JP5076162B2 - 椅子 - Google Patents

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JP5076162B2
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Description

本発明は、背もたれと座とをシンクロさせて傾動させることのできるシンクロチルト機能を有した椅子に関するものである。
従来より、脚等を取り付ける支持体と、この支持体に下端部を傾動可能に支持させた背支桿と、支持体に前端部をスライドかつ回転可能に支持させ、後端部を背支桿の基端部近傍に回転可能に支持させた座とを有し、背支桿に固定した背もたれを傾動させることにより、座の後端部が背支桿によって下後方に引っ張られて移動するように構成した椅子が挙げられる。
また、着座時に大腿部に受ける圧迫感を軽減して座り心地の良さを向上すべく、座全体が前傾姿勢となるように設定した椅子も知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特開昭62―53614号公報 特開平9―173177号公報
しかしながら、着座時に大腿部に受ける圧迫感を軽減できるものの、座全体が前傾姿勢となるため、着座者に前方へ滑り落ちるような不安感を与えるという問題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、背もたれと座とをシンクロさせて傾動させることのできる椅子において、背もたれが起立姿勢にある場合に着座者の大腿部への圧迫感を軽減するとともに、着座者に前方へ滑り落ちるような不安感を与えず、着座時の快適性を向上させることができる椅子を提供することにある。
すなわち、本発明の椅子は、起立姿勢と後傾姿勢との間で傾動可能な背もたれと、当該背もたれの傾動動作に連動して傾動する座とを備えたものであって、前記座が、主として着座者の大腿部を支持し得る座前半部と、主として着座者の臀部を支持し得る座後半部とを備えたものであり、前記背もたれが起立姿勢にある場合に、前記座前半部を前傾姿勢にするとともに、前記座後半部を略水平姿勢にし、前記背もたれの起立姿勢から後傾姿勢への姿勢変更に伴って、前記座後半部を後傾させるとともに、当該座後半部の後傾に連動させて前記座前半部を後傾させる傾動機構を備えたものであることを特徴とする。
このようなものであれば、傾動機構の作用により、背もたれが起立姿勢にある通常使用時は、座前半部が前傾姿勢となるため、大腿部が受ける圧迫感の軽減を有効に図ることができるととともに、座後半部が略水平姿勢となるため、この座後半部が臀部を安定した状態で支持し、前方へ滑り落ちるような不安感を着座者に与えることがなく、良好な座り心地を実現することができる。さらに、背もたれを起立姿勢から後傾姿勢へ姿勢変更した場合に、座後半部が後傾するとともに、座前半部も座後半部に連動して後傾するため、座全体がスムーズに姿勢変更し、着座者は臀部や大腿部への過度の負担を受けることなく楽なリクライニング姿勢をとることができる。なお、「座後半部を略水平姿勢にし」とは、「座後半部を完全な水平姿勢にし」ということはもちろんのこと、「座後半部を多少後傾した姿勢にし」という意味を包含する概念である。
特に、前記傾動機構が、前記背もたれを起立姿勢から後傾姿勢へ姿勢変更した際に、前記座前半部と前記座後半部とが側面視において連続した略直線状となるように前記座前半部及び前記座後半部をそれぞれ後傾させるものであれば、側面視において座前半部と座後半部との間に段差が大きく出る態様と比較して、着座者に違和感を与えることなく最適なリクライニング姿勢をとることができる。
また、背もたれの起立姿勢から後傾姿勢への姿勢変更時に、着座者に臀部が浮き上がるという違和感を与えることなく、スムーズな姿勢変更を実現するためには、前記傾動機構が、前記背もたれの起立姿勢から後傾姿勢への姿勢に伴って、前記座後半部及び前記座前半部をそれぞれ浮き上がらせることなく後下方に沈み込ませるものであることが好ましい。
