JP5205625B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、背凭れを後傾させることが可能な椅子に関する。
近年、椅子同士を収納のために相互に前後方向から接近させて重合させるいわゆる水平スタッキングを行うことができる椅子が提案されている。この種の椅子として、座を床面に対して略垂直な起立位置に移動させた状態で重合させる構成を採用したものが広く知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006−158745号公報
ところで、前記特許文献1記載の構成の椅子では、背凭れを椅子本体と一体に形成しているとともに、座を椅子本体と背凭れとの境界部に形成したフレーム軸により枢支している。しかして、このような椅子であっても、背を後傾動作可能に構成するとともに、背座を関連させて動作させるようにする要望が存在する。ところが、前記特許文献1記載の構成では、背及び座はあくまで個別に椅子本体に支持させていて、座の回動中心と背凭れの下端とを同一の高さ位置としているので、仮に背凭れを後傾動作可能にしても、座をこの背凭れの後傾動作に関連して動作可能にすることは困難である。一方、事務用回転椅子として周知のものであって、背を後傾動作可能に構成するとともに、背座を関連させて動作させるようにする構成のものでは、背凭れを1本の背支桿により支持させる態様のものが広く知られているが、このような構成のものでは背凭れを支持させるべくある程度の剛性を背支桿に与える必要があり、また、背凭れの後傾動作に抗して背凭れに反力を付与するためには、付勢機構を別途設け、背支桿に接続する必要がある。すなわち、このように背座を関連させて動作させるとともに背凭れの後傾動作に抗して背凭れに反力を付与できる椅子は、構成がやや複雑なものとなる。
本発明は、以上に述べた課題を解決すべく構成するものである。
すなわち本発明に係る椅子の一つは、床面から前上方に延伸する左右1対の後脚を有する椅子本体と、この椅子本体の上方に前記後脚と一体に設けた左右1対の背凭れ支持フレームと、この背凭れ支持フレームに左右両側を後傾可能に支持させてなる背凭れと、この背凭れに後端部を上下動可能に吊持させてなる座とを具備するものであって、前記背凭れが、背凭れ面を有する背凭れ本体及びこの背凭れ本体の左右両側縁部から前方に延伸する装着部を有し、この装着部が、背凭れ支持フレームの肘当て部に挿脱可能な筒状であるとともに、前記背凭れ支持フレームが、前記椅子本体から起立する起立部と、この起立部の先端から後方に延伸させて設けた肘当て部とを有し、この肘当て部に前記背凭れの装着部が挿脱可能に装着され、前記装着部を前記肘当て部に装着した状態で前記装着部が前記肘当て部を全周にわたって被覆し、さらに前記背凭れ支持フレームが着座者の荷重を受けて弾性変形可能であることを特徴とする。
このようなものであれば、背凭れ支持フレームに背凭れの左右両側を後傾可能に支持させていて、この背凭れ支持フレームは着座者の荷重を受けて弾性変形可能であるので、着座者の荷重により背凭れを後傾させた際に背凭れ支持フレームの弾性力を反力として利用できる。その上で、この背凭れに座の後端部を上下動可能に吊持させているので、背の後傾動作の際に背座を一体的に移動させることができ、さらに、左右の背凭れ支持フレームに背凭れの左右両側を支持させているので、1本の背支桿により背凭れを支持させる態様と比較して、背凭れ支持フレームを細いものにできる。従って、特別な付勢機構を設けることなく非常に簡単な構成でこのような椅子を実現できる。
また、本発明に係る他の椅子として、床面から前上方に延伸する左右1対の後脚を有する椅子本体と、この椅子本体の上方に前記後脚と一体に設けた左右1対の背凭れ支持フレームと、この背凭れ支持フレームに左右両側を支持させてなる背凭れとを具備するものであって、前記背凭れが、背凭れ面を有する背凭れ本体及びこの背凭れ本体の左右両側縁部から前方に延伸する装着部を有し、この装着部が、背凭れ支持フレームの肘当て部に挿脱可能な筒状であるとともに、前記背凭れ支持フレームが、前記椅子本体から起立する起立部と、この起立部の先端から後方に延伸させて設けた肘当て部とを有し、この肘当て部に前記背凭れの装着部が挿脱可能に装着され、前記装着部を前記肘当て部に装着した状態で前記装着部が前記肘当て部を全周にわたって被覆するものが挙げられる。
