JP5047465B2 - 携帯機器用デジタルカメラ - Google Patents

携帯機器用デジタルカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP5047465B2
JP5047465B2 JP2005049906A JP2005049906A JP5047465B2 JP 5047465 B2 JP5047465 B2 JP 5047465B2 JP 2005049906 A JP2005049906 A JP 2005049906A JP 2005049906 A JP2005049906 A JP 2005049906A JP 5047465 B2 JP5047465 B2 JP 5047465B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
imaging
diaphragm
digital camera
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005049906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005275392A (ja
Inventor
公明 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Imaging Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Imaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Imaging Co Ltd filed Critical Ricoh Imaging Co Ltd
Priority to JP2005049906A priority Critical patent/JP5047465B2/ja
Publication of JP2005275392A publication Critical patent/JP2005275392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5047465B2 publication Critical patent/JP5047465B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、携帯電話、携帯情報端末などの携帯機器に適したデジタルカメラに関する。
デジタルカメラを搭載した、携帯電話、携帯情報端末などの携帯機器が種々開発されている。この種の携帯機器に搭載されたデジタルカメラの高機能化が進み、補助照明として高輝度LEDを備えた携帯情報端末機が提案されている(特許文献1)。さらに近年は、携帯機器に搭載されるデジタルカメラについて、露出制御範囲を拡げるための絞り装置の搭載や、高画質に対応するための機械シャッタの搭載が望まれている。
特開2003-259182号公報
しかし、高輝度LEDを点灯させた状態で撮像する場合、高輝度LED点灯用の電流と絞り駆動用の電流が同時に流れてピーク電流が大きくなる。ピーク電流が大きくなると、他の電子部品に供給している電圧が降下したり、バッテリを痛めるおそれがある。一方、高出力、大容量のバッテリは重量、嵩が大きくなるので、小型軽量化が望まれる携帯機器に搭載するのは望ましくなかった。
かかる従来の携帯機器用デジタルカメラの問題に鑑みてなされた本願発明は、補助照明手段および絞り/シャッタ等の光量制御手段を作動させて撮像する際のピーク電流を抑制できる携帯機器用デジタルカメラを提供することを目的とする。さらに本発明の別の目的は、補助照明手段および電気的に動作する絞りまたはシャッタ装置を作動させて撮像する際のピーク電流を抑制しつつ、適正露出が得られる携帯機器用デジタルカメラを提供することにある。
かかる目的を達成する本発明は、撮像手段、電気的に駆動される絞り兼用シャッタおよび連続的に点灯する補助照明手段を有する携帯機器用デジタルカメラであって、前記撮像手段、絞り兼用シャッタおよび補助照明手段を駆動制御するとともに、前記撮像手段で撮像した画像信号に基づいて適正露出時間を求める制御手段を備え、該制御手段は、静止画像を得る撮像に際して前記補助照明手段を点灯させるとき、撮像前に前記補助照明手段を低発光強度で点灯させて適正露出時間を求め、撮像開始時に前記補助照明手段を高発光強度で点灯させて、前記適正露出時間より短い点灯時間が経過したときに前記補助照明手段を消灯させ、その後前記適正露出時間が経過したときに前記絞り兼用シャッタを全閉駆動させることに特徴を有する。
