JPH11215716A - 電池管理装置,電池パック及び電子機器 - Google Patents

電池管理装置,電池パック及び電子機器

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JPH11215716A
JPH11215716A JP10023891A JP2389198A JPH11215716A JP H11215716 A JPH11215716 A JP H11215716A JP 10023891 A JP10023891 A JP 10023891A JP 2389198 A JP2389198 A JP 2389198A JP H11215716 A JPH11215716 A JP H11215716A
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JP
Japan
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battery
terminal
circuit
overheat
charge
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Application number
JP10023891A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Hasegawa
広和 長谷川
Takashi Matsuda
考史 松田
Katsuyuki Shirasawa
勝行 白澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウン及びスケールダウンの要求
を満足させつつ2次電池の安全性,信頼性を向上するこ
と 【解決手段】 電池管理装置において、過熱制御部1
1,充放電制御部12,電流制御部13を設けて、熱,
過充放電,過電流のすべてについて対策すると共に、入
念なスイッチ素子(M1,M2)の破壊防止対策を施
し、かつ全回路をIC化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池管理装置、電
池パック及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】2次電池(充電可能な電池)の市場は急
速に拡大しており、なかでも非水系2次電池、例えばリ
チウムイオン2次電池は、ノート型パソコンや携帯電話
などの携帯型電子機器におけるバッテリーとして広く使
用されるようになった。
【0003】リチウムイオン2次電池は、過充電,過放
電によって安全性の低下や品質の劣化などが生じるの
で、安全性や信頼性を維持するために、過充電や過放電
を防止するための制御回路(周辺回路)を搭載して電池
電圧を管理するのが一般的である。
【0004】また、近年、電池(電池パック)の長寿命
化やコストダウンが望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した電池電圧の管
理のみでは、リチウムイオン2次電池を用いた製品の安
全性や信頼性の面で必ずしも十分とはいえない。例え
ば、電池パックの出力端子間のショートによって過電流
が流れ、電池自体や、電池の充放電を制御するためのM
OSFETが過度に発熱することも考えられる。すなわ
ち、安全性や信頼性を向上させるという観点からは、
「電池電圧」のみならず、「電流」や「熱」に対する対
策も重要である。
【0006】さらに、電池パックの寿命をのばすことは
市場の要求に応える点において、きわめて重要である
が、一時的な発熱によって上述のMOSFETの接合破
壊が生じてしまったのでは、その後に発熱がおさまって
電池パックの安全使用が可能な状態になっても電池パッ
クはもはや使用不能であり、電池パックの長寿命化及び
信頼性の点からは問題がある。すなわち、「MOSFE
Tを破壊から保護すること」も重要である。
【0007】このように、安全性や信頼性の向上,長寿
命化のためには周辺回路の高機能化は望ましいが、一
方、市場における激しい価格競争に打ち勝つために、い
っそうのコストダウンが要求される。また、携帯機器の
小型化に追従して、いっそうのスケールダウンも要求さ
れる。
【0008】本発明は上述の考察,現状に基づいてなさ
れたものであり、コストダウン及びスケールダウンの要
求を満足させつつ、電池の安全性や信頼性のいっそうの
向上を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の電池管理装置の発明は、電池の一
極が接続される第1の端子と負荷の一極が接続される第
2の端子との間にソース・ドレイン経路が直列に接続さ
れる第1及び第2のスイッチ素子と、この第1及び第2
のスイッチ素子と熱的に結合した過熱検出手段と、この
過熱検出手段によって過熱が検出されると、前記第1又
は第2のスイッチ素子の少なくとも一つをオフさせる過
熱制御手段と、を有する構成とした。
【0010】この構成により、「過熱」を検出して充放
電電流の経路を遮断すること(サーマルシャットダウ
ン)が可能となり、スイッチ素子の保護はもちろんのこ
と、電池の発熱,発火も確実に阻止でき、電池の安全
性,信頼性が向上する。特に、過熱検出手段を発熱の可
能性が大きいスイッチ素子と熱的に結合させることによ
って、スイッチ素子の熱破壊を確実に防止でき、有効な
サーマルシャットダウンを行える。ここでスイッチ素子
は、請求項1に示すように、電池の一極が接続される第
1の端子と負荷の一極が接続される第2の端子との間に
配置すればよいので、電池の正極側に配置しても負極側
に配置しても良いが、後に示す実施の形態においては、
負極側に配置している。
【0011】これは、負極側にスイッチ素子を配置する
ことで、スイッチ素子としてMOSFETを用いる場合
にnチャネルMOSを用いることが可能となり、pチャ
ネルMOSを用いる場合に比べて安価であり、またオン
抵抗が小さいので省電力化に寄与することができるため
である。
【0012】請求項2記載の電池管理装置の発明は、請
求項1記載の発明において、前記過熱検出手段を、前記
電池とも熱的に結合させた構成とした。
【0013】この構成により、電池の熱暴走も確実に防
止できる。
【0014】請求項3記載の電池管理装置の発明は、請
求項1又は請求項2において、前記過熱検出手段を、前
記第1及び第2のスイッチ素子と共に同一のICパッケ
ージ内に収納する構成とした。
【0015】この構成により、過熱検出手段をスイッチ
素子に熱的に結合させることが可能となる。また、IC
化によってスケールダウンやコストダウンを図れる。
【0016】請求項4記載の電池管理装置の発明は、電
池の一極が接続される第1の端子と負荷の一極が接続さ
れる第2の端子との間にソース・ドレイン経路が直列に
接続される第1及び第2のスイッチ素子と、前記電池の
過充電又は過放電を検出する電池電圧検出手段と、前記
電池の充電又は放電を検出する充放電検出手段と、前記
電池電圧検出手段によって過充電又は過放電が検出され
ると前記第1又は第2のスイッチ素子をオフさせると共
に、そのオフ状態が継続している期間において前記充放
電検出手段により放電又は充電の開始が検出されると、
そのオフしているスイッチ素子をオンさせる充放電制御
