JP2010141459A - 撮影装置、調光装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 PWM調光方式による調光回路の制御に際して鳴き音が発生する。
【解決手段】 動画とともに音声を記録する動画撮影モードが設定されているとき、PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式によりバックライト15の輝度を変更させる調光回路14に対し、PWM調光方式によりバックライト15の輝度を変更することを禁止させる。これにより、動画撮影処理において、PWM調光方式による調光回路の制御を要因とする鳴き音を再現する音声データまでもが記録されてしまう事態を回避できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、表示画面の光源の輝度を調整する調光装置に関し、特に、デジタルカメラの表示画面の光源の輝度を調整する調光装置に好適な技術に関するものである。
一般に、液晶ディスプレイ等の表示画面を用いた映像機器は、放電灯を用いるバックライトの点灯により表示画面に画像を表示させている。バックライトの輝度は、バックライトに接続される調光回路により調整される。バックライトの輝度を調整する調光方式としては、PWM(Pulse Width Modulation)信号により調光回路の発振/停止を制御するPWM調光方式と、調光回路の出力電圧を変化させて放電灯に流れる出力電流を変化させる電圧調光方式とがある。
これらの調光方式に関する技術として、特許文献1に、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路を制御することにより、PWM信号のデューティの値が最大のときに電圧調光信号の値を最大とし、PWM信号のデューティの値が最小のときに電圧調光信号の値を最小とする技術が提案されている。特許文献1記載の技術によれば、バックライトの最高輝度を高く維持しつつ、かつバックライトの最低輝度をより低くすることができる。
特開2000−286090号公報
ところで、PWM調光方式による調光回路の制御に際しては、調光回路からの鳴り音が発生するという欠点がある。この鳴り音は、調光回路に含まれるコンデンサ等から発生する。そのため、特許文献1記載の技術においても、PWM調光方式による調光回路の制御に際して鳴り音が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、PWM調光方式による調光回路の制御に際して発生する鳴り音の悪影響を抑えることを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、
被写体の光像を光電変換して画像データを生成する撮影手段と、
入力された音声を再現する音声データを生成する音声処理手段と、
前記撮影手段により生成された画像データにより表現される画像を表示する表示画面と、
前記表示画面を照射する光源と、
PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を変更させる調光手段と、
前記音声処理手段により生成された音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段と、
前記音声処理手段により生成された音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段と、
前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を変更することを禁止させる第1の調光制御手段と、
前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を変更させる第2の調光制御手段と、
を備えるものとした。
また、本発明の第2の態様は、
表示画面を照射する光源と、
PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整する調光手段と、
音声を再現するための音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段と、
音声を再現するための音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段と、
前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を調整することを禁止させる第1の調光制御手段と、
前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整させる第2の調光制御手段と、
を備えるものとした。
また、本発明の第3の態様は、
被写体の光像を光電変換して画像データを生成する撮影手段と、入力された音声を再現する音声データを生成する音声処理手段と、前記撮影手段により生成された画像データにより表現される画像を表示する表示画面と、前記表示画面を照射する光源と、PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整する調光手段と、を備えるコンピュータを、
前記音声処理手段により生成された音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段、
前記音声処理手段により生成された音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段、
前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を調整することを禁止させる第1の調光制御手段、
前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整させる第2の調光制御手段、
として機能させるプログラムとした。
また、本発明の第4の態様は、
表示画面を照射する光源と、PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整する調光手段と、を備えるコンピュータを、
音声を再現するための音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段、
音声を再現するための音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段、
