JP4869801B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体像を受ける撮像素子を備えて画像データを生成する撮影装置に関する。
従来より、撮影装置の一つであるカメラにおいて、被写体にフラッシュ光を照射して撮影するにあたり、そのフラッシュ光の発光光量を制御して適正な露光量を得る技術が提案されている。例えば、フラッシュ光の発光中に機械式シャッタの開動作や閉動作のタイミングを制御することにより、適正な露光量を得る技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、撮像素子(CCD)を備えたカメラにおいて、フラッシュ光を発光してから所定のタイミングで電荷掃き捨て用パルス(電子シャッタパルス)の出力を停止して露光を開始し、発光終了後に電荷読出しパルスを印加して信号電荷を転送路に読み出す技術が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、撮影時の発光に先立つプレ発光による測光を行なった結果、撮影時に最小の発光光量で発光させた場合であっても露出オーバになると判定された場合には、シャッタの絞りの開口径を絞るか、もしくはCCDからの画像信号のゲインを下げる技術が提案されている(特許文献3参照)。
また、プレ発光時の測光データが所定値よりも大きい場合は絞りを絞って再度プレ発光を行なわせ、このプレ発光時に得られた測光データに基づいて本発光光量を制御する技術が提案されている(特許文献4参照)。
特開平10−31242号公報 特開2004−56257号公報 特開2002−300470号公報 特開2001−21961号公報
しかし、上述した特許文献1および特許文献2に提案された技術では、いずれもフラッシュ光自体の発光光量は一定であることが前提となっている。このため、本来必要な発光光量の大小にかかわらず、常に一定の消費電力が必要になるという問題がある。
また、特許文献3に提案された技術では、フラッシュ光の発光により高輝度域の画素が白く飛んでしまうという白飛びの発生を抑えることはできるものの、最小の発光光量で発光するにあたり、絞りやゲイン(感度)を下げる必要がある。このため、フラッシュ光が届く被写体は適正な明るさで撮影することができるものの、背景は暗く写ってしまうという問題がある。
さらに、特許文献4に提案された技術では、プレ発光時の測光データが所定値よりも大きい場合は、絞りを絞って再度プレ発光が行なわれる。このため、プレ発光が2回行なわれることとなり、フラッシュ撮影にあたり、時間が長く且つ消費電力も増大するという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、消費電力を小さく抑えることができるとともに、適正な露光量で撮影を行なうことができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、被写体像を受ける撮像素子を備えて画像データを生成する撮影装置において、
被写体に向けてフラッシュ光を発光するフラッシュ発光部と、
上記フラッシュ発光部からの発光光量を、発光開始からの発光持続時間を制御することで調整する発光制御部と、
上記撮像素子の電子的なシャッタ時間を制御することで、その撮像素子に照射される被写体光のうちの光電変換に利用される照射時間を調整する電子シャッタ制御部と、
上記発光制御部に、上記フラッシュ発光部からの発光光量を制御させることにより受光光量を調節させる第1の露光制御方式と、上記電子シャッタ制御部に、上記フラッシュ発光部からのフラッシュ光の発光タイミングに対する上記撮像素子の電子的なシャッタ開のタイミングを制御させることにより受光光量を調節させる第2の露光制御方式とを有する露光制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の撮影装置が有する第1の露光制御方式は、発光開始からの発光持続時間を制御することで発光光量を調整して、受光光量を調節するものである。このため、露光時間内にフラッシュ光の発光を行なうとともに、発光時間を変化させて発光量を制御して、受光光量を調節することができる。従って、常に一定の発光光量で発光する撮影装置と比べ、フラッシュ光の発光強度を小さく抑えることができ、フラッシュ撮影における消費電力が少なくて済む。
また、本発明の撮影装置が有する第2の露光制御方式は、撮像素子の電子的なシャッタ時間を制御することで、その撮像素子に照射される被写体光のうちの光電変換に利用される照射時間を調整して、フラッシュ光の発光タイミングに対する上記撮像素子の電子的なシャッタ開のタイミングを制御させることにより受光光量を調節するものである。このため、フラッシュ光を発光してから所定のタイミングで露光を開始し、発光終了後に露光を停止して、受光光量を調節することができる。従って、本発明の撮影装置で発光することができる最小発光光量未満の微少な発光光量に対応する受光光量を撮像素子で受光することができ、例えば被写体距離が近い場合や高感度でのフラッシュ撮影であっても、適正な露光量を得ることができ、その結果、白飛び等の発生を抑えることができるとともに背景を明るく写すことができる。
ここで、上記露光制御部は、上記第1の露光制御方式を採用して上記フラッシュ発光部から所定の最小発光持続時間だけフラッシュ光を発光させたときに受光光量が適正な受光光量を下回る場合、および上回る場合に、それぞれ、上記第1の露光制御方式、および上記第2の露光制御方式を採用するものであることが好ましい。
仮にフラッシュ光を発光させたとした場合であって、受光光量が適正な受光光量を下回る場合は、第1の露光制御方式を採用して、撮像素子の受光光量が適正な受光光量になるように、発光持続時間を制御して受光光量を調節することにより、露出不足が生じないようにすることができる。一方、仮にフラッシュ光を発光させたとした場合であって、受光光量が適正な受光光量を上回る場合は、第2の露光制御方式を採用して、撮像素子の受光光量を小さく抑えることにより、白飛び等の発生を抑えることができる。
