JP4991366B2 - ストロボ装置及びカメラ - Google Patents

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Description

本発明はストロボ装置及びカメラに係り、特にストロボの発光色の色温度を変化させることができるストロボ装置及びカメラに関する。
従来から使用されているキセノン管を光源とするストロボ装置は、昼光色に近い分光特性を持っている。このため、朝や夕方の太陽光の逆光補正を行うためにストロボ撮影を行うと、ストロボ光と周囲の光源の色温度の違いにより、不自然な色の画像になってしまう問題があった。
特許文献1には、R、G、Bの発光素子を使用することにより、発光色の色温度をマニュアルで又は自動的に変えることができ、朝や夕方の太陽光の逆光補正を行う場合に、その太陽光の色温度に合わせた逆光補正を行うことができるストロボ装置が記載されている。特許文献1に記載のストロボ装置によれば、ストロボ撮影時のストロボ光の色温度による不自然さをなくすことが可能となる。
特開2002−116481号公報
特許文献1に記載の発明は、発光色の色温度をマニュアルで又は自動的に設定した後に、設定された色温度をR、G、Bの発光量の比に変換する必要があり、このためには、色温度とRGB比の対応テーブルをEEPROM等に持つ方法が考えられる。
しかし、同じ色温度差でも、色温度の低い領域では色の変化が大きく、高い領域では色の変化が小さい。このため、一定の色温度の間隔でRGB比データを持つと、色温度の間隔が広い場合は色温度の低い領域で細かい色温度の設定ができなくなり、色温度の間隔が狭い場合は色温度の高い領域で無駄なデータが多くなるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、R,G,Bの発光量の比のデータを必要最小限にし、効率よくメモリを活用できるストロボ装置及びカメラを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係るストロボ装置は、発光するストロボ光の色温度の調整が可能なストロボ光源であって、それぞれ独立して発光量を制御可能なR、G、Bの3色の発光素子から構成されるストロボ光源と、撮影に同期して前記ストロボ光源からストロボ光を発光させる発光制御手段と、所定の間隔の色温度ごとに各色温度に対応したストロボ光を発光するための前記3色の発光素子のR、G、Bの発光量の比を記憶した記憶手段であって、色温度の高低に応じて前記所定の間隔を異ならせてR、G、Bの発光量の比を記憶する記憶手段と、発光すべき色温度に応じて前記記憶手段から対応するR、G、Bの発光量の比を読み出し、その読み出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整する色温度調整手段と、被写界の色温度を検出する色温度検出手段とを備え、前記色温度調整手段は、前記記憶手段から前記色温度検出手段によって検出された色温度に低温側で最も近い色温度、及び高温側で最も近い色温度に対応して記憶されたR、G、Bの発光量の比をそれぞれ読み出し、その読み出した2つのR、G、Bの発光量の比を前記検出された色温度によって補完したR、G、Bの発光量の比を算出し、この算出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整することを特徴とする
これにより、メモリを効率よく使用することができる。
請求項2に示すように請求項1に記載のストロボ装置において、前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載のストロボ装置において、前記記憶手段は、色温度の変化に対するR、G、Bの発光量の比の変化が大きい色温度の範囲では前記所定の間隔を狭くし、R、G、Bの発光量の比の変化が小さい色温度の範囲では前記所定の間隔を広くしてR、G、Bの発光量の比を記憶することを特徴とする。
前記目的を達成するために請求項に係るカメラは、被写体を撮影してその画像データを記録するカメラにおいて、発光するストロボ光の色温度の調整が可能なストロボ光源であって、それぞれ独立して発光量を制御可能なR、G、Bの3色の発光素子から構成されるストロボ光源と、撮影に同期して前記ストロボ光源からストロボ光を発光させる発光制御手段と、所定の間隔の色温度ごとに各色温度に対応したストロボ光を発光するための前記3色の発光素子のR、G、Bの発光量の比を記憶した記憶手段であって、色温度の高低に応じて前記所定の間隔を異ならせてR、G、Bの発光量の比を記憶する記憶手段と、発光すべき色温度に応じて前記記憶手段から対応するR、G、Bの発光量の比を読み出し、その読み出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整する色温度調整手段と、被写界の色温度を検出する色温度検出手段とを備え、前記色温度調整手段は、前記記憶手段から前記色温度検出手段によって検出された色温度に低温側で最も近い色温度、及び高温側で最も近い色温度に対応して記憶されたR、G、Bの発光量の比をそれぞれ読み出し、その読み出した2つのR、G、Bの発光量の比を前記検出された色温度によって補完したR、G、Bの発光量の比を算出し、この算出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整することを特徴とする。
これにより、メモリを効率よく使用することができる。