前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を調整することを禁止させる第1の調光制御手段、
前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整させる第2の調光制御手段、
として機能させるプログラムとした。
本発明においては、音声データを記録する第1の動作モードが設定されているとき、調光手段に、PWM調光方式により前記光源の輝度を変更することを禁止させるようにしたので、PWM調光方式による調光回路の制御に際して発生する鳴り音の悪影響を抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<デジタルカメラの構成>
図1は、本実施の形態に係るデジタルカメラ100の電気的構成を示すブロック図である。図1を参照して、デジタルカメラ100の各部の説明をする。
デジタルカメラ100においては、光学レンズ装置1と、絞り兼用シャッタ2と、CCD3と、画像処理回路4と、CPU5と、フラッシュメモリ6と、DRAM7と、メモリカード8と、キーブロック9と、音声処理回路10と、電源回路11と、LCD駆動回路12と、調光回路14と、がシステムバス17を介して電気的に接続されている。LCD駆動回路12には液晶ディスプレイ13が接続されている。調光回路14にはバックライト15が接続されている。音声処理回路10には音声マイク16が接続されている。
光学レンズ装置1は、被写体の光像を結像するための装置である。光学レンズ装置1は、不図示のフォーカスレンズ及びズームレンズと、これら撮影レンズを駆動する不図示の駆動機構とで構成されている。この駆動機構は、フォーカスレンズ、ズームレンズをそれぞれ光軸方向に駆動させる不図示のフォーカスモータ、ズームモータと、フォーカスモータドライバ、ズームモータドライバとから構成されている。フォーカスモータドライバ、ズームモータドライバは、CPU5から送られてくる制御信号に従ってそれぞれフォーカスモータ、ズームモータを駆動させることにより、フォーカスレンズ、ズームレンズを光軸方向に駆動させる。
絞り兼用シャッタ2は、機械式のシャッタとして機能する。絞り兼用シャッタ2は、図示しない駆動回路を含む。この駆動回路は、CPU5から送られてくる制御信号に従って絞り兼用シャッタ2を開閉駆動させる。この絞り兼用シャッタ2は、絞り(CCD3に入射される光の量を調整する機構)としても機能する。
CCD3は、被写体の光像を撮影(光電変換)するための撮像素子である。CCD3は、受光面に配置されたフォトダイオード(光電変換素子)により、光学レンズ装置1において受光面に結像された被写体の光像を光電変換して撮像信号を生成する。生成された撮像信号は、不図示のドライバによりCCD3から読み出されて、画像処理回路4へと転送される。
画像処理回路4は、撮像信号に対し各種画像処理を施すことにより画像データを生成するための回路である。画像処理回路4は、CCD3から転送された撮像信号をサンプリングしてノイズを除去した後に、この撮像信号にA/D変換処理を施してデジタル信号を生成する。画像処理回路4は、このデジタル信号に対し輝度信号処理等の画像処理を行う。画像処理回路4は、輝度信号処理等が行われたデジタル信号に対して色分離等の色処理を行い、Y(輝度信号),Cb(青色差信号),Cr(赤色差信号)でなる画像データを生成する。また、画像処理回路4は、画像データの圧縮処理や圧縮された画像データの伸長処理なども行う。
CPU5は、デジタルカメラ100の各部を制御するための制御回路である。CPU5は、フラッシュメモリ6に格納されたプログラムとの協働で、DRAM7を作業用メモリとして動作する。
フラッシュメモリ6には、CPU5によるデジタルカメラ100のAF制御やAE制御等に必要なプログラムや、CPU5が後述するフローチャートに示される処理を実行するためのプログラムが格納されている。
また、フラッシュメモリ6には、デジタルカメラ100が有する撮影シーン選択機能を実現するために使用されるデータが記憶されている。撮影シーン選択機能は公知の機能である。撮影シーン選択機能は、撮影に先立ち、サンプル画像によって示される複数の撮影シーンの中からユーザにより選択された撮影シーンに対応する各撮影条件(シャッタ速度やISO感度など)を自動的に設定する機能である。撮影シーンは予め複数のものが用意されており、それぞれの撮影シーンは用いられる目的が異なる。また、各撮影シーンには固有のシーン番号が付与されている。
例えば、撮影シーンとして「夜景」シーンが選択されると、シャッタ速度が遅め、ISO感度が高めに自動的に設定される。これにより、ユーザは夜景を撮影する場合に、「夜景」シーンを選択するだけで容易に適正露出を確保できる。このように、「夜景」シーンとは、夜景など暗い場所において適正露出を確保して撮影することを目的とした撮影シーンである。
DRAM7は、画像処理回路4により生成される画像データや、後述する音声処理回路10により生成される音声データを、一時的に格納するバッファメモリとして使用される。DRAM7は、CPU5が各処理を実行するに際して作業用メモリとしても使用される。
メモリカード8は、後述する静止画撮影処理にて生成された静止画データや、後述する動画撮影処理にて生成された動画データが記録される記録媒体である。メモリカード8は、デジタルカメラ100の本体に対して着脱可能に装着されている。
キーブロック9は、不図示のシャッタキー、電源キー、SETキー、十字キー、静止画撮影モード設定キー、動画撮影モード設定キー、撮影シーン設定キー等から構成される。キーブロック9は、ユーザによる各キーの操作を受付け、受け付けた操作に応じた信号をCPU5へと送る。シャッタキーは、ピント合わせのための半押し操作と、撮影(画像データ等の記録)のための全押し操作とを受け付けることが可能な構成である。
音声マイク16はデジタルカメラ100の周囲の音声を捉えて、捉えた音声を音声信号として音声処理回路10に入力する。音声処理回路10は、音声マイク16から入力された音声信号を不図示のマイクアンプ回路により増幅し、この増幅されたアナログ音声信号にA/D変換処理等の各種信号処理を施すことにより音声データを生成する。
電源回路11は、商用電源などの直流電源から各種電圧を生成して、デジタルカメラ100の各部に対して電源電圧を供給する回路である。
LCD駆動回路12は、表示画面である液晶ディスプレイ13の各表示セルを駆動することによって、画像処理回路4により生成された画像データにより表現される画像を液晶ディスプレイ13上に表示させる。
