JP5879509B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置の露出制御に関する。特に、表示画面が切り替わるときの、撮像装置の露出制御に関する。
撮像対象とする被写体の撮影を行うとき、撮像対象の被写体の一部を拡大画像として液晶モニタに表示する撮像装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の撮像装置が知られている。このような撮像装置によれば、ユーザは、撮像対象の被写体の一部をより確認しやすくなる。
特開2005−348363号公報
撮像装置は、撮像対象の被写体の画像を液晶モニタに表示する際、ユーザに対して視認しやすい適正な露出となるよう露出制御を行なっている。しかしながら、液晶モニタに表示する画像を、撮像対象の被写体の一部を拡大画像としたり、元の全体画像に戻したりという動作が発生すると、表示画像の輝度値の変化差が大きい場合には、適正な露出となるまでの露出制御に時間を要していた。そのため、ユーザに対して視認しやすい画像を表示できるまでに、相当の時間を要していた。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、ユーザに対して視認しやすい画像を表示できるまでに要する時間を低減することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像センサと、生成された画像データの示す画像を表示する表示部と、撮像センサが第一の領域に基づく画像データと、第一の領域内に含まれ第一の領域よりも小さい第二の領域に基づく画像データのいずれを生成するかを切り替える切替制御部と、表示部が第一の領域に基づく画像データの示す画像を表示しているときに、第二の領域に基づく画像データに基づいて、露出制御に関する情報を予め算出する露出制御算出部と、切替制御部により、第一の領域に基づく画像データから、第二の領域に基づく画像データに切り替えられるとき、予め算出しておいた露出制御に関する情報に従って、撮像センサにより画像データが生成されるときの露出を制御する露出制御部と、を備える。
また、好ましくは、切替制御部により、第一の領域に基づく画像データから、第二の領域に基づく画像データに切り替えられるとき、第一の領域に基づいて算出した露出制御に関する情報を記憶しておく記憶部を、更に備え、露出制御部は、切替制御部により、第二の領域に基づく画像データから、第一の領域に基づく画像データに切り替えられるとき、記憶部に記憶しておいた露出制御に関する情報に従って、撮像センサにより画像データが生成されるときの露出を制御する。
本発明によれば、ユーザに対して視認しやすい画像を表示できるまでに要する時間を低減することができる。
デジタルカメラ100の外観図 デジタルカメラ100の背面図 デジタルカメラ100の電気的構成図 デジタルカメラ100の露出値算出用データ(ブロックメモリ)の説明図 デジタルカメラ100の拡大表示動作時の露出制御フローチャート デジタルカメラ100の拡大表示動作時の適正露出になるまでの時間の説明図
〔実施の形態1〕
<1.構成>
<1−1.構成概要>
実施の形態1にかかるデジタルカメラ100の構成の概要について説明する。
図1は、デジタルカメラ100の外観図である。図1に示すように、デジタルカメラ100は、交換レンズ101と、交換レンズ101を装着可能なカメラボディ102とからなる。カメラボディ102は、レリーズ釦160を備えている。カメラボディ102は、レリーズ釦160のユーザによる操作を受け付けると、装着された交換レンズ101に対して、オートフォーカス動作するよう制御信号を通知したり、交換レンズ101を介して形成される被写体像の撮影動作を実行したりすることができる。
図2は、デジタルカメラ100(カメラボディ102)の背面図である。カメラボディ102は、背面部に液晶モニタ163、タッチパネル162、中央釦204および十字釦205を含むカメラ側操作部170等を備えている。カメラボディ102は、タッチパネル162や、カメラ側操作部170のユーザによる操作を受け付けて、操作内容に従った各種制御を行うことができる。