また、上記発光制御部は、上記フラッシュ発光部に、撮影時の発光に先立つプレ発光を行なわせるものであり、
上記露光制御部は、プレ発光時に、そのプレ発光時のISO感度に応じて、所定のISO感度以下のISO感度の場合に上記第1の露光制御方式を採用し、所定のISO感度を超えるISO感度の場合に上記第2の露光制御方式を採用するものであることも好ましい態様である。
撮影時の発光に先立って行なわれるプレ発光によって得られる撮像素子の受光光量に対応する電荷の積算値は、ISO感度が高いほど大きく、その積算値は上限値に固定されてしまう恐れがある。そこで、プレ発光にあたり、ISO感度が低い場合は第1の露光制御方式を採用し、ISO感度が高い場合は第2の露光制御方式を採用すると、撮影時の発光光量を正しく導出することができる。
さらに、上記発光制御部は、上記フラッシュ発光部に、撮影時の発光に先立つプレ発光を行なわせるものであり、
上記露光制御部は、プレ発光時に、そのプレ発光時の被写体距離に応じて、所定の被写体距離を越える被写体距離の場合に上記第1の露光制御方式を採用し、所定の被写体距離以下の被写体距離の場合に上記第2の露光制御方式を採用するものであることも好ましい。
撮影時の発光に先立って行なわれるプレ発光によって得られる撮像素子の受光光量に対応する電荷の積算値は、被写体距離が近いほど大きく、上限値に固定されてしまう場合がある。そこで、プレ発光にあたり、被写体距離が遠い場合は第1の露光制御方式を採用し、被写体距離が近い場合は第2の露光制御方式を採用すると、撮影時の発光光量を正しく導出することができる。
さらに、上記発光制御部は、上記フラッシュ発光部に、撮影時の発光に先立つプレ発光を行なわせるものであり、
上記露光制御部は、プレ発光時に、そのプレ発光時の被写体の明るさに応じて、所定の被写体の明るさ以下の被写体の明るさの場合に上記第1の露光制御方式を採用し、所定の被写体の明るさを超える被写体の明るさの場合に上記第2の露光制御方式を採用するものであることも好ましい。
撮影時の発光に先立って行なわれるプレ発光によって得られる撮像素子の受光光量に対応する電荷の積算値は、外光が明るいほど大きく、上限値に固定されてしまう場合がある。そこで、プレ発光にあたり、外光が暗い場合は第1の露光制御方式を採用し、被写体距離が明るい場合は第2の露光制御方式を採用すると、撮影時の発光光量を正しく導出することができる。
本発明の撮影装置によれば、消費電力を小さく抑えることができるとともに、適正な露光量で撮影を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の撮影装置の第1実施形態であるデジタルカメラを上方から見た上面図(図1(a))、正面から見た正面図(図1(b))および背面から見た背面図(図1(c))である。
このデジタルカメラ1は、被写体像を受ける撮像素子(CCD)を備えて画像データを生成する撮影装置である。このデジタルカメラ1は、図1(a),図1(b)に示すようにカメラボディ1aの中央にレンズ鏡胴10が配備されている。また、このカメラボディ1aの上面にはパワーボタン11が配備されており、このパワーボタン11が操作されたら、図1(a),(b)に示すようにレンズ鏡胴10が繰出されて撮影準備が整えられるようになっている。
さらに、カメラボディ1aの上面には、電源投入用のパワーボタン11のほか、シャッタボタン12とそのシャッタボタン12の廻りに撮影モードダイヤル12_1とが配備されており、この撮影モードダイヤル12_1がAUTOに切り替えられているときにシャッタボタン12が押されて撮影が行なわれるときにはデジタルカメラ1内部に自動的に撮影条件が設定されて撮影が行なわれる。また、この撮影モードダイヤル12_1がマニュアル(符号M)に切り替えられると、マニュアル撮影が行なわれるようになり、さらに動画撮影モードに切り替えられると、動画撮影が行なわれるようになり、シーンポジション(符号SP)側に切り替えられると、撮影シーンに応じた撮影条件がデジタルカメラ1内部に自動的に設定されて撮影が行なわれるようになる。シーンポジションでは、5つの撮影シーン(ブレ軽減、ポートレート、風景、夜景、およびナチュラルフォト)におけるモードを選択することができる。
ブレ軽減用のモードは、シャッタスピードを速くすることで手ブレだけでなく、被写体ブレも軽減することができるモードである。また、ポートレート用のモードは、肌色をより美しく写し出すことができるポートレート撮影に好適なモードである。さらに、風景用のモードは、建物や山等、昼間の風景撮影に好適なモードであり、また夜景用のモードは、夕景や夜景などの雰囲気を活かした撮影に好適なモードである。さらに、ナチュラルフォト用のモードは、室内での撮影やフラッシュを使用することができない場所での撮影に適したモードである。
また、図1(c)に示すように、カメラボディ1aの背面側には、画像表示装置(液晶モニタ)13が設けられており、撮影モード時には、この画像表示装置13上に被写体が表示されたり、メニューが表示されたりする。この撮影モードにあるときに画像表示装置13の脇にある再生ボタン14が一度押されると、再生モードに切り替わり既撮影画像が画像表示装置13上に表示され、この再生ボタン14が再度押されると、撮影モードに切り替わりスルー画像が画像表示装置13上に表示される。また、再生モードボタン14の横には、F(フォトモード)ボタン15が配備されており、よく用いられるモード、例えばピクセル設定モードや感度設定モードなどの切り替えがこのFボタン15の操作により簡単に行なえるようにもなっている。
また、そのFボタン15の下方には十字キー16やOK/メニューボタン17が配備され上方にはズームスイッチ18が配備されている。これら十字キー16やOK/メニューボタン17の操作により、セットアップメニューに切り替えて日時の設定や画像表示を行なうか否かの設定等を行なったり、撮影メニューに切り替えて連写,セルフタイマ等を選択したりすることができる。