手段と、を有する構成とした。
【0017】例えば、スイッチ素子として寄生ダイオー
ドを備えたMOSFETを用いており、スイッチ素子を
オフしている間は寄生ダイオードを介してトリクル電流
(微少電流)を流している構成としている際などには特
にジュール熱の発生による一時的な発熱によってMOS
FETの接合破壊が生じやすい。
【0018】そこで、請求項4記載の発明のように、過
充電が検出されると過充電禁止用のスイッチ素子をオフ
し、一方、その状態で放電の開始が検出されるとそのオ
フしているスイッチ素子をすぐにオンさせ、寄生ダイオ
ードを介することなくすみやかに放電電流を流すと、過
充電(又は過放電)が検出された後に、その状態から脱
する過程において、寄生ダイオードに電流が流れること
によるジュール熱の発生(スイッチ素子の発熱,熱破
壊)が防止されると共に、高速な放電(充電)による過
充電状態(過放電状態)のすみやかな解除が可能とな
る。
【0019】請求項5記載の電池管理装置の発明は、請
求項4の発明において、前記電池電圧検出手段は、過充
電の検出及びその解除を異なるしきい値電圧との比較に
よって判定すると共に過放電及びその解除を異なるしき
い値電圧との比較によって判定し、また、前記充放電制
御手段は、前記電池電圧検出手段からの過充電・過放電
の検出信号又はその解除を示す信号が所定時間継続して
いることを検出した場合に、過充電,過放電状態が発生
した又はそれらの状態が解除されたとみなして前記第1
又は第2のスイッチ素子をオフさせる構成とした。
【0020】この構成により、過充電状態(過放電状
態)の発生とその解除の検出においてヒステリシスをも
たせることができ、これによって誤判定が防止される。
また、過充電(過放電)を検出するためのしきい値電圧
を超える(下回る)状態が所定時間継続していることを
もって過充電(過放電)状態の発生やその解除を検出す
ることによって、過渡的なノイズによる誤判定も防止さ
れる。
【0021】請求項6記載の電池管理装置の発明は、電
池の一極が接続される第1の端子と負荷の一極が接続さ
れる第2の端子との間にソース・ドレイン経路が直列に
接続される第1及び第2のスイッチ素子と、前記電池の
充電電流又は放電電流の双方について過電流を検出し、
その過電流検出後であって検出された電流値に対応した
遅延時間が経過した後において前記第1又は第2のスイ
ッチ素子の少なくとも一つをオフさせる電流制御手段
と、を有する構成とした。
【0022】この構成によって、充電,放電の双方につ
いて過電流保護が可能となるため電池の安全性,信頼性
が向上する。また、検出された電流値に応じて充放電経
路を開放するまで(スイッチ素子をオフするまで)の時
間を変化させることにより、実状に即した柔軟かつ最適
な過電流保護を行え、スイッチ素子の破壊や発熱等を確
実に防止できる。
【0023】請求項7記載の電池管理装置の発明は、請
求項6の発明において、過電流に対する前記遅延時間の
設定カーブが、常に前記第1及び第2のスイッチ素子の
安全動作領域(ASO)カーブの内側に位置する構成と
した。
【0024】この構成により、たとえ過電流保護手段の
特性のばらつきによってスイッチ素子をオフさせるまで
の時間(遅延時間)にばらつきが生じても、スイッチ素
子の安全動作領域(ASO)を逸脱することがなく、よ
ってスイッチ素子の破壊や過熱が確実に防止でき、信頼
性,安全性が向上する。
【0025】請求項8記載の電池管理装置の発明は、請
求項6において、前記電流制御手段は、充電器又は負荷
の解放を条件として前記第1又は第2のスイッチ素子の
オフ状態を解除する構成とした。
【0026】過電流発生の主要な原因は、充電器や負荷
の欠陥(内部ショート等)であるので、その過電流発生
の原因となった充電器や負荷の開放をもって過電流保護
の解除条件とすることとした。この構成により、実効あ
る過電流保護を行え、電池パックや、電池を使用する電
子機器の安全性,信頼性を向上させることができる。
【0027】請求項9記載の電池管理装置の発明は、請
求項1乃至請求項8のいずれか記載の発明において、過
熱,過充電,過放電,過電流のいずれかが検出された場
合に、そのことを通知する信号を外部に出力するための
インタフェース回路をさらに具備する構成とした。
【0028】この構成により、電池の異常状態を電子機
器側に通知する機能が、電池側に付加されることにな
り、電子機器側における電池の管理が容易となる。
【0029】請求項10記載の電池管理装置の発明は、
電池の一極が接続される第1の端子と負荷の一極が接続
される第2の端子との間にソース・ドレイン経路が直接
に接続される第1及び第2のスイッチ素子と、この第1
及び第2のスイッチ素子を駆動する昇圧回路と、を有す
る構成とした。
【0030】昇圧回路の出力でスイッチ素子を駆動する
ことにより、スイッチ素子のオン抵抗を下げることがで
き、これによってスイッチ素子の電流を流す能力が向上
するため、スイッチ素子のサイズを縮小することができ
ると共に、スイッチ素子のサイズの適切な設定によって
発熱を抑制することも可能となる。スイッチ素子のサイ
ズの縮小により、IC化が容易となり、かつコストダウ
ンが図れ、しかも発熱の抑制によって安全性も向上す
る。
【0031】請求項11記載の電池管理装置の発明は、
請求項10の発明において、前記第1及び第2のスイッ
チ素子はMOSFETであり、また、前記昇圧回路はチ
ャージポンプ回路であってその昇圧出力を前記第1及び
第2のスイッチ素子を構成するMOSFETのゲートを
駆動するために使用する構成とした。
【0032】この構成によって、スイッチ素子を構成す
るパワーMOSFETのオン時のソース・ドレイン抵抗
を低減でき、そのチップサイズを縮小することができ
る。よって、一つのIC中にパワーMOSFETを取り
込むことができ、また、ICのチップサイズの低減が図
られてコストダウンも達成できる。また、チップサイズ
の最適設計によってジュール熱の発生も抑制でき、パワ
ーMOSFETの発熱や破壊の防止効果も高まる。
【0033】請求項12記載の電池管理装置は、請求項
10の発明において、前記チャージポンプ回路は、この
チャージポンプ回路の入力信号端子に接続されたインバ
ータと、電池電圧(VDD)と昇圧出力電圧との間で動
作する2つのCMOSインバータを交差結合して構成さ
れたフリップフロップと、このフリップフロップの第1
の出力端と前記チャージポンプ回路の入力端子との間に
設けられた第1のコンデンサと、前記フリップフロップ
の第2の出力端と前記インバータの出力端との間に設け
られた第2のコンデンサと、前記昇圧出力端子に一極が
接続された第3のコンデンサとを有する構成とした。
【0034】これにより、ブートストラップコンデンサ
(第1及び第2のコンデンサ)を2つのCMOSインバ
ータからなるフリップフロップを利用して充放電し、ま
た、ブートストラップコンデンサを出力段のホールディ
ングコンデンサ(第3のコンデンサ)に結合することに
よる電荷の移動(チャージシェアリング)を複数回行っ
て少しずつ電荷のポンピングを行うことができ、所望の
昇圧電圧を無理なく得ることができる。
【0035】請求項13記載の電池管理装置の発明は、
電池の一極が接続される第1の端子と負荷の一極が接続