さらに、前記座の下方に配され且つ前記座前半部の前部を回転可能に支持する支持体と、前記背もたれを支持し且つ異なる部位をそれぞれ前記座後半部の後部及び前記支持体に回転可能に連結した背支桿と、上端部を前記座前半部と前記座後半部との連結部分に回転可能に連結し、且つ下端部を前記支持体に回転可能に連結した座中間連結リンクとを備えてなり、前記傾動機構が、背もたれに後方への荷重が加わった際に、前記支持体に対する前記背支桿の連結部分を支点にした当該背支桿の後方への回動に伴って、前記座後半部を後下方へ引き込むとともに、前記支持体に対する前記座中間連結リンクの連結部分を支点にした当該座中間連結リンクの後方への回動に伴って、前記座前半部を後下方へ引き込むものとしている。このため、従来の椅子に対して、座を座前半部と前記座後半部とに分割し、座を座前半部と前記座後半部との連結部分に座中間連結リンクを連結するという簡単な構造で、座前半部と座後半部との連動を確実に行わしめることができるとともに、座全体の動作安定性の向上を図ることができる。
具体的な実施態様としては、前記座が、着座面を有する座本体と、当該座本体の前半部を支持する座受け前半部と、前記座本体の後半部を支持し且つ前端部を前記座受け前半部の後端部に回転可能に連結した座受け後半部とを備えたものであり、前記座前半部の前部が前記座受け前半部の前端部であり、前記座後半部の後部が前記座受け後半部の後端部である態様が挙げられる。このようなものであれば、座のうち、構造体(骨格)として機能する座受けを前半部と後半部とに2分割して傾動機構の一部を構成することができ、座本体に対しては従来品と同様に快適なクッション性を他の要因に制約されることなく追求することができる。しかも、座本体を前半部と後半部とに分割せずに一体のものにすることによって外観上の向上をも有効に図ることができる。
以上説明したように本発明によれば、背もたれと座とをシンクロさせて傾動させることのできるとともに、背もたれが起立姿勢にある場合に着座者の大腿部への圧迫感を軽減するとともに、着座者に前方へ滑り落ちるような不安感を与えず、良好な座り心地を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る椅子1は、図1示すように、脚2と、脚2の上端側に取り付けた支持体3と、支持体3に支持された座4と、起立姿勢(5X)と後傾姿勢(5Y)との間で傾動可能な背もたれ5と、背もたれ5を支持し且つ下端部を支持体3に回転可能に連結した背支桿6とを備えたものである。
支持体3は、図1〜図3等に示すように、底壁が斜め前方に傾斜して立ち上がり、内側に上方に開口する空間を有する支持体本体31と、支持体本体31の前端部位に一体的に設けた補強支持体32とを備えたものである。
支持体本体31は、底板311と、底板311の側縁からそれぞれ一体に屈曲起立させた一対の側板312とを備えた概略舟形状のもので、底板311の後端部を脚2の上端部に取り付けている。
補強支持体32は、支持体本体31の側板312にそれぞれ固着した一対の板状の部材からなり、下端部を、支持体本体31の前端部位における底板311よりも下方に突出させたものである。
支持体3の前端部に、支持体3と座4の前部とを連結するための第1軸X1を前後方向に沿ってスライド可能に支持する長孔3aを形成している。また、この支持体3は、前記第1軸X1よりも前記脚2側に変位した位置に、支持体3と背支桿6の下端部とを連結するための第2軸X2を架設している。さらに、この支持体3は、第1軸X1と第2軸X2との間に、支持体3と後述する座中間連結リンク7の下端部とを連結するための第3軸X3を架設している。本実施形態では、第3軸X3を補強支持体32の下端部間に架設している。なお、支持体3の下方から図示しない下カバーを被せている。