前記高発光強度で点灯させる点灯時間と適正露出時間の比は低発光強度と前記高発光強度の比にほぼ等しく設定することが好ましい。
前記制御手段は、前記絞り兼用シャッタの全閉駆動開始時を、該絞り兼用シャッタの駆動制御を開始してから該絞り兼用シャッタが略半分閉じたときに前記適正露出時間が経過するように設定する。
本発明に係る携帯機器用デジタルカメラは、半押しされたときに前記補助照明手段を低発光強度で点灯させて適正露出時間を求め、全押しされたときに前記撮像を開始させるレリーズボタンを備えることが実際的である。
請求項5に係る本発明は、撮像手段、電気的に駆動される絞り兼用シャッタおよび連続的に点灯する補助照明手段を有する携帯機器用デジタルカメラであって、前記撮像手段、絞り兼用シャッタおよび補助照明手段を駆動制御するとともに、前記撮像手段で撮像した画像信号に基づいて適正露出時間を求める制御手段を備え、該制御手段は、該制御手段は、静止画像を得る撮像に際して前記補助照明手段を点灯させるとき、前記補助照明手段を点灯させて、前記適正露出時間経過時に前記絞り兼用シャッタが略半分閉じるように絞り兼用シャッタの閉駆動制御を開始する閉開始時間を求め、撮像を開始してから前記閉開始時間が経過したときに、前記補助照明手段を消灯させて前記絞り兼用シャッタの全閉駆動制御を開始すること、に特徴を有する。
前記制御手段は、補助照明手段を点灯させ、静止画像を得る撮像を開始してから適正露出時間を求めることが好ましい。
前記絞り兼用シャッタは、全開状態から全閉状態の間において、非通電時にはその開閉状態で保持され、通電されたときに開方向または閉方向に動作する機構とすることが実際的である。
本発明によれば、補助照明装置および電気的に作動させる絞り/シャッタを備えていながら、これらを駆動するために必要な電流のピークが小さい。
請求項7、8記載発明によれば、露出開始前に求めた適正露出量とほぼ同一の適正露出量が得られる。
本発明について、図示実施形態を参照して説明する。図1は、本発明を適用した、携帯電話、携帯情報端末等の携帯機器用デジタルカメラの、デジタルカメラ関係の構成を示すブロック図である。なお、携帯機器の機能に関する回路は省略した。
撮像レンズ11は、光量制御手段としての絞り兼用シャッタ13を備え、撮像レンズ11、絞り兼用シャッタ13を透過した被写体光束は、撮像手段としてのCCD撮像素子15上に被写体像を形成する。絞り兼用シャッタ13は絞り兼用シャッタ駆動回路17により、CCD撮像素子15はCCD駆動回路19により駆動される。絞り兼用シャッタ13は、全開状態から全閉状態の間において、非通電時はその状態に保持され、通電されたときに開方向または閉方向に動作する機構である。
これら絞り兼用シャッタ駆動回路17およびCCD駆動回路19は、システム制御回路21により駆動制御される。また、システム制御回路21は、このデジタルカメラ全体の動作を統括的に制御する。
CCD撮像素子15は、各画素毎に、受光した被写体光を光電変換して電荷として蓄積(積分)し、蓄積した電荷を電気的なアナログ画像信号に変換して、AFE(Analog Front End)23に出力する。
CCD撮像素子15は、CCD駆動回路19から出力される垂直駆動信号、水平駆動信号、掃き出し信号等によって駆動される。垂直/水平駆動信号は、CCD撮像素子15の各画素信号を順次シフトさせる信号である。掃き出し信号は、各画素が蓄積した電荷を基板に掃き出させる信号である。掃き出し信号が出力されている間は電荷蓄積(積分)はされず、掃き出し信号が停止してから電荷が蓄積される。掃き出し信号が停止してから次の垂直同期信号出力までの時間が電子シャッタ時間(露出時間)となり、垂直同期信号が、システム制御回路21から出力される。垂直同期信号の直前で絞り兼用シャッタ13が閉じた後、CCD撮像素子15の受光素子が蓄積した電荷は、2フィールドかけて、電気的なアナログ画像信号として出力される。
アナログ画像信号は、AFE23においてデジタル信号に変換され、信号処理回路25により所定フォーマットの画像信号に変換されて、LCDモニタ27により映像化され、内蔵メモリ29に書き込まれる。
この携帯機器用デジタルカメラは、撮像時の補助照明となる、閃光発光しない、つまり連続的に発光する高輝度LED31を備えている。この高輝度LED31は、低輝度時など一定の条件下での撮像において、システム制御回路21によりLED駆動回路33を介して点灯制御される。撮像処理を開始させるレリーズボタン35を備えていて、このレリーズボタン35が操作されたときに、システム制御回路21により撮像に関する処理が実行される。