調光回路14は、電源回路11から供給された電源電圧を基にして、バックライト15に供給する電圧を調整することによりバックライト15の輝度を調整する。
バックライト15は、放電灯としての複数の発光ダイオードを有する。バックライト15は、この複数の発光ダイオードの点灯により液晶ディスプレイ13を背面から照射する光源の役割を果たす。
<調光回路の構成>
図2は、本実施の形態に係る調光回路14の回路図である。図2を参照して、調光回路14の詳細を説明する。
調光回路14は、入力端子21と、コンデンサ22と、スイッチング素子23と、コイル24と、ダイオード25と、出力端子26と、抵抗器27と、抵抗器28と、基準電圧発生部29と、誤差検出用オペアンプ31と、発信器32と、コンパレータ33と、駆動回路34と、抵抗器36と、を備える。出力端子26にはバックライト15が接続されている。駆動回路34にはPWM信号生成部30が接続されている。オペアンプ31の入力端子と抵抗器28とを接続する導線には、抵抗器36を介して電圧調光信号生成部35が接続されている。
入力端子21には電源回路11からの入力電圧Vinが印加される。そして、この入力電圧Vinによる入力電流Iinがスイッチング素子23に供給される。
スイッチング素子23は、ベース端子に駆動回路34からの信号が入力されているときのみオン状態(導通状態)となる。一方、スイッチング素子23は、ベース端子に駆動回路34からの信号が入力されていないときオフ状態(非導通状態)となる。これにより、スイッチング素子23は、コイル24に入力直流Iinを断続的に供給させる。
つまり、スイッチング素子23がオン状態にあるときにのみ、入力直流Iinがコイル24に供給される。このとき、コイル24には供給された入力直流Iinによるエネルギーが蓄積される。一方、スイッチング素子23がオフ状態にあるとき、コイル24に蓄積されたエネルギーによる起電力で、出力電流Ioutがダイオード25を介して出力端子26に供給される。これにより、出力端子26の入力側に出力電圧Voutが印加される。
出力端子26の入力側からは出力電流Ioutがバックライト15に供給される。この出力電流Ioutがバックライト15の各発光ダイオードに流れることにより、各発光ダイオードが発光してバックライト15が点灯する。また、バックライト15に出力電流Ioutが流れることによるバックライト15での電圧降下により、出力端子26のフィードバック側にかかる電圧は、出力電圧Voutよりも小さい電圧Vsenとなる。
出力端子26のフィードバック側にかかる電圧Vsenは、抵抗器27と抵抗器28とにより分圧される。抵抗器28での電圧降下により、オペアンプ31の入力端子にかかる電圧は、電圧Vsenよりも小さいフィードバック電圧Vfbとなる。
誤差検出用オペアンプ31は、出力端子26のフィードバック側からのフィードバック電圧Vfbと、基準電圧発生部29が発生させる基準電圧Vrefとの差分を検出し、この差分を増幅した誤差検出信号Verrを出力する。基準電圧Vrefは常時一定の値となっている。フィードバック電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差分が大きいときには、誤差検出用オペアンプ31から出力される誤差検出信号Verrが大きくなる。一方、フィードバック電圧Vfbと基準電圧Vrefとの差分が小さいときには、誤差検出用オペアンプ31から出力される誤差検出信号Verrが小さくなる。
発信器32は、可聴音領域外の周波数(例えば100kHz)で発振する高周波信号を生成し、生成された高周波信号をコンパレータ33に出力する。
コンパレータ33には、オペアンプ31からの誤差検出信号Verrと、発信器32からの高周波信号とが入力される。コンパレータ33は、発信器32からの高周波信号がオペアンプ31からの誤差検出信号Verrよりも大きいときにのみ信号Vconを出力する。発信器32からの高周波信号の値が周期的に変動することにより、発信器32からの高周波信号とオペアンプ31からの誤差検出信号Verrとの大小関係も周期的に変わるので、コンパレータ33から出力される信号Vconも高周波信号となる。
オペアンプ31からの誤差検出信号Verrが大きくなるとコンパレータ33から信号Vconが出力される期間が短くなるので、コンパレータ33から出力される高周波信号Vconのデューティ比が小さくなる。オペアンプ31からの誤差検出信号Verrが小さくなるとコンパレータ33から信号Vconが出力される期間が長くなるので、コンパレータ33から出力される高周波信号Vconのデューティ比が大きくなる。
PWM信号生成部30はPWM信号を生成し、生成されたPWM信号が駆動回路34に入力される。PWM信号とは、信号が出力されるオン期間と、信号が出力されないオフ期間とを交互に繰り返す矩形波信号である。PWM信号生成部30は、PWM信号のデューティ比を任意に設定できる。PWM信号生成部30は、例えばCPU5の一部の回路で構成される。
駆動回路34には、PWM信号生成部30からのPWM信号と、コンパレータ33からの高周波信号Vconとが入力される。駆動回路34は、入力されるPWM信号のオン期間にのみ作動し、このオン期間にのみコンパレータ33からの高周波信号をスイッチング素子23へ伝達する。駆動回路34は、PWM信号のオフ期間にのみ作動を停止し、コンパレータ33からの信号をスイッチング素子23へ伝達させない。これにより、PWM信号のオン期間にのみコンパレータ33からの高周波信号のパルス幅に対応する時間でスイッチング素子23がオン/オフされ、PWM信号のオフ期間にはスイッチング素子23は常時オフ状態のままとなる。
調光回路14では、PWM信号のオン期間において、フィードバック電圧Vfbが低下すると誤差検出信号Verrも小さくなるので、コンパレータ33から出力される高周波信号のデューティ比が大きくなる。これにより、スイッチング素子23かオン状態となる時間が長くなるため、フィードバック電圧Vfbが大きくなるように制御される。一方、フィードバック電圧Vfbが上昇すると誤差検出信号Verrも大きくなるので、コンパレータ33から出力される高周波信号のデューティ比が小さくなる。これにより、スイッチング素子23かオン状態となる時間が短くため、フィードバック電圧Vfbが小さくなるように制御される。すなわち、調光回路14においては、PWM信号のオン期間においてフィードバック電圧Vfbが一定値に保たれるように制御される。