座4は、着座面を有する座本体41と、座本体41の前半部を支持する座受け前半部42と、座本体41の後半部を支持する座受け後半部43と、座受け前半部42に固定される座シェル前半部44と、座受け後半部43に固定される座シェル後半部45とを備えたものである。
座本体41は、座クッション体411と、この座クッション体411を被覆する座カバー体412とを備えたものである。本実施形態では、座クッション体411及び座カバー体412をそれぞれ単一の部材から構成している。なお、図1では座クッション体411及び座カバー体412を想像線で示しているが、他の図面では省略している。
座受け前半部42は、前後方向に延伸する一対の縦フレーム421と、これら縦フレーム421の前端部間、後端部間にそれぞれ突き抜けて設けた一対の横フレーム422と、横フレーム422の端部同士を連結し且つ座シェル前半部44を固定するための固定フレーム423とを備えたものである。
座受け後半部43は、前後方向に延伸する一対の縦フレーム431と、これら縦フレーム431の前端部間、後端部間にそれぞれ突き抜けて設けた一対の横フレーム432と、横フレーム432の端部同士を連結し且つ座シェル後半部45を固定するための固定フレーム433とを備えたものである。
そして、座受け前半部42の後端部と座受け後半部43の前端部とを第4軸X4を介して連結している。また、座受け前半部42の前端部を前記第1軸X1を介して支持体3の前端部に回転可能に連結し、座受け後半部43の後端部を第5軸X5を介して背支桿6に回転可能に連結している。
座シェル前半部44及び座シェル後半部45は、相互に独立したものであり、それぞれ座本体41に掛かる荷重を均等に支持する構造部材としての役割を担うものである。
そして、座受け前半部42と、座シェル前半部44と、座本体41のうち座受け前半部42に支持される部位とによって、主として着座者の大腿部を支持し得る座前半部4Aを構成するとともに、座受け後半部43と、座シェル後半部45と、座本体41のうち座受け後半部43に支持される部位とによって主として着座者の臀部を支持し得る座後半部4Bを構成している。
また、本実施形態では、座受け前半部42の後端部と、座受け後半部43の前端部とを連結する前記第4軸X4に、座中間連結リンク7の上端部を回転可能に連結している。
座中間連結リンク7は、略直線状をなす左右一対の座中間連結リンク本体71と、これら座中間連結リンク本体71の中間部間に設けた横フレーム72とを備えたものである。座中間連結リンク本体71の下端部を前記第3軸X3を介して支持体3に連結するとともに、座中間連結リンク本体71の上端部を前記第4軸X4を介して座受け前半部42と座受け後半部43との連結部分に連結している。
背支桿6は、後方に傾斜して立ち上がる左右一対の板状の背支桿本体61と、背支桿本体61の上端部側に一体的に設けた補強フレーム62とを備えたものである。補強フレーム62は、背支桿本体61にそれぞれ重合させて固着した一対の板状の部材からなり、下端部を背支桿本体61に重合し得ないように前方に突出させた形状をなすものである。
そして、背支桿本体61の下端部を前記第2軸X2を介して支持体3に連結し、この第2軸X2を中心に支持体3に対して回転可能にしている。また、前記第5軸X5を介して補強フレーム62の下端部を座受け後半部43の後端部に回転可能に連結している。すなわち、第2軸X2を介して背支桿6の下端部を支持体3に回転可能に連結するとともに、第5軸X5を介して第2軸X2よりも上端部側に変位した部位を座受け後半部43の後端部に回転可能に連結している。
背もたれ5は、背支桿6に同期傾動可能に固定したものである。
なお、本実施形態に係る椅子1は、背支桿6と支持体3との間に設けたガススプリング8を用いて背もたれ5の傾動状態を制動する傾動制動装置と、支持体3内に設けられ且つ背もたれ5を後傾させる際の反力を調整するための反力調整装置とを具備してなる。
しかして、本実施形態に係る椅子1は、背もたれ5の後傾動作に座4を連動させる傾動機構9を備えている。