される第2の端子との間にソース・レイン経路が直列に
接続される第1及び第2のスイッチ素子と、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の過熱検出手段及び過熱制
御手段と、請求項4又は請求項5に記載の電池電圧検出
手段,充放電検出手段及び充放電制御手段と、請求項6
乃至請求項8のいずれかに記載の電流制御手段と、請求
項10乃至請求項12のいずれかに記載の昇圧回路及び
スイッチ素子を有する構成とした。
【0036】この構成により、過熱,過充電,過放電,
過電流のすべてに対する保護機能を有し、かつ、スイッ
チ素子も内蔵する、高機能かつ小型で低価格の電池管理
装置が実現される。
【0037】請求項14記載の電池管理装置の発明は、
前記第1及び第2のスイッチ素子と、前記過熱検出手段
及び過熱制御手段と、前記電池電圧検出手段,充放電検
出手段及び充放電制御手段と、前記電流制御手段と、前
記昇圧回路とは一つのICとして集積回路化されている
構成とした。
【0038】これにより、主要な電池管理機能を一つの
ICに実現でき、きわめて小型かつローコストで、電池
のすべての異常に対する万全の保護を行える信頼性の高
い電池管理装置が提供される。特に、入念な過電流対策
及びスイッチ素子の発熱防止対策がなされているため、
電流ヒューズや温度ヒューズなどの外付け部品を用いる
ことなく電池の安全性,信頼性を確保できる。
【0039】請求項15記載の電池管理装置は、請求項
13又は請求項14の発明において、請求項9記載のイ
ンタフェース回路を、さらに具備する構成とした。
【0040】これにより、電子機器に対して電池の異常
情報を出力する機能が付加され、電子機器側からみた利
便性が向上する。
【0041】請求項16記載の電池パックの発明は、2
次電池と、この2次電池に接続された請求項1乃至請求
項15のいずれかに記載の電池管理装置と、を有する構
成とした。
【0042】これにより、きわめて高い安全性,信頼性
を有し、かつ長寿命で何回も使用できる電池パックが提
供される。
【0043】請求項17記載の電池パックの発明は、請
求項16の発明において、前記2次電池としてリチウム
イオン電池を用いる。
【0044】これにより、出力エネルギー密度が高く、
携帯機器への搭載に適したリチウムイオン2次電池を用
いた電池パックの安全性,信頼性をさらに向上できる。
【0045】請求項18記載の電子機器の発明は、請求
項16又は請求項17記載の電池パックを搭載した電子
機器である。
【0046】電池パックの異常は、その電池パックが組
み込まれる電子機器の破損等の二次災害にもつながるの
で、電池パックに万全の安全対策を施すことは、電子機
器の安全性,信頼性を高めることにもなる。
【0047】請求項19記載の電子機器の発明は、請求
項9記載のインタフェース回路の出力信号を受けて過
熱,過充電,過放電,過電流のいずれかの状態の発生を
表示する表示手段を、さらに具備する構成とした。
【0048】これによって、電池(バッテリー)の異常
を電子機器上で表示することができ、電子機器のユーザ
ーインタフェース機能および電池管理機能が強化され
る。
【0049】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)次に、本発明の
実施の形態1について図面を参照して説明する。本実施
の形態においては、スイッチ素子として、トリクル充電
に用いる寄生ダイオードを備えたnチャネルMOSFE
Tを用いており、負極側に配置している。
【0050】図1は本発明の実施の形態1に係る電池管
理装置(および電池パック)の構成例を示すブロック図
である。
【0051】図示される通り、電池パック2は、電池管
理装置1と非水系2次電池(例えばリチウムイオン2次
電池である。以下、リチウムイオン2次電池を用いるも
のとして説明を行う)3とからなり、リチウムイオン2
次電池3は、電池管理装置1の電池電圧端子4,5に接
続され、一方、電池管理装置1の出力電圧端子(負荷接
続端子)19,21にはノート型パソコン等の機器本体
(負荷)22が接続される。機器本体22は充電器23
を内蔵しており、リチウムイオン2次電池3を適宜に充
電することができる。
【0052】図14に、リチウムイオン2次電池3の構
造例の概略が示される。活物質として正極にLiCoO
281,負極にはグラファイト構造を有するカーボン8
3が用いられ、各活物質は、正極についてはAl集電体
80,負極についてはCu集電体82により保持されて
いる。正負活物質はセパレータ85を介して対向し、各
活物質間には有機電解液84が充填されている。
【0053】このリチウムイオン2次電池の充放電エネ
ルギーは電池の両極に与えられる電圧と強い相関関係を
有しているため、図1の端子4と端子5との間の電圧が
常に設計値内となるように厳格に管理する必要がある。
【0054】図1の電池管理装置1は、リチウムイオン
2次電池の電池電圧(端子4,5間の電圧)の管理機
能,発熱防止機能,内蔵するMOSFETの破壊防止機
能等を備えている。
【0055】そして、その構成要素として、電池電圧を
測定して過充電及び過放電を検出する過充電・過放電検
出回路(電池電圧検出回路)6と、過熱検出回路7と、
充電/放電の判別(及び負荷や充電器の開放の判別)を
行う充放電検出回路8と、充電および放電の双方につい
て過電流保護を行う電流保護回路9と、種々の信号の処
理を行う論理回路10と、放電禁止用のMOSFET
(スイッチ素子)M1と、充電禁止用MOSFET(ス
イッチ素子)M2と、MOSFET(M1,M2)のゲ
ートを駆動するチャージポンプ回路(昇圧回路)15
と、電池パック2の状態(正常/異常)を端子20を介
して外部に通知する機能をもつ状態信号出力回路18
と、を具備する。これらの各回路は集積回路化され、一
つのICとなっている。
【0056】なお、充放電検出回路8は、充電,放電を
検出するためのコンパレータ17,16を有し、また、
論理回路10は、過熱制御部11,充放電制御部12,
電流制御部13,制御信号出力部(以下、単に出力部と
いう)14を有している。また、MOSFET(M1,
M2)はそれぞれ寄生ダイオードD1,D2を具備す
る。
【0057】また、図1中、MOSFET(M1,M
2)及び2次電池3から過熱検出回路7に太い点線の矢
印がのびているが、これは、過熱検出回路7が、MOS
FET(M1,M2)及び2次電池3に熱的に結合して
いることを意味する。
【0058】以下、各部の構成と動作について具体的に
説明する。
【0059】図2(a)〜(c)は過充電・過放電検出
回路6の構成を説明するための図である。
【0060】図2(a)に示すように、過充電・過放電
検出回路6は、リチウムイオン2次電池3が接続される
端子4,5に接続された抵抗ラダー(R1〜R5)と、
ヒステリシス回路24,25と、過放電検出用コンパレ
ータ26と、過充電検出用のコンパレータ27とを有し
ている。コンパレータ26の非反転端子26およびコン
パレータ27の反転端子には基準電圧源28が接続され
ており、各コンパレータは抵抗ラダーによる分圧電圧と
基準電圧とを比較して過充電,過放電を検出し、その検
出信号を論理回路10内の充放電制御回路12に送出す
る。
【0061】図2(b)に示すようにヒステリシス回路