請求項7に示すように請求項6に記載のカメラにおいて、前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする。
請求項8に示すように請求項6又は7に記載のカメラにおいて、前記記憶手段は、色温度の変化に対するR、G、Bの発光量の比の変化が大きい色温度の範囲では前記所定の間隔を狭くし、R、G、Bの発光量の比の変化が小さい色温度の範囲では前記所定の間隔を広くしてR、G、Bの発光量の比を記憶することを特徴とする。
本発明によれば、R、G、Bの発光素子を使用したストロボの、発光色の色温度を変化させるためのR、G、Bの発光量の比のデータを必要最小限にし、効率よくメモリを活用できるストロボ装置及びカメラを提供することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るストロボ装置及びカメラの好ましい実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明に係るカラーブラケッティング撮影が可能な電子カメラの上面図である。
同図に示すようにモードダイヤル101は、回転させることにより、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、人物モード等のうちのいずれかの撮影モードに設定できるようになっている。また、モードダイヤル101の前部には、半押し時にONするスイッチS1と、全押し時にONするスイッチS2とを有するシャッターレリーズボタン102が設けられている。
図2は本発明に係るカラーブラケッティング撮影が可能な電子カメラの後斜視図である。
この電子カメラ100の背面には、図2に示すように液晶ファインダー103、メニューボタン104、十字ボタン105、及び液晶モニタ152が設けられている。
図3は本発明に係るカラーブラケッティング撮影が可能な電子カメラの前斜視図である。
この電子カメラ100の前面には、図3に示すように撮影レンズ110、ストロボ装置146が設けられている。
図4は図1に示した電子カメラ100の内部構成を示すブロック図である。
同図において、撮影レンズ110及び絞り112を介して固体撮像素子(CCD)114の受光面に結像された被写体像は、各センサで光の入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、CCD駆動回路116から加えられるリードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。尚、このCCD114は、蓄積した信号電荷をシャッターゲートパルスによって掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
CCD114から順次読み出された電圧信号は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)118に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールドされ、A/D変換器120に加えられる。A/D変換器120は、CDS回路118から順次加えられるR、G、B信号をデジタルのR、G、B信号に変換して出力する。尚、CCD駆動回路116、CDS回路118及びA/D変換器120は、タイミング発生回路122から加えられるタイミング信号によって同期して駆動されるようになっている。
前記A/D変換器120から出力されたR、G、B信号は、一旦メモリ124に格納され、その後、メモリ124に格納されたR、G、B信号は、デジタル信号処理回路126に加えられる。デジタル信号処理回路126は、同時化回路128、ホワイトバランス調整回路130、ガンマ補正回路132、YC信号作成回路134、及びメモリ136等から構成されている。
同時化回路128は、メモリ124から読み出された点順次のR、G、B信号を同時式に変換し、R、G、B信号を同時にホワイトバランス調整回路130に出力する。ホワイトバランス調整回路130は、R、G、B信号のデジタル値をそれぞれ増減するための乗算器130R、130G、130Bから構成されており、R、G、B信号は、それぞれ乗算器130R、130G、130Bに加えられる。乗算器130R、130G、130Bの他の入力には、中央処理装置(CPU)138からホワイトバランス制御するためのホワイトバランス補正値(ゲイン値)が加えられており、乗算器130R、130G、130Bはそれぞれ2入力を乗算し、この乗算によってホワイトバランス調整されたR’、G’、B’信号をガンマ補正回路132に出力する。尚、CPU138からホワイトバランス調整回路130に加えられるホワイトバランス補正値の詳細については後述する。
ガンマ補正回路132は、ホワイトバランス調整されたR’、G’、B’信号が所望のガンマ特性となるように入出力特性を変更し、YC信号作成回路134に出力する。YC信号作成回路134は、ガンマ補正されたR、G、B信号から輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbとを作成する。これらの輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(YC信号)は、メモリ124と同じメモリ空間のメモリ136に格納される。
ここで、メモリ136内のYC信号を読み出し、液晶モニタ152に出力することによりスルー画像や撮影された静止画等を液晶モニタ152に表示させることができる。
