JP2009172086A - 椅子 - Google Patents

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健治 中村
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Abstract

【課題】脚支柱が前方に揺動されることで座体が机の天板の下方に収納される椅子において、使用者が着席する際に、椅子と机との間の空間に使用者が足を入れ易くすることができ、かつ使用者の臀部を座体の上面に配置し易くすることができる椅子を提供すること。
【解決手段】床に固定された机10の後方に設置される椅子1であって、床に固定されたベース3に対して前後方向に揺動可能に枢支された前脚支柱4及び後脚支柱5を有し、後脚支柱5に背凭れ7が固定されており、前脚支柱4の上端には、左右方向を向く軸心12に対して揺動される座体9が枢支されるとともに、後脚支柱5の上端には、座体9が前後方向に摺動可能に連結される。
【選択図】図6

Description

本発明は、脚支柱が前方に揺動されることで座体が床に固定された机の天板の下方に収納される椅子に関する。
従来の収納式椅子は、上面に座を有する座受け(座体)と、床面にボルト等で固設された脚座(ベース)との間に、前脚と後脚が回動可能に設けられており、後脚に取り付けられたガススプリングが、座受けを前脚の上端の軸を支点として回動するように付勢している。この椅子は、不使用時に後脚から上方に延びる背もたれを前方に倒すことで椅子全体が前方に回動して、座受けが机の天板下方に収納されるようになっている。また、使用する際には、使用者が背もたれを後方に引いたときに、座受けが略垂直に傾斜された状態として、椅子と机との間に使用者が足を踏み入れる空間を形成して、座受けが邪魔にならないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3803642号公報(第4頁、第5図)
しかしながら、特許文献1に記載の収納式椅子にあっては、前脚と後脚とが、脚座(ベース)から座受け(座体)まで延設されているため、使用者が椅子と机との間に足を踏み入れる際に、前脚が邪魔になることがある。また、常にガススプリングによって、座受けを前脚の上端の軸を支点として前方に回動付勢しているため、使用者が着席する際に、座受けが略垂直状態に傾斜されるようになっており、使用者の臀部を座受けの上面に配置し難くなり、使用者が着席し難いという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、脚支柱が前方に揺動されることで座体が机の天板の下方に収納される椅子において、使用者が着席する際に、椅子と机との間の空間に使用者が足を入れ易くすることができ、かつ使用者の臀部を座体の上面に配置し易くすることができる椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の椅子は、
床に固定された机の後方に設置される椅子であって、
床に固定されたベースに対して前後方向に揺動可能に枢支された前脚支柱及び後脚支柱を有し、前記後脚支柱に背凭れが固定されており、前記前脚支柱の上端には、左右方向を向く軸心に対して揺動される座体が枢支されるとともに、前記後脚支柱の上端には、前記座体が前後方向に摺動可能に連結されることを特徴としている。
この特徴によれば、使用者が着席する際に、座体を前脚支柱の揺動とともに後方向に移動させることができ、座体及び前脚支柱が邪魔にならず、椅子と机との間の空間を広く形成して使用者が足を踏み入れ易くすることができ、かつ座体の上面を略水平状態にしたまま座体を後方向に摺動移動させることができるため、使用者が着席する際に、使用者の臀部を座体の上面に配置し易くなる。
本発明の請求項2に記載の椅子は、請求項1に記載の椅子であって、
前記前脚支柱を前方に向けて付勢する付勢手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、付勢手段により前脚支柱が前方に揺動されるとともに、座体に連結された後脚支柱も前方に揺動されるようになり、使用位置にある椅子から使用者が離席するだけで、椅子の座体が机の天板の下方に収納される収納位置に、椅子が自動的に切り換わるようになり、使用者が椅子を収納位置に移動させる煩わしさがなくなる。
本発明の請求項3に記載の椅子は、請求項1または2に記載の椅子であって、
