JPH11222097A - 膨張可能ガスバックを有する車両乗員のための衝撃保護装置 - Google Patents

膨張可能ガスバックを有する車両乗員のための衝撃保護装置

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JPH11222097A
JPH11222097A JP10329909A JP32990998A JPH11222097A JP H11222097 A JPH11222097 A JP H11222097A JP 10329909 A JP10329909 A JP 10329909A JP 32990998 A JP32990998 A JP 32990998A JP H11222097 A JPH11222097 A JP H11222097A
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JP
Japan
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gas bag
ventilation opening
vehicle
thread
gas
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JP10329909A
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English (en)
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Axel Braunschaedel
ブラウンシェーデル アクセル
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ZF Automotive Safety Systems Germany GmbH
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TRW Automotive Safety Systems GmbH
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Publication date
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    • D—TEXTILES; PAPER
    • D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10B2505/00—Industrial
    • D10B2505/12—Vehicles
    • D10B2505/124—Air bags

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の構造のエアバッグで出来る限り全ての
車両の乗員が最適の要領で保護されうるように、事故時
に突っ込んでくる人体の質量に通気開口の出口の挙動を
適合させる車両の乗員の衝撃保護装置用ガスバッグを提
供する。 【解決手段】 ガスバッグ１は通気開口２を有してお
り、該通気開口の周りでループ４を形成する非弾性の糸
がガスバッグの外面に配置されている。糸の各端がガス
バッグ１の延伸可能部分に取り付けられ、通気開口のガ
ス流出断面が、事故時、車両の乗員が膨らんだガスバッ
グに突っ込んだ際発生する内圧によるガスバッグの弾性
拡張に応じて減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨らませ可能なガ
スバッグと、ガス発生器に配置された装薬（ｐｒｏｐｅ
ｌｌａｎｔ ｃｈａｒｇｅ）に点火すると前記ガスバッ
グを急激に膨らませるガス発生器とを備えた、車両の乗
員の衝撃に対する保護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】そのような衝撃に対する保護装置は「エ
アバッグ」と省略した名称の下に多年に亘って知られて
おり、殆ど全ての近代的な車両は標準装備としてそれら
を具備している。一方、エアバッグは車両の運転者のハ
ンドルに収納されて提供されるのみならず、標準装備と
して、あるいは少なくともオプションとして同乗者用エ
アバッグ、サイドエアバッグ、ヘッドエアバッグ等も提
供されている。これら全ての、衝撃に対する保護装置の
目的は過度の慣性力による車両の乗員に対する怪我を排
除するものである。
【０００３】ガスバッグを作動させるには、適当な加速
センサによって信号が発せられ、それが車両の乗員が突
っ込んで保護されるクッションを最短時間内に車両の乗
員と車両の本体部分との間に設置すべくガスバッグを迅
速に膨らませる。このため、当該クッションまたはガス
ピローは柔軟であるように構成され、すなわち迅速にそ
のフルサイズまで実際に達する必要があるが、固いま
ま、あるいは完全に弾性のままであってはならず、突っ
込んでくる人体を投げ出すようなものであってはならな
い。むしろ、それは衝撃に対してより塑性挙動を有し、
衝突してくる質量の作用で圧縮可能でなければならな
い。
【０００４】このため、充填ガスはエアバッグから逃げ
うる必要がある。このことは、ガスバッグを全面にわた
