を、本実施例における座体7の屈曲位置とする(図3参照)。また、いすの座体7が水平な状態を、本実施例における座体7の水平位置とする(図4参照)。
また、図1の紙面中央の椅子1に示すように、収納状態から使用者Uが椅子1の背凭れ6を掴んで後方に倒した状態とすることができる。この状態は、座体7の形状は側面視で前部7aと後部7bとが前後方向の略中央部の屈曲部8から傾斜されている略傘型形状となっている。尚、図1の紙面中央の椅子1の状態を、本実施例における椅子1の屈曲状態と称する。この屈曲状態では、使用者Uが椅子1と該椅子1の正面側に設けられた机2との間の空間に足を容易に踏み入れることができる。
更に、図1の紙面右側の椅子1に示すように、使用者Uが屈曲状態の椅子1の座体7に腰掛けると、使用者Uの臀部により、椅子1の座体7が屈曲位置から下方に押圧されて、水平位置に切り換わる。尚、図1の紙面右側の椅子1の状態を、本実施例における椅子1の使用状態(着座可能状態)と称する。
次に、椅子1の構成について詳述する。図2及び図3に示すように、脚支柱4の下端部がベース3に枢着されており、ベース3の内部には、脚支柱4を正面側(前方側)に付勢する本実施例における脚支柱付勢手段としてのコイルバネ10が配置されている。このようにすることで、脚支柱4はコイルバネ10の付勢力によって正面側に揺動可能に弾性付勢され、椅子1の不使用時には、自動的に椅子1を収納状態にすることができる。
また、脚支柱4の上端に設けられた支持体5は、前後方向の延びるフレーム部材となっている。この支持体5には、その前部に貫通孔5aが設けられるとともに、その後部に貫通孔5bが設けられている。更に、支持体5には、後述するように、水平位置となった座体7の屈曲部8を下方から支持する座体支持部11が設けられている。
更に、支持体5の貫通孔5aには、本実施例における軸心としての左右方向を向く枢軸12aが挿通されている。この枢軸12aには、第1リンク部材13,13の下端が前後方向に揺動可能に枢着されている。
支持体5の後部の貫通孔5bには、円柱部5cが挿通されて固定されている。この円柱部5cの左右には、第2リンク部材14,14が前後揺動可能に枢着されている。更に、円柱部5cの左右端部には、背凭れ6の下端部が固定されている。
尚、図5に示すように、ブラケット17,17が座体7の前部7a下面に取り付けられており、座体7は第1リンク部材13,13及びブラケット17,17を介して支持体5に取り付けられている。更に尚、第2リンク部材14,14は座体7の後部7b下面に取り付けられている。
更に、図5に示すように、第1リンク部材13,13と支持体5との間には、本実施例における座体付勢手段としてのコイルバネ15が設けられている。また、第2リンク部材14,14と支持体5間には、同じく本実施例における座体付勢手段としてのコイルバネ16が設けられている。これらコイルバネ15,16は、座体7を水平位置から屈曲位置に切り換えるために設けられており、第1リンク部材13,13及び第2リンク部材14,14を背面側に向かって回動付勢している。
尚、第1リンク部材13,13と、第2リンク部材14,14と、コイルバネ15,16によって、本実施例における伸縮手段が構成されている。更に尚、コイルバネ15は、コイルバネ16よりも強い付勢力を有している。更に尚、座体付勢手段としてのコイルバネ15は、少なくとも第1リンク部材13,13側に設けられていればよく、第2リンク部材14,14側のコイルバネ16を省略してもよい。
また、図2及び図3に示すように、第1リンク部材13,13の上端には、座体7の前部7a下面に取り付けられたブラケット17,17の下部が枢軸12bによって枢着されている。更に、第2リンク部材14,14の上端部は、座体7の後部7b下面に取り付けられている。
更に、図5に示すように、座体7は、可撓性を有する合成樹脂材等により製造される板体で構成されており、座体7の後部7bの前後幅L2は、座体7の前部7aの前後幅L1よりも、大きくなるように形成されている(L2>L1)。
