JP2006162988A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影画像のノイズを低減できる撮影装置を提供する。
【解決手段】被写体輝度に基づいて絞りとシャッタ速度の設定を行い、この設定をAE1とする。ユーザがMAモードを選択している場合、AE1よりも1EVだけアンダーになるように、絞りとシャッタ速度の設定を行い、ストロボ発光フラグをONにする。高輝度部のR/G/B分布の評価を行い、高輝度部の色の偏りの程度を調べる。高輝度部での色の偏りが大きくストロボ発光による色補正の必要があり、MAモードを選択している場合、1EV分の光量不足を補い、かつ高輝度部での色の偏りが適正に補正されるように、R,G,Bの各LEDに供給する各電圧に高低差をつけてR,G,Bの各LEDの発光量の比を設定する。MAモードを選択している場合、高輝度部の色の補色になるように、R,G,Bの各LEDの各発光量比を設定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ストロボ装置のストロボ光源として発光ダイオードを用いたデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮影装置に関するものである。
撮影装置としては、フイルムカメラ(銀塩フイルムを用いる旧来のカメラ)やデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等が周知である。これらの撮影装置の多くは、輝度が低い撮影条件下でも被写体を照明して綺麗に撮影できるようにストロボ装置を備えている。
従来のストロボ装置はストロボ光源としてキセノン(Xe)管を用いてきたが、最近では、ノイズが少なく小型化が容易、かつローコストであるところから、発光ダイオード(以下LEDという)を用いたものが提案されている(例えば特許文献1〜4)。
例えば、複数個のLEDを備え、これらを所定の間隔で循環的に点灯したり、R,G,Bの各LEDの個々の点灯時間を加減して色温度調整を行うデジタルカメラが知られている(特許文献1)。また、ストロボ発光部として白色LEDを用いたカメラ付き携帯電話が知られている(特許文献2)。また、撮影レンズの周囲のボディ前面に複数個のLEDを配設した薄型のデジタルカメラとカメラ付き携帯電話が知られている(特許文献3)。また、ストロボ光源としてR,G,Bの各LEDを用い、被写界の色温度に応じてR,G,Bの各LEDの発光量の比を制御するストロボ装置及びこれを用いたデジタルカメラが知られている(特許文献4)。
特開2001−215579号公報 特開2003−158675号公報 特開2003−101836号公報 特開2002−116481号公報
上記特許文献1〜4記載のような撮影装置では、例えばストロボ光が不要な程明るい室内ではストロボ光を発光することなく撮影を行う。ところが、非常に明るい室内では、例えば数多くの蛍光灯が設置されているため、緑色の強い画像になる。もちろん、撮影装置のホワイトバランス調整機能によって目立たないように調整されるが、ホワイトバランス調整のために大きなゲイン値を用いるため、撮影画像のノイズが大きくなって、画質が低下するという不都合が生じる。
本発明は、撮影画像のノイズを低減できる撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の撮影装置は、被写体の輝度を測光する測光手段と、ストロボ光を発光して被写体を照明するストロボ装置とを備えた撮影装置において、前記測光手段から出力される測光結果から適正露光となる第1EV値よりも所定のEV値分だけアンダー露光となるように第2EV値を設定する露光値設定手段と、前記第2EV値に基づいて露光を行った場合に不足する光量を補い、適正露光となるようにストロボ装置を制御してストロボ光を発光するストロボ制御部とを設けたことを特徴とする。また、前記ストロボ装置のストロボ光源として、発光色がそれぞれR,G,Bの各発光ダイオードを用いるとともに、被写界の色の偏りを測定する測定手段を設け、この測定手段の測定結果に基づいて、前記被写界の色の偏りを補正するように、前記R,G,Bの各発光ダイオードの発光量の比を設定して発光することを特徴とする。