図3は、デジタルカメラ100(交換レンズ101およびカメラボディ102)の電気的構成図である。交換レンズ101は、レンズコントローラ120、レンズマウント130、フォーカスレンズ110およびズームレンズ112を含む光学系、フォーカスレンズ駆動部111、フォーカスリング114、ズームレンズ駆動部113、ズームリング115、絞り116、絞り駆動部117、DRAM121、フラッシュメモリ122等を備えている。カメラボディ102は、カメラコントローラ153、ボディマウント140、CMOSイメージセンサ150、タイミングジェネレータ151(以下、TG151と呼ぶことにする。)、アナログフロントエンド152(以下、AFE152と呼ぶことにする。)、液晶モニタ163、タッチパネル162、レリーズ釦160、カメラ側操作部170、電源154、DRAM155、フラッシュメモリ156、カードスロット165、メモリカード164等を備えている。
<1−2.交換レンズ各部の構成>
続いて、交換レンズ101各部の構成について説明する。
レンズ系は、フォーカスレンズ110とズームレンズ112とを含んで構成され、被写体からの光を集光する。ズームレンズ112は、ズームレンズ駆動部113又はズームリング115によって駆動され、ズーム倍率を調整するものである。フォーカスレンズ110は、フォーカスレンズ駆動部111又はフォーカスリング114によって駆動され、ピントの調節を行なうようにしたものである。要するに、フォーカスレンズ110やズームレンズ112は可動レンズである。
ズームレンズ駆動部113は、レンズコントローラ120の制御にしたがって、ズームレンズ112を駆動させるようにしたものである。また、フォーカスレンズ駆動部111は、レンズコントローラ120の制御にしたがって、レンズデータの示す駆動制御範囲内でフォーカスレンズ110を駆動させる。
絞り116は、レンズ系を通過してCMOSイメージセンサ150に入射する光の量を調整するものである。例えば、光の調整は、5枚羽根などで構成される開口部を大きくしたり、小さくしたりすることで可能である。
絞り駆動部117は、絞り116の開口部の大きさを変更するものである。レンズコントローラ120は、絞り116の開口部の大きさを変更するよう制御することができる。ここで開口部の大きさは、カメラコントローラ153からレンズコントローラ120に対してAv値により指定可能である。これにより、例えば露出制御のとき、カメラコントローラ153は、決定された絞り値(Av値)に従って、絞り116の開閉を制御することができる。
絞り駆動部117は、レンズコントローラ120からの制御に基づいて、絞り116を駆動するようにしている。この場合、絞り駆動部117は、レンズコントローラ120から絞りを調整するための制御信号(絞り値又は駆動量)を取得する。これによって、絞り駆動部117は、この絞りを調整するための制御信号に応じて、レンズデータの示す駆動制御範囲内で絞りを駆動する。
ズームリング115は、交換レンズ101の外装に設けられ、使用者からの操作に応じて、ズームレンズ112を駆動させるものである。また、フォーカスリング114は、交換レンズ101の外装に設けられ、使用者からの操作に応じて、フォーカスレンズ110を駆動させるものである。
フラッシュメモリ122は、交換レンズ101のレンズ特性を表すレンズデータを記憶する。レンズデータとは、レンズの名称やF値、焦点距離等などをカメラコントローラ153が認識可能な形態になっているデータを表す。
レンズコントローラ120は、交換レンズ101全体を制御するものである。レンズコントローラ120は、マイクロコンピュータで実現してもよく、ハードワイヤードな回路で実現してもよい。なお、レンズコントローラ120は、交換レンズ101がカメラボディ102に装着されると、フラッシュメモリ122に記憶されたレンズデータを読み出して、カメラコントローラ153に送信する。
また、レンズコントローラ120は、カメラコントローラ153から通知された画像切り出しサイズ設定情報に基づいて、レンズデータを生成する。
<1−3.カメラボディ各部の構成>
続いて、カメラボディ102各部の構成について説明する。
カメラコントローラ153は、レリーズ釦160やカメラ側操作部材170からの指示に応じて、CMOSイメージセンサ150等のデジタルカメラ100全体を制御する。カメラコントローラ153は、垂直同期信号をタイミング発生器151(TG)に通知する。これと並行して、カメラコントローラ153は、垂直同期信号に基づいて露光同期信号を生成する。カメラコントローラ153は、生成した露光同期信号を、ボディマウント140及びレンズマウント130を介して、レンズコントローラ120に周期的に繰り返し通知する。カメラコントローラ153は、DRAM155や、フラッシュメモリ156に接続されており、必要に応じて情報を書き込んだり、読み出したりすることができる。カメラコントローラ153は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。