電圧調光信号生成部35は直流電圧を生成する。生成された直流電圧は、抵抗器36を介して、オペアンプ31の入力端子と抵抗器28とを接続する導線に印加される。オペアンプ31の抵抗は無限大であるので、印加された直流電圧により発生する直流電流は全て、抵抗器28を介して出力端子26のフィードバック側に流れていく。電圧調光信号生成部34は、この直流電圧の大きさを任意に変更できる。電圧調光信号生成部34は、例えばCPU5の一部の回路で構成される。
本実施の形態に係るPWM調光方式によるバックライト15の輝度の調整は、PWM信号生成部30がPWM信号のデューティ比を変更することによりなされる。例えば、PWM信号のデューティ比が小さくなると駆動回路34が作動する時間が短くなるので、スイッチング素子23がオン状態になる時間も短くなる。これより、バックライト15に出力電圧Voutが印加される時間も短くなるのでバックライト15の輝度が低下する。これとは逆に、PWM信号のデューティ比が大きくなると駆動回路が作動する時間が長くなるので、スイッチング素子23がオン状態になる時間も長くなる。これより、バックライト15に電圧が印加される時間も長くなるのでバックライト15の輝度が増大する。
本実施の形態に係る電圧調光方式によるバックライト15の輝度の調整は、電圧調光信号生成部34が印加する直流電圧を変更させることによりなされる。例えば、電圧調光信号生成部35がオペアンプ31の入力端子と抵抗器28とを接続する導線に印加する直流電圧を増大させると、フィードバック電圧Vfbが一定値に保たれていることにより、抵抗器36と抵抗器28での電圧降下が上昇した分だけバックライト15にかかる電圧が減少する。これにより、出力電流Ioutが減少するのでバックライト15の輝度が低下する。これとは逆に、電圧調光信号生成部34が印加する直流電圧を低下させると、フィードバック電圧Vfbが一定値に保たれていることにより、抵抗器36と抵抗器28での電圧降下が低下した分だけバックライト15にかかる電圧が増加する。これにより、出力電流Ioutが減少するのでバックライト15の輝度の輝度が増大する。
図3は、本実施の形態におけるPWM信号のデューティ比とバックライト15の輝度との対応関係を示したグラフである。図3において、横軸はPWM信号のデューティ比を示し、縦軸はバックライト15の輝度を示している。そして、図3には、バックライトに流れる出力電流Ioutが5(mA)の場合のグラフ41、出力電流Ioutが4(mA)の場合のグラフ42、出力電流Ioutが3(mA)の場合のグラフ43が示されている。
<デジタルカメラの動作>
図4は、デジタルカメラ100の本実施の形態に係る動作の手順を示すフローチャートである。CPU5は、フラッシュメモリ6から読み出したプログラムとの協働により、図4のフローチャートに示される各処理を実行する。
ユーザによる電源キーの操作に応答して、電源回路11からの電源電圧がデジタルカメラ100の各部に供給されると、CPU5は、静止画撮影モードを自動的に設定する(ステップSA1)。静止画撮影モードとは、ユーザによるシャッタキーの全押し操作に応答して、この全押し操作がなされたときに撮影された静止画1枚分の画像データ(静止画データ)を記録するための動作モードである。なお、静止画撮影モードが設定されているときには、CPU5は、音声処理回路10の作動を停止させることにより音声データを記録させないようにする。
電源回路11からの電源電圧がデジタルカメラ100の各部に供給されたことにより、調光回路14の入力端子21にも入力電圧Vinが印加され入力電流Ioutが流れる。ステップSA1の処理の時点では、PWM信号生成部30から出力されるPWM信号のデューティ比は100%になっているため、スイッチング素子23は常にオン状態になっている。このため、調光回路14の電源出力端26に出力電圧Voutが印加されてバックライト15に出力電流Ioutが常時流れる。これにより、バックライト15が点灯して、液晶ディスプレイ13が照射される。
ステップSA1の処理の時点では、電圧調光信号生成部35は直流電圧を生成せず、バックライト15に流れる出力電流Ioutは5(mA)である。すると、図3に示されるように、この時点におけるバックライト15の輝度は5000(cd/m2)となる。以下、この時点における調光回路14とバックライト15の状態を初期状態とする。
次にCPU5は、画像処理回路4にCCD3が被写体の光像を光電変化することにより出力した撮像信号から画像データを順次生成させた後、この順次生成された画像データをDRAM7に格納する。次にCPU5は、LCD駆動回路12を駆動させることにより、DRAM7に格納された画像データにより表現される画像を、液晶ディスプレイ13上にライブビュー画像として順次表示させる処理を開始する(ステップSA2)。
次にCPU5は、ユーザによる動画撮影モードの設定がなされたか否かを判断すべく待機状態になる(ステップSA3)。この判断は、CPU5が、動画撮影モード設定キーが操作されたことを検知することによりなされる。本実施の形態に係る動画撮影モードとは、所定時間において撮影された被写体像を表現するための画像データと、所定時間において捉えられた音声を再現するための音声データとを対応させた動画データを記録するための動作モードである。
ステップSA3においてCPU5は、動画撮影モード設定キーが操作されたことを検知しない場合(ステップSA3;NO)、ステップSA8へと処理を進める。一方、ユーザにより動画撮影モード設定キーが操作されると、CPU5は、動画撮影モード設定キーの操作に応じた信号を検知することにより、動画撮影モードを設定する操作がなされたと判断した後(ステップSA3;YES)、動画撮影モードを設定して(ステップSA4)、ステップSA5へと処理を進める。
ステップSA5においてCPU5は、ユーザによりキーブロック9に対する撮影シーンを選択するための操作がなされたか否かを判断すべく待機状態になる。CPU5は、ユーザにより撮影シーンを選択するための操作がなされたことを検知しない場合(ステップSA5;NO)、ステップSA7(動画撮影処理)へと処理を進める。一方、ユーザにより撮影シーンを選択するための操作がなされると、CPU5は、この操作に応じた信号を検知することにより撮影シーンを選択するための操作がなされたと判断し(ステップSA5;YES)、ステップSA6へと処理を進める。
