JP2007236012A - 電源スイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、電池電源等にも対応して突入電流を安価にかつ適切に防止する電源スイッチ回路に関する。
【解決手段】電源スイッチ回路2000は、電源オン時に、並列接続されているオン抵抗の大きいMOSFETQ1とオン抵抗の小さいMOSFETQ2のうち、まず、オン抵抗の大きいMOSFETQ1をオンした後、所定時間経過後に、オン抵抗の小さいMOSFETQ2をオンさせる。したがって、電源オン時の突入電流を適切かつ簡単な構成で抑制することができるとともに、電池電源にも適用することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電源スイッチ回路に関し、詳細には、電池電源等にも対応して突入電流を安価にかつ適切に防止する電源スイッチ回路に関する。
機器の電源スイッチ回路としては、従来、大電流を流す場合には、トランジスタは、ベース電流を多く流す必要があるため、効率が低下し、リレー等を用いると、機械的な信頼性が問題となる。
そこで、近年は、パワーMOSFET(電界効果トランジスタ:Field Effect Transistor )が多用されている。このように、パワーMOSFETが用いられるのは、パワーMOSFETが、電圧で制御が可能であり、ON抵抗が低く、効率が高いことによる。
ところが、ON抵抗が低いために、逆に、負荷側のコンデンサの容量が大きいと、MOSスイッチがONすることで、大きな突入電流が流れてしまう。したがって、1次電源では、例えば、単三アルカリ電池を使用した場合、内部抵抗が大きいため、電圧降下により、2次側の電源回路が停止してしまうという問題がある。また、2次側では、その大電流で、電源回路の過電流保護回路が動作して、やはり停止してしまう等の大きな不具合がある。
そこで、従来、 MOSFETのゲート電圧をバイアス電流回路により動作させて、予め抵抗を接続して突入電流を制限し、その後に、並列接続されたMOSFETにCRディレイ回路でONさせる電流制限手段を接続したスイッチング電源回路が提案されている(特許文献1参照)。
また、従来、2つのMOSFETを並列接続し、一方に制限抵抗を接続して、まず、制限抵抗の接続されているMOSFETをONさせ、その後に、抵抗の接続されていないMOSFETをONさせる突入電流防止回路が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、従来、電源に直列に制限抵抗を接続し、電圧検出回路の動作/非動作で始めに制限抵抗を接続して、その後に、MOSFETをONさせる突入電流防止回路が提案されている(特許文献3参照)。
特許第2671568号公報 特開平7−5937号公報 特開2003−189464号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、適用範囲が限定されて、利用性が悪く、また、突入電流を効果的に防止する上で改良が必要であった。
すなわち、特許文献1及び特許文献3記載の従来技術にあっては、抵抗が電源に直列に接続されているため、電源の2次側には接続可能であるが、電池に接続する1次側では、非動作電流が多く、携帯機器への応用が困難であり、適用範囲が限定され、利用性が悪いという問題があった。
また、特許文献2記載の従来技術にあっては、MOSFETに抵抗を接続することで、特許文献1及び特許文献2の問題については改善されているが、バイアス電流回路が必要であり、このバイアス電流回路を駆動するための駆動電圧が必要となる。また、このバイアス電流回路は、例えば、単三アルカリ電池2本程度の低い入力電圧では、駆動が困難になるか、あるいは、バイアス電流回路自身のために、大きな負荷となる電源が、別途必要となるだけでなく、その電源自身が起動する際の突入電流については、何ら対策がなされていないため、起動時に大きな突入電流が発生してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、電源オン時の突入電流を適切かつ簡単な構成で抑制しつつ、電池電源にも適用可能な電源スイッチ回路を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の電源スイッチ回路は、電源と負荷との間に接続され、オン/オフ動作して、当該電源の当該負荷への供給/供給停止を行う電源スイッチ回路において、オン抵抗の大きいMOSトランジスタとオン抵抗の小さいMOSトランジスタが並列に接続され、電源オン時に、前記オン抵抗の大きいMOSトランジスタをオンした後、所定時間経過後に、前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタをオンさせることにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記電源スイッチ回路は、前記負荷が容量性負荷であってもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、前記電源スイッチ回路は、前記電源が電池電源であり、当該電池電源のロードスイッチであってもよい。
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記電源スイッチ回路は、前記オン抵抗の大きいMOSトランジスタが、pチャネルMOSトランジスタであり、前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタが、nチャネルMOSトランジスタであってもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタは、そのゲート電圧が、DC−DCコンバータを介して印加されてもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記DC−DCコンバータは、前記電源スイッチ回路の適用される電気機器の備えている電源用DC−DCコンバータが共用されていてもよい。
また、例えば、請求項7に記載するように、前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタは、そのゲート電圧が、ゲート駆動専用回路を介して入力されてもよい。
さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記ゲート駆動専用回路は、発振回路を備え、ゲート電圧を所定電圧まで昇圧または降圧して前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタのゲートに印加するものであってもよい。
また、例えば、請求項9に記載するように、前記電源スイッチ回路は、当該電源スイッチ回路の適用される電気機器の備えている電源用DC−DCコンバータの2次側オン用のロードスイッチであってもよい。
本発明の電源スイッチ回路によれば、電源オン時に、並列接続されているオン抵抗の大きいMOSトランジスタとオン抵抗の小さいMOSトランジスタのうち、まず、オン抵抗の大きいMOSトランジスタをオンした後、所定時間経過後に、オン抵抗の小さいMOSトランジスタをオンさせるので、電源オン時の突入電流を適切かつ簡単な構成で抑制することができるとともに、電池電源にも適用することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1及び図2は、本発明の電源スイッチ回路の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の電源スイッチ回路の第1実施例を適用したデジタルカメラ1の要部ブロック構成図である。
図1において、デジタルカメラ1は、フォーカスレンズ系201、ズームレンズ系202、絞り203、シャッタ204等を含むレンズ系2、モータ系210、ドライバ系220、TG(Timing Generator)部301、CCD(電荷結合素子)302、CDS(相関2重サンプリング)回路303、可変利得増幅器(AGCアンプ)304、A/D変換器305、IPP(Image Pre-Processor)306、RAM(内部メモリ)307、DCT(Discrete Cosine Transform)308、コーダー(Huffman Encoder/Decoder )309、MCC(Memory Card Controller)310、カードインターフェース311、PCカード(メモリカード等を含む)312、外部通信用ドライバ313、コントローラ4、フラッシュメモリ(EEPROM)401、コントローラ用A/D変換器402、コントローラ用D/A変換器403、システムバスライン404、ストロボ5、LCDドライバ回路601、LCD表示部602、補助光ランプ603、補助光ランプ駆動回路604、DC−DCコンバータ7、バッテリA701、バッテリB702、ACアダプタ703、音声アンプ部8、マイク801、スピーカ802、イヤホン803、操作部9、レリーズスイッチ901、モード入力部902、振動モータドライバ1001、振動モータ1002等を備えている。
