JP2003215674A - カメラのストロボ装置 - Google Patents

カメラのストロボ装置

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JP2003215674A
JP2003215674A JP2002015549A JP2002015549A JP2003215674A JP 2003215674 A JP2003215674 A JP 2003215674A JP 2002015549 A JP2002015549 A JP 2002015549A JP 2002015549 A JP2002015549 A JP 2002015549A JP 2003215674 A JP2003215674 A JP 2003215674A
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Japan
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light
strobe
color temperature
light emitting
light emission
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JP2002015549A
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English (en)
Inventor
Kazukuni Kawakami
千国 川上
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LED等を使用した新規なカメラのストロボ装
置を提供し、簡易にR、G、Bの各発光素子の発光量を
制御する。 【解決手段】ストロボ光源としてR、G、BのLED3
8R、38G、38Bを使用する。3色の発光素子によ
るストロボ光が所望の色温度になるように38R、38
G、38Bの各発光素子の発光量比に対応させて3色の
各発光素子の数量比を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのストロボ装
置に係り、特に発光ダイオード(以下、「LED」とい
う)などの発光素子を用いたカメラのストロボ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラのストロボ装置は、光源と
してキセノン管が使用されている。
【0003】一方、従来から赤、緑、アンバー、黄、乳
白などの発光色を有する高輝度LEDがあるが、近年、
高輝度の青色LEDも実用化されている。これらのLE
Dは、主に各種の機器類の表示灯として使用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、朝や夕方の
太陽光の逆光補正を行うためにストロボ撮影を行うと、
キセノン管は昼光色に近い分光特性をもっているため、
不自然な色の写真となる場合がある。また、キセノン管
を使ったストロボ装置は数ミリ秒程度の瞬間発光しかで
きず、スローシャッタでのストロボ発光ができない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、LEDを使用した新規なカメラのストロボ装置
を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は発光色の色温度をマニュア
ルで変え又は自動的に変え、ストロボ撮影時のストロボ
光の色温度による不自然さをなくすことができるカメラ
のストロボ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1に係るカメラのストロボ装置は、スト
ロボ光源として使用されるR、G、Bの3色の発光素子
によるストロボ光が所望の色温度になるようにR、G、
Bの3色の各発光素子の発光量比に対応させて3色の各
発光素子の数量比を設定することを特徴とするカメラの
ストロボ装置、からなる。
【0008】請求項1の本発明によれば、R、G、Bの
3色の発光素子がストロボ光源を形成し、この3色の発
光素子によるストロボ光が所望の色温度になるように
R、G、Bの3色の各発光素子の発光量比を最適なもの
にする。この発光量比に対応させて3色の各発光素子の
数量比を設定する。
【0009】請求項2に係るカメラのストロボ装置によ
れば、請求項1の発明において、ストロボ光が白色光に
なるようにR、G、Bの3色の各発光素子の数量比をそ
れぞれ3:6:1とする。
【0010】請求項3に係るカメラのストロボ装置によ
れば、請求項1の発明において、前記発光素子は、発光
ダイオード、有機エレクトロルミネセンス、及びプラズ
マ発光素子のうちのいずれかである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラのストロボ装置、本発明のストロボ装置が適用
される電子カメラ及び本発明に適用される発光ヘッドの
好ましい実施の形態について詳説する。
【0012】図1は本発明に係るカメラのストロボ装置
の第1の実施の形態を示す外観図である。
【0013】同図に示すように、このストロボ装置10
は、下面にホットシュー22が設けられたストロボ本体
部20と、このストロボ本体部20の上部に配設された
ストロボ発光部30とから構成されている。
【0014】ストロボ本体部20の前面には、被写界の
色温度を検出するための色温度センサ24(R、G、B
フィルタ付きのフォトセンサ24R、24G、24B)
