JP2011103933A - 椅子 - Google Patents

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【課題】背板の上下方向の中間部が前方に突出するように屈曲するようにした背凭れにおいて、ランバーサポートを上昇位置としたときに、ランバーサポートが後退することなく、着座者の腰椎部近傍を効果的に押圧しうるようにした椅子を提供する。
【解決手段】背板15を、側面視において上下方向の中間部が前方に突出するように屈曲させ、ランバーサポート8における着座者の腰部を押圧するランバーサポート本体25を支持して背板15に取付ける取付部28を、上記本体25より下方に設け、取付部28を、背凭れ6における下部の直線部分に沿って上下位置調節可能とすることにより、上記本体25が、上昇位置において、下降位置よりも背板15の前面より大きく前方に離間するようにする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、椅子、特に背凭れにランバーサポートを設けた椅子に関する。
近年、オフィス等で使用される椅子として、長時間の着座を可能にするべく、着座者の腰部付近、具体的には腰椎部近傍の上下方向における所定範囲を、後方から押圧するランバーサポートを設けたものが多数提案されている。
この種の椅子として、着座者の腰椎部近傍を強く押圧するという目的から、背凭れ全体が着座者側に凸となるように、側面視ほぼくの字状に形成されているものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。これらの椅子においては、ランバーサポートは、背凭れのくの字形状に沿って上下移動するように構成されている。
特許第4036427号公報 特許第4036428号公報
しかし、特許文献1および2に記載されているもののように、ランバーサポートがくの字状の背凭れに沿って上下移動すると、ランバーサポートがくの字形状の屈曲部より上側に移動した場合、ランバーサポートは後方移動して、着座者から離れ、着座者の腰椎部近傍を有効に押圧できなくなるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、背板の上下方向の中間部が、前方に突出するように屈曲するようになっている背凭れにおいて、ランバーサポートを上昇位置としたときに、ランバーサポートが後退することなく、着座者の腰椎部近傍を効果的に押圧しうるようにした椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)背板の前面に、着座者の腰部を押圧するランバーサポートを、上下位置調節可能として装着した椅子において、前記背板を、側面視において、上下方向の中間部が前方に突出するように屈曲させるとともに、該屈曲部より下方の部分を、後下方を向く直線状に形成し、前記ランバーサポートにおける着座者の腰部を押圧するランバーサポート本体を支持して前記背板に取付ける取付部を、前記ランバーサポート本体より下方に設け、前記取付部を、前記背凭れにおける下部の直線部分に沿って上下位置調節可能とすることにより、前記ランバーサポート本体が、上昇位置において、下降位置よりも前記背板の前面より大きく前方に離間するようにする。
このような構成とすると、ランバーサポートを上昇位置としたとき、ランバーサポートにおける取付部が、ランバーサポート本体より下方に位置しているため、ランバーサポート本体が背板の屈曲部より前方に位置し、着座者の腰椎部近傍を効果的に押圧することができ、ランバーサポート効果を高めることができる。
また、ランバーサポートを下降位置としたときは、ランバーサポート本体は、背板前面の屈曲部の前端より後方に位置して、着座者に当接しない後退位置とすることができ、この状態で、着座者の邪魔にならないように収容しておくことができる。
(2)上記(1)項において、ランバーサポート本体の両側部に、外側方に向かって延出する延出部を設け、両延出部の外側端に取付部を設ける。
このような構成とすると、左右方向に大きく離間した左右の取付部により、ランバーサポート本体を、安定よく、確実に支持することができる。
(3)上記(2)項において、左右の取付部に後方を向く突片を設け、この突片を、背板の前面両側部に設けた上下方向を向く凹溝に上下方向に摺動可能として嵌合し、前記突片の外側面と、それに対向する前記凹溝の外側の縁とのいずれか一方に、複数の凸部または凹部を上下方向に並べて設け、同じく他方に、前記複数の凸部または凹部に選択的に弾性係合する凹部または凸部を設ける。