25は、コントロール端子(C)をもつ電圧切り換え用
のスイッチ29からなっている。過充電が検出される前
にはスイッチ29はL側に切り換えられており、コンパ
レータ27には電圧V1が与えられており、過充電が検
出されるとコンパレータ27の出力はローレベルからハ
イレベルに変化すると共に、そのハイレベル出力がコン
トロール端子(C)に供給されてスイッチ29がH側に
切り換えられる。
【0062】この結果として電圧V2がコンパレータ2
7に供給されるが、この電圧V2は電池電圧が過充電検
出時の電圧に復帰したときでも基準電圧源28の発生電
圧(基準電圧)よりも高いため、コンパレータ27の出
力はハイレベルに維持される。すなわち、電池電圧が十
分に低くなってはじめてコンパレータ27の出力がハイ
レベルからローレベルに変化することになる。よって、
過充電検出のためのしきい値電圧と、その解除を検出す
るためのしきい値電圧とに差を設けてヒステリシス特性
をもたせることができ、これによって誤判定を防止でき
る。
【0063】図2(c)に示すように、ヒステリシス回
路24も同様の構成をしており、過放電検出前はスイッ
チ30はH側になっていてコンパレータ26には電圧V
4が供給されているが、いったん過放電が検出されると
スイッチ30はL側に切り換えられ、電圧V3がコンパ
レータ26に供給されるようになる。これによって、過
放電の検出およびその解除を判定するためのしきい値電
圧についてもヒステリシスをもたせることができる。
【0064】次に、充放電制御部12(図1の論理回路
10の内部に構築される)の構成と動作について説明す
る。この充放電制御部12は、コンパレータ26,27
からの過充電,過放電の検出出力を受けてMOSFET
(M1,M2)をオフさせ、過充電,過放電に対する保
護を行う。
【0065】図3の上側には、充放電制御部12におけ
る過充電に対する保護回路の構成例が示されている。な
お、充放電制御部12には、過放電に対する保護回路も
同様に設けられているが、その構成と動作は過充電に対
する保護回路と同様であるので、図3では省略してあ
る。
【0066】充放電制御部12における過充電に対する
保護回路は、所定の電流を供給する定電流源30と、上
述の過充電検出用コンパレータ27のハイレベル出力に
より閉状態となり、そのローレベル出力により開状態と
なるスイッチ31と、所定の容量をもつコンデンサ32
と、コンパレータ33と、基準電圧源34と、コンパレ
ータ33の出力(過充電の検出信号)を一時的に保持す
ると共に充放電検出回路(図1の符号8)から送出され
る放電検出信号を受けると直ちにその保持データをリセ
ットするラッチ35と、を有している。
【0067】定電流源30の電流でコンデンサ32を充
電し、このコンデンサ32の電圧が基準電圧源34の電
圧(基準電圧)を越えるとコンパレータ33の出力がハ
イレベルに変化し、これによって初めて本来の過充電状
態が生じたものと判定される。このような構成とするの
は、単に過充電判定用のしきい値電圧を越えたことによ
る判断だけでは過渡的なノイズを区別できないため、し
きい値電圧を越える状態が所定期間継続すること(つま
り、スイッチ31が所定時間だけ閉状態となること)を
過充電状態の検出の最終的な条件としたためである。
【0068】コンパレータ33の出力がローレベルから
ハイレベルに変化すると、そのハイレベル信号はラッチ
回路35により一時的に記憶される。そして、ラッチ回
路35にセットされたハイレベルデータに基づき出力部
14から過充電禁止用のnチャネルMOSFET(スイ
ッチ素子)M2をオフさせるための制御信号(グランド
レベルの信号)が出力され、その制御信号はチャージポ
ンプ回路15を介してnチャネルMOSFET(M2)
のゲートに伝達され、その結果、MOSFET(M2)
はオフする。これによってリチウムイオン2次電池3へ
の充電経路が遮断され、充電が禁止されて充電禁止モー
ドとなる。
【0069】この充電禁止モードの継続状態において、
放電が開始されると、そのことを充放電検出回路(図1
の符号8)が検出し、その放電検出信号がラッチ回路3
5に入力される。
【0070】すると、ラッチ回路35はリセットされ、
その出力がローレベルからハイレベルへと変化する。こ
の結果、オフしていたMOSFET(M2)はオンし、
MOSFET(M1,M2)を介した正規のルート(つ
まり、MOSFET(M2)の寄生ダイオードD2を介
さないルート)ですみやかな放電が行われる。
【0071】このことによって、寄生ダイオードD2を
介して放電電流が流れる時間を短縮でき、ジュール熱の
発生を抑制できると共に、過充電状態のすみやかな解除
が可能となる。特に、寄生ダイオードD2におけるジュ
ール熱の抑制は、MOSFET(M1,M2)の熱によ
る破壊防止に寄与する。
【0072】以上、本実施の形態における過充電に対す
る保護について説明したが、その動作をまとめると図4
(b)のようになる。なお、図4(a)は比較例の動作
を示す。また、図4(a),(b)において、SW1,
SW2はそれぞれ、MOSFET(M1),MOSFE
T(M2)を示す。
【0073】図4(b)に示すように、本実施の形態で
は、時刻t1前は、MOSFET11,12は共にオン
(ON)している。時刻t1において、電池電圧がしき
い値電圧V2を越え、その越えている状態が時間T1だ
け継続すると、時刻t2にMOSFET(M2)がオフ
(OFF)して充電が禁止される。そして、時刻t3に
放電が検出されるとオフしていたMOSFET(M2)
がオンしてすみやかに放電が行われる。時刻t6におい
て電池電圧がしきい値電圧V1以下となり、その状態が
所定期間T2経過した時刻t7において、過充電状態の
解除が検出される。
【0074】ここで、図4(a)の比較例のように、M
OSFET(M2)がオフした後に寄生ダイオードD2
を介した放電のみで過充電状態を解除しようとすると、
時刻t3から時刻t5までの期間T3において、ダイオ
ードの順方向電圧(VF)によるエネルギー損失(=VF
・I)が発生し、その値が大きい場合にはMOSFET
(M2)の熱破壊の危険が生じる。
【0075】これに対し、本実施の形態では、時刻t3
でMOSFET(M2)をオンさせるのでジュール熱の
発生が抑制され、MOSFET(M2)の熱破壊の危険
性が除去され、また、過充電状態が解除されるまでに要
する時間も短縮される。
【0076】以上、過充電に対する保護について説明し
たが、過放電に対する保護も同様に行われる。
【0077】図5(b)は本実施の形態における過放電
に対する保護動作を示すタイミングチャートであり、同
図(a)は比較例の動作を示すタイミングチャートであ
る。図5(a),(b)において、SW1,SW2はそ
れぞれ、MOSFET(M1),MOSFET(M2)
を意味する。
【0078】図5(b)に示すように、本実施の形態で
は、時刻t6に電池電圧がしきい値V3以下となり、そ
の状態が所定期間T4だけ継続した時刻t7においてM
OSFET(M1)がオフして放電禁止モードとなる。
【0079】その後、充放電検出回路(図1の符号8)
により充電の開始が検出されると、時刻t8にオフして
いたMOSFET(M1)がオンし、寄生ダイオードD
1の経路ではなく正規のルートを介して急速に充電を行