が設けられ、側面にはストロボ光の色温度をマニュアル
で設定するマニュアルモードと色温度を自動的に設定す
るオートモードとを切り換える切換えスイッチ26と、
マニュアルモード時にストロボ光の色温度を設定する色
温度設定ボリューム28とが設けられている。
【0015】また、図1上で、32はストロボ発光部3
0の発光窓部に設けられているフレネルレンズであり、
34はストロボ調光用の受光センサである。
【0016】図2は上記ストロボ装置10の背面図であ
る。このストロボ装置10の背面には、色温度記憶スイ
ッチ21(21-1〜21-3) と、表示ランプL1〜L3と、
色温度読出スイッチ23とが設けられている。色温度記
憶スイッチ21は、いずれかのスイッチが操作される
と、そのスイッチ操作時に色温度センサ24によって検
出された被写界の色温度をストロボ装置10内の不揮発
性メモリ(EEPROM)25(図4参照)に記憶させ
る。尚、この実施の形態では、色温度記憶スイッチ21-1
〜21-3により3種類の色温度を記憶させることができ
る。
【0017】色温度読出スイッチ23は、前記色温度記
憶スイッチ21-1〜21-3のスイッチ操作に基づいて記憶さ
れた色温度を読み出すためのスイッチであり、ワンプッ
シュするごとに色温度記憶スイッチ21-1〜21-3のスイッ
チ操作に基づいて記憶された色温度を順次選択して読み
出す。表示ランプL1〜L3は色温度記憶スイッチ21-1
〜21-3に対応して設けられており、現在選択されている
色温度に対応する表示ランプが点灯する。尚、このよう
にして読み出された色温度に基づいてストロボ光の色温
度が調整されるが、その詳細については後述する。
【0018】図3は上記ストロボ発光部30内に設けら
れたストロボ光源部36を示し、図3(A)はストロボ
光源部36の断面図であり、図3(B)はストロボ光源
部36の正面図である。
【0019】このストロボ光源部36は、反射傘37
と、LED群38(R、G、BのLED38R、38
G、38B)と、拡散板39とから構成されている。
R、G、BのLED38R、38G、38Bは、図3
(B)に示すようにアレー状に多数配設されている。ま
た、拡散板39は、LED群38から出射される指向性
の高い光を拡散させ、均一になるようにしている。尚、
LED38R、38G、38Bの数はそれぞれ同数でな
くてもよく、例えば各LED38R、38G、38Bを
フル発光させた時に白色光となるような割合で配設する
ことが好ましい。
【0020】また、ストロボ光が所望の色温度になるよ
うにLED38R、38G、38Bを各色の発光量比に
対応させた数量比で設けてもよい。ストロボ光を色温度
4、000K程度の白色光とするには、38R、38
G、38BのLEDの数量比は3:6:1とするのがよ
い。
【0021】図4は上記ストロボ装置10の内部構成を
示すブロック図である。
【0022】このストロボ装置10は、前述した色温度
記憶スイッチ21、色温度読出スイッチ23、色温度セ
ンサ24、EEPROM25、切換えスイッチ26、色
温度設定ボリューム28、ストロボ調光用の受光センサ
34、及びLED群38の他に、図4に示すように電池
40、電圧アップコンバータ42、大容量のコンデンサ
44、オペアンプ46、48、50、システムコントロ
ーラ52、調光回路54、及び温度センサ56が設けら
れている。
【0023】システムコントローラ52は、ストロボ装
置10を統括制御するもので、電圧アップコンバータ4
2を制御し、電池40の電圧(例えば6V)を10V程
度に昇圧させ、この昇圧させた電圧によりコンデンサ4
4を充電させる。尚、コンデンサ44は、例えば2〜5
秒程度の長い時間で充電されるとともに、1/60秒
(約16m秒)以上、LED群38に電流を継続供給で
きるものとする。
【0024】このコンデンサ44に蓄積された電気エネ
ルギーは、オペアンプ46、48、50を介してR、
G、BのLED38R、38G、38Bに供給される
が、システムコントローラ52は上記オペアンプ46、
48、50を制御し、R、G、BのLED38R、38
G、38Bの発光時間、発光量を制御する。
【0025】システムコントローラ52は、図示しない
カメラからホットシュー22(図1参照)を介してシャ
ッターレリーズに同期した発光信号を入力し、また、シ
リアル通信でガイドナンバーなどのストロボ発光量を決
定するための情報を取り込んでいる。また、システムコ
ントローラ52は、切換えスイッチ26がマニュアル側
に切り換えられていると、色温度設定ボリューム28で
設定した色温度となるようにストロボ光の色温度を制御
したり、切換えスイッチ26がオート側に切り換えられ
ていると、色温度センサ24によって検出した被写界の
色温度となるようにストロボ光の色温度を制御する。
尚、色温度センサはこの実施の形態に限定されず、種々
のものが使用できる。また、この実施の形態では、光の
R、G、B成分の強度の比に基づいて色温度を検出する
ようにしているが、光のR、B成分の強度の比に基づい
て色温度を検出するようにしてもよい。
【0026】更に、システムコントローラ52は、色温
度記憶スイッチ21が操作されると、そのスイッチ操作
時に色温度センサ24が検出した被写界の色温度をEE
PROM25に記憶させ、一方、色温度読出スイッチ2
3が操作されると、EEPROM25に記憶された色温
度を読み出し、この読み出した色温度となるようにスト
ロボ光の色温度を制御する。これにより、例えば、式場
のスポットライト、天井の照明、スタジオ照明などを色