傾動機構9は、支持体3と、座受け前半部42と、座受け後半部43と、背支桿6と、座中間連結リンク7とから構成されたものである。具体的には、支持体3と、座中間連結リンク7と、座受け後半部43と、背支桿6とを互いに回転可能に連結した不等長四辺リンク機構を形成し、その作用により、背支桿6の後傾動作に伴って、座受け後半部43全体を後下方へ引き込むとともに、座中間連結リンク7の後方への回動に伴って、座受け前半部42を後下方へ引き込むものである。すなわち、本実施形態に係る傾動機構9は、背もたれ5の傾動に伴って背支桿6と座4とをシンクロチルトさせるとともに、座受け前半部42と座受け後半部43との相対角度を変更可能にしたものである。
ここで、支持体3と座受け前半部42の前端部との連結部分は、支持体3側に設けた長孔3aと、該長孔3aに沿ってスライド移動可能し得るように座4に設けた第1軸X1とでスライド係合構造を採用している。また、支持体3と背支桿6の下端部との連結部分、支持体3と座中間連結リンク7の下端部との連結部分、座受け前半部42の後端部と座受け後半部43の前端部と座中間連結リンク7の上端部との連結部分、背支桿6の中間部分と座受け後半部43の後端部との連結部分は、それぞれ第2軸X2、第3軸X3、第4軸X4、第5軸X5と対応する各軸孔を介して連結した枢着構造を採用している。
背もたれ5に荷重が掛かっていない状態における各連結部分(第1軸X1、第2軸X2、第3軸X3、第4軸X4、第5軸X5)の相対位置関係は、以下のように設定している。つまり、支持体3と座前半部4Aの前部(座受け前半部42の前端部)との連結部分(第1軸X1)を、図1及び図2に示すように、支持体3と背支桿6の下端部との連結部分(第2軸X2)、支持体3と座中間連結リンク7の下端部との連結部分(第3軸X3)よりも前上方に設定し、背支桿6の中間部分と座後半部4Bの後部(座受け後半部43の後端部)との連結部分(第5軸X5)を、支持体3と背支桿6の下端部との連結部分(第2軸X2)、支持体3と座中間連結リンク7の下端部との連結部分(第3軸X3)より後上方に設定している。また、座受け前半部42の後端部と座受け後半部43の前端部と座中間連結リンク7の上端部との連結部分(第4軸X4)を、支持体3と座前半部4Aの前部(座受け前半部42の前端部)との連結部分(第1軸X1)、支持体3と背支桿6の下端部との連結部分(第2軸X2)、支持体3と座中間連結リンク7の下端部との連結部分(第3軸X3)よりも後上方に設定し、且つ背支桿6の中間部分と座後半部4Bの後部(座受け後半部43の後端部)との連結部分(第5軸X5)と略同一高さ位置に設定している。また、支持体3と背支桿6の下端部との連結部分(第2軸X2)を、支持体3と座中間連結リンク7の下端部との連結部分(第3軸X3)よりも後方であって、且つ支持体3と座中間連結リンク7の下端部との連結部分(第3軸X3)と略同一高さ位置に設定している。
各連結部分(第1軸X1、第2軸X2、第3軸X3、第4軸X4、第5軸X5)の相対位置関係をこのように設定しているため、背もたれ5に荷重が掛かっていない状態、つまり背もたれ5が図1に示す起立姿勢(5X)にある場合、座受け前半部42が前傾姿勢になるとともに、座受け後半部43が略水平姿勢になり、これら座受け前半部42又は座受け後半部43を構造体とする座前半部4Aが前傾姿勢となり、座後半部4Bが略水平姿勢となる。