また、撮影後のYC信号は、圧縮/伸長回路154によって所定のフォーマットに圧縮されたのち、記録部156にてメモリカードなどの記録媒体に記録される。更に、再生モード時にはメモリカードなどに記録されている画像データが圧縮/伸長回路154によって伸長処理された後、液晶モニタ152に出力され、液晶モニタ152に再生画像が表示されるようになっている。
CPU138は、図1に示したモードダイヤル101、シャッターレリーズボタン102、メニューボタン104、十字ボタン105等を含むカメラ操作部140からの入力に基づいて各回路を統括制御するとともに、オートフォーカス、自動露光制御、ホワイトバランス等の制御を行う。このオートフォーカス制御は、例えばG信号の高周波成分が最大になるように撮影レンズ110を移動させるコントラストAFであり、シャッターレリーズボタン102の半押し時にG信号の高周波成分が最大になるように駆動部142を介して撮影レンズ110を合焦位置に移動させる。
また、自動露光制御は、R、G、B信号を取り込み、これらのR、G、B信号を積算した積算値に基づいて被写体輝度(撮影EV値)を求め、この撮影EV値に基づいて撮影時の絞り値とシャッタースピードを決定する。そして、シャッターレリーズボタン102の全押し時に前記決定した絞り値になるように絞り駆動部144を介して絞り112を駆動し、また、決定したシャッタースピードとなるように電子シャッターによって電荷の蓄積時間を制御して1コマ分の画像データを取り込み、所要の信号処理をした後、記録媒体に記録する。
次に、ホワイトバランス補正方法について説明する。
オート撮影モードにおいてもホワイトバランス補正は行われるが、マニュアルにてホワイトバランス補正を行う場合には、モードダイヤル101によってマニュアル撮影モードを設定し、更にメニューボタン104を操作し、図7に示すように液晶モニタ152上にホワイトバランス設定用のメニューを表示させる。ここで、十字ボタン105によってカーソルをアップダウンさせて、ホワイトバランス補正の項目(M、光源種を示すアイコン、AUTO)を選択する。
ここでオート撮影モード又はホワイトバランスを「AUTO」に設定した場合に測定される被写界の色温度(光源種)の測定方法について説明する。
図4に示したメモリ124に一時格納されたR、G、B信号から、1画面を複数のエリア(8×8)に分割する各分割エリアごとにR、G、B信号の色別の平均積算値を求める。これらの分割エリアごとのR、G、B信号の平均積算値は、積算回路148によって算出され、CPU138に加えられる。積算回路148とCPU138との間には乗算器150R、150G、150Bが設けられており、乗算器150R、150G、150Bには、機器のバラツキを調整するための調整ゲイン値が加えられるようになっている。
CPU138は、上記分割エリアごとのR、G、B信号の平均積算値に基づいてデーライト(晴れ)、日陰−曇り、蛍光灯、タングステン電球等の光源種の判別を行う。この光源種の判別は、前記分割エリアごとにR、G、B信号の色別の平均積算値の比R/G、B/Gを求め、続いて横軸をR/G、縦軸をB/Gとするグラフ上で、各光源種に対応する色分布の範囲を示す検出枠を設定する。そして、前記求めた各エリアごとの比R/G、B/Gに基づいて前記検出枠に入るエリアの個数を求め、被写体の輝度レベル及び検出枠に入るエリアの個数に基づいて光源種を判別する(特開2000-224608 参照) 。なお、自動的に光源種(被写界の色温度)を求める方法はこの実施の形態に限定されず、CCD114から得られたR、G、B信号の輝度情報の比に基づいて色温度を算出する等でもよい。
CPU138は、上記のようにして光源種(被写界の色温度)を求めると、その光源種に適したホワイトバランス補正値を決定し、その決定したホワイトバランス補正値(ゲイン値)を乗算器130R、130G、130Bに出力する。これにより、乗算器130R、130G、130Bからはホワイトバランス調整されたR’、G’、B’信号がガンマ補正回路132に出力される。
ここでホワイトバランスを「M」に設定した場合は、予め色温度を記憶させる操作に基づいて記憶された色温度を読み出し、その色温度に応じたホワイトバランス補正値を決定し、同様にホワイトバランス補正を行う。
また、ホワイトバランスを光源種を示すアイコンに設定した場合は、その選択された光源種に適したホワイトバランス補正値を決定し、ホワイトバランス補正を行う。
尚、この実施の形態では、ホワイトバランス処理をデジタル信号処理回路126内で行うようにしているが、CDS回路118及び図示しないゲインコントロールアンプ等を含むアナログ信号処理回路内で行うようにしてもよい。また、ホワイトバランス処理は、R、G、Bそれぞれ独立のゲイン処理により、R/G及びB/Gの比を変化させることにより行っているが、色差信号Cr 、Cb それぞれ独立の加減算処理により、色差信号Cr 、Cb にある値を加算又は減算させることによって行う方法もある。
次に、本発明に係るストロボ装置146の制御方法について説明する。
図5は上記電子カメラ100に内蔵又は外付けされるストロボ装置146の詳細を示すブロック図である。
図5に示すようにこのストロボ装置146は、ストロボ調光用の受光センサ34、LED群38、電池40、電圧アップコンバータ42、大容量のコンデンサ44、オペアンプ46、48、50、システムコントローラ52、調光回路54、及び温度センサ56が設けられている。