温度を色温度記憶スイッチ21を操作してEEPROM
25に登録し、撮影前に色温度読出スイッチ23を操作
してEEPROM25に登録された所望の色温度を読み
出し、その読み出した色温度のストロボ光を発光させる
ことができる。
【0027】尚、LEDは周囲温度によって光量が変動
するため、LED群38の周囲温度を検出する温度セン
サ56が設けられており、システムコントローラ52
は、この温度センサ56によって検出されたLED群3
8の周囲温度に基づいてその周囲温度にかかわらず所要
の発光量が得られるようにLED群38への電流制御を
行っている。
【0028】次に、上記システムコントローラ52の動
作を図5に示すタイミングチャートを参照しながら説明
する。
【0029】まず、システムコントローラ52は、スト
ロボ撮影を行うためのストロボオン信号(図5(A))
により充電を開始させる信号を電圧アップコンバータ4
2に出力し、コンデンサ44の充電を開始させ、コンデ
ンサ44の充電が完了すると、電圧アップコンバータ4
2による充電動作を停止させる(図5(B)、
(C))。
【0030】その後、シャッターレリーズボタンが半押
しされると、スタンバイ状態となり(図5(D))、ガ
イドナンバーなどのストロボ発光量を決定するための情
報を取り込む。また、切換えスイッチ26がオートモー
ドに切り換えられている場合には、色温度センサ24か
ら被写界の色温度を読み取り、切換えスイッチ26がマ
ニュアルモードに切り換えられている場合には、マニュ
アルで設定された色温度を読み取り、更に色温度読出ス
イッチ23が操作されている場合には、EEPROM2
5から色温度を読み取る(図5(E))。
【0031】システムコントローラ52は、前記取り込
んだ情報に基づいてストロボ発光量を決定し、そのスト
ロボ発光量を得るための発光量調整用の基準値を調光回
路54に出力し、また、被写界の色温度に基づいて同じ
色温度の光が発光されるようにR、G、BのLED38
R、38G、38Bの発光量の比を決定し、この比に対
応するR、G、B発光レベルを設定する(図5
(F))。
【0032】次に、シャッターレリーズボタンが全押し
されてシャッターが開くと、そのシャッター開に同期し
た発光信号を入力し、前記設定したR、G、B発光レベ
ルを示す制御信号をそれぞれオペアンプ46、48、5
0の正入力に出力する。一方、オペアンプ46、48、
50の負入力には、各LED38R、38G、38Bに
流れる電流値に対応した信号が加えられており、オペア
ンプ46、48、50は、前記設定したR、G、B発光
レベルに対応した定電流が各LED38R、38G、3
8Bに流れるように制御する。
【0033】これにより、LED群38からは、全体と
して被写界の色温度と同じ色温度のストロボ光が発光さ
れる(図5(G))。
【0034】LED群38からストロボ光が発光される
と、調光回路54は、ストロボ調光用の受光センサ34
を介して発光量を検知する。そして、この検知した発光
量が発光量調整用の基準値と一致すると、発光を停止さ
せるために発光停止信号をシステムコントローラ52に
出力する。システムコントローラ52は、調光回路54
から発光停止信号を入力すると、LED群38の発光を
停止させる制御信号をオペアンプ46、48、50に出
力する。これにより、LED群38に流れる電流が遮断
され、LED群38の発光が停止する。
【0035】図6はR、G、BのLED38R、38
G、38Bの各発光量を制御する他の実施の形態を示す
回路図である。
【0036】同図に示すように、コンデンサ44に充電
された電気エネルギーは、それぞれ並列接続されたトラ
ンジスタ61、62、63、及びコイル64、65、6
6を介して各LED38R、38G、38Bに供給され
る。
【0037】電圧ダウンコンバータ60には、R、G、
B発光レベルを示す信号や、レリーズに同期した発光信
号、発光停止信号が加えられるようになっており、電圧
ダウンコンバータ60は、発光信号が加えられると、そ
の後、発光停止信号が加えられるまでの間、それぞれ
R、G、B発光レベルに対応した定電流が各LED38
R、38G、38Bに流れるように、デューティ比が制
御されたパルス信号をトランジスタ61、62、63の
ベースに出力する。
【0038】これにより、トランジスタ61、62、6
3はそれぞれ前記パルス信号によって間欠的にオン/オ
フし、パルス信号のオン期間中にコンデンサ44からコ
イル64、65、66を介して各LED38R、38
G、38Bに電流を流す。パルス信号のオフ期間中に
は、各コイル64、65、66による誘導起電力により
ダイオード67、68、69を介して各LED38R、
38G、38Bに電流が流れる。
【0039】電圧ダウンコンバータ60は、上記のよう
にして各LED38R、38G、38Bに流れる電流を
監視し、前記R、G、B発光レベルに応じた所要の電流
が流れるようにトランジスタ61、62、63に加える
パルス信号のデューティ比を調整する。
【0040】また、図7に示すように各LED38R、
38G、38BのON時間を個別に制御し、全てのLE
Dの発光が終了したときのLED38R、38G、38
Bの発光量の比が所望の色温度に対応するようにしても
よい。
【0041】いま、図7に示すようにB、R、Gの発光
量の比(この実施の形態では、説明を簡単にするために
発光量の比=発光時間の比とする)を、1:2:4とす
ると、LED38R、38G、38Bを同時に発光させ
たのち、t時間後にLED38Bの発光を停止し、2t
時間後にLED38Rの発光を停止し、4t時間後にL