また、十字キー16の下方には、画像表示装置13の表示を切り換えたり操作を途中でやめるときなどに使用されるDSP/BACKボタン19が配備されている。
さらに、図1(b)に示すカメラボディ1aの正面には、測光センサ20と、被写体に向けてフラッシュ光を発光するフラッシュ発光部21が配備されており、フラッシュ光が必要な場合にはそのフラッシュ発光部21からフラッシュ光が被写体に向けて発光される。
図2は、図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す図である。
このデジタルカメラ1には、撮影光学系101を構成するズームレンズ101a,アイリス101b,フォーカスレンズ101c,機械式シャッタ101dと、それらズームレンズ101a,アイリス101b,フォーカスレンズ101c,機械式シャッタ101dのモータを駆動するためのモータドライバ102,103,104,105が備えられている。
また、デジタルカメラ1には、CCD106と、タイミングジェネレータ&ADコンバータ107と、前述した図1にも示すフラッシュ発光部21と、発光制御部108と、1つのICチップ(DSP:Digital Signal Processor)200上に形成されたCPU201とが備えられている。
CCD106は、撮影光学系101を経由してきた被写体光を受ける固体撮像素子であり、このCCD106には、入射された被写体光を電気信号である画像信号に変換するフォトダイオード等の光電変換素子が多数個備えられている。
タイミングジェネレータ&ADコンバータ107は、本発明にいう電子シャッタ制御部の役割を担うものであり、CPU201の指示を受けて、CCD106の電子的なシャッタ時間を制御することで、CCD106に照射される被写体光のうちの光電変換に利用される照射時間を調整する。また、このタイミングジェネレータ&ADコンバータ107は、CCD106から出力されたアナログ画像信号をゲインアップする処理等や、その処理等が施されたアナログ画像信号をデジタル画像信号にアナログ/デジタル変換する信号処理部を有する。
発光制御部108は、CPU201の指示を受けて、フラッシュ発光部21からの発光光量を、発光開始からの発光持続時間を制御することで調整する。
CPU201は、このデジタルカメラ1全体の制御を行なう。また、このCPU201は、本発明にいう露光制御部の役割を担うものでもあり、このCPU201は、発光制御部108に、フラッシュ発光部21からの発光光量を制御させることにより受光光量を調整させる第1の露光制御方式を有する。また、このCPU201は、タイミングジェネレータ&ADコンバータ107に、フラッシュ発光部21からのフラッシュ光の発光タイミングに対するCCD106の電子的なシャッタ開のタイミングを制御させる第2の露光制御方式を有する。
詳細には、このCPU201は、第1の露光制御方式を採用してフラッシュ発光部21から所定の最小発光持続時間だけフラッシュ光を発光させたときに受光光量が適正な受光光量を下回る場合、第1の露光制御方式を採用する。一方、受光光量が適正な受光光量を上回る場合は、第2の露光制御方式を採用する。これら第1,第2の露光制御方式の具体的な説明については後述する。
さらに、デジタルカメラ1には、タイミングジェネレータ&ADコンバータ107でデジタル画像信号に変換されたRGBからなる画像データをデータバスを介して、メモリであるSDRAM202に転送する画像入力コントローラ203が備えられている。
また、デジタルカメラ1には、SDRAM202の画像データを読み出させ、YC信号への変換を行なう画像処理プロセスを実行する画像信号処理回路204と、画像処理プロセスが終了した時点でJPEGプロセスを実行して画像データの圧縮を行なう圧縮処理回路205と、画像データをビデオ信号に変換して前述した画像表示装置13に導くためのビデオエンコーダ206とが備えられている。
さらに、デジタルカメラ1には、タイマ207と、画像のピント情報を検出するAF検出回路208と、画像の輝度情報と白色バランス情報を検出するAE&AWB検出回路209と、作業領域用のメモリとしても使用される前述したSDRAM202と、画像データを記録メディア100に記憶するための制御を行なうメディアコントローラ210と、CPU201により読み出されデジタルカメラ1全体の制御を行なうためのプログラムが格納されたメモリ(PROM)211とが備えられている。
また、デジタルカメラ1には、前述したシャッタボタン12と、撮影モードダイヤル12_1と、パワーボタン11,再生ボタン14,Fボタン15,十字キー16,OK/メニューボタン17,ズームスイッチ18,DSP/BACKボタン21からなる操作部109とが備えられている。シャッタボタン12は、半押し状態で接点が閉じるスイッチ12S1と、全押し状態で接点が閉じるスイッチ12S2を有する。
先ず、このデジタルカメラ1の概略動作について説明する。
このデジタルカメラ1の動作は統括的にCPU201により制御される。このCPU201は、メモリであるPROM211に格納されたプログラムの手順にしたがってデジタルカメラ1全体の動作を制御する。また、SDRAM202には、PROM211に格納されているプログラムの手順にしたがってCPU201がこのデジタルカメラ1全体を制御しているときに、処理中の画像データが一時的に格納されたりする。
ここで、撮影モードダイヤル12_1(図1参照)がAUTOに切り替えられて撮影が行なわれた場合の画像データの流れを、図2を参照して説明する。