システムコントローラ52は、ストロボ装置146を統括制御するもので、CPU138からはシャッターレリーズに同期した発光信号や、シリアル通信でストロボ発光量情報やストロボ色温度情報が入力される。システムコントローラ52は電圧アップコンバータ42を制御し、電池40の電圧(例えば6V)を10V程度に昇圧させ、この昇圧させた電圧によりコンデンサ44を充電させる。尚、コンデンサ44は、例えば2〜5秒程度の長い時間で充電されるとともに、1/60秒(約16m秒)以上、LED群38に電流を継続供給できるものとする。
このコンデンサ44に蓄積された電気エネルギーは、オペアンプ46、48、50を介してR、G、BのLED38R、38G、38Bに供給されるが、システムコントローラ52はCPU138からのストロボ発光量情報やストロボ色温度情報に基づいて前記オペアンプ46、48、50を制御し、R、G、BのLED38R、38G、38Bのそれぞれの発光時間、発光量を制御する。
尚、LEDは周囲温度によって光量が変動するため、LED群38の周囲温度を検出する温度センサ56が設けられており、システムコントローラ52は、この温度センサ56によって検出されたLED群38の周囲温度に基づいてその周囲温度にかかわらず所要の発光量が得られるようにLED群38への電流制御を行っている。
次に、上記システムコントローラ52の動作を図6に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
システムコントローラ52は図示しないカメラの電源ONのタイミングで予め電圧アップコンバータ42を動作させ、コンデンサ44に充電をしておく。
その後、シャッターレリーズボタン102が半押しされると、スタンバイ状態となり(図6(A))、ガイドナンバーなどのストロボ発光量を決定するための情報を取り込む。
ここでCPU138は、ホワイトバランス撮影の項目が「M」の場合にはあらかじめ記憶された色温度を読み出し、オート撮影モード又はホワイトバランス撮影の項目が「AUTO」の場合にはCCD114から得られたR、G、B信号に基づいて自動的に光源種(被写界の色温度)を求め、ホワイトバランス補正用の色温度を設定する。
CPU138からはこの前記ホワイトバランス補正用の色温度が出力されており、システムコントローラ52は、CPU138からの出力された色温度を取り込む(図6(B))。
システムコントローラ52は、前記取り込んだ情報に基づいてストロボ発光量を決定し、そのストロボ発光量を得るための発光量調整用の基準値を調光回路54に出力し、また、被写界の色温度に基づいて同じ色温度の光が発光されるようにR、G、BのLED38R、38G、38Bの発光量の比を決定し、この比に対応するR、G、B発光レベルを設定する(図6(C))。
次に、シャッターレリーズボタン102が全押しされてシャッターが開くと、システムコントローラ52はそのシャッター開に同期した発光信号を入力し、前記設定したR、G、B発光レベルを示す制御信号をそれぞれオペアンプ46、48、50の正入力に出力する。一方、オペアンプ46、48、50の負入力には、各LED38R、38G、38Bに流れる電流値に対応した信号が加えられており、オペアンプ46、48、50は、前記設定したR、G、B発光レベルに対応した定電流が各LED38R、38G、38Bに流れるように制御する。
これにより、LED群38からは、全体として被写界の色温度と同じ色温度のストロボ光が発光される(図6(D))。
LED群38からストロボ光が発光されると、調光回路54は、ストロボ調光用の受光センサ34を介して発光量を検知する。そして、この検知した発光量が発光量調整用の基準値と一致すると、発光を停止させるために発光停止信号をシステムコントローラ52に出力する。システムコントローラ52は、調光回路54から発光停止信号を入力すると、LED群38の発光を停止させる制御信号をオペアンプ46、48、50に出力する。これにより、LED群38に流れる電流が遮断され、LED群38の発光が停止する。
次に、本発明に係るカラーブラケッティング撮影の制御方法について、図8、図9、図10を用いて説明する。
図8はカラーブラケッティング撮影時のカメラの動作を示すフローチャートであり、図9はカラーブラケッティング撮影時のファインダー103の内部の表示を表す図であり、図10はカラーブラケッティング撮影時のシステムコントローラ52の動作を示すタイミングチャートである。
まず最初にカラーブラケッティングの色温度選択を自動選択「AUTO」に設定にした場合について説明する。
撮影者がカメラの電源をONすると、システムコントローラ52は、予め電圧アップコンバータ42を動作させ、コンデンサ44に充電をしておく(図8(S1))。
次にカメラ100のモードダイヤル101、メニューボタン104、十字ボタン105を用いて、撮影モード選択やストロボ撮影選択等、カラーブラケッティング撮影を行うためのモード設定を行う(図8(S2))。
カラーブラケッティング撮影が選択されると、次にプラスマイナス何ステップ分のブラケッティングを行うかのブラケッティング幅の選択(図8(S3))を行う。
ステップについては後述するが、ここではプラスマイナス1ステップを選択したとする。
次に何枚ブラケッティングを行うかのブラケッティング枚数の選択(図8(S4))を行う。ここでは3枚を選択したとする。
ブラケッティング幅の選択とブラケッティング枚数の選択が終了すると、次に色温度選択設定を行う(図8(S5))。
色温度選択は自動選択「AUTO」とマニュアル選択「M」の2種類があり、ここでは、色温度選択を自動選択「AUTO」の設定にする。
「AUTO」の設定にするとシャッターレリーズボタン102の操作待ちとなる(図8(S6))。