DRAM155は、カメラコントローラ153による各種制御の際のワークメモリとして使用される。また、フラッシュメモリ156は、カメラコントローラ120による各種制御の際に使用するプログラムやパラメータ等を格納している。例えば、フラッシュメモリ156は、露出制御の際に使用するプログラム線図を格納している。プログラム線図は、撮影モードに対応して複数格納していてもよい。
CMOSイメージセンサ150は、交換レンズ101を介して入射される被写体像を撮像して画像情報を生成する。生成された画像情報は、AFE152でアナログ形式のデータからデジタル形式のデータに変換される。AFE152でデジタル化された画像情報は、カメラコントローラ153で各種の画像処理が施される。ここで言う各種の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理等であるが、これらに限定されるものではない。また本発明においては、CMOSイメージセンサ150に代えて、例えばNMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなど、他の撮像素子を用いても良い。
CMOSイメージセンサ150は、TG151で制御されるタイミングで動作する。TG151で制御されるCMOSイメージセンサ150の動作は、静止画像の撮像動作、スルー画像の撮像動作、データ転送動作、電子シャッタ動作等がある。スルー画像は主に動画像であり、静止画像の撮像のための構図を決めるために液晶モニタ153に表示されるものである。
液晶モニタ163は、カメラボディ102の背面に配置されるものであり、カメラコントローラ153で処理された表示用の画像情報が示す画像を表示する。液晶モニタ163は、動画像も静止画も選択的に表示可能である。また、画像の他、デジタルカメラ100全体の設定条件等を表示可能である。本実施例では、表示手段の一例として液晶モニタ163を示すが、本発明はこれに限らない。例えば、有機ELディスプレイ等の表示手段を用いてもよい。
タッチパネル162は、液晶モニタ163の表面に設けられており、使用者がタッチしたタッチパネル上の電極位置に関する情報を生成する。タッチパネル162は、電極位置に関する情報に基づいて、使用者がタッチしたタッチパネル上の位置座標を算出してカメラコントローラ153に通知する。
ボディマウント140は、交換レンズ101に有するレンズマウント130と相俟って、交換レンズ101おおびカメラボディ102とが機械的及び電気的に接続するための接続部材である。交換レンズ101とカメラボディ102とが機械的および電気的に接続されると、レンズコントローラ120と、カメラコントローラ153とは通信可能な状態となる。ボディマウント140は、カメラコントローラ153から受信した露光同期信号やその他制御信号を、レンズマウント130を介してレンズコントローラ120に通知する。また、ボディマウント140は、レンズマウント130を介してレンズコントローラ120から受信した信号をカメラコントローラ153に通知する。
電源154は、デジタルカメラ100で消費するための電力を供給する。電源154は、例えば乾電池であってもよいし、充電池であってもよい。また電源コードにより外部から供給される電力をデジタルカメラ100に供給されるものであってもよい。電源がONされると、カメラコントローラ153は、カメラボディ102全体に電力供給する。また、カメラコントローラ153は、ボディマウント140およびレンズマウント130を介して、交換レンズ101に電力を供給する。そして、レンズコントローラ120は、交換レンズ101全体に電力を供給する。
カードスロット165は、メモリカード164を着脱可能な接続手段である。カードスロット165は、メモリカード164を電気的及び機械的に接続可能である。また、カードスロット165は、メモリカード164を制御する機能を備えてもよい。
メモリカード164は、内部にフラッシュメモリ等の記憶手段を備えた外部メモリである。メモリカード164は、カメラコントローラ153で処理された画像情報等のデータを記憶可能である。また、メモリカード164は、内部に記憶する画像情報等のデータを出力可能である。メモリカード164から出力された画像情報はカメラコントローラ153で処理され、例えば液晶モニタ163に再生表示される。