上記モータ系210は、フォーカスモータ211、ズームモータ212、絞りモータ213及びシャッタモータ214を備え、ドライバ系220は、フォーカスモータドライバ221、ズームモータドライバ222、絞りモータドライバ223及びシャッタモータドライバ224を備えている。
絞り203とシャッタ204は、メカ機構を構成しており、メカニカルシャッタが用いられている。なお、本実施の形態では、メカ機構として、絞り203とシャッタ204を別々に設けているが、1つの機構で絞り機能とシャッタ機能を持たせてもよい。レンズ系2のフォーカスレンズ系201とズームレンズ系202は、例えば、バリフォーカルレンズで構成されている。
フォーカスモータドライバ221は、コントローラ4からの制御信号に従ってフォーカスモータ211を駆動して、フォーカスレンズ系201を光軸方向に移動させ、ズームモータドライバ222は、コントロ−ラ4からの制御信号に従ってズームモータ212を駆動して、ズームレンズ系202を光軸方向に移動させる。また、絞りモータドライバ223は、コントローラ4からの制御信号に従って絞り203を駆動して、絞り値を設定し、シャッタモータドライバ224は、コントローラ4からの制御信号に従ってシャッタモータ214を駆動して、シャッタ204にシャッタ動作を行わせる。
CCD(電荷結合素子)302は、レンズ系2を介して入力される映像を電気信号(アナログ画像データ)に変換して、CDS回路303に出力する。CDS(相関2重サンプリング)回路303は、CCD302から入力される映像信号(アナログ画像データ)にCCD型撮像素子に対する低雑音化処理を行って、AGCアンプ304に出力する。また、AGCアンプ304は、CDS回路303で相関2重サンプリングされた信号のレベルを補正して、A/D変換器305に出力する。なお、AGCアンプ304は、内蔵するD/A変換器を介して設定データ(コントロール電圧)がAGCアンプ304に設定されることにより、補正レベルが設定される。A/D変換器305は、AGCアンプ304を介して入力されたCCD302からのアナログ画像データをデジタル画像データに変換して、IPP306に出力する。すなわち、CCD302の出力信号は、CDS回路303及びAGCアンプ304を介して、また、A/D変換器305により、最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)でデジタル信号に変換される。また、デジタル信号処理部であるIPP306、DCT308及びコーダー309は、A/D変換器305から入力されたデジタル画像データについて色差(Cb、Cr)と輝度(Y)に分けて各種信号処理、補正処理及び画像圧縮/伸長処理等のデータ処理を施す。DCT308及びコーダー309は、例えば、JPEG準拠の画像圧縮/伸長の一過程である直交変換/逆直交変換及びJPEG準拠の画像圧縮/伸長の一過程であるハフマン符号化/復号化等を行う。また、IPP306は、G画像データの輝度データ(Y)を検出し、検出した輝度データ(Y)に応じたAE評価値をコントローラ4に出力する。このAE評価値は、被写体の輝度(明るさ)を示すものである。さらに、IPP306は、設定された色温度範囲内で、R、G、B画像データの各輝度データ(Y)に応じたAWB(Auto White Balance)評価値を各々コントローラ4に出力する。このAWB評価値は、被写体の色成分を示すものである。
タイミングジェネレータ(TG)301は、IPP306から入力される水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて、各種タイミング信号を生成する。
MCC310は、圧縮処理された画像を一旦蓄えてカードインターフェース311を介してPCカード312への記録及びPCカード312からの画像の読み出しを行う。
PCカード(外部記憶媒体)312は、例えば、メモリカード等が用いられ、デジタルカメラ1の撮影した画像が書き込まれ、また、読み出される。
外部通信用ドライバ313は、例えば、USB、IEEE1394等の規格の通信プロトコルで外部のユニットと通信を行うためのものであり、PC(パーソナルコンピュータ)1101等と接続してデータのやり取りを行ったり、カメラ1と接続可能な通信・電源アダプタ1102を介してPC1101やACアダプタ703を接続可能にして、電力や通信のやりとりを可能にする。
LCD表示部602は、例えば、透過型LCDが用いられており、画像データや操作メニュー等を表示する。補助光ランプ603は、LCD表示部602を照明するためのバックライトであり、例えば、蛍光管、あるいは、白色LEDが用いられている。補助光ランプ駆動回路604は、コントローラ4の制御に基づいて補助光ランプ603に駆動電力を出力して、補助光ランプ603を点灯させる。
LCDドライバ回路601は、IPP306から入力される画像データをLCD表示部602に表示させる。操作部9は、撮影の指示を行うためのレリーズスイッチ901、モード入力部902及び図示しない電源スイッチ、LCDスイッチ、補助光ランプスイッチ、機能選択及びその他の各種設定を外部から行うためのボタン等を備えている。モード入力部902は、回転操作することで、音声記録モード902a、静止画記録902b、動画記録902cの各モードを選択することができる。
ストロボ回路5は、コントローラ4の制御下でストロボ光を発する。バッテリA701、バッテリB702は、例えば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、ニッカド(NiCd)電池、アルカリ電池等が用いられており、場合によって、ACアダプタ703の電源電圧が供給され、電源スイッチ回路2000とDC−DCコンバータ7及びロードスイッチ2000aを介して電源電圧をデジタルカメラ1の内部に供給される。
DC−DCコンバータ7は、電源スイッチ回路2000からの電力をDC−DC変換してデジタルカメラ1の各部に供給する。
コントローラ(制御手段)4は、例えば、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、A/D変換器、D/A変換器等を備え、CPUが、操作部9からの指示または図示しないリモコン等の外部動作の指示に従って、ROMに格納されている制御プログラムに従ってRAMをワークエリアとして使用して、デジタルカメラ1の各部の制御を行う。なお、A/D変換器、D/A変換器は、コントローラ4の外部に設けてもよく、この場合は、コントローラ用A/D変換器402、コントローラ用D/A変換器403として配設する。
具体的には、コントローラ4は、撮影動作、自動露出(AE)動作、自動ホワイトバランス(AWB)調整動作やAF動作、表示等の制御を行い、また、各種制御のための情報入力手段の一つとして内蔵のA/D変換器を用いてアナログ情報の把握を行う。なお、内蔵のA/D変換器は、基準電圧と比較することで、A/D変換する。また、コントローラ4は、アナログ出力のためにD/A変換器を用い、さらに、例えば、IPP306とコントローラ4との制御信号やデータのやりとりを、システムバスライン404を介して行う。
また、コントローラ4は、被写体を撮像して得られる画像データをPCカード312に記録する記録モードと、PCカード312に記録された画像データをLCD表示部602に再生して表示する再生モードと、撮像したモニタリング画像をLCD表示部602に直接表示するモニタリングモード等の各種モード処理を行い、また、再生モードやモニタリングモードで、LCD表示部602に画像を表示する場合の表示モードとして、操作部9での選択に応じて、固定モードと外光適応モードのモード処理を行う。
フラッシュメモリ401には、デジタルカメラの各種パラメータやデータが記録されている。
音声アンプ部8は、コントローラ用A/D変換器402あるいはコントローラ用D/A変換器403を介してマイク801、スピーカ802及びイヤホン803のアナログ信号の増幅を行う。なお、音声出力手段としては、スピーカ802に限るものではなく、例えば、コントローラ4の図示しない出力に基づいてブザー音を発生するブザー等を用いてもよい。
振動モータドライバ1001は、コントローラ4からの制御信号により動作して、警告表示手段の一手段である振動モータ1002を駆動させ、振動モータ1002により振動を発生させて警告表示を行う。