なお、システム制御回路21は、図示しないが、携帯機器のモードスイッチ等の操作スイッチ群の操作を受けて、デジタルカメラモード、高輝度LED31点灯モード、ムービーモードなどのカメラ機能を選択する。デジタルカメラモードでは通常、CCD撮像素子15がビデオカメラと同等に駆動され、所定周期で撮像された映像がLCDモニタ27に表示される。
次に、デジタルカメラの基本的な撮影動作について、図2、図3に示したタイミングチャートを参照して説明する。このタイミングチャートは、従来の一般的な撮像動作をした場合を示している。図2は、高輝度LED31を使用する場合の一般的な撮像タイミングチャートである。
レリーズボタン35が半押しされると、電源37から撮像回路(CCD駆動回路19、AFE23、および信号処理回路25を含む)に駆動電流が供給され、撮像処理が開始される。なおレリーズボタン35の半押しは、半押し、全押しが可能なレリーズボタンを有さない携帯機器においては、他の操作ボタンによってデジタルカメラモードが選択された場合と同等である。この状態では、撮像回路に電流I1が供給される。そうして、最初の垂直同期信号に同期して、高輝度LED31が点灯される。高輝度LED31を点灯させるのに必要な電源電流はI2である。
レリーズボタン35が半押しされている間、CCD駆動回路19から撮像素子駆動信号が出力され、CCD撮像素子15は、最初の垂直同期信号出力時から積分、電荷読み出し処理を繰り返し、アナログ画像信号を定期的に出力する。出力されたアナログ画像信号は、AFE23、信号処理回路25で処理され、LCDモニタ27で映像化される。また、信号処理回路25及びシステム制御回路21において、出力されたアナログ画像信号から適正露出時間が求められ、システム制御回路21は、適正露出時間が得られるように、CCD駆動回路19に対し、シリアル通信によって露出時間を設定する。なお、この実施形態のおいて露出時間とは、絞り兼用シャッタ13が開いた状態でCCD撮像素子15が積分している時間をいう。
レリーズボタン35が全押しされると、その後最初に出力される垂直同期信号に同期して出力される掃き出し信号が停止したときから次の垂直同期信号が出力されるまでの露出(電子シャッタ)時間に電荷が蓄積され、さらに次の垂直同期信号に同期して蓄積された電荷が読み出され、内蔵メモリ29に書き込まれると共に、LCDモニタ27に表示される。
この絞り兼用シャッタ13を作動させない撮像処理では、撮像回路駆動用の電源電流I1および高輝度LED31点灯用の電源電流I2が必要なので、ピーク電流ImaxはI1 + I2 となる。
次に、高輝度LED31および絞り兼用シャッタ13を使用する場合の従来一般の撮像動作について、図3に示したタイミングチャートを参照して説明する。
レリーズボタン35が半押しされると、電源37から撮像回路(CCD撮像素子15、CCD駆動回路19、AFE23、信号処理回路25を含む)に駆動電流が供給され、撮像処理が開始される。この状態では、撮像回路に電源電流I1が供給され、撮像回路が動作する。そうして、最初の垂直同期信号に同期して、高輝度LED31が点灯される。高輝度LED31を点灯させるのに必要な電源電流はI2である。
レリーズボタン35が半押しされている間、CCD駆動回路19から撮像素子駆動信号が出力され、CCD撮像素子15は、最初の垂直同期信号出力時から積分、電荷読み出し処理を繰り返し、アナログ画像信号を定期的に出力する。出力されたアナログ画像信号は、AFE23、信号処理回路25で処理され、LCDモニタ27で映像化される。
レリーズボタン35が全押しされると、その後最初に出力される垂直同期信号からシャッタ時間(露出時間)が計時され、絞り兼用シャッタ13が半閉じしたときにシャッタ時間が経過するように絞り兼用シャッタ13が閉駆動される。そうして、絞り兼用シャッタ13が全閉した後に出力される最初の垂直同期信号に同期して電荷が読み出され、アナログ画像信号として出力される。
高輝度LED31を点灯させかつ絞り兼用シャッタ13を作動させる撮像処理では、レリーズボタン35の半押しで撮像回路駆動用の電源電流I1および高輝度LED31用の電源電流I2が流れ、さらに絞り兼用シャッタ13を駆動するための電源電流I3が流れるので、ピーク電流Imaxは、I1 + I2 + I3 となり、非常に大きくなる。