う。これにより、時刻t11に電池電圧がしきい値電圧
V4を越え、その状態が所定時間T5だけ継続した時刻
t12において過放電状態の解除が検出される。
【0080】これに対し、図5(a)の比較例のよう
に、MOSFET(M1)のオフ後(時刻t7)、その
オフ状態が継続すると、時刻t8(充電開始)から時刻
t10(放電状態の解除が検出される時点)までの期間
T6において寄生ダイオードD1を介して充電電流が流
れることになり、大きなエネルギー損失が生じてMOS
FET(M1)が熱破壊する危険性がある。また、過放
電状態が解除されるまでの時間も長くなってしまう。
【0081】以上説明したように本実施の形態では、過
充電状態または過放電状態が生じた場合に、その状態を
すみやかに解除して電池の発熱や劣化を防止し、さら
に、その際にパワーMOSFETの熱破壊が生じないよ
うにするための工夫が施されている。したがって、電池
の安全性,信頼性が向上し、また電池パックの長寿命化
も図れる。
【0082】次に、過電流に対する保護について説明す
る。図6は、図1に示される電流保護回路9の具体的構
成例を示す図である。
【0083】この電流保護回路9は、充電,放電の双方
について、所定値以上の電流が流れたときに、その電流
値に応じて設定された遅延時間の後にMOSFET(ス
イッチ素子)M1,M2を共にオフさせて電流を遮断
し、主に、MOSFET(M1,M2)の破壊を防止す
る働きをする。
【0084】過電流値に対応させて遅延時間を設定する
のは、MOSFET(M1,M2)のASO(安全動作
領域)を決して越えないようにしてMOSFET(M
1,M2)の熱破壊を確実に防止するためである(この
点は、図7(a),(b)を用いて後述する)。
【0085】図6に示されるように、電流保護回路9
は、機器本体の接続端子21の近辺の電位と接地電位と
の差電圧を増幅する差動増幅回路44と、この差動増幅
回路44の出力電圧に応じて電流値が制御される可変電
流源45と、過電流を検出するためのコンパレータ4
6,47と、可変電流源45から供給される電流によっ
て充電されるコンデンサ48と、コンパレータ46,4
7によって過電流が検出されるときのみ閉状態となるス
イッチ49と、コンデンサ48のリセット用スイッチ5
0と、MOSFET(M1,M2)をオフさせるための
タイミング信号を送出するコンパレータ51と、基準電
圧源52とを有している。
【0086】コンパレータ46が充電時の過電流を検出
するとその出力がハイレベルに変化し、また、コンパレ
ータ47が放電時の過電流を検出するとその出力がハイ
レベルに変化する。
【0087】スイッチ49は、コンパレータ46または
コンパレータ47の出力がハイレベルになっているとき
のみ閉状態となり、これによってコンデンサ48は充電
可能状態となる。
【0088】可変電流源の電流値は、原則として、差動
増幅回路44の出力電圧が高いほど(つまり充電,放電
の電流値が大きいほど)その電流値が大きくなるように
設定されていて、しかもその設計値は、回路特性のばら
つき等を考慮して常にMOSFET(M1,M2)の安
全動作領域(ASO)を越えないように慎重に設定され
ている。
【0089】そして、その可変電流源45の出力電流に
よってコンデンサ48が充電され、コンデンサ48の電
圧が基準電圧源52の発生電圧(基準電圧)を越えた時
点でコンパレータ51の出力がローレベルからハイレベ
ルに変化する。
【0090】このハイレベルに変化するタイミングが、
MOSFET(M1,M2)をオフさせるタイミングを
示しており、これをうけて論理回路10内の電流制御部
13は、MOSFET(M1,M2)を共にオフさせる
ための信号を出力し、これによって両FETがオフして
電流経路が遮断される。このとき、過電流値が大きくな
れば、それに応じてMOSFET(M1,M2)をオフ
させるタイミングも早くなる。
【0091】このような制御によって、図7(b)に示
されるように、過電流が検出されてからMOSFET
(M1,M2)がオフするまでの時間(遅延時間)のカ
ーブ(E,D)は、MOSFET(M1,M2)のAS
O(安全動作領域)のカーブ(A,B)と同様の特性
(形状)をもってその内側に位置しており、しかも、回
路特性の変動によって遅延時間が多少ばらついても決し
てASOを越えないように所定の余裕(マージン)が設
けられている。よって、MOSFET(M1,M2)の
過電流による破壊が確実に防止される。
【0092】図7(a)は比較例の特性を示す図であ
る。この比較例の場合、放電側のみに過電流保護回路が
設けられており、また、過電流(Ix)が検出されてか
らMOSFET(M1,M2)をオフさせるまでの遅延
時間は一律の値(tx)に設定されている。
【0093】したがって、この比較例では、充電側の過
電流についてはまったく無防備であると共に、回路特性
のばらつきによって遅延時間のカーブ(特性線C)が右
方向や上方向にシフトした場合には、図中、斜線で示さ
れるようなASOを越える領域AR1,AR2が生じる
場合があり、したがって、MOSFET(M1,M2)
の破壊が生じることも想定される。
【0094】これに対し、本実施の形態では、図7
(b)に示すように、MOSFETのオフまでの遅延時
間を電流値に応じてきめ細かく可変し、十分なマージン
をもつ、ASOカーブと類似の形状の特性線をつくりだ
すので、比較例のようなASOを越える事態がけっして
生じない。また、充電側と放電側とで過充電保護の特性
を異ならせて最適な保護を行うこともできる。
【0095】したがって、MOSFETの破壊が確実に
防止され、電池の安全性や信頼性が向上し、また、電池
パックの長寿命化も図れる。
【0096】なお、いったん過電流が検出されて過電流
保護モードになった後、その過電流保護モードを解除す
る(つまり、MOSFETをオンさせる)のは、その過
電流の原因となった負荷もしくは充電器が電池パックか
ら取り外されることを条件とする。負荷や充電器の解放
は、図1に示される充放電検出回路8の出力によって判
定することができる。
【0097】次に、熱に対する保護について説明する。
【0098】図1および図3の下側に示すように、本実
施の形態の電池管理装置1には過熱検出回路7が設けら
れていて、MOSFET(M1,M2)や2次電池(リ
チウムイオン2次電池)3の過熱を検出し、過熱制御部
11の制御によってMOSFET(M1,M2)を共に
オフさせる。これによって、発熱によるMOSFETの
破壊が防止され、また、電池の充放電時の熱暴走も防止
することができる。
【0099】図3の下側に示されるように、過熱検出回
路7は、MOSFET(M1,M2)と同一のICパッ
ケージに収納されていることにより、両FETと熱的に
結合している。
【0100】また、上述のICはシリコーン樹脂43の
ような熱伝導性良好な接着剤を介して2次電池(リチウ
ムイオン2次電池)3と接着されていることから、過熱
検出回路7は2次電池3とも熱的に結合している。図3
の下側において、過熱検出回路7とMOSFET(M
1,M2)及び2次電池3とが太い矢印により結ばれて
いるのは、これらが熱的に結合していることを示してい
る。
【0101】過熱検出回路7は、PN接合ダイオードの
順方向電圧がもつ負の温度係数を利用してチップの過熱
を検出する過熱検出部36と、同様の構成をもち、過熱