ED38Gの発光を停止する。
【0042】次に、上記発光時間tについて説明する。
【0043】いま、所望のストロボ発光量を得るための
発光量調整用の基準値をVref とし、3原色の発光量の
比をa:b:c(a≦b≦c)として、次式に示す基準
値V ref ’を求める。
【0044】
【数1】 Vref ’={3a/(a+b+c)}×Vref …(1) 図7の実施の形態の場合には、Vref ’=(3/7)V
ref である。
【0045】そして、LED38R、38G、38Bを
同時に発光させ、調光回路54によりストロボ調光用の
受光センサ34を介して発光量を検知する。この検知し
た発光量が式(1) で示した基準値Vref ’と一致する
と、発光量の最も少ないLED(図7の実施の形態の場
合には、LED38B)の発光を停止させるとともに、
その発光時間tを測定する。次に、この測定した発光時
間tと、前記発光量の比(a:b:c)に基づいて他の
LEDの発光時間を演算により求める。この実施の形態
では、LED38Rの発光時間=(b/a)t=2t、
LED38Gの発光時間=(c/a)t=4tであり、
前述したように2t時間後にLED38Rの発光を停止
し、4t時間後にLED38Gの発光を停止する。尚、
この実施の形態では、R、G、B光にそれぞれ感度を有
する1つの受光センサ34を介して発光量を検知するよ
うにしたが、これに限らず、R、G、B光のうち発光量
の最も少ない光のみに感度を有する受光センサを介して
その発光量を検知するようにしてもよい。この場合、式
(1) 中の3aはaに置き換える。
【0046】また、図8は各LED38R、38G、3
8BのON/OFFのデューティ比を調整してストロボ
光の色温度(R、G、Bの発光量の比)を制御する場合
について示している。
【0047】即ち、LED38R、38G、38BのO
N時間とR、G、Bの発光量とが比例する場合に、それ
ぞれのON時間のトータルの比が、R、G、Bの発光量
の比となるようにLED38R、38G、38BのON
/OFFのデューティ比を決定する。
【0048】一方、ストロボ光の調光制御は、前記デュ
ーティ比に基づいてLED38R、38G、38Bを同
時に発光させ、調光回路54によりストロボ調光用の受
光センサ34を介して所望のストロボ発光量が得られた
時に同時に発光を停止させる。
【0049】更に、LED38R、38G、38BのL
ED群38が、各LED単位でON/OFF制御できる
場合には、R、G、Bごとに点灯するLEDの個数を制
御することによりストロボ光の色温度(R、G、Bの発
光量の比)を制御するようにしてもよい。
【0050】図9は本発明に係るカメラのストロボ装置
の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0051】このストロボ装置70は、前述したストロ
ボ装置10に比べて色温度調整機能をもたない簡易型の
もので、乳白色のLED71のみが使用されている。ス
イッチS1、S2は、ストロボスイッチのオン/オフに
連動してオン/オフするスイッチであり、これらのスイ
ッチS1、S2がオンされると、電池72の電圧が電圧
アップコンバータ73によって昇圧され、その昇圧され
た電圧によってコンデンサ74が充電される。また、ス
イッチS1がオンされると、充電表示LED75が点灯
し、コンデンサ74の充電が完了して充電電圧がオペア
ンプ76の一方の入力の基準電圧Vref を越えると、充
電表示LED75は消灯する。
【0052】一方、スイッチS3はノーマルオープンス
イッチであり、シャッターレリーズボタンの押下時に連
動して瞬間的に閉じ、その後再び開くように構成されて
いる。
【0053】上記スイッチS3が開放されている状態で
は、ストロボ調光用の受光センサ77によってコンデン
サ78が所定量以上充電されているため、オペアンプ7
9からはLレベル信号が出力され、これによりトランジ
スタ80はオフになっている。従って、この状態ではス
トロボ発光用のコンデンサ74の充電が完了してもLE
D71には電流が流れず、LED71は発光しない。
【0054】ここで、シャッターレリーズボタンが押さ
れてスイッチS3が一時的に閉じると、コンデンサ78
に蓄積された電荷が放電される。これによりオペアンプ
79からはHレベル信号が出力されてトランジスタ80
がオンされ、コンデンサ74からLED71、トランジ
スタ80を介して電流が流れ、LED71が発光する。
【0055】その後、ストロボ調光用の受光センサ77
によってコンデンサ78が充電され、コンデンサ78の
電圧が接続点81の分圧値よりも大きくなると、オペア
ンプ79からはLレベル信号が出力される。これにより
トランジスタ80はオフになり、LED71は消灯す
る。
【0056】尚、ガイドナンバーに応じて可変抵抗82
の抵抗値を調整し、前記接続点81の分圧値(調光レベ
ル)を変えることにより、LED71の発光量を調整す
ることができる。また、ストロボ調光用の受光センサ7
7を含む一点鎖線のオートストロボ回路に代えて、シャ
ッタレリーズボタンに同期してオンするスイッチS4を
設けるようにしてもよい。
【0057】図10は本発明に係るカメラのストロボ装
置の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【0058】このストロボ装置90は、図4に示した第
1の実施の形態のストロボ装置10がストロボ光源とし
てLED群38を使用しているのに対し、有機エレクト
ロルミネセンスパネル(有機ELパネル)91を使用し