本発明の実施形態は、このピーク電流Imaxを抑えて高輝度LED31および絞り兼用シャッタ13を作動させることに特徴を有する。
本発明の実施形態の撮像動作に関する実施例1について、図4に示したタイミングチャートおよび図5に示したフローチャートを参照して説明する。この処理は、システム制御回路21によって実施される。
レリーズボタン35が半押しされるのを待つ(S11)。レリーズボタン35が半押しされたら、撮像回路をONし(S11;Y、S12)、その後最初に出力される垂直同期信号に同期して高輝度LED31を点灯させる(S13)。以上の処理により、CCD駆動回路19によりCCD撮像素子15が駆動され、AFE23、信号処理回路25、LCDモニタ27が作動して、CCD撮像素子15が撮像した画像がLCDモニタ27に表示される。
CCD撮像素子15から得られた画素信号より信号処理回路25によって1フィールド毎に算出される輝度情報を用い、CCD駆動回路19に対して、数フィールドかけて補正しながら適正露出となる露出時間T0を設定する(S14)。
垂直同期信号に同期して、高輝度LED31を消灯させ(S15)、絞り兼用シャッタ駆動回路17を介して絞り兼用シャッタ13を、開放絞りから設定した絞りまで絞り込み(S16)、絞り込みが完了したら、再び高輝度LED31を点灯させる(S17)。この例は、被写体輝度が大きい場合であり、絞り兼用シャッタ13を絞り込むことにより、被写界深度を深くすることができる。
高輝度LED31を点灯し、絞り兼用シャッタ13を設定絞りまで絞り込んだ状態でS14と同様にして適正露出となる露出時間T1を演算して設定し(S18)、レリーズボタン35が全押しされるのを待つ(S19)。レリーズボタン35が全押しされるのを待つ間も、露出時間T1の設定で得られた画像信号をLCDモニタ27に表示する処理を繰り返す。この間、定期的に輝度情報を検出し、露出時間を逐次変更してもよい。
レリーズボタン35が全押しされると(S19;Y)、その後最初に出力される垂直同期信号に同期して、垂直同期信号から露出時間T1が経過するのを待つ露出処理を実行する。露出時間T1が経過したら高輝度LED31を消灯させ(S20)、その後絞り兼用シャッタ13を全閉させる(S21)。
全閉後の最初の垂直同期信号に同期して、CCD撮像素子15の積分が終了し、その後画素信号を2フィールド分の期間内に読み出す(S22)。読み出した画素信号は、AFE23、信号処理回路25により処理され、所定フォーマットのデジタル画像データとして内蔵メモリ29に書き込まれる。
読み出しが終了してから絞り兼用シャッタ13を全開させ(S23)、撮像回路系の電源をオフして撮像処理を終了する(END)。
この実施例1における電源電流の増減は、次のようになる。
レリーズボタン35がオンしてから最初の垂直同期信号出力までは電源電流I1が供給される。
高輝度LED31を点灯してからは電源電流(I1 + I2)が供給される。
絞り兼用シャッタ13を絞り込み駆動するときは高輝度LED31を消灯して絞り兼用シャッタ13を駆動するので電源電流(I1 + I3)が供給される。
絞り兼用シャッタ13を所定絞りまで絞り込んだ後に再度高輝度LED31を点灯するので電源電流(I1 + I2)が供給される。
露出終了の際に高輝度LED31を消灯させてから絞り兼用シャッタ13を閉じるので、閉じる間は電源電流(I1 + I3)が供給される。
その後読み出しの間は電源電流I1が供給され、読み出し終了後絞り兼用シャッタ13を開放駆動する間電源電流(I1 + I3)が供給され、絞り兼用シャッタ13を開放した後は電源電流I1が供給される。
このように実施例1によれば、高輝度LED31および絞り兼用シャッタ13を同時に駆動することがないので、ピーク電流は、(I1 + I3)に、または高輝度LED31の電源電流I2の方が絞り兼用シャッタ13の電源電流I3よりも大なるときは(I1 + I2)に抑えられる。
実施例1では、露出時間T1経過時に高輝度LED31を消灯するが、その後絞り兼用シャッタ13が完全に閉じるまで露出を継続しているので、やや露出オーバーになる。適正露出で撮像できると共に、消費電力を削減できる本発明の実施例2について、図6に示したタイミングチャートおよび図7に示したフローチャートを参照して説明する。