撮影モードダイヤル12_1がAUTOに切り替えられると、CPU201は撮影光学系101を経由した被写体光をCCD106で捉え、そのCCD106で生成される画像データを所定の間隔ごとにタイミングジェネレータ&ADコンバータ107へ出力させ、そのタイミング&ADコンバータ107と、画像入力コントローラ203と、画像信号処理回路204とで表示可能な画像データに変換してスルー画像を画像表示装置13の画面上に表示させる。そのスルー画像に基づいて任意にフレーミングが行なわれ、AF検出回路208が絶えずフォーカスレンズ101cを前後させ合焦点検出を行なってフレーミングの中央に焦点のあった画像をCCD106に結像させる。このときにはAE&AWB検出回路209によって被写界輝度が検出され、その検出結果に基づいてホワイトバランス調整のためにR,G,Bの各色信号のゲインが調整されたりする。このように被写界輝度に応じて露出が調節され焦点のあった画像を表わす画像データを、タイミングジェネレータ&ADコンバータ107からのタイミング信号に応じて所定の間隔ごとに画像表示装置13へ出力させて、スルー画像を得ている。撮影者はこのスルー画像を見ながらフレーミングを行ない、シャッタチャンスにシャッタ操作を行なう。
シャッタ操作が行なわれると、CPU201は、CCD106にシャッタ操作時の画像を結像させるため、タイミングジェネレータ&ADコンバータ107からタイミング信号を供給させる。このタイミング信号はCCD106にCCD内部での信号転送や信号出力のタイミングを決定するものであり、このタイミングに同期して露光を行う。CPU201はこの露光終了時にCCD201から画像データ(RGBの光の3原色R,G,Bからなる画像データ)を出力させ、タイミングジェネレータ&ADコンバータ107に供給させる。さらに、そのタイミングジェネレータ&ADコンバータ107でCCD106から出力された画像データがゲインアップされ、そのゲインアップされた画像データがデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換されたRGBからなる画像データは、画像入力コントローラ203によりデータバスを介してSDRAM202に供給され、このSDRAM202にCCD106のすべての画素の画像データが記憶される。すべての画素データに対応する画像データがSDRAM202に記憶されると、CPU201が画像信号処理回路204の画像処理プロセスを起動させ、その画像処理プロセスによってSDRAM202の画像データを読み出させ、YC信号への変換を行なわせる。さらに、この画像信号処理回路204の画像処理プロセスが終了したことをCPU201が検知すると、CPU201は圧縮処理回路205のJPEGプロセスを起動させ、JPEGプロセスによって画像データの圧縮を行なわせる。この圧縮処理回路205での圧縮が完了したことをCPU201が検知すると、CPU201は次に記録処理プロセスを起動させ、JPEG圧縮された画像データを、メディアコントローラ210を介して記録メディア100に記録させる。このようにして、画像データの処理が行なわれる。
次に、デジタルカメラ1のフラッシュ発光について説明する。このデジタルカメラ1で行なわれるフラッシュ発光としては、大きくわけて「プレ発光」と「本発光」の2つがある。「プレ発光」は調光時に行なわれるフラッシュ発光であり、「本発光」は撮影時に行なわれるフラッシュ発光である。ここで、シャッタボタン12が全押しされてスイッチ12S2が閉じると、タイミングジェネレータ&ADコンバータ107からの信号に同期して発光制御部108を介してフラッシュ発光部21でプレ発光が行なわれ、その際のCCD106の受光光量に対応する電荷の積算値(CCD積算値と記述する)を取得する。次いで、外光を得るために、プレ発光を行なわずにCCD積算値を取得し、それらの差分値により、本発光での適正な発光光量を算出する。このようにして調光が行なわれる。さらに、引き続いて、本発光が行なわれる。
ここで、上述した第1,第2の露光制御方式について、図3,図4を参照して説明する。先ず、第1の露光制御方式について説明する。
図3は、第1の露光制御方式を説明するための図である。
図3(a)には、第1の露光制御方式におけるフル発光時のタイミングチャートが示されている。また、図3(b)には、第1の露光制御方式における中間的な発光時のタイミングチャートが示されている。
第1の露光制御方式では、フラッシュ発光部21からのフラッシュ発光は、図3(a),図3(b)に示すように、電荷掃き捨て用パルスである電子シャッタパルスの出力が停止されてから電荷読出し開始パルスが印加されるまでの露光時間内に行なわれ、発光制御部108から出力される発光制御信号の時間(発光時間)を変化させることにより発光光量が制御される。ここで、図3(a)に示すフル発光時および図3(b)に示す中間的な発光時において、発光制御信号の立ち上がりから発光が開始されるまでの時間tにはバラつきがある。このため、そのバラつきから最小発光光量の限界、即ちフラッシュ光の発光が必ず行なわれることを保証するための最低限の時間(本発明にいう最小発光持続時間)が決定される。この第1の露光制御方式は、発光開始からの発光持続時間を制御することで発光光量を調整して、CCD106の受光光量を調節するものである。即ち、図3に示すように、露光時間内にフラッシュ光の発光を行なうとともに、発光時間を変化させて発光量を制御して、受光光量を調節するものである。従って、常に一定の発光光量で発光するデジタルカメラと比較し、フラッシュ光の発光強度を小さく抑えることができ、フラッシュ撮影における消費電力が少なくて済む。
ここで、被写体距離が近い場合や高感度での撮影の場合には、露出オーバになる場合があり、その場合、白飛び等が発生する。そこで、最小発光光量未満の微少な発光光量に対応する受光光量をCCD106で受光することができる、以下に説明する第2の露光制御方式を採用する。
図4は、第2の露光制御方式を説明するための図である。
図4(a)には、第2の露光制御方式における第1のタイミングチャートが示されている。また、図4(b)には、第2の露光制御方式における第2のタイミングチャートが示されている。