本発明の撮影装置によれば、適正露光となる第1EV値よりも所定のEV値分だけアンダー露光となるように第2EV値を設定し、この光量不足を補うようにストロボ光を発光するようにしたので、ストロボ光によって被写界の色の偏りの程度を軽減できる。この結果、ホワイトバランス調整におけるゲイン値を小さくでき、撮影画像のノイズを低減できる。更に、ストロボ光源としてR,G,Bの各発光ダイオードを用い、被写界の色の偏りを補正するように各発光ダイオードの発光量の比を設定して発光するから、被写界の色の偏りを非常に良好に補正できる。この結果、ホワイトバランス調整におけるゲイン値をきわめて小さくできるから、撮影画像のノイズを大幅に低減できる。
本発明の実施形態であるデジタルカメラの外観を示す図1において、デジタルカメラ10のカメラボディ11の前部には、単焦点タイプの撮影レンズ12とファインダ対物窓13が設けられている。また、上部には、シャッタボタン14が設けられている。
前記撮影レンズ12のレンズ鏡筒15は、電源がOFFの時には、二点鎖線で示す沈胴位置にあるが、電源をONにすると、実線で示すように突出して撮影準備状態になる。前期沈胴位置では、レンズバリア16が閉じており、撮影準備位置ではレンズバリア16が開き、撮影レンズ12が露呈する。
前記レンズ鏡筒15は、樹脂製であり、この対物側の端部には、リング状の化粧板17がレンズ鏡筒15の前部全体を覆うように取り付けられている。この化粧板17は、放熱効果が高い金属,例えばアルミニウムから形成されており、これを基板として、ストロボ光源として使用される高輝度タイプの4個のLED18〜21が取り付けられている。このLED18〜21の発光色は、それぞれ赤色(R),緑色(G),青色(B),白色(W)である。
前記化粧板17の前部には、LED18〜21を覆うように、細長いほぼ楕円形で中央部が丸く突出した透明樹脂製の光拡散カバー8が取り付けられている。なお、LED18〜21をカメラボディ11内部の制御部と接続するための接続コードは、レンズ鏡筒15の内部を通している。また、接続コードの端部には、コネクタを装着しておき、このコネクタを介して制御部と接続するのが好ましい。また、前記接続コードは、フレキシブル基板でもよい。
LED18〜21には、十分な発光量を得るために、高圧電流が印加され、その際に、LED18〜21は自己発熱のため高温になるが、前記化粧板17が放熱板(ヒートシンク)の役割を果たすため、LED18〜21の温度を効率よく下げることができる。これにより、熱に弱いLED18〜21が破壊することが防止される。また、撮影レンズ12の化粧板17をLED18〜21の放熱板に兼用したから、LED18〜21の放熱板を別部品として設ける必要がないので、部品費用の低減に寄与できる。
また、LED18〜21がレンズ鏡筒15の前部に設けられているから、レンズ鏡筒15によるストロボ光のケラレがなく、ストロボ光を無駄なく有効に利用できるとともに、ストロボ光の光軸と撮影光軸との角度差がほとんどないことから、無影に近い撮影ができる。
カメラボディ11の背面には、図2に示すように、ファインダ接眼部22,望遠(T)側ズームキー23,広角(W)側ズームキー24,液晶ディスプレイ25,表示/BACKボタン26,十字キー27及びメニュー/OKボタン28が設けられている。なお、ズームキー23,24は、画像データを電子的に拡大/縮小する電子ズームを行う。また、メニュー/OKボタン28は、十字キー27の中央部に設けられている。
メニュー/OKボタン28を押圧してメインメニュー(図示せず)を表示してから十字キー27の操作によりホワイトバランス調整(WB)を選択すると、図のように、複数個のアイコンと文字が表示される。デフォルトでは、自動(AUTO)に設定されているが、ユーザは十字キー27とメニュー/OKボタン28を操作して、マニュアル(M),光源を模式的に表した光源アイコン29〜32を選択できる。
電球型の光源アイコン29を選択すると、タングステンライトの影響による赤味を抑えるように、また、蛍光灯型の光源アイコン30を選択すると、蛍光灯の影響による緑色を抑えるように、また、雲型の光源アイコン31を選択すると、曇天下でのアンバー(茶褐色)を抑えるように、また、太陽型の光源アイコン32を選択すると、晴天下での青味を抑えるように、それぞれ設定された光量比でLED18〜20が自動発光する。
