JP2010258654A - 撮像装置及びカメラ本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】測光の信頼性・タイムラグの減少ともに、さらに改善された撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】前記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含み被写体光を集光する光学系と、前記被写体光に基づく画像データを生成する撮像手段と、前記フォーカスレンズを駆動して前記被写体光を前記撮像手段に合焦させる合焦手段と、前記被写体光の光量を測光する測光手段と、前記フォーカスレンズの位置を記憶する記憶手段と、制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記測光手段を動作させたときの前記フォーカスレンズの位置を前記記憶手段に記憶させ、前記合焦手段を動作させ、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離と、に基づいて前記測光手段を再度動作させるか否かを決定する、ことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置の自動露出補正に関するものである。
撮像装置の自動露出補正に関する先行技術文献として、特許文献1がある。特許文献1に記載の電子スチルカメラは、予備測光をオートフォーカス機構によるピント調節とともに行い、ピント調節動作の完了信号を受けて、予備測光で得られた測光値に基づいて再測光を行なう。
これによって、信頼性の高い測光を行なうことができるとともに、タイムラグが少なく、シャッタチャンスに強い電子スチルカメラを提供することができる。
特開平2−125575号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、予備測光をオートフォーカス機構によるピント調節とともに行い、ピント調節動作の完了信号を受けて、予備測光で得られた測光値に基づいて再測光を行なうので、測光の信頼性・タイムラグの減少ともに十分とはいえないという課題がある。
本発明は、前記課題を解決し、測光の信頼性・タイムラグの減少ともに、さらに改善された撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを含み被写体光を集光する光学系と、前記被写体光に基づく画像データを生成する撮像手段と、前記フォーカスレンズを駆動して前記被写体光を前記撮像手段に合焦させる合焦手段と、前記被写体光の光量を測光する測光手段と、前記フォーカスレンズの位置を記憶する記憶手段と、制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記測光手段を動作させたときの前記フォーカスレンズの位置を前記記憶手段に記憶させ、前記合焦手段を動作させ、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離と、に基づいて前記測光手段を再度動作させるか否かを決定する、ことを特徴とする。
前記制御手段は、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値未満である場合は前記測光手段を再度動作させず、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値以上である場合は前記測光手段を再度動作させる、ことを特徴とする。
前記所定の値は、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記光学系の被写界深度に基づいて決定される、ことを特徴とする。
本発明のカメラ本体は、フォーカスレンズを含み被写体光を集光する交換レンズを取り付け可能なカメラ本体であって、前記被写体光に基づく画像データを生成する撮像手段と、前記フォーカスレンズを駆動させ前記被写体光を前記撮像手段に合焦させるよう制御する合焦手段と、前記被写体光の光量を測光する測光手段と、前記フォーカスレンズの位置を記憶する記憶手段と、制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記測光手段を動作させたときの前記フォーカスレンズの位置を前記記憶手段に記憶させ、前記合焦手段を動作させ、前記合焦手段が合焦を完了させたときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離と、に基づいて前記測光手段を再度動作させるか否かを決定する、ことを特徴とする。
前記制御手段は、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値未満である場合は前記測光手段を再度動作させず、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値以上である場合は前記測光手段を再度動作させる、ことを特徴とする。