第2の露光制御方式においてはフラッシュ発光部21からのフラッシュ発光が行われている間にも電荷掃き捨て用パルスである電子シャッタパルスの出力が行われるため、その露光時間内に得られる受光光量は、電子シャッタパルスの出力が停止したタイミングから発光制御信号が終了したタイミングまでの時間(Tflash_shut)における微少な発光光量(図4(a),図4(b)に示す斜線部の部分)に対応する受光光量である。この第2の露光制御方式は、フラッシュ発光部21からのフラッシュ光発光タイミングに対するCCD106の電子的なシャッタ開のタイミングを制御することで、CCD106で受光される受光光量を調節する方式である。このため、例えば被写体距離が近い場合や高感度でのフラッシュ撮影にあたり、第1実施形態のデジタルカメラ1で発光することができる最小発光光量未満の微少な発光光量に対応する受光光量をCCD106で受光することができる。従って、白飛びの発生を抑えることができるとともに背景を明るく写すことができる。
ここで、第2の露光制御方式においても、発光制御信号の立ち上がりから実際の発光までの時間tにはバラつきがあり、また微少な発光光量に対応する受光光量を確実に且つ精度よく得るためには、ある程度大きな発光量で発光させることが好ましく、従って消費電力の観点からは好ましくない。そこで、第1実施形態では、上述した第1の露光制御方式では不可能な微少な発光光量に対応する受光光量を得る場合のみ、この第2の露光制御方式を採用することとする。
図5は、図1に示すデジタルカメラの、調光時に算出された発光光量に応じて第1の露光制御方式と第2の露光制御方式とを切り替えてフラッシュ撮影を行なうフラッシュ撮影処理ルーチンのフローチャートである。
図5に示すフラッシュ撮影処理ルーチンは、シャッタボタン12を全押し状態にしてスイッチ12S2の接点を閉じることにより起動する。
先ず、ステップS1において、第1の露光制御方式を採用してプレ発光を行なって露光してCCDで電荷を積算する。次に、外光を得るために、ステップS2において、プレ発光を行なわずに露光してCCDで電荷を積算する。さらに、ステップS3において、ステップS1で得られたCCDの電荷の積算値とステップS2で得られたCCDの電荷の積算値との差分を求め、この差分に基づいて撮影時に必要な発光光量を算出する。以上が調光時の処理ルーチンである。
次に、ステップS4において、算出された発光光量が最小発光光量の限界未満か否かが判定される。最小発光光量未満ではないと判定された場合は、ステップS5に進む。ステップS5では、消費電力を小さく抑える目的を実現するための第1の露光制御方式を採用して、ステップS7に進む。一方、発光光量が最小発光光量の限界未満であると判定された場合は、ステップS6に進む。ステップS6では、白飛び等の発生を抑える目的を実現するための第2の露光制御方式を採用して、ステップS7に進む。
ステップS7では、上記ステップS5における第1の露光制御方式あるいは上記ステップS6における第2の露光制御方式に応じて、電子シャッタ開のタイミングおよびフラッシュ発光時間を設定してステップS8に進む。ステップS8では、ステップS7で設定されたタイミングおよび時間に基づいて本発光および露光を行なって、このフローを終了する。
ここで、上述したフローの中で、算出された発光光量から発光制御信号と電子シャッタとのタイミングを算出する方法として、例えば、表1に示す、各発光光量と、各発光光量に応じた発光制御信号と電子シャッタとのタイミングのテーブルを作成しておき、そのテーブルを参照する方法がある。
Figure 0004869801
ここで、前述した図4に示す露光時間,電子シャッタパルスの本数,発光制御信号の開始時刻が一定であるとすると、電子シャッタパルスの出力が停止したタイミングから発光制御信号が終了したタイミングまでの時間(Tflash_shut)に応じて、受光光量を変えることで、フラッシュ光により露光される明るさが決定される。尚、表1に示すテーブルは、出荷前の調整等で機種ごとに決定してもよい。
上述した第1実施形態では、プレ発光において第1の露光制御方式を採用した例で説明したが、プレ発光において第2の露光制御方式を採用してもよい。このようにすることにより、プレ発光による調光結果がISO感度や被写体距離等により上限値にクリップ(固定)されてしまった場合に、撮影時の発光光量を正しく導出することができないという問題を解決することができる。
図6は、本発明の撮影装置の第2実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時において第2の露光制御方式を採用して発光光量を算出するための処理ルーチンのフローチャートである。
尚、本発明の撮影装置の第2実施形態であるデジタルカメラの外観図および内部構成は、前述したデジタルカメラ1の外観図および内部構成と同じであるため、図示省略する。
この図6に示す処理ルーチンは、シャッタボタン12を全押し状態にしてスイッチ12S2の接点を閉じることにより起動する。
先ず、ステップS11において、S1でのAE結果にて決定したISO感度やAF結果等にて検出された被写体距離等の被写体情報を取得する。次に、ステップS12において、プレ発光の発光光量を算出する。さらに、ステップS13において、算出した発光光量から発光制御信号と電子シャッタのタイミングを算出してステップS14に進む。
ステップS14では、第2の露光制御方式を採用してステップS15に進む。ステップS15では、第2の露光制御方式によるプレ発光を行ない、露光してCCDで電荷を積算する。次に、外光を得るために、ステップS16において、露光してCCDで電荷を積算する。さらに、ステップS17において、ステップS15で得られたCCDの電荷の積算値とステップS16で得られたCCDの電荷の積算値との差分を求め、この差分に基づいて撮影時に必要な発光光量を算出する。
さらに、上記発光光量に基づいて撮影(本発光および露光)を行なって、このフローを終了する。
ここで、上述したステップS11において、例えば、被写体情報としてISO感度を取得した場合であって、このISO感度に応じてプレ発光光量を変化させる場合は、以下の表2に示すようなテーブルを用意しておき、このテーブルに従ってプレ発光光量を変化させる。