そして、上記電源スイッチ回路2000は、図2に示すように、回路構成されており、コントローラ4の制御により、ON/OFF(オン/オフ)動作して、デジタルカメラ1の内部負荷3000に電流を供給する。なお、図2において、705は、図1のACアダプタ703、バッテリA701、バッテリB702を総称した電池電圧電源である。
電源スイッチ回路2000は、図2に示すように、pチャネルMOSFETQ1、pチャネルMOSFETQ2、抵抗R1、R2等を備えており、抵抗R1、R2は、それぞれMOSFETQ1、Q2のゲート電圧を発生させるための抵抗である。
MOSFETQ1及びMOSFETQ2のゲートには、図1のコントローラ4の出力端子からそれぞれゲート信号(電圧)である電源制御信号Saと電源制御信号Sbが入力され、この電源制御信号Sa、Sbは、通常、オープンあるいは「H」レベル(ハイレベル:電源電圧とほぼ同電圧)である。
そして、pチャネルMOSFETQ1は、オン抵抗の大きいMOSFETが用いられており、pチャネルMOSFETQ2は、オン抵抗の小さいMOSFETが用いられている。MOSFETQ1とMOSFETQ2は、並列接続されているとともに、電池電圧電源705と負荷3000との間に直列に接続されている。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタルカメラ1は、図示しない電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2000に、「L」レベル(ローレベル)の電源制御信号Saと「L」レベルの電源制御信号Sbを所定間隔を空けて順次出力することで、大きな突入電流が発生することを防止しつつ、負荷3000への電力の供給を行う。
すなわち、デジタルカメラ1は、電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2000に、まず、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1に対して「L」レベルの電源制御信号Saを出力、すなわち、MOSFETQ1への電源制御信号Saを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2000は、オン抵抗の大きいMOSFETQ1に入力されている電源制御信号Saが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、当該MOSFETQ1がオンして、電池電圧電源705からの電力をオン抵抗の大きいMOSFETQ1を通して負荷3000に供給を開始する。
したがって、負荷3000に存在するコンデンサ容量等で電源オン時に発生する突入電流を制限しつつ、電力の供給を開始することができる。
その後、コントローラ4が電源スイッチ回路2000にオン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ2に対して「L」レベルの電源制御信号Sbを出力、すなわち、MOSFETQ2への電源制御信号Sbを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2000は、オン抵抗の小さいMOSFETQ2に入力されている電源制御信号Sbが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ2がオンして、電池電圧電源705からの電力を、MOSFETQ1と並列接続されているオン抵抗の小さいMOSFETQ2を通して負荷3000に供給する。この負荷3000には、MOSFETQ1に流れる電流I1とMOSFETQ2に流れる電流I2の和の電流(I1+I2)が流れる。
したがって、オン抵抗による電力の損失を低減させつつ、負荷3000に電力を供給することができる。
このように、本実施例のデジタルカメラ1の電源スイッチ回路2000は、電源オン時に、並列接続されているオン抵抗の大きいMOSFETQ1とオン抵抗の小さいMOSFETQ2のうち、まず、オン抵抗の大きいMOSFETQ1をオンした後、所定時間経過後に、オン抵抗の小さいMOSFETQ2をオンさせている。
したがって、電源オン時の突入電流を適切かつ簡単な構成で抑制することができるとともに、電池電源にも適用することができる。
また、本実施例の電源スイッチ回路2000は、デジタルカメラ1の電池電圧電源705のロードスイッチとして適用しており、電池駆動の電気機器においても適切に突入電流を抑制することができる。
図3及び図4は、本発明の電源スイッチ回路の第2実施例を示す図であり、図3は、本発明の電源スイッチ回路の第2実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路2010の要部回路構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタルカメラ1と同様のデジタルカメラ及び電源スイッチ回路2000に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図3において、電源スイッチ回路2010は、電池電圧電源705と負荷3000との間に、上記同様のオン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1と、オン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3とが、並列接続されており、pチャネルMOSFETQ1のゲート−ドレインの間には、MOSFETQ1のゲート電圧を発生させるための抵抗R1が接続され、また、nチャネルMOSFETQ3のゲート−ドレイン間には、MOSFETQ3のゲート電圧を発生させるための抵抗R3が接続されている。
nチャネルMOSFETQ3のゲートには、コントローラ4からの電源制御信号SbをDC−DCコンバータ7を介し、さらに、抵抗R4、R5でフィードバックして電圧制御されてオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3をオンさせるために電圧変換の行われた電源制御信号Sb’が入力される。
また、電源スイッチ回路2010は、並列接続されたMOSFETQ1及びMOSFETQ3と負荷3000との間には、平滑回路2011が接続されており、平滑回路2011は、コンデンサC1、平滑コンデンサC2、インダクタL1、整流ダイオードD1及びスイッチングトランジスタTr1等を備えている。
平滑回路2011は、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7の動作/非動作を制御し、このDC−DCコンバータ7の動作/非動作によって、コレクタがインダクタL1と整流ダイオードD1との間に接続されたエミッタ接地のスイッチングトランジスタTr1のオン/オフをアナログ的に制御することで、インダクタL1に電荷を蓄え、蓄えた電荷を放出して、この放出電荷を整流ダイオードD1で整流して、平滑コンデンサC2で平滑化させて直流電力として負荷3000に供給する。
そして、このように、電池電圧電源705の電圧よりも高い電圧が平滑回路2011によって得られ、その電圧が負荷3000に印加される。この場合、オン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3をオンさせるには、コントローラ4からの電源制御信号SbをそのままnチャネルMOSFETQ3のゲートに入れることができないため、コントローラ4からの電源制御信号SbをDC−DCコンバータ7を介して電源制御信号Sb’としてnチャネルMOSFETQ3のゲートに入力している。すなわち、pチャネルMOSFETの場合には、ゲート電圧は、ソース電圧よりも低い必要があるが、逆に、nチャネルMOSFETの場合には、高いゲート電圧が必要であるためである。また、MOSFETQ3にかかるゲート電圧と負荷3000にかかる電圧とは同じ電圧値である。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタルカメラ1では、図示しない電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2010に、「L」レベルの電源制御信号Saを出力するとともに、平滑回路2011を制御する制御信号をDC−DCコンバータ7に出力し、さらに、「L」レベルの電源制御信号Sbを電源制御信号Saよりも所定間隔遅らせて順次出力することで、大きな突入電流が発生することを防止しつつ、負荷3000への電力の供給を行う。