前記座体の下部には、前後方向を向くレール溝部が設けられており、該レール溝部に係合される係合部が前記後脚支柱に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、後脚支柱の係合部に係合される座体のレール溝部によって、座体が左右方向にずれることなく摺動移動されるようになる。
本発明の請求項4に記載の椅子は、請求項1または2に記載の椅子であって、
前記後脚支柱の上端には、ローラ部材が配置され、該ローラ部材を介して前記後脚支柱が前記座体と連結されており、前記座体が前後方向に摺動移動される際に、該座体の下部が前記ローラ部材に摺接されることを特徴としている。
この特徴によれば、ローラ部材により座体を前後方向に摺動移動させる際の摺動抵抗を低減させることができる。
本発明の請求項5に記載の椅子は、請求項4に記載の椅子であって、
前記座体の下部には、前後方向を向くレール溝部が設けられており、該レール溝部に前記ローラ部材が係合されることを特徴としている。
この特徴によれば、後脚支柱のローラ部材に係合される座体のレール溝部によって、座体が左右方向にずれることなく摺動移動されるようになる。
本発明に係る椅子を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本実施例における机と椅子を示す側面図であり、図2は、椅子の全体像を示す分解斜視図であり、図3は、椅子が使用される使用状態を示す斜視図であり、図4は、椅子の座体が摺動される摺動状態を示す斜視図であり、図5は、椅子が収納される収納状態を示す縦断側面図であり、図6は、椅子が使用される使用状態を示す縦断側面図であり、図7は、椅子の座体が摺動される摺動状態を示す縦断側面図である。以下、図1及び図5〜図7の紙面左方側を椅子の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、大学や企業の講義室等に設置される本発明の適用された椅子1である。本実施例では、複数の机2が前後方向の所定間隔毎に床に固定されており、それぞれの机2の背面側には、複数の椅子1が床に固定された状態で設けられている。尚、特に図示はしないが、これらの机2は、左右横長に形成された講義室用の机2となっている。また、椅子1は机2に沿って左右方向に所定間隔毎に複数設けられている。
また、図2に示すように、椅子1は床面に固定されたベース3を有しており、このベース3には、前脚支柱4及び後脚支柱5が前後方向に揺動可能に枢着されている。更に、後脚支柱5の上部後方からは、左右方向に延設された後に上方に向かって延設された略L字形状の支持棒6,6が左右対となって設けられており、これら支持棒6,6の上部に背凭れ7が設けられている。尚、支持棒6,6下部には、支持棒6,6と背凭れ7で囲まれた中空部8(退避部)が形成されている。更に尚、これら前脚支柱4と後脚支柱5の上方には、椅子1の座体9が配置されている。
図1に示すように、この椅子1の座体9は、前脚支柱4及び後脚支柱5が正面側に揺動されることで、座体9の上面が正面側に傾斜するようになっている。具体的には、図1の紙面左側の椅子1に示すように、椅子1の不使用時には、前脚支柱4及び後脚支柱5が正面側に揺動されて前方に傾くようになっているとともに、座体9の後部が上昇するように傾斜されており、座体9が机2の天板10下方に収納された収納状態(収納位置)とすることができ、椅子1が邪魔にならずに済むようにできる(図5参照)。
尚、収納状態では、椅子1と、該椅子1の背面側に設けられた机2との間の空間を、使用者Uが通行できるようになっている。また、図1の紙面右側の椅子1に示すように、収納状態から使用者Uが椅子1の背凭れ7を掴んで後方に倒した使用状態(着座可能状態)とすることができる(図3及び図6参照)。
更に、図1の紙面中央の椅子1に示すように、使用者Uは着座する際に、座体9を背面側(後方側)に摺動移動できるようになっている。具体的には、使用者Uが手動にて座体9を背面側に向けて摺動移動させるとともに、椅子1と、該椅子1の正面側に設けられた机2との間の空間に片足を踏み入れて、引屈(膝裏)や脹脛などの足の背面側の部位を座体9の前端部に当接させて座体9を背面側に向けて更に押圧する。
このとき座体9は前述した中空部8内に退避される。この状態の椅子1が座体9を背面側に摺動移動させた摺動状態となっている(図4及び図7参照)。椅子1が摺動状態となっているときには、椅子1と机2との間の空間を広くすることができ、足を踏み入れ易くなっている。
尚、本実施例では、使用者Uが着席する際に、始めに手動にて座体9を移動させているが、始めから片足を椅子1と机2との間の空間に踏み入れて、その足の背面側のみで座体9を背面側に摺動移動させるようにしてもよく、この場合でも片足を踏み入れることができれば、他方の足が容易に椅子1と机2との間の空間に踏み入れられるようになる。