状態の解除を検出する過熱解除検出部37とを具備す
る。
【0102】過熱検出部36は、バンドギャップ回路の
ような温度特性補償がなされた電圧源を利用して構成さ
れた、温度特性をもたない定電流源38と、PN接合ダ
イオード39,40等と、過熱状態の発生を検出するコ
ンパレータ41と、バンドギャップ回路のような温度特
性補償された基準電圧源42とを有している。
【0103】コンパレータ41は、基準電圧源42の発
生電圧とPN接合ダイオード39のアノードの電圧とを
比較することにより過熱状態の発生を検出する。
【0104】すなわち、正常な動作状態では、コンパレ
ータ41の反転端子の入力レベルは基準電圧よりも高
く、ゆえに、コンパレータ41の出力はローレベルであ
る。ところが周囲温度が高くなると、PN接合ダイオー
ドの順方向電圧(VF)は負の温度係数をもつことか
ら、PN接合ダイオード39のアノードの電位は低下し
ていき、やがて基準電圧源42の電圧を下まわるように
なる。これにより、コンパレータ41の出力はローレベ
ルからハイレベルに変化し、過熱状態の発生が検出され
る。
【0105】コンパレータ41の検出出力は過熱制御部
11に入力され、過熱制御部11はただちにMOSFE
T(M1,M2)をオフさせる制御信号を送出し、これ
によってMOSFET(M1,M2)がオフしてFET
の熱破壊が防止され、また、充放電時の電池3の熱暴走
が防止される。これによって、電池及び電池パックの安
全性,信頼性が向上し、また、電池パックの長寿命化も
図れる。
【0106】なお、上述の例では、MOSFETがオフ
して過熱保護モードになった後、そのモードの解除は、
温度の低下を検出して行うこととしているが、この場合
には、再びMOSFETをオンさせると温度が再上昇し
て過熱保護モードになり、その後、温度が低下してまた
保護モードが解除されるという事態が繰り返されて、機
器本体に悪影響を与えることがある。このような事態が
懸念される場合には、温度の低下に加えて、充電器また
は負荷の取り外しを、過熱保護モードを解除するための
条件とすれば良い。
【0107】以上、具体的に説明したように、本実施の
形態の電池管理装置は、過熱保護,過電流保護,過充電
保護,過放電保護の4つの保護機能を有しており、これ
ら4つの機能はすべてIC化された制御回路による電気
的な制御により実現され、そして、これら4つの機能が
相互に連係して電池及び電池パックの安全性,信頼性を
格段に向上させている。
【0108】上述の機能のうちで最も重要なのは熱に対
する保護機能であり、本来、万全を期すのならば電流ヒ
ューズや温度ヒューズの使用も考えられるのであるが、
部品点数の増大や工数増加を考慮して、本実施の形態で
は、ヒューズを用いることなく電気的な制御のみでサー
マルシャットダウンを実現している。但し、電気的なシ
ャットダウンは、最終的にパワーMOSFET(スイッ
チ素子)のオフにより実現されるので、このパワーMO
SFET自体が壊れて制御不能になったのでは有効な保
護が行えない。
【0109】そこで、上述の通り、過充電,過放電時に
おける寄生ダイオードを介さない放電,充電の実現によ
るFETの発熱防止や、充電及び放電の双方における過
電流保護ならびにASO内における動作の確保等の入念
な対策を行うことによって、FETを破壊から守ってい
るのである。
【0110】これによって、過電流,過充電,過放電の
すべてに対策しつつ、さらに最後の砦として過熱に対す
る保護機能が付与されることになり、よって、万全の電
池管理が実現される。また、結果的に、FETの破壊防
止による電池パックの長寿命化も図れる。
【0111】以上、説明した本実施の形態の電池管理装
置の諸機能をまとめると、図8のようになる。図8は、
動作モード(動作状態)の種類と、各モードのオン条件
ならびに解除条件の一例を示すものである。
【0112】図示される通り、通常の使用状態(モード
60)において過充電が検出されると過充電の禁止状態
(モード61)となり、その状態で放電が開始されると
放電許可状態(モード62)となり、このときに過電流
が検出されれば過電流保護状態(モード63)となる。
そして、放電の結果として過充電が解消すれば通常状態
(モード60)に復帰する。
【0113】一方、通常動作状態(モード60)におい
て過放電が検出されると過放電禁止状態(モード64)
となり、この状態で充電器がとりはずされればパワーダ
ウン状態(モード65)となる。また、通常動作状態
(モード60)において過電流が検出されれば過電流保
護状態(モード66)となり、充電器や負荷の解放を条
件として通常状態(モード60)に復帰する。
【0114】そして、これらの各モードの上位に、最後
の砦として機能する温度保護モード(モード67)が作
用し、万全の保護が図られている。
【0115】次に、チャージポンプ回路(図1の符号1
5)の役割と、その構成,動作を説明する。
【0116】上述のように、本実施の形態の電池管理装
置は、パワーMOSFET(スイッチ素子)を制御回路
と共にワンチップ化して構成されている。このワンチッ
プ化に際し、耐圧が要求されるパワーMOSFETのス
ケールダウンは、チップ面積の削減やコストダウンの面
からみて重要な課題である。
【0117】チャージポンプ回路(図1の符号15)
は、このような観点から採用された回路であり、制御回
路の出力を昇圧し、その昇圧出力でパワーMOSFET
を駆動することによってFETがオンした時の抵抗を低
減し、もってFETの実質的な電流能力を向上させ、F
ETサイズの縮小を可能とするものである。
【0118】図9に、チャージポンプ回路の採用による
FETのソース・ドレイン抵抗(RDS)の低減効果を示
す。図中、特性線A(実線)がチャージポンプを採用し
ない場合であり、特性線B(点線)が採用した場合を示
す。
【0119】チャージポンプ回路を採用したことによっ
て、特性線Bの場合には、電池電圧の広い範囲にわたっ
て、ソース・ドレイン抵抗が低く抑えられていることが
わかる。
【0120】図10はチャージポンプ回路15の具体的
な構成例を示す回路図である。
【0121】このチャージポンプ回路は、2つのCMO
Sインバータ(MOSトランジスタP1とN1、P2と
N2からなる)をクロスカップルして構成されるフリッ
プフロップと、インバータ(INV)と、ダイオードD
3と、ブートストラップコンデンサC1,C2と、ホー
ルディングコンデンサCAとを具備している。なお、ダ
イオードD4〜D7は寄生ダイオードである。
【0122】入力端子70には、論理回路10内の出力
部14から出力される、図示されるようなパルス信号が
入力され、ホールディングコンデンサCAの一極から昇
圧が得られるようになっている。
【0123】以下、図11を参照しつつ、図10のチャ
ージポンプ回路の昇圧動作を説明する。図11には、図
10におけるA点〜D点の電位の変化および出力電圧V
OUTとの関係が示されている。
【0124】初期状態では、コンデンサC2は電圧VL
1となっている。まず、時刻t1には、A点は「L」,
B点は「H」である。このとき、コンデンサC1は、寄
生ダイオードD4を介する電流によって充電され、C点
の電圧はVL1(=VDD−VFD4)となる。出力VOUT
は、同じくVL1(=VDD−VFD3)となっている。