すなわち、デジタルカメラ1は、電源スイッチがオンされると、図4(a)に示すように、コントローラ4が電源スイッチ回路2010に、まず、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1に対して「L」レベルの電源制御信号Saを出力、すなわち、MOSFETQ1への電源制御信号Saを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2010は、オン抵抗の大きいMOSFETQ1に入力されている電源制御信号Saが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ1がオンして、図4(b)に示すように、電池電圧電源705からオン抵抗の大きいMOSFETQ1を通して、平滑回路2011に緩やかに上昇する電圧Vfiの電力を供給し、図4(d)に示すように、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7が、抵抗R4と抵抗R5による電圧Vfoの分圧電圧Vfbを監視しながらこの分圧電圧Vfbが所定電圧になるようにスイッチングトランジスタTr1のオン/オフのデューティ値を制御することで、図4(e)に示すように、インダクタL1に電荷を蓄えてその蓄積電荷を放出し、整流ダイオードD1で整流して、平滑コンデンサC2で平滑させて、図4(f)に示したように電圧値Vfoの直流電力を負荷3000に供給する。
したがって、負荷3000に存在するコンデンサ容量等で電源オン時に発生する突入電流を制限しつつ、電力の供給を開始することができる。
その後、コントローラ4が、図4(c)に示すように、DC−DCコンバータ7に、「L」レベルの電源制御信号Sbを出力、すなわち、電源制御信号Sbを「H」から「L」に切り換えて出力する。DC−DCコンバータ7は、図4(e)に示すように、コントローラ4からの電源制御信号Sbを抵抗R4、R5によるフィードバック電圧Vfbを利用して電圧制御して電圧変換を行った電源制御信号Sb’をオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3のゲートに入力させる。
すなわち、電源スイッチ回路2010は、図4(d)に示すように、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7からスイッチングトランジスタTr1のオン/オフのスイッチ動作を制御して、インダクタL1にチャージされた電荷を放出させて整流ダイオードD1で整流する。一方、抵抗R5の整流ダイオードD1側には、平滑コンデンサC2で平滑された電圧Vfoが印加され、この抵抗R5の整流ダイオードD1側に印加される電圧Vfoは、抵抗R5と抵抗R4で分圧されて、図4(g)に示すように、分圧電圧VfbとしてDC−DCコンバータ7内の図示しない誤差増幅器(誤差AMP)に入力される。誤差増幅器は、抵抗R5と抵抗R4で分圧された分圧電圧VfbをDC−DCコンバータ7内の基準電圧と比較して、スイッチングトランジスタTr1に制御信号を出力する。電源スイッチ回路2010は、この制御信号によりスイッチングトランジスタTr1のオン/オフのデューティ値を変化させることで、整流ダイオードD1の出力電圧Vfoを変化させるという一連のフィードバック制御を行う。
そして、スイッチングトランジスタTr1のオン/オフに応じて、図4(e)に示すように、インダクタL1に電荷を蓄え(充電)、この蓄えた電荷を放出することで、電圧が発生する。この場合、スイッチングトランジスタTr1のオン時間が長いほどインダクタL1からの放出時の電圧の波高値が高くなる。なお、図4(e)では、便宜上同一波高値で描いている。
そして、電源スイッチ回路2010は、オン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3に入力されている電源制御信号Sb’が「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ3がオンして、電池電圧電源705からの電力を、図4(b)、(f)に示すように、平滑回路2011を介して負荷3000に供給する。
したがって、オン抵抗による電力の損失を低減させつつ、負荷3000に電力を供給することができる。
このように、本実施例のデジタルカメラ1の電源スイッチ回路2010は、オン抵抗の大きいMOSFETQ1を、pチャネルMOSトランジスタ(MOSFET)とし、オン抵抗の小さいMOSFETQ3を、nチャネルMOSトランジスタ(MOSFET)としている。
したがって、オン抵抗の小さいMOSFETQ3をより低いオン抵抗のものとすることができ、より一層電力損失を低減させることができる。
また、本実施例の電源スイッチ回路2010は、オン抵抗の小さいMOSFETQ3のゲート電圧が、DC−DCコンバータ7を介して印加されている。
したがって、オン抵抗の小さいMOSFETQ3をより低いオン抵抗のものとすることができ、より一層電力損失を低減させることができる。
さらに、本実施例の電源スイッチ回路2010は、デジタルカメラ1の備えている電源用DC−DCコンバータ7を電源スイッチ回路2010のゲート電源生成用DC−DCコンバータとして共用している。したがって、電源スイッチ回路2010を安価なものとすることができる。
また、本実施例の電源スイッチ回路2010は、負荷3000が容量性負荷であっても、適切に突入電流を抑制することができる。
図5は、本発明の電源スイッチ回路の第3実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路2020の要部回路構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタルカメラ1と同様のデジタルカメラに適用したものであり、また、上記第2実施例の電源スイッチ回路2010と同様の電源スイッチ回路に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例または第2実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図5において、電源スイッチ回路2020は、電池電圧電源705と負荷3000との間に、上記同様のオン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1とオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3とが並列接続されており、pチャネルMOSFETQ1のゲート−ドレインの間には、MOSFETQ1のゲート電圧を発生させるための抵抗R1が接続され、また、nチャネルMOSFETQ3のゲート−ドレイン間には、MOSFETQ3のゲート電圧を発生させるための抵抗R3が接続されている。
nチャネルMOSFETQ3のゲートには、コントローラ4からの電源制御信号SbをDC−DCコンバータ7を介し、さらに、抵抗R4、R5でフィードバックして電圧制御されてオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3をオンさせるために電圧変換の行われた電源制御信号Sb’が入力される。
また、電源スイッチ回路2020は、並列接続されたMOSFETQ1及びMOSFETQ3と負荷3000との間には、平滑回路2011が接続されている。
平滑回路2011は、上述のように、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7の動作/非動作を制御し、このDC−DCコンバータ7の動作/非動作によって、コレクタがインダクタL1と整流ダイオードD1との間に接続されたエミッタ接地のスイッチングトランジスタTr1のオン/オフを制御することで、インダクタL1に電荷を蓄えて、整流ダイオードD1で整流して、平滑コンデンサC2で平滑させて直流電力を負荷3000に供給する。
そして、電源スイッチ回路2020は、さらに、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1に並列に、オン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ4が接続されており、このpチャネルMOSFET4のゲート−ドレイン間には、MOSFETQ4のゲート電圧を発生させるための抵抗R6が接続されている。このMOSFETQ4のゲートには、コントローラ4から電源制御信号Scが入力される。また、MOSFETQ3にかかるゲート電圧と負荷3000にかかる電圧とは同じ電圧値である。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタルカメラ1では、図示しない電源スイッチがオンされると、コントローラ4が、電源スイッチ回路2020に、「L」レベルの電源制御信号Saを出力するとともに、「L」レベルの電源制御信号Scを出力し、さらに、平滑回路2011を制御する制御信号をDC−DCコンバータ7に出力し、その後、「L」レベルの電源制御信号Sbを電源制御信号Sa、Scよりも所定間隔遅らせて順次出力することで、大きな突入電流が発生することを防止しつつ、負荷3000への電力の供給を行う。