また、Mを選択すると、図3に示すように、サブメニューが表示される。R,G,B,Wの各文字の前には、ラジオボタンがそれぞれ配置されており、これをONにすることにより、R,G,B,WのLED18〜21を任意に発光させるように設定できる。この場合、ONにするのは、LED18〜21のうち1個でもよいし、また複数個でもよい。すなわち、マニュアル(M)では、発光するLEDを自由に選ぶことができ、ユーザ独自の雰囲気を演出することができる。
また、前記R,G,B,Wとは別に、MAモードが用意されており、これを選択すると、通常の判断ではストロボ照明が不要とされる明るさのシーンにおいて、適正露出よりも例えば1EV分アンダーになるように、絞りとシャッタ速度が設定される。そして、不足する露光量を補い、かつ被写界の色温度が補正されるように、LED18〜21の発光量及びその比が自動設定される。
デジタルカメラ10の電気的構成を示す図4において、撮影レンズ12及び絞り34を介して固体撮像素子(CCD)36の受光面に結像された被写体像は、各センサで光の入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。この信号電荷は、CCD駆動回路38から加えられるリードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。なお、このCCD36は、蓄積した信号電荷をシャッタゲートパルスによって掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャッタスピード)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能を有している。
CCD36から順次読み出された電圧信号は、アナログ処理部40に送られる。アナログ処理部40は、前記電圧信号に対して相関二重サンプリング(CDS)処理及び色分離処理を施した後、R,G,Bに色分離された各色信号のゲインを調整してホワイトバランス処理が行う。
アナログ処理部40から出力された信号は、A/D変換器42によりデジタル信号に変換された後、バッファメモリ46に格納される。タイミングジェネレータ(TG)44は、サブCPU68の指令に従ってCCD駆動部38、アナログ処理部40及びA/D変換器42に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
バッファメモリ46に格納されたデータは、バス48を介してYC信号処理部50に送られる。YC信号処理部50に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、バッファメモリ46に格納される。このメモリ46内のYC信号を読み出し、YC信号をRGB信号に変換する表示回路52及びドライバ54を介して液晶モニタ25に出力することによりスルー画像や撮影された静止画等を液晶モニタ25に表示させる。
また、撮影後のYC信号は、圧縮/伸長回路58によって所定のフォーマットに圧縮されたのち、インターフェイス回路(I/F)60を介してメモリカード62に記録される。更に、再生モード時にはメモリカード62に記録されている画像データが圧縮/伸長回路58によって伸長処理された後、液晶モニタ25に出力され、液晶モニタ25に再生画像が表示される。
メインCPU64は、EEPROM65に記憶されている各種のプログラムシーケンスに従い、前記シャッタボタン14の他、ズームキー23,24,十字キー27等の操作部66からの入力に基づいて各回路を統括制御するとともに、サブCPU68とCPU間通信を行う。サブCPU68は、オートフォーカス(AF)、自動露光(AE)等の制御を行うとともに、必要に応じてLED制御部70にストロボ発光のコマンドを送る。
前記オートフォーカス(AF)制御は、G信号の高周波成分が最大になるように撮影レンズ12を移動させるコントラストAFであり、シャッタボタン14の半押し時にG信号の高周波成分が最大になるようにフォーカス駆動部72を介して撮影レンズ12を合焦位置に移動させる。