レリーズ釦160は、使用者の操作を受け付ける。レリーズ釦160は、半押しと全押しの二段階操作になっている。使用者がレリーズ釦160を半押し操作することにより、カメラコントローラ153はオートフォーカス動作を実行する。また、使用者がレリーズ釦160を全押し操作すると、カメラコントローラ153はこの全押し操作のタイミングに応じて生成された画像情報をメモリカード164に記憶する。
カメラ側操作部170は、上述した中央釦204や十字釦205を含む操作部材の総称である。また、カメラ側操作部170は、MF/AFを切り替えるスイッチを含む。カメラ側操作部170がユーザによる操作を受け付けると、カメラコントローラ153は、操作指示内容に応じた各種制御を実行する。
<2.動作>
<2−1.撮像準備動作>
まず、撮像準備のためのデジタルカメラ100の動作を説明する。
カメラボディ102に交換レンズ101を装着した状態で、使用者が、カメラボディ102の電源を入れると、電源154は、ボディマウント140及びレンズマウント130を介して、交換レンズ101に電力を供給する。次に、カメラコントローラ153は、レンズコントローラ120に対して、交換レンズ101の認証情報を要求したり、レンズデータなど交換レンズ101を制御するのに必要な情報を要求したりする。カメラコントローラ153は、交換レンズ101を制御するのに必要な情報を取得すると、カメラボディ102を撮影可能な状態へと制御する。
また、この状態では、デジタルカメラ100は、CMOSイメージセンサ150で生成した画像データが示す画像をスルー画像として液晶モニタ163に表示する制御モードで動作し得る。この制御モードをライブビューモードという。ライブビューモードでは、スルー画像が動画で液晶モニタ163に表示されるので、使用者は、液晶モニタ163を見ながら静止画像を撮像するための構図を決めることができる。
<2−2.画像拡大表示動作>
実施の形態1にかかるデジタルカメラ100は、複数のオートフォーカスモードを有している。例えば、デジタルカメラ100は、オートフォーカスモードとして、顔認識オートフォーカスモード、追尾オートフォーカスモード、多点オートフォーカスモード、ピンポイントオートフォーカスモードなどを有している。
ここで、ピンポイントオートフォーカスは、ユーザが、レリーズ釦160を半押し操作して、カメラボディ102にオートフォーカス動作を実行させる際、撮像対象の被写体のピント状態をより容易に確認するために、液晶モニタ163が、撮像対象の被写体の拡大画像を表示させるオートフォーカスモードである。ピンポイントオートフォーカスモードにおいて、カメラコントローラ153は、液晶モニタ163に拡大画像を表示するとともに、拡大される領域に対応する撮像対象の被写体に対して合焦するようオートフォーカス制御を行なう。
また、ピンポイントオートフォーカスモードにおいて、液晶モニタ163に撮像対象の被写体の全体画像および、拡大画像を表示する際、カメラコントローラ153は、液晶モニタ163に表示される画像が適正露出となるよう露出制御を行なう。以下、ピンポイントオートフォーカスモードにおける露出制御動作の詳細について説明する。
オートフォーカスモードをピンポイントフォーカスモードに設定している場合、レリーズ釦160の半押し操作により、撮像対象の被写体を含む画像領域を拡大表示しオートフォーカス動作を行うことができる。図5に示すフローチャートを用いて、デジタルカメラ100の画像拡大表示時の露出制御について説明する。
デジタルカメラ100が撮影モードとなってスルー画像を液晶モニタ163に表示しているとき、カメラコントローラ153は、CMOSイメージセンサ150によって生成される画像データを用いて画像全体の露出値を算出する(S200)。スルー画像を表示するために、カメラコントローラ153は、例えば1/60秒の間隔で新しいフレームの画像について、露出値を順次算出する。ここで、露出値の算出のために、カメラコントローラ153は、図4が示すブロックメモリ(以下BMデータ)と呼ばれるサンプリングデータを使用する。図4に示すように、BMデータは画像全体を例えば、縦12×横12の144個のブロックに分割したサンプリングデータである。BMデータには各ブロックのR,G、Bの平均値が格納されており、各ブロックの輝度値を算出することができる。輝度値Yの算出には例えば下記の計算式を使用する。
Y=0.299×R + 0.587×G + 0.114×B