すなわち、デジタルカメラ1は、電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2020に、まず、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1に対して「L」レベルの電源制御信号Saを出力、すなわち、MOSFETQ1への電源制御信号Saを「H」から「L」に切り換えて出力するとともに、「L」レベルの電源制御信号Scをオン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ4に対して出力、すなわち、MOSFETQ4への電源制御信号Scを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2020は、オン抵抗の大きいMOSFETQ1に入力されている電源制御信号Saが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ1がオンして、電池電圧電源705からの電力をオン抵抗の大きいMOSFETQ1を通して平滑回路2011に供給し、また、オン抵抗の小さいMOSFETQ4に入力されている電源制御信号Scが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ4がオンして、電池電圧電源705からの電力をオン抵抗の小さいMOSFETQ4を通して平滑回路2011に供給する。
平滑回路2011が、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7の動作/非動作を制御し、このDC−DCコンバータ7の動作/非動作によってスイッチングトランジスタTr1のオン/オフをアナログ的に制御することで、インダクタL1に電荷を蓄えて、整流ダイオードD1で整流して、平滑コンデンサC2で平滑させて直流電力を負荷3000に供給する。
したがって、負荷3000が重い場合、負荷電流で電池電圧電源705の内部抵抗で出力電圧が電圧降下を起こして、DC−DCコンバータ7が動作する電圧以下に落ちることを防止することができとともに、オン抵抗の大きいMOSFETQ1がオンすることで、負荷3000に存在するコンデンサ容量等で電源オン時に発生する突入電流を制限しつつ、電力の供給を開始することができる。
その後、コントローラ4がDC−DCコンバータ7に、「L」レベルの電源制御信号Sbを出力、すなわち、電源制御信号Sbを「H」から「L」に切り換えて出力する。DC−DCコンバータ7は、コントローラ4からの電源制御信号Sbを抵抗R4、R5によるフィードバックを利用して電圧制御して電圧変換を行った電源制御信号Sb’をオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3のゲートに入力させる。
電源スイッチ回路2020は、オン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3に入力されている電源制御信号Sb’が「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ3がオンして、電池電圧電源705からの電力を、平滑回路2011を介して負荷3000に供給する。
したがって、オン抵抗による電力の損失を低減させつつ、負荷3000に電力を供給することができる。
図6及び図7は、本発明の電源スイッチ回路の第4実施例を示す図であり、図6は、本発明の電源スイッチ回路の第4実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路2030の要部回路構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタルカメラ1と同様のデジタルカメラに適用したものであり、また、上記第2実施例の電源スイッチ回路2010と同様の電源スイッチ回路に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例または第2実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図6において、本実施例の電源スイッチ回路2030は、電池電圧電源705と負荷3000との間に、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ5とオン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ6とが並列接続されており、pチャネルMOSFETQ5のゲート−ドレインの間には、MOSFETQ5のゲート電圧を発生させるための抵抗R7が接続され、また、pチャネルMOSFETQ6のゲート−ドレイン間には、MOSFETQ6のゲート電圧を発生させるための抵抗R8が接続されている。
オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ5のゲートには、コントローラ4から直接電源制御信号Saが入力される。
pチャネルMOSFETQ6のゲートには、コントローラ4からの電源制御信号SbをDC−DCコンバータ7を介し、さらに、抵抗R4、R5でフィードバックして電圧制御されてオン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ6をオンさせるために電圧変換の行われた電源制御信号Sb’が入力される。
また、電源スイッチ回路2030は、並列接続されたMOSFETQ5及びMOSFETQ6と負荷3000との間には、平滑回路2031が接続されており、平滑回路2031は、コンデンサC1、平滑コンデンサC2、インダクタL2、整流ダイオードD2及びPNPタイプのスイッチングトランジスタTr2等を備えていて、マイナス電源を発生させる。
平滑回路2031は、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7がスイッチングトランジスタTr2のオン/オフを制御することで、インダクタL1に負電圧を発生させ、負荷3000に対して逆方向の整流ダイオードD2で整流して、平滑コンデンサC2で平滑させて負の直流電力を負荷3000に供給する。
そして、このように平滑回路2031で、負電圧を負荷3000に供給する場合、オン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ6をオンさせるには、コントローラ4からの電源制御信号SbをそのままpチャネルMOSFETQ6のゲートに入れることができないため、コントローラ4からの電源制御信号SbをDC−DCコンバータ7を介して電源制御信号Sb’としてpチャネルMOSFETQ6のゲートに入力している。また、MOSFETQ6にかかるゲート電圧と負荷3000にかかる電圧とは同じ電圧値である。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタルカメラ1では、図示しない電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2030に、「L」レベルの電源制御信号Saを出力するとともに、平滑回路2031を制御する制御信号をDC−DCコンバータ7に出力し、さらに、「L」レベルの電源制御信号Sbを電源制御信号Saよりも所定間隔遅らせて順次出力することで、大きな突入電流が発生することを防止しつつ、負荷3000へ電力の供給を行う。
すなわち、デジタルカメラ1は、電源スイッチがオンされると、図7(a)に示すように、コントローラ4が電源スイッチ回路2030に、まず、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ5に対して「L」レベルの電源制御信号Saを出力、すなわち、MOSFETQ5への電源制御信号Saを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2030は、オン抵抗の大きいMOSFETQ5に入力されている電源制御信号Saが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ5がオンして、図7(b)に示すように、電池電圧電源705からオン抵抗の大きいMOSFETQ5を通して、平滑回路2031に緩やかに上昇する電圧Vfiの電力が供給され、図7(d)に示すように、平滑回路2031が、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7が、抵抗R4と抵抗R5による電圧Vfoの分圧電圧Vfbを監視しながらこの分圧電圧Vfbが所定電圧になるようにスイッチングトランジスタTr2のオン/オフを制御することで、図7(e)に示すように、インダクタL2に負電荷を発生させて、整流ダイオードD2で整流して、平滑コンデンサC2で平滑させて、図7(f)に示すように、負の電圧値Vfoの直流電力を負荷3000に供給する。