ている点で相違する。尚、図4と共通する部分には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0059】この有機ELパネル91は、発光スペクト
ルのピーク波長が600〜740nmである赤色(R)
領域の有機ELと、発光スペクトルのピーク波長が50
0〜600nmである緑色(G)領域の有機ELと、発
光スペクトルのピーク波長が380〜500nmである
青色(B)領域の有機ELとが、図3(B)に示したL
ED群38と同様に多数配列されて構成され、R、G、
Bの各有機ELは、システムコントローラ52から加え
られる制御信号によって発光輝度及び発光時間が制御さ
れる。
【0060】これにより、有機ELパネル91は、所望
の色温度のストロボ光を発光することができる。
【0061】また、上記LEDの場合と同様に、ストロ
ボ光が所望の色温度になるように赤色(R)領域の有機
ELと、緑色(G)領域の有機ELと、青色(B)領域
の有機ELとを各色の発光量比に対応させた数量比で設
けてもよい。ストロボ光を色温度4、000K程度の白
色光とするには、R、G、Bの各有機ELの数量比は
3:6:1とするのがよい。
【0062】また、この有機ELパネル91の代わり
に、プラズマ発光素子がアレイ状に配列されたプラズマ
発光素子パネルを使用してもよい。尚、このプラズマ発
光素子パネルは、紫外線の放出によりR、G、Bの蛍光
体を刺激してR、G、B光を発光させるR、G、Bのプ
ラズマ発光素子を有し、システムコントローラ52から
加えられる制御信号によって所望の色温度のストロボ光
を発光することができるものが適用される。
【0063】プラズマ発光素子の場合も、ストロボ光が
所望の色温度になるようにR、G、Bの各プラズマ発光
素子を各色の発光量比に対応させた数量比で設けてもよ
い。ストロボ光を色温度4、000K程度の白色光とす
るには、R、G、Bの各プラズマ発光素子の数量比は
3:6:1とするのがよい。
【0064】図11は本発明に係るカメラのストロボ装
置の第4の実施の形態を示すブロック図である。
【0065】このストロボ装置92は、図4に示した第
1の実施の形態のストロボ装置10がストロボ光源とし
てR、G、BのLED群38を使用しているのに対し、
カラーフィルタ94によってストロボ光の色温度を変更
することができるストロボ光源を使用している点で相違
する。尚、図4と共通する部分には同一の符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0066】図11に示すストロボ光源は、白色のスト
ロボ光を発光するストロボ発光部93と、Rフィルタ9
4R及びBフィルタ94Bを有するカラーフィルタ94
と、フィルタ駆動モータ95とから構成されている。
【0067】カラーフィルタ94は、ストロボ発光部9
3の前面に移動自在に配設されており、カラーフィルタ
94の一端にラック94Aが連結されている。一方、フ
ィルタ駆動モータ95の駆動軸には、ラック94Aと噛
合するピニオン95Aが固定されている。従って、フィ
ルタ駆動モータ95を駆動することにより、カラーフィ
ルタ94を図11上で上下方向に移動させることができ
る。
【0068】上記ストロボ光源は、図11に示す状態
(フィルタが前面にない状態)では、日中の太陽光の色
温度(5500〜6000度K)のストロボ光を発光し、カラー
フィルタ94が図11上で下方に移動してRフィルタ9
4Rがストロボ発光部93の前面を覆うと、日出没前後
の色温度(2000〜3000度K)のストロボ光を発光し、カ
ラーフィルタ94が図11上で上方に移動してBフィル
タ94Bがストロボ発光部93の前面を覆うと、青空光
の色温度(10,000〜20,000度K)のストロボ光を発光す
る。
【0069】システムコントローラ52は、オート又は
マニュアルでストロボ光の色温度が設定されると、その
色温度に最も近い色温度のストロボ光を発光させるべく
フィルタ駆動モータ95を制御してカラーフィルタ94
を移動させる。その後、ストロボ撮影時にシャッターレ
リーズボタンが全押しされてシャッターが開き、そのシ
ャッター開に同期した発光信号を入力すると、ストロボ
ON信号をストロボ発光部93に出力してストロボ光を
発光させる。
【0070】一方、調光回路54は、ストロボ調光用の
受光センサ34を介して発光量を検知し、この検知した
発光量が発光量調整用の基準値と一致すると、発光を停
止させるためにストロボOFF信号をストロボ発光部9
3に出力してストロボ光の発光を停止させる。
【0071】図12は本発明に係るストロボ装置のスト
ロボ光の色温度が調整可能な電子カメラの背面図であ
る。
【0072】同図に示すようにモードダイヤル101
は、回転させることにより、マニュアル撮影モード、オ
ート撮影モード、人物モード等のうちのいずれかの撮影
モードに設定できるようになっている。また、モードダ
イヤル101の中央には、半押し時にONするスイッチ
S1と、全押し時にONするスイッチS2とを有するシ
ャッターレリーズボタン102が設けられている。
【0073】このデジタルカメラの背面には、図12に
示すようにファインダ接眼部103、シフトキー10
4、表示キー105、撮影モード/再生モード切替えレ
バー106、キャンセルキー107、実行キー108、
マルチファンクションの十字キー109、及び液晶モニ
タ152が設けられている。
【0074】図13は図12に示した電子カメラ100
の内部構成を示すブロック図である。
【0075】同図において、撮影レンズ110及び絞り