カメラコントローラ153は、画面全体を構成する各ブロックの輝度値Yを用いて、全画面の輝度値Yallを生成し、Yallと目標輝度値Ytargetの差分が0になるように画面全体の露出値EVallを決定する。カメラコントローラ153は、現在の絞り116の絞り値と、TG151がCMOSイメージセンサ150に対して設定している露光時間(スルー画像における毎フレームの露光時間)、AFE152が設定しているISO感度から、現在の露出値EVnowを求める。カメラコントローラ153は、EVnowと、現在の輝度値Yallnowと、Ytargetとに基づいて、EVallを次式により決定する。
EVall = EVnow − log2(Ytarget /Yallnow) ・・・(式1)
EVallが決定されると、カメラコントローラ153は、これをDRAM155に保存する(S200)。
カメラコントローラ153は、次にオートフォーカス時に拡大される拡大予定画面の露出値EVzoompreを算出する(S201)。ピンポイントオートフォーカスモードにおいて、全体画面において撮像対象の被写体を配置したい領域を、拡大予定画面としてユーザはカメラ側操作部170の上下左右操作により設定している。カメラコントローラ153は、液晶モニタ163に、全体画面を表示している裏で、拡大予定画面の露出値EVzoompreを算出する。露出値の算出には図4に示す拡大予定画面のBMデータを使用する。このとき、図4に示すように、BMデータのサンプリングエリアと拡大予定画面が必ずしも一致しないため、カメラコントローラ153は、拡大予定画面との重なり度合いが例えば50%以上のブロックのみを輝度値生成対象にして、拡大予定画面の輝度値Yzoompreを算出する。カメラコントローラ153は、Yzoompreと目標輝度値Ytargetの差分が0になるように拡大予定画面の露出値EVzoompreを決定する。カメラコントローラ153は、現在の絞り116の絞り値と、TG151がCMOSイメージセンサ150に対して設定している露光時間(スルー画像における毎フレームの露光時間)、AFE152が設定しているISO感度から、現在の露出値EVnowを求める。カメラコントローラ153は、EVnowと、現在の拡大予定画面の輝度値Yzoomprenowと、Ytargetとに基づいて、EVzoompreを次式により決定する。
EVzoompre = EVnow − log2(Ytarget /Yzoomprenow) ・・・(式2)
ここで、EVnowは、(式1)におけるEVnowと同一である。また、Ytargetは、(式1)におけるYtargetと同一であってもよいし、異なる目標値としてもよい。例えば、コントラストAFに有利に働くような状況があったときに、異なる目標値となるよう設定してもよい。
EVzoompreが決定されると、カメラコントローラ153は、これをDRAM155に保存する(S201)。ここで、ステップS200と、ステップS201の動作の順序はこれに限定されず、逆の順序でもよいし、並行して行なうようにしてもよい。
続いて、カメラコントローラ153は、ステップS200にて算出したEVallと、フラッシュメモリ156に格納されたプログラム線図とに従って、Av値、Tv値、Sv値を決定する。そして、カメラコントローラ153は、ここで決定したAv値、Tv値、Sv値に従って、絞り116、TG151、CMOSイメージセンサ150、AFE152を制御する(S202)。
カメラコントローラ153は、ユーザからのレリーズ釦160の半押し操作を監視している(S203)。ユーザからのレリーズ釦160の半押しを検知すると(S203におけるYes)、カメラコントローラ153は、CMOSイメージセンサ150から拡大画面の画像を撮像させるようにTG151を制御する。これにより、CMOSイメージセンサ150は、全体画面の画像の撮像から、拡大画面の画像の撮像へと切り替わる。
その際、ステップS201で算出した拡大予定画面の露出値EVzoompreと、フラッシュメモリ156に格納されたプログラム線図とに従って、カメラコントローラ153は、Av値、Tv値、Sv値を決定する。そして、これにより、カメラコントローラ153は、絞り116、TG151、CMOSイメージセンサ150、AFE152を制御する(S204)。なお、ステップS202にて用いたプログラム線図と、ステップS201にて用いたプログラム線図とは、同一でもよいし、異なるものを用いてもよい。例えば、コントラストAFに有利に働くような状況があったときに、異なるプログラム線図となるよう設定してもよい。