したがって、負荷3000に存在するコンデンサ容量等で電源オン時に発生する突入電流を制限しつつ、負電力の供給を開始することができる。
その後、コントローラ4が、図7(c)に示すように、DC−DCコンバータ7に、「L」レベルの電源制御信号Sbを出力、すなわち、電源制御信号Sbを「H」から「L」に切り換えて出力する。DC−DCコンバータ7は、図7(e)に示すように、コントローラ4からの電源制御信号Sbを抵抗R4、R5によるフィードバックを利用して電圧制御して電圧変換を行った電源制御信号Sb’をオン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ6のゲートに入力させる。
すなわち、電源スイッチ回路2030は、図7(d)に示すように、コントローラ4からの制御信号によってDC−DCコンバータ7からスイッチングトランジスタTr2のオン/オフのスイッチ動作を制御して、インダクタL2にチャージされた電荷を放出させて整流ダイオードD2で整流する。一方、抵抗R5の整流ダイオードD2側には、平滑コンデンサC2で平滑された電圧Vfoが印加され、この抵抗R5の整流ダイオードD2側に印加される電圧Vfoは、抵抗R5と抵抗R4で分圧されて、図7(g)に示すように、分圧電圧VfbとしてDC−DCコンバータ7内の図示しない誤差増幅器(誤差AMP)に入力される。誤差増幅器は、抵抗R5と抵抗R4で分圧された分圧電圧VfbをDC−DCコンバータ7内の基準電圧と比較して、スイッチングトランジスタTr2に制御信号を出力する。電源スイッチ回路2030は、この制御信号によりスイッチングトランジスタTr2のオン/オフのデューティ値を変化させることで、整流ダイオードD2の出力電圧Vfoを変化させるという一連のフィードバック制御を行う。
そして、スイッチングトランジスタTr2のオン/オフに応じて、図7(e)に示すように、インダクタL2に電荷を蓄え(充電)、この蓄えた電荷を放出することで、電圧が発生する。この場合、スイッチングトランジスタTr2のオン時間が長いほどインダクタL2からの放出時の電圧の波高値が高くなる。なお、図7(e)では、便宜上同一波高値で描いている。
そして、電源スイッチ回路2030は、オン抵抗の小さいpチャネルMOSFETQ6に入力されている電源制御信号Sb’が「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ6がオンして、電池電圧電源705からの電力を、図7(b)、(f)に示すように、平滑回路2031を介して負荷3000に供給する。
したがって、オン抵抗による電力の損失を低減させつつ、負荷3000に負電力を供給することができる。
図8は、本発明の電源スイッチ回路の第5実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路2040の要部回路構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタルカメラ1と同様のデジタルカメラに適用したものであり、また、上記第2実施例の電源スイッチ回路2010と同様の電源スイッチ回路に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例または第2実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図8において、本実施例の電源スイッチ回路2040は、電池電圧電源705と負荷3000またはDC−DCコンバータ7との間に、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1とオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3とが、並列接続されており、pチャネルMOSFETQ1のゲート−ドレインの間には、MOSFETQ1のゲート電圧を発生させるための抵抗R1が接続され、また、nチャネルMOSFETQ3のゲート−ドレイン間には、MOSFETQ3のゲート電圧を発生させるための抵抗R3が接続されている。
pチャネルMOSFETQ1とnチャネルMOSFETQ3の共通接続されているソース側とnチャネルMOSFETQ3のゲートとの間には、pnpトランジスタTr3とマルチバイブレータ回路2041とで構成されるDC−DCコンバータ機能部2042と、上記コンデンサC1、平滑コンデンサC2、インダクタL1及び整流ダイオードD1で構成される平滑回路2011と、抵抗R9とツェナーダイオードZD1で構成される定電圧回路2043と、が接続されており、DC−DCコンバータ機能部2042のトランジスタTr3のベースには、MOSFETQ1のゲートに入力されるコントローラ4からの電源制御信号Saが、分岐されて抵抗R10を介して入力される。
マルチバイブレータ回路2041は、通常のマルチバイブレータ回路であり、2つのトランジスタTr4、Tr5、2つのコンデンサC3、C4及び4つの抵抗R11、R12、R13、R14を備えている。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタルカメラ1では、図示しない電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2040に、「L」レベルの電源制御信号Saを出力するとともに、DC−DCコンバータ機能部2042のトランジスタTr3に入力して、このDC−DCコンバータ機能部2042、平滑回路2011及び定電圧回路2043を通して遅延した電源制御信号Sdとしてオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3のゲートに入力することで、大きな突入電流が発生することを防止しつつ、負荷3000またはDC−DCコンバータ7へ電力の供給を行う。
すなわち、デジタルカメラ1は、電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2040に、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1に対して「L」レベルの電源制御信号Saを出力、すなわち、MOSFETQ1への電源制御信号Saを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2040は、オン抵抗の大きいMOSFETQ1に入力されている電源制御信号Saが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ1がオンして、電池電圧電源705からの電力をオン抵抗の大きいMOSFETQ1を通してDC−DCコンバータ機能部2042に供給し、DC−DCコンバータ機能部2042のトランジスタTr3には、上記コントローラ4からの電源制御信号Saが分岐されて抵抗R10を介して入力される。DC−DCコンバータ機能部2042は、MOSFETQ1を介して電池電圧電源705から電力が供給され、電源制御信号SaによってトランジスタTr3がオンされると、マルチバイブレータ回路2041がパルス状の電圧を発生させて、そのパルスによって、平滑回路2011で電池電圧電源705よりも高い電圧を発生させて、定電圧回路2043を介して低いオン抵抗のnチャネルMOSFETQ3をオンさせる。
このように、本実施例のデジタルカメラ1の電源スイッチ回路2040は、発振回路であるマルチバイブレータ回路2041を備え、ゲート電圧を所定電圧まで昇圧または降圧してオン抵抗の小さいMOSFETQ3のゲートに印加している。
したがって、負荷3000に存在するコンデンサ容量等で電源オン時に発生する突入電流を制限しつつ、電力の供給を開始することができるとともに、オン抵抗による電力の損失を低減させつつ、負荷3000に電力を供給することができる。
図9は、本発明の電源スイッチ回路の第6実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路2050の要部回路構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタルカメラ1と同様のデジタルカメラに適用したものであり、また、上記第2実施例の電源スイッチ回路2010と同様の電源スイッチ回路に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例または第2実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図9において、本実施例の電源スイッチ回路2050は、電池電圧電源705と負荷3000またはDC−DCコンバータ7との間に、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1とオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3とが、並列接続されており、pチャネルMOSFETQ1のゲート−ドレインの間には、MOSFETQ1のゲート電圧を発生させるための抵抗R1が接続され、また、nチャネルMOSFETQ3のゲート−ドレイン間には、MOSFETQ3のゲート電圧を発生させるための抵抗R3が接続されている。