112を介して固体撮像素子(CCD)114の受光面
に結像された被写体像は、各センサで光の入射光量に応
じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積さ
れた信号電荷は、CCD駆動回路116から加えられる
リードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出さ
れ、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧
信号として順次読み出される。尚、このCCD114
は、蓄積した信号電荷をシャッタゲートパルスによって
掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャ
ッタスピード)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能
を有している。
【0076】CCD114から順次読み出された電圧信
号は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)118
に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサン
プリングホールドされ、A/D変換器120に加えられ
る。A/D変換器120は、CDS回路118から順次
加えられるR、G、B信号をデジタルのR、G、B信号
に変換して出力する。尚、CCD駆動回路116、CD
S回路118及びA/D変換器120は、タイミング発
生回路122から加えられるタイミング信号によって同
期して駆動されるようになっている。
【0077】前記A/D変換器120から出力された
R、G、B信号は、一旦メモリ124に格納され、その
後、メモリ124に格納されたR、G、B信号は、デジ
タル信号処理回路126に加えられる。デジタル信号処
理回路126は、同時化回路128、ホワイトバランス
調整回路130、ガンマ補正回路132、YC信号作成
回路134、及びメモリ136等から構成されている。
【0078】同時化回路128は、メモリ124から読
み出された点順次のR、G、B信号を同時式に変換し、
R、G、B信号を同時にホワイトバランス調整回路13
0に出力する。ホワイトバランス調整回路130は、
R、G、B信号のデジタル値をそれぞれ増減するための
乗算器130R、130G、130Bから構成されてお
り、R、G、B信号は、それぞれ乗算器130R、13
0G、130Bに加えられる。乗算器130R、130
G、130Bの他の入力には、中央処理装置(CPU)
138からホワイトバランス制御するためのホワイトバ
ランス補正値(ゲイン値)が加えられており、乗算器1
30R、130G、130Bはそれぞれ2入力を乗算
し、この乗算によってホワイトバランス調整された
R’、G’、B’信号をガンマ補正回路132に出力す
る。尚、CPU138からホワイトバランス調整回路1
30に加えられるホワイトバランス補正値の詳細につい
ては後述する。
【0079】ガンマ補正回路132は、ホワイトバラン
ス調整されたR’、G’、B’信号が所望のガンマ特性
となるように入出力特性を変更し、YC信号作成回路1
34に出力する。YC信号作成回路134は、ガンマ補
正されたR、G、B信号から輝度信号Yとクロマ信号C
r、Cbとを作成する。これらの輝度信号Yとクロマ信
号Cr、Cb(YC信号)は、メモリ124と同じメモ
リ空間のメモリ136に格納される。
【0080】ここで、メモリ136内のYC信号を読み
出し、液晶モニタ52に出力することによりスルー画像
や撮影された静止画等を液晶モニタ152に表示させる
ことができる。
【0081】また、撮影後のYC信号は、圧縮/伸長回
路154によって所定のフォーマットに圧縮されたの
ち、記録部156にてメモリカードなどの記録媒体に記
録される。更に、再生モード時にはメモリカードなどに
記録されている画像データが圧縮/伸長回路154によ
って伸長処理された後、液晶モニタ152に出力され、
液晶モニタ152に再生画像が表示されるようになって
いる。
【0082】CPU138は、図12に示したモードダ
イヤル101、シャッターレリーズボタン102、十字
キー109等を含むカメラ操作部140からの入力に基
づいて各回路を統括制御するとともに、オートフォーカ
ス、自動露光制御、ホワイトバランス等の制御を行う。
このオートフォーカス制御は、例えばG信号の高周波成
分が最大になるように撮影レンズ110を移動させるコ
ントラストAFであり、シャッタレリーズボタン102
の半押し時にG信号の高周波成分が最大になるように駆
動部142を介して撮影レンズ110を合焦位置に移動
させる。
【0083】また、自動露光制御は、R、G、B信号を
取り込み、これらのR、G、B信号を積算した積算値に
基づいて被写体輝度(撮影EV値)を求め、この撮影E
V値に基づいて撮影時の絞り値とシャッタスピードを決
定する。そして、シャッタレリーズボタン102の全押
し時に前記決定した絞り値になるように絞り駆動部14
4を介して絞り112を駆動し、また、決定したシャッ
タスピードとなるように電子シャッタによって電荷の蓄
積時間を制御して1コマ分の画像データを取り込み、所
要の信号処理をした後、記録媒体に記録する。
【0084】次に、ホワイトバランス補正方法について
説明する。
【0085】まず、マニュアル操作によってホワイトバ
ランス補正を行う場合には、撮影モード/再生モード切
替えレバー106を撮影モードに切り換え、モードダイ