この状態ではすべてのトランジスタはオフしている。
【0125】時刻t2では、A点は「H」となり、B点
は「L」となる。このため、C点の電圧はVL1+Hと
なる。すると、寄生ダイオードD5がオンしてコンデン
サC1の電荷はホールディングコンデンサCAへと移動
する(チャージシェアリング)。この結果、C点の電圧
はVL4となり、一方、出力VOUTはVL3に昇圧され
る。この状態ではすべてのトランジスタはオフしてい
る。
【0126】時刻t3では、A点は「L」,B点は
「H」となる。このため、D点の電圧はVL1+Hとな
る。すると、寄生ダイオードD7がオンしてコンデンサ
C2の電荷はホールディングコンデンサCAに移動す
る。この結果として、D点の電圧はVL6となり、一
方、VOUTはVL5に昇圧される。このとき、D点の電
圧によってNMOSトランジスタN1がオンし、これに
よってC点の電圧は、ほぼVDD(=VL2)となり、
コンデンサC1が充電される。
【0127】時刻t4では、A点は「H」,B点は
「L」となる。すると、C点の電圧は、VL2+Hとな
る。そして、コンデンサC2の電荷は寄生ダイオードD
5を介してホールディングコンデンサCAに移動する。
このときのC点の電圧によりNMOSトランジスタN2
がオンし、D点の電圧は電池電圧VDDとなる。する
と、PMOSトランジスタP1がオンし、これによって
出力電圧VOUTはC点の電圧と等しくなってVL6に昇
圧される。このとき、PMOSトランジスタP2とNM
OSトランジスタN1とはオフしている。
【0128】時刻t5では、A点は「L」,B点は
「H」となる。これによって、今度はPMOSトランジ
スタP2とNMOSトランジスタN1がオンし、P1と
N2はオフする。コンデンサC1は再びVDD電圧に充
電されてC点の電圧はVL2となり、一方、出力電圧V
OUTはVL7に昇圧される。
【0129】このように、ブートストラップコンデンサ
C1,C2を2つのCMOSインバータからなるフリッ
プフロップ(およびその寄生ダイオード)を利用して充
放電し、また、ブートストラップコンデンサC1,C2
を出力段のホールディングコンデンサCAに結合するこ
とによる電荷の移動(チャージシェアリング)を複数回
行い、少しずつ電荷のポンピングを行うことにより、所
望の昇圧電圧を無理なく得ることができる。
【0130】次に、異常状態を外部に出力するための状
態信号出力回路(図1の符号18)について説明する。
【0131】近年、ノート型パソコンのような携帯型コ
ンピュータの分野では、OS(オペレーティングシステ
ム)が電池管理機能をもつことが望ましいとされてい
る。
【0132】状態信号の出力回路18はこの要求に応え
るものであり、図12に示すように、正常動作時には、
例えば、Hレベルを出力し、異常検出時(時刻t1以
降)にはLレベルを出力する。これによって、機器本体
側では電池(バッテリー)の異常を知ることができ、電
池の管理が容易となる。
【0133】なお、機器本体側のDCレベルと電池パッ
クにおける直流レベルが一致しないときは、状態信号出
力回路18は、レベルシフト回路としても機能するもの
である。
【0134】上述の通り、本実施の形態の電池管理装置
1は、過熱,過電流,過充電,過放電のすべてを検出で
きるので、これらの異常検出情報を機器本体側に通知す
ることにより、機器本体の電池管理が容易となり、ま
た、2次災害の発生も防止され、ゆえに機器本体の安全
性,信頼性も向上する。 (実施の形態2)図13のノート型パソコン70では、
バッテリー挿入口73を介して機器本体に搭載される電
池パック2の異常を、表示画面71の右下にリアルタイ
ムで表示する構成としている。
【0135】これによって、ユーザーは電池パックの異
常をリアルタイムで認識してすばやく対策を実行するこ
ともでき、コンピュータの利便性,安全性および信頼性
が向上する。
【0136】以上の説明では、リチウムイオン2次電池
を例にとっているが、2次電池としてニッケル水素電池
やリチウムポリマー電池等の他の種類の電池を用いた場
合でも、本発明を適宜に変形して適用することができ
る。また、上述の説明で用いている「電池パック」とい
う用語は、広義の「バッテリーパック」と同じ意味で使
用している。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コストダウン及びスケールダウンの要求を満足させつ
つ、電池,電池パックおよび電池が搭載される機器の安
全性,信頼性のいっそうの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電池管理装置の構
成を示すブロック図
【図2】(a) 実施の形態1における過充電・過放電
検出回路の構成を示す回路図 (b) 過充電の検出とその解除の判定に使用されるヒ
ステリシス回路の構成例を示す回路図 (c) 過放電の検出とその解除の判定に使用されるヒ
ステリシス回路の構成例を示す回路図
【図3】実施の形態1における充放電制御部,過熱検出
回路および過熱制御部の構成例を示す回路図
【図4】(a) 比較例の過充電検出時の動作を説明す
るための波形図 (b) 実施の形態1に係る電池管理装置の、過充電検
出時の動作を説明するための波形図
【図5】(a) 比較例の過放電検出時の動作を説明す
るための波形図 (b) 実施の形態1に係る電池管理装置の、過放電検
出時の動作を説明するための波形図
【図6】実施の形態1に係る電流保護回路の構成例を示
す回路図
【図7】(a) 比較例の過電流保護の特性を示す特性
図 (b) 実施の形態1に係る過電流保護回路の保護特性
を示す特性図
【図8】実施の形態1に係る電池管理装置の保護モード
(動作モード)と、各モードのオン条件および解除条件
の一例を示す図
【図9】実施の形態1に係るチャージポンプ回路による
MOSFETのオン抵抗(ソース・ドレイン抵抗)の低
減効果を示す図
【図10】実施の形態1に係るチャージポンプ回路の構
成例を示す回路図
【図11】実施の形態1に係るチャージポンプ回路の動
作を示す電圧波形図
【図12】実施の形態1に係る状態信号出力回路の出力
信号のレベルを示す図
【図13】実施の形態2に係るパーソナルコンピュータ
の電池管理機能の一例を示す斜視図
【図14】リチウムイオン2次電池の構成の概要を示す
【符号の説明】
1 電池管理装置 2 電池パック 3 2次電池 4 電池電圧端子(正極) 5 電池電圧端子(負極) 6 過充電・過放電検出回路 7 過熱検出回路 8 充放電検出回路 9 電流保護回路 10 論理回路 11 過熱制御部 12 充放電制御部 13 電流制御部 14 出力部 15 チャージポンプ回路 16,17 コンパレータ 18 状態信号出力回路 19,21 負荷接続端子(正極,負極) 20 状態信号出力端子 22 機器本体 23 充電器 M1,M2 パワーMOSFET D1,D2 寄生ダイオード

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の一極が接続される第1の端子と負
    荷の一極が接続される第2の端子との間にソース・ドレ
    イン経路が直列に接続される第1及び第2のスイッチ素
    子と、この第1及び第2のスイッチ素子と熱的に結合し
    た過熱検出手段と、この過熱検出手段によって過熱が検