一方、背もたれ5に後方への荷重が加わった際は、図4〜図6に示すように、背支桿6が、第2軸X2を支点にして後方に回動するとともに、座受け後半部43が、第5軸X5を介して浮き上がることなく後下方へ引き込まれる。この座受け後半部43の後下方への移動に連動して、座中間連結リンク7が、第3軸X3を支点にして後方へ回動し、座受け前半部42が、第1軸X1を長孔3aに沿ってスライド移動させながら、第4軸X4を介して浮き上がることなく後下方へ引き込まれる。この状態において、座受け前半部42の後端部が座受け前半部42の前端部よりも下方に位置付けられるとともに、座受け後半部43の後端部が座受け後半部43の前端部よりも下方に位置付けられる。その結果、背もたれ5が後傾姿勢(5Y)にある場合、座受け前半部42及び座受け後半部43がそれぞれ後傾姿勢になり、これら座受け前半部42又は座受け後半部43を構造体とする座前半部4A及び座後半部4Bがそれぞれ後傾姿勢となる。本実施形態では、座受け後半部43及び座受け前半部42が相互に連続した略直線状をなすように設定している。
このように、本実施形態に係る椅子1は、傾動機構9の作用により、背もたれ5が起立姿勢(5X)にある通常使用時は、座前半部4Aが前傾姿勢となるとともに、座後半部4Bが略水平姿勢となるため、大腿部が受ける圧迫感の軽減を図ることができるととともに、座後半部4Bによって臀部を安定した状態で支持し、前方へ滑り落ちるような不安感を着座者に与えることがなく、良好な座り心地を実現することができる。さらに、背もたれ5を起立姿勢(5X)から後傾姿勢(5Y)へ姿勢変更した場合に、座後半部4Bが後傾するとともに、座前半部4Aも座後半部4Bに連動して後傾するため、座4全体がスムーズに姿勢変更し、着座者は臀部や大腿部への過度の負担を受けることなく楽なリクライニング姿勢をとることができる。
特に、傾動機構9が、背もたれ5を起立姿勢(5X)から後傾姿勢(5Y)へ姿勢変更した際に、座前半部4Aと座後半部4Bとが側面視において連続した略直線状となるように座前半部4A及び座後半部4Bをそれぞれ後傾させるものであるため、側面視において座前半部と座後半部との間に段差が大きく出る態様と比較して、着座者に違和感を与えることなく着座者は最適なリクライニング姿勢をとることができる。
さらに、傾動機構9が、背もたれ5の起立姿勢(5X)から後傾姿勢(5Y)への姿勢に伴って、座後半部4B及び座前半部4Aをそれぞれ浮き上がらせることなく後下方に沈み込ませるものであるため、着座者に臀部が浮き上がるという違和感を与えることなく、スムーズな姿勢変更を実現できる。
加えて、傾動機構9が、下端部を背支桿6に回転可能に連結し且つ上端部を座前半部4Aと座後半部4Bの前端部と連結部分(第4軸X4)に回転可能に連結した座中間連結リンク7を備えたものであり、背もたれ5に後方への荷重が加わった際に、支持体3に対する背支桿6の連結部分(第2軸X2)を支点にした背支桿6の後方への回動に伴って、座後半部4Bを後下方へ引き込むとともに、支持体3に対する座中間連結リンク7の連結部分(第3軸X3)を支点にした座中間連結リンク7の後方への回動に伴って、座前半部4Aを後下方へ引き込むものであるため、座中間連結リンク7を用いるという簡単な構造で、座前半部4Aと座後半部4Bとの連動の円滑性及び安定性の向上を図ることができる。
また、座4が、座クッション体411を有する座本体41と、座本体41の前半部を支持する座受け前半部42と、座本体41の後半部を支持し且つ前端部を座受け前半部42の後端部に回転可能に連結した座受け後半部43とを備えたものであり、座受け前半部42の前端部を支持体3に回転可能に支持させ、座受け後半部43の後端部を背支桿6に回転可能に連結し、座受け前半部42と座受け後半部43との連結部分(第4軸X4)に座中間連結リンク7の上端部を回転可能に連結しているため、座4のうち、構造体(骨格)として機能する座受けを前半部42と後半部43とに2分割して傾動機構の一部を構成することができ、座本体に対しては従来品と同様に快適なクッション性を他の要因に制約されることなく追求することができる。しかも、座本体41を前半部と後半部とに分割せずに一体のものにすることによって外観上の向上をも有効に図ることができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、座前半部と座後半部(例えば座受け前半部と座受け後半部)とをヒンジ機構を介して相対角度変更可能に接続しても構わない。或いは、座前半部と座後半部とを可撓性を有する変形部を介して相対角度変更可能に接続しても構わない。