ヤル101によってマニュアル撮影モードを設定し、更
に実行キー108を押し、図12に示すように液晶モニ
タ152上にホワイトバランス設定用のメニューを表示
させる。ここで、十字キー109によってカーソルをア
ップダウンさせて、ホワイトバランスの項目(AUT
O、光源種を示すアイコン、M)を選択する。尚、「A
UTO」が選択されると、後述するように被写界の色温
度(光源種)を測定し、その測定した色温度に応じたホ
ワイトバランス補正を行い、光源種を示すアイコンが選
択されると、その選択された光源種に適したホワイトバ
ランス補正を行い、「M」が選択されると、予め色温度
を記憶させる操作に基づいて記憶された色温度を読み出
し、その色温度に応じたホワイトバランス補正を行う。
【0086】次に、オート撮影モード又はホワイトバラ
ンスを「AUTO」に設定したマニュアル撮影モード時
に測定される被写界の色温度(光源種)の測定方法につ
いて説明する。
【0087】図13に示したメモリ124に一時格納さ
れたR、G、B信号から、1画面を複数のエリア(8×
8)に分割する各分割エリアごとにR、G、B信号の色
別の平均積算値を求める。これらの分割エリアごとの
R、G、B信号の平均積算値は、積算回路148によっ
て算出され、CPU138に加えられる。積算回路14
8とCPU138との間には乗算器150R、150
G、150Bが設けられており、乗算器150R、15
0G、150Bには、機器のバラツキを調整するための
調整ゲイン値が加えられるようになっている。
【0088】CPU138は、上記分割エリアごとの
R、G、B信号の平均積算値に基づいてデーライト(晴
れ)、日陰−曇り、蛍光灯、タングステン電球等の光源
種の判別を行う。この光源種の判別は、前記分割エリア
ごとにR、G、B信号の色別の平均積算値の比R/G、
B/Gを求め、続いて横軸をR/G、縦軸をB/Gとす
るグラフ上で、各光源種に対応する色分布の範囲を示す
検出枠を設定する。そして、前記求めた各エリアごとの
比R/G、B/Gに基づいて前記検出枠に入るエリアの
個数を求め、被写体の輝度レベル及び検出枠に入るエリ
アの個数に基づいて光源種を判別する(特開2000-22460
8 参照) 。尚、CCD114から得られたR、G、B信
号に基づいて自動的に光源種(被写界の色温度)を求め
る方法は、この実施の形態に限定されない。
【0089】CPU138は、上記のようにして光源種
(被写界の色温度)を求めると、その光源種に適したホ
ワイトバランス補正値を決定し、その決定したホワイト
バランス補正値(ゲイン値)を乗算器130R、130
G、130Bに出力する。これにより、乗算器130
R、130G、130Bからはホワイトバランス調整さ
れたR’、G’、B’信号がガンマ補正回路132に出
力される。
【0090】尚、この実施の形態では、ホワイトバラン
ス処理をデジタル信号処理回路126内で行うようにし
ているが、CDS回路118及び図示しないゲインコン
トロールアンプ等を含むアナログ信号処理回路内で行う
ようにしてもよい。また、ホワイトバランス処理は、
R、G、Bそれぞれ独立のゲイン処理により、R/G及
びB/Gの比を変化させることにより行っているが、色
差信号Cr 、Cb それぞれ独立の加減算処理により、色
差信号Cr 、Cb にある値を加算又は減算させることに
よって行う方法もある。
【0091】次に、本発明に係るストロボ装置146の
制御方法について説明する。
【0092】図14は上記電子カメラ100に内蔵又は
外付けされるストロボ装置146の詳細を示すブロック
図である。尚、図4と共通する部分には同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0093】このストロボ装置146は、図4に示した
第1の実施の形態のストロボ装置10と比較して、主と
して被写界の色温度を検出するための色温度センサ24
が設けられていない点で相違している。尚、被写界の色
温度は、前述したようにCCD114から得られたR、
G、B信号に基づいて求めている。
【0094】また、CPU138は、ストロボ装置14
6のシステムコントローラ52に対してシャッターレリ
ーズに同期した発光信号や、シリアル通信でストロボ発
光量やストロボ光の色温度を示す情報を出力する。
【0095】さて、従来の電子カメラは、マニュアルホ
ワイトバランスモードが設定されると、マニュアル補正
されたホワイトバランスに対してストロボ光が影響しな
いようにストロボ発光を禁止させているが、本発明に係
る電子カメラ100は、マニュアルホワイトバランスモ
ードが設定されている場合でもストロボ発光を禁止しな
い。
【0096】また、従来の電子カメラは、ストロボ撮影
する場合には、オートホワイトバランス補正又はマニュ
アルホワイトバランス補正を行わずに、ストロボ光(デ
ーライト)に応じた固定のホワイトバランス補正値によ
るホワイトバランス調整を行っているが、本発明に係る
電子カメラ100は、ストロボ撮影を行う場合にもオー
トホワイトバランス補正又はマニュアルホワイトバラン
ス補正を行う。
【0097】即ち、本発明に係る電子カメラ100は、
ストロボ撮影時にオートホワイトバランスモードが設定
されている場合には自動的に測定した被写界の色温度に
応じたストロボ光を発光させるようにストロボ装置14
6を制御し、マニュアルホワイトバランスモードが設定
されている場合にはマニュアルで設定した被写界の色温
度(光源種)に応じたストロボ光を発光させるようにス
トロボ装置146を制御する。
【0098】これによりストロボ撮影時にオート又はマ