Figure 0004869801
尚、プレ発光においても、消費電力を小さく抑える目的から、通常は第1の露光制御方式を採用し、微少な発光光量が必要である場合のみ、上述したように第2の露光制御方式を採用することが好ましい。但し、プレ発光においては、適正な発光光量は分からないため、被写体の状態や、撮影の設定により予測し、各状況に応じた発光光量を事前に決定しておく。
次に、本発明の撮影装置の第3実施形態であるデジタルカメラについて説明する。尚、本発明の撮影装置の第3実施形態であるデジタルカメラの外観図および内部構成は、前述したデジタルカメラ1の外観図および内部構成と同じであるため、図示省略する。
ISO感度が高いほど、調光時のCCD積算値が頭打ち(CCD積算値が許容範囲を超えて上限値でクリップされる状態)しやすくなるため、本発明の撮影装置の第3実施形態であるデジタルカメラでは、プレ発光時に、そのプレ発光時のISO感度に応じて、第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用することとする。
図7は、本発明の撮影装置の第3実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時のISO感度に応じて第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用するプレ発光処理ルーチンのフローチャートである。
図7に示すプレ発光処理ルーチンは、シャッタボタン12を全押し状態にしてスイッチ12S2の接点を閉じることにより起動する。
先ず、ステップS21において、プレ発光時のISO感度を決定する。具体的には、撮影用のISO感度設定を、そのままプレ発光時のISO感度として設定する。例えば、AUTOモードの場合は、AE(輝度分布)結果に基づいて決定されたISO感度が設定される。また、マニュアルモードの場合は、ユーザにより設定されたISO感度が設定される。
次に、ステップS22において、プレ発光の発光光量を導出する。ここでは、以下に示す表3のテーブルをデジタルカメラ内に保持し、それを用いて、ISO感度からプレ発光の発光光量を求める。
Figure 0004869801
さらに、ステップS23において、導出された発光光量が最小発光光量の限界未満か否かが判定される。発光光量が最小発光光量の限界未満ではないと判定された場合は、ステップS24に進む。ステップS24では、第1の露光制御方式を採用して、ステップS26に進む。一方、発光光量が最小発光光量の限界未満であると判定された場合は、ステップS25に進む。ステップS25では、第2の露光制御方式を採用して、ステップS26に進む。
ステップS26では、上記第1の露光制御方式あるいは上記第2の露光制御方式に応じて、発光時間および電子シャッタのタイミングを設定してステップS27に進む。ステップS27では、プレ発光、露光、およびCCDでの電荷の積算を行なってステップS28に進む。
ステップS28では、外光を得るために、プレ発光せずに露光してCCDで電荷を積算する。さらに、ステップS29において、ステップS27で得られたCCDの電荷の積算値とステップS28で得られたCCDの電荷の積算値との差分を求め、この差分に基づいて撮影時に必要な発光光量を算出して、このフローを終了する。
次に、本発明の撮影装置の第4実施形態であるデジタルカメラについて説明する。尚、本発明の撮影装置の第4実施形態であるデジタルカメラの外観図および内部構成も、前述したデジタルカメラ1の外観図および内部構成と同じであるため、図示省略する。
被写体が近いほど、被写体からのフラッシュ反射光が強くなるため、調光時のCCD積算値が頭打ちしやすくなり、白飛び等が発生する恐れがある。このため、本発明の撮影装置の第4実施形態であるデジタルカメラでは、プレ発光時に、そのプレ発光時の被写体距離に応じて、第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用することとする。詳細については以下に説明するが、基本的に、近い被写体において白飛びしやすくなるので、あるフォーカスパルス以上では第2の露光制御方式を採用することとする。また、実際の距離とフォーカスパルスの関係はズーム位置で変わるため、各ズーム位置のフォーカス位置境界のテーブルを持つ必要がある。このテーブルを表4に示す。
Figure 0004869801
また、被写体距離と露光制御方式との対応テーブルを表5に示す。
Figure 0004869801
これら表4,表5を、テーブルとしてデジタルカメラ内に保持し、それを用いて、第1の露光制御方式と第2の露光制御方式とを切り替える。
図8は、本発明の撮影装置の第4実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時の被写体距離に応じて第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用するプレ発光処理ルーチンのフローチャートである。
図8に示すプレ発光処理ルーチンは、シャッタボタン12を全押し状態にしてスイッチ12S2の接点を閉じることにより起動する。
先ず、ステップS31において、ズーム位置を検出する。次に、ステップS32において、フォーカス位置を検出する。
さらに、ステップS33において、表4を参照して、フォーカス位置が切替パルス位置よりも大きいか否かが判定される。フォーカス位置が切替パルス位置よりも小さいか同じであると判定された場合は、ステップS34に進む。ステップS34では、第1の露光制御方式を採用して、ステップS26に進む。一方、フォーカス位置が切替パルス位置よりも大きいと判定された場合は、ステップS35に進む。ステップS35では、第2の露光制御方式を採用して、ステップS36に進む。
ステップS36では、上記第1の露光制御方式あるいは上記第2の露光制御方式に応じて、発光時間および電子シャッタのタイミングを設定してステップS37に進む。ステップS37では、プレ発光、露光、およびCCDでの電荷の積算を行なってステップS38に進む。