また、自動露光(AE)制御は、バス48を介してバッファメモリ46からR,G,B信号を取り込み、これらの信号を積算した積算値に基づいて被写体輝度(撮影EV値)を求め、この撮影EV値に基づいて撮影時の絞り値とシャッタスピードを決定する。そして、シャッタボタン14の全押し時に前記決定した絞り値になるように絞り駆動部74を介して絞り34を駆動し、また、決定したシャッタスピードとなるようにCCD36の電子シャッタによって電荷の蓄積時間を制御して1コマ分の画像データを取り込み、所要の信号処理をした後、メモリカード62に記録する。
前記LED制御部70は、電源電池の電圧を昇圧し、得られた高圧電流を必要に応じてLED18〜21に供給する。デフォルトのオートホワイトバランス(AWB)ストロボモードでは、LED18〜21のうちいずれのLEDを発光させるかは、撮影環境下(被写界)の色温度の測定結果によって変わる。被写界の輝度がきわめて低い(非常に暗い)場合や、被写界の輝度が低い(ストロボ光による補助照明が必要)が被写界のホワイトバランスが良好の場合には、W−LED21を発光させる。
また、室内撮影でタングステンライトの影響が強い(画像が赤っぽくなる)場合や蛍光灯の影響が強い(画像が緑っぽくなる)場合には、各色調の補色になるようにR−LED18,G−LED19,B−LED20の発光量比を変化させて、発光させる。これにより、アナログ処理部40のホワイトバランス処理におけるR,G,B信号の大幅なゲイン調整が不要となるから、画像のノイズを低減できる。
次に、上記実施形態の作用について図5〜図7に示すフローチャートに従って説明する。撮影を開始する前に、ユーザは撮影環境によってホワイトバランス調整の仕方を選択する。一般的な撮影ではデフォルトのオートホワイトバランス調整のままでよいが、例えば数多くの蛍光灯が設置された明るい室内で撮影を行う場合には、オートのままではストロボ発光は不要と判断され、室内光だけで撮影することになる。この場合、アナログ処理部40のホワイトバランス処理では、蛍光灯の影響による強い緑色を抑えるために大きなゲイン値が使用される。このため、画像のノイズが増幅され、画質が著しく低下する。そこで、数多くの蛍光灯が設置された明るい室内で撮影を行うようなシーンでは、マニュアルでMAモードを選択する(図3参照)。
図5に示すように、シャッタボタン14を半押しすると(st1)、AEシーケンス(st2),LED18〜21の発光制御の設定を行うことにより撮影時に被写界のホワイトバランス調整の設定を行うWBストロボ設定シーケンス(st3),AFシーケンス(st4)が順次に実行される。
AEシーケンスでは、図6に示すように、サブCPU68がバッファメモリ46から1画面分のG信号を取得し(st9)、画像の明るさを評価する(st10)。サブCPU68は、画像の明るさ(被写体輝度)に基づいて、ストロボ照明が必要か否かを判断し(st11)、必要な場合にはストロボ発光フラグをONにし(st12)、不要な場合にはストロボ発光フラグをOFFにする(st13)。また、被写体輝度に基づいて、絞りとシャッタ速度の設定を行い、この設定をAE1とする(st14)。なお、ユーザがMAモードを選択するようなシーンでは、AE1はストロボ発光が不要な程度に明るい被写体輝度についての絞りとシャッタ速度の設定となる。
次に、メインCPU64は、MAモードに設定されているか否かをチェックする(st15)。MAモードに設定されている場合には、前記AE1よりも1EVだけアンダーになるように、絞りとシャッタ速度の設定を行う(st16)。また、ユーザがMAモードを選択するような撮影条件下(例えば明るい室内)では、ストロボ発光は不要とされ、ストロボ発光フラグがOFFにされているはずであるから(st13)、OFFにされているストロボ発光フラグをONに変更する(st17)。また、MAモードに設定されていない場合には、絞りとシャッタ速度の設定をAE1のままとする。