また、図3及び4に示すように、座体7の下面おける前後方向の略中央部には、3条の溝条8a,8a,8aが左右方向に亘って形成されている。この溝条8a,8a,8aによって屈曲部8が構成されている。このようにすることで、座体7の厚みは屈曲部8で部分的に薄く形成されるので、座体7を、屈曲部8で前部7aと後部7bとに分けられて容易に屈曲させることができる。
次に、この椅子1の動作について詳述する。先ず、図5に示すように、不使用時における椅子1は、ベース3内に設けられたコイルバネ10の付勢により前方に傾斜した収納状態となっている。座体7は、支持体5内に設けられたコイルバネ15,16の付勢により座体7の屈曲部8が上昇した屈曲位置に切り換わっている。
椅子1を使用する際には、使用者Uが収納状態の椅子1の背凭れ6を背面側に引くことにより、脚支柱4を背面側に揺動させて、椅子1を図6に示す屈曲状態とする。このとき座体7は、前部7aが正面側に向かって傾斜しているとともに、後部7bは背面側に向かって傾斜している屈曲位置ままとなっている。
また、椅子1が屈曲状態になったら、使用者Uは、机2と椅子1間の空間に足を踏み入れる。このとき、椅子1は背面側に傾斜し、かつ座体7の屈曲部8が上方に向かって屈曲していることで前後幅L3が短くなっているた。そのため座体7が邪魔にならずに、使用者Uは、足を伸ばしたまま机2と椅子1間の空間に踏み入ることができる。
そして、椅子1は、使用者Uが座体7の後部7bに腰掛けることによって、座体7が使用者Uの臀部によって上方から押圧されて、図7に示すように、第1リンク部材13,13及び第2リンク部材14,14が正面側(前方側)に揺動し、座体7が水平位置に切り換わり、椅子1が使用状態となる。このとき、座体7の下面における屈曲部8には、下方から座体支持部11の上面が当接し、座体7の屈曲部8が座体支持部11によって支持される。尚、この水平位置の座体7の前後幅L4は、屈曲位置の座体7の前後幅L3よりも大きくなっている(L4>L3)。
尚、図5に示すように、本実施例における椅子1の座体7は、座体7の後部7bの前後幅L2が、座体7の前部7aの前後幅L1よりも、大きくなるように形成されているため、図6に示すように、使用者Uが腰掛ける際に、使用者Uの臀部が座体7の後部7bに乗り易いようになっている。そのため第1リンク部材13,13及び第2リンク部材14,14がスムーズに正面側(前方側)に揺動され、座体7が水平位置に切り換わり易くなっている。
また、使用者Uが椅子1に腰掛けている状態では、使用者Uの体重が座体7の前部7a及び後部7bを付勢するコイルバネ15,16の付勢力に抗し、座体7が水平位置から屈曲位置へ切り換わらないようになっている。
尚、椅子1を図7に示す使用状態から図5に示す収納状態に戻す際には、使用者Uの臀部が座体7の上面から離れることで、コイルバネ15,16の付勢力により座体7が水平位置から屈曲位置に切り換わる。
このとき、第1リンク部材13,13は、コイルバネ15の付勢力によって第2リンク部材14,14よりも背面側に揺動されるため、座体7の前部7aと後部7bとで揺動される距離に差が生じる。このため、前部7aが屈曲部8を介して後部7bを押圧することで屈曲部8が上昇し、座体7は、その前部7aが正面側に向けて傾斜するとともに、その後部7bが背面側に向けて傾斜する側面視で略傘型形状となる。
同時に、ベース3内に配置されたコイルバネ10の付勢力により脚支柱4が正面側に揺動され、座体7が天板9の下方位置になる収納状態となる。尚、このときコイルバネ10,15,16の付勢力を適宜設定しておくことで、座体7が即座に屈曲位置に切り換わらないように調整してもよいし、脚支柱4が正面側に揺動された後に、座体7が屈曲位置に切り換わるように調整してもよい。
以上、本実施例の椅子1では、床に固定されたベース3に対して前後方向に揺動可能に枢支された脚支柱4を有し、脚支柱4の上端には、背凭れ6が固定された支持体5が設けられ、支持体5に対して座体7が屈曲自在に取り付けられるとともに、座体7の前端部から後端部までの前後幅を伸縮させるリンク部材13,14が支持体5に設けられており、座体7は、リンク部材13,14によって座体7の前後幅が縮められることで座体7が側面視で略傘型形状をなす屈曲位置と、リンク部材13,14によって座体7の前後幅が伸ばされることで座体7が側面視で略水平をなす水平位置と、の間で切り換え可能となっていることで、使用者Uが着席する際に、座体7の前後幅が縮められて座体7が側面視で略傘型形状になるため、座体7が邪魔にならず、椅子1と机2との間の空間を広く形成して使用者Uが足を踏み入れ易くすることができ、かつ座体7は側面視で略傘型形状をなしているため、使用者Uが着席する際に、使用者Uの臀部を屈曲位置の座体7の略頂上に押し当てながら座体7を水平位置に切り換えることができ、使用者Uの臀部を座体7の上面に配置し易くなる。