ここで、撮影シーンを選択するためのユーザの操作について説明する。ステップSA5において、ユーザが撮影シーン設定キーを操作すると、CPU5は、複数の撮影シーンに対応するサンプル画像データをフラッシュメモリ6から読み出して、読み出されたサンプル画像データにより表現されるサンプル画像を液晶ディスプレイ13上に表示させる。次にCPU5は、ユーザのキーブロック9の操作による撮影シーン(サンプル画像)の選択指示を受け付ける状態となる。この状態において、ユーザが十字キーやSETキーを操作して撮影シーン(サンプル画像)を選択すると、キーブロック9からCPU5に対して選択された撮影シーンに応じた信号が送られる。このとき、選択された撮影シーンに対応するシーン番号情報がDRAM7に書き込まれる。
ステップSA6においてCPU5は、フラッシュメモリ6に予め記録されている各撮影シーンに対応する各撮影条件情報(シャッタ速度やISO感度などの情報)に従って、ユーザの操作により選択された撮影シーンに対応する各撮影条件を自動的に設定し、ステップSA7へと処理を進める。
ステップSA7においてCPU5は、動画撮影処理を実行する。動画撮影処理の説明は後述する。CPU5は、動画撮影処理を実行した後、図4のフローチャートに示される動作を終了させる。
次に、ステップSA8以降の各処理について説明する。ステップSA8においてCPU5は、ユーザによりキーブロック9に対する撮影シーンを選択するための操作がなされたか否かを判断すべく待機状態になる(ステップSA8)。CPU5はユーザにより撮影シーンを選択するための操作がなされたことを検知しない場合(ステップSA8;NO)、ステップSA10(静止画撮影処理)へと処理を進める。一方、ユーザにより撮影シーンを選択するための操作がなされると、CPU5は、この操作に応じた信号を検知することにより撮影シーンを選択するための操作がなされたと判断し、ステップSA9へと処理を進める。ステップSA8における撮影シーンを選択するための操作は、上記と同様であるため説明を省略する。
ステップSA9において、CPU5は、フラッシュメモリ6に予め記録されている各撮影シーンに対応する撮影条件情報(シャッタ速度やISO感度などの情報)に従って、ユーザの操作により選択された撮影シーンに対応する各撮影条件を自動的に設定し、ステップSA10へと処理を進める。
ステップSA10においてCPU5は、静止画撮影処理を実行する。静止画撮影処理の説明は後述する。CPU5は、静止画撮影処理を実行した後、図4のフローチャートに示される動作を終了させる。
図5は、デジタルカメラ100の本実施の形態に係る動画撮影処理(図4のステップSA7の処理)の手順をフローチャートである。図5を参照して、動画撮影処理の詳細を説明する。
まずCPU5は、PWM調光方式による調光回路14の制御を禁止する(ステップSB1)。具体的に、PWM制御部30は、動画撮影モードが設定されている間はPWM信号のデューティ比を常時100%に固定的に設定しておくことにより、PWM調光方式による調光回路14の制御を禁止する。
次にCPU5は、現在選択されている撮影シーンが「夜景」シーンであるか否かを判断する(ステップSB2)。この判断は、CPU5が、DRAM7に現在書き込まれているシーン番号情報を確認することによりなされる。CPU5は、現在選択されている撮影シーンが「夜景」シーンでないと判断した場合(ステップSB2;NO)、ステップSB4へと処理を進める。一方、CPU5は、現在選択されている撮影シーンが「夜景」シーンであると判断した場合(ステップSB2;YES)、ステップSB3へと処理を進める。
ステップSB3においてCPU5は、電圧調光方式により調光回路14を制御する。具体的に、電圧調光信号生成部35は、バックライト15を流れる出力電流Ioutが3(mA)になるように、オペアンプ31の入力端子と抵抗器28とを接続する導線に直流電圧を印加する。この場合においても、PWM信号のデューティ比は100%のままに維持されている。これにより、初期状態において5(mA)であった出力電流Ioutが3(mA)に減少するので、図3に示されるように、初期状態において5000(cd/m2)であったバックライト15の輝度が3000(cd/m2)に低下する。
ステップSB3の処理においては、電圧調光方式のみにより調光回路14が制御され、PWM調光方式による調光回路14の制御は禁止されているので、PWM調光方式による調光回路14の制御を要因とした鳴り音が発生することを防止できる。
ステップSB4においてCPU5は、ユーザによりシャッタキーが全押しされたか否かを判断すべく待機状態になる。CPU5は、シャッタキーの全押しされたことを検知しない場合(ステップSB4;NO)、図4のステップSA3へと処理を戻す。一方、ユーザによりシャッタキーが全押しされると、CPU5は、この全押し操作に応じた信号を検知することにより、シャッタキーが半押しされたと判断し(ステップSB4;YES)、ステップSB5へと処理を進める。
ステップSB5においてCPU5は、撮影処理と音声記録処理とを同時に実行する。撮影処理に際して、CPU5はCCD3に制御信号を送る。CCD3は、この制御信号に応答して、15(fps)のフレームレートで被写体の光像を撮影(光電変換)して撮像信号を生成するように駆動する。そして、CPU5は、画像処理回路4により各種画像処理とMPEG方式による圧縮処理とが施された画像データをDRAM7の画像エリアに格納する。この画像エリアには、15フレーム分(1秒分)の圧縮後の画像データを格納できる画像ブロックが複数形成されている。各画像ブロックには係数が付与されている。圧縮後の画像データは、各画像ブロックに15フレームずつ区分けされて格納される。
また、音声処理に際して、CPU5は音声処理回路10に制御信号を送る。音声処理回路10は、この制御信号に応答して、音声マイク16によって捉えられた音声信号にA/D変換等の信号処理を施すことにより音声データを生成する。音声データの生成処理は1/15秒毎になされるので、1回の生成処理により生成される音声データは、1/15秒分の音声に対応する音声データである。CPU5は、音声処理回路10により生成された音声データをDRAM7の音声エリアに格納する。この音声エリアには、1秒分の音声データを格納できる音声ブロックが形成されている。各音声ブロックには係数が付与されている。音声データは、この音声ブロックに1秒分ずつのデータに区分けされて格納される。
CPU5は、15フレーム分の圧縮後の画像データおよび1秒分の音声データがDRAM7に格納される毎に、画像ヘッダデータおよび音声ヘッダデータを作成し、これらのヘッダデータをDRAM7のヘッダブロックに書き込む。なお、互いに対応する画像ヘッダデータおよび音声ヘッダデータは、同じヘッダブロックに書き込まれる。このようにして書き込み処理が実行されることで、互いに対応する圧縮後の画像データ,音声データおよびヘッダデータは、同じ係数を持つ画像ブロック、音声ブロックおよびヘッダブロックにそれぞれ書き込まれる。