また、前記背凭れ支持フレームの肘当て部に背凭れを挿脱可能に支持させているので、背凭れ支持フレームに対して種々の形状を有する背凭れを装着可能にする、例えばヘッドレストを有する背凭れや、ヘッドレストを有しない背凭れを選択的に装着可能にすることができる。このため、幅広い使用態様に対応できる。
さらに、前記背凭れ支持フレームが、前記椅子本体から起立する起立部と、この起立部の先端から後方に延伸させて設けた肘当て部とを有し、この肘当て部に前記背凭れの装着部を装着するようにしているので、肘当て部に背凭れから荷重を受けさせ、この背凭れ支持フレームの基端すなわち椅子本体との接合部位を支点として、この背凭れ支持フレームを弾性変形させるようにできる。このため、簡単な構成で上述したような効果を好適に得ることができる。
加えて、前記椅子本体の後脚と、前記背凭れ支持フレームとを一体に形成しているので、4本脚の椅子において背の後傾動作の際に背座を一体的に移動させる構成を、少ない部品点数で実現し、さらにこのような椅子の剛性の確保できる。
また、上述したように背凭れに座の後端部を上下動可能に吊持させている椅子であって、前記椅子本体が、前記後脚と、前記後脚の上端から前方に延伸させて設けてなる側フレームと、前記側フレームの前端に接続する前脚とを具備するとともに、左右両側の前記後脚又は側フレームから前記背凭れ支持フレームを起立させているものであれば、4本脚の椅子において背の後傾動作の際に背座を一体的に移動させる構成を実現できる。
このような椅子の座り心地をさらによくするための構成として、前記座の前端部に設定した載置部位を椅子本体に載置可能であるとともに、座の該載置部位より後方の部位と椅子本体との間に隙間を設けているものが挙げられる。このようなものであれば、座の後部の下方に隙間が存在するので、背のたれの後傾に連動する座の上下動の範囲を大きくとることができるからである。
このような椅子の座をより安定して椅子本体に支持させるための態様として、前記椅子本体の側フレームが、後下方から前上方に向かう傾斜を有するとともに、前記座を前記側フレームの前端部間に横架させて設けた横架材に載置させてなるものが挙げられる。
特に、座を横架材に載置した状態で座を前後方向に移動可能に構成しているものであれば、背凭れの後傾動作に連動させて、座の後端部を下降させつつ座を後方にスライドさせる態様を実現でき、このような椅子の座り心地をさらに向上させることができる。
そして、座を背凭れに吊持させるための構成の一例として、前記座が、座面を有する座本体と、この座本体の後端の左右隅部から起立させているとともに先端を前記背凭れの下端に枢着している左右一対の接合部とを具備するものが挙げられる。
本発明に係る椅子によれば、背凭れ支持フレームに背凭れを後傾可能に支持させていて、この背凭れ支持フレームは着座者の荷重を受けて弾性変形可能であるので、着座者の荷重により背凭れを後傾させた際に背凭れ支持フレームの弾性復原力を反力として利用できる。その上で、この背凭れに座の後端部を上下動可能に吊持させているので、背の後傾動作の際に背座を一体的に移動させることができ、さらに、左右の背凭れ支持フレームに背凭れの左右両側を支持させているので、1本の背支桿により背凭れを支持させる態様と比較して、背凭れ支持フレームを細いものにできる。従って、特別な付勢機構を設けることなく非常に簡単な構成で背の後傾動作の際に背座を一体的に移動させることができる椅子を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る椅子Cは、図1ないし図5に示すように、椅子本体1と、この椅子本体の上方に設けた左右1対の背凭れ支持フレーム2と、この背凭れ支持フレーム2に支持させてなる背凭れ3と、この背凭れ3に座吊持機構Jを介して後端部を吊持させてなるとともに床面に対して略水平な使用位置Uと床面に対して略垂直な起立位置Sとの間で回動可能な座4とを具備する。そして、前記座4を起立位置Sに配した状態で、図6に示すように、同一構造の椅子Cを前後方向にスタッキングすることが可能に構成している。なお、前記図1にはこの椅子Cの座4を使用位置Uに配した状態の全体斜視図、前記図2にはこの椅子Cの座4を起立位置Sに配した状態の全体斜視図、前記図3にはこの椅子Cの側面図、前記図4にはこの椅子Cの分解斜視図、前記図5には前記椅子本体1及び背凭れ支持フレーム2を前斜め上方から見た状態を示す図をそれぞれ示している。