前記所定の値は、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記光学系の被写界深度に基づいて決定される、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、前記制御手段は、前記測光手段を動作させたときの前記フォーカスレンズの位置を前記記憶手段に記憶させ、前記合焦手段を動作させ、前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離と、に基づいて前記測光手段を再度動作させるか否かを決定する、ので、測光の信頼性・タイムラグの減少ともに、さらに改善された撮像装置を提供することができるという効果を奏する。
デジタルカメラ1の斜視図 デジタルカメラ1の構成図 カメラ本体2の動作を示す第一のフローチャート カメラ本体2の動作を示す第二のフローチャート フォーカスレンズ304の移動量と被写界深度の関係を示す模式図
(実施の形態)
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(1 構成)
(1.1 全体)
図1は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の斜視図である。図2は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の構成図である。
本実施の形態のデジタルカメラ1は、カメラ本体2とカメラ本体2に着脱可能な交換レンズ3を備える。
カメラ本体2は、CMOSセンサ201、シャッタ202、信号処理プロセッサ203、バッファメモリ204、液晶モニタ205、電子ビューファインダー206、電源207、ボディマウント208、フラッシュメモリ209、カードスロット210、CPU211、シャッタスイッチ212、ストロボ213、マイク214、スピーカー215及びモードダイヤル216を備える。
また、交換レンズ3は、レンズマウント301、ズームレンズ303やフォーカスレンズ304を含むレンズ系、ズームレンズ303を駆動するズーム駆動部305、フォーカスレンズ304を駆動するフォーカス駆動部306、絞り307、絞り307を駆動する絞り駆動部308、ズームリング309、フォーカスリング310、レンズコントローラ311、および、フラッシュメモリ312を備える。以下、具体的に説明する。
(1.2 カメラ本体)
カメラ本体2は、交換レンズ3のレンズ系によって集光された被写体像を撮像して、画像データとして記録できるように構成されている。
CMOSセンサ201は、受光素子とAGCとADコンバータを含んで構成される。受光素子は、レンズ系によって集光された光学的信号を電気信号に変換し、画像データを生成する。AGCは、受光素子から出力された電気信号を増幅する。ADコンバータは、AGCから出力された電気信号をデジタル信号に変換する。CMOSセンサ201は、CPU211から受信した制御信号に従って、露光、転送、電子シャッタなどの各種の動作を行う。この各種動作は、タイミングジェネレータ等で制御される。電子シャッタは、受光素子における1フレーム当たりの受光時間を調整する。
メカシャッタ202は、交換レンズ3のレンズ系を介して入射したCMOSセンサ201に対する光学的信号の遮断又は通過を切り替える。メカシャッタ202は、メカシャッタ202駆動部によって駆動される。メカシャッタ202駆動部は、モータ、バネ等の機構部品からなり、CPU211の制御によってメカシャッタ202を駆動する。メカシャッタ202を開閉することによって、CMOSセンサ201に到達する光量を時間的に調整することができる。
信号処理プロセッサ203は、ADコンバータによってデジタル信号に変換された画像データに所定の画像処理を施す。所定の画像処理としては、ガンマ補正、YC変換、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が考えられるが、これらに限られるものではない。
バッファメモリ204は、信号処理プロセッサ203で処理を行う際及びCPU211で制御処理を行う際に、ワークメモリとして使用される。バッファメモリ204は、例えば、SDRAMなどで実現可能である。
液晶モニタ205は、カメラ本体2の背面に配置され、CMOSセンサ201で生成された画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データに基づく画像を表示可能である。
電子ビューファインダー206は、カメラ本体2に配置され、CMOSセンサ201で生成された画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データに基づく画像を表示可能である。