レリーズボタン35が半押しされるのを待つ(S31)。レリーズボタン35が半押しされたら、撮像回路をONし(S31;Y、S32)、その後最初に出力される垂直同期信号に同期して高輝度LED31を低発光強度L1で点灯させる(S33)。つまり、低発光強度L1で高輝度LED31を点灯させた状態でCCD駆動回路19を介してCCD撮像素子15を動作させ、さらにAFE23、信号処理回路25、LCDモニタ27を動作させて、CCD撮像素子15が撮像した画像をLCDモニタ27に表示する。
CCD撮像素子15から得られる画像信号より信号処理回路25によって1フィールド毎に算出される輝度情報を用い、CCD駆動回路19に対して、数フィールドかけて補正しながら適正露出となる絞りおよび露出時間T1を演算し、設定する(S34)。
その露出時間T1による撮像処理を繰り返しながら、レリーズボタン35が全押しされるのを待つ(S35)。
レリーズボタン35が全押しされると、その後最初の垂直同期信号に同期して、時間T5だけ電荷掃き出し信号を出力させる(S35;Y、S36)。ここで時間T5は、下記式により求められる。
T5 = T6 − T1 − (T4 / 2)
T4:メカシャッタ動作時間(絞り兼用シャッタ13が閉動作を開始してから全閉するまでに要する時間)
T6:1フィールド時間(垂直同期信号の間隔)
時間T5が経過すると、高輝度LED31を高発光強度L2で時間T2だけ点灯させてから消灯させる(S37)。ここで時間T2は、下記式によって求められる。
T2 = T1 − T3 − (T4 / 2)
L2 = L1×(T1 / T2)
T3:メカ遅れ時間(絞り兼用シャッタ13を起動してから実際に絞り兼用シャッタ13が閉動作開始するまでの遅延時間)
また、低発光強度L1で点灯させるときの電源電流はI2、高発光強度L2で点灯させるときの電源電流はI4であり、I2<I4である。つまり、高発光強度L2による点灯の方が低発光強度L1による点灯よりも明るい。
時間T2経過後、絞り兼用シャッタ13を全閉させる(S38)。絞り兼用シャッタ13は、時間T2経過時に絞り兼用シャッタ駆動回路17を介して全閉するように通電が開始されるが、メカ遅れ時間T3後に実際の閉動作を開始し、メカシャッタ動作時間T4経過後に全閉する。
メカシャッタ動作時間T4経過後、最初に出力される垂直同期信号に同期して、2フィールドかけてCCD撮像素子15から画素信号を静止画として読み出し、内蔵メモリ29に書き込む(S39)。その後、絞り兼用シャッタ13を全開駆動し、撮像回路をオフして撮像処理を終了する(S40、S41、END)。
実施例2における電源電流の増減は、次のようになる。
レリーズボタン35がオンしてから最初の垂直同期信号出力までは電源電流I1が供給される。
その後最初の垂直同期信号に同期して高輝度LED31を低発光強度L1で点灯させるので電源電流(I1 + I2)が供給される。
レリーズボタン35が全押しされると、その後最初の同期信号に同期させて高輝度LED31を低発光強度L1よりも明るい高発光強度L2で点灯させるので、電源電流(I1 + I4)が供給される。
その後、最初の垂直同期信号から時間T5 + T2経過時に高輝度LED31を消灯させるとともに、絞り兼用シャッタ13を閉動作させるので、電源電流(I1 + I3)が供給される。
絞り兼用シャッタ13が全閉したら絞り兼用シャッタ13への電源電流が遮断されるので、電源電流I1が供給される。
その後読み出しの間は電源電流I1が供給され、読み出し終了後絞り兼用シャッタ13を開放駆動する間は電源電流(I1 + I3)が供給され、その後は電源電流I1が供給される。
このように実施例2では、絞り兼用シャッタ13と高輝度LED31を同時に駆動することがないので、ピーク電流は、(I1 + I3)または高輝度LED31が消費する電源電流I4の方が絞り兼用シャッタ13が消費する電源電流I3よりも大なるときは(I1 + I4)に抑えられる。
さらに、露出時間の全てに亘って低発光強度L1で点灯していることを条件に設定した露出時間T1で適正露出となるように、露出中は高輝度LED31を低発光強度L1よりも明るい発光強度L2で点灯させるので、高輝度LED31を適正露出時間経過前に消灯させても、適正露出による撮像が可能になる。

また、本実施形態では1個の高輝度LED31を示したが、複数個の高輝度LEDを設け、高発光強度L2のときは全高輝度LEDを点灯させ、低発光強度L1のときは半分または一部の高輝度LEDを点灯させまたは点灯させない構成にできる。
ピーク電流を抑えつつ適正露出が得られる本発明の実施例3について、図8に示したタイミングチャートおよび図9に示したフローチャートを参照して説明する。