りある程度のガス透過性を有するが、急激に膨らまされ
る間はマイナスの作用はなく、しかし人体が突っ込むと
ガスバッグを少なくとも部分的に空にすることによって
ガスバッグが衝撃に対して目的とする塑性挙動をとるよ
うな織布から構成することによってしばしば達成され
る。
【０００５】ガスバッグの膨らませや、へこみ挙動は衝
撃試験において所謂「ダミー」によって試験される。ここ
では、人体を模した人形が車両の本体に配置され、シー
トベルトを装着し、固定の物体に対して規定速度で駆動
される。複数の加速センサにより、各種の人体の部分の
運動順序がここで決められ、衝撃に対する保護装置の設
計のパラメータを指示しうるよう車両の本体の速度およ
び加速パラメータと共に評価される。更にガスバッグの
ガス流出挙動もこうして設定される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このようにした場合、
事故時にエアバッグに突っ込んでくる人体の質量が広範
囲に変動しうるという問題が発生する。車両の乗員の体
重の範囲は大体５０から１００キログラムの間である。
大柄の人は小柄でやせた人に較べエアバッグにより異な
る「制動」を受けることは明らかである。従って、衝撃
試験はパーセント分類した重さの異なるダミーに対して
も行われる。小さい衝撃質量をシミュレートしたい場合
は５％のダミーで、大きな衝撃質量をシミュレートした
い場合は９５％のダミーといえる。
【０００７】ガスバッグの設計に対して、このことは、
事故時膨らまされたガスバッグに衝突する個人の体重を
予測し得ないという問題を発生させる。膨らませ容積の
設計に関しては、上限までいく必要があるが、この方法
は、エアバッグが小柄の人に対しては「硬すぎる」ので
通気開口の出口挙動に関しては実用的ではない。
【０００８】本発明の目的は、すべての車両の乗員が同
一構造のエアバッグによって最適の要領で保護されうる
ように、突っ込んでくる人体の質量に適合した通気開口
の出口挙動を有しているガスバッグを提供することであ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ガスバ
ッグは、車両の乗員がガスバッグに突っ込んだときに発
生する内部圧力の結果のガスバッグの弾性拡張に比例し
てその断面が縮小する通気開口を有する。そのように構
成されたガスバッグは通気開口の出口挙動に関して突っ
込んでくる人体の質量に対して自動的に調整されるとい
う利点を有しており、通気開口の流れ断面積は、体重の
大きな人が突っ込んでくる場合よりも軽量の人が突っ込
んでくる場合に、より迅速にガスが逃げうるように制御
される。このような利点は、本発明により配置された要
素がそのような断面の効果的な自動調整を直ちに行なう
ことが出来、通気開口の出口断面を制御するために人体
の体重を検出するセンサを備えた個別の調整回路がなん
ら必要でないため、極めて簡単に達成される。
【００１０】本発明の詳細は図１から図６までに示す実
施例を参照して以下説明される。
【００１１】
【発明の実施の態様】図１に示すガスバッグ１におい
て、通気開口２は中間領域に配置され、前記中間領域は
経験によればガスバッグ１に対する車両の乗員の突っ込
み時に最大量の拡張が発生する。糸は通気開口２の縁部
に沿ってループを形成している主要部分４を有してい
る。前記糸は非弾性材料製であり、相互に交差した外側
部分５，６を有している。前記糸の端７，８は延伸可能
紡績材料により相互に分離された位置においてガスバッ
グの外面に取り付けられている。前記糸の部分５，６は
ガスバッグ１に固定された案内部材３ａ内を案内されて
いる。前記糸の主要部分４は通気開口２の縁部に沿って
外皮３内を案内されている。ガスバッグ１が拡張する
と、前記端７と８との間の距離は増大し、非弾性材料製
の糸は緊張し、そのためループ４は自動的に緊張し、従
って通気開口２の断面は小さくなる。ガスバッグ１に車
両の乗員が突っ込んでくる結果発生する内圧によって変
わるガスバッグ１の拡張に比例して出口の断面が小さく
なることは明らかである。このように、体重の重い人体
が突っ込む場合よりも軽い人体が突っ込んだ場合の方が
ガスバッグからのガスの流出が少なくなることを防ぐと
いう、狙いとする目標が達される。
【００１２】図２に示す実施例において、糸用の案内手
段はガスバッグ１に縫い込まれた織布片９および９ａか
ら構成されている。前記織布片をガスバッグ１に異なる
要領で接続することが可能なことも勿論であって、糸が
長手方向に運動しうるように該糸が保持される案内手段
が設けられることが先ず重要である。通気開口２、ルー
プ４および糸のその他の部分５および６並びに端７およ
び８も図１に示す実施例と対応する。
【００１３】図３に示す実施例と図２に示す実施例との
相違点は単に、ループの領域における糸案内部材を可撓
性のガスバッグの材料をループの形に外側へ折り曲げ通
気開口の縁部に沿って縫いあわせた領域１０から形成し
ていることである。このように、通気開口２を形成する
ために除去すべきガスバッグ１の織布材料を極めて適
切、かつ費用節約型に使用し得る。
【００１４】図４に示す実施例においては、糸の案内手
段は千鳥状（ジグザグ）の縫目１１，１１ａから構成さ