pチャネルMOSFETQ1とnチャネルMOSFETQ3の共通接続されているソース側とnチャネルMOSFETQ3のゲートとの間には、pnpトランジスタTr3とブロッキング発振回路2051とで構成されるDC−DCコンバータ機能部2052と、上記コンデンサC1、平滑コンデンサC2及び整流ダイオードD1で構成される平滑回路2011と、抵抗R9とツェナーダイオードZD1で構成される定電圧回路2043と、が接続されており、DC−DCコンバータ機能部2052のトランジスタTr3のベースには、MOSFETQ1のゲートに入力されるコントローラ4からの電源制御信号Saが、分岐されて抵抗R10を介して入力される。
ブロッキング発振回路2051は、スイッチングトランジスタTr6、抵抗R15、コンデンサC5、C6及びトランスT1を備えており、スイッチングトランジスタTr6ベース電圧を時定数回路の抵抗R15とコンデンサC5の充放電とトランスT1のフィードバックによりベース電圧が制御されて発振を行い、コンデンサC6で交流分を分離する。
そして、ブロッキング発振回路2051のコンデンサC6で交流分を分離した出力を、平滑回路2011のダイオードD1で整流し、定電圧回路2043で安定化した電圧を、オン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3のゲートに出力して、nチャネルMOSFETQ3をオンさせる。
また、nチャネルMOSFETQ3意向の負荷3000を除く回路であるDC−DCコンバータ機能部2052、平滑回路2011及び停電圧回路2043は、全体として、電池電圧電源705よりも高いゲート電圧を印加するためのゲート駆動専用回路として機能している。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタルカメラ1では、図示しない電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2050に、「L」レベルの電源制御信号Saを出力するとともに、DC−DCコンバータ機能部2052のトランジスタTr3に入力して、このDC−DCコンバータ機能部2052、平滑回路2011及び定電圧回路2043を通して遅延した電源制御信号Sdとしてオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3のゲートに入力することで、大きな突入電流が発生することを防止しつつ、負荷3000またはDC−DCコンバータ7へ電力の供給を行う。
すなわち、デジタルカメラ1は、電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2050に、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1に対して「L」レベルの電源制御信号Saを出力、すなわち、MOSFETQ1への電源制御信号Saを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2050は、オン抵抗の大きいMOSFETQ1に入力されている電源制御信号Saが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ1がオンして、電池電圧電源705からの電力をオン抵抗の大きいMOSFETQ1を通してDC−DCコンバータ機能部2052に供給し、DC−DCコンバータ機能部2052のトランジスタTr3には、上記コントローラ4からの電源制御信号Saが分岐されて抵抗R10を介して入力される。DC−DCコンバータ機能部2052は、MOSFETQ1を介して電池電圧電源705から電力が供給され、電源制御信号SaによってトランジスタTr3がオンされると、ブロッキング発信回路2051がパルス状の電圧を発生させて、そのパルスによって、平滑回路2011で電池電圧電源705よりも高い電圧を発生させて、定電圧回路2043を介して低いオン抵抗のnチャネルMOSFETQ3をオンさせる。
したがって、負荷3000に存在するコンデンサ容量等で電源オン時に発生する突入電流を制限しつつ、電力の供給を開始することができるとともに、オン抵抗による電力の損失を低減させつつ、負荷3000に電力を供給することができる。
図10は、本発明の電源スイッチ回路の第7実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路2060の要部回路構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタルカメラ1と同様のデジタルカメラに適用したものであり、また、上記第2実施例の電源スイッチ回路2010と同様の電源スイッチ回路に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例または第2実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略するとともに、図示しない部分についても、必要に応じて第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図10において、本実施例の電源スイッチ回路2060は、電池電圧電源705と負荷3000またはDC−DCコンバータ7との間に、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1とオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3とが、並列接続されており、pチャネルMOSFETQ1のゲート−ドレインの間には、MOSFETQ1のゲート電圧を発生させるための抵抗R1が接続され、また、nチャネルMOSFETQ3のゲート−ドレイン間には、MOSFETQ3のゲート電圧を発生させるための抵抗R3が接続されている。
pチャネルMOSFETQ1とnチャネルMOSFETQ3の共通接続されているソース側とnチャネルMOSFETQ3のゲートとの間には、pnpトランジスタTr3とマルチバイブレータ回路2041とで構成されるDC−DCコンバータ機能部2042と、コンデンサC7〜C13とダイオードD3〜D8で構成される増幅回路2061と、が接続されており、DC−DCコンバータ機能部2042のトランジスタTr3のベースには、MOSFETQ1のゲートに入力されるコントローラ4からの電源制御信号Saが、分岐されて抵抗R10を介して入力される。
マルチバイブレータ回路2041は、上述のように、通常のマルチバイブレータ回路であり、2つのトランジスタTr4、Tr5、2つのコンデンサC3、C4及び4つの抵抗R11、R12、R13、R14を備えている。
増幅回路2061は、コンデンサC7で、マルチバイブレータ回路2041で結合され、マルチバイブレータ回路2041で発生されてコンデンサC7を介して入力されるパルス状の電圧を、各コンデンサC8〜C12に充電しつつ各ダイオードD3〜D8で整流しつつ分離した電圧を各コンデンサC8〜C12に充電する動作を順次繰り返すことで、電圧を上昇させて、当該上昇させた電圧をオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3のゲートに入力している。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタルカメラ1では、図示しない電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2060に、「L」レベルの電源制御信号Saを出力するとともに、DC−DCコンバータ機能部2042のトランジスタTr3に入力して、このDC−DCコンバータ機能部2042及び増幅回路2061を通して遅延させるとともに増幅して電源制御信号Sdとしてオン抵抗の小さいnチャネルMOSFETQ3のゲートに入力することで、大きな突入電流が発生することを防止しつつ、MOSFETQ3としてより低いオン抵抗のMOSFETを使用して、負荷3000またはDC−DCコンバータ7へ電力の供給を行う。