このような構成とすると、ランバーサポートに着座者が凭れたとき、ランバーサポート本体の左右方向の中央部が後方に弾性撓曲し、その左右の突片は後方に向かって互いに左右に拡開しようとし、そのときの各突片の外側面が凹溝の外側の縁に押圧されるので、凹部と凸部との係合強度が強まり、ランバーサポートは上下方向に位置ずれし難くなる。
(4)上記(2)項または(3)項において、ランバーサポートにおける左右の取付部に、背板より外側方に突出する操作部を設ける。
このような構成とすると、操作部をランバーサポートの取付部に接近させることができ、軽力で操作部を上下動させて、ランバーサポートの上下位置調整を簡単に行うことができる。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、背板の前面にクッション体を配設するとともに、背板とクッション体との間に、ランバーサポートを配設する。
このような構成とすると、背板とランバーサポートとの境界部分の段差感を解消することができるとともに、着座感を快適なものとすることができる。
本発明によると、背板の上下方向の中間部が前方に突出するように屈曲するようにした背凭れを備える椅子において、ランバーサポートを上昇位置としたときに、ランバーサポートが後退することなく、着座者の腰椎部近傍を効果的に押圧しうるようにした椅子を提供することができる。
本発明の椅子の一実施形態の側面図である。 同じく背面図である。 同じく平面図である。 背凭れを斜め前方から見た分解斜視図である。 図4の前面覆い板と背板とをV−V線より見た縦断側面図である。 前面覆い板のみの正面図である。 ランバーサポートを斜め後方から見た斜視図である。 ランバーサポートの取付部を斜め後方から見た斜視図でる。 図8のIX−IX線に沿う拡大横断平面図である。 ランバーサポートを前面覆い板に取り付けた状態を前方から見た正面図である。 ランバーサポートを装着した背凭れを、斜め後方から見た斜視図である。 ランバーサポートを上昇位置としたときを実線で、また下降位置としたときを2点鎖線で示す背凭れの中央縦断側面図である。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この椅子は、先端部にキャスタ1を備える放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3を備えている。脚体3の中央には、ガススプリング(図示略)を備える伸縮式の脚柱4が立設されており、脚柱4の上端には、支基5の後部が固着されている。
支基5は、上面が開口するほぼ中空箱状をなし、上面の開口部は、着脱可能なカバー5aにより覆われている。
支基5の内部には、背凭れ6を起立する方向、すなわち前方に向かって付勢する付勢手段や、支基5によって支持された座7を前方に向かって付勢する付勢手段(いずれも図示略)、座7の両側に設けられた肘掛け7a等が設けられているが、それらについては、本発明に直接関係しないので、図示および詳細な説明は省略する。
図1及び図2に示すように、背凭れ6の内部には、後述するランバーサポート8が設けられている。また、図1〜図3に示すように、背凭れ6の背面には、衣服を掛けるためのハンガー9が設けられている。なお、ハンガー9は、本発明に直接関係しないので、詳細な説明は省略する。
図4に示すように、背凭れ6は、中間の屈曲部同士が左右方向を向く連結板10をもって連結された側面視L字状の左右1対の背凭れ支持杆11、11により支持されている。
図1に示すように、この背凭れ支持杆11、11の前端部は、左右方向の軸12をもって支基5に枢着され、支基5の後端部と連結板10とに前後の端部が連結されたガススプリング13の作用により、背凭れ支持杆11、11と背凭れ6とは、軸12を中心として、前後方向に回動したり、所望の後傾角度で停止させられたりし得るようになっている。
図4に示すように、背凭れ6は、左右1対の側杆14、14と、両側杆14、14同士を連結するとともに、前後方向の厚さを両側杆14、14の前後方向の厚さより小とした背板15とを備えている。
背板15の上半部15aは、両側杆14、14の前縁寄りに、同じく下半部15bは、両側杆14、14の後縁寄りに接合し、それらの中間には、水平の段差部(図示略)が形成されている。
したがって、左右の両側杆14、14は、背板15の下半部15bより前方に突出し、この両側杆14、14と背板15の下半部15bとにより、凹部15cが形成されている。