次にCPU5は、ユーザによるシャッタキーが全押しされたか否かを判断すべく再び待機状態になる(ステップSB6)。CPU5は、シャッタキーが再び全押しされたことを検知しない場合(ステップSB6;NO)、ステップSB7へと処理を進める。一方、ステップSB6においてユーザによりシャッタキーが再び全押しされると、CPU5は、この全押し操作に応じた信号を検知することによりシャッタキーが再び全押しされたと判断し(ステップSB6;YES)、ステップSB8へと処理を進める。
ステップSB7においてCPU5は、撮影処理(音声記録処理)が開始されてから30秒経過したか否かを判断する。この判断は、CPU5が有するRTC(Real Time Clock)機能によりなされる。CPU5は、撮影処理(音声記録処理)が開始されてから30秒経過していないと判断した場合(ステップSB7;NO)、ステップSB5へと処理を戻し、撮影処理と音声記録処理とを継続させる。一方、ステップSB7においてCPU5は、撮影処理・音声記録処理が開始されてから30秒経過したと判断すると(ステップS6;YES)、ステップSB8へと処理を進める。
ステップSB8においてCPU5は、DRAM7に格納されたデータを読み出して、読み出されたデータを動画データとしてメモリカード8に記録させる(ステップSB8)。具体的に、CPU5は、DRAM7において同じ係数を持つ音声ブロック、画像ブロック、ヘッダブロックから、音声ヘッダデータ、音声データ、画像ヘッダデータ、画像データの順でデータを読み出す。この読み出し処理に際しては、まずヘッダブロックから音声ヘッダデータが読み出され、音声ブロックから1秒分の音声データが読み出される。次に、ヘッダブロックから画像ヘッダデータが読み出され、画像ブロックから15フレーム分の圧縮後の画像データが読み出される。CPU5は、このような読み出し処理により読みだされた音声データと画像データとを対応付けた動画データをメモリカード8に記録させる。以上で、動画撮影処理が終了する。
図6は、デジタルカメラ100の本実施の形態に係る静止画撮影処理(図4のステップSA10の処理)の手順を示すフローチャートである。図6を参照して、静止画撮影処理の詳細を説明する。
まずCPU5は、現在選択されている撮影シーンが「夜景」シーンであるか否かを判断する(ステップSC1)。この判断は、CPU5が、DRAM7に現在書き込まれているシーン番号情報を確認することによりなされる。CPU5は、現在選択されている撮影シーンが「夜景」シーンでないと判断した場合(ステップSC1;NO)、ステップSC3へと処理を進める。一方、CPU5は、現在選択されている撮影シーンが「夜景」シーンであると判断した場合、ステップSC2へと処理を進める。
ステップCS2においてCPU5は、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御してバックライト15の輝度を低下させる。具体的には、PWM信号生成部30は、初期状態において100%であったPWM信号のデューティ比を50%に低下させる。さらに、電圧調光信号生成部35は、初期状態において5(mA)であった出力電流Ioutが3(mA)に減少するように、オペアンプ31の入力端子と抵抗器28とを接続する導線に直流電圧を印加する。これにより、図3に示されるように、初期状態において5000(cd/m2)であったバックライト15の輝度が1500(cd/m2)に低下する。
ステップCS2の処理においては、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御するので、バックライト15の輝度を、電圧調光方式のみによる調光範囲において下限となるバックライト15の輝度よりもさらに低下させることができる。
ステップSC3においてCPU5は、ユーザによりシャッタキーが半押しされたか否かを判断すべく待機状態になる。CPU5は、シャッタキーが半押しされたことを検知しない場合(ステップSC3;NO)、図4のステップSA3へと処理を戻す。一方、ユーザによりシャッタキーが半押しされると、CPU5は、この半押し操作に応じた信号を検知することにより、シャッタキーが半押しされたと判断する(ステップSC3;YES)。
すると、CPU5は、直ちにCCD3の撮影範囲内における中央領域のフォーカスエリアを対象としたピント合わせを実行するとともに、通常のAE制御(いわゆるプログラムAE制御)によりISO感度とシャッタ速度とを設定する(ステップSC4)。
次にCPU5は、ユーザによりシャッタキーが全押しされたか否かを判断すべく待機状態になる(ステップSC5)。CPU5は、シャッタキーが全押しされたことを検知しない場合(ステップSC5;NO)、ステップSC3へと処理を戻す。一方、ユーザによりシャッタキーが全押しされると、CPU5は、この全押し操作に応じた信号を検知することによりシャッタキーが全押しされたと判断する(ステップSC5;YES)。
すると、CPU5は、直ちに撮影処理を実行する(ステップSC6)。具体的に、CPU5がシャッタ速度により規定される露光時間だけ絞り兼用シャッタ2を開放させることにより、CCD3が被写体の光像を撮影(光電変換)して撮像信号を生成する。CPU5は、露光時間が経過した後に絞り兼用シャッタ2を閉駆動させる。このときCCD3により生成された撮像信号は画像処理回路4に送られる。そして、CPU5は、画像処理部4に対し、この撮像信号に対し画像処理を施して静止画1枚分の画像データ(静止画データ)を生成させ、生成された画像データをJPEG方式で圧縮させる。
引き続き、CPU5は、圧縮された画像データ(静止画データ)をメモリカード8に記録させて(ステップSC7)、静止画撮影処理を終了させる。
以上説明したように、本実施の形態に係る動画撮影処理においては画像データのみならず音声データも記録される。そこで、本実施の形態では、動画撮影モードが設定されているときには、PWM調光方式により調光回路14を制御することを禁止させるようにした。このようにすれば、PWM調光方式による調光回路14の制御を要因とした鳴き音が発生することを抑止できるので、動画撮影処理においてこの鳴き音を再現する音声データまでもが記録されてしまう事態を回避できる。そのため、本実施の形態では、PWM調光方式による調光回路の制御を要因とする鳴り音の悪影響を抑えることができる。