具体的には、前記椅子本体1は、前記図2及び図5に主に示すように、左右一対の後脚11、11と、この後脚11から前方にそれぞれ延伸する左右一対の側フレーム12、12と、左右の側フレーム12、12の奥行き方向中間部間に横架させて設けた後横架材13と、左右の側フレーム12、12の前端部間に横架させて設けた前横架材14と、前記側フレーム12、12の前端に接続する前脚15、15とを有する。また、後脚11、11及び前脚15、15の下端には、それぞれキャスタ16を設けている。
さらに詳述すると、前記後脚11は、床面から前上方に起立し、主に背凭れ3が受ける荷重を支持する。
前記側フレーム12は、上述したように前記後脚11の上端から前方に延伸しているとともに、前端に向かうにつれ上方に向かう傾斜を有する。また、左右の側フレーム12、12間の距離、すなわち椅子本体1の幅寸法は、前記図5に示すように、後脚11、11、側フレーム12、12、及び前脚15、15により区成される空間SP内に他の椅子2の側フレーム12、12及び前脚15を配して水平スタッキングさせることができるようにすべく、後方から前方に向かうにつれ漸次減少させている。
前記後横架材13は、上述したように左右の側フレーム12、12の奥行き方向中間部間に横架させて設けたものであって、スタッキング時には、後横架材13と側フレーム12との境界部、具体的にはこの後横架材13の後部13aの両側縁と前記側フレーム12とに跨る部位を後方に位置する椅子Cの前脚15に当接させてなる当接部Tとしている。そして、前記当接部Tを、カバー部材131により被覆するようにしている。
前記前横架材14は、上述したように左右の側フレーム12、12の前端部間に横架させて設けたものであって、座4を使用位置Uに配した際に、この前横架材14及び前記側フレーム12、12の前端部が座4の前部の荷重を受ける。
前記前脚15は、上述したように前記側フレーム12の上端から垂下しているとともに、スタッキング時にはこの前脚15の上部を前記後横架材13の前記当接部Tに当接させて椅子間の位置決めを行うようにしている。そして、前記側フレーム12は前端に向かうにつれ上方に向かう傾斜を有し、前記後横架材はこの側フレームの奥行き方向中幹部間に横架させて設けているので、この前脚15に当接される前記後横架材13の後部13aは、この前脚15の上端15aよりも下方に位置する。さらに、この前脚15の上端15a及びその近傍はカバー部材151により被覆させていて、このカバー部材151が優先して前記後横架材13の後部13aに当接するようにしている。また、この前脚15と前記側フレーム12は、本実施形態では同一の金属パイプを利用して形成した前フレーム部材F1を利用して一体に形成している。すなわち、この前フレーム部材F1のうち、床面から起立する部位が前脚15、後フレーム部との接合箇所から前脚15の上端15aに至る部位が側フレーム12として機能する。
前記背凭れ支持フレーム2は、本実施形態では、前記図2及び図5に主に示すように、後脚11と同一の金属パイプである後フレーム部材F2を利用して一体に形成している。すなわち、前記後フレーム部材F2のうち、前記側フレーム12との接合箇所より下方を後脚11、上方が弾性フレーム部3としている。また、この背凭れ支持フレーム2は、前記後脚11の上端から延設してなりこの後脚11と同一方向に延伸する起立部21と、この起立部の上端から後方に延伸し肘当てとしての機能を有する肘当て部22とを有する。この肘当て部22には、背凭れ3を挿脱可能である。また、この背凭れ支持フレーム2は、図7に示すように、背凭れ3から肘当て部22に作用する荷重を受けて弾性変形が可能である。なお、図7の実線にはこの椅子Cが荷重を受けた状態の側面図、同図の想像線にはこの椅子Cが荷重を受けていない状態の側面図をそれぞれ示している。