ステップS38では、外光を得るために、プレ発光せずに露光してCCDで電荷を積算する。さらに、ステップS39において、ステップS37で得られたCCDの電荷の積算値とステップS38で得られたCCDの電荷の積算値との差分を求め、この差分に基づいて撮影時に必要な発光光量を算出して、このフローを終了する。
次に、本発明の撮影装置の第5実施形態であるデジタルカメラについて説明する。尚、本発明の撮影装置の第5実施形態であるデジタルカメラの外観図および内部構成も、前述したデジタルカメラ1の外観図および内部構成と同じであるため、図示省略する。
外光が大きいほど、調光時のCCD積算の際にベースが持ち上がった状態になるため、積算値が頭打ちしやすくなる。ここで、「調光時のCCD積算の際にベースが持ち上がった状態」とは、外光が明るいため、フラッシュ光の発光が無くても、ある程度の積算値が得られる状態のことを言う。外光が明るいほど、積算値は大きくなる。
図9は、外光とCCD積算値の関係を示す図である。
図9(a)には、外光が暗い場合のCCD積算値が示されている。また、図9(b)には、外光が明るい場合のCCD積算値が示されている。
図9(a)に示すイメージエリアのうちの調光エリアにおけるCCD積算値は、図9(b)に示すイメージエリアのうちの調光エリアにおけるCCD積算値と比較し、CCD積算値は小さい。このように、外光が明るいほど、CCD積算値は大きくなる。このため、本発明の撮影装置の第5実施形態であるデジタルカメラでは、プレ発光時に、そのプレ発光時の被写体の明るさに応じて、第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用することとする。ここで、外光と露光制御方式との対応テーブルを表6に示す。
Figure 0004869801
この表6を、テーブルとしてデジタルカメラ内に保持し、それを用いて、露光制御方式を切り替える。
図10は、本発明の撮影装置の第5実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時の被写体の明るさに応じて第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用するプレ発光処理ルーチンのフローチャートである。
図10に示すプレ発光処理ルーチンは、シャッタボタン12を全押し状態にしてスイッチ12S2の接点を閉じることにより起動する。
先ず、ステップS41において、シャッタボタン12が半押しされてスイッチ12S1が閉じた時点で行われるAE結果の測光値を確認する。
次に、ステップS42において、表6を参照して、測光値(EV)が所定の切替値(EV)よりも大きいか否かが判定される。測光値(EV)が切替値(EV)よりも小さいか同じであると判定された場合は、ステップS43に進む。ステップS43では、第1の露光制御方式を採用して、ステップS45に進む。一方、測光値(EV)が切替値(EV)よりも大きいと判定された場合は、ステップS44に進む。ステップS44では、第2の露光制御方式を採用して、ステップS45に進む。
ステップS45では、上記第1の露光制御方式あるいは上記第2の露光制御方式に応じて、発光時間および電子シャッタのタイミングを設定してステップS46に進む。ステップS46では、プレ発光、露光、およびCCDでの電荷の積算を行なってステップS47に進む。
ステップS47では、外光を得るために、プレ発光せずに露光してCCDで電荷を積算する。さらに、ステップS48において、ステップS46で得られたCCDの電荷の積算値とステップS47で得られたCCDの電荷の積算値との差分を求め、この差分に基づいて撮影時に必要な発光光量を算出して、このフローを終了する。
尚、本実施形態では、デジタルカメラの例で説明したが、これに限られるものではなく、本発明は、上述したデジタルカメラの機能を備えた携帯電話等の、被写体像を受ける撮像素子を備えて画像データを生成する撮影装置であればよい。
本発明の撮影装置の第1実施形態であるデジタルカメラを上方から見た上面図、正面から見た正面図および背面から見た背面図である。 図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す図である。 第1の露光制御方式を説明するための図である。 第2の露光制御方式を説明するための図である。 図1に示すデジタルカメラの、調光時に算出された発光光量に応じて第1の露光制御方式と第2の露光制御方式とを切り替えてフラッシュ撮影を行なうフラッシュ撮影処理ルーチンのフローチャートである。 本発明の撮影装置の第2実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時において第2の露光制御方式を採用して発光光量を算出するための処理ルーチンのフローチャートである。 本発明の撮影装置の第3実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時のISO感度に応じて第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用するプレ発光処理ルーチンのフローチャートである。 本発明の撮影装置の第4実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時の被写体距離に応じて第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用するプレ発光処理ルーチンのフローチャートである。 外光とCCD積算値の関係を示す図である。 本発明の撮影装置の第5実施形態であるデジタルカメラの、プレ発光時の被写体の明るさに応じて第1の露光制御方式又は第2の露光制御方式を採用するプレ発光処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