すなわち、デジタルカメラ1は、電源スイッチがオンされると、コントローラ4が電源スイッチ回路2060に、オン抵抗の大きいpチャネルMOSFETQ1に対して「L」レベルの電源制御信号Saを出力、すなわち、MOSFETQ1への電源制御信号Saを「H」から「L」に切り換えて出力する。
電源スイッチ回路2060は、オン抵抗の大きいMOSFETQ1に入力されている電源制御信号Saが「H」レベルから「L」レベルに切り換えられると、MOSFETQ1がオンして、電池電圧電源705からの電力をオン抵抗の大きいMOSFETQ1を通してDC−DCコンバータ機能部2042に供給し、DC−DCコンバータ機能部2042のトランジスタTr3には、上記コントローラ4からの電源制御信号Saが分岐されて抵抗R10を介して入力される。DC−DCコンバータ機能部2042は、MOSFETQ1を介して電池電圧電源705から電力が供給され、電源制御信号SaによってトランジスタTr3がオンされると、マルチバイブレータ回路2041がパルス状の電圧を発生させて、そのパルス状電圧を、増幅回路2061で、電池電圧電源705よりもより一層高い電圧を発生させて、より一層低いオン抵抗のnチャネルMOSFETQ3をオンさせる。
したがって、負荷3000に存在するコンデンサ容量等で電源オン時に発生する突入電流を制限しつつ、電力の供給を開始することができるとともに、オン抵抗による電力の損失をより一層低減させつつ、負荷3000に電力を供給することができる。
なお、上記各実施例においては、コントローラ4からの信号で電源スイッチ回路2000、2010、2020、2030、2040、2050、2060が動作する場合について説明したが、電源スイッチ回路としては、コントローラからの信号によって動作するものに限るものではなく、単独のスイッチであってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
電源オン時の突入電流を適切に抑制しつつ、電池電圧で駆動するデジタルカメラ、プリンタ等の画像記録装置等の電子機器の電源スイッチ回路に適用することができる。
本発明の電源スイッチ回路の第1実施例を適用したデジタルカメラの要部ブロック構成図。 図1の電源スイッチ回路の回路構成図。 本発明の電源スイッチ回路の第2実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路の回路構成図。 図3の電源スイッチ回路の主要各部の動作タイミング図。 本発明の電源スイッチ回路の第3実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路の回路構成図。 本発明の電源スイッチ回路の第4実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路の回路構成図。 図6の電源スイッチ回路の主要各部の動作タイミング図。 本発明の電源スイッチ回路の第5実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路の回路構成図。 本発明の電源スイッチ回路の第6実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路の回路構成図。 本発明の電源スイッチ回路の第7実施例を適用したデジタルカメラの電源スイッチ回路の回路構成図。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 レンズ系
4 コントローラ
5 ストロボ
7 DC−DCコンバータ
8 音声アンプ部
9 操作部
201 フォーカスレンズ系
202 ズームレンズ系
203 絞り
204 シャッタ
210 モータ系
211 フォーカスモータ
212 ズームモータ
213 絞りモータ
214 シャッタモータ
220 ドライバ系
221 フォーカスモータドライバ
222 ズームモータドライバ
223 絞りモータドライバ
224 シャッタモータドライバ
301 TG部
302 CCD
303 CDS回路
304 AGCアンプ
305 A/D変換器
306 IPP
307 RAM
308 DCT
309 コーダー
310 MCC
311 カードインターフェース
312 PCカード
313 外部通信用ドライバ
401 フラッシュメモリ
402 コントローラ用A/D変換器
403 コントローラ用D/A変換器
404 システムバスライン
601 LCDドライバ回路
602 LCD表示部
603 補助光ランプ
604 補助光ランプ駆動回路
701 バッテリA
702 バッテリB
703 ACアダプタ
705 電池電圧電源
801 マイク
802 スピーカ
803 イヤホン
901 レリーズスイッチ
902 モード入力部
1001 振動モータドライバ
1002 振動モータ
1101 パーソナルコンピュータ
1102 通信・電源アダプタ
2000 電源スイッチ回路
2000a ロードスイッチ
2010 電源スイッチ回路
2011 平滑回路
2020 電源スイッチ回路
2030 電源スイッチ回路
2031 平滑回路
2040 電源スイッチ回路
2041 マルチバイブレータ回路
2042 DC−DCコンバータ機能部
2043 定電圧回路
2050 電源スイッチ回路
2051 ブロッキング発振回路
2052 DC−DCコンバータ機能部
2060 電源スイッチ回路
2061 増幅回路
Q1 pチャネルMOSFET
Q2 pチャネルMOSFET
Q3 nチャネルMOSFET
Q4 pチャネルMOSFET
Q5 pチャネルMOSFET
Q6 pチャネルMOSFET
R1〜R10 抵抗
C1 コンデンサ
C2 平滑コンデンサ
L1 インダクタ
D1、D2 整流ダイオード
Tr1、Tr2 スイッチングトランジスタ
DZ1 ツェナーダイオード
3000 負荷
Tr3〜Tr6 トランジスタ
C3〜C13 コンデンサ
R11〜R15 抵抗
T1 トランス
D3〜D8 ダイオード

Claims (9)

  1. 電源と負荷との間に接続され、オン/オフ動作して、当該電源の当該負荷への供給/供給停止を行う電源スイッチ回路において、オン抵抗の大きいMOSトランジスタとオン抵抗の小さいMOSトランジスタが並列に接続され、電源オン時に、前記オン抵抗の大きいMOSトランジスタをオンした後、所定時間経過後に、前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタをオンさせることを特徴とする電源スイッチ回路。
  2. 前記電源スイッチ回路は、前記負荷が容量性負荷であることを特徴とする請求項1記載の電源スイッチ回路。
  3. 前記電源スイッチ回路は、前記電源が電池電源であり、当該電池電源のロードスイッチであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電源スイッチ回路。
  4. 前記電源スイッチ回路は、前記オン抵抗の大きいMOSトランジスタが、pチャネルMOSトランジスタであり、前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタが、nチャネルMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1から請求項3にいずれかに記載の電源スイッチ回路。
  5. 前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタは、そのゲート電圧が、DC−DCコンバータを介して印加されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源スイッチ回路。
  6. 前記DC−DCコンバータは、前記電源スイッチ回路の適用される電気機器の備えている電源用DC−DCコンバータが共用されていることを特徴とする請求項5記載の電源スイッチ回路。
  7. 前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタは、そのゲート電圧が、ゲート駆動専用回路を介して入力されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源スイッチ回路。
  8. 前記ゲート駆動専用回路は、発振回路を備え、ゲート電圧を所定電圧まで昇圧または降圧して前記オン抵抗の小さいMOSトランジスタのゲートに印加することを特徴とする請求項7記載の電源スイッチ回路。
  9. 前記電源スイッチ回路は、当該電源スイッチ回路の適用される電気機器の備えている電源用DC−DCコンバータの2次側オン用のロードスイッチであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4から請求項8のいずれかに記載の電源スイッチ回路。
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