この両側杆14、14と背板15とは、弾性を有する硬質合成樹脂材料により、一体成形するのが好ましい。
このように、背凭れ6を、左右1対の側杆14、14と、両側杆14、14同士を連結するとともに、前後方向の厚さを両側杆14、14の前後方向の厚さより小とした背板15とを備えるものとしてあるので、背凭れ6の両側部の強度が低下することなく、左右の側杆14、14と背板15とを、同一材料により一体成形することができるとともに、背板15の上部に可撓性を持たせることができる。
背板15の上半部15aには、可撓性を大とするための上下方向に長い多数の長孔16が設けられている。
また、背板15の下半部15bの前面両側部には、剛性を高めるための多数のリブ17が設けられている。
つまり、背板15は、上半部15aの可撓性が大きく、下半部15bの剛性及び強度が、上半部15aに比べて大となるように形成されている。これにより、後述する前面覆い板18、及びこの前面覆い板18に取り付けられるランバーサポート8に作用する力を、背板15の下半部15bによって確実に支持することができる。
背凭れ6は、背板15の下半部15bの前面における左右のリブ17、17の間に、左右の背凭れ支持杆11、11の上端部を下方より差し込み、かつ図示を省略した取付部材をもって、連結板10を背板15の下半部15bに固着し、それらの前面を、背板15の下半部15bとほぼ同形をなすとともに、背板15の一部をなす前面覆い板18をもって、その後面が背板15の上半部15aの前面と整合するようにして覆った状態で、背凭れ支持杆11、11に支持されている。
また、図4及び図5に示すように、前面覆い板18の両側部には、ランバーサポート支持部19が設けられている。
このランバーサポート支持部19は、後述するランバーサポート8の両側部に設けた後方を向く左右1対の突片27が、上下方向に摺動可能として嵌合するようにした上下方向に長い左右1対の凹溝20と、各凹溝20の周縁より後方に向かって突出し、凹溝20に嵌合した突片の側面に弾性係合して、該突片の上下方向の移動に抵抗力を付与するようにした縦長筒状の突縁21とを備えている。
突縁21の外側の側壁部分は、前後方向を向く複数の凹条(凹部)22を、上下方向に連続させた波板状に形成されている。
突縁21は、前面覆い板18を背板15に取り付けたとき、背板15の凹部15cの両側部に収容されるようになっている。
図4及び図5に示すように、前面覆い板18における後面の四隅には、後方を向く4本の嵌合ピン23が突設されている。
各嵌合ピン23を、背板15の下半部15bの前面におけるリブ17の交差部に配設されたボス部17aの前面に設けた嵌合孔24に嵌合することにより、前面覆い板18は、背板15の下部前面に確実に取り付けられている。
背板15の上半部15aの前面と、前面覆い板18の前面とにより、側面視において上下方向の中間部が前方に突出するように屈曲する背板前面が形成され、この背板前面における上下方向の中間部の屈曲部より下方の部分は、前面覆い板18によって、後下方を向く直線状に形成されている。
ランバーサポート8は、正面形が横長楕円形状をなし、着座者の腰部を押圧するランバーサポート本体(以下単に本体という)25と、本体25の左右両端から外側方に延出する延出部26と、各延出部26の先端に連設され、かつ後方を向く縦長の突片27を有するとともに、本体25より下方に位置し、本体25を支持して、背板15に取付ける取付部28と、各取付部28の外側端に連設され、側杆14の前方を通って、背凭れ6の外側方にわずかに突出する操作部29とを備えている。
本体25は、図7に示すように、平面視において、中央部が大きい曲率半径をもって後方に凹入する円弧状をなし、側面視において、中央部が前方に小さい曲率半径をもって突出する円弧状をなしている。
本体25の後面における中央部と両側部には、側面視ほぼ三角形状の大寸の後向突片25aと、側面視ほぼ半円弧状の小寸の後向突片25b、25bとが突設されており、それらの後端が、前面覆い板18の前面に当接することにより、本体25が過度に後方に弾性変形するのを防止しうるようにしてある。
図8および図9に示すように、取付部28の突片27は、後端が開口する縦長筒状をなし、その外側の側壁部分に、後端より複数の切込み溝30を設けることにより、上下2個の弾性舌片31、31を削出してあり、各弾性舌片31の後端部外側面に設けた浅い球面状の凸部31aを、突縁21における複数の凹条22に選択的に弾性係合させることにより、突片27の上下方向の移動に抵抗力を付与し、ランバーサポート8が、前面覆い板18の前面に沿う上下方向の複数の位置で、安定して保持することができるようにしてある。