WBストロボ設定シーケンスでは、サブCPU68がバッファメモリ46から1画面分のR,G,B信号を読み込み、このG信号から所定の閾値よりも輝度が高い高輝度部を取得する(st18)。ここで、ストロボ発光が必要な場合(ストロボ発光フラグがONの場合)(st19)、高輝度部のR/G/B分布の評価を行い、高輝度部の色の偏りの程度を調べる(st20)。すなわち、アナログ処理部40のホワイトバランス処理で大幅なゲイン変更を伴うことなくホワイトバランス処理できる程度に高輝度部の色の偏りが少ない場合には、LED18〜20の発光による被写界の色補正は不要であるから(st21)、1EV分の光量不足だけを補うようにW−LED21のみを発光する設定を行う(st22)。
高輝度部での色の偏りが大きくストロボ発光による色補正の必要があり(st21)、ユーザがMAモードを選択している場合には(st23)、MAモードに応じたLED発光の設定を行う(st24)。すなわち、1EV分の光量不足を補い、かつ高輝度部での色の偏りが適正に補正されるように、LED18〜20に供給する各電圧に高低差をつけてLED18〜21の発光量の比が設定される。また、MAモードが選択されていない場合には、高輝度部の色の補色になるように、LED18〜20の各発光量比を設定する(st25)。
この後、シャッタボタン14を全押しすると(st6)、CCD36の電子シャッタが駆動される撮影シーケンス(st7)が実行される。この撮影シーケンスでは、電子シャッタの駆動と同時に、ストロボ発光が設定されている場合に、サブCPU68からLED制御部70にコマンドが送られ、LED18〜21のうち発光の設定されたLEDに高圧電流が印加され、発光される。
これと同時に、CCD36の電子シャッタが駆動され、CCD36から出力された画像信号がアナログ処理部40に入力され、ホワイトバランス処理される。特に、MAモードでは、撮影時に被写界の色の偏りがLED18〜20の発光によって補正されているから、大きなゲイン値を用いることなく、非常に良好なホワイトバランス処理を行うことができる。
ホワイトバランス処理された画像信号は、A/D変換器42でデジタル信号である画像データに変換されてからバッファメモリ46に一旦格納された後、メディア記録シーケンス(st8)が実行される。このメディア記録シーケンスでは、画像データがYC信号処理部50で輝度信号(Y信号)と色差信号(Cr,Cb 信号)とに変換され、ガンマ補正等の処理が施された後、バッファメモリ46を経て、圧縮/伸長回路58によって所定のフォーマットに圧縮されたのち、インターフェイス回路(I/F)60を介してメモリカード62に記録される。
シャッタボタン14を全押しする前にシャッタボタン14の押圧操作を止めると(st5)、ステップ1〜4はキャンセルされ、シャッタボタン14を半押し操作(st1)によって新たにステップ2〜4が実行される。
マニュアルでMAモードや光源アイコン29〜32を選択しない場合には、図8に示すように、デフォルトでオートのWBストロボ設定シーケンスが実行される。すなわち、高輝度部のR/G/B分布の評価を行い、高輝度部の色の偏りが少ない場合には、LED18〜20の発光による被写界の色補正は不要であるから(st21)、W−LED21のみを発光するように設定する(st22)。
また、アナログ処理部40のホワイトバランス処理で大幅なゲイン変更を伴う程度に高輝度部の色の偏りが大きい場合には、LED18〜20の発光による被写界の色補正が必要であると判断し(st21)、高輝度部の色の補色となるように、LED18〜20に供給する各電圧に高低差をつけてLED18〜20の各発光量比を設定する(st25)。この場合に、光量不足になると判断した場合には(st26)、更にW−LED21も合わせて発光させるように設定する(st27)。
次に、ユーザがLED18〜21から発光するLEDをマニュアルで選択する場合について、図9に示すフローチャートに従って説明する。まず、撮影を開始する前に、ユーザがマニュアルで発光させるLEDとして、図3に示すサブメニューで例えばR−LED18を選択した場合には(st28)、ユーザの選択したR−LED18が発光されるように設定される(st29)。この場合には、アナログ処理部40でのホワイトバランス処理が行われないようにWB設定フラグがOFFにされる(st30)。
また、ユーザが発光を希望するLEDを選択していない場合には(st28)、高輝度部の色の偏りによって画像の色が影響されないように、すなわち高輝度部の色の補色になるように、LED18〜20に供給する各電圧に高低差をつけてLED18〜20の各発光量比を設定する(st25)。