ニュアル補正されるホワイトバランスに対してストロボ
光が影響しないようにしている。
【0099】図15は本発明のストロボ装置にも適用可
能な発光ヘッドの実施の形態を示す斜視図である。
【0100】この発光ヘッド190は、四角柱状の拡散
板192の4つの側面にR、G、BのLED193R、
193G、193Bが配設され、拡散板192の底面部
に皿状の反射ミラー194が配設されて構成されてい
る。尚、拡散板192の4つの側面のLEDが設けられ
ていない部分にミラーを設け、側面から光が洩れないよ
うにしてもよい。
【0101】上記拡散板192の4つの側面に設けられ
た各LED193R、193G、193Bが発光する
と、その光は、図15上で拡散板192の上面から出射
される。
【0102】尚、白色光の場合、G成分が多いため、こ
の実施の形態では、GのLED193Gを多く配設する
ようにしている。また、LEDは側面全体に多数配設し
てもよい。更に、拡散板の形状はこの実施の形態に限定
されず、多角柱又は円柱形状でもよく、更にまた、拡散
板の代わりにライトガイド部材を使用し、その出射面に
拡散板を設けるようにしてもよい。
【0103】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、3色の発光
素子によるストロボ光が所望の色温度になるように、
R、G、Bの3色の各発光素子の発光量比に対応させて
3色の各発光素子の数量比を設定するので、所望の色温
度を得るために各発光素子を点灯させるだけでよく、発
光の制御系統が単純で済む。
【0104】請求項2の本発明によれば、各発光素子を
点灯させるだけで白色のストロボ光が得られる。
【0105】請求項3の本発明によれば、種々の発光素
子を使用することができ、特に、発光ダイオード等は連
続発光させることができるので、スローシャッターでの
ストロボ撮影ができ、オートフォーカス時にオートフォ
ーカス用光源としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラのストロボ装置の第1の実
施の形態を示す外観図
【図2】図1に示したストロボ装置の背面図
【図3】図1に示したストロボ発光部内に設けられたス
トロボ光源の構造を示す図
【図4】図1に示したストロボ装置の内部構成を示すブ
ロック図
【図5】図3に示したシステムコントローラの動作を説
明するために用いたタイミングチャート
【図6】R、G、BのLEDの各発光量を制御する他の
実施の形態を示す回路図
【図7】R、G、BのLEDのON時間を個別に制御し
てストロボ光の色温度を制御する場合のタイミングチャ
ート
【図8】R、G、BのLEDのON/OFFのデューテ
ィ比を調整してストロボ光の色温度を制御する場合のタ
イミングチャート
【図9】本発明に係るカメラのストロボ装置の第2の実
施の形態を示すブロック図
【図10】本発明に係るカメラのストロボ装置の第3の
実施の形態を示すブロック図
【図11】本発明に係るカメラのストロボ装置の第4の
実施の形態を示すブロック図
【図12】本発明に係るストロボ装置のストロボ光の色
温度が調整可能な電子カメラの背面図
【図13】図12に示した電子カメラの内部構成を示す
ブロック図
【図14】図12に示した電子カメラに内蔵又は外付け
されるストロボ装置の詳細を示すブロック図
【図15】本発明のストロボ装置に適用されるダイオー
ド発光ヘッドの実施の形態を示す斜視図
【符号の説明】
10、70、90、92、146…ストロボ装置、20
…ストロボ本体部、21…色温度記憶スイッチ、23…
色温度読出スイッチ、24…色温度センサ、25…EE
PROM、26…切換えスイッチ、28…色温度設定ボ
リューム、30…ストロボ発光部、34…ストロボ調光
用の受光センサ、36…ストロボ光源部、37…反射
傘、38…LED群、38R、193R…RのLED、
38G、193G…GのLED、38B、193B…B
のLED、39、192…拡散板、40…電池、42、
73…電圧アップコンバータ、44、74…コンデン
サ、46、48、50、76、79…オペアンプ、52
…システムコントローラ、54…調光回路、56…温度
センサ、60…電圧ダウンコンバータ、61、62、6
3…トランジスタ、64、65、66…コイル、71…
乳白色のLED、75…充電表示LED、91…有機E
Lパネル、93…ストロボ発光部、94…カラーフィル
タ、95…フィルタ駆動モータ、100…電子カメラ、
110…撮影レンズ、114…CCD、126…デジタ
ル信号処理回路、138…CPU、190…発光ヘッ
ド、194…反射ミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストロボ光源として使用されるR、G、B
    の3色の発光素子によるストロボ光が所望の色温度にな
    るようにR、G、Bの3色の各発光素子の発光量比に対
    応させて3色の各発光素子の数量比を設定することを特
    徴とするカメラのストロボ装置。
  2. 【請求項2】ストロボ光が白色光になるようにR、G、
    Bの3色の各発光素子の数量比をそれぞれ3:6:1と
    することを特徴とする請求項1のカメラのストロボ装
    置。
  3. 【請求項3】前記発光素子は、発光ダイオード、有機エ
    レクトロルミネセンス、及びプラズマ発光素子のうちの
    いずれかである請求項1のカメラのストロボ装置。
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