また、第1リンク部材13,13を介して座体7の前部7aが支持体5に取り付けられていることで、第1リンク部材13,13によって簡素な構成で伸縮手段を設けることができ、かつ座体7が屈曲位置に切り換わる際に、第1リンク部材13,13の揺動によって座体7の前部7a側を後方に移動できるようになり、椅子1と机2との間の空間を広く形成して使用者Uが足を踏み入れ易くすることができる。
また、脚支柱4を前方に向けて付勢するコイルバネ10が設けられていることで、使用位置にある椅子1から使用者Uが離席するだけで、椅子1の座体7が机2の天板9の下方に収納される収納位置に、椅子1が自動的に切り換わるようになり、使用者Uが椅子1を収納位置に移動させる煩わしさがなくなる。
また、座体7を屈曲位置に向けて付勢するコイルバネ15,16が設けられていることで、水平位置にある座体7から使用者Uが離席するだけで、座体7が側面視で略傘型形状をなす屈曲位置に自動的に切り換わるようになり、使用者Uが座体7を屈曲位置に切り換える煩わしさがなくなる。
また、水平位置の座体7の屈曲部8を下方から支持する座体支持部11が、支持体5に設けられていることで、座体支持部11によって、水平位置の座体7の屈曲部8が使用者Uの体重によって下方に向かって屈曲しないように支持することができる。
また、座体7の前端部から屈曲部8までの前後幅L1よりも、座体7の後端部から屈曲部8までの前後幅L2が大きくなっていることで、使用者Uが着席する際に、使用者Uの臀部が、屈曲位置の座体7の略頂上をなす屈曲部8よりも若干後部側に押し当てられるようになり、使用者Uの臀部が座体7の前部7a側の傾斜によって前方側に滑り落ちる虞がなくなる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、座体7を可撓性を有する樹脂材により製造された板体としたが、木材や金属材等の板体により前部と後部を個別に製造し、屈曲部としての蝶番で前部と後部を連結して座体7としてもよい。
また、前記実施例では、座体7を可撓性を有する樹脂材により製造された板体としているが、前後方向の中央部で屈曲可能なフレーム部材をメッシュ状の布地を取り付けた部材で座体を製造するようにしてもよい。
また、前記実施例では、座体7を可撓性を有する樹脂材により製造された板体としているが、座体7の前部7a及び後部7bを硬質の合成樹脂材により形成するとともに、屈曲部をエラストマー等の可撓性を有する軟質の合成樹脂材により形成し、座体7の前部7a及び7bと屈曲部8とを、この2種類の合成樹脂材により成形する2色成形加工により製造してもよい。
また、前記実施例では、第1リンク部材13,13と支持体5の前端部との間にコイルバネ15を設けるとともに、第2リンク部材14,14と支持体5の後端部との間にコイルバネ16を設けることで、座体付勢手段としているが、座体7の前部7a下面に取り付けられたブラケット17,17と、後部7b下面に取り付けられた第2リンク部材14,14との間に、付勢力を有する座体付勢手段としての伸縮バネを渡設し、この伸縮バネの付勢力によって、座体7の前部7aと後部7bとを引き合って座体7を屈曲させるようにしてもよい。
また、前記実施例では、使用状態である椅子1に使用者Uが着席している状態から、使用者Uの臀部が座体7から離れることで、コイルバネ10の付勢力によって椅子1の座体7が机2の天板9下方に収納される収納状態となるようにしたが、背凭れ6の背面側に使用者Uのバッグ等の荷物を吊持するフックを設けることで、このフックに吊持した荷物の荷重によって、使用者Uが座体7から離れても、椅子1が使用状態から収納状態に移行しないように規制するようにしてもよい。