レリーズボタン35が半押しされるのを待つ(S51)。レリーズボタン35が半押しされたら、撮像回路をONし(S51;Y、S52)、その後最初に出力される垂直同期信号に同期して高輝度LED31を点灯させる(S53)。以上の処理により、CCD駆動回路19を介してCCD撮像素子15が作動し、AFE23、信号処理回路25、LCDモニタ27が作動して、CCD撮像素子15が撮像した画像がLCDモニタ27に表示される。
S34と同様にして、適正露出となる絞りおよび露出時間T1を演算して設定し(S54)、S35と同様にして、レリーズボタン35が全押しされるのを待つ(S55)。
レリーズボタン35が全押しされると(S55;Y)、その後最初に出力される垂直同期信号に同期して、垂直同期信号検出時からシャッタ時間T7が経過するのを待ち、シャッタ時間T7が経過したら高輝度LED31を消灯させる(S56)。ここでシャッタ時間T7は、下記式により演算される。
T2 = T1 − T3 − (T4 / 2)
T7 = (T1 + T2) / 2
なお、露出時間T1は、高輝度LED31を露出中全期間点灯していた状態で、露出時間T1経過時に絞り兼用シャッタ13が半絞りになれば適正露出となる時間である。したがって、シャッタ時間T7経過時に高輝度LED31を消灯および絞り兼用シャッタ13に全閉通電を開始すると、メカ遅れ時間T3後に絞り兼用シャッタ13が閉動作を開始したときに露出時間T1が経過するので、ほぼ適正露出となる。しかし、露出時間T1経過時に高輝度LED31を消灯し絞り兼用シャッタ13に全閉通電を開始すると、メカ遅れ時間T3分露出時間が長くなるので、露出オーバーとなる。また、露出時間T1より、メカ遅れ時間T3+メカシャッタ動作時間T4だけ早く高輝度LED31を消灯し、絞り兼用シャッタ13に全閉通電を開始すると、半閉したときに露出時間T1が経過するので、露出アンダーとなる。
シャッタ時間T7が経過したら絞り兼用シャッタ13を全閉させ(S57)、全閉後に出力される垂直同期信号から2フィールド期間かけてCCD撮像素子15から画素信号を読み出す(S58)。なお、読み出した画素信号は、AFE23、信号処理回路25により処理され、内蔵メモリ29に書き込まれると共に、所定時間、LCDモニタ27に画像として表示される。
その後、絞り兼用シャッタ13を全開させ、撮像回路をオフしてデジカメモードを終了する(S59、S60、END)。
この実施例3における電源電流の増減は、次のようになる。
レリーズボタン35がオンしてから最初の垂直同期信号出力までは電源電流I1が供給される。
高輝度LED31を点灯してからは電源電流(I1 + I2)が供給される。
露出終了の際に絞り兼用シャッタ13を全閉駆動するときは高輝度LED31を消灯してから絞り兼用シャッタ13を駆動するので電源電流(I1 + I3)が供給される。
その後読み出しの間は電源電流I1が供給され、読み出し終了後絞り兼用シャッタ13を開放駆動する間は電源電流(I1 + I3)が供給され、その後電源電流I1が供給される。
このように実施例3によれば、高輝度LED31および絞り兼用シャッタ13を同時に駆動しないので、ピーク電流は、(I1 + I3)または高輝度LED31の電源電流I2の方が絞り兼用シャッタ13の電源電流I3よりも大なるときは(I1 + I2)に抑えられる。
しかも実施例3によれば、高輝度LED31を消灯させて絞り兼用シャッタ13を起動するシャッタ時間T7を露出オーバーとなる時間T1と露出アンダーとなる時間T2との中間に設定したので、ほぼ適正な露出で撮像ができる。
以上本発明を適用したデジタルカメラでは、撮像素子としてCCD撮像素子15を搭載したが、CMOS撮像素子を搭載してもよい。また光量制御手段として絞り兼用シャッタ13を使用したが、絞りとシャッタをそれぞれ独立に設けてもよい。さらに、NDフィルターを移動または回転等する光量制御装置を適用してもよい。
本発明を適用した携帯機器用デジタルカメラの、デジタルカメラ関係の構成を示すブロック図である。 携帯機器用デジタルカメラにおいて、補助照明として高輝度LEDを点灯させた場合の一般的な撮像タイミングチャートを示す図である。 携帯機器用デジタルカメラにおいて、補助照明として高輝度LEDを点灯させ、絞り装置を作動させた場合の一般的な撮像タイミングチャートを示す図である。 本発明を適用した携帯機器用デジタルカメラの実施形態の実施例1の撮像タイミングチャートを示す図である。 同実施例1の撮像動作をフローチャートで示す図である。 本発明を適用した携帯機器用デジタルカメラの実施形態の実施例2の撮像タイミングチャートを示す図である。 同実施例2の撮像動作をフローチャートで示す図である。 本発明を適用した携帯機器用デジタルカメラの実施形態の実施例3の撮像タイミングチャートを示す図である。 同実施例3の撮像動作をフローチャートで示す図である。