ここでシャッターレリーズボタン102が半押しされると(図8(S7))、CPU138は、ホワイトバランス補正のときと同様にして光源種(被写界の色温度)を求め(図8(S8))、その求めた被写界の色温度(第一色温度)に適したホワイトバランス補正値(第一補正値)を決定するとともに、前記求めた被写界の色温度より1ステップだけ低い色温度(第二色温度)に適したホワイトバランス補正値(第二補正値)、及び前記求めた被写界の色温度より1ステップだけ高い色温度(第三色温度)に適したホワイトバランス補正値(第三補正値)を決定する。
被写界の色温度の測定が終了すると、図9に示すファインダー103内表示の色温度測定完了表示ランプ201が点灯する(図8(S9))。
次にストロボ発光情報読み込みが行われ(図8(S10))、その後シャッターレリーズボタン102が全押しされると、所定のインターバルで3枚のストロボ撮影が行われる(図8(S11))が、この詳細を図10のタイミングチャートを用いて説明する。
色温度測定が完了すると(図10(a))、CPU138は発光量情報とともに、第一色温度(図10(b))、第二色温度(図10(c))、第三色温度(図10(d))を出力する。
システムコントローラ52にはこれらの情報が入力され、前記取り込んだ発光量情報に基づいてストロボ発光量を決定し、そのストロボ発光量を得るための発光量調整用の基準値を調光回路54に出力する。
また、メモリ25には色温度に対するRGB比データが格納されており、システムコントローラ52は、まず最初に第一色温度情報に対応したRGB比をメモリ25から読み出し(図10(e))、読み出したRGB比でストロボが発光されるように、LED38R、38G、38BのR、G、B発光レベルを設定する(図10(f))。
この後シャッターレリーズボタン102が全押しされると、設定情報に基づいた発光量と発光色によるストロボ発光の撮影が、即ち第一色温度によるストロボ発光撮影が行われる(図10(g))。
このようにして撮影して得られた1枚目の画像データは、前述したように、相関二重サンプリング回路(CDS回路)118を介してA/D変換器120から出力され、一旦メモリ124に格納される。通常撮影ではこの後、デジタル信号処理回路126においてデジタル信号処理をされるが、カラーブラケッティング撮影モードの場合は撮影を優先するために、メモリ124にブラケティング枚数の全ての撮影(ここでは3枚分)の画像データが入力されてから、デジタル信号処理回路126にてデジタル信号処理を行う。
1枚目の撮影が終了すると、システムコントローラ52は直ちに第二色温度情報に対応したRGB比をメモリ25から読み出し(図10(h))、読み出したRGB比でストロボが発光されるように、LED38R、38G、38BのR、G、B発光レベルを設定する(図10(i))。
発光レベル設定が終了すると、第二色温度によるストロボ発光撮影が行われる(図10(j))。
2枚目の撮影が終了すると、システムコントローラ52は直ちに第三色温度情報に対応したRGB比をメモリ25から読み出し(図10(k))、読み出したRGB比でストロボが発光されるように、LED38R、38G、38BのR、G、B発光レベルを設定する(図10(l))。
発光レベル設定が終了すると、第三色温度によるストロボ発光撮影が行われる(図10(m))。
3枚目の撮影が終了すると、メモリ124に格納された3枚の撮影データは、デジタル信号処理回路126により所望のデジタル処理が施されるが、ここで1枚目の撮影データは第一補正値、2枚目の撮影データは第二補正値、3枚目の撮影データは第三補正値によってホワイトバランスの補正がされる。その後、記録部156により記録媒体に記録される(図10(n))。
以上のように、カラーブラケッティング撮影の色温度選択を自動選択「AUTO」に設定した場合に、1枚目の撮影は第一色温度のストロボ発光、2枚目の撮影は第二色温度のストロボ発光、3枚目の撮影は第三色温度のストロボ発光、で連続的に撮影するカラーブラケッティング撮影を実現している。
尚、本実施の形態では、システムコントローラ52に予め3回分の色温度情報を入力しているが、それぞれの撮影ごとに色温度情報を入力してもよい。また本実施の形態では、被写界の色温度、被写界の色温度より低い色温度、被写界の色温度より高い色温度、の順番にストロボ発光しているが、この順番は異なっていてもよい。
また本実施の形態では、撮影ごとにホワイトバランスの補正値も異なる値を使用しているが、ホワイトバランスの値は固定で、ストロボの色温度だけを異ならせてもよい。また撮影した画像データは全ての撮影が終了してからまとめて記録媒体に記録しているが、撮影するごとに1枚ずつ記録してもよい。またブラケッティング撮影の回数は3回に限定されず、何回でもよい。
次に、カラーブラケッティングの色温度選択をマニュアル選択「M」に設定にした場合について説明する。
図7に示すように、「M」の設定ではカラーブラケッティングする色温度の中心を、ユーザーが設定することができる。
図8において、S1〜S4までの動作については「AUTO」の場合と同様であるので説明を省略するが、ブラケッティング補正幅はプラスマイナス1ステップに、ブラケッティング枚数は3枚を選択したとする。
色温度選択設定において、今度は「M」に設定する。(図8(S5))
色温度選択が「M」に設定されると、色温度マニュアル設定のステップへ進む(図8(S6))。
マニュアルによる色温度の設定(図8(S12))が終了した後シャッターレリーズボタン102が半押しされる(図8(S13))と、手動によって設定された色温度情報に基づいたストロボ発光情報読み込みが行われ(図8(S10))、その後シャッターレリーズボタン102が全押しされると、所定のインターバルで3枚のストロボ撮影が行われる(図8(S11))。