また、前記実施例では、使用状態である椅子1に使用者Uが着席している状態から、使用者Uの臀部が座体7から離れることで、コイルバネ10の付勢力によって椅子1の座体7が机2の天板9下方に収納される収納状態となるようにしたが、ベース3にコイルバネ10の付勢力を規制するストッパー等を設けることで、使用者Uが座体7から離れても、椅子1が使用状態から収納状態に移行しないように規制するようにしてもよい。
また、前記実施例では、本発明が適用された椅子1を、大学や企業の講義室等に設置される椅子1として説明したが、椅子1が設置される場所は飲食店等の講義室以外の場所でもよい。
本実施例における机と椅子を示す側面図である。 椅子の全体像を示す分解斜視図である。 椅子の座体が屈曲された屈曲状態を示す斜視図である。 椅子が使用される使用状態を示す斜視図である。 椅子が収納される収納状態を示す縦断側面図である。 椅子の座体が屈曲された屈曲状態を示す縦断側面図である。 椅子が使用される使用状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 椅子
2 机
3 ベース
4 脚支柱
5 支持体
5a,5b 貫通孔
5c 円柱部
6 背凭れ
7 座体
7a 前部
7b 後部
8 屈曲部
8a 溝条
9 天板
10 コイルバネ(脚支柱付勢手段)
11 座体支持部
12a,12b 枢軸(軸心)
13 第1リンク部材(伸縮手段)
14 第2リンク部材(伸縮手段)
15,16 コイルバネ(座体付勢手段,伸縮手段)

Claims (6)

  1. 床に固定された机の後方に設置される椅子であって、
    床に固定されたベースに対して前後方向に揺動可能に枢支された脚支柱を有し、該脚支柱の上端には、背凭れが固定された支持体が設けられ、該支持体に対して座体が屈曲自在に取り付けられるとともに、該座体の前端部から後端部までの前後幅を伸縮させる伸縮手段が前記支持体に設けられており、前記座体は、前記伸縮手段によって前記座体の前記前後幅が縮められることで該座体が側面視で略傘型形状をなす屈曲位置と、前記伸縮手段によって前記座体の前記前後幅が伸ばされることで該座体が側面視で略水平をなす水平位置と、の間で切り換え可能となっていることを特徴とする椅子。
  2. 前記伸縮手段は、前記支持体の前部に配置された左右方向を向く軸心に対して揺動されるリンク部材により構成されており、該リンク部材を介して前記座体の前部が前記支持体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記脚支柱を前方に向けて付勢する脚支柱付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
  4. 前記座体を前記屈曲位置に向けて付勢する座体付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の椅子。
  5. 前記座体は、前後方向の略中央部に形成された屈曲部によって屈曲されるようになっており、前記水平位置の座体の前記屈曲部を下方から支持する座体支持部が、前記支持体に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の椅子。
  6. 前記座体は、前後方向の略中央部に形成された屈曲部によって屈曲されるようになっており、前記座体の前端部から前記屈曲部までの前後幅よりも、前記座体の後端部から前記屈曲部までの前後幅が大きくなっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072581A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Okamura Corp 椅子
WO2011096817A1 (en) * 2010-02-02 2011-08-11 Expo Nor As Folding seat arrangement
KR200471306Y1 (ko) 2011-05-13 2014-02-12 이낙철 의자

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