符号の説明
11 撮像レンズ
13 絞り兼用シャッタ
15 CCD撮像素子
17 絞り兼用シャッタ駆動回路
19 CCD駆動回路
21 システム制御回路
23 AFE(Analog Front End)
25 信号処理回路
27 LCDモニタ
29 内蔵メモリ
31 高輝度LED
33 LED駆動回路
35 レリーズボタン
37 電源

Claims (7)

  1. 撮像手段、電気的に駆動される絞り兼用シャッタおよび連続的に点灯する補助照明手段を有する携帯機器用デジタルカメラであって、
    前記撮像手段、絞り兼用シャッタおよび補助照明手段を駆動制御するとともに、前記撮像手段で撮像した画像信号に基づいて適正露出時間を求める制御手段を備え、
    該制御手段は、静止画像を得る撮像に際して前記補助照明手段を点灯させるとき、撮像前に前記補助照明手段を低発光強度で点灯させて適正露出時間を求め、撮像開始時に前記補助照明手段を高発光強度で点灯させて、前記適正露出時間より短い点灯時間が経過したときに前記補助照明手段を消灯させ、その後前記適正露出時間が経過したときに前記絞り兼用シャッタを全閉駆動させること、
    を特徴とする携帯機器用デジタルカメラ。
  2. 前記高発光強度で点灯させる点灯時間と適正露出時間の比は低発光強度と前記高発光強度の比にほぼ等しい請求項1記載の携帯機器用デジタルカメラ。
  3. 前記制御手段は、前記絞り兼用シャッタの全閉駆動開始時を、該絞り兼用シャッタの駆動制御を開始してから該絞り兼用シャッタが略半分閉じたときに前記適正露出時間が経過するように設定する請求項1または2記載の携帯機器用デジタルカメラ。
  4. 携帯機器用デジタルカメラは、半押しされたときに前記補助照明手段を低発光強度で点灯させて適正露出時間を求め、全押しされたときに前記撮像を開始させるレリーズボタンを備えている請求項1ないし3のいずれか1記載の携帯機器用デジタルカメラ。
  5. 撮像手段、電気的に駆動される絞り兼用シャッタおよび連続的に点灯する補助照明手段を有する携帯機器用デジタルカメラであって、
    前記撮像手段、絞り兼用シャッタおよび補助照明手段を駆動制御するとともに、前記撮像手段で撮像した画像信号に基づいて適正露出時間を求める制御手段を備え、
    該制御手段は、静止画像を得る撮像に際して前記補助照明手段を点灯させるとき、前記補助照明手段を点灯させて、前記適正露出時間経過時に前記絞り兼用シャッタが略半分閉じるように絞り兼用シャッタの閉駆動制御を開始する閉開始時間を求め、撮像を開始してから前記閉開始時間が経過したときに、前記補助照明手段を消灯させて前記絞り兼用シャッタの全閉駆動制御を開始すること、を特徴とする携帯機器用デジタルカメラ。
  6. 前記制御手段は、補助照明手段を点灯させて静止画像を得る撮像を開始してから適正露出時間を求める請求項5記載の携帯機器用デジタルカメラ。
  7. 前記絞り兼用シャッタは、全開状態から全閉状態の間において、非通電時にはその開閉状態で保持され、通電されたときに開方向または閉方向に動作する機構である請求項1ないし6のいずれか1項記載の携帯機器用デジタルカメラ。
JP2005049906A 2004-02-26 2005-02-25 携帯機器用デジタルカメラ Active JP5047465B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005049906A JP5047465B2 (ja) 2004-02-26 2005-02-25 携帯機器用デジタルカメラ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004051471 2004-02-26
JP2004051471 2004-02-26
JP2005049906A JP5047465B2 (ja) 2004-02-26 2005-02-25 携帯機器用デジタルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005275392A JP2005275392A (ja) 2005-10-06