ここで、マニュアルによる色温度設定について図11を用いて説明する。
図11は図8(S12)に示した色温度マニュアル設定についての詳細なフローチャートである。
色温度選択が「M」に設定されると、CPU138は被写界の色温度を測定し(図11(S21))、色温度の測定が終了すると液晶ファインダー103内に色温度測定完了表示ランプ201が点灯するとともに図9に示す色温度設定値マーク202が表示される(図11(S22))。
ここで図12を用いて、色温度設定値マーク202について説明する。
図12は図9の色温度設定値マーク202の拡大図であり、四角が7つ横向きに整列しており、その中の1つは黒で表示されている。
中央の四角、即ち丸印の下の四角は現在の被写界の色温度を示し、四角は設定可能な色温度を示し、黒く表示された四角が現在設定されている色温度を示す。
また黒く表示された四角を中央(丸印の下)に設定すると、被写界と設定した色温度が一致したことを示すために、丸印は白から黒に表示が変わる。
即ち、図12(A)はカラーブラケッティングの色温度の中心が被写界の色温度に設定されていることを表しており、図12(B)はカラーブラケッティングの色温度の中心が被写界の色温度より1ステップ低い色温度に設定されていることを表しており、図12(C)はカラーブラケッティングの色温度の中心が被写界の色温度より2ステップ高い色温度に設定されていることを表している。
カメラ操作部140を用いて色温度設定を変更する(図11(S23))と、黒く表示された四角の位置が変更され(図11(S24))、これを見ながらユーザーは所望の色温度の設定が可能である。
またCPU138は設定された色温度と被写界の色温度の比較を行っており(図11(S25))、設定した色温度が被写界の色温度と一致、即ち黒く表示された四角が中央に設定されると、それまで白の表示であった丸印を黒に表示し、設定した色温度が被写界の色温度と一致したことを告知表示する(図11(S26、S27))。
このようにユーザーは、色温度設定値マーク202を見ながら、カメラ操作部140を用いてカラーブラケッティングする色温度の中心を、被写界の色温度に対してプラスマイナス3ステップの範囲で自由に設定することができる。
ここで図12(C)に設定した状態でシャッターレリーズボタン102が半押しされた(図8(S12))とすると、CPU138は、すでに測定済みの被写界の色温度より2ステップ分高い色温度(第一色温度)に適したホワイトバランス補正値(第一補正値)を決定するとともに、前記第一色温度より1ステップだけ低い色温度(第二色温度)に適したホワイトバランス補正値(第二補正値)、及び前記第一色温度より1ステップだけ高い色温度(第三色温度)に適したホワイトバランス補正値(第三補正値)を決定する。
その後CPU138からシステムコントローラ52にこれらの色温度情報が入力され、前述したようにブラケッティング撮影を実現する。
このようにカラーブラケッティング撮影の色温度選択を「AUTO」に設定したときと同様に、「M」に設定した場合にも、1枚目の撮影は第一色温度のストロボ発光、2枚目の撮影は第二色温度のストロボ発光、3枚目の撮影は第三色温度のストロボ発光、で連続的に撮影するカラーブラケッティング撮影を実現している。
ここで、ブラケッティングの補正ステップとメモリ25について図13を用いて説明する。
図13は色温度とRBG3原色の比との関係を表したグラフであり、横軸は絶対温度(K)を示しており、縦軸はRGB各成分の相対的強度を示している。
図13から明らかなように、色温度が低い領域はRGB比の変化が急峻であるが、色温度が高い領域はRGB比の変化が緩やかである。
よってカラーブラケッティングのブラケッティング量(補正ステップ)は、ブラケッティング撮影している中心の色温度が低色温度のときと高色温度のときで均等にしてしまうと、同じステップ量でカラーブラケッティング撮影したにも関わらず、効果の度合い(視覚的な変化量)が異なってしまう。
本実施の形態では、色温度の範囲によって、色温度の分割ステップを変えており、具体的には4500K以下では100K/1ステップ、4500K〜6500Kの範囲では250K/1ステップ、6500K以上では500K/1ステップとしている。
このように、ブラケッティング撮影している色温度帯に関わらず、1ステップの色の変化量が視覚的に同じになるようにしている。
また前述したように、メモリ25には色温度に対するRGB比データが格納されているが、低色温度のときと高色温度のときで均等に色温度を分割してデータを格納すると、高色温度側では色温度に対するRGB比の変化が緩やかなため、無駄なメモリが増えてしまう。
本実施の形態では、色温度の範囲によって、格納データの色温度の分割ステップを変えており、効率よくメモリを使用できるようにしている。
前述のようにシステムコントローラ52は、所望の色温度に対応したRGB比をメモリ25から読み出しているが、さらに詳細には、メモリに記憶された色温度ステップのうち、所望の色温度に最も近い色温度に対応するRGB比を読み出している。
このように、本実施の形態では最も近い色温度に対応するRGB比を読み出しているが、低温側で最も近い色温度に対応するRGB比を読み出してもよく、また逆に、高温側で最も近い色温度に対応するRGB比を読み出してもよい。