また、本実施の形態においては、静止画撮影モードが設定されているとき、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御するようにした。これにより、静止画撮影処理においては、電圧調光方式のみによる調光範囲よりも大きい調光範囲を確保できる。
また、本実施の形態においては、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御がなされるのは、静止画撮影モードが設定されているときのみである。そして、本実施の形態に係る静止画撮影処理では音声データは記録されない。そのため、本実施の形態に係る静止画撮影処理においては、PWM調光方式による調光回路の制御を要因とする鳴り音が問題とならない。
また、本実施の形態においては、選択された撮影シーンが夜景シーンである場合に、バックライト15の輝度を自動的に低下させるように調光回路14を制御するようにした。夜景シーンが選択される撮影環境はユーザの周囲が暗い環境(夜など)であると考えられるので、夜景シーンが選択される時間帯ではバックライト15の輝度を高くしなくとも、ユーザは液晶ディスプレイ13に表示される画像等を確認できる。一方、バックライト15の輝度を低下させるようにすればバックライト15の点灯に必要となる電力を低減させることができる。そのため、本実施の形態においては、液晶ディスプレイ13に表示される画像等の視認性を確保しつつ、バックライト15の点灯に必要となる電力を低減させることができる。
<変形例>
本実施の形態は、以下の変形例を採用することもできる。
本実施の形態においては、画像データと音声データとを対応させた動画データを記録する動画撮影モードが設定されているときに、PWM調光方式により調光回路14を制御することを禁止させるようにした。しかし、例えば、音声データのみを記録するボイスメモモードが設定されているときに、PWM調光方式により調光回路14を制御することを禁止させるようにしてもよい。要は、いかなる動作モードであれ、音声データを記録する動作モードが設定されているときであれば、PWM調光方式により調光回路14を制御することを禁止させるようにしてよい。この場合でも、ボイスメモモード等に係る処理おいて、PWM調光方式による調光回路14の制御を要因とした鳴き音を再現する音声データまでもが記録されてしまう事態を回避できる。
本実施の形態においては、静止画撮影モードが設定されているとき、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御するようにした。しかし、静止画撮影モードが設定されているときでなく、複数の画像データのみを時間的に連続して記録する連写撮影モードが設定されているときや、記録された画像データにより表現される画像を表示させる再生モードが設定されているときに、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御するようにしてもよい。要は、いかなる動作モードであれ、音声データを記録しない動作モードが設定されているときであれば、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御するようにしてよい。
本実施の形態においては、静止画撮影モードが設定されているとき、PWM調光方式と電圧調光方式とを併用した調光方式により調光回路14を制御するようにした。しかし、静止画撮影モードが設定されているとき、PWM調光方式と電圧調光方式のいずれか一方の調光方式にのみより調光回路14を制御するようにしてもよい。
撮影シーンはユーザの操作に基づき手動で選択されるものでなく、CPU5が撮影シーンを自動的に選択するようにしてもよい。撮影シーンを自動的に選択する手法としては、例えば、特開2001−075141号公報に記載の技術を適用すればよい。
本実施の形態においては、選択された撮影シーンが「夜景」シーンである場合に、バックライト15の輝度を自動的に低下させるように調光回路14を制御するようにした。しかし、デジタルカメラ100が照度センサを備えるように構成し、この照度センサにより検出された照度が所定の閾値を下回った場合に、CPU5がバックライト15の輝度を自動的に低下させるように調光回路14を制御するようにしてもよい。照度センサにより検出された照度が小さい場合にもユーザの周囲が暗い環境(夜など)であると考えられるので、この場合にもバックライト15の輝度を高くしなくとも、ユーザは液晶ディスプレイ13に表示される画像等を確認できる。一方、バックライト15の輝度を低下させるようにすればバックライト15の点灯に必要となる電力を低減させることができる。そのため、かかる変形例においても、液晶ディスプレイ13に表示される画像等の視認性を確保しつつ、バックライト15の点灯に必要となる電力を低減させることができる。
上記各実施形態及び各変形例では、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明した。しかし、本発明は、表示画面のバックライトの輝度を調整する装置であって音声を記録する動作モードを設定可能な装置であれば、例えば、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話端末等の他の装置にも適用することができる。
本実施の形態は、上記の各変形例を任意に組み合わせて採用することも可能である。
本実施の形態は本発明の単なる例に過ぎず、本発明を限定する趣旨のものではない。したがって、本実施の形態に対してなされ得る多種多様な変形はすべて本発明に含まれるものである。
デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 調光回路の回路図である。 本実施の形態におけるPWM信号のデューティ比とバックライト15の輝度との対応関係を示したグラフである。 デジタルカメラの動作の手順を示すフローチャートである。 動画撮影処理の手順を示すフローチャートである。 静止画撮影処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 デジタルカメラ
1 光学レンズ装置
2 絞り兼用シャッタ
3 CCD
4 画像処理回路
5 CPU
6 フラッシュメモリ
7 DRAM
8 メモリカード
9 キーブロック
10 音声処理回路
11 電源回路
12 LCD駆動回路
13 液晶ディスプレイ
14 調光回路
15 バックライト
16 音声マイク