また、左右の操作部29、29を上下移動させて、ランバーサポート8の高さ調節を行う際に、各凸部31aと複数の凹条22と弾性係合することにより、節度感を付与することができる。
ランバーサポート8を前面覆い板18に取り付ける場合には、図4に示すように、ランバーサポート8を前面覆い板18に前方から近づける。そして、図10に示すように、ランバーサポート8の取付部28における突片27を、前面覆い板18の凹溝20に挿入する。このとき、ランバーサポート8の本体25における突片25a,25bが前面覆い板18の前面に当接する。これにより、ランバーサポート8の本体25が湾曲又は傾斜している場合でも、ランバーサポート8が前面覆い板18によって確実に支持される。
また、ランバーサポート8の操作部29は、前面覆い板18から側方に離れた位置に配置され、後方にもわずかに突出している(図11参照)。この操作部29は、後述するように、背凭れ6の左右両側部から外方に突出しており、着座者が直接つかんで操作できる。
ランバーサポート8の突片27が、前面覆い板18の凹溝20に挿入されたとき、凸部31aが凹条22間の内向き突出部に当接している場合には、凸部31aはこの内向き突出部により内方に押圧され、弾性舌片31が突片27の内方に押し込まれるように弾性変形する。
この状態から、ランバーサポート8を僅かに上下移動させることにより、突片27の凸部31aが凹溝20の最も近い凹条22内に挿入される。これにより、ランバーサポート8の位置は、比較的強い係合力でその位置に保持される。着座者が、ランバーサポート8の上下位置を調整するには、操作部29を上下移動させるだけで、簡単にこれを行うことができる。
図10に示すように、前面覆い板18が背板15における下半部15bに取り付けられた場合、前面覆い板18の凹溝20は、背板15および側杆14によって囲まれる凹部15c、および前面覆い板18によって囲まれるスペース内に収容される。従って、前面覆い板18の前面にはランバーサポート8以外の他の部材がないので、前面覆い板18の前面にランバーサポート8を支持するための広い面積を確保できる。また、前面覆い板18とランバーサポート8とを接近させて配置できるので、背凭れ6の薄型化が可能になる。
図4に示すように、ランバーサポート8の前面、前面覆い板18の前面、背板15の上半部15aの前面、背板15の上半部15aの後面は、二つ折りとしたクッション材32により覆われている。前面覆い板18の前面を覆うクッション材32の下端部は、図6に示すように、前面覆い板18の両側下端部に設けられた凸字状のだるま孔33を利用して固定される。
図11は、背板15、前面覆い板18、ランバーサポート8およびクッション材32を組み付けた状態を示す背凭れ6の外観図である。この状態では、背板15、前面覆い板18、およびランバーサポート8の本体25は、クッション材32によって覆われているので、これらの部材が外部に露呈することはなく、外観を良好に維持できる。但し、ランバーサポート8の操作部29だけは、背凭れ6の両側部から外部に露呈しているので、着座者が操作部29を直接操作して、簡単にランバーサポート8の上下位置を調整できる。
本実施形態の椅子によれば、背板15の下半部15bの前面を覆う前面覆い板18がランバーサポート8の支持部材として兼用されるので、前面覆い板18とは、別に支持部材を設けることなく、簡単な構成で、確実にランバーサポート8を支持できる。従って、コストアップになるのを抑制できる。また、ランバーサポート8を支持するために、前面覆い板18の前面の面積を大とすることができる。
また、背板15の下半部15bの前面に凹部15cが形成され、この凹部15c内に背凭れ支持杆11の上部が挿入され、脚体3又は座7が背板15に連結され、脚体3又は座7と背板15との連結部が前面覆い板18によって覆われる。
更に、前面覆い板18の凹溝20と、この凹溝20内に挿入されるランバーサポート8の突片27とが、背板15の凹部15cおよび前面覆い板8によって囲まれるスペース内に収容されるので、前面覆い板18の前面側に凹溝20および突片27が突出することはない。したがって、前面覆い板18のランバーサポート8を支持すべき部位の面積を大きく確保できる。また、着座者が背凭れ6内の凹溝20および突片27に直接又は間接的に触れることがないので、違和感を感じるのを抑制できる。