ここで、液晶モニタ205と電子ビューファインダー206への表示は、表示切替手段217によって、いずれか一方に切り替えられる。液晶モニタ205に画像が表示されている間は、電子ビューファインダー206には何も表示されない。一方、電子ビューファインダー206に画像が表示されている間は、液晶モニタ205には何も表示されない。表示切替手段217は、例えば、切替スイッチなどの機械的な構造で実現することができる。信号処理プロセッサ203と液晶モニタ205が電気的に接続されている場合、切替スイッチが切り替えられることによって、信号処理プロセッサ203と液晶モニタ205との電気的な接続が切断され、信号処理プロセッサ203と電子ビューファインダー206とが電気的に接続される。なお、上記に限られず、表示切替手段217は、CPU211などからの制御信号に基づいて、液晶モニタ205と電子ビューファインダー206の表示の切り替えを行なってもよい。
以上のように、液晶モニタ205への表示と電子ビューファインダー206への表示を切り替えるようにしている。但し、これは、構成上の制限からくる問題であるため、液晶モニタ205への表示と、電子ビューファインダー206への表示を同時に行なうようにしても構わない。ここで、同時に表示する場合、液晶モニタ205に表示する画像と電子ビューファンダー206に表示する画像は、同じ画像であっても違う画像であっても構わない。
電源207は、デジタルカメラ1に電力を供給する。電源207は、例えば、乾電池であってもよいし充電池であってもよい。また、ACアダプタにより外部から供給される電力をデジタルカメラ1に供給するものであっても構わない。
ボディマウント208は、交換レンズ3のレンズマウント301と相俟って、交換レンズ3の着脱を可能にする部材である。ボディマウント208は、交換レンズ3と接続端子等を用い電気的に接続可能であるとともに、係止部材等によって機械的にも接続可能である。ボディマウント208は、交換レンズ3に含まれるレンズコントローラ311からの信号をCPU211に出力できるとともに、CPU211からの信号を交換レンズ3のレンズコントローラ311に出力できる。すなわち、CPU211は、交換レンズ3側のレンズコントローラ311と制御信号やレンズ系に関する情報などを送受信可能である。
フラッシュメモリ209は、内蔵メモリとして用いられる記憶媒体である。フラッシュメモリ209は、画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データを記憶可能である。また、デジタル化された音声信号も記憶可能である。加えて、画像データや音声信号の他に、CPU211の制御のためのプログラムや設定値などを記憶可能である。
交換レンズ3に含まれるフォーカスレンズ304の光軸方向の位置や絞り307の絞り値や交換レンズ3の焦点距離は、レンズコントローラ311からレンズマウント301とボディマウント208を介してCPU211に送られる。CPU211は、フォーカスレンズ304の光軸方向の位置をフラッシュメモリ209に記憶する。
カードスロット210は、メモリカード218を着脱するためのスロットである。メモリカード218は、画像データまたはその画像データに所定の処理が施された画像データを記憶可能である。また、デジタル化された音声信号も記憶可能である。メモリカード218は、記憶媒体である。
CPU211は、カメラ本体2全体を制御する。CPU211は、マイクロコンピュータである。CPU211は、各種の制御を実行する。CPU211は、レンズコントローラ311との間で制御信号のやり取りを行なうことも可能である。例えば、CPU211は、レンズコントローラ311に対して、絞り307を制御するための制御信号及び絞り307の駆動速度を送信可能である。
シャッタスイッチ212は、カメラ本体2の上面に設けられた釦であり、使用者の半押しおよび全押し操作を検知する操作手段である。シャッタスイッチ212は、使用者の半押し操作を受け付けると、半押し信号をCPU211に出力する。また、シャッタスイッチ212は、使用者の全押し操作を受け付けると、全押し信号をCPU211に出力する。これらの信号に基づいて、CPU211は、様々な制御を行なう。
ストロボ213は、CPU211からの制御信号に基づいて、被写体に対して光の照射を行なう。例えば、ストロボ213は、キセノンランプとコンデンサー等を用いて実現できる。このように構成した場合、ストロボ213は、コンデンサーに高電圧の電荷を蓄積しておき、この電荷をキセノンランプの電極に加えることによって、光を照射する。
マイク214は、音声を電気信号に変換する。マイク214から出力された電気信号は、ADコンバータによってデジタル信号に変換される。ADコンバータで変換されたデジタル信号は、CPU211の制御に従って、フラッシュメモリ209またはメモリカード218に記憶される。
スピーカー215は、電気信号を音声に変換する。ここで、スピーカー215へ入力される電気信号は、DAコンバータでデジタル信号からアナログ信号に変換される。DAコンバータの入力は、CPU211の制御によって、フラッシュメモリ209またはメモリカード218から読み出されたデジタル信号である。
モードダイヤル216は、使用者の操作に応じて、複数のモードから一つのモードを選択する。複数のモードには、動画撮影モード、静止画撮影モード、再生モードなどが考えられる。モードダイヤル216は、使用者の操作に応じて、複数のモードから一つのモードが選択されると、選択されたモードに対応する情報をCPU211に送信する。CPU211は、受信した情報に基づき、カメラ本体2の各部を制御する。また、CPU211は、交換レンズ3に制御信号を送信して、レンズコントローラ311に交換レンズ3の各部を制御させる。