また、低温側で最も近い色温度に対応するRGB比、及び高温側で最も近い色温度に対応するRGB比をそれぞれ読み出して、この読み出した2つのRGB比を所望の色温度によって補完したRGB比を算出し、この算出したRGB比を用いて、ストロボ発光させてもよい。例えば、所望の色温度が4220Kの場合、前述のように4500K以下では100K/1ステップで色温度に対応するRGB比をメモリに保存しているので、低温側で最も近い色温度4200KのRGB比と、高温側で最も近い色温度4300KのRGB比をそれぞれ読み出し、この2つのRGB比を4:1で補完したRGB比を用いてもよい。
<第2実施形態>
本発明に関わる第2実施形態として、色温度測定完了表示ランプ201、色温度設定値マーク202などの、色温度に関する専用表示を持たないカメラについて説明する。
図14は本発明に関わる第2実施形態の色温度に関する専用表示を持たないカメラの液晶ファインダー103内表示である。
液晶ファインダー103内に表示されているのはフォーカス用フレームであり、図14(A)が通常時、図14(B)が合焦時の表示である。
ここでカラーブラケッティング撮影の色温度選択を「M」に設定した場合(図8(S12))について説明する。
本発明に関わる第2実施形態のカメラでは、被写界の色温度と設定した色温度の一致表示(図11(S27))について、液晶ファインダー103内のフォーカス用フレームと兼用している。即ち、被写界の色温度と設定した色温度が一致していないときは図14(A)の表示、一致したときは図14(B)の表示にする。
フォーカス表示との混同を招かないように、色温度表示のときの図14(A)と図14(B)は点滅させてもよい。
また被写界の色温度と設定した色温度が一致していないときの図14(A)の点滅スピードを、被写界の色温度と設定した色温度の差によって変化させ、色温度設定時の色温度ポジション表示(図11(S24))の代わりとしてもよい。
また色温度設定中は常に図14(A)の表示とし、被写界の色温度と設定した色温度が一致したときのみ点滅させてもよい。
またフォーカスフレームの表示ではなく、別の表示で一致表示を兼用してもよい。
また液晶ファインダー103の表示でなく、液晶モニタ152の他の表示と兼用してもよい。
また視覚による表示でなく、音による告知でもよい。
<第3実施形態>
本発明に関わる第3実施形態のカメラについて、図15、図16を用いて説明する。
図15は本発明に関わる第3実施形態のカメラの動作を表すフローチャートであり、図16は本発明に係る第3実施形態のカメラの液晶モニタ152の表示画面である。
図1に示す本発明に関わる第3実施形態のカメラ100は、モードダイヤル101を回転させることにより、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、撮影シーン選択モードのうちのいずれかの撮影モードに設定できるようになっている。
モードダイヤル101を撮影シーン選択モードに設定する(図15(S31))と、液晶モニタ152に図16に示す撮影シーン選択画面が表示される。
撮影シーンは、人物モード、風景モード、スポーツモード、夜景モード、夕景モード、ビーチモードの中から選択可能であり、十字ボタン105によってカーソルをアップダウンさせて、所望の項目を選択である。
ここで、夕景モードとは、朝やけや夕やけを赤く鮮やかに撮影するためのモードであり、ビーチモードは日差しの強い浜辺で撮影するためのモードである。
十字ボタン105によって夕景モードを選択(図15(S32))し、さらにメニューボタン104を用いると、夕景モードでのカラーブラケッティング撮影モードに設定することができる(図15(S33))。
前述したように、夕景モードは赤く撮影するためのモードであり、ストロボ光も赤に近い色、即ち低い色温度で発光させた方が好ましいと考えられる。
よって、夕景モードでカラーブラケッティング撮影モードに設定された場合は、例えば前記第一色温度を3000K、前記第二色温度を2900K、前記第三色温度を3100Kのように、ストロボ発光色温度を予め低い色温度に設定する(図15(S34))。
また十字ボタン105によってビーチモードを選択(図15(S35))し、さらにメニューボタン104を用いると、ビーチモードでのカラーブラケッティング撮影モードに設定することができる(図15(S36))。
前述したように、ビーチモードは日差しの強い浜辺で撮影するためのモードであるが、浜辺は紫外線を多く含み、また青空が写りこむことが多いため、ストロボ光も青に近い色、即ち高い色温度で発光させた方が好ましいと考えられる。
よって、ビーチモードでカラーブラケッティング撮影モードに設定された場合は、例えば前記第一色温度を10000K、前記第二色温度を9500K、前記第三色温度を10500Kのように、ストロボ発光色温度を予め高い色温度に設定する(図15(S37))。
十字ボタン105によってそれ以外の撮影シーンを選択し、さらにメニューボタン104を用いると、そのモードでのカラーブラケッティング撮影モードが設定可能である。
それ以外の撮影シーンでは、被写界の色温度は標準的なものであると考えられるので、、ストロボ光も標準的な色温度で発光させた方が好ましいと考えられる。
よって、それ以外のモードでカラーブラケッティング撮影モードに設定された場合(図15(S38))は、例えば前記第一色温度を5000K、前記第二色温度を4750K、前記第三色温度を5250Kのように、ストロボ発光色温度を標準の色温度に設定する(図15(S39))。
これらの情報を元にオペアンプ46、48、50や調光回路54の設定を行い、1枚目の撮影は第一色温度のストロボ発光、2枚目の撮影は第二色温度のストロボ発光、3枚目の撮影は第三色温度のストロボ発光、で連続的に撮影するカラーブラケッティング撮影を実現している。