前記背凭れ3は、前記前記図1、図3、及び図4に示すように、背凭れ面3aを有する背凭れ本体31と、この背凭れ本体31の左右両側縁部から延伸する装着部32とを有する。この背凭れ3は、背凭れ保持機構Hを介して背凭れ支持フレーム2に着脱可能かつ挿脱可能に支持させている。具体的には、この背凭れ保持機構Hは、前記装着部32を前記背凭れ支持フレーム2(肘当て部22)に挿脱可能に支持させてなるものである。前記装着部32は、本実施形態では前記肘当て部22を挿入可能な筒状に構成している。前記背凭れ面3aは、本実施形態では前上方に向いていて、この背凭れ面3aが受ける荷重を背凭れ支持フレーム2に作用させた際に、前記図7に示すように、該背凭れ支持フレーム2の弾性変形に追随してこの背凭れ3が後傾するようにしている。
前記座4は、上述したように、背凭れ3に座吊持機構Jを介して後端部を吊持させてなるとともに、床面に対して略水平な使用位置Uと床面に対して略垂直な起立位置Sとの間で回動可能である。さらに詳述すると、この座4は、座面4aを有する座本体41と、この座本体の後端部の両側縁から起立させて設けた左右1対の接合部42とを有する。前記座本体41は、さらにクッション411と、このクッション411の下方に設けてなるシェル412とを備えていて、使用位置Uに配した際に後端部の前後方向位置が背凭れ3の背凭れ面近傍に達している。一方、前記接合部42は、基端部を前記シェル412に接続していて、先端部を背凭れ3の下端に水平方向に延伸する軸心周りに回動可能に枢着している。すなわち、具体的には、背凭れ本体31の下端の両側端に設けた座枢着部31xにこの接合部42の先端部を枢着している。すなわち、これら座枢着部31x及び接合部42により座吊持機構Jを形成している。また、この接合部42は、起立位置Sでの背凭れ3の下端部との干渉を防ぐべく、使用位置Uに配した際に後方に膨出する形状、すなわち起立位置Sにおいて下方に膨出する形状を有する。そして、この座4を使用位置Uに配した状態で、この座の後部と側フレーム12との間に隙間SP2を設けるようにしている。
この椅子Cに着座者が着座すると、荷重はまず座4に加えられる。それから、座4に加えられた荷重の一部は、前記座吊持機構Jを介して背凭れ3に伝達され、さらに背凭れ3の装着部32と背凭れ支持フレーム2の肘当て部22との接合部分を介して背凭れ支持フレーム2に伝達させる。すると、前記図7に示すように、この背凭れ支持フレーム2が弾性変形して着座時の衝撃を吸収する。また、この背凭れ支持フレーム2の弾性変形により前記肘当て部22は後下方に移動する。これに伴い、背凭れ3が前記肘当て部22に追随して全体として後下方に移動しつつ、背凭れ3が後傾動作を行う。そして、座4は、上述したように前記座吊持機構Jを介して背凭れ3に吊持させていて、その後端部と椅子本体1(側フレーム12)との間に隙間SP2が存在するので、座4の後端部は背凭れ3の後傾動作に追随して下降する。加えて、この座4の前端部は椅子本体1に対してスライド可能であるので、座4は前述した後端部の下降動作と同時に後方へのスライド動作も行う。
一方、この椅子Cを収納する際には、まず、上述したように座4を起立位置Sに移動させた後、後方から同一構造を有する他の椅子Cに接近させる。それから、前記図6、及び要部の中央側断面図である図8に示すように、接近される側の椅子C、すなわち前方側に位置する椅子Cの前記当接部Tに、後方側に位置する椅子の前脚15を当接させ、前後に隣接させる椅子C、C間の位置決めを行う。そして、以上の操作を繰り返して、椅子Cのスタッキング収納を行う。その際、前記当接部Tは前脚15の上端15aよりも下方に位置しているので、この椅子Cを収納する領域の床面に不陸が存在して後方側に位置する椅子Cの前脚15の上端15aが前方側に位置する椅子Cの前脚15の上端15aよりも下方に位置する場合であっても、これらの間の高さ位置の差が前脚15の上端15aと後横架材13の下端との間の高さ位置の差よりも小さければ、前脚15を前記当接部Tに当接させることができる。
本実施形態に係る椅子Cの構成によれば、以上に述べたように、背凭れ支持フレーム2に背凭れ3の左右両側を後傾可能に支持させていて、この背凭れ支持フレーム2は着座者の荷重を受けて弾性変形可能であるので、着座者の荷重により背凭れ3を後傾させた際に背凭れ支持フレーム2の弾性力を反力として利用できるとともに、弾性変形により着座時の衝撃を吸収することができる。その上で、この背凭れ3に座4の後端部を上下動可能に吊持させているので、背凭れ4の後傾動作の際に背凭れ4と座3とを一体的に移動させることができ、さらに、左右の背凭れ支持フレーム2に背凭れ3の左右両側を支持させているので、1本の背支桿により背凭れを支持させる態様と比較して、背凭れ支持フレーム2を細いものにできる。