(1.3 交換レンズ)
レンズ系は、ズームレンズ303とフォーカスレンズ304と対物レンズ302を含んで構成され、被写体からの光を集光する。ズームレンズ303は、ズーム駆動部305またはズームリング309によって駆動され、ズーム倍率を調整する。フォーカスレンズ304は、フォーカス駆動部306またはフォーカスリング310によって駆動され、焦点の調節を行なう。フォーカスレンズ304やズームレンズ303は、可動レンズである。
ズーム駆動部305は、レンズコントローラ311の制御に従って、ズームレンズ303を駆動する。フォーカス駆動部306は、レンズコントローラ311の制御に従って、フォーカスレンズ304を駆動する。CPU211は、レンズコントローラ311にフォーカスレンズ304やズームレンズ303の駆動を指示する。ズームレンズ303が光軸方向に移動すると、交換レンズ3の焦点距離が変化する。フォーカスレンズ304が光軸方向に移動すると、CMOSセンサ201への被写体像の合焦状態が変化する。
絞り307は、レンズ系を通過する光量を調整する。例えば、光量の調整は、5枚羽根などで構成される開口径を大きくしたり、小さくしたりすることで可能である。絞り駆動部308は、絞り307の開口径の大きさを変更する。絞り駆動部308は、レンズコントローラ311からの制御信号に含まれる駆動速度に応じて、絞り307を制御可能である。CPU211は、レンズコントローラ311に絞り307の駆動を指示する。
ズームレンズ303の駆動によって交換レンズ3の焦点距離が確定し、絞り307の駆動によって交換レンズ3のF値が確定する。フォーカスレンズ304の駆動によって被写体像がCMOSセンサ201に合焦する。CPU211は、レンズマウント301及びボディマウント208を介してレンズコントローラ311から焦点距離と絞り値の情報及びフォーカスレンズ304の光軸方向の位置を得る。CPU211は、フォーカスレンズ304の光軸方向の位置をフラッシュメモリ209に記憶する。
本実施の形態では、絞り駆動部308は、レンズコントローラ311の制御に基づいて、絞り307の開口径の大きさを変更する。開口径の大きさは、絞り値テーブルを参照して指定可能である。なお、絞り駆動部308は、レンズコントローラ311からの制御に基づいて絞り307を駆動するが、これに限られず、機械的な方法によって絞り307を駆動してもよい。機械的な方法によって絞り307を駆動する場合、ボディマウント208に連動ピンを設け、この連動ピンの駆動を絞り駆動部308が受けて、絞り307を駆動することで可能となる。連動ピンは、CPU211により制御されたモータなどで駆動される。
ズームリング309は、交換レンズ3の外装に設けられ、使用者の操作に応じてズームレンズ303を駆動する。また、フォーカスリング310は、交換レンズ3の外装に設けられ、使用者の操作に応じてフォーカスレンズ304を駆動する。
レンズコントローラ311は、交換レンズ3全体を制御する。レンズコントローラ311は、各種の制御を実行する。例えば、レンズコントローラ311は、CPU211から絞り307の制御信号を取得した場合、指定された絞り値及び駆動速度に基づいて絞り駆動部308を制御する。絞り駆動部308は、この制御に基づいて絞り307を駆動する。
フラッシュメモリ312は、内蔵メモリとして用いられる記憶媒体である。フラッシュメモリ312には、交換レンズ3の特性に関する情報が記憶されている。例えば、フラッシュメモリ312には、所定の焦点距離においてフォーカスレンズ304が所定量だけ移動したときのボケ量に関する情報が記憶されている。ボケ量に関する情報は、レンズコントローラ311によってCPU211に送信可能に構成されている。
レンズコントローラ311は、交換レンズ3がカメラ本体2に装着されたことを検知すると、CPU211に交換レンズ3の特性に関する情報を送信するように構成されている。交換レンズ3がカメラ本体2に装着されると、カメラ本体2から交換レンズ3に電力が供給されるように構成されているため、レンズコントローラ311は、電力が供給されたことを検知して、すなわち、レンズコントローラ311が起動したときに交換レンズ3の特性に関する情報をCPU211に送信するようにするとよい。
(2.動作)
デジタルカメラ1の動作を説明する。本実施の形態は、カメラ本体2が主となるので、カメラ本体2の動作を中心に説明する。以下、カメラ本体2に交換レンズ3が装着されていない状態からの説明を行なう。なお、以下の説明では、CMOSセンサ201で生成された画像データのコントラストに基づいて、CPU211がフォーカスレンズ304を駆動させて被写体像をCMOSセンサ201に合焦させる、いわゆるコントラスト方式のオートフォーカス動作について説明する。なお、いわゆる位相差方式のオートフォーカス動作であっても本発明を適用することができる。フォーカスリング310を操作してフォーカスレンズ304を駆動する合焦の態様、いわゆるマニュアルフォーカス動作については説明しない。