17 システムバス

Claims (7)

  1. 被写体の光像を光電変換して画像データを生成する撮影手段と、
    入力された音声を再現する音声データを生成する音声処理手段と、
    前記撮影手段により生成された画像データにより表現される画像を表示する表示画面と、
    前記表示画面を照射する光源と、
    PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整する調光手段と、
    前記音声処理手段により生成された音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段と、
    前記音声処理手段により生成された音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段と、
    前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を調整することを禁止させる第1の調光制御手段と、
    前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整させる第2の調光制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第1の動作モードが設定されているとき、前記撮影手段により生成された画像データと、前記音声処理手段により生成された音声データとを対応させた動画データを記録媒体に記録させる第1の記録制御手段と、
    前記第2の動作モードが設定されているとき、撮影指示に応答して、前記撮影手段により生成された画像データのみを前記記録媒体に記録させる第2の記録制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 撮影シーンを選択する撮影シーン選択手段と、
    前記撮影シーン選択手段により選択された撮影シーンに対応する撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、
    前記撮影シーン選択手段により選択された撮影シーンが、夜景を撮影することを目的とした夜景シーンであるか否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記第1の調光制御手段は、前記判断手段により前記撮影シーン選択手段により選択された撮影シーンが前記夜景シーンであると判断された場合、前記調光手段に、前記光源の輝度が低下するように前記光源の輝度を調整させ、
    前記第2の調光制御手段は、前記判断手段により前記撮影シーン選択手段により選択された撮影シーンが前記夜景シーンであると判断された場合、前記調光手段に、前記光源の輝度が低下するように前記光源の輝度を調整させる
    ことを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
  4. 前記第2の調光制御手段は、前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式と前記電圧調光方式とを併用した調光方式により前記光源の輝度を調整させる
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の撮影装置。
  5. 表示画面を照射する光源と、
    PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整する調光手段と、
    音声を再現するための音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段と、
    音声を再現するための音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段と、
    前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を調整することを禁止させる第1の調光制御手段と、
    前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整させる第2の調光制御手段と、
    を備えることを特徴とする調光装置。
  6. 被写体の光像を光電変換して画像データを生成する撮影手段と、入力された音声を再現する音声データを生成する音声処理手段と、前記撮影手段により生成された画像データにより表現される画像を表示する表示画面と、前記表示画面を照射する光源と、PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整する調光手段と、を備えるコンピュータを、
    前記音声処理手段により生成された音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段、
    前記音声処理手段により生成された音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段、
    前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を調整することを禁止させる第1の調光制御手段、
    前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整させる第2の調光制御手段、
    として機能させるプログラム。
  7. 表示画面を照射する光源と、PWM調光方式または電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を変更させる調光手段と、を備えるコンピュータを、
    音声を再現するための音声データを記録する第1の動作モードを設定する第1の設定手段、
    音声を再現するための音声データを記録しない第2の動作モードを設定する第2の設定手段、
    前記第1の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式により前記光源の輝度を調整することを禁止させる第1の調光制御手段、
    前記第2の動作モードが設定されているとき、前記調光手段に、前記PWM調光方式または前記電圧調光方式の少なくとも一方の調光方式により前記光源の輝度を調整させる第2の調光制御手段、
    として機能させるプログラム。
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