また、前記背凭れ支持フレーム2に対して背凭れ3を挿脱可能にしているので、椅子本体1及び背凭れ支持フレーム2に対して種々の形状を有する背凭れ3、例えば図示はしないがヘッドレストを有する背凭れ3等を装着可能であり、幅広い使用態様に対応できる。
さらに、前記背凭れ支持フレーム2が、前記椅子本体1から起立する起立部21と、この起立部21の先端から後方に延伸させて設けた肘当て部22とを有し、この肘当て部22に背凭れ3を装着するようにしているので、肘当て部22に背凭れ3からの荷重を受けさせ、この背凭れ支持フレーム2の基端すなわち椅子本体1との接合部位を支点として、この背凭れ支持フレーム2を弾性変形させるようにして、簡単な構成でこのような効果を好適に得ることができる。
加えて、前記椅子本体1が、床面から前上方に延伸する左右1対の後脚11、11と、前記後脚11、11の上端から前方に延伸させて設けてなる側フレーム12、12と、前記側フレーム12、12の前端に接続する前脚15とを具備するとともに、左右両側の前記後脚11、11から前記背凭れ支持フレーム2、2を起立させているので、4本の脚を有するこのような椅子であっても背凭れ3の後傾動作の際に背凭れ3と座4とを一体的に移動させる構成を実現できる。
特に本実施形態では、前記椅子本体1の後脚11と、前記背凭れ支持フレーム2とを後フレーム部材F2として一体に形成しているので、背凭れ3の後傾動作の際に背凭れ3と座4とを一体的に移動させる構成を、少ない部品点数で実現し、さらにこのような椅子Cの剛性を確保できる。
さらに、前記座4の前端部を椅子本体1に載置可能であるとともに、座4の該載置部位より後方の部位と椅子本体1との間に隙間を設けているので、背凭れ3の後傾に連動する座4の上下動の範囲を大きくとることができ、このような椅子Cの座り心地をさらによくすることができる。
また、前記椅子本体1の側フレーム12が、後下方から前上方に向かう傾斜を有するとともに、前記座4を前記左右の側フレーム12、12の前端部間に横架させて設けた前横架材14に載置させるようにしているので、座4をより安定して椅子本体2に支持させることができる。
加えて、座4を前横架材14に載置した状態で座4を前後方向に移動可能であるので、背凭れ3の後傾動作に連動させて、座4の後端部を下降させつつ座4を後方にスライドさせる態様を実現でき、このような椅子Cの座り心地をさらに向上させることができる。
そして、前記座4が、座面4aを有する座本体41と、この座本体41の後端の左右隅部から起立させているとともに先端を前記背凭れ4の下端に枢着している左右一対の接合部42とを具備するので、背凭れ面3aと座面4aとの間の角度を背凭れ3の後傾運動の際に変化させることができるともに、座4が使用位置Uと収納位置Sとの間で移動可能であるのでこの椅子Cの水平スタッキングを行うこともできる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
例えば、座は必ずしも前後方向に移動可能である必要はない。
また、座は、前記椅子本体の前横架材に支持させる必要はなく、左右両側縁部をそれぞれ側フレームに支持させるようにしてもよい。また、座を椅子本体に載置させる部位は、座の前端近傍にかげらず、座の前部であって奥行き方向中央寄りの部分であってもよい。
さらに、座の背凭れに対する支持態様は上述した実施形態のように座の左右両端部に設けた接合部のみを背凭れに枢着する態様に限らず、背凭れと座との間に幅方向略全域に亘る枢着軸を設けるようにしてもよい。
一方、背凭れ支持フレームは必ずしも後脚と一体である必要はなく、例えば椅子本体の側フレームに別途溶接等の方法で固着するようにしてもよい。
加えて、椅子本体は、上述した実施形態のような前脚及び後脚をそれぞれ左右1対有する態様に限らず、例えば、床面から起立し脚羽根及び脚支柱を有する脚及びこの脚の上方に設けられる基材を有する椅子本体の構成を採用してもよい。