JP5047465B2 true JP5047465B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=35175068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005049906A Active JP5047465B2 (ja) 2004-02-26 2005-02-25 携帯機器用デジタルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5047465B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5202391B2 (ja) * 2009-03-03 2013-06-05 富士フイルム株式会社 撮像装置および方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2668144B2 (ja) * 1990-02-02 1997-10-27 シャープ株式会社 撮像装置
JP2001320626A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Fuji Photo Film Co Ltd 電子カメラ
JP3863403B2 (ja) * 2001-10-18 2006-12-27 セイコープレシジョン株式会社 送信装置および送信方法
JP4175502B2 (ja) * 2003-03-14 2008-11-05 スカラ株式会社 拡大撮像用ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005275392A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4115467B2 (ja) 撮影装置
EP1576805B1 (en) Illumination apparatus and illumination method for an imaging apparatus
JP4615458B2 (ja) 露出制御方法及び撮像装置
JP4168617B2 (ja) 撮像装置用閃光装置、閃光装置付撮像装置及び撮像方法
CN101116326B (zh) Led闪光控制
JP2008151975A (ja) 撮影装置及びそのプログラム
JP2005346027A (ja) カメラフラッシュ用led制御装置
KR101124243B1 (ko) 휴대기기용 디지털 카메라
JP4822004B2 (ja) 撮影装置及びそのプログラム
JP2007104108A (ja) 撮像装置、発光輝度制御方法及び発光輝度制御プログラム
JP3797136B2 (ja) 閃光装置の設定方法
JP5047465B2 (ja) 携帯機器用デジタルカメラ
JP2006119264A (ja) 撮影装置
KR20090059043A (ko) 촬상장치 및 촬상방법
JP4374863B2 (ja) 撮像装置
JP4869801B2 (ja) 撮影装置
JP3988511B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP3753520B2 (ja) 撮像装置
JP2007047544A (ja) ストロボ装置
JPH11298793A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2010107900A (ja) 撮像装置、複眼撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP2007235203A (ja) 撮影装置
JP4389673B2 (ja) 撮影装置
JP2007300649A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2006162988A (ja) 撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070621

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080111

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110906

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5047465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250