そして、図1の紙面右側の椅子1に示すように、使用者Uが摺動状態の椅子1の座体9に着席しようとして、使用者Uの膝が正面側に屈曲することにより、使用者Uの引屈(膝裏)の移動とともに、前脚支柱4の前方へ揺動移動され、かつ座体9が正面側(前方側)に摺動移動される。そして、椅子1が使用される使用状態(着座可能状態)に戻り、使用者Uが座体9に着席することができる。
次に、椅子1の構成について詳述する。図2に示すように、前脚支柱4及び後脚支柱5の下端部がベース3に枢着されており、ベース3の内部には、前脚支柱4を正面側(前方側)に付勢する本実施例における付勢手段としてのコイルバネ11(図5参照)が配置されている。このようにすることで、前脚支柱4はコイルバネ11の付勢力によって正面側に揺動可能に弾性付勢され、椅子1の不使用時には、自動的に椅子1を収納状態にすることができる。
また、前脚支柱4の上端部には、座体9を枢着するための枢軸12を挿通する挿通孔13が左右方向に貫通されている。この挿通孔13には、本実施例における左右方向を向く軸心としての枢軸12が挿通される(図6参照)。
更に、後脚支柱5の上端部には、座体9に係合する係合部材14が設けられている。尚、この係合部材14は左右方向に長い略円柱形状に形成されている。その左右端部には、ローラ部材15,15(係合部)が取り付けられている。
図2に示すように、前脚支柱4の上端部に枢着される座体9は、後脚支柱5の上端部には、略箱体形状をなす座フレーム9aが係合されている。また、この座フレーム9aには、座フレーム9aを上方から被覆するカバー体9bが取り付けられている。更に、カバー体9bの上部には、使用者Uの臀部が載置される座板9cが取り付けられる。尚、この座フレーム9aとカバー体9bと座板9cとにより本実施例の座体9が構成されている。更に尚、座体9の横幅は、前述した支持棒6,6間の横幅よりも短く構成されており、中空部8内と通過可能な幅に形成されている。
また、座フレーム9aは、矩形状の板材の左右を下方に折り曲げて形成され、その左右端部は、更に座フレーム9aの内方に向かって折り曲げられることで、正面視で略コ字形状に形成され、前後方向を向くレール溝部17,17が形成されている。このレール溝部17,17内を、後脚支柱5の上端部に設けられたローラ部材15,15が摺動移動するようになっている。
更に、座フレーム9a前部には、前脚支柱4の上部に設けられた挿通孔13に配置される枢軸12に枢着されるブラケット16が設けられている(図6参照)。このブラケット16は、左右端部で前脚支柱4の上端部を左右方向から挟み込むようになっており、この状態で枢軸12をブラケット16と前脚支柱4の挿通孔13に挿通することにより、座フレーム9aが枢軸12に対して揺動可能に枢支されるようになる。
尚、座フレーム9a後部には、係合部材14を座フレーム9a内で係合する係合片18が設けられている。この係合部材14が座フレーム9a内に係合されることで、座体9の後方向への摺動を規制している。この係合部材14と係合片18との係合によって、座フレーム9aを介して前脚支柱4と後脚支柱5との連結状態を維持するようになっている。すなわちコイルバネ11の付勢力によって前脚支柱4が前方に揺動されると、後脚支柱5も前方に揺動され、かつ使用者Uが背凭れ7を掴んで後脚支柱5を後方に倒すと、前脚支柱4も後方に倒れるようになっている。
次に、この椅子1の動作について詳述する。先ず、図5に示すように、不使用時における椅子1は、ベース3内に設けられたコイルバネ11の付勢力により前方に傾斜しており、座体9は、ほぼ全てが天板10の下方に位置する収納状態(収納位置)となっている。
椅子1を使用する際には、使用者Uが収納状態の椅子1の背凭れ7を背面側に引くことにより、後脚支柱5の上端部に設けられた係合部材14が係合片18に係合されて、前脚支柱4及び後脚支柱5を背面側に揺動させる。そして、椅子1を図6に示す使用状態とする。このとき座体9の上面は、略水平状態が維持されるようになっている。
また、使用状態の椅子1の座体9を使用者Uが手動にて背面側に向けて摺動移動させるとともに、使用者Uは机2と椅子1間の空間に片足を踏み入れる。そして、使用者Uは机2と椅子1間の空間に踏み入れた足の背面側を座体9の前部に当接させて、更に座体9を背面側に向けて押圧する。座体9は、中空部8内に向かって摺動移動されて、椅子1が摺動状態となる(図7参照)。座体9が摺動移動される際には、ローラ部材15,15が座フレーム9aのレール溝部17,17内を摺接されるようになっている。