CMOSイメージセンサ150の駆動切替時の切替遅延などから拡大画面の画像が撮像されるまで遅延があるため、カメラコントローラ153は、拡大画面の画像が撮像されたかどうかを判定する(S205)。カメラコントローラ153は、切替が正常に完了するまではステップS204の制御を繰り返す。そして、カメラコントローラ153は、切替が完了したことを判定すると(S205におけるYes)、拡大後の画像から露出値EVzoomを算出する(S206)。ステップS201にて算出したEVzoompreは、全体画面に対応する144個のBMデータのうち、拡大画面に対応する個数のBMデータを用いて算出したものである。一方、EVzoomは、拡大画面に対応する144個のBMデータを用いて算出したものである。すなわち、EVzoomは、EVzoompreと比べて、算出に用いるBMデータの数が多いため、より精度の高い露出値を算出することができる。カメラコントローラ153は、ステップS206で算出したEVzoomと、フラッシュメモリ156に格納されたプログラム線図とに基づいて、Av値、Tv値、Sv値を決定する。そして、これにより、カメラコントローラ153は、絞り116、TG151、CMOSイメージセンサ150、AFE152を制御する(S207)。
カメラコントローラ153は、レリーズ釦160の半押しが解除されるか、オートフォーカス動作が完了するまで、ステップS206とステップS207の動作を繰り返す。そして、レリーズ釦160の半押しが解除されるか、オートフォーカス動作が完了したら(S208におけるYes)、カメラコントローラ153は、拡大画面を解除して、元の全体画面へと切り替わるようTG115に対して指示する。ここで、カメラコントローラ153は、レリーズ釦160半押し直前の画面全体の露出値EVall(レリーズ釦160の半押し直前におけるステップS201で算出したEVall)と、フラッシュメモリ156に格納されたプログラム線図とからAv値、Tv値、Sv値を決定する。そして、カメラコントローラ153は、絞り116、TG151、CMOSイメージセンサ150、AFE152を制御する(S209)。
ここで、図6を用いて、本実施の形態の露出制御を実行するデジタルカメラ100の露出の収束時間と、本実施の形態の露出制御を実行しないデジタルカメラ100の露出の収束時間を比較し、本実施の形態の露出制御の技術的意義を説明する。図6は、デジタルカメラ100の拡大表示動作時の適正露出になるまでの時間の説明図である。図6(A)は、本実施の形態の露出制御を実行しないデジタルカメラ100の露出の収束時間を説明する図であり、図6(B)は、本実施の形態の露出制御を実行するデジタルカメラ100の露出の収束時間を説明する図である。
図6(A)に示すように、本実施の形態の露出制御を実行しないデジタルカメラ100では、
全体画面の示す輝度値と、拡大予定画面の示す輝度値との差が大きい場合に、CMOSイメージセンサ150が出力する画面が全体画面から拡大画面(拡大予定画面が実際に出力された画面)へと切り替わったときに、露出値が大幅に変化する。今まで適正露出を維持していたのに対して、露出値が大幅に変化したということは、適正露出値に対して大幅に差が生じたことに対応する(図6(A)に示すΔEV1に対応する)。カメラコントローラ153は、このΔEV1の差分を埋めるべく、絞り116、TG151、CMOSイメージセンサ150、AFE152を制御する。
一方、本実施の形態の露出制御を実行するデジタルカメラ100では、CMOSイメージセンサ150が出力する画面が全体画面から拡大画面(拡大予定画面が実際に出力された画面)へと切り替わったときに、すでに、拡大予定画面に対応する露出値EVzoompreを把握している。そのため、カメラコントローラ153は、即座にそのEVzoompreに対応することができる。すなわち、カメラコントローラ153は、即座に絞り116、TG151、CMOSイメージセンサ150、AFE152を制御することができる。この後の露出制御については、カメラコントローラ153は、拡大画面の示す輝度値に基づいてEVzoomを算出し、この算出結果に基づいて絞り116、TG151、CMOSイメージセンサ150、AFE152を制御する。