図3は、カメラ本体2の動作を示す第一のフローチャートである。図3に示すように、CPU211は、レンズコントローラ311からボケ量に関する情報を含む交換レンズ3の特性に関する情報を取得したか否かを判別する(S31)。レンズコントローラ311は、交換レンズ3がカメラ本体2に装着されたことを検知すると、ボケ量に関する情報を含む交換レンズ3の特性に関する情報をCPU211に送信する。CPU211は、ボケ量に関する情報を含む交換レンズ3の特性に関する情報を取得すると、フラッシュメモリ209に記憶する(S32)。なお、ボケ量に関する情報は、デジタルカメラ1の電源投入時に送信されてもよいし、交換レンズ3がカメラ本体2に装着されたときに送信されてもよいし、随時送信されてもよい。すなわち、カメラ本体2がオートフォーカス動作を行うときに、ボケ量に関する情報がフラッシュメモリ312に記憶されていればよい。
図4は、カメラ本体2の動作を示す第二のフローチャートである。まず、測光動作(S41)を行なう。測光動作(S41)は、CMOSセンサ201で生成された画像データに含まれる輝度成分をCPU211で抽出することで行なう。なお、カメラ本体2に照度センサを設ける構成でも構わない。測光動作(S41)は、モードダイヤル216によって静止画撮影モードが選択されてから、所定の時間間隔で実施するとよい。なお、省電力化を図るため、使用者のシャッタスイッチ212半押し操作後に実施してもよい。
測光動作(S41)が完了すると、CPU211は、そのときのフォーカスレンズ304の光軸上の位置をフラッシュメモリ209に記憶(S42)する。測光動作(S41)が繰り返し実施された場合は、フラッシュメモリ209に記憶されたフォーカスレンズ304の光軸上の位置を都度、更新して記憶(S42)する。
使用者がシャッタスイッチ212を半押しすると、合焦動作(S43)を開始する。CPU211は、レンズコントローラ311にフォーカスレンズ304を微小距離だけ駆動させ、CMOSセンサ201で生成された画像データのコントラストを測定する。この動作を繰り返すことで、CMOSセンサ201で生成された画像データのコントラストが最大になる光軸上の位置にフォーカスレンズ304を移動させる。これで合焦動作(S43)が完了する。
CPU211は、フラッシュメモリ209に記憶されたフォーカスレンズの光軸上の位置と合焦動作(S43)が完了したときのフォーカスレンズ304の位置を比較(S44)する。フォーカスレンズ304の移動量が大きいときは、再度、測光動作を実施する(S46)。そして、再度の測光動作(S46)の結果に基づいて露出を決定し、撮影(S45)を行なう。一方、フォーカスレンズ304の移動量が小さいときは、再度の測光動作(S46)を実施せず、直前の測光動作(S41)の結果に基づいて露出を決定し、撮影(S45)を行う。
ここで、フラッシュメモリ209に記憶されたフォーカスレンズの光軸上の位置と合焦動作が完了したときのフォーカスレンズ304の位置の比較(S44)について説明する。
最も簡易的には、フォーカスレンズ304の移動量を所定の値と比較すればよい。所定の値は固定値でもよいし、交換レンズ3から得た焦点距離と絞り値に対応して変化する値でもよい。後者の場合、焦点距離が長くなればなるほど、また、絞り値が小さくなればなるほど被写界深度は浅くなるので、所定の値を小さくする。なぜなら、被写界深度が浅い場合には、フォーカスレンズ304のわずかな移動でもCMOSセンサ201に集光された被写体像にボケが発生するので、直前の測光動作(S41)の結果と再度の測光動作(S46)の結果が異なる可能性が高いからである。
以上のように、再度の測光動作(S46)を実施するか否かの判断は、被写界深度との関係で行なうことが望ましい。図5は、フォーカスレンズ304の移動量と被写界深度の関係を示す模式図である。図5(a)、(b)のいずれにおいても、上段は直前の測光動作(S41)のときのフォーカスレンズ304の位置を示し、下段は合焦動作(S43)が完了したときのフォーカスレンズ304の位置を示す。横軸は、すべて光軸上の位置を示す。長方形の枠は、被写界深度を模式的に示す。
図5(a)は、フォーカスレンズ304の移動量(m)が被写界深度の深さ(D)よりも小さい場合を示し、図5(b)は、フォーカスレンズ304の移動量(m)が被写界深度の深さ(D)よりも大きい場合を示す。図5(a)では、フォーカスレンズ304の移動量(m)が被写界深度の深さ(D)よりも小さいので、再度の測光動作(S46)を実施しない。一方、図5(b)では、フォーカスレンズ304の移動量(m)が被写界深度の深さ(D)よりも大きいので、再度の測光動作(S46)を実施する。
なお、図5では、フォーカスレンズ304の移動量を被写界深度Dそのものと比較する例を挙げたが、フォーカスレンズ304の移動量を被写界深度Dのx倍(xは正の実数)と比較するようにしてもよい。xは、実験の結果から得られる設計値である。一例として、xを2から3程度に決定しても、適正な露出が得られるカメラ本体2と交換レンズ3の組み合わせを確認した。また、カメラ本体2が交換レンズ3から被写界深度に関する情報を得るようにしてもよい。被写界深度に関する情報は、交換レンズ3内のフラッシュメモリ312に記憶する。