尚、座体9が中空部8内に向かって摺動移動されて椅子1が摺動状態となると、前脚支柱4が座体9とともに背面側に揺動されるととも、座板9cを略水平に保ったまま座体9が摺動移動されるようになっており、座体9に使用者Uが腰掛け易くなっている。
そして、使用者Uが摺動状態である椅子1の座体9に着席する際には、使用者Uの膝が正面側に屈曲されることによって、座体9の前方に空間が形成され、ベース3内に配置されたコイルバネ11の付勢力により前脚支柱4が正面側に揺動されるとともに、前脚支柱4の上端部に引かれて座体9が中空部8内から正面側に摺動移動される。そして、再び図6に示す使用状態となる。このとき、使用者Uは摺動状態にあった椅子1から膝を屈曲させて着席することで、座体9の正面側への摺動によって使用状態である椅子1に着席することができる。
また、椅子1を図6に示す使用状態から図5に示す収納状態にする際には、使用者Uの臀部が座板9cから離れることで、コイルバネ11の付勢力により前脚支柱4及び座体9が正面側に揺動される。そして、後脚支柱5は、上端部の係合部材14が、座フレーム9aの係合片18に係合されることで、背凭れ7とともに正面側に揺動され、座体9が机2の天板10の下方位置に配置される収納状態になる。
以上、本実施例の椅子1では、床に固定されたベース3に対して前後方向に揺動可能に枢支された前脚支柱4及び後脚支柱5を有し、後脚支柱5に背凭れ7が固定されており、前脚支柱4の上端には、左右方向を向く枢軸12に対して揺動される座体9が枢支されるとともに、後脚支柱5の上端には、座体9が前後方向に摺動可能に連結されることで、使用者Uが着席する際に、座体9を前脚支柱4の揺動とともに後方向に移動させることができ、座体9及び前脚支柱4が邪魔にならず、椅子1と机2との間の空間を広く形成して使用者Uが足を踏み入れ易くすることができる。また、座体9を略水平状態に維持したまま座体9を後方向に摺動移動させることができるため、使用者Uが着席する際に、使用者の臀部を座体9に配置し易くなる。
また、前脚支柱4を前方に向けて付勢するコイルバネ11が設けられていることで、コイルバネ11により前脚支柱4が前方に揺動されるとともに、座体9に連結された後脚支柱5も前方に揺動されるようになり、使用位置にある椅子1から使用者Uが離席するだけで、椅子1の座体9が机2の天板10の下方に収納される収納状態(収納位置)に、椅子1が自動的に切り換わるようになり、使用者Uが椅子1を収納状態に切り換える煩わしさがなくなる。
また、後脚支柱5の上端には、ローラ部材15,15が配置され、ローラ部材15,15を介して後脚支柱5が座体9と連結されており、座体9が前後方向に摺動移動される際に、座体9のレール溝部17,17がローラ部材15,15に摺接されることで、ローラ部材15,15により座体9を前後方向に摺動移動させる際の摺動抵抗を低減させることができる。
また、座フレーム9aには、前後方向を向くレール溝部17,17が設けられており、レール溝部17,17にローラ部材15,15が係合されることで、後脚支柱5のローラ部材15,15に係合される座フレーム9aのレール溝部17,17によって、座体9が左右方向にずれることなく摺動移動されるようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ローラ部材15,15をレール溝部17,17に係合される係合部として構成していたが、ローラ部材15,15と係合部とを兼用しなくてもよく、座体9におけるローラ部材15,15の配置位置以外の位置に係合部を設け、この係合部と係合されるレール溝部を、座体9におけるレール溝部17,17の配置位置以外の位置に設けるようにしてもよい。
また、前記実施例では、座体9が背面側に向かって摺動移動される際に、支持棒6,6と背凭れ7によって囲まれた中空部8内を通過するようになっており、背凭れ7の左右幅と中空部8の左右幅が略同一となっているが、例えば、左右それぞれの支持棒6,6を外方に膨出するように湾曲させて配置することで中空部を部分的に左右に拡張し、座体9を通過可能としてもよく、このようにすれば、背凭れ7の左右幅よりも大きな左右幅の座体9を形成することができる。
また、前記実施例では、座体9が背面側に向かって摺動移動される際に、支持棒6,6と背凭れ7によって囲まれた中空部8内を通過するようにしたが、支持棒6,6は座体9の摺動移動を妨げなければどのような形状をしていてもよく、例えば、後脚支柱5から上方に向けて1本の支持棒を延設させるとともに、座体に支持棒が通過できる溝条を形成し、座体が背面側に向けて摺動移動する際には、支持棒が座体の溝条内に退避されるようにしてもよい。