操作部29を操作して、ランバーサポート8を、図12に実線で示すように、本体25が背板前面の屈曲部の前方(またはそれより若干上方もしくは下方)に位置する上昇位置まで上昇させると、そのとき、取付部28は、未だ背板前面の屈曲部より下方の直線部、すなわち前面覆い板18の直線部に位置しており、本体25のみが背板前面の屈曲部より前方に離間する。
それに対して、操作部29を操作して、ランバーサポート8を、図12に2点鎖線で示すように、本体25が背板前面の下部の直線部に位置する下降位置まで下降させると、本体25は、背板前面の屈曲部の前端より後方に位置して、着座者に当接しない後退位置とすることができ、この状態で、着座者の邪魔にならないように収容しておくことができる。
すなわち、ランバーサポート8における取付部28から本体25までの前後方向水平距離は、変動することはないが、取付部28がランバーサポート支持部19の上部に移動すると、本体25が背板前面の屈曲部より前方に漸次離間するので、背板の前面に対する本体25の前方への突出量は、上昇位置の方が下降位置よりも大となる。
また、ランバーサポート8に着座者が凭れたとき、本体25の左右方向の中央部が後方に弾性撓曲し、その左右の突片27、27は後方に向かって互いに左右に拡開しようとし、そのときの各突片27の外側面が凹溝20の外側の縁に押圧されるので、凸部31aと凹条22との係合強度が強まり、ランバーサポート8は上下方向に位置ずれし難くなる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) 背板15の上半部15aと前面覆い板18とを一体としたものを、1枚の背板とし、その後面に背凭れ支持杆11を固着し、さらにその後方を後面覆い板(図示略)をもって覆う。
(2) 複数の凸部31aを突縁21の外側の側壁の内面に設け、それに弾性係合するようにした凹条22(凹部)を、突片27の弾性舌片31に設ける。
1 キャスタ
2 脚杆
3 脚体
4 脚柱
5 支基
5aカバー
6 背凭れ
7 座
7a肘掛け
8 ランバーサポート
9 ハンガー
10 連結板
11 背凭れ支持杆
12 軸
13 ガススプリング
14 側杆
15 背板
15a上半部
15b下半部
15c凹部
16 長孔
17 リブ
17aボス
18 前面覆い板
19 ランバーサポート支持部
20 凹溝
21 突縁
22 凹条(凹部)
23 嵌合ピン
24 嵌合孔
25 ランバーサポート本体
25a、25b 突片
26 延出部
27 突片
28 取付部
29 操作部
30 切込み溝
31 弾性舌片
31a凸部
32 クッション材
33 だるま孔

Claims (5)

  1. 背板の前面に、着座者の腰部を押圧するランバーサポートを、上下位置調節可能として装着した椅子において、
    前記背板を、側面視において、上下方向の中間部が前方に突出するように屈曲させるとともに、該屈曲部より下方の部分を、後下方を向く直線状に形成し、前記ランバーサポートにおける着座者の腰部を押圧するランバーサポート本体を支持して前記背板に取付ける取付部を、前記ランバーサポート本体より下方に設け、前記取付部を、前記背凭れにおける下部の直線部分に沿って上下位置調節可能とすることにより、前記ランバーサポート本体が、上昇位置において、下降位置よりも前記背板の前面より大きく前方に離間するようにしたことを特徴とする椅子。
  2. ランバーサポート本体の両側部に、外側方に向かって延出する延出部を設け、両延出部の外側端に取付部を設けたことを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 左右の取付部に後方を向く突片を設け、この突片を、背板の前面両側部に設けた上下方向を向く凹溝に上下方向に摺動可能として嵌合し、前記突片の外側面と、それに対向する前記凹溝の外側の縁とのいずれか一方に、複数の凸部または凹部を上下方向に並べて設け、同じく他方に、前記複数の凸部または凹部に選択的に弾性係合する凹部または凸部を設けたことを特徴とする請求項2記載の椅子。
  4. ランバーサポートにおける左右の取付部に、背板より外側方に突出する操作部を設けたことを特徴とする請求項2または3記載の椅子。
  5. 背板の前面にクッション体を配設するとともに、背板とクッション体との間に、ランバーサポートを配設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の椅子。
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