    出されると、前記第1又は第2のスイッチ素子の少なく
    とも一つをオフさせる過熱制御手段と、を有することを
    特徴とする電池管理装置。
  2. 【請求項2】 前記過熱検出手段は、前記電池とも熱的
    に結合していることを特徴とする請求項1記載の電池管
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記過熱検出手段は、前記第1及び第2
    のスイッチ素子と共に同一のICパッケージ内に収納さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    電池管理装置。
  4. 【請求項4】 電池の一極が接続される第1の端子と負
    荷の一極が接続される第2の端子との間にソース・ドレ
    イン経路が直列に接続される第1及び第2のスイッチ素
    子と、前記電池の過充電又は過放電を検出する電池電圧
    検出手段と、前記電池の充電又は放電を検出する充放電
    検出手段と、前記電池電圧検出手段によって過充電又は
    過放電が検出されると前記第1又は第2のスイッチ素子
    をオフさせると共に、そのオフ状態が継続している期間
    において前記充放電検出手段により放電又は充電の開始
    が検出されると、そのオフしているスイッチ素子をオン
    させる充放電制御手段と、を有することを特徴とする電
    池管理装置。
  5. 【請求項5】 前記電池電圧検出手段は、過充電の検出
    及びその解除を異なるしきい値電圧との比較によって判
    定すると共に過放電及びその解除を異なるしきい値電圧
    との比較によって判定し、また、前記充放電制御手段
    は、前記電池電圧検出手段からの過充電・過放電の検出
    信号又はその解除を示す信号が所定時間継続しているこ
    とを検出した場合に、過充電,過放電状態が発生した又
    はそれらの状態が解除されたとみなして前記第1又は第
    2のスイッチ素子をオフ又はオンさせることを特徴とす
    る請求項4記載の電池管理装置。
  6. 【請求項6】 電池の一極が接続される第1の端子と負
    荷の一極が接続される第2の端子との間にソース・ドレ
    イン経路が直列に接続される第1及び第2のスイッチ素
    子と、前記電池の充電電流又は放電電流の双方について
    過電流を検出し、その過電流検出後であって検出された
    電流値に対応した遅延時間が経過した後において前記第
    1又は第2のスイッチ素子の少なくとも一つをオフさせ
    る電流制御手段と、を有することを特徴とする電池管理
    装置。
  7. 【請求項7】 過電流に対する前記遅延時間の設定カー
    ブが、常に前記第1及び第2のスイッチ素子の安全動作
    領域(ASO)カーブの内側に位置することを特徴とす
    る請求項6記載の電池管理装置。
  8. 【請求項8】 前記電流制御手段は、充電器又は負荷の
    解放を条件として前記第1又は第2のスイッチ素子のオ
    フ状態を解除することを特徴とする請求項6記載の電池
    管理装置。
  9. 【請求項9】 過熱,過充電,過放電,過電流のいずれ
    かが検出された場合に、そのことを通知する信号を外部
    に出力するためのインタフェース回路をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記
    載の電池管理装置。
  10. 【請求項10】 電池の一極が接続される第1の端子と
    負荷の一極が接続される第2の端子との間にソース・ド
    レイン経路が直接に接続される第1及び第2のスイッチ
    素子と、この第1及び第2のスイッチ素子を駆動する昇
    圧回路と、を有することを特徴とする電池管理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2のスイッチ素子はM
    OSFETであり、また、前記昇圧回路はチャージポン
    プ回路であってその昇圧出力は前記第1及び第2のスイ
    ッチ素子を構成するMOSFETのゲートを駆動するた
    めに使用されることを特徴とする電池管理装置。
  12. 【請求項12】 前記チャージポンプ回路は、このチャ
    ージポンプ回路の入力信号端子に接続されたインバータ
    と、電池電圧(VDD)と昇圧出力電圧(VOUT)と
    の間で動作する2つのCMOSインバータを交差結合し
    て構成されたフリップフロップと、このフリップフロッ
    プの第1の出力端と前記チャージポンプ回路の入力端子
    との間に設けられた第1のコンデンサと、前記フリップ
    フロップの第2の出力端と前記インバータの出力端との
    間に設けられた第2のコンデンサと、前記昇圧出力端子
    に一極が接続された第3のコンデンサとを有することを
    特徴とする請求項10記載の電池管理装置。
  13. 【請求項13】 電池の一極が接続される第1の端子と
    負荷の一極が接続される第2の端子との間にソース・ド
    レイン経路が直列に接続される第1及び第2のスイッチ
    素子と、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の過熱
    検出手段及び過熱制御手段と、請求項4又は請求項5に
    記載の電池電圧検出手段,充放電検出手段及び充放電制
    御手段と、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の電
    流制御手段と、請求項10乃至請求項12のいずれかに
    記載の昇圧回路及びスイッチ素子と、を有することを特
    徴とする電池管理装置。
  14. 【請求項14】 前記第1及び第2のスイッチ素子と、
    前記過熱検出手段及び過熱制御手段と、前記電池電圧検
    出手段,充放電検出手段及び充放電制御手段と、前記電
    流制御手段と、前記昇圧回路とは一つのICとして集積
    回路化されていることを特徴とする請求項13記載の電
    池管理装置。
  15. 【請求項15】 請求項9記載のインタフェース回路
    を、さらに具備することを特徴とする請求項13又は請
    求項14記載の電池管理装置。
  16. 【請求項16】 2次電池と、この2次電池に接続され
    た請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の電池管理
    装置と、を有することを特徴とする電池パック。
  17. 【請求項17】 前記2次電池はリチウムイオン電池で
    あることを特徴とする請求項16記載の電池パック。
  18. 【請求項18】 請求項16又は請求項17記載の電池
    パックを搭載した電子機器。
  19. 【請求項19】 請求項9記載のインタフェース回路の
    出力信号を受けて過熱,過充電,過放電,過電流のいず
    れかの状態の発生を表示する表示手段を、さらに具備す
    ることを特徴とする請求項18記載の電子機器。
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