れており、該継ぎ目は糸がその下で長手方向に動きうる
ように保持されるよう糸が案内される部分の上に位置さ
れている。その他の参照番号は図１から図３までに示す
ものに対応するので、ここでは再度説明しない。
【００１５】図５に示す実施例においては、ガスバッグ
１は２個の織布部分１ａ，１ｂより構成されており、該
織布部分は中間の二重継ぎ目１２を介して相互に接続さ
れている。そのような継ぎ目を設けることにより、糸１
３を中間の二重継ぎ目１２通して全体的あるいは部分的
に案内することが可能である。
【００１６】図６は第２の、同一に切断した織布部分を
備えたガスバッグを作るために縫い合わされた織布部分
１４を示す。通気開口の断面を小さくし易くするために
織布１４には瓶の首状の肩部１５が設けられており、該
肩部はガスバッグが膨らまされると、織布が本発明によ
り糸１３が案内される他の領域よりも著しく小さい緊張
状態にされる領域を形成する。このことは、通気開口２
の断面積が小さくなることにより内圧で緊張される織布
の抵抗がここでは小さく、したがって突っ込んでくる人
体の質量に対するガス流出の挙動を適合させるために
「調整力」がより小さくてすむことを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例による膨らまされたガス
バッグを示す図である。
【図２】図１の拡大した破断図である。
【図３】本発明の概念の第２の実施例を示す図である。
【図４】本発明の概念の第３の実施例を示す図である。
【図５】本発明の概念の第４の実施例を示す図である。
【図６】適切に設計された織布部分を示す図である。
【符号の説明】
１ ガスバッグ ２ 通気開口 ３，３ａ 案内部材 ４ ループ ５，６ 外側部分 ７，８ 端 ９，９ａ 織布帯片 １１ 千鳥状継ぎ目 １２ 中間二重継ぎ目 １３ 糸 １４ 織布部分 １５ 瓶首状延長部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 車両の乗員のための衝撃保護装置であっ
    て、膨らませ可能なガスバッグ（１）と、装薬に点火す
    ると前記ガスバッグ（１）を膨らませるガス発生器とを
    含み、前記ガスバッグ（１）が通気開口を有している保
    護装置において、車両の乗員が膨らまされたガスバッグ
    （１）に突っ込むと発生する内圧によるガスバッグ
    （１）の弾性的な拡張に比例して前記通気開口のガス流
    れ断面が小さくなりうることを特徴とする車両乗員のた
    めの衝撃保護装置。
  2. 【請求項２】 前記ガスバッグ（１）の外面に非弾性の
    糸が配置され、前記通気開口（２）の周りでループ
    （４）を形成し、前記糸の各端がガスバッグの延伸可能
    の面部分に取り付けられていることを特徴とする請求項
    １に記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記糸の端部分（５，６）が前記ガスバ
    ッグ（１）の延伸可能の面部分において案内部材（３
    ａ）に案内されることを特徴とする請求項２に記載の装
    置。
  4. 【請求項４】 前記案内部材が縫い付け織布帯片（９，
    ９ａ）によって形成されていることを特徴とする請求項
    ３に記載の装置。
  5. 【請求項５】 前記糸の主要部分が前記通気開口の縁部
    に沿って案内されることを特徴とする請求項２に記載の
    装置。
  6. 【請求項６】 前記糸の主要部分が前記通気開口の境界
    と接する織製材料の折りたたまれた縁部によって案内さ
    れることを特徴とする請求項５に記載の装置。
  7. 【請求項７】 前記糸（１３）が、前記通気開口の周り
    でガスバッグの織製材料に形成された返し縫いされた継
    ぎ目、あるいは千鳥状継ぎ目（１１，１１ａ）によって
    案内されることを特徴とする請求項５に記載の装置。
  8. 【請求項８】 前記ガスバッグ（１）が中間の二重継ぎ
    目（１２）に沿って相互に接続されている２個の織布部
    分から構成され、前記糸（１３）が中間の二重継ぎ目に
    沿って少なくとも部分的に案内されることを特徴とする
    請求項２に記載の装置。
  9. 【請求項９】 前記ガスバッグ（１）が縁部に沿って相
    互に接続された瓶の首状延長部（１５）を備えた２個の
    織布部分（１４）から構成され、前記通気開口は瓶の首
    状延長部の先端部に形成されていることを特徴とする請
    求項１に記載の装置。
JP10329909A 1997-11-19 1998-11-19 膨張可能ガスバックを有する車両乗員のための衝撃保護装置 Pending JPH11222097A (ja)

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DE29720461U DE29720461U1 (de) 1997-11-19 1997-11-19 Gassack mit regelbarem Auslaßquerschnitt
DE29720461.0 1997-11-19

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