1a カメラボディ
10 レンズ鏡胴
11 パワーボタン
12 シャッタボタン
12S1,12S2 スイッチ
12_1 撮影モードダイヤル
13 画像表示装置
14 再生ボタン
15 Fボタン
16 十字キー
17 OK/メニューボタン
18 ズームスイッチ
19 DSP/BACKボタン
20 測光センサ
21 フラッシュ発光部
100 記録メディア
101 撮影光学系
101a ズームレンズ
101b アイリス
101c フォーカスレンズ
101d 機械式シャッタ
102,103,104,105 モータドライバ
106 CCD
107 タイミングジェネレータ&ADコンバータ
108 発光制御部
109 操作部
200 ICチップ(DSP)
201 CPU
202 メモリ(SDRAM)
203 画像入力コントローラ
204 画像信号処理回路
205 圧縮処理回路
206 ビデオエンコーダ
207 タイマ
208 AF検出回路
209 AE&AWB検出回路
210 メディアコントローラ
211 メモリ(PROM)

Claims (3)

  1. 被写体像を受ける撮像素子を備えて画像データを生成する撮影装置において、
    被写体に向けてフラッシュ光を発光するフラッシュ発光部と、
    前記フラッシュ発光部からの発光光量を、発光開始からの発光持続時間を制御することで調整するとともに、該フラッシュ発光部に、撮影時の発光に先立つプレ発光を行なわさせる発光制御部と、
    前記撮像素子の電子的なシャッタ時間を制御することで、該撮像素子に照射される被写体光のうちの光電変換に利用される照射時間を調整する電子シャッタ制御部と、
    前記発光制御部に、前記フラッシュ発光部からの発光光量を制御させることにより受光光量を調節させる第1の露光制御方式と、前記電子シャッタ制御部に、前記フラッシュ発光部からのフラッシュ光の発光タイミングに対する前記撮像素子の電子的なシャッタ開のタイミングを制御させることにより受光光量を調節させる第2の露光制御方式とを有する露光制御部とを備え
    前記露光制御部は、前記第1の露光制御方式を採用して前記フラッシュ発光部から所定の最小発光持続時間だけフラッシュ光を発光させたときに受光光量が適正な受光光量を下回る場合、および上回る場合に、それぞれ、前記第1の露光制御方式、および前記第2の露光制御方式を採用するものであり、
    前記露光制御部は、プレ発光時には、該プレ発光時のISO感度に応じて、所定のISO感度以下のISO感度の場合に前記第1の露光制御方式を採用し、所定のISO感度を超えるISO感度の場合に前記第2の露光制御方式を採用するものであることを特徴とする撮影装置。
  2. 被写体像を受ける撮像素子を備えて画像データを生成する撮影装置において、
    被写体に向けてフラッシュ光を発光するフラッシュ発光部と、
    前記フラッシュ発光部からの発光光量を、発光開始からの発光持続時間を制御することで調整するとともに、該フラッシュ発光部に、撮影時の発光に先立つプレ発光を行なわさせる発光制御部と、
    前記撮像素子の電子的なシャッタ時間を制御することで、該撮像素子に照射される被写体光のうちの光電変換に利用される照射時間を調整する電子シャッタ制御部と、
    前記発光制御部に、前記フラッシュ発光部からの発光光量を制御させることにより受光光量を調節させる第1の露光制御方式と、前記電子シャッタ制御部に、前記フラッシュ発光部からのフラッシュ光の発光タイミングに対する前記撮像素子の電子的なシャッタ開のタイミングを制御させることにより受光光量を調節させる第2の露光制御方式とを有する露光制御部とを備え、
    前記露光制御部は、前記第1の露光制御方式を採用して前記フラッシュ発光部から所定の最小発光持続時間だけフラッシュ光を発光させたときに受光光量が適正な受光光量を下回る場合、および上回る場合に、それぞれ、前記第1の露光制御方式、および前記第2の露光制御方式を採用するものであり、
    前記露光制御部は、プレ発光時には、該プレ発光時の被写体距離に応じて、所定の被写体距離を越える被写体距離の場合に前記第1の露光制御方式を採用し、所定の被写体距離以下の被写体距離の場合に前記第2の露光制御方式を採用するものであることを特徴とする撮影装置。
  3. 被写体像を受ける撮像素子を備えて画像データを生成する撮影装置において、
    被写体に向けてフラッシュ光を発光するフラッシュ発光部と、
    前記フラッシュ発光部からの発光光量を、発光開始からの発光持続時間を制御することで調整するとともに、該フラッシュ発光部に、撮影時の発光に先立つプレ発光を行なわさせる発光制御部と、
    前記撮像素子の電子的なシャッタ時間を制御することで、該撮像素子に照射される被写体光のうちの光電変換に利用される照射時間を調整する電子シャッタ制御部と、
    前記発光制御部に、前記フラッシュ発光部からの発光光量を制御させることにより受光光量を調節させる第1の露光制御方式と、前記電子シャッタ制御部に、前記フラッシュ発光部からのフラッシュ光の発光タイミングに対する前記撮像素子の電子的なシャッタ開のタイミングを制御させることにより受光光量を調節させる第2の露光制御方式とを有する露光制御部とを備え、
    前記露光制御部は、前記第1の露光制御方式を採用して前記フラッシュ発光部から所定の最小発光持続時間だけフラッシュ光を発光させたときに受光光量が適正な受光光量を下回る場合、および上回る場合に、それぞれ、前記第1の露光制御方式、および前記第2の露光制御方式を採用するものであり、
    前記露光制御部は、プレ発光時には、該プレ発光時の被写体の明るさに応じて、所定の被写体の明るさ以下の被写体の明るさの場合に前記第1の露光制御方式を採用し、所定の被写体の明るさを超える被写体の明るさの場合に前記第2の露光制御方式を採用するものであることを特徴とする撮影装置。
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