次に、図2に示すホワイトバランス調整(WB)のメニューから、ユーザが光源アイコン29〜32によって光源の種類を選択した場合について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。高輝度部での色の偏りが大きくストロボによる色補正の必要があり(st21)、ユーザが光源アイコン29〜32のうちいずれか1個を選択している場合には(st31)、ユーザが選択した光源アイコン29〜32に対応する光源に応じてLED18〜20の発光を設定する(st32)。
例えば、光源アイコン29が選択されている場合、タングステンライトの影響が大きいシーンであるから、色補正を行わない状態では、画像が赤味を帯びる。このため、R−LED18は発光させずに、G−LED19とB−LED20を発光させる設定を行う。このG−LED19とB−LED20との実際の発光量比率については、一般的なタングステンライトに対する補正データに基づいて決められている。なお、G−LED19とB−LED20との発光量比率は、実際に多くのシーンを撮影した実写データを基に決めるようにしてもよい。
なお、ユーザが光源アイコン29〜32のいずれも選択していない場合には(st31)、高輝度部の色の補色になるように、LED18〜20に供給する各電圧に高低差をつけてLED18〜20の各発光量比を設定する(st25)。なお、LED18〜20に供給する各電圧に高低差をつける代わりに、発光時間に長短をつけてLED18〜20の各発光量比を制御してもよい。
以上説明した実施形態では、撮影装置としてデジタルカメラを挙げたが、本発明はこれに限定されることなく、例えばカメラ付き携帯電話やカメラ付きPDA(Personal Digital Assistant)等でもよい。
本発明の第1実施形態の外観を示す斜視図である。 デジタルカメラの背面を示す平面図である。 マニュアルのホワイトバランス調整画面を表示した液晶画面を示す説明図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 撮影シーケンスの概略を示すフローチャートである。 MAモードを含むAEシーケンスの概略を示すフローチャートである。 MAモードを選択する場合のWBストロボ設定シーケンスを示すフローチャートである。 自動でLEDの発光を制御することによりホワイトバランス調整を行うように設定するWBストロボ設定シーケンスを示すフローチャートである。 発光するLEDの色をマニュアルで選択する場合のWBストロボ設定シーケンスを示すフローチャートである。 光源をマニュアルで特定する場合のWBストロボ設定シーケンスを示すフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
11 カメラボディ
12 撮影レンズ
15 レンズ鏡筒
17 化粧板
18〜21 LED
29〜32 光源アイコン
36 CCD
64 メインCPU
68 サブCPU
70 LED制御部

Claims (2)

  1. 被写体の輝度を測光する測光手段と、ストロボ光を発光して被写体を照明するストロボ装置とを備えた撮影装置において、
    前記測光手段から出力される測光結果から適正露光となる第1EV値よりも所定のEV値分だけアンダー露光となるように第2EV値を設定する露光値設定手段と、
    前記第2EV値に基づいて露光を行った場合に不足する光量を補い、適正露光となるようにストロボ装置を制御してストロボ光を発光するストロボ制御部と、
    を設けたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記ストロボ装置のストロボ光源として、発光色がそれぞれR,G,Bの各発光ダイオードを用いるとともに、被写界の色の偏りを測定する測定手段を設け、この測定手段の測定結果に基づいて、前記被写界の色の偏りを補正するように、前記R,G,Bの各発光ダイオードの発光量の比を設定して発光することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
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