また、前記実施例では、使用状態である椅子1に使用者Uが着席している状態から、使用者Uの臀部が座体9から離れることで、コイルバネ11の付勢力によって椅子1の座体9が机2の天板10下方に収納される収納状態となるようにしたが、背凭れ7の背面側に使用者Uのバッグ等の荷物を吊持するフックを設けることで、このフックに吊持した荷物の荷重によって、使用者Uが座体9から離れても、椅子1が使用状態から収納状態に移行しないように規制するようにしてもよい。
また、前記実施例では、使用状態である椅子1に使用者Uが着席している状態から、使用者Uの臀部が座体9から離れることで、コイルバネ11の付勢力によって椅子1の座体9が机2の天板10下方に収納される収納状態となるようにしたが、ベース3にコイルバネ11の付勢力を規制するストッパー等を設けることで、使用者Uが座体9から離れても、椅子1が使用状態から収納状態に移行しないように規制するようにしてもよい。
また、前記実施例では、使用状態である椅子1の座体9を使用者Uの足の背面側で中空部8に向けて摺動移動させた後に、使用者Uが膝を正面側に屈曲することで、コイルバネ11の付勢力によって、座体9が正面側に向けて摺動移動されて、椅子1を使用状態としたが、前脚支柱4と後脚支柱5の上端部間にダンパ等の緩衝手段を取り付けることで、緩衝手段の付勢力により座体9が正面側に向かって摺動移動する摺動速度を調整可能としてもよい。
また、前記実施例では、本発明が適用された椅子1を、大学や企業の講義室等に設置される椅子1として説明したが、椅子1が設置される場所は飲食店等の講義室以外の場所でもよい。
本実施例における机と椅子を示す側面図である。 椅子の全体像を示す分解斜視図である。 椅子が使用される使用状態を示す斜視図である。 椅子の座体が摺動される摺動状態を示す斜視図である。 椅子が収納される収納状態を示す縦断側面図である。 椅子が使用される使用状態を示す縦断側面図である。 椅子の座体が摺動される摺動状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 椅子
2 机
3 ベース
4 前脚支柱
5 後脚支柱
6 支持棒
7 背凭れ
8 中空部
9 座体
9a 座フレーム
9b カバー体
9c 座板
10 天板
11 コイルバネ(付勢手段)
12 枢軸(軸心)
13 挿通孔
14 係合部材
15 ローラ部材(係合部)
16 ブラケット
17 レール溝部
18 係合片

Claims (5)

  1. 床に固定された机の後方に設置される椅子であって、
    床に固定されたベースに対して前後方向に揺動可能に枢支された前脚支柱及び後脚支柱を有し、前記後脚支柱に背凭れが固定されており、前記前脚支柱の上端には、左右方向を向く軸心に対して揺動される座体が枢支されるとともに、前記後脚支柱の上端には、前記座体が前後方向に摺動可能に連結されることを特徴とする椅子。
  2. 前記前脚支柱を前方に向けて付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記座体の下部には、前後方向を向くレール溝部が設けられており、該レール溝部に係合される係合部が前記後脚支柱に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
  4. 前記後脚支柱の上端には、ローラ部材が配置され、該ローラ部材を介して前記後脚支柱が前記座体と連結されており、前記座体が前後方向に摺動移動される際に、該座体の下部が前記ローラ部材に摺接されることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
  5. 前記座体の下部には、前後方向を向くレール溝部が設けられており、該レール溝部に前記ローラ部材が係合されることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
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JP2012105862A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Kotobuki Seating Co Ltd 揺動収納式椅子及び緩衝装置用ケース
JP2012143352A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Aichi Kk 椅子

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