また、座が、シェル構造体のみからなるものである場合、このシェル構造体の前半部を本発明の「座前半部」とするとともに、後半部を本発明の「座後半部」としてそれぞれ機能させても構わない。
また、座が、座クッション体を有する座本体を備えたものである場合、座本体自体を座本体前半部と座本体後半部とに分割しても構わない。
また、前記実施形態では事務用椅子を例示したが、これに限らず、電車等の車両に適用される椅子であっても構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る椅子であり、背もたれが起立姿勢にある状態を模式的に示す側面図。 図1の要部拡大を一部省略して示す図。 図1の要部拡大を一部省略して示す概略図。 同実施形態に係る椅子であり、背もたれが後傾姿勢にある状態を図1に対応して示す図。 図4の要部拡大を図2に対応して示す図。 同実施形態に係る椅子であり、背もたれが起立姿勢と後傾姿勢との中間姿勢にある状態を図1に対応して示す図。
符号の説明
1…椅子
3…支持体
4…座
41…座本体
42…座受け前半部
43…座受け後半部
4A…座前半部
4B…座後半部
5…背もたれ
(5X)…起立姿勢
(5Y)…後傾姿勢
6…背支桿
7…座中間連結リンク
9…傾動機構


Claims (4)

  1. 起立姿勢と後傾姿勢との間で傾動可能な背もたれと、当該背もたれの傾動動作に連動して傾動する座とを備えた椅子であって、
    前記座が、主として着座者の大腿部を支持し得る座前半部と、主として着座者の臀部を支持し得る座後半部とを備えたものであり、
    前記背もたれが起立姿勢にある場合に、前記座前半部を前傾姿勢にするとともに、前記座後半部を略水平姿勢にし、前記背もたれの起立姿勢から後傾姿勢への姿勢変更に伴って、前記座後半部を後傾させるとともに、当該座後半部の後傾に連動させて前記座前半部を後傾させる傾動機構を備えたものであり、
    前記座の下方に配され且つ前記座前半部の前部を回転可能に支持する支持体と、
    前記背もたれを支持し且つ異なる部位をそれぞれ前記座後半部の後部及び前記支持体に回転可能に連結した背支桿と、
    上端部を前記座前半部と前記座後半部との連結部分に回転可能に連結し、且つ下端部を前記支持体に回転可能に連結した座中間連結リンクとを備えてなり、
    前記傾動機構が、背もたれに後方への荷重が加わった際に、前記支持体に対する前記背支桿の連結部分を支点にした当該背支桿の後方への回動に伴って、前記座後半部を後下方へ引き込むとともに、前記支持体に対する前記座中間連結リンクの連結部分を支点にした当該座中間連結リンクの後方への回動に伴って、前記座前半部を後下方へ引き込むものであることを特徴とする椅子。
  2. 前記傾動機構が、前記背もたれを起立姿勢から後傾姿勢へ姿勢変更した際に、前記座前半部と前記座後半部とが側面視において連続した略直線状となるように前記座前半部及び前記座後半部をそれぞれ後傾させるものである請求項1記載の椅子。
  3. 前記傾動機構が、前記背もたれの起立姿勢から後傾姿勢への姿勢に伴って、前記座後半部及び前記座前半部をそれぞれ浮き上がらせることなく後下方に沈み込ませるものである請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記座が、座クッション体を有する座本体と、当該座本体の前半部を支持する座受け前半部と、前記座本体の後半部を支持し且つ前端部を前記座受け前半部の後端部に回転可能に連結した座受け後半部とを備えたものであり、
    前記座前半部の前部が前記座受け前半部の前端部であり、
    前記座後半部の後部が前記座受け後半部の後端部である請求項1、2又は3記載の椅子。
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