そして、背凭れ支持フレームは、肘当て部を有する必要はなく、背凭れの高さ方向中間部より上方の左右両側縁を外方から支持するものであってもよい。この場合は、背凭れの下端部はこの背凭れ支持フレームから離間させ、背凭れの下端に座を別途吊持させるようにすればよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る椅子の座を使用位置に配した状態の全体斜視図。 同実施形態に係る椅子の座を起立位置に配した状態の全体斜視図。 同実施形態に係る椅子の側面図。 同実施形態に係る椅子の分解斜視図。 同実施形態に係る椅子本体及び背凭れ支持フレームを前斜め上方から見た状態を示す図。 同実施形態に係る椅子を水平スタックさせる態様を示す側面図。 同実施形態に係る椅子の背凭れ支持フレーム、背凭れ、及び座の動作を示す図。 同実施形態に係る椅子の要部の中央側断面図。
符号の説明
C…椅子
1…椅子本体
2…背凭れ支持フレーム
3…背凭れ
4…座

Claims (7)

  1. 床面から前上方に延伸する左右1対の後脚を有する椅子本体と、この椅子本体の上方に前記後脚と一体に設けた左右1対の背凭れ支持フレームと、この背凭れ支持フレームに左右両側を後傾可能に支持させてなる背凭れと、この背凭れに後端部を上下動可能に吊持させてなる座とを具備するものであって、前記背凭れが、背凭れ面を有する背凭れ本体及びこの背凭れ本体の左右両側縁部から前方に延伸する装着部を有し、この装着部が、背凭れ支持フレームの肘当て部に挿脱可能な筒状であるとともに、前記背凭れ支持フレームが、前記椅子本体から起立する起立部と、この起立部の先端から後方に延伸させて設けた肘当て部とを有し、この肘当て部に前記背凭れの装着部が挿脱可能に装着され、前記装着部を前記肘当て部に装着した状態で前記装着部が前記肘当て部を全周にわたって被覆し、さらに前記背凭れ支持フレームが着座者の荷重を受けて弾性変形可能であることを特徴とする椅子。
  2. 床面から前上方に延伸する左右1対の後脚を有する椅子本体と、この椅子本体の上方に前記後脚と一体に設けた左右1対の背凭れ支持フレームと、この背凭れ支持フレームに左右両側を支持させてなる背凭れとを具備するものであって、前記背凭れが、背凭れ面を有する背凭れ本体及びこの背凭れ本体の左右両側縁部から前方に延伸する装着部を有し、この装着部が、背凭れ支持フレームの肘当て部に挿脱可能な筒状であるとともに、前記背凭れ支持フレームが、前記椅子本体から起立する起立部と、この起立部の先端から後方に延伸させて設けた肘当て部とを有し、この肘当て部に前記背凭れの装着部が挿脱可能に装着され、前記装着部を前記肘当て部に装着した状態で前記装着部が前記肘当て部を全周にわたって被覆することを特徴とする椅子。
  3. 前記椅子本体が、前記後脚と、前記後脚の上端から前方に延伸させて設けてなる側フレームと、前記側フレームの前端に接続する前脚とを具備することを特徴とする請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記背凭れに後端部を吊持させてなる座の前端近傍に設定した載置部位を椅子本体に載置可能であるとともに、座の該載置部位より後方の部位と椅子本体との間に隙間を設けていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の椅子。
  5. 前記椅子本体の側フレームが、後下方から前上方に向かう傾斜を有するとともに、前記座を前記側フレームの前端部間に横架させて設けた横架材に載置させてなることを特徴とする請求項4記載の椅子。
  6. 前記椅子本体に、座を前後方向に移動可能に支持させていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
  7. 前記背凭れに後端部を吊持させてなる座が、座面を有する座本体と、この座本体の後端の左右隅部から起立させているとともに先端を前記背凭れの下端に枢着している左右一対の接合部とを具備することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の椅子。
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