すなわち、本実施の形態の露出制御を実行しないデジタルカメラ100では、CMOSイメージセンサ150が出力する画面が全体画面から拡大画面(拡大予定画面が実際に出力された画面)へと切り替わったときに、露出制御の初期値とするのが、全体画面の示す露出値EVallであるのに対して、本実施の形態の露出制御を実行するデジタルカメラ100では、拡大予定画面の示す露出値EVzoompreとなる。従って、図6(A)および(B)に示すように、現在の拡大画面の示す露出値EVzoomとの差分が、図6(A)に比べて、図6(B)の方が小さくなっている。これにより、本実施の形態の露出制御では、CMOSイメージセンサ150が出力する画面が全体画面から拡大画面(拡大予定画面が実際に出力された画面)へと切り替わったときに、より短時間で適正露出へと近づけることが可能となる。従って、ユーザに対して視認しやすい画像を表示できるまでに要する時間を低減すること可能となる。
また逆に、CMOSイメージセンサ150が出力する画面が拡大画面から全体画面へと切り替わったときにも同様である。このときは、DRAM155に記憶しておいたEVallを、切り替わり時の露出制御の初期値とすることで、より短時間で適正露出へと近づけることが可能となる。
以上のように、実施の形態1にかかるデジタルカメラ100は、全体画面と拡大画面との切替の際、全体画面と拡大画面の明るさに差がある場合でも、適正露出になるまでの露出安定待ち時間がほぼ発生しない。これにより、オートフォーカスの時間短縮およびフォーカス精度の向上が可能である。
上記では、CMOSイメージセンサ150が出力する画面が、全体画面と拡大画面とで切り替わる例として、ピンポイントオートフォーカス動作を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、マニュアルフォーカスをアシストするために全体画面と拡大画面とで切り替える場合にも適用できる。すなわち、CMOSイメージセンサ150が出力する画面が、全体画面と拡大画面とで切り替わる際の露出制御であれば、他の形態であっても適用可能である。
本発明は、デジタルカメラへの適用に限定されない。すなわち、ムービーカメラ、カメラ付き携帯電話など、露出制御を行なう他の撮像装置にも適用可能である。
100 デジタルカメラ
101 交換レンズ
102 カメラボディ
110 フォーカスレンズ
111 フォーカスレンズ駆動部
112 ズームレンズ
113 ズームレンズ駆動部
114 フォーカスリング
115 ズームリング
116 絞り
117 絞り駆動部
120 レンズコントローラ
121 DRAM(レンズ側)
122 フラッシュメモリ(レンズ側)
130 レンズマウント
140 ボディマウント
150 CMOSイメージセンサ
151 TG
152 AFE
153 カメラコントローラ
154 電源
155 DRAM(ボディ側)
156 フラッシュメモリ(ボディ側)
160 レリーズ釦
162 タッチパネル
163 液晶モニタ
164 メモリカード
165 カードスロット
170 カメラ側操作部
204 中央釦
205 十字釦

Claims (2)

  1. 被写体像を撮像して画像データを生成する撮像センサと、
    前記生成された画像データの示す画像を表示する表示部と、
    前記撮像センサが第一の領域に基づく画像データと、前記第一の領域内に含まれ前記第一の領域よりも小さい予め定められた第二の領域に基づく画像データのいずれを生成するかを切り替える切替制御部と、
    前記表示部が前記第一の領域に基づく画像データの示す画像を表示しているときに、前記第二の領域に基づく画像データに基づいて、露出制御に関する情報を予め算出する露出制御算出部と、
    前記切替制御部により、前記第一の領域に基づく画像データから、前記第二の領域に基づく画像データに切り替えられるとき、前記予め算出しておいた露出制御に関する情報に従って、前記撮像センサにより画像データが生成されるときの露出を制御する露出制御部と、を備えた撮像装置。
  2. 前記切替制御部により、前記第一の領域に基づく画像データから、前記第二の領域に基づく画像データに切り替えられるとき、前記第一の領域に基づいて算出した露出制御に関する情報を記憶しておく記憶部を、更に備え、
    前記露出制御部は、前記切替制御部により、前記第二の領域に基づく画像データから、前記第一の領域に基づく画像データに切り替えられるとき、前記記憶部に記憶しておいた露出制御に関する情報に従って、前記撮像センサにより画像データが生成されるときの露出を制御する、請求項1に記載の撮像装置。
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