以上のように、本実施の形態では、交換レンズ3を取り付け可能なカメラ本体2について説明したが、レンズ系とカメラ本体2が一体となった撮像装置においても本発明を適用できる。また、再度の測光動作(S46)を実施するか否かの判断は、被写界深度との関係で行なうように説明したが、これに限らない。例えば、合焦動作(S43)が完了したときの画像データのコントラストの最大値(絶対値)を所定の値と比較してもよい。画像データのコントラストの最大値(絶対値)が所定の値以上であれば、再度の測光動作(S46)を実施せず、画像データのコントラストの最大値(絶対値)が所定の値未満であれば、再度の測光動作(S46)を実施する。
本発明によれば、測光の信頼性・タイムラグの減少ともに、さらに改善された撮像装置を提供することができるので、撮像装置一般、交換レンズを装着可能なカメラ本体に適用可能である。
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体
3 交換レンズ
201 CMOSセンサ
202 シャッタ
203 信号処理プロセッサ
204 バッファメモリ
207 電源
209 フラッシュメモリ
211 CPU
212 シャッタスイッチ
303 ズームレンズ
304 フォーカスレンズ
305 ズーム駆動部
306 フォーカス駆動部
307 絞り
308 絞り駆動部
311 レンズコントローラ
312 フラッシュメモリ

Claims (6)

  1. フォーカスレンズを含み被写体光を集光する光学系と、
    前記被写体光に基づく画像データを生成する撮像手段と、
    前記フォーカスレンズを駆動して前記被写体光を前記撮像手段に合焦させる合焦手段と、
    前記被写体光の光量を測光する測光手段と、
    前記フォーカスレンズの位置を記憶する記憶手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記測光手段を動作させたときの前記フォーカスレンズの位置を前記記憶手段に記憶させ、
    前記合焦手段を動作させ、
    前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離と、
    に基づいて前記測光手段を再度動作させるか否かを決定する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値未満である場合は前記測光手段を再度動作させず、
    前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値以上である場合は前記測光手段を再度動作させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記所定の値は、
    前記合焦手段が合焦を完了したときの前記光学系の被写界深度に基づいて決定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. フォーカスレンズを含み被写体光を集光する交換レンズを取り付け可能なカメラ本体であって、
    前記被写体光に基づく画像データを生成する撮像手段と、
    前記フォーカスレンズを駆動させ前記被写体光を前記撮像手段に合焦させるよう制御する合焦手段と、
    前記被写体光の光量を測光する測光手段と、
    前記フォーカスレンズの位置を記憶する記憶手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記測光手段を動作させたときの前記フォーカスレンズの位置を前記記憶手段に記憶させ、
    前記合焦手段を動作させ、
    前記合焦手段が合焦を完了させたときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離と、
    に基づいて前記測光手段を再度動作させるか否かを決定する、
    ことを特徴とするカメラ本体。
  5. 前記制御手段は、
    前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値未満である場合は前記測光手段を再度動作させず、
    前記合焦手段が合焦を完了したときの前記フォーカスレンズの位置と前記記憶手段に記憶された前記フォーカスレンズの位置との距離が所定の値以上である場合は前記測光手段を再度動作させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のカメラ本体。
  6. 前記所定の値は、
    前記合焦手段が合焦を完了したときの前記光学系の被写界深度に基づいて決定される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のカメラ本体。
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