図1は本発明に係るのカメラの上面図である。 図2は本発明に係るカメラの後斜視図である。 図3は本発明に係るカメラの前斜視図である。 図4は図1に示したカメラの内部構成を示すブロック図である。 図5は図1に示したカメラに内蔵又は外付けされるストロボ装置の詳細を示すブロック図である。 図6は図1に示したカメラの動作を示すタイミングチャートである。 図7は図1に示したカメラの液晶表示画面を示した図である。 図8は図1に示したカメラの動作を示すタイミングチャートである。 図9は図1に示したカメラのファインダー内の表示を示した図である。 図10は図1に示したカメラの動作を示すタイミングチャートである。 図11は図1に示したカメラの動作を示すタイミングチャートである。 図12は図1に示したカメラのファインダー内の表示の拡大図である。 図13は、色温度とRBG3原色の比との関係を表したグラフである。 図14は図1に示したカメラのファインダー内の表示を示した図である。 図15は図1に示したカメラの動作を示すタイミングチャートである。 図16は図1に示したカメラの液晶表示画面を示した図である。
符号の説明
25…メモリ、34…受光センサ、38R、38G、38B…LED、46、48、50…オペアンプ、52…システムコントローラ、100…カメラ、103…ファインダー、138…CPU、146…ストロボ装置、130…ホワイトバランス調整回路、152…液晶モニタ、201…色温度測定完了表示ランプ、202…色温度設定値マーク

Claims (6)

  1. 発光するストロボ光の色温度の調整が可能なストロボ光源であって、それぞれ独立して発光量を制御可能なR、G、Bの3色の発光素子から構成されるストロボ光源と、
    撮影に同期して前記ストロボ光源からストロボ光を発光させる発光制御手段と、
    所定の間隔の色温度ごとに各色温度に対応したストロボ光を発光するための前記3色の発光素子のR、G、Bの発光量の比を記憶した記憶手段であって、色温度の高低に応じて前記所定の間隔を異ならせてR、G、Bの発光量の比を記憶する記憶手段と、
    発光すべき色温度に応じて前記記憶手段から対応するR、G、Bの発光量の比を読み出し、その読み出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整する色温度調整手段と、
    被写界の色温度を検出する色温度検出手段と、
    を備え、
    前記色温度調整手段は、前記記憶手段から前記色温度検出手段によって検出された色温度に低温側で最も近い色温度、及び高温側で最も近い色温度に対応して記憶されたR、G、Bの発光量の比をそれぞれ読み出し、その読み出した2つのR、G、Bの発光量の比を前記検出された色温度によって補完したR、G、Bの発光量の比を算出し、この算出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整することを特徴とするストロボ装置。
  2. 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記記憶手段は、色温度の変化に対するR、G、Bの発光量の比の変化が大きい色温度の範囲では前記所定の間隔を狭くし、R、G、Bの発光量の比の変化が小さい色温度の範囲では前記所定の間隔を広くしてR、G、Bの発光量の比を記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載のストロボ装置。
  4. 被写体を撮影してその画像データを記録するカメラにおいて、
    発光するストロボ光の色温度の調整が可能なストロボ光源であって、それぞれ独立して発光量を制御可能なR、G、Bの3色の発光素子から構成されるストロボ光源と、
    撮影に同期して前記ストロボ光源からストロボ光を発光させる発光制御手段と、
    所定の間隔の色温度ごとに各色温度に対応したストロボ光を発光するための前記3色の発光素子のR、G、Bの発光量の比を記憶した記憶手段であって、色温度の高低に応じて前記所定の間隔を異ならせてR、G、Bの発光量の比を記憶する記憶手段と、
    発光すべき色温度に応じて前記記憶手段から対応するR、G、Bの発光量の比を読み出し、その読み出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整する色温度調整手段と、
    被写界の色温度を検出する色温度検出手段と、
    を備え、
    前記色温度調整手段は、前記記憶手段から前記色温度検出手段によって検出された色温度に低温側で最も近い色温度、及び高温側で最も近い色温度に対応して記憶されたR、G、Bの発光量の比をそれぞれ読み出し、その読み出した2つのR、G、Bの発光量の比を前記検出された色温度によって補完したR、G、Bの発光量の比を算出し、この算出したR、G、Bの発光量の比となるように前記3色の発光素子の各発光量を制御することによりストロボ光の色温度を調整することを特徴とするカメラ。
  5. 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項に記載のカメラ。
  6. 前記記憶手段は、色温度の変化に対するR、G、Bの発光量の比の変化が大きい色温度の範囲では前記所定の間隔を狭くし、R、G、Bの発光量の比の変化が小さい色温度の範囲では前記所定の間隔を広くしてR、G、Bの発光量の比を記憶することを特徴とする請求項又はに記載のカメラ。
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